JP2004232089A - 鉄基焼結合金製部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接合状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、前記Fe基合金圧粉体の少なくとも一方がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
【選択図】 なし
Description
例えば、鉄基焼結合金製部品の製造に使用されるCu:0.1〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体とCu:10〜30%を有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体を作製し、これら2個の圧粉体を接触状態に保ちながら燒結し、その焼結部における接合部強度を測定したところ、手で簡単に引き離すことができる程度の接合部強度しか得られなかった。また鉄基焼結合金製部品の製造に使用されるCu:0.1〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体とCu:10〜30%、Ni:0.1〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金粉末圧粉体を作製し、これら2個の圧粉体を接触状態に保ちながら燒結し、その焼結部における接合部強度を測定したところ、その接合部強度は1000Nであり、いずれも満足のできる接合部強度を得ることができなかった。
(a)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、
前記Fe基合金圧粉体の少なくとも一方がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、必要に応じてC:0.1〜2%を含有し、さらに必要に応じてNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であると、他方のFe基合金圧粉体がいかなる成分組成を有するFe基合金圧粉体であっても、接合部の強度が3500N以上を有する鉄基焼結合金製部品が得られ、この鉄基焼結合金製部品の製造方法を特に型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品の製造に適用すると、ろう材を使用しないので寸法精度に優れた型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品を製造することができる、
(b)前記一方のFe基合金圧粉体をCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、必要に応じてC:0.1〜2%を含有し、さらに必要に応じてNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体とし、他方のFe基合金圧粉体を前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ない量のCuを含有しかつSnを含むことのないFeを主成分とする他方のFe基合金圧粉体とを接触状態に保ちながら燒結すると、接合部の強度が一層向上した3500N以上を有する鉄基焼結合金製部品が得られ、この鉄基焼結合金製部品の製造方法を特に型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品の製造に適用すると、ろう材を使用しないので寸法精度に優れた型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品を製造することができる、
(c)前記他方のFe基合金圧粉体は、前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ない量のCuを含有しかつSnを含むことのないFe基合金圧粉体は前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることが一層好ましい、
(d)前記他方のFe基合金圧粉体は、前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%、C:0.1〜2%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることが一層好ましい、
(e)前記他方のFe基合金圧粉体は、前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることが一層好ましい、
(f)前記他方のFe基合金圧粉体は、前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、C:0.1〜2%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることが一層好ましい、などの研究結果が得られたのである。
(1)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、少なくとも一方のFe基合金圧粉体はCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(2)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、少なくとも一方のFe基合金圧粉体がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%、C:0.1〜2%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(3)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、少なくとも一方のFe基合金圧粉体がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(4)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、少なくとも一方のFe基合金圧粉体がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%、C:0.1〜2%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(5)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は純鉄圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(6)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体はステンレス鋼圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(7)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体と同一の成分組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
(7)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体は他方のFe基合金圧粉体と同一の成分組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
(8)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は前記一方のFe基合金圧粉体と異なる量のCuおよびSnを含むFe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(9)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(10)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、前記他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%、C:0.1〜2%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(11)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、前記他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、
(12)Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が前記(1)、(2)、(3)または(4)記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、前記他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%、C:0.1〜2%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体である鉄基焼結合金製部品の製造方法、に特徴を有するものである。
A.Sn含有Fe基合金圧粉体
Cu:
Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるCuは、焼結中にFe基合金圧粉体側に移動し、Sn含有Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体とを結合させる作用を有するが、その含有量が8%未満では、移動が十分でないため結合が不十分となるので好ましくなく、一方、45%を越えて含有すると、焼結体にゆがみが発生するので好ましくない。したがって、Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるCuは8〜45%(一層好ましくは、13〜35%)に定めた。
Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるSnは、Cu相とFe相の結合力を高めることにより圧粉体間の結合力を強化する作用を有するが、その含有量が0.5%未満では、結合力強化作用が不十分であるので好ましくなく、一方、10%を越えて含有すると焼結体の靭性が低下するので好ましくない。したがって、Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるSnは0.5〜10%(一層好ましくは、1〜5%)に定めた。
Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるCは、焼結体自体の強度を高める作用を有するので必要に応じて添加するが、その含有量が0.1%未満では所望の効果が得られないので好ましくなく、一方、2%を越えて含有すると焼結体の寸法がばらつくので好ましくない。したがって、Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるCは0.1〜2%(一層好ましくは、0.2〜1.2%)に定めた。
Ni,Mo,Cr,SiおよびMn:
これら成分はいずれも鉄基焼結合金製部品の強度を高めるために必要に応じて添加するが、Ni,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの種または2種以上を合計で0.1%未満添加しても格別の効果を奏することはなく、一方、これら成分を10%を越えて含有させると焼結体の靭性が低下するので好ましくない。したがって、Ni,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの種または2種以上は合計で0.1〜10%に定めた。
前記Sn含有Fe基合金圧粉体と接触状態に置かれるFe基合金圧粉体はいかなる成分組成を有するFe基合金圧粉体であってもよいが、特に、Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、さらに必要に応じてC:0.1〜2%を含有し、さらに必要に応じてNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることが好ましく、以下に、その限定理由を説明する。
Fe基合金圧粉体に含まれるCuは、焼結体の強度と靭性を高める作用を有するが、その含有量が0.1%未満では、格別の効果を発揮しないので好ましくなく、一方、10%を越えて含有するとSn含有Fe基合金圧粉体からのCuの移動を阻害するので好ましくない。したがって、Fe基合金圧粉体に含まれるCuは0.1〜10%(一層好ましくは、0.2〜4%)に定めた。
Fe基合金圧粉体に含まれるCは、焼結体自体の強度を高める作用を有するので必要に応じて添加するが、その含有量が0.1%未満では所望の効果が得られないので好ましくなく、一方、2%を越えて含有すると焼結体の寸法がばらつくので好ましくない。したがって、Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるCは0.1〜2%(一層好ましくは、0.2〜1.2%)に定めた。
これら成分はいずれも鉄基焼結合金製部品の強度を高めるために必要に応じて添加するが、Ni,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの種または2種以上を合計で0.1%未満添加しても格別の効果を奏することはなく、一方、これら成分を10%を越えて含有させると焼結体の靭性が低下するので好ましくない。したがって、Ni,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの種または2種以上は合計で0.1〜10%に定めた。
なお、Fe基合金圧粉体に含まれるNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの種または2種以上は、Sn含有Fe基合金圧粉体に含まれるNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの種または2種以上と同一成分でかつ同一組成であることが一層好ましい。
さらに、表5の小径リング状Fe基合金圧粉体oと同一の成分組成を有し、内径:30mm、外径:43mm、高さ:10mmの寸法を有する大径リング状Fe基合金圧粉体を作製し、この大径リング状Fe基合金圧粉体の上に市販のCu−40%Ni−20%Mn−2%Si−1%Bからなるろう材にFe粉末:5%添加混合したろう材を挟んで小径リング状Fe基合金圧粉体oを重ね合わせ、温度:1130℃、20分保持の条件で水素:5%を含む窒素ガス雰囲気焼結することにより図1の断面図に示される小径部1および大径部2からなるろう材接合リング状焼結試験片(ロ)を作製し、従来法2を実施した。
Claims (16)
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、
少なくとも一方のFe基合金圧粉体は、質量%で(以下、%は質量%を示す)Cu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。 - Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、
少なくとも一方のFe基合金圧粉体がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%、C:0.1〜2%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。 - Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、
少なくとも一方のFe基合金圧粉体がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。 - Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、
少なくとも一方のFe基合金圧粉体がCu:8〜45%、Sn:0.5〜10%、C:0.1〜2%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。 - Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は純鉄圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体はステンレス鋼圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は前記一方のSn含有Fe基合金圧粉体と同一の成分組成を有するSn含有Fe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は前記一方のFe基合金圧粉体と異なる量のCuおよびSnを含むFe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、前記他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%、C:0.1〜2%を含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、前記他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- Fe基合金圧粉体とFe基合金圧粉体を接触状態に保ちながら燒結することにより一体化して鉄基焼結合金製部品を製造する方法において、一方のFe基合金圧粉体が請求項1、2、3または4記載のSn含有Fe基合金圧粉体であり、前記他方のFe基合金圧粉体は、前記Sn含有Fe基合金圧粉体よりもCuの含有量が相対的に少ないCu:0.1〜10%、C:0.1〜2%を含有し、さらにNi,Mo,Cr,SiおよびMnのうちの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残りがFeおよび不可避不純物からなる組成を有するFe基合金圧粉体であることを特徴とする鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- 前記鉄基焼結合金製部品は、型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- 前記型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品は、両端にフランジを有するプーリであることを特徴とする請求項13記載の鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- 前記型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品は、ウォーターポンププーリまたはタイミングプーリであることを特徴とする請求項13記載の鉄基焼結合金製部品の製造方法。
- 前記型抜きのできない形状構造を有する鉄基焼結合金製部品は、プラネタリキャリアであることを特徴とする請求項13記載の鉄基焼結合金製部品の製造方法。
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