JP2004231833A - 熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システム - Google Patents

熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システム Download PDF

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Abstract

【課題】開放系循環配管において界面活性剤の水溶液を熱搬送媒体として用いても発泡が少ない熱搬送媒体を提供すること。
【解決手段】受熱側システム、放熱側システム、これらを接続する循環ラインを通して循環される熱搬送媒体であって、不凍剤、消泡剤及び界面活性剤が、水性液体に添加されている。界面活性剤が添加された熱搬送媒体を使用する場合、界面活性剤水溶液に気液界面で激しい刺激が加えられると泡が発生するが、消泡剤を加えることにより、水溶液中の界面活性剤の発泡が抑制され、摩擦低減効果が減少してしまうことが防止できる。特に、開放系循環配管にこの熱搬送媒体を用いることによって、充分な効果を得ることができる。消泡剤としては、シリコーンコンパウンド系化合物を好都合に用いることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、界面活性剤水溶液を熱搬送媒体として用いて流動摩擦を低減させる熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、地域冷暖房システムにおいては、受熱(熱供給)側プラントからの熱が放熱(熱利用)側プラント、例えばビルなどの空調システムに供給され、このようなシステムにおける熱の搬送に、冷温熱媒体である水が用いられている。この冷温熱媒体を循環させるための配管は、その長さが数km以上になり、冷温熱媒体としての水の搬送動力はかなり大きく、地域冷暖房システムのランニングコストの約60〜70%であるとも言われている。
【0003】
このようなことから、水の搬送動力を低減させる有効な方法として、粘弾性を示す界面活性剤水溶液を熱搬送媒体として用い、熱搬送媒体の流動摩擦抵抗を著しく低減させる方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。受熱側プラント及び放熱側プラントを接続する配管を通して流動される水に、特定の第四級アンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物からなる界面活性剤を数10〜数1000ppm溶解させると、界面活性剤が水中で、疎水基部を中心に親水基部を外周部に配置してミセルを形成し、そのミセルが棒状の形態をなして高次に絡まって粘弾性を示すことに起因するといわれている。
【0004】
【特許文献1】
特公平3−76360号公報
【特許文献2】
特公平4−6231号公報
【特許文献3】
特公平5−47534号公報
【特許文献4】
特開平8−311431号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような界面活性剤を用いて摩擦低減効果を得られるのは、受熱側プラントと放熱側プラントとが密閉系循環配管(循環ライン)での使用に限定され、開放系循環配管ではこのような効果は得られない。何故なら、クーリングタワーに代表される開放系循環配管においてこのような界面活性剤を含む熱搬送媒体を用いると、界面活性剤の有する界面活性効果の影響で、クーリングタワーで激しく発泡し、発泡した泡が風により飛散し、熱搬送媒体(即ち循環液)が減少するという問題がある。このようにして熱搬送媒体が減少すると、システムにおける熱搬送媒体の循環が滞ってしまい、システムダウンという致命的な問題が発生する。また、クーリングタワーにおいて発泡すると、発生した泡が風により飛散し、周辺地域を汚染するという問題が発生する。
【0006】
本発明の目的は、開放系循環配管において界面活性剤の水溶液を熱搬送媒体として用いても発泡が少ない熱搬送媒体を提供することである。
本発明の他の目的は、運転時における熱搬送媒体の減少を抑え、長期にわたって安定して運転することができる熱搬送システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、摩擦低減効果を有する界面活性剤水溶液を熱搬送媒体に使用する場合に、この水溶液中に消泡剤を添加すると、水溶液中の界面活性剤が開放系循環配管においてもほとんど発泡せず、摩擦低減効果を持続させることができ、前記目的が達成できることを見出した。
【0008】
本発明の請求項1の熱搬送媒体は、受熱側システム、放熱側システム、これらを接続する往きライン及び戻りラインを通して循環される熱搬送媒体であって、不凍剤、消泡剤及び界面活性剤が、水性液体に添加されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に従えば、低温度条件下においても凍結なく使用可能な不凍剤を含んだ水性液体に摩擦低減効果を有する界面活性剤が添加された熱搬送媒体を使用する場合、界面活性剤水溶液に気液界面で激しい刺激が加えられると泡が発生するが、この熱搬送媒体に消泡剤を加えることにより発泡を抑えることができる。これは消泡剤が泡膜に付着し、そして泡膜に進入し、その後泡膜を拡張することで、泡膜を破泡させるためである(所謂、Ross説として知られている)。これにより、水溶液中(液相中)の界面活性剤の発泡が抑制され、摩擦低減効果が減少してしまうことが防止できる。界面活性剤水溶液の発泡現象は開放系循環配管において発生するので、特に、開放系循環配管にこの熱搬送媒体を用いることによって、充分な効果を得ることができる。
【0010】
本発明の請求項2の熱搬送媒体では、前記不凍剤がグリコール及びアルコールから選ばれた少なくとも1種類以上の化合物であり、前記消泡剤がシリコーンコンパウンド系化合物であることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、不凍液としてグリコール及びアルコールから選ばれた少なくとも1種類以上の化合物を用い、また消泡剤としてシリコーンコンパウンド系化合物を用いるので、熱搬送媒体の摩擦低減効果を維持しながら発泡を抑えることができる。
【0012】
本発明の請求項3の熱搬送媒体では、前記消泡剤の濃度が8〜300ppmであることを特徴とする。
本発明に従えば、消泡剤の濃度が8〜300ppmであるので、熱搬送媒体の泡の発生を充分に抑えることができる。
【0013】
本発明の請求項4の熱搬送システムは、請求項1〜3のいずれかに記載された熱搬送媒体を用いることを特徴とする。
本発明に従えば、上述した熱搬送媒体を用いるので、開放系循環配管に用いた場合おいても、熱搬送媒体に泡の発生がほとんどなく、所望の摩擦低減効果が長期にわたって維持される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システムについて説明する。図1は、本発明に従う熱搬送媒体を用いる熱搬送システムの一例を示す概略図である。
【0015】
図1において、図示の熱搬送システムは、熱搬送媒体に熱(冷熱及び/又は温熱)を与える受熱側システム2と、熱搬送媒体の熱を放熱する放熱側システム4とを備えている。受熱側システム2は、例えば、冷温水機、発電用エンジンの冷却用熱交換器、ゴミ焼却炉の排熱回収機などであり、また放熱側システム4は、例えば、クーリングタワーなどである。
【0016】
受熱側システム2と放熱側システム4とは往きライン6及び戻りライン8を介して接続され、往きライン6及び戻りライン8は、受熱側システム2及び放熱側システム4を通して後述する熱搬送媒体を循環する循環配管を構する。
【0017】
この熱搬送システムでは、往きライン6に循環ポンプ10が配設され、戻りライン8に流量計12が配設されている。循環ポンプ10は熱搬送媒体を循環配管を通して循環し、受熱側システム2にて熱を受けた熱搬送媒体は往きライン6を通して放熱側システム4に送給され、この放熱側システム4にて放熱され、放熱後の熱搬送媒体が戻りライン8を通して受熱側システム2に戻り、このようにして熱搬送媒体が循環される。流量計12は、例えば電磁流量計から構成され、戻りライン8を流れる熱搬送媒体の流量を計測する。
【0018】
熱搬送媒体は、このような熱搬送システムに適用され、その循環配管内に充填して使用される。この熱搬送システムにおいては、放熱側システム4、例えばクーリングタワーが開放系機器であり、このような開放系循環ライン(循環配管)を備えたシステムに好都合に適用することができる。
【0019】
この熱搬送媒体では、熱(冷温熱)媒体である水に界面活性剤及び不凍液が添加されているとともに、開放系循環ラインで特に問題となる発泡現象を抑えるための消泡剤が加えられている。
【0020】
熱搬送媒体に含まれる界面活性剤の種類については、特に制限されるものではなく、例えば、セチルトリメチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、ステアリルトリメチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、ドデシルトリメチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、ヘキシルトリメチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、ヘプチルトリメチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、オレイルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、オレイルヒドロキシエチルジメチルアンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、オレイルトリ(ヒドロキシエチル)アンモニウム塩とサリチル酸塩の混合物、オレイルヒドロキシエチルジメチルアミンオキシド、オレイルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムオキシド、オレイルトリ(ヒドロキシエチル)アンモニウムオキシド、セシルトリメチルアンモニウムオキシドなどがある。この界面活性剤の濃度は、少ないと摩擦低減効果が発現せず、また多すぎても摩擦低減効果はある一定の値以上には増加しないので、経済的に無駄である。このようなことから、その濃度は、300〜4000ppmであるのが好ましく、特に500〜2500ppmであるのがより好ましい。
【0021】
熱搬送媒体に加えられる消泡剤の種類についても、特に制限されるものではないが、シリコーンコンパウンド系化合物が好ましく、例えば、ジメチルシリコーンオイルやポリオキシアルキレン系シリコーンオイルから選ばれた少なくとも1種類以上の化合物が好ましい。消泡剤の濃度に関しては、少ないと消泡効果が少なく、また多すぎると特に消泡効果は変わらないが、界面活性剤の摩擦低減効果を阻害してしまう。このようなことから、その濃度は5〜1000ppmであるのが好ましく、8〜500ppmであるのがより好ましく、特に8〜300ppmであるのが更に好ましい。
【0022】
また、熱搬送媒体に含まれる不凍剤の種類に関しても特に制限はなく、エチレングリコールやプロピレングリコールなどのグリコールやメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコールから選ばれた少なくとも1種類以上の化合物が好ましく、プロピレングリコールが特に好ましい。不凍剤の濃度に関しては、濃度が低いと熱搬送媒体の凝固温度が高くなるため、低温への使用可能な温度域が小さくなるため好ましくなく、逆に濃度が大きいと使用温度域がより低温まで拡張できるが、粘性が大きくなるため流動が困難となるため好ましくない。このようなことから、不凍剤の濃度は5〜40重量%が好ましく、特に7〜30重量%がより好ましい。
【0023】
以上、本発明に従う熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システムの実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0024】
【実施例】
次に、上述した熱搬送媒体の効果を確認するために、次の通りの試験を行った。
実施例
実施例として、熱媒体としての水に、不凍剤としてのプロピレングリコールを30重量%、界面活性剤(摩擦低減剤)としてのステアリルトリメチルアンモニウムクロライドとサリチル酸ナトリウムをそれぞれ1000ppm、600ppmを添加し、そして消泡剤としてシリコーンコンパウンド系消泡剤(信越化学株式会社製、シリコーン消泡剤KS−66)を添加し、消泡剤について種々の濃度に溶解させた水溶液(以下、「摩擦抵抗低減水溶液」ともいう)を調整した。
【0025】
比較例1
比較例1として、前記実施例の熱搬送媒体に消泡剤を添加しない以外は全て同じ成分の水溶液を調整した。
比較例2
比較例2として、前記実施例の熱搬送媒体において、消泡剤としてシリコーンコンパウンド系消泡剤に代えて金属石鹸系消泡剤(サンノプコ株式会社製、ノプコNXZ)を用いた以外は全て同じ成分で、金属石鹸系消泡剤について種々の濃度に溶解させた水溶液を調整した。
【0026】
(1)摩擦低減効果の評価試験
配管サイズ50Aの炭素鋼鋼管(SGP黒管)30mと、片渦巻式ポンプ(三和ハイドロテック株式会社製、形式MPL−8515)と、電磁流量計(株式会社日立製作所製、形式FMR104W−40)とを用いてループラインを構成した。片渦巻式ポンプの動力は、定格(60kHz)で7.5kWであり、この片渦巻式ポンプをインバータ制御を行うことによりポンプ動力の調整を行った。配管を流れる流量がポンプの定格流量値(250dm/min)で一定になるように、ポンプ動力をインバータ制御し、ポンプ動力削減率を計測して評価した。一般に、ポンプ動力はインバータ周波数の3乗に比例するので、ポンプ動力低減率は、{1−(インバータ周波数/60)}×100で求められる。
【0027】
実施例、比較例1及び比較例2の熱搬送媒体について、上述した摩擦低減効果の評価試験を行った。この評価試験においては、これら熱搬送媒体の温度は30℃であった。
【0028】
この摩擦低減効果の評価試験の結果は、図2に示す通りであった。実施例においては、消泡剤の濃度が100ppmまでの範囲ではポンプ動力削減効果はほぼ一定で約30%の削減効果が得られたが、その濃度が100ppmを超える範囲ではポンプ動力削減効果が除々に減少した。これに対して、比較例1においては、ポンプ動力削減効果は約30%であった。また、比較例2においては、消泡剤の濃度が1ppmであるときには約30%のポンプ動力削減率が得られたが、その濃度が1ppmを超えるとポンプ動力削減効果が急激に低減し、ほとんどその効果が得られなかった。
【0029】
(2)発泡性の評価試験
発泡性の評価試験は、JIS K 3362−1998「合成洗剤試験法」に従って行った。実施例、比較例1及び比較例2の熱搬送媒体について、温度25℃の熱搬送媒体200mlを900mmの高さから30秒間で液面に落下させたときに生じる泡の高さを目視で計測することにより評価した。
【0030】
この発泡性の評価試験の結果は、図3に示す通りであった。実施例においては、消泡剤の濃度が1ppmより少ない範囲では、発泡現象が観察されたが、消泡剤の濃度が1ppmを超える範囲では、消泡剤の濃度が増加するにつれて発泡の程度が徐々に減少し、10ppm以上の濃度範囲では、発泡現象の発生は観測限界以下であった。比較例2においても、実施例と同様な発泡低減効果が得られた。これに対して、比較例1では大きな発泡現象が観測された。
【0031】
上述した摩擦低減効果の評価試験及び発泡性の評価試験から、次のことが判明した。シリコーンコンパウンド系消泡剤を用いた実施例では、ポンプ動力削減効果を維持しつつ、発泡現象を抑制できることが分かった。また、添加する消泡剤の濃度に、好ましい条件があることがこれらの評価試験により見出された。これに対して、金属石鹸消泡剤を用いた比較例2では、発泡性は実施例の結果とほぼ同じ傾向を示すが、ポンプ動力削減効果については消泡剤の濃度が1ppmより高くなると、急激にその効果が低減することが観察され、実施例のようにポンプ動力削減効果を維持しつつ、発泡性を抑制できないことが分かった。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1の熱搬送媒体によれば、熱搬送媒体に消泡剤が添加されているので、発泡現象の発生を著しく抑えることができ、長期にわたって摩擦低減効果を維持することができる。
【0033】
また、本発明の請求項2の熱搬送媒体によれば、不凍液としてグリコール及びアルコールから選ばれた少なくとも1種類以上の化合物を用い、また消泡剤としてシリコーンコンパウンド系化合物を用いるので、熱搬送媒体の摩擦低減効果を維持しながら発泡を抑えることができる。
また、本発明の請求項3の熱搬送媒体によれば、消泡剤の濃度が8〜300ppmであるので、熱搬送媒体の泡の発生を充分に抑えることができる。
【0034】
本発明の請求項4の熱搬送システムによれば、開放系循環配管に用いた場合おいても、熱搬送媒体に泡の発生がほとんどなく、所望の摩擦低減効果が長期にわたって維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う熱搬送媒体が適用される熱搬送システムの一例を示す概略図である。
【図2】熱搬送媒体に添加される消泡剤の濃度とポンプ動力削減率との関係を示す図である。
【図3】熱搬送媒体に添加される消泡剤の濃度と発泡度との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 受熱側システム
4 放熱側システム
6 往きライン
8 戻りライン
10 循環ポンプ

Claims (4)

  1. 受熱側システム、放熱側システム、これらを接続する往きライン及び戻りラインを通して循環される熱搬送媒体であって、不凍剤、消泡剤及び界面活性剤が、水性液体に添加されていることを特徴とする熱搬送媒体。
  2. 前記不凍剤がグリコール及びアルコールから選ばれた少なくとも1種類以上の化合物であり、前記消泡剤がシリコーンコンパウンド系化合物であることを特徴とする請求項1記載の熱搬送媒体。
  3. 前記消泡剤の濃度が8〜300ppmであることを特徴とする請求項1又は2に記載された熱搬送媒体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載された熱搬送媒体を用いることを特徴とする熱搬送システム。
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