JP2004230782A - クリームはんだ印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送する基板のサイズに応じて搬送時間を変更し、基板搬送を効率的に行なうクリームはんだ印刷機および基板搬送プログラムを提供する。
【解決手段】印刷パターンが形成されたマスクMとクリームはんだの印刷対象となる基板Kとを相対的に位置決めし、マスクMの下に基板Kを重ね合わせると共に当該マスクMの上面にクリームはんだを塗布して印刷するクリームはんだ印刷機10であって、マスクMと基板Kの相対的な位置合わせのための撮像手段40と、マスクMの下面に沿って搬送されてマスクMのクリーニングを行うクリーニング手段60とを備え、撮像手段40をクリーニング手段60の搬送領域外に配置した。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷パターンが形成されたマスクMとクリームはんだの印刷対象となる基板Kとを相対的に位置決めし、マスクMの下に基板Kを重ね合わせると共に当該マスクMの上面にクリームはんだを塗布して印刷するクリームはんだ印刷機10であって、マスクMと基板Kの相対的な位置合わせのための撮像手段40と、マスクMの下面に沿って搬送されてマスクMのクリーニングを行うクリーニング手段60とを備え、撮像手段40をクリーニング手段60の搬送領域外に配置した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はクリームはんだ印刷機に係り、特に、マスクの下面に基板を重ね合わせてクリームはんだを基板の表面に印刷するようにしたクリームはんだ印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品が実装される基板には、各電子部品間同士の接続やランドとの接続のためにはんだにより配線パターンが形成される。そして、かかる配線パターンの形成にはクリームはんだ印刷機が用いられる。
図7は従来のクリームはんだ印刷機100の全体構成を示す正面図であり、図8はその右側面図であり、図9はその動作を示すタイミングチャートである。
かかるクリームはんだ印刷機100は、図9(A)に示すように、搬送手段101により装置内に印刷対象である基板Kが搬入され、所定位置において位置決め手段102のステージ上に固定される。そして、固定された基板Kと配線の印刷パターンが形成されたマスクMとが撮像手段105により撮像され、画像認識により相対的な位置関係が特定され、位置決め手段102により基板KをマスクMに対して適正な配置に位置決めされると共にステージの上昇により基板KがマスクMの下面に配置される。
【0003】
また、マスクMはクリームはんだの目詰まりを防止するために、一乃至複数回の印刷を行うごとにクリーニング手段104をマスク面に沿って搬送し、これにより残存するクリームはんだの除去を図っている。図9(B)はクリーニングを行う場合のタイミングチャートである。これに示すように、クリーニングは印刷後の基板が搬出が終了してから開始され、次の基板の搬入はクリーニングが終了するまで行われなかった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−234131号公報(第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、マスクのクリーニングを行う場合には、印刷作業を中断する必要があるのは、クリーニング手段104の搬送領域と撮像手段105の搬送領域とが重複することに起因する。即ち、従来のクリームはんだ印刷機100は、クリーニングが行われている間は、衝突を避けるために撮像手段は退避位置から移動することができず、また、撮像が行われている間は、クリーニングを開始することもできない。このため、マスクのクリーニングを行う場合には、単位時間内に印刷が行える基板枚数が低下するという不都合があった。これに対してクリーニングの頻度を低減するという対処を図ることが可能であるが、基板の回路の集積化に伴い、マスクのクリーニングの頻度を下げるには限界があった。
また、従来のクリームはんだ印刷機100は、クリーニング手段104と撮像手段105の搬送領域を重合させていることから、各手段ごとに退避領域を設ける必要があり、搬送方向について装置が大型化するということも問題となっていた。
【0006】
本発明は、複数基板に対するクリームはんだ印刷の時間的な高効率化をその目的とする。また、装置の小型化を図ることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、印刷パターンが形成されたマスクとクリームはんだの印刷対象となる基板とを相対的に位置決めし、マスクの下に基板を重ね合わせると共に当該マスクの上面にクリームはんだを塗布して印刷するクリームはんだ印刷機であって、マスクと基板の相対的な位置合わせのための撮像手段と、マスクの下面に沿って搬送されてマスクのクリーニングを行うクリーニング手段とを備え、撮像手段をクリーニング手段の搬送領域外に配置する、という構成を採っている。
【0008】
上記構成では、クリームはんだ印刷を行う際には、予め撮像手段により基板が撮像されてマスクとの相対的な位置関係が認識され、基板又はマスクを適正な位置関係となるように位置決めされる。
そして、クリームはんだが供給され、マスクを介して基板にマスクのパターンに応じた印刷が行われる。
一方、クリーニング手段の搬送領域外に撮像手段を配置したので、マスクのクリーニング作業が制限されるのは、マスクにクリームはんだが供給され、基板に対してはんだの付着が行われている場合のみである。従って、これ以外のタイミング、即ち、基板へのはんだ付着が完了してマスクから離れた時点から次の基板の撮像及び位置決めが完了する時点までのいずれの作業タイミングにおいても平行してクリーニング作業を実行することができ、連続する基板の印刷作業において、クリーニングによる中断時間が極力低減され、時間的な高効率化が図られる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、クリームはんだの印刷後,次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでにクリーニング手段によるマスクのクリーニングを開始する動作制御を行う制御手段を備える、という構成を採っている。
【0010】
上記構成では、請求項1記載の発明と同様の動作が行われると共に、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始される。これにより、クリーニング作業と他のいずれかの作業とが平行して行われることとなり、クリーニングによる中断時間が極力低減され、時間的な高効率化が図られる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、クリームはんだの印刷後,次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでにクリーニング手段によるマスクのクリーニングを開始して完了させる動作制御を行う制御手段を備える、という構成を採っている。
【0012】
上記構成では、請求項1記載の発明と同様の動作が行われると共に、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始され完了する。これにより、クリーニング作業中は他のいずれかの作業が平行して進行するので、クリーニングによる中断が解消され、時間的な高効率化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第一の実施形態の全体構成)
本発明の第一の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。図1は本実施形態たるクリームはんだ印刷機10を概略的に示した正面図、図2はその右側面図である。
クリームはんだ印刷機10は、所定の配線パターンが形成されたマスクMを保持するマスク保持部11と、クリームはんだの印刷が行われる基板Kを装置に対して搬入搬出する基板搬送手段20と、搬送手段20から基板を受け取ると共にマスクMに対して基板Kを位置決めする位置決め手段30と、搬送手段20における位置決め手段30への受け渡し位置にある基板Kと保持されたマスクMの双方を撮像する撮像手段40と、はんだをマスクMに供給するはんだ刷り込み手段50と、マスクMのクリーニングを行うクリーニング手段60と、上記各部を支持する本体フレーム12と、上記各部の動作制御を行う動作制御手段70とを備えている。
【0014】
(マスク保持部)
上記マスク保持部11は、マスクを着脱可能な状態で保持を行う。即ち、マスクMは基板の用途に応じて多種多様な印刷パターンが選択されるので、必要な印刷パターンが形成されたマスクMと交換することを可能としている。
なお、マスクMの下面側には位置決め用のマーキングが規定の位置に付されており、後述する撮像手段40により撮像されることでその位置認識が行われ、基板Kの位置決めの際の位置調節量の算出に用いられる。
【0015】
(基板搬送手段)
基板搬送手段20は、未印刷状態の基板Kを装置の一方の側面から装置内部に搬入する搬入用ローラ送り部21と、印刷完了状態の基板Kを装置の他方の側面から装置外部に搬出する搬出用ローラ送り部22と、各ローラ送り部21,22の間において装置内部で基板を搬送する内部搬送用ローラ送り部23とを有している。
【0016】
内部搬送用ローラ送り部23は、その搬送経路に途中に位置決め手段30への受け渡し位置が設定されている。当該受け渡し位置では未印刷の基板Kの搬送が停止され、位置決め手段30への受け渡し前に撮像手段40により撮像が行われ、その際の現在位置認識が行われる。
また、かかる内部搬送用ローラ送り部23は、その搬送方向に平行な二本のベルトを有しており、各ベルトの間で位置決め手段30への受け渡しを可能としている。
【0017】
(位置決め手段)
位置決め手段30は、その最上段に位置し,基板Kの背面を支持する印刷ステージ31と、印刷ステージ31のX軸方向への位置調節を行うX軸テーブル32と、印刷ステージ31のY軸方向への位置調節を行うY軸テーブル33と、印刷ステージ31のZ軸方向への位置調節を行うZ軸テーブル34と、印刷ステージ31のZ軸方向を中心とする回転角度調節を行う角度調節テーブル35と、印刷ステージ31を昇降する昇降機構36とを備えている。
なお、上記X軸方向とは基板搬送手段20による基板搬送方向と一致する方向をいい、Y軸方向は水平面上においてX軸方向と直交する方向をいい、Z軸方向とはX軸方向及びY軸方向の両方に直交する方向をいう。
【0018】
(撮像手段)
撮像手段40は、マスクMの撮像用のCCD撮像素子41と基板Kの撮像用のCCD撮像素子42とを備えるカメラユニット43と、カメラユニット43をY軸方向に沿って往動可能に支持するカメラヘッド44と、このカメラヘッド44をマスクMの全幅の範囲でX軸方向に沿って搬送可能な搬送機構45とを備えている。
カメラユニット43は、その搬送領域がマスク保持部11と基板搬送手段20の間に設定されている。そして、その上部においてマスク用CCD撮像素子41を撮像方向を上方に向けた状態で支持し、その下部において基板用CCD撮像素子42を撮像方向を下方に向けた状態で支持している。
【0019】
(はんだ刷り込み手段)
はんだ刷り込み手段50は、マスク保持部11の上方に配置されると共に、クリームはんだの供給を行うと共に二つのスキージ51,52を昇降可能に支持しているヘッド53と、ヘッド53をX軸方向に沿って往復可能に搬送する搬送機構54とを備えている。
上記ヘッド53は、その下面中央部にクリームはんだ吐出部55を備えると共に当該クリームはんだ吐出部55を挟んでX軸方向の両側に各スキージ51,52を備えている。各スキージ51,52はそれぞれ個別に昇降させることが可能である。そして、マスクMに対してクリームはんだを刷り込む際には、ヘッド53の搬送方向上流側のスキージのみを選択的に下降させてその先端部をマスク上面に摺動させることでクリームはんだのマスク通過を促す働きをさせる。
【0020】
(クリーニング手段)
クリーニング手段60は、マスクMの下面を清掃するクリーニングユニット61と、このクリーニングユニット61をX軸方向に沿って搬送する搬送機構62とを備えている。
クリーニングユニット61は、その搬送領域がマスク保持部11と基板搬送手段20の間であって、さらに、前述したカメラユニット43の搬送領域のすぐ上に設定されている。これら各搬送領域は互いに平行であって干渉しないように設定されている。
そして、クリーニングユニット61の上部には吸気ノズル63が上方に向けた状態でマスクMに近接状態で設けられている。かかるクリーニングユニット61は吸気ノズル63の昇降手段を備え、クリーニングの際には吸気ノズル63をマスクMの下面に接地させることが可能である。さらに、クリーニングユニット61は図示しない負圧発生源と接続され、吸気ノズル63により空気吸引を行うことによりマスクMに付着した残留はんだを吸引除去する。また、吸引ノズル63は、マスクMのY軸方向の幅に近い幅に設定され、搬送機構62によりマスクMのX軸方向の全幅に渡って搬送されることでマスクMの下面全体を清掃することを可能としている。
【0021】
(動作制御手段)
図3はクリームはんだ印刷機10の制御系を示すブロック図である。
かかる動作制御手段70は、各種演算処理を行うCPU71と、制御、判断等各種処理用の各種プログラムが記憶、格納されたROM72と、各種処理におけるワークメモリとして使用されるRAM73とで概略構成されている。そして、動作制御手段70にはシステムバス及び駆動回路等を介して基板搬送手段20,位置決め手段30,撮像手段40,はんだ刷り込み手段50及びクリーニング手段60と接続されている。
【0022】
また、動作制御手段70には、クリームはんだ印刷作業に関する各種設定条件、例えば、マスクMのパターン形成領域の大きさ,位置決め用マーキングの本来あるべき位置,基板Kの大きさ,基板Kの位置決め用マーキングの本来あるべき位置,クリームはんだの供給量,クリーニング手段60によりクリーニングを行う頻度(何枚の基板を印刷したらクリーニングを行うか)及びクリーニングを行う時間等の設定入力を行う操作入力手段74が併設されている。
【0023】
上記動作制御手段70は、決められた順番及び決められた所要時間で上記各部の動作制御を行う。図4は一枚の基板Kの印刷ごとにマスクMのクリーニングを行う場合を一例とした動作制御手段70によるタイミングチャートである。以下、各部の動作制御を詳説する。後述する各動作はいずれも動作制御手段70の制御指令に基づいて実行されるものである。
【0024】
動作制御70は、まず、基板搬送手段20の搬入用ローラ送り部21に対して、装置の外部から内部搬送用ローラ送り部23まで基板Kを搬送する制御を行う(基板搬入)。そして、内部搬送用ローラ送り部23には、所定量の駆動により位置決め手段30への受け渡し位置まで基板Kを搬送する制御を行う(基板固定)。
【0025】
次に、撮像手段40に対しては、カメラヘッド44と搬送機構45の駆動によりカメラユニット43をマスクMに対する所定の撮像位置に位置決めしてマスク用CCD撮像素子41によりマスクMの下面の位置決めマーキングを撮像し、それから、カメラヘッド44と搬送機構45の駆動によりカメラユニット43を基板Kに対する所定の撮像位置に位置決めして基板用CCD撮像素子42により基板Kの上面の位置決めマーキングを撮像する制御を行う。
【0026】
さらに、各撮像後、動作制御手段70は、マスク用CCD撮像素子41の出力から撮像領域内の位置決め用マーキング位置を特定し、これによりマスクMのマスク保持部11に対する取り付け誤差を算出する処理を行う。さらに、基板用CCD撮像素子42の出力から撮像領域内の位置決め用マーキング位置を特定し、これにより基板Kの受け取り位置に生じている初期位置誤差を算出する処理を行う。
そして、上記各誤差を認識することでマスクMと基板Kとの相対的な位置関係を算出する処理を行う(画像認識)。
【0027】
次に、動作制御手段70は、上記算出したマスクMと基板Kとの相対的な位置関係からマスクMに対して基板Kを適正な配置とするための位置決め手段30のX軸テーブル32,Y軸テーブル33,角度調節テーブル35の各駆動量を算出する処理を行い、その算出結果に応じて駆動させる制御を行う(補正動作)。
なお、Z軸テーブル34の上昇量は、内部搬送用ローラ送り部23から基板Kを受け取ることが可能であって、当該基板Kがクリーニング手段60のクリーニングユニット61の搬送領域よりも下方となる高さとなるように予め設定されている。また、後の印刷時にはZ軸テーブル34により基板Kはマスク下面まで上昇される。
【0028】
ここで、動作制御手段70は、詳細は後述するが、印刷における所定の各動作とマスクMのクリーニングを平行して行うクリーニング平行実行機能を備えている。そして、動作制御手段70は、クリーニング平行実行機能の実行を前提として、基板Kの位置決め終了時においてマスクMのクリーニングが継続している場合にはその完了まで印刷動作を中断する印刷動作制止機能をも備えている。かかる機能は、クリーニング動作の開始から予め設定されたクリーニング時間までを計時する計時部としての制御と基板Kの位置決め終了時において計時時間を確認し、クリーニング時間が経過している場合には次の動作に移行し、経過していない場合にはその経過まで次の動作の開始待ちを行う制御とにより実行される(クリーニング終了待ち)。
なお、初回の基板Kの印刷時にあっては、前回の印刷によるクリーニングが実行されることはあり得ないので、図4に示す通り、上記印刷動作制止機能としての制御は実行されない。
【0029】
次に、動作制御手段70は、昇降機構36を駆動させて印刷ステージ31により基板Kの背面を支持すると共にZ軸テーブル34の上昇量を制御し基板KをマスクMの下面まで上昇させる(印刷ステージ上昇)。
さらに、動作制御手段70は、はんだ刷り込み手段50のヘッド53に対してはんだ吐出部55からマスクMの上面にはんだを吐出させると共にヘッド53から搬送方向上流側のスキージを下降させてマスクMに摺動可能とした状態で搬送機構を駆動させる動作制御を行う(印刷動作)。
なお、ヘッドを往復移動させると共にヘッド53の移動方向に応じて下降させるスキージを切り替え、それを繰り返し行うように動作させても良い。
【0030】
そして、印刷完了後は、動作制御手段70は、位置決め手段30の昇降機構36により印刷ステージ31を下方に退避させると共にX軸,Y軸,Z軸,角度調節テーブル32,33,34,35により印刷テーブル31を下降させて初期位置に戻す制御を行う(印刷ステージ下降)。
さらに、印刷ステージ31を初期位置に戻すことで印刷が完了した基板Kは再び内部搬送用ローラ送り部23の受け渡し位置に戻され、動作制御手段70により、内部搬送用ローラ送り部23と搬出用ローラ送り部22の駆動により基板Kを装置外部に搬出する制御が行われる(基板搬出)。これにより、基板K一枚についての印刷動作が完了する。
【0031】
そして、動作制御手段70は、予め設定されたクリーニングの頻度及びクリーニング時間に応じてマスクMのクリーニングを行う。即ち、動作制御手段70は、クリーニング手段60のクリーニングユニット61を吸引状態として搬送手段62の搬送を開始する制御を行う。このとき、クリーニング時間が設定されている場合には、クリーニングユニット61の一乃至複数回の往復移動がクリーニング時間で行われるように搬送手段62による搬送速度の設定が行われる。
【0032】
また、動作制御手段70は、前述したクリーニング平行実行機能としての制御を行う。かかる機能によれば、動作制御手段70は、予め設定されたクリーニングの頻度及びクリーニング時間に応じて、基板搬出動作の開始と共にマスクMのクリーニングを開始すると共にクリーニングの実行中にかかわらず次の基板Kに対する基板搬入,基板固定,画像認識,補正動作までを実行する制御を行う。
【0033】
(第一の実施形態の効果)
このように、印刷における各作業とクリーニング作業とを平行して実行できるのは、カメラユニット43の搬送領域とクリーニングユニット61の搬送領域とが互いの搬送により干渉しないように設定されていることに起因する。そして、かかる各領域には位置設定及び動作制御手段70によるクリーニング平行実行機能とにより、マスクMのクリーニング作業による印刷作業の中断時間が大幅に短縮され、複数基板に対するクリームはんだ印刷の時間的な高効率化が図られる。
また、カメラユニット43の搬送領域とクリーニングユニット61の搬送領域とが互いの搬送により干渉しないように配置設定したことで、搬送領域を共用する場合のように当該搬送領域の両端部にそれぞれカメラユニットの退避領域とクリーニングユニットの退避領域とを設ける必要がなくなり、これらの搬送方向における装置の小型化が図られる。
【0034】
(その他)
なお、上記動作制御手段70では、クリーニングの開始を印刷済みの基板Kの搬出動作を同時に開始しているが、クリーニング時間を短く設定している場合にはより遅くに開始しても良い。但し、クリーニングの終了が次の基板Kの補正動作の完了以前となることが望ましい。
【0035】
また、撮像手段40の各CCD撮像素子41,42の配置については、上記構成に限定されるものではなく、マスクM及び基板Kに付された位置決め用マーキングの位置に応じて各々が撮像可能な他の配置としても良いし、搬送しないで固定配置としても良い。
【0036】
また、マスクKの撮像のタイミングは上述の記述に限定されるものではなく、補正動作前であればいずれのタイミングで行っても良い。また、初回の基板印刷時にマスクMの撮像を行うと共にそのマスクMの位置を記憶すれば、それ以降の基板Kの印刷時にはマスクの撮像は行わなくとも良い。
【0037】
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。図5は第二の実施形態たるクリームはんだ印刷機10Aを概略的に示した正面図、図6はその右側面図である。なお、かかるクリームはんだ印刷機10Aにあっては前述したクリームはんだ印刷機10と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略するものとする。
【0038】
かかるクリームはんだ印刷機10Aがクリームはんだ印刷機10と大きく異なる点は、撮像手段40Aの各CCD撮像素子41A,42Aの配置である。マスク用のCCD撮像素子41Aは上方を向いた状態で位置決め手段30の印刷ステージ31に固定支持されており、基板用のCCD撮像素子42Aは下方を向いた状態でマスク支持部11の近傍であってマスクMに撮像を遮られない配置で本体フレーム12Aに固定支持されている。これらCCD撮像素子41A,42Aはいずれ固定支持されているので、前述した撮像手段40におけるカメラユニット43及び搬送機構44の存在を不要としている。
【0039】
クリームはんだ印刷機10Aは、撮像手段40Aの各CCD撮像素子41A,42Aが固定支持されていることから、画像認識における撮像動作についてクリームはんだ印刷機10と違いを生じている。即ち、マスクMについては、位置決め手段30を初期位置(図6の実線の状態)のままでCCD撮像素子41Aにより撮像を行うが、基板Kについては、位置決め手段30が内部搬送用ローラ送り部23から基板Kを受け取ると共に当該基板KをCCD撮像素子42Aの下方となる位置(符号30’で示した位置)まで移動させて撮像を行う。なお、この際の印刷ステージ31の移動量は既知として予め動作制御手段70に記憶されている。従って、マスクMの撮像と基板Kの撮像とからこれらの相対的な位置関係は、クリームはんだ印刷機10の場合と同様に算出して求めることが可能である。
【0040】
なお、本体フレーム12Aは、印刷ステージ31を符号30’で示した位置まで移動させることからその移動スペースの確保のために当該移動方向側に突出した形状に形成されているが、実質上の変更を意味するものではない。
【0041】
上述したクリームはんだ印刷機10Aは、前述したクリームはんだ印刷機10と同様の効果を備えると共に、撮像手段40AのCCD撮像素子41A,42Aがそれぞれいずれかの構成に固定支持されているために、独立してこれらを所定位置まで搬送するための構成を不要とすることを可能とする。従って、装置の部品点数の軽減により生産コストの低減及び生産性の向上を図ることが可能となると共に、その省スペース化を図ることが可能となり装置の小型化を図ることが可能となる。なお、前述した本体フレーム12Aの突出形状については、説明を明確にするためにそのような形状である旨を説明したが、実際上はCCD撮像素子42Aの配置や基板Kに付される位置決め用のマーキングの配置により突出部分を解消することが可能であり、ほとんど装置の小型化の妨げとはならない。
【0042】
なお、CCD撮像素子41Aは位置決め手段30の印刷ステージ31上に設けられていることから、マスクMの撮像の際には、位置決め手段30の駆動により撮像により適した位置まで移動させても良い。
また、各CCD撮像素子41A,42Aの配置については、マスクM及び基板Kに付された位置決め用マーキングの位置に応じて各々が撮像可能な他の配置としても良い。
また、クリーニングの開始,マスクKの撮像のタイミングについては、クリームはんだ印刷機10と同様に他のタイミングで行っても良い。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、撮像手段を、クリーニング手段の搬送領域外に配置したので、クリーニングを行う時期が撮像時期による制限を受けず、制限を受けるのはマスクにはんだを供給し、基板に対してはんだの印刷を行う場合のみとすることができる。従って、これ以外のタイミング、即ち、基板へのはんだ付着が完了してマスクから離れた時点から次の基板の撮像及び位置決めが完了する時点までのいずれの作業タイミングにおいても平行してクリーニング作業を実行することができ、連続する基板の印刷作業において、クリーニングによる中断時間が大幅に低減され、時間的な高効率化により大量の基板を迅速に印刷することが可能となる。
【0044】
また、従来の如く、撮像手段を搬送可能とすると共に搬送領域を共用する場合と異なり、搬送領域の両側にそれぞれクリーニング手段と撮像手段とを退避する領域を必要とせず、搬送方向における装置の大型化を回避し小型化することが可能となる。
【0045】
請求項2記載の発明は、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始されるので、クリーニング作業と他のいずれかの作業とが平行して行われることとなり、当該平行して作業が行われる期間分の印刷中断時間が低減され、時間的な高効率化が図られる。
【0046】
請求項3記載の発明は、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始され完了するので、クリーニング作業中は全て他のいずれかの作業と平行して行われることとなり、クリーニングによる印刷中断が回避され、より時間的な高効率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態たるクリームはんだ印刷機を概略的に示した正面図である。
【図2】図1のクリームはんだ印刷機の右側面図である。
【図3】クリームはんだ印刷機の制御系を示すブロック図である。
【図4】動作制御手段によるクリームはんだ印刷機の動作のタイミングチャートである。
【図5】第二の実施形態たるクリームはんだ印刷機を概略的に示した正面図である。
【図6】図5のクリームはんだ印刷機の右側面図である。
【図7】従来のクリームはんだ印刷機の全体構成を示す正面図である。
【図8】従来のクリームはんだ印刷機の右側面図である。
【図9】従来のクリームはんだ印刷機の動作を示すタイミングチャートであり、図9(A)はマスクのクリーニングを行わない場合を示し、図9(B)はマスクのクリーニングを行う場合を示す。
【符号の説明】
10,10A クリームはんだ印刷機
40,40A 撮像手段
60 クリーニング手段
62 搬送機構
70 動作制御手段
K 基板
M マスク
【発明の属する技術分野】
本発明はクリームはんだ印刷機に係り、特に、マスクの下面に基板を重ね合わせてクリームはんだを基板の表面に印刷するようにしたクリームはんだ印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品が実装される基板には、各電子部品間同士の接続やランドとの接続のためにはんだにより配線パターンが形成される。そして、かかる配線パターンの形成にはクリームはんだ印刷機が用いられる。
図7は従来のクリームはんだ印刷機100の全体構成を示す正面図であり、図8はその右側面図であり、図9はその動作を示すタイミングチャートである。
かかるクリームはんだ印刷機100は、図9(A)に示すように、搬送手段101により装置内に印刷対象である基板Kが搬入され、所定位置において位置決め手段102のステージ上に固定される。そして、固定された基板Kと配線の印刷パターンが形成されたマスクMとが撮像手段105により撮像され、画像認識により相対的な位置関係が特定され、位置決め手段102により基板KをマスクMに対して適正な配置に位置決めされると共にステージの上昇により基板KがマスクMの下面に配置される。
【0003】
また、マスクMはクリームはんだの目詰まりを防止するために、一乃至複数回の印刷を行うごとにクリーニング手段104をマスク面に沿って搬送し、これにより残存するクリームはんだの除去を図っている。図9(B)はクリーニングを行う場合のタイミングチャートである。これに示すように、クリーニングは印刷後の基板が搬出が終了してから開始され、次の基板の搬入はクリーニングが終了するまで行われなかった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−234131号公報(第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、マスクのクリーニングを行う場合には、印刷作業を中断する必要があるのは、クリーニング手段104の搬送領域と撮像手段105の搬送領域とが重複することに起因する。即ち、従来のクリームはんだ印刷機100は、クリーニングが行われている間は、衝突を避けるために撮像手段は退避位置から移動することができず、また、撮像が行われている間は、クリーニングを開始することもできない。このため、マスクのクリーニングを行う場合には、単位時間内に印刷が行える基板枚数が低下するという不都合があった。これに対してクリーニングの頻度を低減するという対処を図ることが可能であるが、基板の回路の集積化に伴い、マスクのクリーニングの頻度を下げるには限界があった。
また、従来のクリームはんだ印刷機100は、クリーニング手段104と撮像手段105の搬送領域を重合させていることから、各手段ごとに退避領域を設ける必要があり、搬送方向について装置が大型化するということも問題となっていた。
【0006】
本発明は、複数基板に対するクリームはんだ印刷の時間的な高効率化をその目的とする。また、装置の小型化を図ることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、印刷パターンが形成されたマスクとクリームはんだの印刷対象となる基板とを相対的に位置決めし、マスクの下に基板を重ね合わせると共に当該マスクの上面にクリームはんだを塗布して印刷するクリームはんだ印刷機であって、マスクと基板の相対的な位置合わせのための撮像手段と、マスクの下面に沿って搬送されてマスクのクリーニングを行うクリーニング手段とを備え、撮像手段をクリーニング手段の搬送領域外に配置する、という構成を採っている。
【0008】
上記構成では、クリームはんだ印刷を行う際には、予め撮像手段により基板が撮像されてマスクとの相対的な位置関係が認識され、基板又はマスクを適正な位置関係となるように位置決めされる。
そして、クリームはんだが供給され、マスクを介して基板にマスクのパターンに応じた印刷が行われる。
一方、クリーニング手段の搬送領域外に撮像手段を配置したので、マスクのクリーニング作業が制限されるのは、マスクにクリームはんだが供給され、基板に対してはんだの付着が行われている場合のみである。従って、これ以外のタイミング、即ち、基板へのはんだ付着が完了してマスクから離れた時点から次の基板の撮像及び位置決めが完了する時点までのいずれの作業タイミングにおいても平行してクリーニング作業を実行することができ、連続する基板の印刷作業において、クリーニングによる中断時間が極力低減され、時間的な高効率化が図られる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、クリームはんだの印刷後,次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでにクリーニング手段によるマスクのクリーニングを開始する動作制御を行う制御手段を備える、という構成を採っている。
【0010】
上記構成では、請求項1記載の発明と同様の動作が行われると共に、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始される。これにより、クリーニング作業と他のいずれかの作業とが平行して行われることとなり、クリーニングによる中断時間が極力低減され、時間的な高効率化が図られる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、クリームはんだの印刷後,次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでにクリーニング手段によるマスクのクリーニングを開始して完了させる動作制御を行う制御手段を備える、という構成を採っている。
【0012】
上記構成では、請求項1記載の発明と同様の動作が行われると共に、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始され完了する。これにより、クリーニング作業中は他のいずれかの作業が平行して進行するので、クリーニングによる中断が解消され、時間的な高効率化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第一の実施形態の全体構成)
本発明の第一の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。図1は本実施形態たるクリームはんだ印刷機10を概略的に示した正面図、図2はその右側面図である。
クリームはんだ印刷機10は、所定の配線パターンが形成されたマスクMを保持するマスク保持部11と、クリームはんだの印刷が行われる基板Kを装置に対して搬入搬出する基板搬送手段20と、搬送手段20から基板を受け取ると共にマスクMに対して基板Kを位置決めする位置決め手段30と、搬送手段20における位置決め手段30への受け渡し位置にある基板Kと保持されたマスクMの双方を撮像する撮像手段40と、はんだをマスクMに供給するはんだ刷り込み手段50と、マスクMのクリーニングを行うクリーニング手段60と、上記各部を支持する本体フレーム12と、上記各部の動作制御を行う動作制御手段70とを備えている。
【0014】
(マスク保持部)
上記マスク保持部11は、マスクを着脱可能な状態で保持を行う。即ち、マスクMは基板の用途に応じて多種多様な印刷パターンが選択されるので、必要な印刷パターンが形成されたマスクMと交換することを可能としている。
なお、マスクMの下面側には位置決め用のマーキングが規定の位置に付されており、後述する撮像手段40により撮像されることでその位置認識が行われ、基板Kの位置決めの際の位置調節量の算出に用いられる。
【0015】
(基板搬送手段)
基板搬送手段20は、未印刷状態の基板Kを装置の一方の側面から装置内部に搬入する搬入用ローラ送り部21と、印刷完了状態の基板Kを装置の他方の側面から装置外部に搬出する搬出用ローラ送り部22と、各ローラ送り部21,22の間において装置内部で基板を搬送する内部搬送用ローラ送り部23とを有している。
【0016】
内部搬送用ローラ送り部23は、その搬送経路に途中に位置決め手段30への受け渡し位置が設定されている。当該受け渡し位置では未印刷の基板Kの搬送が停止され、位置決め手段30への受け渡し前に撮像手段40により撮像が行われ、その際の現在位置認識が行われる。
また、かかる内部搬送用ローラ送り部23は、その搬送方向に平行な二本のベルトを有しており、各ベルトの間で位置決め手段30への受け渡しを可能としている。
【0017】
(位置決め手段)
位置決め手段30は、その最上段に位置し,基板Kの背面を支持する印刷ステージ31と、印刷ステージ31のX軸方向への位置調節を行うX軸テーブル32と、印刷ステージ31のY軸方向への位置調節を行うY軸テーブル33と、印刷ステージ31のZ軸方向への位置調節を行うZ軸テーブル34と、印刷ステージ31のZ軸方向を中心とする回転角度調節を行う角度調節テーブル35と、印刷ステージ31を昇降する昇降機構36とを備えている。
なお、上記X軸方向とは基板搬送手段20による基板搬送方向と一致する方向をいい、Y軸方向は水平面上においてX軸方向と直交する方向をいい、Z軸方向とはX軸方向及びY軸方向の両方に直交する方向をいう。
【0018】
(撮像手段)
撮像手段40は、マスクMの撮像用のCCD撮像素子41と基板Kの撮像用のCCD撮像素子42とを備えるカメラユニット43と、カメラユニット43をY軸方向に沿って往動可能に支持するカメラヘッド44と、このカメラヘッド44をマスクMの全幅の範囲でX軸方向に沿って搬送可能な搬送機構45とを備えている。
カメラユニット43は、その搬送領域がマスク保持部11と基板搬送手段20の間に設定されている。そして、その上部においてマスク用CCD撮像素子41を撮像方向を上方に向けた状態で支持し、その下部において基板用CCD撮像素子42を撮像方向を下方に向けた状態で支持している。
【0019】
(はんだ刷り込み手段)
はんだ刷り込み手段50は、マスク保持部11の上方に配置されると共に、クリームはんだの供給を行うと共に二つのスキージ51,52を昇降可能に支持しているヘッド53と、ヘッド53をX軸方向に沿って往復可能に搬送する搬送機構54とを備えている。
上記ヘッド53は、その下面中央部にクリームはんだ吐出部55を備えると共に当該クリームはんだ吐出部55を挟んでX軸方向の両側に各スキージ51,52を備えている。各スキージ51,52はそれぞれ個別に昇降させることが可能である。そして、マスクMに対してクリームはんだを刷り込む際には、ヘッド53の搬送方向上流側のスキージのみを選択的に下降させてその先端部をマスク上面に摺動させることでクリームはんだのマスク通過を促す働きをさせる。
【0020】
(クリーニング手段)
クリーニング手段60は、マスクMの下面を清掃するクリーニングユニット61と、このクリーニングユニット61をX軸方向に沿って搬送する搬送機構62とを備えている。
クリーニングユニット61は、その搬送領域がマスク保持部11と基板搬送手段20の間であって、さらに、前述したカメラユニット43の搬送領域のすぐ上に設定されている。これら各搬送領域は互いに平行であって干渉しないように設定されている。
そして、クリーニングユニット61の上部には吸気ノズル63が上方に向けた状態でマスクMに近接状態で設けられている。かかるクリーニングユニット61は吸気ノズル63の昇降手段を備え、クリーニングの際には吸気ノズル63をマスクMの下面に接地させることが可能である。さらに、クリーニングユニット61は図示しない負圧発生源と接続され、吸気ノズル63により空気吸引を行うことによりマスクMに付着した残留はんだを吸引除去する。また、吸引ノズル63は、マスクMのY軸方向の幅に近い幅に設定され、搬送機構62によりマスクMのX軸方向の全幅に渡って搬送されることでマスクMの下面全体を清掃することを可能としている。
【0021】
(動作制御手段)
図3はクリームはんだ印刷機10の制御系を示すブロック図である。
かかる動作制御手段70は、各種演算処理を行うCPU71と、制御、判断等各種処理用の各種プログラムが記憶、格納されたROM72と、各種処理におけるワークメモリとして使用されるRAM73とで概略構成されている。そして、動作制御手段70にはシステムバス及び駆動回路等を介して基板搬送手段20,位置決め手段30,撮像手段40,はんだ刷り込み手段50及びクリーニング手段60と接続されている。
【0022】
また、動作制御手段70には、クリームはんだ印刷作業に関する各種設定条件、例えば、マスクMのパターン形成領域の大きさ,位置決め用マーキングの本来あるべき位置,基板Kの大きさ,基板Kの位置決め用マーキングの本来あるべき位置,クリームはんだの供給量,クリーニング手段60によりクリーニングを行う頻度(何枚の基板を印刷したらクリーニングを行うか)及びクリーニングを行う時間等の設定入力を行う操作入力手段74が併設されている。
【0023】
上記動作制御手段70は、決められた順番及び決められた所要時間で上記各部の動作制御を行う。図4は一枚の基板Kの印刷ごとにマスクMのクリーニングを行う場合を一例とした動作制御手段70によるタイミングチャートである。以下、各部の動作制御を詳説する。後述する各動作はいずれも動作制御手段70の制御指令に基づいて実行されるものである。
【0024】
動作制御70は、まず、基板搬送手段20の搬入用ローラ送り部21に対して、装置の外部から内部搬送用ローラ送り部23まで基板Kを搬送する制御を行う(基板搬入)。そして、内部搬送用ローラ送り部23には、所定量の駆動により位置決め手段30への受け渡し位置まで基板Kを搬送する制御を行う(基板固定)。
【0025】
次に、撮像手段40に対しては、カメラヘッド44と搬送機構45の駆動によりカメラユニット43をマスクMに対する所定の撮像位置に位置決めしてマスク用CCD撮像素子41によりマスクMの下面の位置決めマーキングを撮像し、それから、カメラヘッド44と搬送機構45の駆動によりカメラユニット43を基板Kに対する所定の撮像位置に位置決めして基板用CCD撮像素子42により基板Kの上面の位置決めマーキングを撮像する制御を行う。
【0026】
さらに、各撮像後、動作制御手段70は、マスク用CCD撮像素子41の出力から撮像領域内の位置決め用マーキング位置を特定し、これによりマスクMのマスク保持部11に対する取り付け誤差を算出する処理を行う。さらに、基板用CCD撮像素子42の出力から撮像領域内の位置決め用マーキング位置を特定し、これにより基板Kの受け取り位置に生じている初期位置誤差を算出する処理を行う。
そして、上記各誤差を認識することでマスクMと基板Kとの相対的な位置関係を算出する処理を行う(画像認識)。
【0027】
次に、動作制御手段70は、上記算出したマスクMと基板Kとの相対的な位置関係からマスクMに対して基板Kを適正な配置とするための位置決め手段30のX軸テーブル32,Y軸テーブル33,角度調節テーブル35の各駆動量を算出する処理を行い、その算出結果に応じて駆動させる制御を行う(補正動作)。
なお、Z軸テーブル34の上昇量は、内部搬送用ローラ送り部23から基板Kを受け取ることが可能であって、当該基板Kがクリーニング手段60のクリーニングユニット61の搬送領域よりも下方となる高さとなるように予め設定されている。また、後の印刷時にはZ軸テーブル34により基板Kはマスク下面まで上昇される。
【0028】
ここで、動作制御手段70は、詳細は後述するが、印刷における所定の各動作とマスクMのクリーニングを平行して行うクリーニング平行実行機能を備えている。そして、動作制御手段70は、クリーニング平行実行機能の実行を前提として、基板Kの位置決め終了時においてマスクMのクリーニングが継続している場合にはその完了まで印刷動作を中断する印刷動作制止機能をも備えている。かかる機能は、クリーニング動作の開始から予め設定されたクリーニング時間までを計時する計時部としての制御と基板Kの位置決め終了時において計時時間を確認し、クリーニング時間が経過している場合には次の動作に移行し、経過していない場合にはその経過まで次の動作の開始待ちを行う制御とにより実行される(クリーニング終了待ち)。
なお、初回の基板Kの印刷時にあっては、前回の印刷によるクリーニングが実行されることはあり得ないので、図4に示す通り、上記印刷動作制止機能としての制御は実行されない。
【0029】
次に、動作制御手段70は、昇降機構36を駆動させて印刷ステージ31により基板Kの背面を支持すると共にZ軸テーブル34の上昇量を制御し基板KをマスクMの下面まで上昇させる(印刷ステージ上昇)。
さらに、動作制御手段70は、はんだ刷り込み手段50のヘッド53に対してはんだ吐出部55からマスクMの上面にはんだを吐出させると共にヘッド53から搬送方向上流側のスキージを下降させてマスクMに摺動可能とした状態で搬送機構を駆動させる動作制御を行う(印刷動作)。
なお、ヘッドを往復移動させると共にヘッド53の移動方向に応じて下降させるスキージを切り替え、それを繰り返し行うように動作させても良い。
【0030】
そして、印刷完了後は、動作制御手段70は、位置決め手段30の昇降機構36により印刷ステージ31を下方に退避させると共にX軸,Y軸,Z軸,角度調節テーブル32,33,34,35により印刷テーブル31を下降させて初期位置に戻す制御を行う(印刷ステージ下降)。
さらに、印刷ステージ31を初期位置に戻すことで印刷が完了した基板Kは再び内部搬送用ローラ送り部23の受け渡し位置に戻され、動作制御手段70により、内部搬送用ローラ送り部23と搬出用ローラ送り部22の駆動により基板Kを装置外部に搬出する制御が行われる(基板搬出)。これにより、基板K一枚についての印刷動作が完了する。
【0031】
そして、動作制御手段70は、予め設定されたクリーニングの頻度及びクリーニング時間に応じてマスクMのクリーニングを行う。即ち、動作制御手段70は、クリーニング手段60のクリーニングユニット61を吸引状態として搬送手段62の搬送を開始する制御を行う。このとき、クリーニング時間が設定されている場合には、クリーニングユニット61の一乃至複数回の往復移動がクリーニング時間で行われるように搬送手段62による搬送速度の設定が行われる。
【0032】
また、動作制御手段70は、前述したクリーニング平行実行機能としての制御を行う。かかる機能によれば、動作制御手段70は、予め設定されたクリーニングの頻度及びクリーニング時間に応じて、基板搬出動作の開始と共にマスクMのクリーニングを開始すると共にクリーニングの実行中にかかわらず次の基板Kに対する基板搬入,基板固定,画像認識,補正動作までを実行する制御を行う。
【0033】
(第一の実施形態の効果)
このように、印刷における各作業とクリーニング作業とを平行して実行できるのは、カメラユニット43の搬送領域とクリーニングユニット61の搬送領域とが互いの搬送により干渉しないように設定されていることに起因する。そして、かかる各領域には位置設定及び動作制御手段70によるクリーニング平行実行機能とにより、マスクMのクリーニング作業による印刷作業の中断時間が大幅に短縮され、複数基板に対するクリームはんだ印刷の時間的な高効率化が図られる。
また、カメラユニット43の搬送領域とクリーニングユニット61の搬送領域とが互いの搬送により干渉しないように配置設定したことで、搬送領域を共用する場合のように当該搬送領域の両端部にそれぞれカメラユニットの退避領域とクリーニングユニットの退避領域とを設ける必要がなくなり、これらの搬送方向における装置の小型化が図られる。
【0034】
(その他)
なお、上記動作制御手段70では、クリーニングの開始を印刷済みの基板Kの搬出動作を同時に開始しているが、クリーニング時間を短く設定している場合にはより遅くに開始しても良い。但し、クリーニングの終了が次の基板Kの補正動作の完了以前となることが望ましい。
【0035】
また、撮像手段40の各CCD撮像素子41,42の配置については、上記構成に限定されるものではなく、マスクM及び基板Kに付された位置決め用マーキングの位置に応じて各々が撮像可能な他の配置としても良いし、搬送しないで固定配置としても良い。
【0036】
また、マスクKの撮像のタイミングは上述の記述に限定されるものではなく、補正動作前であればいずれのタイミングで行っても良い。また、初回の基板印刷時にマスクMの撮像を行うと共にそのマスクMの位置を記憶すれば、それ以降の基板Kの印刷時にはマスクの撮像は行わなくとも良い。
【0037】
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。図5は第二の実施形態たるクリームはんだ印刷機10Aを概略的に示した正面図、図6はその右側面図である。なお、かかるクリームはんだ印刷機10Aにあっては前述したクリームはんだ印刷機10と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略するものとする。
【0038】
かかるクリームはんだ印刷機10Aがクリームはんだ印刷機10と大きく異なる点は、撮像手段40Aの各CCD撮像素子41A,42Aの配置である。マスク用のCCD撮像素子41Aは上方を向いた状態で位置決め手段30の印刷ステージ31に固定支持されており、基板用のCCD撮像素子42Aは下方を向いた状態でマスク支持部11の近傍であってマスクMに撮像を遮られない配置で本体フレーム12Aに固定支持されている。これらCCD撮像素子41A,42Aはいずれ固定支持されているので、前述した撮像手段40におけるカメラユニット43及び搬送機構44の存在を不要としている。
【0039】
クリームはんだ印刷機10Aは、撮像手段40Aの各CCD撮像素子41A,42Aが固定支持されていることから、画像認識における撮像動作についてクリームはんだ印刷機10と違いを生じている。即ち、マスクMについては、位置決め手段30を初期位置(図6の実線の状態)のままでCCD撮像素子41Aにより撮像を行うが、基板Kについては、位置決め手段30が内部搬送用ローラ送り部23から基板Kを受け取ると共に当該基板KをCCD撮像素子42Aの下方となる位置(符号30’で示した位置)まで移動させて撮像を行う。なお、この際の印刷ステージ31の移動量は既知として予め動作制御手段70に記憶されている。従って、マスクMの撮像と基板Kの撮像とからこれらの相対的な位置関係は、クリームはんだ印刷機10の場合と同様に算出して求めることが可能である。
【0040】
なお、本体フレーム12Aは、印刷ステージ31を符号30’で示した位置まで移動させることからその移動スペースの確保のために当該移動方向側に突出した形状に形成されているが、実質上の変更を意味するものではない。
【0041】
上述したクリームはんだ印刷機10Aは、前述したクリームはんだ印刷機10と同様の効果を備えると共に、撮像手段40AのCCD撮像素子41A,42Aがそれぞれいずれかの構成に固定支持されているために、独立してこれらを所定位置まで搬送するための構成を不要とすることを可能とする。従って、装置の部品点数の軽減により生産コストの低減及び生産性の向上を図ることが可能となると共に、その省スペース化を図ることが可能となり装置の小型化を図ることが可能となる。なお、前述した本体フレーム12Aの突出形状については、説明を明確にするためにそのような形状である旨を説明したが、実際上はCCD撮像素子42Aの配置や基板Kに付される位置決め用のマーキングの配置により突出部分を解消することが可能であり、ほとんど装置の小型化の妨げとはならない。
【0042】
なお、CCD撮像素子41Aは位置決め手段30の印刷ステージ31上に設けられていることから、マスクMの撮像の際には、位置決め手段30の駆動により撮像により適した位置まで移動させても良い。
また、各CCD撮像素子41A,42Aの配置については、マスクM及び基板Kに付された位置決め用マーキングの位置に応じて各々が撮像可能な他の配置としても良い。
また、クリーニングの開始,マスクKの撮像のタイミングについては、クリームはんだ印刷機10と同様に他のタイミングで行っても良い。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、撮像手段を、クリーニング手段の搬送領域外に配置したので、クリーニングを行う時期が撮像時期による制限を受けず、制限を受けるのはマスクにはんだを供給し、基板に対してはんだの印刷を行う場合のみとすることができる。従って、これ以外のタイミング、即ち、基板へのはんだ付着が完了してマスクから離れた時点から次の基板の撮像及び位置決めが完了する時点までのいずれの作業タイミングにおいても平行してクリーニング作業を実行することができ、連続する基板の印刷作業において、クリーニングによる中断時間が大幅に低減され、時間的な高効率化により大量の基板を迅速に印刷することが可能となる。
【0044】
また、従来の如く、撮像手段を搬送可能とすると共に搬送領域を共用する場合と異なり、搬送領域の両側にそれぞれクリーニング手段と撮像手段とを退避する領域を必要とせず、搬送方向における装置の大型化を回避し小型化することが可能となる。
【0045】
請求項2記載の発明は、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始されるので、クリーニング作業と他のいずれかの作業とが平行して行われることとなり、当該平行して作業が行われる期間分の印刷中断時間が低減され、時間的な高効率化が図られる。
【0046】
請求項3記載の発明は、マスクのクリーニングがクリームはんだの印刷完了から次の基板についてマスクとの相対的な位置決めを完了するまでに開始され完了するので、クリーニング作業中は全て他のいずれかの作業と平行して行われることとなり、クリーニングによる印刷中断が回避され、より時間的な高効率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態たるクリームはんだ印刷機を概略的に示した正面図である。
【図2】図1のクリームはんだ印刷機の右側面図である。
【図3】クリームはんだ印刷機の制御系を示すブロック図である。
【図4】動作制御手段によるクリームはんだ印刷機の動作のタイミングチャートである。
【図5】第二の実施形態たるクリームはんだ印刷機を概略的に示した正面図である。
【図6】図5のクリームはんだ印刷機の右側面図である。
【図7】従来のクリームはんだ印刷機の全体構成を示す正面図である。
【図8】従来のクリームはんだ印刷機の右側面図である。
【図9】従来のクリームはんだ印刷機の動作を示すタイミングチャートであり、図9(A)はマスクのクリーニングを行わない場合を示し、図9(B)はマスクのクリーニングを行う場合を示す。
【符号の説明】
10,10A クリームはんだ印刷機
40,40A 撮像手段
60 クリーニング手段
62 搬送機構
70 動作制御手段
K 基板
M マスク
Claims (3)
- 印刷パターンが形成されたマスクとクリームはんだの印刷対象となる基板とを相対的に位置決めし、前記マスクの下に前記基板を重ね合わせると共に当該マスクの上面にクリームはんだを塗布して印刷するクリームはんだ印刷機であって、
前記マスクと基板の相対的な位置合わせのための撮像手段と、前記マスクの下面に沿って搬送されて前記マスクのクリーニングを行うクリーニング手段とを備え、
前記撮像手段を前記クリーニング手段の搬送領域外に配置したことを特徴とするクリームはんだ印刷機。 - 前記クリームはんだの印刷後,次の基板について前記マスクとの相対的な位置決めを完了するまでに前記クリーニング手段による前記マスクのクリーニングを開始する動作制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のクリームはんだ印刷機。
- 前記クリームはんだの印刷後,次の基板について前記マスクとの相対的な位置決めを完了するまでに前記クリーニング手段による前記マスクのクリーニングを開始して完了させる動作制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のクリームはんだ印刷機。
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