JP2004230038A - ディスプレイフック - Google Patents

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Masaru Tejima
優 手島
Sachiko Tanaka
佐知子 田中
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TEPURASU KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

【課題】陳列棚や展示用ラックの横向きフレームにガタツキなく安定的に取り付けることができるとともに、軽量でかつ大量生産が可能で、かつ簡単に脱着することのできるディスプレイフックを提供することを目的とする。
【解決手段】陳列棚の横方向に延在する横向きフレームに取り付けられるフック部30と、該フック部30から前方に延び、商品が取り付けあるいは吊り下げられるアーム部20とを具備してなるディスプレイフック10であって、前記フック部30には、前記横向きフレームを挿入する開放端を有し、かつ前記横向きフレームの断面形状に対応した形状を有する取付溝Cが設けられており、前記開放端を構成する先端部32a,33a間の距離が、取付時に対応する前記横向きフレームの位置の距離よりも小さくされていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陳列棚などに設けられた横方向に延在する横向きフレームに、着脱可能に取り付けられるフック部と、このフック部から前方に延び、商品が取り付けあるいは吊り下げられるアーム部とを具備してなるディスプレイフックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスプレイフックとしては、商品を吊り下げる丸棒状のアームと、陳列棚の横バー(横向きフレーム)に上方から嵌め合わせるフックベースとを一体に備えたものがあった(特許文献1参照)。
【0003】
また、蛇口の先端に取り付けられて水道水を浄化する蛇口直結型の浄水器などを陳列あるいは展示するディスプレイフックとしては、金属製の蛇口と、この蛇口の基端部が取り付けられるとともに横向きフレームへの取り付けがなされるフックベースとを具備するものがあった。
この金属製の蛇口は、フックベースの前面プレートの略中央部から前方に延びる突出部に対してネジなどの締結部材を介して固定されている。また、フックベースは、その後面プレートに穿設された孔に切られたタップと螺合するチョウネジなどの締結部材を介して横向きフレームに取り付けられている。
なお、現在世の中に出回っている陳列棚や展示用ラックの横向きフレームは、厚み14mm、高さ32mmのものか、あるいは厚み14mm、高さ24mmのものがほとんどである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−253403号公報(図1,図8,図9,図10)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の図1および図10に開示されたディスプレイフックでは、側面視コ字形のフックベースが、角筒状の横バーに上方から単に嵌め合わされて取り付けられるようになっている。
しかしながら、このように上方から単に引っ掛けるだけの構成では、商品をアーム部から取り外したり、アーム部に商品を吊り下げたりするときにアーム部が特に上下に大きく振れてしまい、商品を取り外し難かったり、吊り下げ難いといった問題点があった。
また、このような振れを抑えるために、フックベースの下面側に支持ボルトを設けるようにしたもの(引用文献1の図8および図9を参照)もある。
しかしながら、このようにボルト止めしたものでも、アーム部が振れることによりボルトが徐々に緩んでしまい、緩んでしまった場合にはその度にボルトを締め直さなければならないといった問題点があった。
【0006】
一方、上述したような蛇口直結型の浄水器などを陳列あるいは展示するディスプレイフックは、フックベースと蛇口、およびフックベースと横向きフレームがそれぞれ締結部材により固定されている。蛇口直結型の浄水器などは、お客様(購入者)が実際に製品を操作して操作性を確かめるなどするため、特に蛇口の先端部に上下方向の大きな力が加わり、これら締結部材が緩みやすくガタツキが多くなり、実際に近い操作性を体験できないといった問題点があった。
また、このようなディスプレイフックは一つずつ手作りで生産されているため、大量生産を行うことができないといった問題点があった。
さらに、蛇口直結型の浄水器などの商品を陳列あるいは展示する前に組み立て作業を行わなければならず、また陳列あるいは展示が終わったら解体作業を行わなければならないため、組立・解体作業が繁雑で、余分な作業時間を費やさなければならないといった問題点があった。
さらにまた、ディスプレイフック全体が金属製であるため、重量が非常に重くなってしまうといった問題点もあった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、陳列棚や展示用ラックの横向きフレームにガタツキなく安定的に取り付けることができるとともに、軽量でかつ大量生産が可能で、かつ簡単に脱着することのできるディスプレイフックを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1に記載のディスプレイフックにおいて、陳列棚の横方向に延在する横向きフレームに取り付けられるフック部と、該フック部から前方に延び、商品が取り付けあるいは吊り下げられるアーム部とを具備してなるディスプレイフックであって、前記フック部には、前記横向きフレームを挿入する開放端を有し、かつ前記横向きフレームの断面形状に対応した形状を有する取付溝が設けられており、前記開放端を構成する先端部間の距離が、取付時に対応する前記横向きフレームの位置の距離よりも小さくされていることを特徴とする。
【0009】
このようなディスプレイフックによれば、開放端を構成する先端部間の距離(あるいは間隙)を、横向きフレームの厚みあるいは高さと同じに(あるいはそれよりも大きく)なるように拡げた後、開放端側から横向きフレームを取付溝内に挿入していき、横向きフレームが取付溝内に完全に納められたら、先端部間を拡げるのをやめる。このとき、横向きフレームはフック部の取付溝内に収容されているとともに、先端部間に発生した挟持力(弾性力)により横向きフレームが挟み込まれることとなる。
【0010】
請求項2に記載のディスプレイフックにおいて、前記フック部の前記取付溝は、略コ字状部材の内側面によって形成されていることを特徴とする。
【0011】
このようなディスプレイフックによれば、横向きフレームの少なくとも三面が取付溝の少なくとも三つの面(略コ字状部材の内側面)により保持されることとなる。
【0012】
請求項3に記載のディスプレイフックにおいて、前記先端部には、前記横向きフレームの下面あるいは上面、または後面に掛止される掛止部が設けられていることを特徴とする。
【0013】
このようなディスプレイフックによれば、フック部を横向きフレームに取り付けたときに、先端部に設けられた掛止部が横向きフレームの下面あるいは上面、または後面に掛止されるようになっている。
すなわち、掛止部と横向きフレームの下面あるいは上面、または後面との掛止を解かなければ、フック部を横向きフレームから取り外すことができないようになっている。
【0014】
請求項4に記載のディスプレイフックにおいて、前記アーム部の基端部が、前記フック部の前記掛止部と反対の側に位置するように設けられていることを特徴とする。
【0015】
このようなディスプレイフックによれば、アーム部の基端部がフック部の掛止部から離れた位置にあるため、アーム部が揺れ動いたときに生じた力は掛止部にはほとんど伝達されないようになっている。
すなわち、アーム部が動かされても掛止部と横向きフレームの下面あるいは上面、または後面との掛止が解けないように構成されている。
【0016】
請求項5に記載のディスプレイフックにおいて、前記アーム部および前記フック部は、樹脂により一体成形されていることを特徴とする。
【0017】
このようなディスプレイフックによれば、樹脂により一体成形されているので、アーム部とフック部とをつなぎ合わせたり、解体する必要がない。
また、樹脂によりできているので軽量化を図ることができて、かつ大量生産を行うことができる。
【0018】
請求項6に記載のディスプレイフックにおいて、前記樹脂はABS樹脂であることを特徴とする。
【0019】
このようなディスプレイフックによれば、メッキを施しやすいABS樹脂により作り出されている。
【0020】
請求項7に記載のディスプレイフックにおいて、前記アーム部は、蛇口の形に成形されていることを特徴とする。
【0021】
このようなディスプレイフックによれば、その疑似蛇口の先端部に、たとえば蛇口直結型の浄水器などを取り付けることができるようになっている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるディスプレイフックの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1および図2に示すように、本発明によるディスプレイフック10は、アーム部20と、フック部30とを主たる要素として構成されたものである。
なお、本実施形態ではアーム部20が蛇口の形をしたものについて説明する。この場合、アーム部20(すなわち蛇口)の先端部には、陳列あるいは展示しようとする商品である「蛇口直結型の浄水器」が取り付けられることとなる。
【0023】
蛇口の形をしたアーム部20の基端部21は、フック部30の上部に位置するように設けられている。すなわち、後述する掛止部32c,33cおよび第二の掛止部32e,33eから離間した(遠い)位置(あるいは前面プレート32の中央部よりも上方)に設けられている。
【0024】
フック部30は、図2に示すように、側面視において略コ字状に屈曲形成されたプレート状の部材であり、基端部31と、この基端部31の前端から下方に向かって延設された前面プレート32と、同基端部31の後端から下方に向かって延設された後面プレート33とから構成されたものである。
これら基端部31、前面プレート32、および後面プレート33の内側面により取付溝Cが形成されている。
【0025】
前面プレート32および後面プレート33の先端部(すなわち、前面プレート32および後面プレート33の最も下方に位置する部分)32a,33aにより開放端が構成されているとともに、これら先端部32a,33aには、内方(すなわち、前面プレート32と後面プレート33とが対向する側)に向かって突出する突起部32b,33bが設けられている。
突起部32b,33bは、その上側に位置する掛止部32c,33cと、これら掛止部32c,33cの内方端から前面プレート32および後面プレート33の下方端に延びる傾斜部32d,33dとからなるものである。
また、掛止部32c,33cの上方には第二の掛止部(あるいは切欠部)32e,33eが設けられている。
【0026】
基端部31の下面前端から下方に位置する第二の掛止部32eの前方端にかけて第一の内壁面32fが形成されているとともに、基端部31の下面後端から下方に位置する第二の掛止部33eの後方端にかけて第二の内壁面33fが形成されている。これら第一の内壁面32fおよび第二の内壁面33fは、その上下方向の長さが、たとえば24mmとなるよう(あるいはこれよりも若干長くなるよう)に形成されている。
また、第二の掛止部32eの後方端から下方に位置する掛止部32cの前方端にかけて第三の内壁面32gが形成されているとともに、第二の掛止部33eの前方端から下方に位置する掛止部33cの後方端にかけて第四の内壁面33gが形成されている。これら第三の内壁面32gおよび第四の内壁面33gは、その上下方向の長さが、たとえば8.5mmとなるよう(あるいはこれよりも若干長くなるよう)に形成されている。
【0027】
基端部31の下面前端と下面後端との間は、その左右方向の長さが、たとえば14mmとなるよう(あるいはこれよりも若干長くなるよう)に形成されている。また、第二の掛止部32eの前方端と第二の掛止部33eの後方端との間の長さは、前述した基端部31の下面前端と下面後端との間の長さよりも小さくなるように形成されている。
【0028】
第二の掛止部32eの後方端と第二の掛止部33eの前方端との間は、その間隔が、たとえば10mmとなるよう(あるいはこれよりも若干短くなるよう)に形成されている。また、掛止部32cの前方端と掛止部33cの後方端との間の長さは、前述した第二の掛止部32eの後方端と第二の掛止部33eの前方端との間の間隔よりも小さくなるように形成されている。
すなわち、第一の内壁面32f、第二の内壁面33f、第三の内壁面32g、および第四の内壁面33gは、上方から下方に向かって壁面間の間隔が漸次狭まっていくように形成されている。
【0029】
基端部31、前面プレート32および後面プレート33の上部(すなわち第一の内壁面32fおよび第二の内壁面33fの上半分が位置する部分)、および掛止部32c,33cと第二の掛止部32e,33eとの間の部分(すなわち第三の内壁面32gおよび第四の内壁面33gが位置する部分)の肉厚はたとえば4mmに形成されている。
これに対して、前面プレート32および後面プレート33の中央部、すなわち第一の内壁面32fおよび第二の内壁面33fの下半分が位置する部分の肉厚はたとえば2mm、すなわち基端部31、前面プレート32および後面プレート33の上部の肉厚の約半分とされている。
【0030】
また、フック部30の幅については特に限定されるものではないが、本実施形態では約40mmとしている。
【0031】
なお、上述したアーム部20とフック部30とは、射出成形により一体に成形されていると好適である。
これにより、大量生産が可能となり、製品1個当たりのコストを低減させることができる。
また、アーム部とフック部との間をつなぐための組み立て作業や、フック部からアーム部を取り外すための解体作業を行う必要がないため、無駄な作業時間を省くことができる。
さらに、アーム部とフック部との間にガタツキを生じるおそれがないので、アーム部を横向きフレームに対して常に安定的な状態に維持することができる。
【0032】
また、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)樹脂で作り出されているとさらに好適である。
これにより、製品の表面にメッキを施すことができる。したがって、上述したようにアーム部20を蛇口の形にした場合には、銀色のメッキを施すことにより、金属製の蛇口と変わらない外観を作り出すことができる。
【0033】
つぎに、本発明によるディスプレイフック10の横向きフレームへの取り付け・取り外し方法について説明する。
まず、厚みが14mm、高さが32mmの断面矩形状を有する横向きフレームF1への取り付け方法について説明する。
取り付け作業者は、両手の指の指先(あるいは腹)で前面プレート32および後面プレート33の傾斜部32d,33dを、互いに反対の方向(すなわち、傾斜部32dと傾斜部33dとの間の距離が拡がる方向)に、前面プレート32および後面プレート33の先端の間隙が横向きフレームF1の厚みよりも大きくなるように拡げる。
そして、前面プレート32の傾斜部32dと横向きフレームF1の上面前端、および後面プレート33の傾斜部33dと横向きフレームF1の上面後端をそれぞれ当接させた後、フック部30の基端部31およびアーム部20の基端部21を左手あるいは右手の手のひらで下方に押し込んでいく。
このとき、前面プレート32の傾斜部32dと横向きフレームF1の前面壁、および後面プレート33の傾斜部33dと横向きフレームF1の後面壁がそれぞれ互いに接触しながら押し込まれていく。
基端部31の下面が横向きフレームF1の上面に衝突するまで押し込まれると、前面プレート32および後方プレート33自身が有する弾性力により先端部32a,33aが互いに近づく方向に移動し、前面プレート32の掛止部32cが横向きフレームF1の下面前端部を掛止するとともに、後面プレート33の掛止部33cが横向きフレームF1の下面後端部を掛止して、図3に示すような状態になる。このとき、前面プレート32および後方プレート33は常に元の状態に戻ろうとしているため、特に横向きフレームF1の下方で前面プレート32および後方プレート33による挟持力が強まって、ディスプレイフック10が横向きフレームF1にしっかりと固定されることとなる。
【0034】
横向きフレームF1から本発明によるディスプレイフック10を取り外す場合、まずはじめに、取り外し作業者は、両手の指の指先(あるいは腹)で前面プレート32および後面プレート33の傾斜部32d,33dを互いに反対の方向(すなわち、傾斜部32dと傾斜部33dとの間の距離が拡がる方向)に拡げ、掛止部32cの後方端と掛止部33cの前方端との間の間隙が横向きフレームF1の厚みよりも大きくなるようにする。
そして、掛止部32cの後方端と横向きフレームF1の前面壁、および掛止部33cの前方端と横向きフレームF1の後面壁が互いに接触しながら、あるいは接触することなく、ディスプレイフック10全体を上方に移動させていく。
ディスプレイフック10が横向きフレームF1から外れたのを確認した後、指の力を抜くと、前面プレート32および後面プレート33自身が有する弾性力、すなわち自己復帰力によりフック部30は元の形状(すなわち、図1および図2に示す状態)に自動復帰することとなる。
【0035】
つぎに、厚みが14mm、高さが24mmの断面矩形状を有する横向きフレームF2への取り付け方法について説明する。
取り付け作業者は、両手の指の指先(あるいは腹)で前面プレート32および後面プレート33の傾斜部32d,33dを互いに反対の方向(すなわち、傾斜部32dと傾斜部33dとの間の距離が拡がる方向)に、前面プレート32および後面プレート33の先端の間隙が横向きフレームF2の厚みよりも大きくなるように拡げる。
そして、前面プレート32の傾斜部32dと横向きフレームF2の上面前端、および後面プレート33の傾斜部33dと横向きフレームF2の上面後端をそれぞれ当接させた後、フック部30の基端部31を左手あるいは右手の手のひらで下方に押し込んでいく。
このとき、前面プレート32の傾斜部32dと横向きフレームF2の前面壁、および後面プレート33の傾斜部33dと横向きフレームF2の後面壁がそれぞれ互いに接触している。
押し込まれていって、横向きフレームF2の下面前端および下面後端が、掛止部32cの後方端および掛止部33cの前方端を通過すると、前方プレート32および後方プレート33自身が有する弾性力により、横向きフレームF2の前面壁と第二の掛止部32eとが接触するとともに、横向きフレームF2の後面壁と第二の掛止部33eとが接触するようになる。
この状態からさらに、フック部30の基端部31が下方に押し込まれ、基端部31の下面が横向きフレームF2の上面に衝突すると、前面プレート32および後方プレート33自身が有する弾性力により先端部32a,33aが互いに近づく方向に移動し、前面プレート32の第二の掛止部32eが横向きフレームF2の下面前端部を掛止するとともに、後面プレート33の第二の掛止部33eが横向きフレームF2の下面後端部を掛止して、図4に示すような状態になる。このとき、前面プレート32および後方プレート33が常に元の状態に戻ろうとしているため、特に横向きフレームF2の下方で前面プレート32および後方プレート33による挟持力が強まって、ディスプレイフック10が横向きフレームF2にしっかりと固定されることとなる。
【0036】
横向きフレームF2から本発明によるディスプレイフック10を取り外す場合、まずはじめに、取り外し作業者は、両手の指の指先(あるいは腹)で前面プレート32および後面プレート33の傾斜部32d,33dを互いに反対の方向(すなわち、傾斜部32dと傾斜部33dとの間の距離が拡がる方向)に拡げ、第二の掛止部32eの後方端と第二の掛止部33eの前方端との間の間隙が横向きフレームF2の厚みよりも大きくなるようにする。
そして、第二の掛止部32eの後方端と横向きフレームF2の前面壁、および第二の掛止部33eの前方端と横向きフレームF2の後面壁が互いに接触しながら、あるいは接触することなく、ディスプレイフック10全体を上方に移動させていく。そうすると横向きフレームF2の下面前方端および下面後方端がそれぞれ、掛止部32c,33cと接触するようになる。
そうしたら、取り外し作業者は、両手の指の指先(あるいは腹)で前面プレート32および後面プレート33の傾斜部32d,33dを互いに反対の方向にさらに拡げ、掛止部32cの後方端と掛止部33cの前方端との間の間隙が横向きフレームF2の厚みよりも大きくなるようにする。
そして、掛止部32cの後方端と横向きフレームF2の前面壁、および掛止部33cの前方端と横向きフレームF2の後面壁が互いに接触しながら、あるいは接触することなく、ディスプレイフック10全体を上方に移動させていく。
ディスプレイフック10が横向きフレームF2から外れたのを確認した後、指の力を抜くと、前面プレート32および後面プレート33自身が有する弾性力、すなわち自己復帰力によりフック部30は元の形状(すなわち、図1および図2に示す状態)に自動復帰することとなる。
【0037】
ディスプレイフック10が、図3および図4に示すように横向きフレームF1,F2に取り付けられると、横向きフレームF1,F2が取付溝C内に納められるとともに、前面プレート32および後面プレート33自身の弾性力から生じる挟持力によりこれらプレート32,33間に横向きフレームF1,F2が挟み込まれ、かつ前面プレート32の掛止部(あるいは第二の掛止部)が横向きフレームの下面前端部を掛止するとともに、後面プレート33の掛止部(あるいは第二の掛止部)が横向きフレームの下面後端部を掛止することとなる。
これにより、ディスプレイフック10は横向きフレームF1,F2に対してガタツキなく、確実かつ堅固に取り付けられることとなる。
【0038】
また、アーム部20の先端部が上方向に動かされた場合には、前面プレート32の掛止部32c(あるいは第二の掛止部32e)を横向きフレームF1(あるいはF2)の下面前端部に掛止させているため、その上方向への動きは確実に抑制されることとなる。一方、アーム部20の先端部が下方向に動かされた場合には、後面プレート33の掛止部33c(あるいは第二の掛止部33e)を横向きフレームF1(あるいはF2)の下面後端部に掛止させているため、その下方向への動きは確実に抑制されることとなる。
これにより、たとえアーム部20の先端部が上下方向に動かされようともガタツキを生じるおそれがない。
すなわち、これら掛止部は横向きフレームの下面前端部および下面後端部を常に確実にグリップし続けることとなるので、たとえばアーム部20の先端部に浄水器などが取り付けられてこの浄水器が操作されたとしても、ガタツキを生じることがなく、お客様が実際に近い操作性を体験できる。
【0039】
また、ディスプレイフック10を横向きフレームF1,F2に取り付けたり取り外したりする際、傾斜部32d,33dに指を引っ掛けることができるようになっているので、先端部32a,33a間の間隙、掛止部32c,33c間の間隙、および第二の掛止部32e,33e間の間隙を容易に拡げることができて、ディスプレイフック10を横向きフレームF1,F2に容易に取り付けたり取り外したりすることができる。
さらに、これら傾斜部32d,33dの表面に横向きフレームの上面前端および上面後端をそれぞれ押し付けていくことにより、先端部32a,33a間の間隙、掛止部32c,33c間の間隙、および第二の掛止部32e,33e間の間隙が自然に拡がるようになっているので、女性など非力な作業者でも少ない力で簡単にディスプレイフック10を横向きフレームF1,F2に取り付けることができる。
【0040】
なお、本発明は上述した実施形態のものに限定されるものではなく、図5に示すように、上述したフック部30を上下逆さまとして、横向きフレームF1,F2の下方側からディスプレイフック110を取り付け・取り外しできるように構成することもできる。
このように構成することにより、上述した作用効果を奏することができるのはもちろんのこと、図5に示したように、前面プレート32の正面側に印刷された企業名(商品名)がアーム部20の陰に隠れることなくハッキリと見えるようになり、商品を購入あるいは試しにきたお客様に対して、企業名(商品名)を積極的に宣伝(あるいはアピール)することができる。
【0041】
また、本発明はディスプレイフックを、横向きフレームの上方あるいは下方から着脱することができるものに限定されるものではなく、前面(正面)側から着脱可能なものとすることもできる。
【0042】
さらに、アーム部20は上述した実施形態のように蛇口型に形成されたものに限定されるものではなく、たとえば単なる丸棒状として、内部に商品を包装した包装体などを吊り下げるようにすることもできる。
【0043】
さらにまた、上述した実施形態では、2種類の高さ(24mm,32mm)を有する横向きフレームにそれぞれ対応できるように、掛止部32c,33cおよび第二の掛止部32e,33eを有するものについて説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方のみを備えたものであっても良い。
【0044】
さらにまた、本発明が適用される横向きフレームの断面形状は上述したような矩形形状のものに限定されるものではなく、たとえば三角形や五角形などの多角形を有するものであっても良いし、楕円などの形状を有するものであっても良い。
【0045】
さらにまた、本発明は横向きフレームに対してだけ適用されるものではなく、縦向きフレームや斜め向きフレームなどにももちろん適用することができる。
【0046】
さらにまた、本発明が適用されるフレームは陳列用あるいは展示用のものに限定されるものではなく、たとえば洋服タンス内や部屋の壁に設けられたフレーム(あるいはレール)などにも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明のディスプレイフックによれば、以下の効果を奏する。
横向きフレームが取付溝内に納められるとともに、前面プレートおよび後面プレート自身の弾性力から生じる挟持力によりこれらプレート間に横向きフレームが挟み込まれ、かつ前面プレートの掛止部(あるいは第二の掛止部)が横向きフレームの下面前端部を掛止するとともに、後面プレートの掛止部(あるいは第二の掛止部)が横向きフレームの下面後端部を掛止することとなるので、ディスプレイフックを横向きフレームに対してガタツキなく、確実かつ堅固に取り付けることができる。
【0048】
また、アーム部の先端部が上方向に動かされた場合、前面プレートの掛止部(あるいは第二の掛止部)を横向きフレームの下面前端部に掛止させているため、その上方向への動きは確実に抑制されることとなる。一方、アーム部の先端部が下方向に動かされた場合には、後面プレートの掛止部(あるいは第二の掛止部)を横向きフレームの下面後端部に掛止させているため、その下方向への動きは確実に抑制されることとなる。
これにより、たとえアーム部の先端部が上下方向に動かされようともガタツキを生じるおそれがなく、これら掛止部は横向きフレームの下面前端部および下面後端部を常に確実にグリップし続けることとなるので、たとえばアーム部の先端部に浄水器などが取り付けられてこの浄水器が操作されたとしても、ガタツキを生じることがなく、お客様は実際に近い操作性を体験できる。
【0049】
さらに、ディスプレイフックを横向きフレームに取り付けたり取り外したりする際、傾斜部に指を引っ掛けることができるようになっているので、先端部間の間隙、掛止部間の間隙、および第二の掛止部間の間隙を容易に拡げることができて、ディスプレイフックを横向きフレームに容易に取り付けたり取り外したりすることができる。
さらにまた、これら傾斜部の表面に横向きフレームの上面前端および上面後端をそれぞれ押し付けていくことにより、先端部間の間隙、掛止部間の間隙、および第二の掛止部間の間隙が自然に拡がるようになっているので、女性など非力な作業者でも少ない力で簡単にディスプレイフックを横向きフレームに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスプレイフックの一実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示すディスプレイフックの右側面図である。
【図3】厚み14mm、高さ32mmの断面矩形状を有する横向きフレームに、本発明によるディスプレイフックを装着した状態を示す右側面図である。
【図4】厚み14mm、高さ24mmの断面矩形状を有する横向きフレームに、本発明によるディスプレイフックを装着した状態を示す右側面図である。
【図5】本発明によるディスプレイフックの他の実施形態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
10 ディスプレイフック
20 アーム部
21 基端部
30 フック部
32a 先端部
32c 掛止部
32e 第二の掛止部
33a 先端部
33c 掛止部
33e 第二の掛止部
110 ディスプレイフック
C 取付溝
F1 横向きフレーム
F2 横向きフレーム

Claims (7)

  1. 陳列棚の横方向に延在する横向きフレームに取り付けられるフック部と、該フック部から前方に延び、商品が取り付けあるいは吊り下げられるアーム部とを具備してなるディスプレイフックであって、
    前記フック部には、前記横向きフレームを挿入する開放端を有し、かつ前記横向きフレームの断面形状に対応した形状を有する取付溝が設けられており、
    前記開放端を構成する先端部間の距離が、取付時に対応する前記横向きフレームの位置の距離よりも小さくされていることを特徴とするディスプレイフック。
  2. 前記フック部の前記取付溝は、略コ字状部材の内側面によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイフック。
  3. 前記先端部には、前記横向きフレームの下面あるいは上面、または後面に掛止される掛止部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイフック。
  4. 前記アーム部の基端部が、前記フック部の前記掛止部と反対の側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載のディスプレイフック。
  5. 前記アーム部および前記フック部は、樹脂により一体成形されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のディスプレイフック。
  6. 前記樹脂はABS樹脂であることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイフック。
  7. 前記アーム部は、蛇口の形に成形されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のディスプレイフック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007198483A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Kyocera Corp メッキ付樹脂部材の固定構造、電子機器及びメッキ付樹脂部材の固定方法

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