JP2004229778A - 温蔵ショーケースの加熱制御装置 - Google Patents

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Kazuyuki Yamaguchi
一幸 山口
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Abstract

【課題】ショーケースの外気温に関わりなく、常に一定温度で商品を加熱できるようにする。
【解決手段】庫内に複数段の商品棚2を有し、これらの商品棚2には商品を加熱するヒータ7がそれぞれ設けられるとともに、これらのヒータ7は温度センサ8からの温度信号と予め設定された目標温度とに基づいて、ヒータコントローラ9により個別に制御される温蔵ショーケースにおいて、外気温度を検出する外気温センサ14を設け、この外気温センサから14の外気温信号に基づいて、商品棚2の温度設定値を補正するようにする。外気温が高いときは温度設定値を低めにシフトし、外気温が低いときは温度設定値を高めにシフトするように補正することにより、外気温の影響を相殺して常に安定した商品温度を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ヒータにより商品を加熱温蔵して陳列するショーケースに関し、詳しくはヒータの通電制御を行なう加熱制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数段の商品棚にそれぞれヒータを設けるとともに、これらのヒータを個別に制御して、商品を所望温度に加温するようにした温蔵ショーケース(以下、単にショーケースという)については、特許文献1にも記載されている。このようなショーケースのシステム構成の他の例を改めて示すと図4の通りである。図4のショーケースは冷蔵と温蔵の両方に共用される多段形オープンショーケースで、断熱壁からなるケース本体内に前面が開口した商品陳列庫1が区画され、庫内に複数段(図4では7段)の商品棚2が設置されている。商品陳列庫1の外側には内外二重の通風路3及び4が形成され、内側通風路3内には冷却器5が設置されるとともに、通風路3,4に通じるケース本体の下部空間には送風ファン6が設置されている。
【0003】
また、各商品棚2には、それぞれヒータ7及び温度センサ8が設けられている。ヒータ7には一般にシリコンゴムなどの耐熱性樹脂で被覆された線材が用いられ、この線材は棚板裏面に蛇行してアルミ箔により貼り付けられる。また、サーミスタなどからなる温度センサ8は、商品棚2あるいはヒータ7に貼り付けられる。ヒータ7の運転は、ヒータコントローラ9により制御される。
【0004】
図4において、冷蔵運転時には、冷却器5に図示しない圧縮機から冷媒が供給されるとともに送風ファン6が運転され、内外通風路3,4及び商品陳列庫1の前面開口を通して循環送風される。その際、内側通風路3を循環する通風は冷却器5を通過して冷却され、庫内商品はこの冷却風により冷却される。また、外側通風路4を循環する通風は商品陳列庫1の前面開口にエアカーテンを形成し、庫内への外気の進入を遮断する。なお、商品温度は、冷却風の吹出口に設けられた図示しない温度センサからの温度信号に基づいて管理される。
【0005】
一方、温蔵運転時には、ヒータコントローラ9のヒータ電源出力部10から各ヒータ7に通電される。図中、▲1▼〜▲7▼の数字は、商品棚2の棚番号を表している。各商品棚2の温度は各々の温度センサ8で検知され、ヒータコントローラ9のセンサ入力部11に入力される。ヒータコントローラ9の温度設定部12には、予め目標温度が商品棚2ごとに別々に設定入力されている。そこで、ヒータコントローラ9の演算部13は商品棚2ごとに温度信号と目標温度の設定値(温度設定値)とを比較し、ヒータ7をON/OFFして、商品を所望温度に維持する。なお、温蔵運転時には送風ファン6は運転されず、従ってエアカーテンは形成されない。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−210545号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したショーケースにおいて、図示しない商品はヒータ7で加熱された商品棚2からの熱伝導により加熱されるが、その場合の商品表面からの放熱は周囲の空気温度により変化する。ところが、庫内の空気温度はショーケース外部の空気温度(外気温度)により変化し、特に商品陳列庫1の前面が開口したオープンショーケースでは庫内空気の温度変化が大きい。そのため、商品棚2の温度のみを検知してヒータ7の運転を制御するする従来技術においては、季節(夏場と冬場)や設置場所などで商品温度に差が生じるという問題があった。すなわち、図5の温度変化図(横軸は時間、縦軸は温度)に示すように、温度設定値が一定の場合、外気温が高くなると商品温度も高くなり、外気温が低くなると商品温度も低くなる。
そこで、この発明の課題は、ショーケースの環境条件に関わりなく、常に一定温度で商品を加熱できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、庫内に複数段の商品棚を有し、これらの商品棚に商品を加熱するヒータがそれぞれ設けられるとともに、これらのヒータは温度センサからの温度信号と予め設定された目標温度とに基づいて、個別に制御される温蔵ショーケースにおいて、外気温度を検出する外気温センサと、この外気温センサからの外気温信号に基づいて、前記目標温度の設定値を補正する手段とを設けるものとする(請求項1)。
【0009】
この請求項1によれば、外気温が高いときは温度設定値を低めにシフトし、外気温が低いときは温度設定値を高めにシフトするように補正することにより、外気温の影響を相殺して常に安定した商品温度を得ることができる。
【0010】
請求項1において、前記ヒータの通電を個別に停止させる手段を設けるとよい(請求項2)。これにより、商品がほとんど売り切れたような商品棚ではヒータ運転を停止し、省エネを図ることができる。その場合、前記ヒータの通電を停止する前記商品棚が生じたら、この商品棚より上段の前記商品棚における前記目標温度の設定値を補正する手段を設けるのがよい(請求項3)。庫内の全棚の温度分布は、下段の商品棚からの放熱の影響により、上段の商品棚の商品の方が温度が高くなりやすい。従って、目標温度は上段の商品棚ほど低く設定するのがよいが、いずれかの商品棚のヒータの通電を停止した場合には、このヒータの放熱の影響がなくなるので、その分、その商品棚より上段の商品棚の温度設定値を高めにシフトするように補正するとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い、同一構成部分については説明を省略する。図1は、この発明の実施の形態を示すシステム構成図である。従来例を示す図4との相違は、まずショーケース外部の温度を検知する外気温センサ14が設置され、その温度信号が外気温入力部15を介して演算部13に入力されている点である。外気温センサ14は、例えばサーミスタで構成される。また、図1において、ヒータコントローラ9には、ヒータ停止入力部16が設けられている。ヒータ停止入力部16は、各商品棚2のヒータ7を個別に強制停止させる指令をヒータ電源出力部10に与えるためのものである。
【0012】
図1において、温度設定部12には、商品棚2の目標温度が棚別に設定入力されている。例えば、4段目の商品棚2の設定温度を85℃とすると、商品温度は例えば55℃となる。すでに述べたように、上段の商品棚2の商品は下段の商品棚2の放熱の影響を受けて温度が高くなりやすい。例えば商品棚2の温度を全棚85℃とした場合、商品温度は例えば4段目の上記55℃に対し、1段目の商品温度は60℃程度、7段目の商品温度は50℃程度となる。従って、各商品棚2の目標温度は、上段ほど低めに下段ほど高めに設定されている。
【0013】
しかして、演算部13は、この温度設定値と各商品棚2の温度センサ8からの温度信号とに基づき、ヒータ7を個別にON/OFF制御する。この制御は、温度センサ8による検知温度が温度設定値まで上昇するとヒータ7をOFFし、このOFF点からディファレンシャル分(例えば10〜20℃)の温度低下があるとONする、いわゆるOFF点制御により行われている。
【0014】
ここで、図1においては、上記温度設定値は外気温センサ14からの外気温信号により補正されている。すなわち、演算部13は外気温が所定範囲より高くなると温度設定部から読み込んだ温度設定値を所定幅だけ低めにシフトする補正を行ない、また外気温が所定範囲より低くなると温度設定部から読み込んだ温度設定値を所定幅だけ高めにシフトする補正を行ない、この補正後の温度設定値によりヒータ7を制御する。例えば、外気温Tが25℃≧T≧20℃の範囲では補正を行なわないが、T>25℃では温度設定値に−5℃の補正を加え、T<20℃では+5℃の補正を加える。なお、これは最も簡単な例であり、外気温及び補正幅を更に細かく規定することは自由である。
【0015】
このような制御によれば、外気温に応じて温度設定値を補正することができるため、オープンショーケースにおいてもショーケースの設置環境による商品温度のばらつきを最小限に抑えることができる。図2はこの状況を模式的に示した温度変化図で、図示の通り外気温の変動に応じて温度設定値をシフトすることにより、外気温が変化しても商品温度を常に一定に維持することができる。
【0016】
一方、図1において、ヒータ停止入力部16からの入力により、商品棚2のヒータ7は、温度センサ8からの信号に関係なく個別に通電が強制停止される。これにより、商品がほとんど売り切れた商品棚2は加熱を停止して省エネを図ることができる。その場合、演算部13は、いずれかのヒータ7の通電が停止されたら、それより上段の商品棚2の温度設定値を補正する制御を行なう。すなわち、各商品棚2の商品は、その商品棚2よりも下段の商品棚2のヒータ7からの熱の影響も受けているが、この下段のヒータ7がOFFされた場合には、その放熱の影響がなくなるので、その分、上段の商品棚2の温度設定値を高めにシフトするように補正するのである。
【0017】
図3に、例えば3段目の商品棚2について、それよりも下段のヒータ7の通電を停止された場合における温度設定値の補正動作のタイムチャートを示す。図3において、3段目よりも上段の1段目及び2段目のヒータ7のON/OFFは関係ないが、時刻tで4段目がOFFしたら、全段がONしているときの温度設定値Tに対して+ΔT補正し、時刻tで6段目がOFFしたら+ΔT補正する。同様に、時刻tでは+ΔT補正し、時刻tでは+ΔT補正する。その後、時刻tで4段目がONしたら−ΔT補正し、時刻tで6段目がONしたら−ΔT補正する。同様に、時刻tでは−ΔT補正し、時刻tでは−Δ補正する。
【0018】
下段のヒータ7の影響は、その影響を受ける上段の商品棚2に近いほど大きいので、補正幅はΔT>ΔT>ΔT>ΔTとし、例えばΔT=3℃,ΔT=2℃,ΔT=1℃,ΔT=0.5℃とする。このような補正により、図3に破線で示す商品温度は、一層正確に所望温度に維持される。図3は3段目の商品棚2の温度設定値の補正の例であるが、7段目を除いて他の商品棚2についても同様の補正を行う。なお、図示実施の形態では多段形オープンショーケースの例を示したが、外気温度による温度設定値の補正は、他の形式のオープンショーケース、例えば上面が開口した平形オープンショーケースについても適用が可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上の通り、この発明によれば、外気温に応じて各商品棚における温度設定値を補正することにより、季節やショーケースの設置場所などの環境条件が変っても、商品の加熱温度を常に正確に維持することができる。また、各商品棚のヒータを個別に強制停止可能とすることにより、商品の売行きなどに応じて省エネを図ることができ、その際、ヒータの停止状況に応じて、上段の商品棚の温度設定値を補正することにより、商品温度の維持が一層正確になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すショーケースのシステム構成図である。
【図2】図1のショーケースにおける温度変化を示す線図である。
【図3】図1のショーケースのヒータを停止させた場合の3段目の商品棚における温度設定値の補正動作を示すタイムチャートである。
【図4】従来例を示すショーケースのシステム構成図である。
【図5】図4のショーケースにおける温度変化を示す線図である。
【符号の説明】
1 商品陳列庫
2 商品棚
7 ヒータ
8 温度センサ
9 ヒータコントローラ
14 外気温センサ
16 ヒータ停止入力部

Claims (3)

  1. 庫内に複数段の商品棚を有し、これらの商品棚に商品を加熱するヒータがそれぞれ設けられるとともに、これらのヒータは温度センサからの温度信号と予め設定された目標温度とに基づいて、個別に制御される温蔵ショーケースにおいて、
    外気温度を検出する外気温センサと、この外気温センサからの外気温信号に基づいて、前記目標温度の設定値を補正する手段とを設けたことを特徴とする温蔵ショーケースの加熱制御装置。
  2. 前記ヒータの通電を個別に停止する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の温蔵ショーケースの加熱制御装置。
  3. 前記ヒータの通電を停止する前記商品棚が生じたら、この商品棚より上段の前記商品棚における前記目標温度の設定値を補正する手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の温蔵ショーケースの加熱制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014115063A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Fuji Electric Co Ltd ショーケースの制御装置
JP2015218965A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 ホシザキ電機株式会社 冷却装置、及び、加熱装置
JP2017225551A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 富士電機株式会社 ショーケース
JP2019037372A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 東芝キヤリア株式会社 ショーケース

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