JP2004229064A - 付加番号表示方法及び携帯通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特番を選択するためのメニューを、「184」や「186」等の使用頻度の高い特番を組み込んだ「発信メニュー」と、他の特番を羅列した「特番選択メニュー」とで構成し、最初に「発信メニュー」を表示する。「発信メニュー」内には、「特番選択メニュー」を表示するためのボタンが表示されており、ユーザは、使用頻度の高い特番以外の特番を追加する場合は、このボタンを操作することで「特番選択メニュー」を表示して所望の特番の選択を行う。この選択された特番は、電話番号に付加され「発信メニュー」内で表示される。最後に、「発信メニュー」において、この特番を付加した電話番号をそのまま発信するか、「184」或いは「186」を付加して発信するかを選択して発信操作を行う。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯電話機,PHS電話機(Personal Handyphone System ),無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital(Data) Assistant),据え置き型の電話機、或いは電話機能を有するパーソナルコンピュータ装置等に設けて好適な付加番号表示方法及び携帯通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機(或いは据え置き型の電話機)において、発信時に電話番号に付加することで所定の通信形態での通信を行うことができる特別な番号(以下、特番という。)が知られている。
【0003】
具体的には、この特番としては、携帯電話機の設定が電話番号を発信先に通知するように設定されている場合に、その通話に限り、発信者の電話番号を発信先に非通知とする際に使用する「184」、携帯電話機の設定が、電話番号を発信先に通知しないように設定されている場合に、その通話に限り、発信者の電話番号を発信先に通知する際に使用する「186」が知られている。
【0004】
また今日において、電話会社に対して予め一定の通話料を前払いしておき、この前払いした通話料の範囲内で通話を可能とするプリペイド方式による通話が知られているが、このプリペイド方式による通話を行う際に使用する特番は「1401(又は1400)」となっている。
【0005】
このような特番を使用して通話を行う場合、ユーザは発信先の電話番号を入力、或いは電話帳メモリに登録されている電話番号の中から発信先の電話番号を選択すると共に、所定のキー操作を行い特番選択メニューの表示を行う。
【0006】
上記「184」,「186」及び「プリペイド」の3つが特番であった場合、上記所定のキー操作を行うことで、
184+発信
186+発信
プリペイド+発信
184+プリペイド
186+プリペイド
の特番選択メニューが携帯電話機の表示画面に表示される。
【0007】
ユーザは、このような特番選択メニューの中から所望の特番選択メニューを選択し、発信キーを操作する。
【0008】
これにより、例えば上記「184+発信」の特番選択メニューが選択された場合は、「184−090−××××−○○○○」等のように、発信先の電話番号の先頭に「184」の発信者非通知の特番が付加されたかたちの電話番号が表示画面に表示され、発信者の電話番号が発信先に非通知とされた状態で通信が行われる。
【0009】
また、上記「184+プリペイド」の特番選択メニューが選択された場合は、「184−1401−090−××××−○○○○」等のように、発信先の電話番号の先頭に「184」の特番と「1401」の特番が付加されたかたちの電話番号が表示され、発信者の電話番号が発信先に非通知とされたうえでプリペイド方式の通信が行われる。
【0010】
なお、各特番が付加される順序は事業者仕様で定められている。具体的には、「184+プリペイド」或いは「186+プリペイド」の発信形態が選択された場合、「184−1401−090−××××−○○○○」或いは「186−1401−090−××××−○○○○」等のように、プリペイドの特番となる「1401」の前に「184」或いは「186」の特番が付加されるようになっている。
【0011】
なお、このような特番に関する先行技術としては、以下の特許文献が知られている。
【0012】
【特許文献】
特開2000−270084号公報(図2)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このような特番選択メニューの表示形態は、3つの特番の組み合わせを表示するものであるが、今後、特番は、「184」,「186」及び「1401(又は1400)」以外に多数増設される傾向にある。
【0014】
このため、従来の携帯電話機のように、各特番の組み合わせで特番選択メニューを羅列表示した場合、増設される特番が多くなる程、羅列される特番選択メニューの数が多くなる。そして、ユーザに対して、このように数多く羅列された特番選択メニューの中から所望の特番選択メニューを選択させることは、該ユーザに対して煩雑かつ面倒な機器操作を強いることとなり、好ましいことではない。
【0015】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な機器操作で多数の特番の中から所望の特番を選択することができるような付加番号表示方法及び携帯通信端末装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、付加番号を選択するための画面を、使用頻度が高い付加番号を付加した発信、或いはそのままの状態での発信を指定するための発信メニューと、上記使用頻度が高い付加番号以外の付加番号を選択するための付加番号選択メニューとの2画面構成とする。
【0017】
そして、付加番号選択メニューから付加番号が選択される毎に、この選択された付加番号を順に電話番号に付加して表示し、最後に上記発信メニューの中からそのままの状態での発信が選択された場合は、それまで選択された付加番号が付加された電話番号を表示手段に表示し、上記発信メニューの中から使用頻度が高い付加番号を付加した発信が選択された場合は、それまで選択された付加番号と共に、該使用頻度が高い付加番号を電話番号に付加して表示する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
【0019】
[実施の形態の構成]
この本発明の実施の形態となる携帯電話機1は、図1に示すように主に送話部として機能する第1の筐体2と、受話部として機能する第2の筐体3と、これら第1の筐体2と第2の筐体3を相対的に回転可能とするヒンジ部4とを備えている。
【0020】
第1の筐体2には、ユーザにより発声された音声を集音するマイクロホン部5と、操作部6等が設けられている。操作部6には、電話番号や文字等の入力時に操作する複数の操作ボタン7と、回転操作及び押圧操作が可能なジョグダイアル8と、表面がラバー部材で被覆された第1,第2のソフトキー9,10等が設けられている。
【0021】
また、この第1の筐体2の内部には、基地局との間で通信を行う通信系の他、図2に示すように発信時に電話番号に付加することで所定の通信形態での通信を可能とする付加番号(以下、特番という。)のデータが複数記憶された特番記憶部21と、操作部6の操作に対応して該特番記憶部21から特番のデータを読み出し、これを入力された発信先の電話番号に付加して表示部12に表示する制御回路20(CPU)とを有している。
【0022】
上記「特番」のデータとしては、この例の場合、図3に示すように
発番号非通知の特番である「184」、
発番号通知の特番である「186」、
その通話に限り、割り込み着信の禁止を指定する特番である「1452」、
プリペイド方式による通話を指定する特番である「1401」、
1台の携帯電話機を、例えば会社用と私用とで通話料金を分計する際に指定する分計サービスの特番である「131」、
送信先を呼び出すことなく、相手先が利用している留守番電話サービスに対して直接的に伝言を録音するボイスメールを利用する際に指定する特番である「1612」
の各特番のデータが記憶されている。
【0023】
これに対して、第2の筐体3には、受信した音声信号に対応する音響出力を得るスピーカ部11と、待ち受け画像や上記特番の選択メニュー等を表示する表示部12が設けられている。
【0024】
[特番の選択動作]
次に、この実施の形態の携帯電話機1における上記特番の選択動作を説明する。図4(a)〜(g)は、操作部6の操作ボタン7を操作して直接的に入力した発信先の電話番号に対して、所望の特番が付加されるまでの流れを示す表示画像の模式図である。
【0025】
なお、以下、特番を付加する電話番号は、ユーザにより入力されることとして説明を進めるが、この電話番号は、携帯電話機1の電話帳メモリやメモ帳メモリに記憶されている電話番号の中から選択したものであってもよいし、携帯メール等に記載されている電話番号を選択したものであってもよい。いずれの場合も、特番の付加動作は同様であるため、以下の説明を参照されたい。
【0026】
まず、図2に示すCPU20は、操作部6の操作ボタン7の操作を検出すると、図4(a)に示すように入力された順に電話番号の数字を表示部12に表示する。この図4(a)は、電話番号として「090−1234−5678」が入力された例である。
【0027】
また、CPU20は、この電話番号の表示と共に、表示部12の下領域に、3つのボタン画像8G,9G,10Gに重ねて「登録」,「発信」,「カンタンアクセス」の文字をそれぞれ表示する。
【0028】
上記ボタン画像8Gは、ジョグダイアル8を示唆する画像であり、このボタン画像8Gに対して「発信」の文字が表示されている場合は、ジョグダイアル8を押圧操作することで、入力された電話番号で発信処理が行われることを意味している。
【0029】
また、ボタン画像9Gは、第1のソフトキー9を示唆する画像であり、このボタン画像9Gに対して「カンタンアクセス」の文字が表示されている場合は、第1のソフトキー9を押圧操作することで、所定のネットワークに対する接続処理が行われることを意味している。
【0030】
また、ボタン画像10Gは、第2のソフトキー10を示唆する画像であり、このボタン画像10Gに対して「登録」の文字が表示されている場合は、第2のソフトキー10を押圧操作することで、現在、表示部12に表示されている電話番号が、当該携帯電話機1の内部に設けられている電話帳メモリに登録されることを意味している。
【0031】
なお、図1に示すように、この携帯電話機1の場合、右から第1のソフトキー9,ジョグダイアル8,第2のソフトキー10の順に各キー8〜10が第1の筐体2に設けられている。このため、上記各ボタン画像8G〜10Gも、この各キー8〜10の並びに合わせて、右からボタン画像9G,ボタン画像8G,ボタン画像10Gの順に表示される。
【0032】
このように、実際の各キー8〜10の並びに合わせて、各ボタン画像8G〜10Gを表示することにより、ユーザに対して操作するボタン及び該ボタンを操作したときの処理を感覚的に認識させることができる。
【0033】
次に、ユーザは、この入力した電話番号に対して直ぐに発信を行う場合は、該発信の即時実行を指示する発信ボタン13を押圧操作する。これにより、入力した電話番号が直ぐに発信処理され、発信先との通話が可能となる。
【0034】
一方、入力した電話番号に対して「特番」を付加する場合、ユーザは、ジョグダイアル8を押圧操作する。この場合、ジョグダイアル8に対応するボタン画像8Gに対して「発信」の文字が重ねて表示されており、ジョグダイアル8の押圧操作は入力された電話番号の発信を意味している。
【0035】
ただ、上記発信ボタン13が押圧操作された際に、入力された電話番号の即時発信が行われるのに対して、ボタン画像8Gに「発信」の文字が重ねて表示されている場合にジョグダイアル8の押圧操作を検出すると、CPU20は、図4(b)に示すように入力された電話番号と共に「発信メニュー」を表示部12に表示する。また、CPU20は、表示部12の下領域に各ボタン画像8G〜10Gを表示すると共に、これら各ボタン画像8G〜10Gに重ねて「選択」,「特番」,「中止」の各文字をそれぞれ表示する。
【0036】
上記ボタン画像8Gに対して「選択」の文字が表示されている場合は、ジョグダイアル8を回転操作及び押圧操作することで、上記「発信メニュー」の中から所望のメニューを選択できることを意味している。
【0037】
また、ボタン画像9Gに対して「特番」の文字が表示されている場合は、第1のソフトキー9を押圧操作することで「特番選択メニュー」が表示されることを意味している。
【0038】
また、ボタン画像10Gに対して「中止」の文字が表示されている場合は、第2のソフトキー10を押圧操作することで、この「発信メニュー」の表示を中止し、表示画面が図4(a)に示す電話番号の入力画面に戻ることを意味している。
【0039】
〔頻繁に使用する特番の別メニューでの表示〕
ここで、この「発信メニュー」としては、特番の中でも頻繁に用いられる特番を用いた発信を選択するためのメニューが含まれている。
【0040】
具体的には、この「発信メニュー」としては、「発信」,「184+発信」,「186+発信」の各メニューが表示される。このうち、「発信」のメニューは、入力した電話番号に対する即時発信を行う場合に選択するメニューである。また、「184+発信」のメニューは、携帯電話機1が発信者の電話番号を通知するように設定されている場合において、その通話に限り発信者の電話番号を通知しない場合に選択するメニューである。また、「186+発信」のメニューは、携帯電話機1が発信者の電話番号を通知しないように設定されている場合において、その通話に限り発信者の電話番号を通知する場合に選択するメニューである。
【0041】
ユーザは、ジョグダイアル8を回転操作して、このような「発信メニュー」の中から所望のメニューを選択する。CPU20は、ジョグダイアル8の回転操作を検出すると、該ジョグダイアル8の回転操作に応じて図4(b)中、太線枠で示すカーソルCRを「発信」→「184+発信」→「186+発信」→「発信」→「184+発信」・・・の順に移動表示する。ユーザは、ジョグダイアル8を回転操作してカーソルCRを移動させ、所望のメニューを選択して該ジョグダイアル8を押圧操作する。CPU20は、このジョグダイアル8の押圧操作を検出すると、そのときのカーソルCRが位置するメニューに対応する発信処理を行う。
【0042】
具体的には、上記「発信」の文字にカーソルCRが移動されジョグダイアル8が押圧操作された場合、CPU20は、上記入力済みの電話番号で発信処理を行う。
【0043】
また、上記「184+発信」の文字にカーソルCRが移動されジョグダイアル8が押圧操作された場合、CPU20は、図2に示す特番記憶部21から「184」の特番のデータを読み出し、これを入力済みの電話番号の先頭に付加して表示すると共に(184−090−1234−5678)、発信先の電話番号を通知しない状態で発信処理を行う。
【0044】
また、上記「186+発信」の文字にカーソルCRが移動されジョグダイアル8が押圧操作された場合、CPU20は、特番記憶部21から「186」の特番のデータを読み出し、これを入力済みの電話番号の先頭に付加して表示すると共に(186−090−1234−5678)、発信先の電話番号を通知しない状態で発信処理を行う。
【0045】
「184」及び「186」の特番は、それぞれ使用機会の多い特番である。また、「184」及び「186」の特番は、それぞれ他の特番と併用されるよりも単独で使用される機会の方が多い。このため、当該実施の形態の携帯電話機1の場合、「184」及び「186」は、他の特番に対して別メニューで表示するようになっている。このように頻繁に使用する特番を他の特番に対して別メニューで表示することで、ユーザは頻繁に使用する特番を、簡単な操作で選択することができる。
【0046】
なお、この例では、「184」及び「186」の特番を、他の特番とは別メニューで表示することとしたが、これは一例であり、例えばプリペイド方式の特番(1401)や、分計サービスの特番(131)等を別メニューで表示するようにしてもよい。
【0047】
〔別メニューで表示する特番のカスタマイズ〕
また、別メニューで表示する特番をユーザが選択可能としてもよい。この場合、ユーザが、例えば「184」や「186」の各特番よりも、プリペイド方式の特番(1401)や分計サービスの特番(131)の使用頻度が高い場合、この特番の別メニュー表示を指定する。この指定がなされると、CPU20は、上記発信メニューとして、「発信」,「1401+発信」及び「131+発信」の発信メニューを表示する。
【0048】
これにより、使用頻度の高い特番を各ユーザ毎にカスタマイズ可能とすることができ、当該実施の形態の携帯電話機1の利便性をより向上させることができる。
【0049】
〔他の特番の選択動作〕
次に、上記「発信メニュー」において「発信」,「184+発信」→「186+発信」のいずれかが選択されると、そのまま発信処理が行われるのであるが、この「184」或いは「186」以外の特番を選択する場合、ユーザは、図4(b)に示すように「特番」の文字が表示されているボタン画像9Gに対応する第1のソフトキー9を押圧操作する。
【0050】
この場合、第1のソフトキー9の押圧操作を検出すると、CPU20は、図4(c)に示すように上記「184」及び「186」以外の特番を選択するための「特番選択メニュー」を表示部12に表示する。
【0051】
具体的には、この「特番選択メニュー」としては、割り込み着信を禁止する特番を付加する際に選択する「割り込み禁止付加(1452)」、プリペイド方式による通話を行う場合に選択する「プリペイド付加(1401)」、分計サービスを利用する場合に選択する「分計付加(131)」、及びボイスメールを送信する場合に選択する「ボイスメール付加(1612)」の各メニューが表示される。
【0052】
なお、上記「184」及び「186」の各特番は、それぞれ多くのユーザに認識されている。このため、上記「発信メニュー」には番号で表示したが、これら「184」及び「186」以外の特番は、多くのユーザに認識されているとは言えないため、「割り込み禁止付加」、「プリペイド付加」等の文字で表示している。
【0053】
また、CPU20は、この「特番メニュー」を表示する場合、表示部12の下領域にボタン画像8G及びボタン画像10Gを表示すると共に、これらボタン画像8Gに重ねて「選択」の文字を、また、ボタン画像10Gに重ねて「中止」の文字を表示する。
【0054】
上記ボタン画像8Gに対して「選択」の文字が表示されている場合は、ジョグダイアル8を回転操作及び押圧操作することで、上記「特番メニュー」の中から所望のメニューを選択できることを意味している。
【0055】
また、ボタン画像10Gに対して「中止」の文字が表示されている場合は、第2のソフトキー10が押圧操作されると、この「特番メニュー」の表示が中止され、表示画面が図4(b)に示す「発信メニュー」の表示画面に戻ることを意味している。
【0056】
ユーザは、ジョグダイアル8を回転操作して、このような「特番メニュー」の中から所望のメニューを選択する。CPU20は、ジョグダイアル8の回転操作を検出すると、該ジョグダイアル8の回転操作に応じて図4(c)中、太線枠で示すカーソルCRを「割り込み禁止付加」→「プリペイド付加」→「分計付加」→「ボイスメール付加」→「割り込み禁止付加」→「プリペイド付加」・・・の順に移動表示する。ユーザは、ジョグダイアル8を回転操作してカーソルCRを移動させ、所望のメニューを選択して該ジョグダイアル8を押圧操作する。CPU20は、このジョグダイアル8の押圧操作を検出すると、そのときのカーソルCRが位置する特番を、上記入力済みの電話番号に対して付加して表示する。
【0057】
具体的には、上記「割り込み禁止付加」の文字にカーソルCRが移動されジョグダイアル8が押圧操作された場合、CPU20は、表示画面を上記「発信メニュー」の選択画面に戻し、この「割り込み禁止付加」に対応する「1452」の特番を図2に示す特番記憶部21から読み出し、これを上記入力済みの電話番号に、付加して表示部12に表示する。
【0058】
同様に、上記「プリペイド付加」の文字にカーソルCRが移動されジョグダイアル8が押圧操作された場合、CPU20は、図4(d)に示すように、表示画面を上記「発信メニュー」の選択画面に戻し、この「プリペイド付加」に対応する「1401」の特番を上記特番記憶部21から読み出し、これを上記入力済みの電話番号に付加して表示部12に表示する(1401−090−1234−5678)。
【0059】
なお、CPU20は、このジョグダイアル8の押圧操作を検出して表示画面を上記「発信メニュー」の選択画面に戻した際に、図4(d)に示すように、各ボタン画像8G〜10Gに重ねて「選択」,「特番」,「中止」の各文字をそれぞれ表示する。
【0060】
上記ボタン画像8Gに対して「選択」の文字が表示されている場合は、ジョグダイアル8を回転操作及び押圧操作することで、上記「発信メニュー」の中から所望のメニューを選択できることを意味することは前述のとおりである。
【0061】
また、ボタン画像9Gに対して「特番」の文字が表示されている場合は、第1のソフトキー9を押圧操作することで、特番を追加して選択可能であることを意味している。この特番の追加選択動作は後述する。
【0062】
また、ボタン画像10Gに対して「中止」の文字が表示されている場合は、第2のソフトキー10を押圧操作することで、この特番の選択が中止となり、表示画面が図4(a)に示す電話番号の入力画面に戻ることを意味している。
【0063】
次に、ユーザは、「上記選択した特番を付加した状態で発信を行うか」、「上記選択した特番に、さらに184の特番を付加して発信を行うか」、「上記選択した特番に、さらに186の特番を付加して発信を行うか」、或いは「さらに他の特番を選択するか」の判断を行う。
【0064】
すなわち、前述のように、一つの特番の選択を行うと表示画面が上記「発信メニュー」の選択画面に戻る(特番を一つ選択する毎に表示画面が上記「発信メニュー」の選択画面に戻るようになっている。)。このため、ユーザは、発信を行う場合は、ジョグダイアル8を回転操作して図4(d)に示すカーソルCRを発信メニューの中の所望のメニューの位置に移動させ、該ジョグダイアル8を押圧操作する。
【0065】
この場合CPU20は、ジョグダイアル8の押圧操作を検出すると、そのときカーソルCRが位置している発信メニューに対応する発信処理を行う。
【0066】
具体的には、カーソルCRが「発信」の文字に位置しているときにジョグダイアル8の押圧操作を検出した場合、CPU20は、上記選択された特番を電話番号の先頭に付加して発信処理を行う。
【0067】
この例の場合は、特番としてプリペイド方式の通話を示す「1401」が選択されているため、CPU20は、上記「090−1234−5678」の電話番号の先頭に、特番である「1401」を付加することで「1401−090−1234−5678」の電話番号を形成し、この電話番号を発信処理する。これにより、プリペイド方式の通話が可能となる。
【0068】
〔特番の付加順序〕
ここで、複数の特番を付加する場合、その付加順序は、事業者の仕様により定められている。具体的には、図3に「並び順」として示すように「184」或いは「186」の特番は、必ず電話番号の先頭になるように付加される(並び順1)。なお、「184」及び「186」の特番は、1つの発信処理でいずれか一方のみ選択可能となっている(1つの発信処理で両方選択することはできない。)。
【0069】
「割り込み着信禁止(1452)」の特番は、「184」或いは「186」の特番の次に付加される(並び順2)。
【0070】
なお、この「割り込み着信禁止(1452)」の特番は、「184」或いは「186」の特番が付加されない場合には、電話番号の先頭となるように付加される。
【0071】
「プリペイド(1401)」或いは「分計サービス(131)」の特番は、「184(或いは「186)」及び「割り込み着信禁止(1452)」の特番の次に位置するように付加される(並び順3)。
【0072】
なお、「プリペイド(1401)」及び「分計サービス(131)」の特番は、1つの発信処理でいずれか一方のみ選択可能となっている(1つの発信処理で両方選択することはできない。)。
【0073】
また、この「プリペイド(1401)」或いは「分計サービス(131)」の特番は、「184(或いは「186)」及び「割り込み着信禁止(1452)」の特番が付加されない場合には、電話番号の先頭となるように付加される。
【0074】
また、この「プリペイド(1401)」或いは「分計サービス(131)」の特番は、「割り込み着信禁止(1452)」の特番が付加されない場合には、「184(或いは「186)」の特番の次に位置するように付加される。
【0075】
また、この「プリペイド(1401)」或いは「分計サービス(131)」の特番は、「184(或いは「186)」の特番が付加されない場合には、「割り込み着信禁止(1452)」の特番の次に位置するように付加される。
【0076】
「ボイスメール(1612)」の特番は、「184(或いは「186)」,「割り込み着信禁止(1452)」及び「プリペイド(或いは分計サービス)」の特番の次に位置するように付加される(並び順4)。すなわち、この「ボイスメール(1612)」の特番は、他の特番が選択されていない場合は、電話番号の先頭となるように付加され、他の特番が選択されている場合は、該選択されている特番の最後となるように付加される。
【0077】
このように、各特番には、それぞれ付加順序が定められている。このため、図4(d)に示すように、カーソルCRが「184+発信」の文字に位置しているときにジョグダイアル8の押圧操作を検出した場合、CPU20は、上記選択された特番及び「184」の特番を、前述の「付加順序」に従って並べ替えたうえで電話番号に付加して発信処理を行う。
【0078】
具体的には、この例の場合、特番としてプリペイド方式の通話を示す「1401」が選択されており、発信メニューから「184+発信」のメニューが選択された。この「1401」の特番と「184」の特番は、図3に示すように「184」の特番の並び順が「1」、「1401」の特番の並び順が「3」である。
【0079】
このため、CPU20は、上記「090−1234−5678」の電話番号に対して、並び順「1」の「184」の特番、及び並び順「3」の「1401」の特番を順に付加することで「184−1401−090−1234−5678」の電話番号を形成し、この電話番号を発信処理する。これにより、発信先非通知の状態でプリペイド方式の通話が可能となる。
【0080】
同様に、カーソルCRが「186+発信」の文字に位置しているときにジョグダイアル8の押圧操作を検出した場合、CPU20は、上記選択された特番及び「186」の特番を、前述の「付加順序」に従って並べ替えたうえで電話番号に付加して発信処理を行う。
【0081】
具体的には、この例の場合、特番としてプリペイド方式の通話を示す「1401」が選択されており、発信メニューから「186+発信」のメニューが選択された。この「1401」の特番と「186」の特番は、図3に示すように「186」の特番の並び順が「1」、「1401」の特番の並び順が「3」である。
【0082】
このため、CPU20は、上記「090−1234−5678」の電話番号に対して、並び順「1」の「186」の特番、及び並び順「3」の「1401」の特番を順に付加することで「186−1401−090−1234−5678」の電話番号を形成し、この電話番号を発信処理する。これにより、発信先通知の状態でプリペイド方式の通話が可能となる。
【0083】
〔特番の追加選択〕
次に、この段階で、「184」或いは「186」の特番以外の特番が一つ選択されているのであるが、この選択した特番以外の特番をさらに追加して選択する場合、ユーザは、図4(d)に示す「特番」の文字が表示されているボタン画像9Gに対応する第1のソフトキー9を押圧操作する。
【0084】
CPU20は、上記図4(d)に示す「発信メニュー」を表示した状態で第1のソフトキー9の押圧操作を検出すると、図4(e)に示すように、再度、「特番メニュー」を表示する。
【0085】
〔追加選択することができない特番に対する表示形態の変更動作〕
ここで、特番の中には1回の発信処理で同時に選択できないものが存在する。図3の「備考」の欄は、この同時に選択できない特番の関係を示している。すなわち、「184」を選択後にさらに「184」を選択できない等のように、1回の発信処理内で同じ特番を重複して選択することはできないことは勿論なのであるが、例えば「184」を選択した後に「186」を追加して選択することはできない。同様に、「186」を選択した後に「184」を追加して選択することはできない。
【0086】
また、「プリペイド(1401)」を選択後に、さらに「分計サービス(131)」を追加して選択することはできない。同様に、「分計サービス(131)」を選択後に、さらに「プリペイド(1401)」及び「ボイスメール(1612)」を追加して選択することはできない。
【0087】
このように特番の中には1回の発信処理で同時に選択できないものが存在するため、CPU20は、第1のソフトキー9が押圧操作され特番の追加選択が指定されると、現在選択されている特番に対して「追加選択することができない特番」を検出する。そして、上記「特番メニュー」に「追加選択することができない特番」を表示する際に、この「追加選択することができない特番」の表示形態を変更して表示する。
【0088】
図4(e)は、表示形態が変更された「追加選択することができない特番」を示している。この例の場合、前述のように「プリペイド(1401)」の特番が先に選択されている。このため、CPU20は、同じ「プリペイド付加(1401)」の特番と、この「プリペイド付加」の特番と重複して選択することができない「分計付加(131)」の特番を、通常の表示輝度レベルよりも低い輝度レベル(例えば、通常時の半分程度の輝度レベル)で表示する。これにより、ユーザに対して、「追加選択することができない特番」を認識させることができる。
【0089】
なお、「追加選択することができない特番」は、ユーザが認識できればよいため、通常時よりも高い輝度レベルで表示してもよいし、選択可能な特番とは異なる色で表示してもよい。さらに、「追加選択することができない特番」は、「特番メニュー」に表示しないようにしてもよい。
【0090】
次にユーザは、ジョグダイアル8を回転操作して図4(e)に示すカーソルCRを移動させ、追加選択可能な特番の中から追加選択を行う所望の特番を選択してジョグダイアル8を押圧操作する。
【0091】
なお、ユーザにより上記「追加選択することができない特番」の表示位置にカーソルCRが移動され、ジョグダイアル8が押圧操作された場合、CPU20は、何の処理も行うことなく、上記「特番メニュー」の表示を継続制御する。これにより、ジョグダイアル8を押圧操作してその特番を選択したにも拘わらず、何の処理もされないため、ユーザは、その特番は、「追加選択することができない特番」であることを認識することとなる。
【0092】
また、ユーザから、この「追加選択することができない特番」の選択が指示された場合、「ビープ音」や「選択できない旨のメッセージ」等の音声を発音制御するようにしてもよい。
【0093】
CPU20は、追加選択可能な特番の表示位置にカーソルCRが移動され、ジョグダイアル8が押圧操作されると、上述の並び順に従って、この追加選択された特番と、先に選択されている特番の並べ換えを行い、これら各特番を電話番号に付加して表示する。
【0094】
具体的には、この一連の説明で用いている例では、最初に「プリペイド(1401)」の特番が先に選択されている。この後に追加する特番として、例えば「割り込み禁止付加(1452)」の特番が選択されたとすると、図3を用いて説明したように上記「プリペイド(1401)」の特番の並び順は「3」であるのに対し、この「割り込み禁止付加(1452)」の特番の並び順は「2」である。
【0095】
このためCPU20は、表示画面を上記「発信メニュー」の画面に戻すと共に、「割り込み禁止付加(1452)」、「プリペイド(1401)」の順に各特番を並び換え、これら各特番を、図4(f)に示すように該並び換えた順序で電話番号に付加して表示する(1452−1401−090−1234−5678)。
【0096】
前述のように、「追加選択することができない特番」は、通常とは異なる輝度で表示されると共に、選択操作できないようになっている。このため、ユーザは、追加選択可能な特番を簡単に見分けて追加操作することができる。
【0097】
〔発信動作〕
ユーザは、このように「特番の選択指示操作」及び「特番の選択操作」を繰り返し実行することで所望の特番を一つずつ選択する。前述のように、CPU20は、一つの特番が選択される毎に、表示画面を上記「発信メニュー」の表示画面に戻す。このため、ユーザは、所望の特番の選択が終了すると、図4(f)に示すカーソルCRを移動させ、「発信メニュー」の中から所望のメニューを選択して発信指示を行う。
【0098】
図4(f)に示す例は、特番として「割り込み禁止付加(1452)」及び「プリペイド(1401)」が選択されている例なのであるが、この状態で「発信メニュー」の中から「発信のメニュー」が選択されると、CPU20は、これら特番を付加した「1452−1401−090−1234−5678」の電話番号を即座に発信処理する。これにより、割り込み禁止状態でプリペイド方式による通話が可能となる。
【0099】
また、図4(f)に示す例において、「発信メニュー」の中から「184+発信」のメニューが選択されると、新たに「184」の特番が追加選択されたこととなるため、CPU20は、前述の特番の並べ替え処理を行い、図4(g)に示すように、先頭に「184」の特番を付加した「184−1452−1401−090−1234−5678」の電話番号を形成し、これを発信処理する。これにより、発番号非通知、かつ、割り込み禁止状態でプリペイド方式による通話が可能となる。
【0100】
同様に、図4(f)に示す例において、「発信メニュー」の中から「186+発信」のメニューが選択されると、新たに「186」の特番が追加選択されたこととなるため、CPU20は、前述の特番の並べ替え処理を行い、先頭に「186」の特番を付加した「186−1452−1401−090−1234−5678」の電話番号を形成し、これを発信処理する。これにより、発番号通知、かつ、割り込み禁止状態でプリペイド方式による通話が可能となる。
【0101】
〔特番の追加選択指示ボタンの非表示動作〕
次に、当該実施の形態の携帯電話機は、図4(b),(d),(f)に示すように「発信メニュー」と共に、ボタン画像9G及び「特番」の文字を表示して、ユーザに対して、さらなる特番の追加が可能であることを示すのであるが、追加可能な特番が無くなった場合、ボタン画像9G及び「特番」の文字を非表示として、これ以上の特番の追加はできないことをユーザに示すようになっている。
【0102】
例えば図5(a)に示すように、追加可能な特番として「ボイスメール」の特番が残っており(他の特番は低い輝度レベル(半輝度)で表示されている)、最後に、この「ボイスメール」の特番が選択された場合、CPU20は、「発信メニュー」において、図5(b)に示すように並び順が「4」となる「ボイスメール(1612)」の特番を付加した状態の電話番号を表示する(1452−1401−1612−090−1234−5678)。
【0103】
また、CPU20は、この電話番号の表示と共に、図5(b)中点線の枠で示すように、特番の追加選択を指示するためのボタン画像9G及び「特番」の文字を非表示とする。
【0104】
これにより、これ以上の特番の追加はできないことをユーザに認識させることができ、以降のユーザの操作を発信操作へと導くことができる。
【0105】
〔電話番号本体の桁数に応じた特番の選択制限動作〕
次に、当該実施の形態の携帯電話機は、発信可能な電話番号の桁数以上の特番を「発信メニュー」及び「特番選択メニュー」で表示形態を変えて表示して選択不可とするようになっている。
【0106】
例えば、発信可能な電話番号の桁数が36桁であり、発信しようとしている電話番号本体が、図6(a)に示すように「123456789123456789012123456789012」の計33桁であった場合、4桁の特番となる「割り込み着信禁止(1452)」の特番、「プリペイド(1401)」の特番、及び「ボイスメール(1612)」の特番をユーザに選択させてしまうと、上記33桁の電話番号本体に対してこの4桁の特番が付加されて計37桁となってしまい、上記発信可能な電話番号の桁数である36桁を越えてしまう。
【0107】
そして、発信可能な電話番号の桁数である36桁を越える場合には、該36桁を越えた部分に相当する電話番号本体、或いは特番が削除されて発信処理が行われるため、正常な通信に支障をきたす恐れがある。
【0108】
このため、CPU20は、この場合、図6(b)に示すように4桁の特番となる「割り込み着信禁止(1452)」の特番、「プリペイド(1401)」の特番、及び「ボイスメール(1612)」の特番は、それぞれ通常時の輝度レベルよりも低い輝度レベルで表示し、これらの特番は選択不可であることをユーザに対して示し、該特番の付加を禁止する。
【0109】
また、図7に示すように電話番号本体が「123456789012123456789012123456789012」等のように、発信可能な電話番号の桁数の限界である36桁であった場合、特番を付加することはできない。
【0110】
このため、CPU20は、「発信メニュー」における「184+発信」及び「186+発信」のメニューを非表示とし、「発信」のメニューのみ表示する。
【0111】
これにより、発信処理する電話番号を、発信可能な電話番号の桁数に制限することができ、正常な通信を確保することができる。
【0112】
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、以下の特徴的な構成により以下の効果を得ることができる。
【0113】
1.特番の選択画面を、頻繁に使用する特番を組み込んだ「発信メニュー」の画面(図4(b),(d),(f))と、上記頻繁に使用する特番以外の特番の「特番選択メニュー」の画面(図4(c),(e))とに分けて表示するようになっている。
【0114】
また、頻繁に使用する特番を組み込んだ「発信メニュー」の画面を、上記頻繁に使用する特番以外の特番の「特番選択メニュー」の画面よりも、操作手順において先に表示するようになっている。
【0115】
このため、頻繁に使用する特番で発信を行う場合には、上記「発信メニュー」により、該頻繁に使用する特番を即座に選択して発信操作することができる。
【0116】
2.特番の選択は、特番の選択操作(「特番メニュー」)→特番の追加指示操作(「発信メニュー」)→特番の選択操作(「特番メニュー」)→特番の追加指示操作(「発信メニュー」)・・・の操作手順で一つずつ所望の特番を選択するようになっている。
【0117】
このため、将来的に特番が多数増設された場合でも、ユーザは、所望の特番を一つずつ選択すればよいため、簡単な操作で多数の特番の中から所望の特番を簡単に選択することができる。
【0118】
3.一つの特番が選択される毎に上記「発信メニュー」と共に、該選択された特番を付加した電話番号を表示するようになっている。
【0119】
このため、ユーザは、現在選択されている特番を確認しながら該特番の選択操作を行うことができる。
【0120】
4.特番が複数選択された場合は、規定されている順序に従って各特番が電話番号に付加されるように、該各特番の並べ替えの処理を行うようになっている。これにより、ユーザは、順番を気にすることなく所望の特番を自由に選択することができる。
【0121】
5.重複して選択できない特番は、「特番選択メニュー」において表示形態を変えて表示するようになっている。このため、ユーザに対して重複して選択できない特番を一目で認識させることができる。
【0122】
6.特番の追加選択が可能な場合は、上記「発信メニュー」においてボタン画像8Gに「特番」の文字を重ねて表示し(図4(b),(d),(f)参照)、第1のソフトキー9を押圧操作することで、さらなる特番の追加が可能であることをユーザに示すのであるが、追加可能な特番が無い場合は、「発信メニュー」においてボタン画像8G及び「特番」の文字を非表示とし(図5参照)、これ以上の特番の追加はできないことをユーザに示すようになっている。
【0123】
これにより、これ以上の特番の追加はできないことをユーザに認識させることができ、以降のユーザの操作を発信操作へと導くことができる。
【0124】
7.例えば、発信可能な電話番号の桁数以上の特番を「発信メニュー」及び「特番選択メニュー」で表示形態を変えて表示(或いは非表示)して選択不可とするようになっている。例えば、発信可能な電話番号の桁数が36桁であり、電話番号自体(電話番号本体)が33桁であった場合、4桁の特番となる「割り込み着信禁止(1452)」の特番、「プリペイド(1401)」の特番、及び「ボイスメール(1612)」の特番は、それぞれ通常時の輝度レベルよりも低い輝度レベルで表示し、これらの特番は選択不可であることをユーザに対して示す。
【0125】
これにより、発信処理する電話番号を、発信可能な電話番号の桁数に制限することができ、正常な通信を確保することができる。
【0126】
なお、上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、据え置き型の電話機や電話機能を備えたパーソナルコンピュータ装置等に適用してもよい。この場合でも上述と同様の効果を得ることができる。
【0127】
最後に、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、該実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
【0128】
【発明の効果】
本発明は、簡単な機器操作で多数の特番の中から所望の特番を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機の外観を示す図である。
【図2】上記実施の形態の携帯電話機の主要部のブロック図である。
【図3】特番の並び順を説明するための図である。
【図4】上記実施の形態の携帯電話機における特番の選択操作に対応する表示画面を示す図である。
【図5】上記実施の形態の携帯電話機における特番の追加選択指示ボタンの非表示動作を説明するための図である。
【図6】上記実施の形態の携帯電話機における電話番号本体の桁数に応じた特番の選択制限動作を説明するための図である。
【図7】上記実施の形態の携帯電話機における電話番号本体の桁数に応じた特番の他の選択制限動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…携帯電話機、2…第1の筐体、3…第2の筐体、4…ヒンジ部、5…マイクロホン部、6…操作部、7…操作ボタン、8…ジョグダイアル、9…第1のソフトキー、10…第2のソフトキー、11…スピーカ部、12…表示部、13…発信ボタン、20…制御回路(CPU)、21…特番記憶部
Claims (8)
- 電話番号に付加して送信することで所定の通信形態での通信を可能とする付加番号のうち、使用頻度の高い付加番号を電話番号に付加した発信を指定するための付加特番発信メニュー、及びそのままの状態での発信を指定するための直接発信メニューを少なくとも有する発信メニューを、発信メニュー表示手段が表示手段に表示する第1の表示ステップと、
上記第1の表示ステップで上記表示手段に上記発信メニューが表示されている場合において、操作手段からの操作入力により上記使用頻度の高い付加番号以外の付加番号の付加番号選択メニューの表示が指定された際に、選択メニュー表示手段が、該付加番号選択メニューを上記表示手段に表示する第2の表示ステップと、
上記第2の表示ステップで上記表示手段に上記付加番号選択メニューが表示されている場合において、上記操作手段からの操作入力により上記付加番号選択メニューの中から所望の付加番号の選択が指示された際に、付加番号付加手段が、該選択指示された付加番号を付加した上記電話番号を上記発信メニューと共に上記表示手段に表示する第3の表示ステップとを有し、
上記操作手段からの操作入力に応じて上記第2の表示ステップ及び上記第3の表示ステップを順に繰り返し実行することにより、該第3の表示ステップで上記付加番号選択メニューの中から選択された所望の付加番号を順に上記電話番号に付加して上記第2の表示ステップで上記発信メニューと共に上記表示手段に表示し、上記操作手段からの操作入力により、該発信メニューの中から上記付加特番発信メニューが選択された際に、この付加特番発信メニューに対応する上記付加特番を上記電話番号に付加して上記表示手段に表示すること
を特徴とする付加番号表示方法。 - 少なくとも上記第2の表示ステップでは、上記選択メニュー表示手段が、重複して選択することができない付加番号の表示形態を変化させて表示すること
を特徴とする請求項1記載の付加番号表示方法。 - 上記第3の表示ステップでは、上記付加番号付加手段が、重複して選択可能な付加特番が無くなった場合に、該重複して選択可能な付加特番が無くなったことを示す表示処理を行ったうえで、上記付加番号を付加した上記電話番号を上記発信メニューと共に表示手段に表示すること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載の付加番号表示方法。 - 上記第3の表示ステップでは、上記付加番号付加手段が、複数の付加特番が選択された場合に、該選択された付加特番を、仕様により規定されている付加順序に従って並べ替え、この並べ替えた各付加特番を上記電話番号に付加して上記表示手段に表示すること
を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項記載の付加番号表示方法。 - 電話番号に付加して送信することで所定の通信形態での通信を可能とする付加番号のうち、使用頻度の高い付加番号を電話番号に付加した発信を指定するための付加特番発信メニュー、及びそのままの状態での発信を指定するための直接発信メニューを少なくとも有する発信メニューを表示手段に表示する発信メニュー表示手段と、
上記発信メニュー表示手段により上記表示手段に上記発信メニューが表示されている場合において、操作手段からの操作入力により上記使用頻度の高い付加番号以外の付加番号の付加番号選択メニューの表示が指定された際に、該付加番号選択メニューを上記表示手段に表示する選択メニュー表示手段と、
上記選択メニュー表示手段により上記表示手段に上記付加番号選択メニューが表示されている場合において、上記操作手段からの操作入力により上記付加番号選択メニューの中から所望の付加番号の選択が指示された際に、該選択指示された付加番号を付加した上記電話番号を上記発信メニューと共に上記表示手段に表示する付加番号付加手段とを有し、
上記付加番号付加手段は、上記操作手段からの操作入力により上記付加番号選択メニューの中から所望の付加番号が選択される毎に、この選択された付加番号を上記電話番号に付加して、上記選択メニューと共に表示手段に表示する動作を繰り返し行うと共に、上記操作手段からの操作入力により上記発信メニューの中から上記付加特番発信メニューが選択された際に、この付加特番発信メニューに対応する上記付加特番を上記電話番号に付加して上記表示手段に表示すること
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 少なくとも上記選択メニュー表示手段は、重複して選択することができない付加番号の表示形態を変化させて表示すること
を特徴とする請求項5記載の携帯通信端末装置。 - 上記付加番号付加手段は、重複して選択可能な付加特番が無くなった場合に、該重複して選択可能な付加特番が無くなったことを示す表示処理を行ったうえで、上記付加番号を付加した上記電話番号を上記発信メニューと共に表示手段に表示すること
を特徴とする請求項5又は請求項6記載の携帯通信端末装置。 - 上記付加番号付加手段は、複数の付加特番が選択された場合に、該選択された付加特番を、仕様により規定されている付加順序に従って並べ替え、この並べ替えた各付加特番を上記電話番号に付加して上記表示手段に表示すること
を特徴とする請求項5から請求項7のうち、いずれか一項記載の携帯通信端末装置。
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