JP2004228529A - 発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することで、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止する。
【解決手段】発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、発熱性電子部品が装着された放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を好ましくは放熱部材の長手方向側に設ける。放熱部材または補助放熱部材には放熱用フィン構造を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、発熱性電子部品が装着された放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を好ましくは放熱部材の長手方向側に設ける。放熱部材または補助放熱部材には放熱用フィン構造を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平10−189842号公報
【0003】
近年、電源装置や照明装置等の各種電子装置に用いられる電子ブロックへの小型化、薄型化の要求が高まっている。電子ブロックを小型化、薄型化することで、それが組み込まれて成る各種電子装置も、形状制約を受けることが少なくなるためデザイン性に優れた小型、薄型の各種電子装置が提供できる。しかしながら、小型化、薄型化を実現するためには電子ブロックに含まれる発熱性電子部品の放熱構造が大きな制約となる。放熱性を高めるためには放熱構造を大型化すれば良いが電子装置の小型化、薄型化の妨げとなる。このため、放熱構造を大型化することなく、放熱効率の優れた各種放熱構造が様々に提案されている。その一例を図16および図17にて説明する。
【0004】
図16は発熱性電子部品の放熱構造の一例を示す図である。発熱性電子部品1は放熱部材2に固定ねじ3にて固定することで放熱部材付き電子部品11が形成される。放熱部材2はアルミのような熱伝導率の高い部材で作られている。図17は図16の放熱部材付き電子部品11がプリント基板4に配置された状態の平面図および側断面図である。
【0005】
図17に示すように放熱部材付き電子部品11は切り欠き部を有するプリント基板4に放熱部材2が跨るように配置され、放熱部材2と金属製の器具本体8の間に補助放熱部材5が双方に密着するように配置され、放熱部材固定用ねじ6にてねじ止め固定されることで熱的に結合される。補助放熱部材5は放熱部材2と同様にアルミニウムのような熱伝導率の高い部材で作られている。プリント基板4を器具本体8上に隙間を設けて固定するための成形絶縁板7が器具本体8上に配置されており、補助放熱部材5と器具本体8とが接する箇所の成形絶縁板7には切り欠き部が設けられている。この構成により発熱性電子部品1から発生する熱は放熱部材2および補助放熱部材5を介して器具本体8に伝導し放熱される。
【0006】
プリント基板4に切り欠き部を設け、それに跨るように放熱部材2を配置することにより、放熱部材2はプリント基板4の外形からはみ出さない。これによりプリント基板4が配置される器具本体8は、放熱部材2の形状による形状制約を受けることがないため器具デザイン性を損なうことなく小型化、薄型化が実現できる。また、放熱部材2がプリント基板4の外形からはみ出す構成の場合、プリント基板4を器具本体8に組み付ける際の組立性も悪くなり、また電子ブロックの生産性も損なわれる。以上のような理由で放熱部材2をプリント基板4の外形からはみ出ないように配置している。
【0007】
図18はプリント基板4が器具本体8上に配置された状態の図である。これは天井直付形照明器具の構成の一部を示したものである。器具本体8の中央には電源取り穴9が設けられ、器具本体8上にはプリント基板4を固定配置するための成形絶縁板7が配置され、成形絶縁板7上にプリント基板4が配置され、ロッキングサポート12により成形絶縁板7との間に隙間を設けて固定する。成形絶縁板7の中央には電源取り穴9を覆う筒部10が設けられる。このように中央に電源取り穴9が設けられるような器具本体8に配置されるプリント基板4は、プリント基板4の基板面積を極力大きくし部品実装スペースを多く取るため図のようなコの字型の形状としている。
【0008】
図19は上記の発熱性電子部品の放熱構造を用いたプリント基板4が配置される天井直付形照明器具の構成の一部を示した分解斜視図である。放熱部材固定用ねじ6は放熱部材2、補助放熱部材5を介して器具本体8上のねじ穴27にてねじ止めされ、これにより放熱部材2と補助放熱部材5と器具本体8は熱的に結合されることになる。
【0009】
図20は各部品が組み合わされた状態の斜視図である。このような放熱構成にて放熱部材を小型、薄型にしながらも発熱性電子部品の放熱性を高めることが可能となる。なお、図示していないが図20の構成上にプリント基板4を覆うように円形の浅皿状の反射板が配置され、放電灯が反射板上に配置され、それらを覆うように器具本体8には透光カバーが被せられることにより天井直付形照明器具が構成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような放熱構成においては次のような問題が生じる。図21は放熱部材付き電子部品11を放熱部材固定用ねじ6にて固定した際に生じる問題の一例を示す図である。図21の実線矢印で示す回転方向にて放熱部材固定用ねじ6がねじ止めされた場合、その回転方向にて放熱部材付き電子部品11には回転応力がかかる。発熱性電子部品1は、はんだ付けにてプリント基板4に固定されているため、発熱性電子部品1のリード付け根部(図中の破線部)に大きなストレスを与えてしまう。これにより発熱性電子部品1のリード断線やはんだ付け部の破損、またはリード付け根部の発熱性電子部品外装にクラックが生じ、著しい部品信頼性の低下等の不具合が発生する。
【0011】
また、放熱部材付き電子部品11に回転応力がかかると、発熱性電子部品1と放熱部材2を固定している固定ねじ3には斜線矢印で示すような放熱部材固定用ねじ6の回転方向とは逆の回転方向に応力がかかる。この場合放熱部材固定用ねじ6と固定ねじ3が同じ回転向きのねじ(本構成ではどちらも右ねじ)を用いた場合、固定ねじ3には緩み方向に回転応力がかかるため発熱性電子部品1と放熱部材2の密着性が損なわれる。こうなると熱の伝導効率は大きく悪化してしまう。
【0012】
また、図22のように固定ねじ3が緩まず強固に固定されている場合においても、発熱性電子部品1のリード付け根部には図21記載のものよりも更に大きなストレスを与えてしまう。
【0013】
この課題を解決するために、例えば放熱部材2とプリント基板4とを別の固定用ねじにてねじ止めしておき、放熱部材固定用ねじ6を止める際の放熱部材付き電子部品11の回転を防止すれば良いが、ねじ部品の追加、ねじ止め工数の増加、追加されたねじ止めのためのプリント基板4上のスペース確保等の様々な不具合が生じる。
【0014】
なお、上掲の特許文献1にはプリント基板に設けた凹部を利用した放熱板の位置決め構造が提案されているが、放熱板をねじ止め固定するものではないので、放熱板を固定するための構造を別途必要とする。
【0015】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することにより、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発熱性電子部品の放熱構造によれば、上記の課題を解決するために、発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、発熱性電子部品が装着された放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を設けることを特徴とするものである。
請求項2の発明によれば、請求項1において、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構は、放熱部材の長手方向側に設けられることを特徴とする。
【0017】
請求項3の発熱性電子部品の放熱構造によれば、発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、補助放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を設けることを特徴とするものである。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、放熱部材に放熱用フィン構造を設けることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、補助放熱部材に放熱用フィン構造を設けることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれかにおいて、発熱性電子部品が装着された放熱部材は、回路基板を配置する器具本体の外周側となる回路基板上に配設されることを特徴とする。
【0018】
請求項7の発明によれば、請求項1〜6のいずれかにおいて、発熱性電子部品が装着された放熱部材は、回路基板の切り欠き部に跨るように配設され、切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさを有する大型部品を切り欠き部の周辺部に実装配置することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、請求項7において、発熱性電子部品は半導体スイッチ素子であり、大型部品はチョークコイルであることを特徴とする。
請求項9の照明器具によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の発熱性電子部品の放熱構造を具備することを特徴とするものである。
請求項10の発明によれば、請求項9において、照明器具に具備される放電灯は、管径が22mm以下の細管径型の放電灯であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1〜図3に実施の形態1の実施構成図を示す。本実施の形態においては、発熱性電子部品1が固定される放熱部材2に、放熱部材固定用ねじのねじ止め施工時の発熱性電子部品1および放熱部材2の回転を防止する機構13を設けたものである。
【0020】
図1に示すように放熱部材2には爪状の形状を成す回転防止機構13が設けられている。放熱部材付き電子部品11が配置されるプリント基板4には図2に示すような回転防止用切り欠き部14が設けられており、放熱部材付き電子部品11が配置されると図3に示すように回転防止機構13と回転防止用切り欠き部14とが嵌合するように実装配置される。この構成により、放熱部材固定用ねじ6のねじ止め施工時における回転方向の応力が放熱部材付き電子部品11に加わった場合も、回転防止機構13と回転防止用切り欠き部14との嵌合により放熱部材付き電子部品11への回転方向の応力印加を防止できる。
【0021】
なお、回転防止機構13は放熱部材2の長手方向側に設けられる。これは、放熱部材付き電子部品11を放熱部材固定用ねじ6にて固定する工程で問題となる放熱部材付き電子部品11の微妙な位置ずれや歪みの発生によるねじ止めのやり難さを改善するためであり、放熱部材2の長手方向側に回転防止機構13を備えることで放熱部材付き電子部品11の微妙な位置ずれや歪みの発生を効果的に防止することができ、ねじ止め施工を容易に行うことができる。
【0022】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0023】
(実施の形態2)
図4〜図7に実施の形態2の実施構成図を示す。本実施の形態においては、補助放熱部材5に、放熱部材固定用ねじ6のねじ止め施工時の発熱性電子部品1および放熱部材2の回転を防止する機構を設けたものである。
【0024】
図4に示すように補助放熱部材5には壁状の回転防止機構15が設けられている。放熱部材付き電子部品11がプリント基板4に配置されると図5に示すように回転防止機構15は放熱部材2の側面部に略接するように配置される。
【0025】
これにより、放熱部材付き電子部品11に回転応力が加わる場合も回転防止機構15が放熱部材2に接触することで放熱部材付き電子部品11への回転方向の応力印加を防止できる。また、実施の形態1のようなプリント基板4上に回転防止用切り欠き部14を設ける必要がないため、プリント基板4の部品実装面積を減らさずに済むという効果もある。
【0026】
また、図6および図7は補助放熱部材5の壁状の回転防止機構15を前述とは逆側の放熱部材2の側面部に略接するように配置されるものであるが、この構成においても同様の効果がある。
【0027】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0028】
(実施の形態3)
図8に実施の形態3の実施構成図を示す。本実施の形態においては、発熱性電子部品1が固定される放熱部材2に気中放熱用の放熱フィン構造16を設けたものである。
【0029】
図8に示す本実施構成は、実施の形態1の図1に示す構成と略同じであるが、放熱部材2には気中放熱用の放熱フィン構造16が設けられており、この構成により器具本体への伝導放熱に加えて放熱フィン構造16からの気中への放熱効果も得られ、発熱性電子部品1の発熱を大きく低減することができる。なお、実施の形態2の構成に本実施の形態の構成を用いた場合も同様の効果が得られる。
【0030】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性が更に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0031】
(実施の形態4)
図9と図10に実施の形態4の実施構成図を示す。本実施の形態においては、補助放熱部材5に気中放熱用の放熱フィン構造16を設けたものである。
【0032】
図9および図10に示す本実施構成は、実施の形態1の図1および図3に示す構成と略同じであるが、補助放熱部材5には気中放熱用の放熱フィン構造16が設けられており、この構成により器具本体への伝導放熱に加えて放熱フィン構造16からの気中への放熱効果も得られ、発熱性電子部品1の発熱を大きく低減することができる。なお、実施の形態2の構成に本実施の形態の構成を用いた場合も同様の効果が得られ、また、実施の形態3の構成と組み合わせることでその効果は更に向上する。
【0033】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性が更に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0034】
(実施の形態5)
図11に実施の形態5の実施構成図を示す。本実施の形態においては、実施の形態1〜4記載の発熱性電子部品の放熱構造をプリント基板4が配置される器具本体8の外周側となるプリント基板上に配置したものである。
【0035】
本実施構成において、従来構成の図20にて説明した天井直付形照明器具が構成される場合、天井面に直付けされた状態で、且つ透光カバーで器具本体全体を覆われる状態であるため照明器具内の温度は非常に高くなる。また、照明器具内の温度勾配は中央部が高く、外周側へ行くほど低くなる傾向となる。この温度勾配の傾向は器具本体8の表面部温度においても同様である。よって、器具本体8と放熱部材付き電子部品11とを熱的に結合し放熱する構造においては、その放熱構造を器具本体8の外周側(図11のプリント基板4に示す網掛箇所)に設けることにより放熱部材付き電子部品11と器具本体8との温度差が大きくなり、よって放熱効果は更に向上する。
【0036】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れ、特に器具本体への放熱効率が更に向上する発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0037】
(実施の形態6)
図12に実施の形態6の実施構成図を示す。本実施の形態においては、発熱性電子部品1が装着された放熱部材2が跨るように配置されるプリント基板4の切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさを有する大型部品18を、切り欠き部の周辺部に実装配置したものである。
【0038】
図12に示す本実施構成は、実施の形態1の図3に示す構成と略同じであるが、発熱性電子部品1が装着された放熱部材2が跨るように配置されるプリント基板4の切り欠き部の長手方向の長さL1以上の大きさを有する大型部品18を、切り欠き部の周辺部に実装配置している。本実施構成では、大型部品18の長手方向の長さはL2であり、プリント基板4上の切り欠き部の長手方向の長さL1よりも大きい部品を実装配置している。なお、大型部品18がプリント基板4にはんだ付けにて実装される際のはんだ付け用ピン(図12中の破線丸にて表示)の間隔が切り欠き部の長手方向の長さL1以上であればなお良い。プリント基板4に切り欠き部を設ける場合、プリント基板4の強度が低下し、プリント基板4の切り欠き部から割れが生じる恐れがある。しかしながら本実施構成のように切り欠き部の周辺部に大型部品を実装配置することでプリント基板4の強度が向上し、プリント基板割れ等の問題を回避することができる。なお、切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさの大型部品を切り欠き部の周辺部に実装配置するだけでも効果があるが、大型部品のはんだ付け用ピンの間隔が切り欠き部の長手方向の長さ以上であればプリント基板の強度は更に向上し、更なる効果が期待できる。
【0039】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れ、更にプリント基板の強度に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0040】
(実施の形態7)
図13に実施の形態7の実施回路構成図を示す。本実施の形態においては、実施の形態6に記載の構成を、発熱性電子部品1は電源回路に備えられた半導体スイッチ素子、大型部品18は電源回路に備えられたチョークコイルとして構成したものである。
【0041】
図13は実施の形態1〜6記載の放熱構造を有する電子装置の回路構成図である。電子装置はフィルター回路19、整流回路20、電源回路21および負荷回路22にて構成される。電源回路21には半導体スイッチ素子1、チョークコイル18が備えられており、この半導体スイッチ素子1およびチョークコイル18が実施の形態6の発熱性電子部品および大型部品として実装配置される。本実施の形態では電源回路21は昇圧型チョッパ回路にて構成されており、商用交流電源ACを整流回路20にて整流し、その整流後の電圧を所定の電圧値に変換し、負荷回路22へ供給するものである。
【0042】
本実施の形態に示す電源回路21の半導体スイッチ素子1には高電力が印加されるため放熱性能が高い放熱構造が求められる。よって、実施の形態1〜5の放熱構造を用いることで半導体スイッチ素子1の発熱を効率良く低減できるため、電子装置の品質的な信頼性を向上でき、且つ小型、薄型の電子装置が提供できる。また、実施の形態6の構成を半導体スイッチ素子1とチョークコイル18にて容易に実現することができるため、プリント基板の強度が向上される効果を容易に実現できる。
【0043】
(実施の形態8)
図14は実施の形態8の照明器具の一実施形態を概念的に示す斜視図である。また、図15はその側面図である。本実施形態は家庭用の天井直付形照明器具である。図14および図15において、8は器具本体、23は透光カバー、24は反射板、4は放電灯点灯回路構成が実装されたプリント基板、25は環状放電灯であるFHC34型放電灯、26は環状放電灯であるFHC27型放電灯である。器具本体8は、円形の浅皿状をなし、天井に取り付ける手段を備えてあるとともに、透光カバー23を装着するための機構を有している。反射板24は、極力浅く形成されるとともに、放電灯の発光をなるベく透光カバー23の面の輝度が均一になるように反射する形状に成形されている。
【0044】
放電灯点灯回路構成が実装されたプリント基板4は、実施の形態1〜7記載の放熱構成および回路構成からなり、器具本体8および反射板24の間に形成される空間内に配設されている(プリント基板4と器具本体8との固定手段は従来構成の図20と同手段にて行われる)。透光カバー23は、器具本体8の下面に配設されて放電灯25、26および反射板24などを包囲している。
【0045】
本実施の形態において、放電灯点灯回路構成が実装されたプリント基板4は、実施の形態1〜7記載の放熱構成および回路構成からなるため、実施の形態1〜7記載の効果を奏する照明器具を提供できる。
【0046】
特に本実施の形態のように放電灯にFHC34やFHC27のような管径の細い放電灯を用いる場合、その特徴を生かして照明器具も薄型の形態が求められる。このような照明器具においては、照明器具に配置されるプリント基板に実装される電子装置構成部品においても小型化、薄型化が要求されるため本発明の効果が更に発揮される。また、照明器具の薄型化に伴い照明器具の内容積の縮小や放電灯を密着配置することによる輻射熱の増加等の電子装置周辺の温度環境も悪化する傾向となるため、本発明のような放熱構造の利点が更に発揮される。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できるという効果がある。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の効果の他に、放熱部材付き電子部品の微妙な位置ずれや歪みの発生を効果的に防止することができるため生産性、組立性が向上するという効果がある。
また、請求項3の発明によれば、請求項1の効果の他に、プリント基板上に回転防止用切り欠き部を設ける必要がないため、プリント基板の部品実装面積を減らさずにすむという効果がある。
また、請求項4、5の発明によれば、請求項1〜3の効果の他に、請求項1〜3の構成よりも更に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できるという効果がある。
【0048】
また、請求項6の発明によれば、請求項1〜5の効果の他に、発熱性電子部品の熱を器具本体へ伝導する際の効率が更に向上する発熱性電子部品の放熱構造を提供できるという効果がある。
また、請求項7の発明によれば、請求項1〜6の効果の他に、プリント基板の強度面に優れるという効果がある。
また、請求項8の発明によれば、請求項7の効果を有する、電源回路を含んだ電子装置が容易に実現できるという効果がある。
また、請求項9の発明によれば、請求項1〜8の効果を有する照明器具を提供できるという効果がある。
また、請求項10の発明によれば、管径が22mm以下の細管径型の放電灯を具備して成る、薄型の照明器具を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に用いる放熱部材付き電子部品を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に用いるプリント基板の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の発熱性電子部品の放熱構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に用いる補助放熱部材の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2の発熱性電子部品の放熱構造の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に用いる補助放熱部材の他の例を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2の発熱性電子部品の放熱構造の他の例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に用いる放熱部材付き電子部品を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に用いる補助放熱部材を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態4の発熱性電子部品の放熱構造を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態5の発熱性電子部品の放熱構造を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態6の発熱性電子部品の放熱構造を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態7の回路図である。
【図14】本発明の実施の形態8の照明器具の概略構成を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態8の照明器具の概略構成を示す側面図である。
【図16】従来の放熱部材付き電子部品を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図17】従来の発熱性電子部品の放熱構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図18】従来のプリント基板の器具本体への取付構造を示す平面図である。
【図19】従来のプリント基板の器具本体への取付構造を示す分解斜視図である。
【図20】従来のプリント基板の器具本体への取付構造を示す斜視図である。
【図21】従来例の課題を説明するための平面図である。
【図22】従来例の他の課題を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 発熱性電子部品
2 放熱部材
4 プリント基板
5 補助放熱部材
6 放熱部材固定用ねじ
8 器具本体
11 放熱部材付き電子部品
13 回転防止機構
14 回転防止用切り欠き部
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平10−189842号公報
【0003】
近年、電源装置や照明装置等の各種電子装置に用いられる電子ブロックへの小型化、薄型化の要求が高まっている。電子ブロックを小型化、薄型化することで、それが組み込まれて成る各種電子装置も、形状制約を受けることが少なくなるためデザイン性に優れた小型、薄型の各種電子装置が提供できる。しかしながら、小型化、薄型化を実現するためには電子ブロックに含まれる発熱性電子部品の放熱構造が大きな制約となる。放熱性を高めるためには放熱構造を大型化すれば良いが電子装置の小型化、薄型化の妨げとなる。このため、放熱構造を大型化することなく、放熱効率の優れた各種放熱構造が様々に提案されている。その一例を図16および図17にて説明する。
【0004】
図16は発熱性電子部品の放熱構造の一例を示す図である。発熱性電子部品1は放熱部材2に固定ねじ3にて固定することで放熱部材付き電子部品11が形成される。放熱部材2はアルミのような熱伝導率の高い部材で作られている。図17は図16の放熱部材付き電子部品11がプリント基板4に配置された状態の平面図および側断面図である。
【0005】
図17に示すように放熱部材付き電子部品11は切り欠き部を有するプリント基板4に放熱部材2が跨るように配置され、放熱部材2と金属製の器具本体8の間に補助放熱部材5が双方に密着するように配置され、放熱部材固定用ねじ6にてねじ止め固定されることで熱的に結合される。補助放熱部材5は放熱部材2と同様にアルミニウムのような熱伝導率の高い部材で作られている。プリント基板4を器具本体8上に隙間を設けて固定するための成形絶縁板7が器具本体8上に配置されており、補助放熱部材5と器具本体8とが接する箇所の成形絶縁板7には切り欠き部が設けられている。この構成により発熱性電子部品1から発生する熱は放熱部材2および補助放熱部材5を介して器具本体8に伝導し放熱される。
【0006】
プリント基板4に切り欠き部を設け、それに跨るように放熱部材2を配置することにより、放熱部材2はプリント基板4の外形からはみ出さない。これによりプリント基板4が配置される器具本体8は、放熱部材2の形状による形状制約を受けることがないため器具デザイン性を損なうことなく小型化、薄型化が実現できる。また、放熱部材2がプリント基板4の外形からはみ出す構成の場合、プリント基板4を器具本体8に組み付ける際の組立性も悪くなり、また電子ブロックの生産性も損なわれる。以上のような理由で放熱部材2をプリント基板4の外形からはみ出ないように配置している。
【0007】
図18はプリント基板4が器具本体8上に配置された状態の図である。これは天井直付形照明器具の構成の一部を示したものである。器具本体8の中央には電源取り穴9が設けられ、器具本体8上にはプリント基板4を固定配置するための成形絶縁板7が配置され、成形絶縁板7上にプリント基板4が配置され、ロッキングサポート12により成形絶縁板7との間に隙間を設けて固定する。成形絶縁板7の中央には電源取り穴9を覆う筒部10が設けられる。このように中央に電源取り穴9が設けられるような器具本体8に配置されるプリント基板4は、プリント基板4の基板面積を極力大きくし部品実装スペースを多く取るため図のようなコの字型の形状としている。
【0008】
図19は上記の発熱性電子部品の放熱構造を用いたプリント基板4が配置される天井直付形照明器具の構成の一部を示した分解斜視図である。放熱部材固定用ねじ6は放熱部材2、補助放熱部材5を介して器具本体8上のねじ穴27にてねじ止めされ、これにより放熱部材2と補助放熱部材5と器具本体8は熱的に結合されることになる。
【0009】
図20は各部品が組み合わされた状態の斜視図である。このような放熱構成にて放熱部材を小型、薄型にしながらも発熱性電子部品の放熱性を高めることが可能となる。なお、図示していないが図20の構成上にプリント基板4を覆うように円形の浅皿状の反射板が配置され、放電灯が反射板上に配置され、それらを覆うように器具本体8には透光カバーが被せられることにより天井直付形照明器具が構成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような放熱構成においては次のような問題が生じる。図21は放熱部材付き電子部品11を放熱部材固定用ねじ6にて固定した際に生じる問題の一例を示す図である。図21の実線矢印で示す回転方向にて放熱部材固定用ねじ6がねじ止めされた場合、その回転方向にて放熱部材付き電子部品11には回転応力がかかる。発熱性電子部品1は、はんだ付けにてプリント基板4に固定されているため、発熱性電子部品1のリード付け根部(図中の破線部)に大きなストレスを与えてしまう。これにより発熱性電子部品1のリード断線やはんだ付け部の破損、またはリード付け根部の発熱性電子部品外装にクラックが生じ、著しい部品信頼性の低下等の不具合が発生する。
【0011】
また、放熱部材付き電子部品11に回転応力がかかると、発熱性電子部品1と放熱部材2を固定している固定ねじ3には斜線矢印で示すような放熱部材固定用ねじ6の回転方向とは逆の回転方向に応力がかかる。この場合放熱部材固定用ねじ6と固定ねじ3が同じ回転向きのねじ(本構成ではどちらも右ねじ)を用いた場合、固定ねじ3には緩み方向に回転応力がかかるため発熱性電子部品1と放熱部材2の密着性が損なわれる。こうなると熱の伝導効率は大きく悪化してしまう。
【0012】
また、図22のように固定ねじ3が緩まず強固に固定されている場合においても、発熱性電子部品1のリード付け根部には図21記載のものよりも更に大きなストレスを与えてしまう。
【0013】
この課題を解決するために、例えば放熱部材2とプリント基板4とを別の固定用ねじにてねじ止めしておき、放熱部材固定用ねじ6を止める際の放熱部材付き電子部品11の回転を防止すれば良いが、ねじ部品の追加、ねじ止め工数の増加、追加されたねじ止めのためのプリント基板4上のスペース確保等の様々な不具合が生じる。
【0014】
なお、上掲の特許文献1にはプリント基板に設けた凹部を利用した放熱板の位置決め構造が提案されているが、放熱板をねじ止め固定するものではないので、放熱板を固定するための構造を別途必要とする。
【0015】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することにより、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発熱性電子部品の放熱構造によれば、上記の課題を解決するために、発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、発熱性電子部品が装着された放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を設けることを特徴とするものである。
請求項2の発明によれば、請求項1において、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構は、放熱部材の長手方向側に設けられることを特徴とする。
【0017】
請求項3の発熱性電子部品の放熱構造によれば、発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、補助放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を設けることを特徴とするものである。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、放熱部材に放熱用フィン構造を設けることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、補助放熱部材に放熱用フィン構造を設けることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれかにおいて、発熱性電子部品が装着された放熱部材は、回路基板を配置する器具本体の外周側となる回路基板上に配設されることを特徴とする。
【0018】
請求項7の発明によれば、請求項1〜6のいずれかにおいて、発熱性電子部品が装着された放熱部材は、回路基板の切り欠き部に跨るように配設され、切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさを有する大型部品を切り欠き部の周辺部に実装配置することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、請求項7において、発熱性電子部品は半導体スイッチ素子であり、大型部品はチョークコイルであることを特徴とする。
請求項9の照明器具によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の発熱性電子部品の放熱構造を具備することを特徴とするものである。
請求項10の発明によれば、請求項9において、照明器具に具備される放電灯は、管径が22mm以下の細管径型の放電灯であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1〜図3に実施の形態1の実施構成図を示す。本実施の形態においては、発熱性電子部品1が固定される放熱部材2に、放熱部材固定用ねじのねじ止め施工時の発熱性電子部品1および放熱部材2の回転を防止する機構13を設けたものである。
【0020】
図1に示すように放熱部材2には爪状の形状を成す回転防止機構13が設けられている。放熱部材付き電子部品11が配置されるプリント基板4には図2に示すような回転防止用切り欠き部14が設けられており、放熱部材付き電子部品11が配置されると図3に示すように回転防止機構13と回転防止用切り欠き部14とが嵌合するように実装配置される。この構成により、放熱部材固定用ねじ6のねじ止め施工時における回転方向の応力が放熱部材付き電子部品11に加わった場合も、回転防止機構13と回転防止用切り欠き部14との嵌合により放熱部材付き電子部品11への回転方向の応力印加を防止できる。
【0021】
なお、回転防止機構13は放熱部材2の長手方向側に設けられる。これは、放熱部材付き電子部品11を放熱部材固定用ねじ6にて固定する工程で問題となる放熱部材付き電子部品11の微妙な位置ずれや歪みの発生によるねじ止めのやり難さを改善するためであり、放熱部材2の長手方向側に回転防止機構13を備えることで放熱部材付き電子部品11の微妙な位置ずれや歪みの発生を効果的に防止することができ、ねじ止め施工を容易に行うことができる。
【0022】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0023】
(実施の形態2)
図4〜図7に実施の形態2の実施構成図を示す。本実施の形態においては、補助放熱部材5に、放熱部材固定用ねじ6のねじ止め施工時の発熱性電子部品1および放熱部材2の回転を防止する機構を設けたものである。
【0024】
図4に示すように補助放熱部材5には壁状の回転防止機構15が設けられている。放熱部材付き電子部品11がプリント基板4に配置されると図5に示すように回転防止機構15は放熱部材2の側面部に略接するように配置される。
【0025】
これにより、放熱部材付き電子部品11に回転応力が加わる場合も回転防止機構15が放熱部材2に接触することで放熱部材付き電子部品11への回転方向の応力印加を防止できる。また、実施の形態1のようなプリント基板4上に回転防止用切り欠き部14を設ける必要がないため、プリント基板4の部品実装面積を減らさずに済むという効果もある。
【0026】
また、図6および図7は補助放熱部材5の壁状の回転防止機構15を前述とは逆側の放熱部材2の側面部に略接するように配置されるものであるが、この構成においても同様の効果がある。
【0027】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0028】
(実施の形態3)
図8に実施の形態3の実施構成図を示す。本実施の形態においては、発熱性電子部品1が固定される放熱部材2に気中放熱用の放熱フィン構造16を設けたものである。
【0029】
図8に示す本実施構成は、実施の形態1の図1に示す構成と略同じであるが、放熱部材2には気中放熱用の放熱フィン構造16が設けられており、この構成により器具本体への伝導放熱に加えて放熱フィン構造16からの気中への放熱効果も得られ、発熱性電子部品1の発熱を大きく低減することができる。なお、実施の形態2の構成に本実施の形態の構成を用いた場合も同様の効果が得られる。
【0030】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性が更に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0031】
(実施の形態4)
図9と図10に実施の形態4の実施構成図を示す。本実施の形態においては、補助放熱部材5に気中放熱用の放熱フィン構造16を設けたものである。
【0032】
図9および図10に示す本実施構成は、実施の形態1の図1および図3に示す構成と略同じであるが、補助放熱部材5には気中放熱用の放熱フィン構造16が設けられており、この構成により器具本体への伝導放熱に加えて放熱フィン構造16からの気中への放熱効果も得られ、発熱性電子部品1の発熱を大きく低減することができる。なお、実施の形態2の構成に本実施の形態の構成を用いた場合も同様の効果が得られ、また、実施の形態3の構成と組み合わせることでその効果は更に向上する。
【0033】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性が更に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0034】
(実施の形態5)
図11に実施の形態5の実施構成図を示す。本実施の形態においては、実施の形態1〜4記載の発熱性電子部品の放熱構造をプリント基板4が配置される器具本体8の外周側となるプリント基板上に配置したものである。
【0035】
本実施構成において、従来構成の図20にて説明した天井直付形照明器具が構成される場合、天井面に直付けされた状態で、且つ透光カバーで器具本体全体を覆われる状態であるため照明器具内の温度は非常に高くなる。また、照明器具内の温度勾配は中央部が高く、外周側へ行くほど低くなる傾向となる。この温度勾配の傾向は器具本体8の表面部温度においても同様である。よって、器具本体8と放熱部材付き電子部品11とを熱的に結合し放熱する構造においては、その放熱構造を器具本体8の外周側(図11のプリント基板4に示す網掛箇所)に設けることにより放熱部材付き電子部品11と器具本体8との温度差が大きくなり、よって放熱効果は更に向上する。
【0036】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れ、特に器具本体への放熱効率が更に向上する発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0037】
(実施の形態6)
図12に実施の形態6の実施構成図を示す。本実施の形態においては、発熱性電子部品1が装着された放熱部材2が跨るように配置されるプリント基板4の切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさを有する大型部品18を、切り欠き部の周辺部に実装配置したものである。
【0038】
図12に示す本実施構成は、実施の形態1の図3に示す構成と略同じであるが、発熱性電子部品1が装着された放熱部材2が跨るように配置されるプリント基板4の切り欠き部の長手方向の長さL1以上の大きさを有する大型部品18を、切り欠き部の周辺部に実装配置している。本実施構成では、大型部品18の長手方向の長さはL2であり、プリント基板4上の切り欠き部の長手方向の長さL1よりも大きい部品を実装配置している。なお、大型部品18がプリント基板4にはんだ付けにて実装される際のはんだ付け用ピン(図12中の破線丸にて表示)の間隔が切り欠き部の長手方向の長さL1以上であればなお良い。プリント基板4に切り欠き部を設ける場合、プリント基板4の強度が低下し、プリント基板4の切り欠き部から割れが生じる恐れがある。しかしながら本実施構成のように切り欠き部の周辺部に大型部品を実装配置することでプリント基板4の強度が向上し、プリント基板割れ等の問題を回避することができる。なお、切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさの大型部品を切り欠き部の周辺部に実装配置するだけでも効果があるが、大型部品のはんだ付け用ピンの間隔が切り欠き部の長手方向の長さ以上であればプリント基板の強度は更に向上し、更なる効果が期待できる。
【0039】
このように、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れ、更にプリント基板の強度に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できる。
【0040】
(実施の形態7)
図13に実施の形態7の実施回路構成図を示す。本実施の形態においては、実施の形態6に記載の構成を、発熱性電子部品1は電源回路に備えられた半導体スイッチ素子、大型部品18は電源回路に備えられたチョークコイルとして構成したものである。
【0041】
図13は実施の形態1〜6記載の放熱構造を有する電子装置の回路構成図である。電子装置はフィルター回路19、整流回路20、電源回路21および負荷回路22にて構成される。電源回路21には半導体スイッチ素子1、チョークコイル18が備えられており、この半導体スイッチ素子1およびチョークコイル18が実施の形態6の発熱性電子部品および大型部品として実装配置される。本実施の形態では電源回路21は昇圧型チョッパ回路にて構成されており、商用交流電源ACを整流回路20にて整流し、その整流後の電圧を所定の電圧値に変換し、負荷回路22へ供給するものである。
【0042】
本実施の形態に示す電源回路21の半導体スイッチ素子1には高電力が印加されるため放熱性能が高い放熱構造が求められる。よって、実施の形態1〜5の放熱構造を用いることで半導体スイッチ素子1の発熱を効率良く低減できるため、電子装置の品質的な信頼性を向上でき、且つ小型、薄型の電子装置が提供できる。また、実施の形態6の構成を半導体スイッチ素子1とチョークコイル18にて容易に実現することができるため、プリント基板の強度が向上される効果を容易に実現できる。
【0043】
(実施の形態8)
図14は実施の形態8の照明器具の一実施形態を概念的に示す斜視図である。また、図15はその側面図である。本実施形態は家庭用の天井直付形照明器具である。図14および図15において、8は器具本体、23は透光カバー、24は反射板、4は放電灯点灯回路構成が実装されたプリント基板、25は環状放電灯であるFHC34型放電灯、26は環状放電灯であるFHC27型放電灯である。器具本体8は、円形の浅皿状をなし、天井に取り付ける手段を備えてあるとともに、透光カバー23を装着するための機構を有している。反射板24は、極力浅く形成されるとともに、放電灯の発光をなるベく透光カバー23の面の輝度が均一になるように反射する形状に成形されている。
【0044】
放電灯点灯回路構成が実装されたプリント基板4は、実施の形態1〜7記載の放熱構成および回路構成からなり、器具本体8および反射板24の間に形成される空間内に配設されている(プリント基板4と器具本体8との固定手段は従来構成の図20と同手段にて行われる)。透光カバー23は、器具本体8の下面に配設されて放電灯25、26および反射板24などを包囲している。
【0045】
本実施の形態において、放電灯点灯回路構成が実装されたプリント基板4は、実施の形態1〜7記載の放熱構成および回路構成からなるため、実施の形態1〜7記載の効果を奏する照明器具を提供できる。
【0046】
特に本実施の形態のように放電灯にFHC34やFHC27のような管径の細い放電灯を用いる場合、その特徴を生かして照明器具も薄型の形態が求められる。このような照明器具においては、照明器具に配置されるプリント基板に実装される電子装置構成部品においても小型化、薄型化が要求されるため本発明の効果が更に発揮される。また、照明器具の薄型化に伴い照明器具の内容積の縮小や放電灯を密着配置することによる輻射熱の増加等の電子装置周辺の温度環境も悪化する傾向となるため、本発明のような放熱構造の利点が更に発揮される。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、放熱部材付き電子部品のねじ止め時の回転応力印加を安価な構成で防止することができ、電子部品へのストレス印加や放熱性の低下を防止し、且つ放熱部材を大型化することなく発熱部品の放熱性に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できるという効果がある。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の効果の他に、放熱部材付き電子部品の微妙な位置ずれや歪みの発生を効果的に防止することができるため生産性、組立性が向上するという効果がある。
また、請求項3の発明によれば、請求項1の効果の他に、プリント基板上に回転防止用切り欠き部を設ける必要がないため、プリント基板の部品実装面積を減らさずにすむという効果がある。
また、請求項4、5の発明によれば、請求項1〜3の効果の他に、請求項1〜3の構成よりも更に優れる発熱性電子部品の放熱構造を提供できるという効果がある。
【0048】
また、請求項6の発明によれば、請求項1〜5の効果の他に、発熱性電子部品の熱を器具本体へ伝導する際の効率が更に向上する発熱性電子部品の放熱構造を提供できるという効果がある。
また、請求項7の発明によれば、請求項1〜6の効果の他に、プリント基板の強度面に優れるという効果がある。
また、請求項8の発明によれば、請求項7の効果を有する、電源回路を含んだ電子装置が容易に実現できるという効果がある。
また、請求項9の発明によれば、請求項1〜8の効果を有する照明器具を提供できるという効果がある。
また、請求項10の発明によれば、管径が22mm以下の細管径型の放電灯を具備して成る、薄型の照明器具を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に用いる放熱部材付き電子部品を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に用いるプリント基板の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の発熱性電子部品の放熱構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に用いる補助放熱部材の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2の発熱性電子部品の放熱構造の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に用いる補助放熱部材の他の例を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2の発熱性電子部品の放熱構造の他の例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に用いる放熱部材付き電子部品を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に用いる補助放熱部材を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態4の発熱性電子部品の放熱構造を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態5の発熱性電子部品の放熱構造を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態6の発熱性電子部品の放熱構造を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態7の回路図である。
【図14】本発明の実施の形態8の照明器具の概略構成を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態8の照明器具の概略構成を示す側面図である。
【図16】従来の放熱部材付き電子部品を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図17】従来の発熱性電子部品の放熱構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図18】従来のプリント基板の器具本体への取付構造を示す平面図である。
【図19】従来のプリント基板の器具本体への取付構造を示す分解斜視図である。
【図20】従来のプリント基板の器具本体への取付構造を示す斜視図である。
【図21】従来例の課題を説明するための平面図である。
【図22】従来例の他の課題を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 発熱性電子部品
2 放熱部材
4 プリント基板
5 補助放熱部材
6 放熱部材固定用ねじ
8 器具本体
11 放熱部材付き電子部品
13 回転防止機構
14 回転防止用切り欠き部
Claims (10)
- 発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、発熱性電子部品が装着された放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を設けることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項1において、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構は、放熱部材の長手方向側に設けられることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 発熱性電子部品が装着された放熱部材を含む電子部品が実装された回路基板を配置する金属製の器具本体を有し、発熱性電子部品が装着された放熱部材と器具本体とを補助放熱部材を介してねじ止め施工にて熱的結合して成る発熱性電子部品の放熱構造において、補助放熱部材に、ねじ止め施工時の発熱性電子部品および放熱部材の回転を防止する機構を設けることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、放熱部材に放熱用フィン構造を設けることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、補助放熱部材に放熱用フィン構造を設けることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項1〜5のいずれかにおいて、発熱性電子部品が装着された放熱部材は、回路基板を配置する器具本体の外周側となる回路基板上に配設されることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、発熱性電子部品が装着された放熱部材は、回路基板の切り欠き部に跨るように配設され、切り欠き部の長手方向の長さ以上の大きさを有する大型部品を切り欠き部の周辺部に実装配置することを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項7において、発熱性電子部品は半導体スイッチ素子であり、大型部品はチョークコイルであることを特徴とする発熱性電子部品の放熱構造。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の発熱性電子部品の放熱構造を具備することを特徴とする照明器具。
- 請求項9において、照明器具に具備される放電灯は、管径が22mm以下の細管径型の放電灯であることを特徴とする照明器具。
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JP2003017962A JP2004228529A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具 |
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JP2003017962A JP2004228529A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 発熱性電子部品の放熱構造およびそれを用いた照明器具 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7864535B2 (en) | 2007-09-10 | 2011-01-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device |
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JP2013187426A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Mitsubishi Electric Corp | パワー素子放熱構造及びその製造方法 |
JP2014086432A (ja) * | 2012-10-19 | 2014-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | コイル装置 |
JP2015056818A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 撮像装置及び撮像装置を用いたステレオカメラ |
JP2020126410A (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-20 | Necパーソナルコンピュータ株式会社 | 電子機器の製造方法及び回路基板 |
-
2003
- 2003-01-27 JP JP2003017962A patent/JP2004228529A/ja not_active Withdrawn
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A621 | Written request for application examination |
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A761 | Written withdrawal of application |
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