JP2004226778A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインヒータとサブヒータとを内蔵し、サーミスタを非通紙領域に設けた定着装置において、待機状態から定着処理状態になったときに生じる、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化のズレに起因する高温オフセットを防止する。
【解決手段】定着ローラ61の温度を定着用温度よりも低くした待機状態から、定着ローラ61の中央部のみを用いて定着を行う定着処理状態としたとき、サーミスタの検知温度が第2設定温度となるまで、検知温度に拘わらずメインヒータHへの電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すようにする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定着ローラと加圧ローラとを有する定着装置を備えた画像形成装置に関し、より詳細には非通紙領域に設けられた温度検知手段を用いて定着ローラの温度制御を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた画像形成装置において、ヒータを内蔵した定着ローラと加圧ローラとを圧接させ、このローラ間に、未定着トナー画像を担持した用紙を通過させてトナーを用紙に定着させる熱ローラ定着方式がこれまでから広く用いられている。このような熱ローラ定着方式では、ローラ対のニップ間を用紙が通過するわずかな間にトナーを加熱溶融させる必要があるため、定着ローラの温度は、トナーの結着樹脂の軟化温度より数十度程度高い温度(以下、「定着用温度」と記すことがある、一般的に140〜210℃)に制御されている。
【0003】
一方、トナーの定着処理を行わない間も定着ローラをこのような高い定着用温度に保持しておくことは省エネルギーの観点から好ましくなかった。また定着ローラから放散される熱で装置内温度が上昇し、耐熱性の高くない部材に悪影響を及ぼすおそれもあった。そこで、トナーの定着処理を行わないときは、定着ローラの温度を定着用温度よりも低く維持し(いわゆる待機状態)、画像形成処理が開始されたときに定着ローラの温度を定着用温度にまで上げる温度制御が行われている。
【0004】
また省エネルギーの観点から、2つ以上のヒータを定着ローラに内蔵させて、定着ローラの表面温度を部分的に上げることができるようにし、用紙が通過する領域のローラ表面温度だけを上げて定着することも行われている。例えば、原稿位置合わせを原稿載置台中央で行う装置の場合、定着ローラの軸方向中央部を主として加熱するメインヒータと、軸方向両端部を主として加熱するサブヒータとを定着ローラに内蔵させて、用紙がタテ方向(幅の狭い方向)で搬送されるときにはメインヒータのみを点けてトナーの定着処理を行い節電を図っている。
【0005】
ところで、定着ローラの表面温度を一定に維持させるために、サーミスタ温度計(以下、「サーミスタ」と略すことがある)などの温度検知手段を定着ローラ表面に取り付け、サーミスタの検知温度に基づき定着ローラに内蔵されたヒータの入切の制御を行っている。定着ローラの表面温度を精度よく検知するには用紙が通過する領域にサーミスタを取り付けるのがよい。しかしながら、サーミスタを定着ローラ表面を取り付けると、サーミスタとの摺擦によって定着ローラ表面に傷がつき、定着ローラの離型性が低下したり、あるいはサーミスタに未定着トナーが付着し、温度検知精度が低下することがあった。そこでこのような不具合を防止するため、定着ローラにおいて用紙が通過しない通紙領域(非通紙領域)に温度検知手段を設けることが行われつつある(例えば特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−311581号公報(特許請求の範囲、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ヒータは定着ローラの通紙領域を専ら加熱するので、サーミスタが設置されている非通紙領域の表面温度は通紙領域に遅れて上昇することになる。特に、定着ローラの中央部のみを用いて定着を行う場合(メインヒータのみで温度制御)、定着ローラの中央部と非通紙領域との距離が長くなるため、前記中央部では所定の定着用温度に達しているにも拘わらず、サーミスタでは未だ所定温度に達していないと検知してしまう。このため、所定温度にまで上昇したことをサーミスタが検知した時点では、定着ローラ中央部の表面温度が設定温度を超えて上昇し、高温オフセットなどの不具合が発生することがあった。
【0008】
加えて、定着部が待機状態から定着処理状態となり定着ローラと加圧ローラが駆動し始めると、待機状態の間に放熱などによって温度が低下した加圧ローラの表面が連続して定着ローラと接触するため定着ローラの表面から熱が奪われる。このため、ヒータからの熱の伝わりの遅い非通紙領域ではその表面温度が一時的に急低下する。これにより、定着ローラ中央部とサーミスタが配置された非通紙領域との温度差が一層拡大し、前記不具合がより発生しやすくなっていた。
【0009】
また、装置の主電源がオンされて、定着ローラが未だ充分に暖まっていない段階で、定着ローラの中央部のみを用いて定着を行う画像形成処理信号が入力された場合にも、前記と同様に高温オフセットが起こりやすかった。
【0010】
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、定着ローラの表面温度を検知する手段を非通紙領域に設けた画像形成装置において、待機状態(第1状態)から定着処理状態(第2状態)としたときに、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化のズレを前提として、定着ローラ中央部が設定温度を超えて過上昇を防止することにある。
【0011】
また本発明の目的は、定着ローラの表面温度を検知する手段を非通紙領域に設けた画像形成装置において、装置のメイン電源がオンされてから待機状態に至るまでの、いわゆるウォーミングアップ状態の間にコピーボタンがオンされたときに、前記と同様に発生する、定着ローラ中央部が設定温度を超えて過上昇を防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係る画像形成装置では、ローラ軸方向の中央部を主として加熱する第1の発熱体と、ローラ軸方向の両端部を主として加熱する第2の発熱体とを内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ローラと、前記定着ローラ表面の非通紙領域に設けられた、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段による検知温度に基づき第1の発熱体および第2の発熱体への通電を制御する制御部とを設け、前記制御部は、前記検知温度が第1設定温度を維持するように前記第1の発熱体および前記第2の発熱体への通電を制御する第1状態と、前記検知温度が第1設定温度よりも高い第2設定温度を維持するように、前記第2の発熱体への通電を停止させた状態で前記第1の発熱体への通電を制御する第2状態とを備え、制御状態が第1状態から第2状態に変更されたとき、前記検知温度が第2設定温度となるまで、前記検知温度に拘わらず第1の発熱体への電力の供給と供給停止とを交互に繰り返す構成とした。
【0013】
また、もう一つの発明に係る画像形成装置では、ローラ軸方向の中央部を主として加熱する第1の発熱体と、ローラ軸方向の両端部を主として加熱する第2の発熱体とを内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ローラと、前記定着ローラ表面の非通紙領域に設けられた、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段による検知温度に基づき第1の発熱体および第2の発熱体への通電を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記検知温度が第1設定温度を維持するように前記第1の発熱体および前記第2の発熱体への通電を制御する第1状態と、前記検知温度が第1設定温度よりも高い第2設定温度を維持するように、前記第2の発熱体への通電を停止させた状態で前記第1の発熱体への通電を制御する第2状態とを備え、装置の電源スイッチが入れられてから前記検知温度が第1設定温度に達していない段階で制御状態が第2状態とされたとき、前記検知温度が第2設定温度となるまで、前記検知温度に拘わらず第1の発熱体への電力の供給と供給停止とを交互に繰り返す構成とした。
【0014】
ここで、省エネルギーの観点から、第1の発熱体への電力の供給時間および供給停止時間を、通紙される用紙の定着ローラ軸方向の長さによって変える、あるいは制御状態が第2状態とされたときの検知手段の検知温度によって変えるようにしてもよい。電力供給時間としては5〜20秒の範囲が好ましく、また供給停止時間としては1〜10秒の範囲が好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置の大きな特徴は、待機状態(第1状態)又は電源スイッチが入れられてから待機状態に至るまでの間に、定着ローラの中央部のみを用いて定着を行う定着処理状態(第2状態)に制御状態が変更された場合に、サーミスタ(温度検知手段)の検知温度が第2設定温度となるまで、検知温度に拘わらずメインヒータ(第1の発熱体)への電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すことにある。かかる構成によれば、定着ローラ中央部と非通紙領域との温度変化のズレが生じても、定着ローラ中央部の表面温度は徐々に上昇するようになるので高温オフセットが生じない。
【0016】
以下、本発明の画像形成装置を図に基づいて説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
【0017】
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態である複写機の概略構成図である。本体ハウジング1は、上ハウジング11と、下ハウジング13と、その間に位置する連結ハウジング12とを有する。そして上ハウジング11の上には開閉自在に載置された原稿搬送部2が取り付けられている。
【0018】
原稿搬送部2は、原稿給紙トレイ21と原稿搬送部本体22、原稿排紙トレイ23、原稿カバー24とを備える。原稿排紙トレイ23は、原稿カバー24上面の一部として一体に形成されている。原稿搬送路dの延長上の上流端に原稿給紙トレイ21が配設され、下流端に原稿排出トレイ23が配設されている。原稿搬送部本体22内の原稿搬送路dには、原稿搬送方向上流側から順にピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22c、排出ローラ対22dが設けられている。そして、レジストローラ対22cと排出ローラ対22dの間に画像読取り部25が設けられている。原稿給紙トレイ21に画像面を上向きにセットされた画像原稿(不図示)は、コピー開始ボタン(不図示)がオンされると、前記各ローラによって搬送路dを搬送され、途中画像読取り部25で露光部3によって画像が読みとられる。
【0019】
露光部3は上ハウジング11に内蔵されている。露光部3は、露光ランプ31と反射板32、第1ミラー33、第2ミラー34、第3ミラー35、集光レンズ36、イメージセンサ(例えばライン型のCCD)37を備える。露光ランプ31と第1ミラー33は第1キャリッジ(不図示)上に搭載され、第2ミラー34、第3ミラー35は第2キャリッジ(不図示)上に搭載されている。いわゆるシートスルー方式で原稿画像を読み取る場合には、第1キャリッジが画像読取り部25の直下に移動し、露光ランプ31からの光照射光が移動中の原稿を露光する。照射光は第1ミラー33、第2ミラー34、第3ミラー35、集光レンズ36を通じてCCD37に到達して光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。他方、原稿固定方式で原稿画像を読み取る場合には、原稿載置板26上の載置された原稿画像は露光部3による読取走査を受けることにより、CCD37上に縮小結像され、光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。
【0020】
下ハウジング13内には、給紙部4と画像形成部5、定着装置6とが内蔵さている。給紙部4についてまず説明すると、下ハウジング13の下部には用紙Pが収容された給紙カセット41が配設され、用紙Pはここからコロ42により1枚ずつ搬送路へ送り出される。また、下ハウジング13の左側下部には開閉可態な給紙トレイ43が備えられており、ここに用紙Pを載置しておくことにより、前記と同様に用紙はコロ44により1枚ずつ搬送路へ送り出される。
【0021】
次に画像形成部について説明する。画像形成部5は、感光体ドラム51と、その周囲に配設された帯電器52、光走査ユニット53、現像器54、転写ローラ55、クリーニング器56とを備える。感光体ドラム51は時計回りに回転し、まず帯電器52により感光体ドラム51の表面は均一に帯電される。次に、光走査ユニット53から感光体ドラム51の表面にレーザ光が照射されて、画像部分又は背景部分に相当する電荷が消去され、感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。そして現像器54によって感光体ドラム51上の静電潜像にトナーが供給され静電潜像が顕像化する。
【0022】
感光体ドラム51がさらに回転し、トナー画像が転写ローラ55と対向する位置に来たときに、それに合わせて、感光体ドラム51と転写ローラ55との間に用紙Pが搬送され来る。このとき転写ローラ55に、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されることにより、感光体ドラム51上のトナー画像が用紙P上に転写される。感光体ドラム51上の転写されなかった残留トナーはクリーニング器56によって感光体ドラム51上から除去される。一方、トナー画像が転写された用紙Pは後述する定着部6に搬送され、ここでトナー画像は加熱・加圧されて用紙に定着し、排紙経路を通って排紙トレイ7a,7bに排出される。
【0023】
定着装置について次に説明する。定着装置6は、定着ローラ61と加圧ローラ62とが圧接してなる。図2に定着装置6の拡大構成図を示す。定着ローラ61の非通紙領域には定着ローラ61の表面温度の検知するためのサーミスタ(温度検知手段)63が設けられている。また、定着ローラ61にはメインヒータH(第1の発熱体)とサブヒータH(第2の発熱体)が内蔵されている。なお、定着ローラ61及び加圧ローラ62の具体的構成については後段の実施例で説明する。
【0024】
図3に、これらのヒータH,Hの配熱パターン例を示す。この図から理解されるように、メインヒータHは定着ローラ61の中央部を主として加熱し、サブヒータHは定着ローラ61の両端部を主として加熱するように設定されている。また、メインヒータHとサブヒータHの両方を点灯したときには定着ローラの軸方向の表面温度分布が一定となるように発熱パターンが組み合わされている。この定着装置における定着ローラ中央部の長さは約210mmとされ、A4用紙(297mm×210mm)がタテ方向に搬送されてきた場合の通紙領域と一致させてある。またメインヒータHとサブヒータHの全長はどちらも310mmとされ、A4用紙がヨコ方向で搬送されてきた場合でもその通紙領域をカバーさせてある。なお、図3において左側が画像形成装置の正面側、右側が画像形成装置の背面側である。
【0025】
図2おいて、サーミスタ63によって検知された定着ローラ61の表面温度は制御部64に送られ、この検知温度に基づいてメインヒータHとサブヒータHの入切制御がなされる。具体的には制御部64は、用紙の通紙領域が定着ローラ61の中央部と同じ又はそれよりも狭い場合には、サーミスタ63による検知温度が第2設定温度を維持するように、サブヒータHへの通電を停止させた状態でメインヒータHのみを制御する(第2状態)。一方、省エネルギーの観点から制御部64は、画像形成処理が終了すると、第2設定温度よりも低い第1設定温度を維持するようにメインヒータHとサブヒータHへの通電を制御する(第1状態)。
【0026】
なお、用紙の通紙領域が定着ローラ61の中央部よりも広い場合には、サーミスタ63による検知温度が第2設定温度よりも高い第3設定温度を維持するように、メインヒータH及びサブヒータHへの通電を制御する(第3状態)。第2状態と第3状態とで定着ローラ中央部の目標温度は同じであるが、サーミスタ63による検知温度の設定温度は異なっている。これは、サーミスタ63の設置位置とヒータ加熱部との距離を考慮したものであって、定着ローラ61の中央部のみを加熱する場合には、サーミスタ63の設置位置まで伝導する熱量が少ないため第2設定温度を第3設定温度よりも低い温度としたのである。
【0027】
このような定着装置の制御において、制御状態が第1状態から第2状態に変更された場合、すなわちコピー開始ボタンが押され、装置が待機状態から定着処理状態なった場合、本発明では、サーミスタの設定温度が第2設定温度となるまで、サーミスタの検知温度に拘わらずメインヒータHへの電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すようにする。これによってサーミスタによる検知温度と定着ローラの中央部との温度変化にズレがあったとしても、定着ローラ中央部の表面温度は徐々に上昇するようになるので高温オフセットを効果的に防止できる。
【0028】
また、複写機のメイン電源がオンされた後、サーミスタによる検知温度が待機温度(第1設定温度)に達していない間にコピーボタンがオンされた場合も前記と同様に、コピーボタンのオンからサーミスタの設定温度が第2設定温度となるまで、サーミスタの検知温度に拘わらずメインヒータへの電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すようにする。これによりサーミスタによる検知温度と定着ローラの中央部との温度変化にズレがあっても前記と同様に、高温オフセットを効果的に防止できる。以下、実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。
【0029】
(実施例1)
図1及び図2に示した定着装置を用いて、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化を調べた。なお、定着ローラ中央部の表面温度はもう一つのサーミスタを用いて測定した。使用した定着ローラ61(図2を参照)は、外径37mm、肉厚1mmのアルミニウム製のローラ本体61aの表面に、厚さ25μmのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)層61bが形成されたものである。加圧ローラ62は、外径20mmの鉄製の芯金62aの表面に厚さ5mmの弾性層62bが形成され、さらにその表面に厚さ50μmのPFA(テトラフルオロエチレン−パー−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブ層62cが形成されたものである。弾性層62bはアスカC硬度が55度のシリコンゴムの発泡体である。定着ローラ61は感光体ドラム51(図1に図示)と等速の178mm/secの周速度で駆動回転し、加圧ローラ62は定着ローラ61に圧接しているので従動回転する。
【0030】
図4に、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動回転のオン・オフのタイミングを示す図を示す。待機状態では、サーミスタの検知温度(図4の破線)が165℃となるようにメイン・サブヒータがオン・オフ制御される。これにより定着ローラ中央部の表面温度(同図の実線)は180℃前後を維持する。そして、コピーボタンがオンされると(A4用紙がタテ方向に給紙)、定着ローラ及び加圧ローラが駆動回転し、温度の低い加圧ローラに熱が奪われる結果、定着ローラの表面温度が下がりサーミスタの検知温度は一時的に急低下する。一方、メインヒータは、サーミスタの検知温度に関係なく所定の時間間隔でオン・オフが繰り返される。具体的には、メインヒータを8秒間オンした後、2秒間オフする通電形式を繰り返す。これによって定着ローラの急激な温度上昇が回避され、定着ローラ中央部の表面温度は200℃まで徐々に上昇する。メインヒータはこのオン・オフの繰り返しは、サーミスタの検知温度が第2設定温度である180℃に達するまで行われ、この間に、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化のズレが解消され、これ以後メインヒータへの通電制御はサーミスタの検知温度に基づく制御に戻り、サーミスタの検知温度は180℃前後を維持し、定着ローラ中央部の表面温度は200℃前後を維持する。
【0031】
なお、電力の供給時間および供給停止時間は、通紙される用紙の軸方向長さやコピーボタンがオンされたときのサーミスタの検知温度などから適宜決定すればよい。電力の供給時間としては5〜20秒の範囲、供給停止時間としては1〜10秒の範囲が好ましい。例えば、A4用紙がタテ方向に通紙される場合、メインヒータへの電力の供給時間を8秒間とし供給停止時間を2秒とする。またFolio用紙がタテ方向に通紙される場合、メインヒータへの電力の供給時間を16秒間とし供給停止時間を2秒とする。そしてまた、B5用紙がタテ方向に通紙される場合、コピーボタンがオンされたときの検知温度が140℃未満であればメインヒータへの電力の供給時間を7秒間とし供給停止時間を3秒とする。一方、コピーボタンがオンされたときの検知温度が140℃以上であればメインヒータへの電力の供給時間を7秒間とし供給停止時間を6秒とする。
【0032】
(比較例1)
実施例1と同じ定着装置を用いて、コピーボタンがオンされてからもサーミスタの検知温度に基づきメインヒータHへの通電制御を行う以外は実施例1と同じ条件で、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化を調べた。図5に、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図を示す。
【0033】
図5から明らかなように、待機状態では、前記と同様に、サーミスタの検知温度(図5の破線)が165℃となるようにメイン・サブヒータがオン・オフ制御される。これにより定着ローラ中央部の表面温度(同図の実線)は180℃の前後を維持する。そして、コピーボタンがオン(A4用紙がタテ方向に給紙)されると、メインヒータがオンとなり定着ローラ中央部の表面温度は急激に上昇する。一方、前記中央部から離れた位置にあるサーミスタでの検知温度は、定着ローラと加圧ローラとが回転開始することにより加圧ローラへ熱が奪われる結果、待機状態のときよりも下がってしまう。このため、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化に大きなズレが生じ、定着ローラ中央部が定着用温度に達しているにも拘わらずメインヒータは点灯し続けてしまい、定着ローラ中央部の表面温度は220℃を大きく超えて高温オフセットが生じた。
【0034】
(実施例2)
実施例1と同じ装置と同じ定着条件にて、複写機のメイン電源がオンされてからサーミスタの検知温度が待機温度(第1設定温度)になるまでの間にコピーボタンがオンされた場合の、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化を調べた。図6に、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図を示す。
【0035】
図6によれば、複写機のメイン電源がオンされると、メインヒータ及びサブヒータがオンとなり定着ローラ中央部の表面温度およびサーミスタの検知温度は上昇する。そしてサーミスタの検知温度が第1設定温度(165℃)に達していない段階で、コピーボタンがオンされると(A4用紙がタテ方向に給紙)、サブヒータはオフとなり、メインヒータはサーミスタの検知温度に関係なく所定の時間間隔でオン・オフが繰り返される。メインヒータのオン・オフ時間間隔は実施例1と同じである。これによって定着ローラの急激な温度上昇が回避され、定着ローラ中央部の表面温度は200℃まで徐々に上昇する。メインヒータはこのオン・オフの繰り返しは、サーミスタの検知温度が第2設定温度である180℃に達するまで行われ、この間に、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化のズレが解消され、これ以後メインヒータへの通電制御はサーミスタの検知温度に基づく制御に戻り、サーミスタの検知温度は180℃前後を維持し、定着ローラ中央部の表面温度は200℃前後を維持する。
【0036】
(比較例2)
実施例2と同じ定着装置を用いて、コピーボタンがオンされてからもサーミスタの検知温度に基づきメインヒータHへの通電制御を行う以外は実施例2と同じ条件で、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化を調べた。図7に、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図を示す。
【0037】
図7から明らかなように、コピーボタンがオン(A4用紙がタテ方向に給紙)されると、メインヒータがオンとなり定着ローラ中央部の表面温度は急激に上昇する。一方、定着ローラの回転に伴って加圧ローラが回転開始することによって定着ローラの熱が加圧ローラへ奪われる結果、前記中央部から離れた位置にあるサーミスタでの検知温度は、待機状態のときよりも下がってしまう。このため、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化に大きなズレが生じ、定着ローラ中央部が定着用温度に達しているにも拘わらずメインヒータは点灯し続けてしまい、定着ローラ中央部の表面温度は220℃を大きく超えて高温オフセットが生じた。
【0038】
なお、本発明において、定着ローラ本体61a(図2を参照)としてはアルミニウムの他、鉄や銅、ニッケル、ステンレスなどの金属材料を使用できる。また、定着ローラ本体の肉厚としては特に限定はないが0.5mm〜3mmの範囲が好ましい。定着ローラ本体の表面に離型性層61bを設ける場合には、PTFEの他、PFA層やPVF(ポリフッ化ビニル)、ECTFE(エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体)などのフッ素樹脂などを用いることができる。この離型性層の肉厚としては、10〜100μmの範囲から好ましい。
【0039】
また本発明で使用する加圧ローラとしては、芯金62aの表面に弾性層62bを設けたものが好ましく、弾性層62bの厚さとしては2〜15mmの範囲が好ましい。弾性層62bはアスカC硬度が5〜90度の弾性ゴムが好適である。弾性層62bの表面に離型性層62cを設ける場合には、PTFEの他、PVFやECTFEなどのフッ素樹脂などを用いることができる。また、この離型性層62cの肉厚としては20〜100μmの範囲が好ましい。
【0040】
本発明で使用する発熱体としては従来公知のものを使用できるが、中でも瞬暖性が得られることからハロゲンヒータが好ましい。また本発明で使用する温度検知手段としては従来公知のものを使用できる。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る画像形成装置では、制御状態が待機状態から定着ローラの中央部を用いて定着処理する状態に変更されたとき、サーミスタの検知温度が所定の設定温度となるまで、サーミスタの検知温度に拘わらずメインヒータへの電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すようにしたので、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度との温度変化のズレが生じても、定着ローラ中央部が設定温度を超えて過上昇することがない。
【0042】
また、装置の電源スイッチが入れられてからサーミスタの検知温度が待機温度に達していない段階で制御状態が定着処理状態とされたときにも前記同様に、サーミスタの検知温度が所定温度となるまで、サーミスタの検知温度に拘わらずメインヒータ体への電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すことにより、前記と同様の効果が得られる。
【0043】
メインヒータへの電力の供給時間および供給停止時間を、通紙される用紙の定着ローラ軸方向の長さによって変える、あるいは制御状態が定着処理状態とされたときのサーミスタの検知温度によって変えることにより、定着ローラ中央部の表面温度を迅速且つ無駄なく設定温度に上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置で使用する定着装置の概略構成図である。
【図3】定着ローラのヒータの配熱分布と用紙の通紙領域とを示す図である。
【図4】本発明の画像形成装置における、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図である。
【図5】従来の画像形成装置における、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図である。
【図6】本発明の画像形成装置における、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図である。
【図7】従来の画像形成装置における、定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化、及びメイン・サブヒータのオン・オフ、定着ローラの駆動のオン・オフのタイミングを示す図である。
【符号の説明】
メインヒータ(第1の発熱体)
サブヒータ(第2の発熱体)
61 定着ローラ
62 加圧ローラ
63 サーミスタ(温度検知手段)
64 制御部

Claims (5)

  1. ローラ軸方向の中央部を主として加熱する第1の発熱体と、ローラ軸方向の両端部を主として加熱する第2の発熱体とを内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ローラと、前記定着ローラ表面の非通紙領域に設けられた、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段による検知温度に基づき第1の発熱体および第2の発熱体への通電を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検知温度が第1設定温度を維持するように前記第1の発熱体および前記第2の発熱体への通電を制御する第1状態と、前記検知温度が第1設定温度よりも高い第2設定温度を維持するように、前記第2の発熱体への通電を停止させた状態で前記第1の発熱体への通電を制御する第2状態とを備え、
    制御状態が第1状態から第2状態に変更されたとき、前記検知温度が第2設定温度となるまで前記検知温度に拘わらず第1の発熱体への電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すことを特徴とする画像形成装置。
  2. ローラ軸方向の中央部を主として加熱する第1の発熱体と、ローラ軸方向の両端部を主として加熱する第2の発熱体とを内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ローラと、前記定着ローラ表面の非通紙領域に設けられた、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段による検知温度に基づき第1の発熱体および第2の発熱体への通電を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検知温度が第1設定温度を維持するように前記第1の発熱体および前記第2の発熱体への通電を制御する第1状態と、前記検知温度が第1設定温度よりも高い第2設定温度を維持するように、前記第2の発熱体への通電を停止させた状態で前記第1の発熱体への通電を制御する第2状態とを備え、
    装置の電源スイッチが入れられてから前記検知温度が第1設定温度に達していない段階で制御状態が第2状態とされたとき、前記検知温度が第2設定温度となるまで前記検知温度に拘わらず第1の発熱体への電力の供給と供給停止とを交互に繰り返すことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第1の発熱体への電力の供給時間および供給停止時間を、通紙される用紙の定着ローラ軸方向の長さによって変える請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の発熱体への電力の供給時間および供給停止時間を、制御状態が第2状態とされたときの前記検知手段の検知温度によって変える請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記電力の供給時間が5〜20秒の範囲であり、前記供給停止時間が1〜10秒の範囲である請求項3又は4記載の画像形成装置。
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