JP2004225723A - 電磁多板クラッチの制御装置 - Google Patents

電磁多板クラッチの制御装置 Download PDF

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JP2004225723A JP2003010791A JP2003010791A JP2004225723A JP 2004225723 A JP2004225723 A JP 2004225723A JP 2003010791 A JP2003010791 A JP 2003010791A JP 2003010791 A JP2003010791 A JP 2003010791A JP 2004225723 A JP2004225723 A JP 2004225723A
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Abstract

【課題】各種センサがフェールしたとしても、正確な伝達トルクを決定でき、また、劣化などがにより電磁多板クラッチのトルク伝達特性が変化したとしても、安定した締結制御を達成することができる電磁多板クラッチの制御装置を提供すること。
【解決手段】電磁多板クラッチの制御装置において、油温を検出する油温検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出手段と、前記電磁多板クラッチへ出力する電流値を検出する電流値検出手段と、検出されたエンジン回転数と入力軸回転数の差回転を算出する差分算出手段とを設け、前記制御手段は、検出された差回転、油温、トルク及び電流値を用いて電磁多板クラッチのトルク伝達状態を制御することとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと自動変速機の変速機構部との間に介在され、エンジン駆動力を断接可能に変速機構部へ伝達する電磁多板クラッチの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電磁力に応じて伝達トルクを制御し、動力伝達状態を切り換える電磁多板クラッチとして、特許文献1に記載の技術が提案されている。具体的には、油温センサ、エンジン回転数センサ、入力軸回転数センサ等が設けられ、検出された油温や、電磁多板クラッチのスリップ量(エンジン回転数と入力軸回転数の差)に基づいて伝達トルクを決定し、伝達トルクに応じた電流値を出力することで動力伝達状態を制御している。
【0003】
【特許文献1】
特開平2000−110856号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、各種センサがフェールした場合、正確な伝達トルクを決定することができず、制御性が悪化するという問題があった。また、電磁多板クラッチの劣化などによって、実際の制御電流指令に対して要求する伝達トルクが得られず、締結ショックやエンジン吹け上がりを引き起こす可能性があった。
【0005】
本発明は上述のような課題に基づいて成されたもので、本発明が解決しようとする課題は、各種センサがフェールしたとしても、正確な伝達トルクを決定でき、また、劣化などがにより電磁多板クラッチのトルク伝達特性が変化したとしても、安定した締結制御を達成することができる電磁多板クラッチの制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、エンジンから出力されたトルクを自動変速機の変速機構部内へ伝達する入力軸と該入力軸へのトルク伝達を断接する電磁多板クラッチと、該電磁多板クラッチのトルク伝達状態を制御する制御手段を備えた電磁多板クラッチの制御装置において、油温を検出する油温検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出手段と、前記電磁多板クラッチへ出力する電流値を検出する電流値検出手段と、検出されたエンジン回転数と入力軸回転数の差分を検出する差分検出手段とを設け、前記制御手段は、前記検出された油温、トルク、電流値、及び差分に基づいて前記電磁多板クラッチのトルク伝達状態を制御することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、検出されたエンジン回転数と入力軸回転数の差分毎に設定された油温−電流値−トルク特性を表す三次元マップを設け、前記制御手段は、前記油温検出手段、前記エンジン回転数検出手段、前記入力軸回転数検出手段、前記トルク検出手段及び前記電流値検出手段のいずれか1つがフェールしたときは、前記三次元マップと他の正常な検出値を用いてフェールした値を逆算することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、前記各検出手段が全て正常かどうかを判断する検出手段フェール判断手段と、前記各検出手段が全て正常なときは、各検出値に基づいて前記三次元マップを補正するマップ補正手段と、を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、前記三次元マップは、電流上昇側のトルク特性と電流下降側のトルク特性が異なるヒステリシスを有し、前記電流値の変化率が上昇側あるいは下降側かどうかを判断する電流値変化率判断手段を設け、前記制御手段は、前記検出手段フェール判断手段により前記油温又はトルク検出手段がフェールしたと判断したときは、前記三次元マップのうち、前記電流値変化率判断手段により判断されたトルク特性に基づいて油温を逆算することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし3に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、前記制御手段は、前記油温検出手段がフェールしたときは、算出された差回転に応じた三次元マップを選択し、選択された三次元マップを、予め設定され通常走行時に最も可能性の高い油温に相当する電流−トルク特性二次元マップに変換し、該二次元マップの特性と実際の特性とが一致しているときは、予め設定された油温を推定油温とし、一致していないときは、再度三次元マップから油温を推定することを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】
請求項1記載の電磁多板クラッチの制御装置にあっては、油温検出手段と、エンジン回転数検出手段と、入力軸回転数検出手段と、トルク検出手段と、電流値検出手段と、回転差分検出手段とを設け、検出された油温、トルク、電流値、及び差分に基づいて電磁多板クラッチのトルク伝達状態を制御することで、回転差分毎に複数のパラメータに基づいてトルク伝達状態を制御することが可能となり、走行環境が変化したとしても、精度の高いクラッチ締結制御を達成することができる。
【0012】
請求項2記載の電磁多板クラッチの制御装置にあっては、油温検出手段、エンジン回転数検出手段、入力軸回転数検出手段、トルク検出手段及び電流値検出手段のいずれか1つがフェールしたとしても、差分毎に設けられた三次元マップと他の正常な検出値を用いてフェールした値を逆算することが可能となり、精度の高いクラッチ締結制御を達成することができる。
【0013】
請求項3記載の電磁多板クラッチの制御装置にあっては、各検出手段が全て正常なときは、各検出値に基づいて三次元マップが補正されるため、三次元マップの信頼性の向上を図ることができる。よって、請求項1の効果で記載したように、三次元マップを用いて逆算する場合であっても、精度の高い値を算出することができる。また、電磁多板クラッチの劣化が進行した場合であっても、三次元マップが適宜補正されるため、電磁多板クラッチへの電流制御が補正される。よって、電磁多板クラッチの劣化などによって、実際の制御電流指令に対して要求する伝達トルクが得られず、締結ショックやエンジン吹け上がりを引き起こすといったことがなく、安定した締結制御を達成することができる。
【0014】
請求項4記載の電磁多板クラッチの制御装置にあっては、油温検出手段がフェールしたときは、電流値変化率に応じたトルク特性に基づいて三次元マップから油温を逆算する。すなわち、電磁多板クラッチは、電流値に対するトルク特性にヒステリシスを有しているため、電流値の上昇側と下降側では同じ電流値であっても異なるトルク特性を示す。よって、油温を逆算する際には、電流値の変化率から電流値上昇側もしくは下降側の特性を選択し、この特性に基づいて油温を逆算することで、精度良く油温の推定を行うことができる。
【0015】
請求項5記載の電磁多板クラッチの制御装置にあっては、油温検出手段がフェールしたときは、三次元マップを予め設定された油温に相当する電流−トルク特性二次元マップに変換し、該二次元マップの特性と実際の特性とが一致しているかどうかにより、油温が設定油温かどうかを判断する。このように、電流−トルク特性二次元マップを比較することで、あるポイントにおいてのみ比較する場合に比べ、複数のポイントにおいて比較することが可能となり、電磁多板クラッチのように、電流値に対するトルク特性にヒステリシスを有している場合であっても、精度良く一致性を比較することができる。ここで、設定油温とは通常の走行状態において最も可能性が高い油温としておくことで、油温の推定速度の短縮化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態における電磁多板クラッチを備えた車両の駆動システムを表す全体システム図である。
30はエンジン、40は電磁多板クラッチ、50は前後進切換機構、60は変速機構部、70はトルクセンサ、80は自動変速機コントロールユニット(ATCU)、90はエンジンコントロールユニット(ECU)である。
【0017】
エンジン30から出力された回転は、トーショナルダンパ6を介して電磁多板クラッチ40に伝達される。電磁多板クラッチ40は、電磁クラッチ22と入力クラッチパック15とローディングカム17から構成されている。電磁クラッチ22の締結力はローディングカム17によってトルク増幅され、この増幅されたトルクに基づいて入力クラッチパック15が締結され、入力軸1に回転を伝達する。
【0018】
電磁多板クラッチ40の出力回転は、入力軸1から前後進切換機構50に伝達される。前後進切換機構50は、入力軸1と一体に回転するリングギア51と、キャリア52と、変速機入力軸61と一体に回転するサンギア53から構成されている。キャリア52には、変速機ケースに固定する後進クラッチ55と、変速機入力軸61とキャリア52を一体に固定する前進クラッチ54が設けられている。
【0019】
車両が前進するときは前進クラッチ54のみを締結することで、電磁多板クラッチ40から出力された回転がそのまま変速機入力軸61に伝達され、変速機構部60に入力される。車両が後退するときは後進クラッチ55のみ締結することで、電磁多板クラッチ40から出力された回転が減速され、かつ、逆回転となって変速機入力軸61に伝達され、変速機構部60に入力される。また、前進クラッチ54と後進クラッチ55の両方を締結した際には、入力軸1及び変速機入力軸61は完全に固定される。
【0020】
ECU90に入力される信号を検出するセンサとして、エンジン回転数を検出されるエンジン回転数センサ91と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ92が設けられている。また、ATCU80に入力される信号を検出するセンサとして、油温を検出する油温センサ81、車速を検出する車速センサ82、運転者の選択したシフトレンジ位置を検出するインヒビタスイッチ83、変速機入力軸61の回転数を検出する入力軸回転数センサ84、変速機構部60への入力トルクを検出するトルクセンサ70が設けられている。尚、トルクセンサ70の構成については、後で詳述する。
【0021】
ECU90は検出された各センサ信号に基づいてエンジン30を制御する。また、ATCU80は検出された各センサ信号に基づいて電磁多板クラッチ40,前後進切換機構50,変速機構部60の制御を行う。また、ECU90とATCU80は相互に信号を送ることで、最適な駆動システム制御を達成するよう構成されている。
【0022】
図2は本発明の実施の形態における電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。尚、本実施の形態に使用される自動変速機の変速機構部の変速動作等については説明を省略する。
【0023】
3は変速機ケース、4は変速機ケース3の前端開口に取着した入力クラッチハウジングを示す。入力クラッチハウジング4には、ボルト12によりフロントカバー11が取着され、これによりトーショナルダンパ6を収装する大気開放された第1収装室4aを画成している。また、変速機ケース3,入力クラッチハウジング4の一部及びフロントカバー11により油潤滑が成される第2収装室3aを画成している。
【0024】
変速機ケース3及び入力クラッチハウジング4の間にはオイルポンプ2を介在させている。このオイルポンプ2は、ポンプハウジング2a及びポンプカバー2bにより画成される空間内に内接歯車ポンプ要素を収納して構成した通常のギヤポンプである。ポンプカバー2bの内周に固定の中空スリーブ2cを嵌着し、この中空スリーブ2c内に入力シャフト1を回転自在に挿着する。また、中空スリーブ2cの変速機側端部の内周側には、磁歪式トルクセンサ70が設けられている。尚、磁歪式トルクセンサ70の構成については、後で詳述する。
【0025】
入力クラッチハウジング4内に突出する入力シャフト1の前端部上には入力クラッチ5を配置している。この入力クラッチ5は、電磁クラッチ22と、この電磁クラッチ22の外周に配置した入力クラッチパック15と、この電磁クラッチ22の内周に配置したローディングカム17から構成されている。
【0026】
入力クラッチパック15の入力ドラム13は、入力ハブ7をナット8により固定する軸部13bと、オイルシール9との摺動部である小径軸13dと、入力ドラム13をフロントカバー11によりベアリング10を介して支持するベアリング支持部13eから構成されている。
【0027】
図示しないエンジンの動力はドライブプレート6bと一体となったトーショナルダンパ6,入力ハブ7を介して入力クラッチパック15の入力ドラム13,14(ドライブ側)に伝達される。動力伝達部品は、トーショナルダンパ6の出力メンバ6aと一体回転可能な入力ドラム13に固定された入力ハブ7と、入力ドラム13とスプライン嵌合する入力ドラム14と、入力ドラム14と一体回転可能に嵌合する電磁クラッチ22のロータ24から構成されている。ロータ24の一端24aは、オイルポンプ2の駆動爪になっている。
【0028】
電磁石22aに電磁力が発生し、リテーニングプレート22b及び金属プレート22cが引きつけられることで電磁クラッチ22が締結すると、ローディングカム17にエンジン回転が入力され、ローディングカム17は、ボールが傾斜面を転動するカム作用により入力クラッチハブ16(ドリブン側)に図1の右方へ移動しようというスラスト力が発生する。一方その反力として、スラストベアリング27を介して、入力ドラム14,ロータ24及び電磁石22aをスナップリング20で止められたリターン皿ばね19に抗して図1の左方に移動させようとするスラスト力が作用する。
【0029】
ところで、入力クラッチハブ16は、入力シャフト1とスプライン嵌合するとともに、図1に示す右端部は、スナップリング18で止められており、軸方向移動は不能になっているため、実際は、入力ドラム14側が左方移動して、入力クラッチパック15側にクラッチプレート15cが一体回転可能に嵌合しており、図1の右端側は段付きリテーナ15dを介してスナップリング15eで軸方向の移動を規制している。
【0030】
一方、入力クラッチハブ16側は、摩擦材フェーシングが両面に接着された、フェーシングプレート15bが入力クラッチハブ16と一体回転可能に嵌合している。クラッチプレート15cと、フェーシングプレート15bとは、軸方向交互に配置されている。
【0031】
ここで、電磁クラッチ22の発生するトルクTpについて説明する。電磁クラッチ22の発生するトルクTpは下記の式により決定される。
Tp=(電磁石22aの吸引力)×(磁路効率)×(摩擦係数)×(摺動径)×(摺動面数)
ここで、磁路効率とは電磁石22aの発生する磁力がリテーニングプレート22b及び金属プレート22cに対してどの程度影響するか(リテーニングプレート22bと金属プレート22cには表面処理が施されており、また、油穴や表面粗さにより接触面積が理論値と異なることによる)を示し、摩擦係数とはリテーニングプレート22bと各金属プレート22cとの摩擦係数を表し、摺動径とは軸心から各プレートの摺動部の平均半径を表す。
【0032】
(電磁式多板クラッチの潤滑)
ATCU80において、検出された入力軸回転数とエンジン回転数から電磁多板クラッチの滑り量を演算し、この滑り量に基づいて潤滑油量を決定し、図示しないコントロールバルブ回路(従来のロックアップクラッチ供給回路の流用)から潤滑油を供給する。このとき、供給される潤滑油は、入力シャフト1の開口部1a→中空部1b→開口部1cを介して、遠心ポンプ作用により、電磁クラッチ22,入力クラッチ部15を潤滑する。入力ドラム13,14には、複数の開口部(図示せず)が配置され、潤滑油は、この開口部を経由して、フロントカバー11と、クラッチハウジング4とで密封された空間に溜まり、クラッチハウジング4の下端部に開口するドレーンポート4bを経由して、変速機ケース3側に設けられたオイルパン部にリターンされる。
【0033】
(トルクセンサ)
図3は、磁歪式トルクセンサ70部分の拡大断面図である。磁歪式トルクセンサ70は、センサケース71と、磁気検出用コイル72,73,74と、入力シャフト1表面に設けられた磁歪を有する磁性体75と、入力シャフト1を回転可能に支持すると共に、磁気検出用コイル72,73,74と磁性体75の間隔を維持するボールベアリング76と、ハーネス77から構成されている。センサケース71の変速機構部側端部にはハーネス取り出し口凸部71aが設けられている。この凸部71a内周側にはハーネス通路71bが設けられている。また、中空スリーブ2c内周と入力シャフト1とトルクセンサ70のエンジン側端部に囲まれた空間に油溜まり78が設けられている。これにより、ボールベアリング76等の潤滑油を確保している。
【0034】
ここで、磁歪式トルクセンサ70について説明する。入力シャフト1表面に設けられた磁性体75は、軸方向に対し+45°の方向に誘導磁気異方性を有する端部領域75a,75cを両端に持ち、その間の中央領域は軸方向に対し−45°の方向に誘導磁気異方性を有する領域75bを持つ。この中央領域75bは端部領域75a,75bに比べ倍の長さとしている。この磁性体75が入力シャフト1外周方向に均等に用着されている。
【0035】
図4のトルクセンサの斜視断面図において、入力シャフト1に対して矢印に示す方向にトルクがかかると、入力シャフト1に歪みが生じ、端部領域75a,75bは伸張・圧縮によって磁気特性(透磁率)が変化する。この磁気特性の変化を磁気検出用コイル72,73,74により検出することで、入力トルクを精度良く検出することができるものである。
【0036】
(補正制御及びセンサフェール時の推定制御)
図5及び図6は、本発明の補正制御及びセンサフェール時の推定制御を表すフローチャートである。
【0037】
ステップ101では、エンジン回転数センサ91及び入力軸回転数センサ84が正常かどうかを判断し、正常なときはステップ102へ進み、それ以外は図6のステップ117へ進む。
【0038】
ステップ102では、エンジン回転数E及び入力軸回転数Fを検出し、差回転(E−F:電磁多板クラッチ40のスリップ量に相当)を算出する。
【0039】
ステップ103では、(E−F)がほぼ0かどうかを判断し、ほぼ0であれば本制御を終了し、それ以外はステップ104へ進む。
【0040】
ステップ104では、油温センサ81が正常かどうかを判断し、正常であればステップ104へ進み、それ以外はステップ111へ進む。
【0041】
ステップ105では、油温を測定する。
【0042】
ステップ106では、差回転毎に設定された、図7に示す温度−電流−トルク特性三次元マップを選択し、測定された油温から電流−トルク特性の二次元マップ化を行う。
【0043】
ステップ107では、所定電流制御を行いトルクセンサ70より実クラッチ伝達トルクを検出する。
【0044】
ステップ108では、2次元マップから算出したトルクと実クラッチ伝達トルクの差Mを算出する。
【0045】
ステップ109では、Mがほぼ0かどうかを判断し、ほぼ0のときは本制御を終了し、それ以外はステップ110へ進む。
【0046】
ステップ110では、三次元マップを補正し、メモリに格納する。
【0047】
ステップ111では、所定差回転(例えばβ)における三次元マップを選択し、所定温度(例えば80℃)として電流−トルク特性の二次元マップ化を行う。
【0048】
ステップ112では、図7(b)に示す所定差回転(β)、所定温度(80℃)でのi−T特性で制御し、実クラッチ伝達トルクを検出する。
【0049】
ステップ113では、マップトルクと実クラッチ伝達トルクの差Nを算出する。
【0050】
ステップ114では、Nがほぼ0かどうかを判断し、ほぼ0のときはステップ115へ進む。
【0051】
ステップ115では、温度を所定温度(80℃)とする。
【0052】
ステップ116では、所定差回転(β)の三次元マップを選択し、i−T特性に合う温度を逆算する。
【0053】
ステップ117では、温度を測定する。
【0054】
ステップ118では、所定差回転(β)の三次元マップを選択し、検出された温度を用いて電流−トルク特性の二次元マップ化を行う。
【0055】
ステップ119では、所定電流制御を行い、トルクセンサ70より実クラッチ伝達トルクを検出する。
【0056】
ステップ120では、マップトルクと実クラッチ伝達トルクの差Lを算出する。
【0057】
ステップ121では、Lがほぼ0かどうかを判断し、ほぼ0のときはステップ122へ進み、それ以外はステップ124へ進む。
【0058】
ステップ122では、温度及び検出された電流−トルク特性に合う差回転を逆算する。
【0059】
ステップ123では、逆算した差回転よりエンジン回転数センサ91もしくは入力軸回転数センサ84のうち、故障した一方のセンサの回転数を逆算する。
【0060】
上記、補正制御及び推定制御について説明する。
(三次元マップ補正制御)
全てのセンサがフェールしていないときは、三次元マップの補正制御が行われる。このときフローチャートにおいて、ステップ101→ステップ102→ステップ103→ステップ104→ステップ105→ステップ106→ステップ107→ステップ108→ステップ109に進み終了するか、もしくはステップ110へ進んだ後に終了する制御である。
【0061】
まず、エンジン回転数センサ91、入力軸回転数センサ84が正常であるため、電磁多板クラッチ40のスリップ量である差回転を算出し、この差回転がほぼ0以外の時は、補正制御を行う。差回転がほぼ0のときは、電磁多板クラッチ40の伝達可能トルクの上限が検出しにくいため、このときは補正制御は実行しない。
【0062】
次に、温度を測定し、算出された差回転に応じた三次元マップを選択した後、検出された温度を用いて電流−トルク特性に二次元化する。
【0063】
二次元マップを用いて、所定電流制御を行い、トルクセンサ70により実クラッチ伝達トルクを検出する。所定電流制御を行った場合のマップから検出されるトルクと、トルクセンサ70により検出された実クラッチ伝達トルクの差Mを算出し、この差Mがほぼ0であれば三次元マップは適正な値であり補正する必要なしとされ、0以外の場合は三次元マップが不適切な値であり補正する必要があると判断される。よって、トルク差Mがほぼ0となる値に二次元マップを補正し、メモリに格納する。これにより、センサが正常なときは常に三次元マップを適正な値に補正することが可能となり、クラッチ等が劣化した場合であっても安定した締結制御を達成できる。
【0064】
(油温センサフェール時)
油温センサフェール時は、フローチャートにおいて、ステップ101→ステップ102→ステップ103→ステップ104→ステップ111→ステップ112→ステップ113→ステップ114→ステップ115もしくはステップ116へと進む制御である。
【0065】
まず、エンジン回転数センサ91及び入力軸回転数センサ84が故障しているかどうかを判断し、故障していないときは電磁多板クラッチ40のスリップ量に相当する差回転を算出する。そして、この差回転がほぼ0かどうかを判断し、ほぼ0ではなく、スリップしていると判断すると、油温センサ81が故障しているため、ステップ111へ進み、算出された差回転に相当する温度−電流−トルク三次元マップを選択する。そして、ステップ112において、この三次元マップを所定温度(例えば80℃)における電流−トルク特性に二次元化する。尚、ここで所定温度を80℃に設定したのは、通常の制御状態で最も可能性の高い温度のためで、これにより、推定速度の短縮化を図ることができる(請求項5に対応)。
【0066】
次に、所定電流制御を行い、トルクセンサ70により実クラッチ伝達トルクを検出する。所定電流制御を行った場合のマップから検出されるトルクと、トルクセンサ70により検出された実クラッチ伝達トルクの差Nを算出し、この差Nがほぼ0であれば温度は80℃と推定され、0以外の場合は他の温度であるため、三次元マップを用いて温度を逆算する。これにより、油温センサ81がフェールした場合であっても、他のセンサ値と三次元マップを用いて温度を推定することができる。
【0067】
(エンジン回転数センサもしくは入力軸回転数センサフェール時)
エンジン回転数センサ91もしくは入力軸回転数センサ84がフェールしたときは、フローチャートにおいて、ステップ101→ステップ117→ステップ118→ステップ119→ステップ120→ステップ121へと進み、ステップ122→ステップ123もしくはステップ124もしくはステップ125へと進む制御である。
【0068】
まず、エンジン回転数センサ91及び入力軸回転数センサ84が故障しているかどうかを判断し、故障しているときはステップ117へ進み油温を検出する。次に、電磁多板クラッチ40の差回転(スリップ量)が検出できないため、予め設定された差回転(β)の三次元マップを用いて、検出された油温から電流−トルク特性に二次元マップ化する。
【0069】
次に、所定電流制御を行い、トルクセンサ70により実クラッチ伝達トルクを検出する。所定電流制御を行った場合のマップから検出されるトルクと、トルクセンサ70により検出された実クラッチ伝達トルクの差Lを算出し、この差がほぼ0であれば電磁多板クラッチ40の差回転はβと推定され、0以外の場合は他の差回転であるため、他の差回転における三次元マップを用いて差Lを算出し、差Lがほぼ0となる電磁多板クラッチ40の差回転を推定する。エンジン回転数センサ91がフェールした場合は、推定された差回転と入力軸回転数センサ84からエンジン回転数を逆算し、入力軸回転数センサ84がフェールした場合は、推定された差回転とエンジン回転数センサ91から入力軸回転数を逆算する。これにより、三次元マップとフェールしていないセンサ検出値を用いてフェールしたセンサの値を推定することができる。
【0070】
以上説明したように、本実施の形態1における電磁多板クラッチの制御装置にあっては、4つのパラメータ(油温、差回転、電流値、トルク)を用いてクラッチ締結制御を実行することで、走行環境が変化したとしても、安定した締結制御を実行することができる(請求項1に対応)。
【0071】
また、油温センサ81、エンジン回転数センサ91、入力軸回転数センサ84のいずれか1つがフェールしたとしても、三次元マップと他の正常な検出値を用いてフェールした値を逆算することが可能となり、精度の高いクラッチ締結制御を達成することができる(請求項2に対応)。
【0072】
また、各センサが全て正常なときは、各検出値に基づいて三次元マップが補正されるため、三次元マップの信頼性の向上を図ることができる。よって、フェール発生時に三次元マップを用いて逆算する場合であっても、精度の高い値を算出することができる。また、電磁多板クラッチ40の劣化が進行した場合であっても、三次元マップが適宜補正されるため、電磁多板クラッチ40への電流制御が補正される。よって、電磁多板クラッチ40の劣化などによって、実際の制御電流指令に対して要求する伝達トルクが得られず、締結ショックやエンジン吹け上がりを引き起こすといったことがなく、安定した締結制御を達成することができる(請求項3に対応)。
【0073】
また、油温センサ81がフェールしたときは、三次元マップを予め設定された油温に相当する電流−トルク特性二次元マップに変換し、この二次元マップの特性と実際の特性とが一致しているかどうかにより、油温が設定油温かどうかを判断する。ここで、設定油温とは通常の走行状態において最も可能性が高い油温(例えば80℃)としておくことで、油温の推定速度の短縮化を図ることができる(請求項5に対応)。
【0074】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。
【0075】
図8は、実施の形態2における補正制御及びセンサフェール時の推定制御を表すフローチャートである。実施の形態2では、油温センサフェール時の制御のみが異なり、ステップ101〜110及びステップ117〜125は実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
【0076】
ステップ200では、所定差回転(例えばβ)における三次元マップを選択する。
【0077】
ステップ201では、電流値変化率を算出する。
【0078】
ステップ202では、電流値変化率が正かどうかを判断し、正の時はステップ203へ進み、それ以外はステップ204へ進む。
【0079】
ステップ203では、選択された三次元マップのうち、電流値上昇側の電流−トルク特性マップを選択する。
【0080】
ステップ204では、選択された三次元マップのうち、電流値下降側の電流−トルク特性マップを選択する。
【0081】
ステップ205では、選択されたマップの電流−トルク特性から油温を算出する。
【0082】
(油温センサフェール時)
油温センサフェール時は、フローチャートにおいて、ステップ101→ステップ102→ステップ103→ステップ104→ステップ201→ステップ202→ステップ203もしくはステップ204→ステップ205へと進む制御である。
【0083】
まず、エンジン回転数センサ91及び入力軸回転数センサ84が故障しているかどうかを判断し、故障していないときは電磁多板クラッチ40のスリップ量に相当する差回転を算出する。そして、この差回転がほぼ0かどうかを判断し、ほぼ0ではなく、スリップしていると判断すると、油温センサ81が故障しているため、ステップ201へ進み、電流値の変化率を算出する。
【0084】
すなわち、電磁多板クラッチ40は、電流値に対するトルク特性にヒステリシスを有しているため、電流値の上昇側と下降側では同じ電流値であっても異なるトルク特性を示す。よって、油温を逆算する際には、電流値の変化率から電流値上昇側もしくは下降側の特性を選択する。そして、選択された電流−トルク特性マップに電流値とトルクセンサ70により検出された実クラッチ伝達トルクを入力し、油温を逆算する。これにより、油温センサ81がフェールした場合であっても、他のセンサ値と三次元マップを用いて温度を推定することができる(請求項4に対応)。
【0085】
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1及び実施の形態2について説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0086】
また、実施の形態1では油温センサ、エンジン回転数センサ、入力軸回転数センサのフェールについて説明したが、トルクセンサのフェール時においても同様の推定が可能となる。具体的には差回転を算出し、差回転に応じた三次元マップを選択し、電流値及び油温からトルクを逆算することができる。
【0087】
また、実施の形態では、エンジンと自動変速機の変速機構部との間に介在され、エンジン駆動力を断接可能に変速機構部へ伝達する電磁多板クラッチについて説明したが、例えば四輪に駆動力を分配する電磁多板クラッチを用いたバリアブルセンターデフ等に本制御を適用しても、もちろん同様の作用効果を得ることができる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における電磁多板クラッチを備えた車両の駆動システムを表すシステム図である。
【図2】実施の形態1における変速機ユニットの電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。
【図3】実施の形態1におけるトルクセンサの拡大断面図である。
【図4】実施の形態1におけるトルクセンサの斜視断面図である。
【図5】実施の形態1における補正制御及び推定制御を表すフローチャートである。
【図6】実施の形態1における補正制御及び推定制御を表すフローチャートである。
【図7】実施の形態1における油温−エンジン回転数−ドラグトルク規定値の関係を表す三次元マップである。
【図8】実施の形態2における補正制御及び推定制御を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力シャフト
1a 開口部
1b 中空部
1c 開口部
1d 開口部
2 オイルポンプ
2a ポンプハウジング
2b ポンプカバー
2c 中空スリーブ
3 変速機ケース
3a 第2収装室
4 入力クラッチハウジング
4a 第1収装室
4b ドレーンポート
5 入力クラッチ
6 トーショナルダンパ
6a スプライン
6b ドライブプレート
6a 出力メンバ
7 入力ハブ
7a スプライン
9 オイルシール
10 ベアリング
11 フロントカバー
13 入力ドラム
13a 開口部
13b 軸部
13c 油孔
13d 小径軸
13e ベアリング支持部
14 入力ドラム
15 入力クラッチパック
15a フローティングプレート
15b フェーシングプレート
15c クラッチプレート
15d リテーナ
15e スナップリング
16 入力クラッチハブ
16a 接触面
17 ローディングカム
18 スナップリング
19 リターン皿ばね
22 電磁クラッチ
22a 電磁石
22b リテーニングプレート
22c 金属プレート
22d スナップリング
24 ロータ
24a ロータの一端
25 クラッチハブ
25a 金属プレート
27 スラストベアリング
30 エンジン
40 電磁多板クラッチ
50 前後進切換機構
51 リングギア
52 キャリア
53 サンギア
54 前進クラッチ
55 後進クラッチ
60 変速機構部
61 変速機入力軸
70 トルクセンサ
71 センサケース
72,73,74 磁気検出用コイル
75 磁性体
76 ボールベアリング
77 ハーネス
80 自動変速機コントロールユニット(ATCU)
81 油温センサ
82 車速センサ
83 インヒビタスイッチ
84 入力軸回転数センサ
90 エンジンコントロールユニット(ECU)
91 エンジン回転数センサ
92 スロットル開度センサ

Claims (5)

  1. エンジンから出力されたトルクを自動変速機の変速機構部内へ伝達する入力軸と該入力軸へのトルク伝達を断接する電磁多板クラッチと、該電磁多板クラッチのトルク伝達状態を制御する制御手段を備えた電磁多板クラッチの制御装置において、
    油温を検出する油温検出手段と、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、
    前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出手段と、
    前記電磁多板クラッチへ出力する電流値を検出する電流値検出手段と、
    検出されたエンジン回転数と入力軸回転数の回転差分を検出する回転差分検出手段と、
    を設け、
    前記制御手段は、前記検出された回転差分毎に、油温、トルク、電流値、に基づいて前記電磁多板クラッチのトルク伝達状態を制御することを特徴とする電磁多板クラッチの制御装置。
  2. 請求項1に記載の電磁多板クラッチにおいて、
    検出されたエンジン回転数と入力軸回転数の差分毎に設定された油温−電流値−トルク特性を表す三次元マップを設け、
    前記制御手段は、前記油温検出手段、前記エンジン回転数検出手段、前記入力軸回転数検出手段、前記トルク検出手段及び前記電流値検出手段のいずれか1つがフェールしたときは、前記三次元マップと他の正常な検出値を用いてフェールした値を逆算することを特徴とする電磁多板クラッチの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、前記各検出手段が全て正常かどうかを判断する検出手段フェール判断手段と、前記各検出手段が全て正常なときは、各検出値に基づいて前記三次元マップを補正するマップ補正手段と、
    を設けたことを特徴とする電磁多板クラッチの制御装置。
  4. 請求項1ないし3に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、
    前記三次元マップは、電流上昇側のトルク特性と電流下降側のトルク特性が異なるヒステリシスを有し、
    前記電流値の変化率が上昇側あるいは下降側かどうかを判断する電流値変化率判断手段を設け、
    前記制御手段は、前記検出手段フェール判断手段により前記油温又は、トルク検出手段がフェールしたと判断したときは、前記三次元マップのうち、前記電流値変化率判断手段により判断されたトルク特性に基づいて油温を逆算することを特徴とする電磁多板クラッチの制御装置。
  5. 請求項1ないし3に記載の電磁多板クラッチの制御装置において、
    前記制御手段は、前記油温検出手段がフェールしたときは、算出された差回転に応じた三次元マップを選択し、選択された三次元マップを、予め設定され通常走行時に最も可能性の高い油温に相当する電流−トルク特性二次元マップに変換し、該二次元マップの特性と実際の特性とが一致しているときは、予め設定された油温を推定油温とし、一致していないときは、再度三次元マップから油温を推定することを特徴とする電磁多板クラッチの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010103A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 日本精工株式会社 電動アクチュエータ
JP2018189228A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 日本精工株式会社 クラッチレリーズ装置及び車両制御システム

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