JP2004218694A - 発進クラッチの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発進クラッチのドラグトルクが経年変化などにより増大したとしても、安定した締結制御を達成することが可能な発進クラッチの制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジンから出力されたトルクを自動変速機の変速機構部内へ伝達する入力軸を断接する発進クラッチと、該発進クラッチのトルク伝達状態を制御する制御手段と、を備えた発進クラッチの制御装置において、前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出手段と、前記入力軸を固定する入力軸固定手段を設け、前記制御手段は、前記入力軸固定手段に対し入力軸を固定する指令を出力すると共に、前記発進クラッチを解放状態とする指令を出力し、前記トルク検出手段により前記入力軸にかかるトルクを検出することで、前記発進クラッチの実ドラグトルクを検出する実ドラグトルク検出部を有することとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと自動変速機の変速機構部との間に介在され、エンジン駆動力を断接可能に変速機構部へ伝達する電磁多板クラッチの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、動力伝達状態を切り換えるクラッチとして、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。この技術では、製造時の個体差や経年変化によって伝達トルク特性が不安定になることを防止するために、エンジン負荷を検出し、エンジン負荷に応じてクラッチ締結力を補正している。これにより安定したクリープ特性を得ることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−110856号公報(第三頁、左上段参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術では、クラッチ締結力により実際に伝達されているトルクを検出することができないため、正確な補正ができないという問題があった。また、特許文献1に記載の技術は、実際にクラッチに締結力を与え、そのクラッチ締結力に相当するパラメータを補正している。これに対し、締結力を全く与えていない状態で発生するドラグトルク(引きずりトルク)を考慮する場合、クラッチに対する制御対象がない。すなわち、ドラグトルクがどの程度かかっているかが分からず、エンスト防止の観点から安全側である高エンジン出力側にエンジン回転を補正しなければならない。これにより、燃費悪化の原因となるという問題があった。
【0005】
特に、湿式の多板クラッチの場合、クラッチの解放状態であっても潤滑油量や油温によってドラグトルク(引きずりトルク)が大きく変化し、また、このドラグトルクは、前進用締結要素や後退用締結要素を締結した状態でブレーキを踏むと、そのままエンジン負荷となる。燃費性能上、エンジントルクはエンストしない程度の極力低い値に設定されることが望ましいが、潤滑油や発進クラッチの劣化などにより更にドラグトルクが増大すると、エンジン負荷が増大することになり、エンストを引き起こす可能性がある。
【0006】
本発明は上述のような課題に基づいて成されたもので、本発明が解決しようとする課題は、発進クラッチのドラグトルクが経年変化などにより増大したとしても、安定した締結制御を達成することが可能な発進クラッチの制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、エンジンから出力されたトルクを自動変速機の変速機構部内へ伝達し入力軸にかかるトルクを断接する発進クラッチと、該発進クラッチのトルク伝達状態を制御する制御手段と、を備えた発進クラッチの制御装置において、前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出手段と、前記入力軸を固定する入力軸固定手段を設け、前記制御手段は、前記入力軸固定手段に対し入力軸を固定する指令を出力すると共に、前記発進クラッチを解放状態とする指令を出力し、前記トルク検出手段により前記入力軸にかかるトルクを検出することで、前記発進クラッチの実ドラグトルクを検出する実ドラグトルク検出部を有することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発進クラッチの制御装置において、前記発進クラッチと前記変速機構部の間であって、前記入力軸上に前進用締結要素、又は後退用締結要素の締結により前後進を切り換える前後進切り換え手段を設け、前記入力軸固定手段を、前記前進用締結要素及び前記後退用締結要素を同時に締結する手段としたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発進クラッチの制御装置において、前記入力軸固定手段を、前進用締結要素又は後退用締結要素の少なくとも一方を締結する手段としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3に記載の発進クラッチの制御装置において、前記発進クラッチへの潤滑油量を検出する潤滑油量検出手段と、油温を検出する油温検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、検出された潤滑油量に応じて予め設定され、エンジン回転数及び油温に基づいてドラグトルク規定値を算出するドラグトルク規定値マップと、検出された前記実ドラグトルクと算出された前記ドラグトルク規定値の差を算出する差分算出手段と、を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発進クラッチの制御装置において、算出された前記差分が、予め設定された設定値よりも大きいかどうかを判断する差分判断手段を設け、前記差分が前記設定値よりも大きいときは、前記差分に応じてエンジン回転数を上昇する指令を出力するエンジン回転数制御手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5に記載の発進クラッチの制御装置において、前記発進クラッチを湿式の電磁多板クラッチとし、前記制御手段を、検出された前記実ドラグトルクに基づいて、前記電磁多板クラッチの励磁電流を出力する手段としたことを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6に記載の発進クラッチの制御装置において、車両が停止しているかどうかを判断する車両停止状態判断手段を設け、前記実ドラグトルク検出部は、車両が停止していると判断されたときに前記実ドラグトルクを検出することを特徴とする。
【0014】
【発明の作用および効果】
請求項1記載の発進クラッチの制御装置にあっては、入力軸を固定し、発進クラッチを解放状態とし、入力軸にかかるトルクを検出することで、発進クラッチの実ドラグトルクを検出することができる。
【0015】
請求項2記載の発進クラッチの制御装置にあっては、前後進切り換え手段が設けられ、前進用締結要素及び後退用締結要素を同時に締結する。すなわち、発進クラッチに極めて近い位置において入力軸を固定することで、軸の捩り振動等を排除することが可能となり、正確な実ドラグトルクを検出することができる。
【0016】
請求項3記載の発進クラッチの制御装置にあっては、車両停止時であれば、通常はドラグトルクのみで前進することがなく、駆動輪は停止されており、前進用締結要素又は後退用締結要素の少なくとも一方を締結することで入力軸が固定される。すなわち、前進用締結要素又は後退用締結要素のどちらが一方が締結されているときは、入力軸が固定される。よって、通常走行時(締結要素締結時)の車両停止時などに実ドラグトルクを検出することができる。
【0017】
請求項4記載の発進クラッチの制御装置にあっては、検出された潤滑油量に応じて予め設定されたドラグトルク規定値マップが設けられている。このドラグトルク規定値マップとは、潤滑油や発進クラッチの劣化等がない状態で発生するドラグトルク規定値を潤滑油量、エンジン回転数及び油温毎に予め測定(もしくは推定)した値がマップ化されたものである。次に、差分算出手段により実ドラグトルクとドラグトルク規定値の差を算出することで、潤滑油や発進クラッチの劣化を検出することができる。
【0018】
請求項5記載の発進クラッチの制御装置にあっては、差分判断手段において、差分が設定値よりも大きいと判断されたときは、エンジン回転数制御手段によりエンジン回転数が上昇される。すなわち、実ドラグトルクがドラグトルク規定値よりも大きいときは、エンジン制御において想定しているドラグトルクよりも実ドラグトルクが大きく、エンジン負荷が増大する。燃費性能上、エンジントルクは極力小さく設定することが望ましいが、エンジン負荷の増大によりエンストを引き起こす可能性がある。そこで、差分に応じてエンジン回転数を上昇することで、エンジントルクを最小限に抑制しつつ、エンストを防止することができる。
【0019】
請求項6記載の発進クラッチの制御装置にあっては、発進クラッチを湿式の電磁多板クラッチとされ、検出された実ドラグトルクに基づいて、電磁多板クラッチの励磁電流が出力されることで、電磁多板クラッチに必要に応じた励磁電流を出力することが可能となり、電磁多板クラッチの締結制御の制御精度を向上することができる。
【0020】
請求項7記載の発進クラッチの制御装置にあっては、車両停止状態、すなわちエンジン始動時や、アイドリング時であっても実ドラグトルクを検出することが可能となり、常に潤滑油や発進クラッチの劣化を検出しつつ、エンジン制御及びクラッチ制御の制御精度を向上することができる。また、車両停止状態であれば駆動輪が停止されており、請求項3の作用効果で説明したように、前進用締結要素又は後退用締結要素のどちらが一方が締結されているときは、入力軸が確実に固定される。よって、正確に実ドラグトルクを検出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における電磁多板クラッチを備えた車両の駆動システムを表す全体システム図である。
30はエンジン、40は電磁多板クラッチ、50は前後進切換機構、60は変速機構部、70はトルクセンサ、80は自動変速機コントロールユニット(ATCU)、90はエンジンコントロールユニット(ECU)である。
【0022】
エンジン30から出力された回転は、トーショナルダンパ6を介して電磁多板クラッチ40に伝達される。電磁多板クラッチ40は、電磁クラッチ22と入力クラッチパック15とローディングカム17から構成されている。電磁クラッチ22の締結力はローディングカム17によってトルク増幅され、この増幅されたトルクに基づいて入力クラッチパック15が締結され、入力軸1に回転を伝達する。
【0023】
電磁多板クラッチ40の出力回転は、入力軸1から前後進切換機構50に伝達される。前後進切換機構50は、入力軸1と一体に回転するリングギア51と、キャリア52と、変速機入力軸61と一体に回転するサンギア53から構成されている。キャリア52には、変速機ケースに固定する後進クラッチ55と、変速機入力軸61とキャリア52を一体に固定する前進クラッチ54が設けられている。
【0024】
車両が前進するときは前進クラッチ54のみを締結することで、電磁多板クラッチ40から出力された回転がそのまま変速機入力軸61に伝達され、変速機構部60に入力される。車両が後退するときは後進クラッチ55のみ締結することで、電磁多板クラッチ40から出力された回転が減速され、かつ、逆回転となって変速機入力軸61に伝達され、変速機構部60に入力される。また、前進クラッチ54と後進クラッチ55の両方を締結した際には、入力軸1及び変速機入力軸61は完全に固定される。
【0025】
ECU90に入力される信号を検出するセンサとして、エンジン回転数を検出されるエンジン回転数センサ91と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ92が設けられている。また、ATCU80に入力される信号を検出するセンサとして、油温を検出する油温センサ81、車速を検出する車速センサ82、運転者の選択したシフトレンジ位置を検出するインヒビタスイッチ83、変速機入力軸61の回転数を検出する入力軸回転数センサ84、変速機構部60への入力トルクを検出するトルクセンサ70が設けられている。尚、トルクセンサ70の構成については、後で詳述する。
【0026】
ECU90は検出された各センサ信号に基づいてエンジン30を制御する。また、ATCU80は検出された各センサ信号に基づいて電磁多板クラッチ40,前後進切換機構50,変速機構部60の制御を行う。また、ECU90とATCU80は相互に信号を送ることで、最適な駆動システム制御を達成するよう構成されている。
【0027】
図2は本発明の実施の形態1における電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。尚、本実施の形態に使用される自動変速機の変速機構部の変速動作等については説明を省略する。
【0028】
3は変速機ケース、4は変速機ケース3の前端開口に取着した入力クラッチハウジングを示す。入力クラッチハウジング4には、ボルト12によりフロントカバー11が取着され、これによりトーショナルダンパ6を収装する大気開放された第1収装室4aを画成している。また、変速機ケース3,入力クラッチハウジング4の一部及びフロントカバー11により油潤滑が成される第2収装室3aを画成している。
【0029】
変速機ケース3及び入力クラッチハウジング4の間にはオイルポンプ2を介在させている。このオイルポンプ2は、ポンプハウジング2a及びポンプカバー2bにより画成される空間内に内接歯車ポンプ要素を収納して構成した通常のギヤポンプである。ポンプカバー2bの内周に固定の中空スリーブ2cを嵌着し、この中空スリーブ2c内に入力シャフト1を回転自在に挿着する。また、中空スリーブ2cの変速機側端部の内周側には、磁歪式トルクセンサ70が設けられている。尚、磁歪式トルクセンサ70の構成については、後で詳述する。
【0030】
入力クラッチハウジング4内に突出する入力シャフト1の前端部上には入力クラッチ5を配置している。この入力クラッチ5は、電磁クラッチ22と、この電磁クラッチ22の外周に配置した入力クラッチパック15と、この電磁クラッチ22の内周に配置したローディングカム17から構成されている。
【0031】
入力クラッチパック15の入力ドラム13は、入力ハブ7をナット8により固定する軸部13bと、オイルシール9との摺動部である小径軸13dと、入力ドラム13をフロントカバー11によりベアリング10を介して支持するベアリング支持部13eから構成されている。
【0032】
図示しないエンジンの動力はドライブプレート6bと一体となったトーショナルダンパ6,入力ハブ7を介して入力クラッチパック15の入力ドラム13,14(ドライブ側)に伝達される。動力伝達部品は、トーショナルダンパ6の出力メンバ6aと一体回転可能な入力ドラム13に固定された入力ハブ7と、入力ドラム13とスプライン嵌合する入力ドラム14と、入力ドラム14と一体回転可能に嵌合する電磁クラッチ22のロータ24から構成されている。ロータ24の一端24aは、オイルポンプ2の駆動爪になっている。
【0033】
電磁石22aに電磁力が発生し、リテーニングプレート22b及び金属プレート22cが引きつけられることで電磁クラッチ22が締結すると、ローディングカム17にエンジン回転が入力され、ローディングカム17は、ボールが傾斜面を転動するカム作用により入力クラッチハブ16(ドリブン側)に図1の右方へ移動しようというスラスト力が発生する。一方その反力として、スラストベアリング27を介して、入力ドラム14,ロータ24及び電磁石22aをスナップリング20で止められたリターン皿ばね19に抗して図1の左方に移動させようとするスラスト力が作用する。
【0034】
ところで、入力クラッチハブ16は、入力シャフト1とスプライン嵌合するとともに、図1に示す右端部は、スナップリング18で止められており、軸方向移動は不能になっているため、実際は、入力ドラム14側が左方移動して、入力クラッチパック15側にクラッチプレート15cが一体回転可能に嵌合しており、図1の右端側は段付きリテーナ15dを介してスナップリング15eで軸方向の移動を規制している。
【0035】
一方、入力クラッチハブ16側は、摩擦材フェーシングが両面に接着された、フェーシングプレート15bが入力クラッチハブ16と一体回転可能に嵌合している。クラッチプレート15cと、フェーシングプレート15bとは、軸方向交互に配置されている。
【0036】
ここで、電磁クラッチ22の発生するトルクTpについて説明する。電磁クラッチ22の発生するトルクTpは下記の式により決定される。
Tp=(電磁石22aの吸引力)×(磁路効率)×(摩擦係数)×(摺動径)×(摺動面数)
ここで、磁路効率とは電磁石22aの発生する磁力がリテーニングプレート22b及び金属プレート22cに対してどの程度影響するか(リテーニングプレート22bと金属プレート22cには表面処理が施されており、また、油穴や表面粗さにより接触面積が理論値と異なることによる)を示し、摩擦係数とはリテーニングプレート22bと各金属プレート22cとの摩擦係数を表し、摺動径とは軸心から各プレートの摺動部の平均半径を表す。
【0037】
(電磁式多板クラッチの潤滑)
ATCU80において、検出された入力軸回転数とエンジン回転数から電磁多板クラッチの滑り量を演算し、この滑り量に基づいて潤滑油量を決定し、図示しないコントロールバルブ回路(従来のロックアップクラッチ供給回路の流用)から潤滑油を供給する。このとき、供給される潤滑油は、入力シャフト1の開口部1a→中空部1b→開口部1cを介して、遠心ポンプ作用により、電磁クラッチ22,入力クラッチ部15を潤滑する。入力ドラム13,14には、複数の開口部(図示せず)が配置され、潤滑油は、この開口部を経由して、フロントカバー11と、クラッチハウジング4とで密封された空間に溜まり、クラッチハウジング4の下端部に開口するドレーンポート4bを経由して、変速機ケース3側に設けられたオイルパン部にリターンされる。
【0038】
(トルクセンサ)
図3は、磁歪式トルクセンサ70部分の拡大断面図である。磁歪式トルクセンサ70は、センサケース71と、磁気検出用コイル72,73,74と、入力シャフト1表面に設けられた磁歪を有する磁性体75と、入力シャフト1を回転可能に支持すると共に、磁気検出用コイル72,73,74と磁性体75の間隔を維持する(磁気検出用コイルと磁性体が非接触となる)ボールベアリング76と、ハーネス77から構成されている。センサケース71の変速機構部側端部にはハーネス取り出し口凸部71aが設けられている。この凸部71a内周側にはハーネス通路71bが設けられている。また、中空スリーブ2c内周と入力シャフト1とトルクセンサ70のエンジン側端部に囲まれた空間に油溜まり78が設けられている。これにより、ボールベアリング76等の潤滑油を確保している。
【0039】
ここで、磁歪式トルクセンサ70について説明する。入力シャフト1表面に設けられた磁性体75は、軸方向に対し+45°の方向に誘導磁気異方性を有する端部領域75a,75cを両端に持ち、その間の中央領域は軸方向に対し−45°の方向に誘導磁気異方性を有する領域75bを持つ。この中央領域75bは端部領域75a,75bに比べ倍の長さとしている。この磁性体75が入力シャフト1外周方向に均等に用着されている。
【0040】
図4のトルクセンサの斜視断面図において、入力シャフト1に対して矢印に示す方向にトルクがかかると、入力シャフト1に歪みが生じ、端部領域75a,75bは伸張・圧縮によって磁気特性(透磁率)が変化する。この磁気特性の変化を磁気検出用コイル72,73,74により検出することで、入力トルクを精度良く検出することができるものである。
【0041】
(ドラグトルク検出制御)
図5はドラグトルク検出制御、及び検出されたドラグトルクに基づくエンジン回転数制御を表すフローチャートである。
【0042】
ステップ101では、運転者が操作するセレクト位置がパーキングレンジ(Pレンジ)かどうかを判断し、Pレンジの時はステップ102へ進み、それ以外は本制御を終了する。
【0043】
ステップ102では、ブレーキがONかどうかを判断し、ブレーキONのときはステップ103へ進み、それ以外は本制御を終了する。
【0044】
ステップ103では、電磁多板クラッチへの通電を禁止する。
【0045】
ステップ104では、前進クラッチ54及び後退ブレーキ55を同時に締結する。
【0046】
ステップ105では、トルクセンサ70により実ドラグトルクを検出する。
【0047】
ステップ106では、ATCU80において演算された潤滑量を読み込む。
【0048】
ステップ107では、潤滑量に応じた三次元マップを選択する。
【0049】
ステップ108では、油温、エンジン回転数及び選択された三次元マップから、ドラグトルク規定値を算出する。
【0050】
ステップ109では、実ドラグトルクと算出ドラグトルクの差分が所定値以上かどうかを判断し、所定値以上の時はステップ110へ進み、それ以外はステップ111へ進む。
【0051】
ステップ110では、ステップ109で算出された差分に基づいてエンジン回転数制御を実行する。
【0052】
ステップ111では、ブレーキOFFかどうかを判断し、ブレーキOFFの時はステップ112へ進み、それ以外はステップ103〜ステップ110を繰り返す。
【0053】
ステップ112では、電磁多板クラッチへの通電禁止を解除する。
【0054】
上記制御について説明する。通常の車両にあっては、エンジン始動後、運転者がPレンジを選択しているときにシフトロック機構が働き、一旦ブレーキを踏まなければ走行レンジもしくはニュートラルレンジにセレクトすることができない。そこで、運転者がシフト動作を行う際、ブレーキONをトリガとして、ステップ103へ進み、電磁多板クラッチ40の通電を禁止する。ここで、通電を禁止するのは、電磁多板クラッチ40の通電によりクラッチが締結してしまい、正確なドラグトルクが算出できない可能性や、後述するように前進クラッチ54と後退ブレーキ55とを同時に締結し、入力シャフト1を完全に固定した状態で電磁多板クラッチ40に締結力が働くと、エンジンストールする可能性があり、これらの可能性を回避するためである。
【0055】
次に、前進クラッチ54及び後退ブレーキ55を同時に締結し、入力シャフト1を固定する。入力シャフト1が固定された状態では、電磁多板クラッチ40は非通電状態で解放しているため、エンジン側から入力されるトルクに起因する電磁多板クラッチ40のドラグトルク(多板プレート間の潤滑油等による引きずりトルク)のみが伝達される。このドラグトルクをトルクセンサ70により検出する。
【0056】
次に、ATCU80から、前述したように、電磁多板クラッチ40の滑り量に基づいて決定された潤滑油の供給量を読み込む。そして、この潤滑量に応じたマップを選択する。図6は潤滑量毎の油温−エンジン回転数−ドラグトルク規定値の関係を表すマップである。図6(a)〜(c)は、それぞれ潤滑量α,β,γのときの三次元マップである。ただしα>β>γである。このように、潤滑油の劣化等が発生していない状態で、油温及びエンジン回転数に応じて発生するドラグトルクは潤滑油量毎に決定されている。よって、潤滑量に応じたドラグトルク規定値を算出する。
【0057】
次に、トルクセンサ70により検出された実ドラグトルクと、算出されたドラグトルク規定値との差分を算出する。この差分が所定値以上の時は、潤滑油の劣化等により実ドラグトルクが増大していると判断される。実ドラグトルクが増大するとエンジン負荷が増大するため、ECU90に対してエンジン回転数を上昇する指令を出力する。これにより、エンストを防止することができる。
【0058】
以上説明したように、実施の形態1における発進クラッチの制御装置にあっては、入力シャフト1を固定し、電磁多板クラッチ40を解放状態とし、入力シャフト1にかかるトルクを検出することで、電磁多板クラッチ40の実ドラグトルクを検出することができる(請求項1に対応)。
【0059】
また、前後進切り換え機構50が設けられ、前進クラッチ54及び後退ブレーキ55を同時に締結する。すなわち、電磁多板クラッチ40に極めて近い位置において入力シャフト1を固定することで、軸の捩り振動等を排除することが可能となり、正確な実ドラグトルクを検出することができる(請求項2に対応)。
【0060】
また、検出された潤滑油量に応じて予め設定されたドラグトルク規定値マップが設けられ、実ドラグトルクとドラグトルク規定値の差を算出することで、潤滑油や電磁多板クラッチ40の劣化を検出することができる(請求項4に対応)。
【0061】
また、差分が設定値よりも大きいと判断されたときは、差分に応じてエンジン回転数を上昇することで、エンジントルクを最小限に抑制しつつ、エンストを防止することができる(請求項5に対応)。
【0062】
また、検出された実ドラグトルクに基づいて、電磁多板クラッチ40に必要に応じた励磁電流を出力することが可能となり、電磁多板クラッチ40の締結制御の制御精度を向上することができる(請求項6に対応)。
【0063】
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1について説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0064】
また、実施の形態1では、パーキングレンジでブレーキが踏まれているときに実ドラグトルクの検出を行ったが、この構成に限られるものではない。例えば、ブレーキが踏まれているとき、もしくは、ブレーキが踏まれていなくても車両停止状態が検出されるとき(請求項7に対応)であれば、前進クラッチ54又は後退ブレーキ55の少なくとも一方を締結することで入力シャフト1を固定してもよい。すなわち、前進クラッチ54又は後退ブレーキ55のどちらが一方が締結されているときは、駆動輪が停止されることで、入力シャフト1が固定される。よって、通常走行時(締結要素54,55締結時)の車両停止時などに実ドラグトルクを検出することができる(請求項3に対応)。
【0065】
また、実ドラグトルクの検出は、車両停止状態、すなわちエンジン始動時や、アイドリング時であってもよい。これにより、常に潤滑油や電磁多板クラッチ40の劣化を検出しつつ、エンジン制御及びクラッチ制御の制御精度を向上することができる。また、前進クラッチ54又は後退ブレーキ55の少なくとも一方のみを締結することで入力シャフト1を固定する場合には、車両の停止状態を検出することで正確に実ドラグトルクを検出することができる(請求項7に対応)。
【0066】
また、実施の形態1では、発進クラッチとして電磁多板クラッチを用いた構成を示したが、本構成に限られるものではなく、湿式多板クラッチのような発進要素であっても適用することができる。
【0067】
また、実施の形態では、エンジンと自動変速機の変速機構部との間に介在され、エンジン駆動力を断接可能に変速機構部へ伝達する電磁多板クラッチについて説明したが、例えば四輪に駆動力を分配する電磁多板クラッチを用いたバリアブルセンターデフ等に本制御を適用しても、もちろん同様の作用効果を得ることができる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における電磁多板クラッチを備えた車両の駆動システムを表すシステム図である。
【図2】実施の形態1における変速機ユニットの電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。
【図3】実施の形態1におけるトルクセンサの拡大断面図である。
【図4】実施の形態1におけるトルクセンサの斜視断面図である。
【図5】実施の形態1におけるドラグトルク検出制御を表すフローチャートである。
【図6】実施の形態1における油温−エンジン回転数−ドラグトルク規定値の関係を表す三次元マップである。
【符号の説明】
1 入力シャフト
1a 開口部
1b 中空部
1c 開口部
1d 開口部
2 オイルポンプ
2a ポンプハウジング
2b ポンプカバー
2c 中空スリーブ
3 変速機ケース
3a 第2収装室
4 入力クラッチハウジング
4a 第1収装室
4b ドレーンポート
5 入力クラッチ
6 トーショナルダンパ
6a スプライン
6b ドライブプレート
6a 出力メンバ
7 入力ハブ
7a スプライン
9 オイルシール
10 ベアリング
11 フロントカバー
13 入力ドラム
13a 開口部
13b 軸部
13c 油孔
13d 小径軸
13e ベアリング支持部
14 入力ドラム
15 入力クラッチパック
15a フローティングプレート
15b フェーシングプレート
15c クラッチプレート
15d リテーナ
15e スナップリング
16 入力クラッチハブ
16a 接触面
17 ローディングカム
18 スナップリング
19 リターン皿ばね
22 電磁クラッチ
22a 電磁石
22b リテーニングプレート
22c 金属プレート
22d スナップリング
24 ロータ
24a ロータの一端
25 クラッチハブ
25a 金属プレート
27 スラストベアリング
30 エンジン
40 電磁多板クラッチ
50 前後進切換機構
51 リングギア
52 キャリア
53 サンギア
54 前進クラッチ
55 後進クラッチ
60 変速機構部
61 変速機入力軸
70 トルクセンサ
71 センサケース
72,73,74 磁気検出用コイル
75 磁性体
76 ボールベアリング
77 ハーネス
80 自動変速機コントロールユニット(ATCU)
81 油温センサ
82 車速センサ
83 インヒビタスイッチ
84 入力軸回転数センサ
90 エンジンコントロールユニット(ECU)
91 エンジン回転数センサ
92 スロットル開度センサ

Claims (7)

  1. エンジンから出力されたトルクを自動変速機の変速機構部内へ伝達し入力軸にかかるトルクを断接する発進クラッチと、
    該発進クラッチのトルク伝達状態を制御する制御手段と、
    を備えた発進クラッチの制御装置において、
    前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出手段と、前記入力軸を固定する入力軸固定手段を設け、
    前記制御手段は、前記入力軸固定手段に対し入力軸を固定する指令を出力すると共に、前記発進クラッチを解放状態とする指令を出力し、前記トルク検出手段により前記入力軸にかかるトルクを検出することで、前記発進クラッチの実ドラグトルクを検出する実ドラグトルク検出部を有することを特徴とする発進クラッチの制御装置。
  2. 請求項1に記載の発進クラッチの制御装置において、
    前記発進クラッチと前記変速機構部の間であって、前記入力軸上に前進用締結要素、又は後退用締結要素の締結により前後進を切り換える前後進切り換え手段を設け、
    前記入力軸固定手段を、前記前進用締結要素及び前記後退用締結要素を同時に締結する手段としたことを特徴とする発進クラッチの制御装置。
  3. 請求項2に記載の発進クラッチの制御装置において、
    前記入力軸固定手段を、前進用締結要素又は後退用締結要素の少なくとも一方を締結する手段としたことを特徴とする発進クラッチの制御装置。
  4. 請求項1ないし3に記載の発進クラッチの制御装置において、
    前記発進クラッチへの潤滑油量を検出する潤滑油量検出手段と、
    油温を検出する油温検出手段と、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    検出された潤滑油量に応じて予め設定され、エンジン回転数及び油温に基づいてドラグトルク規定値を算出するドラグトルク規定値マップと、
    検出された前記実ドラグトルクと算出された前記ドラグトルク規定値の差を算出する差分算出手段と、
    を設けたことを特徴とする発進クラッチの制御装置。
  5. 請求項4に記載の発進クラッチの制御装置において、
    算出された前記差分が、予め設定された設定値よりも大きいかどうかを判断する差分判断手段を設け、
    前記差分が前記設定値よりも大きいときは、前記差分に応じてエンジン回転数を上昇する指令を出力するエンジン回転数制御手段を設けたことを特徴とする発進クラッチの制御装置。
  6. 請求項1ないし5に記載の発進クラッチの制御装置において、
    前記発進クラッチを湿式の電磁多板クラッチとし、
    前記制御手段を、検出された前記実ドラグトルクに基づいて、前記電磁多板クラッチの励磁電流を出力する手段としたことを特徴とする発進クラッチの制御装置。
  7. 請求項1ないし6に記載の発進クラッチの制御装置において、
    車両が停止しているかどうかを判断する車両停止状態判断手段を設け、
    前記実ドラグトルク検出部は、車両が停止していると判断されたときに前記実ドラグトルクを検出することを特徴とする発進クラッチの制御装置。
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