JP2004224088A - 車両先端確認装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、フロントバンパーと壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認でき、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止できる車両先端確認装置の提供。
【解決手段】車両前部で左右両フェンダー1の先端部側に映像素子を内蔵するカメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3がその一部をフェンダー1内に格納状態で設けられ、各カメラヘッドCは、昇降可能な昇降ロッド5を介して左右各フェンダー1より上方に突出および格納可能に構成され、カメラ4は、カメラヘッドCが上昇した状態においてフロントバンパ12の左右各先端部を含む車両前部の視野をプリズム11を介して間接的に臨めるように配置され、車内の運転席近傍には各カメラ4で撮影された映像を表示可能なモニタ7が設けられる。
【選択図】 図2
【解決手段】車両前部で左右両フェンダー1の先端部側に映像素子を内蔵するカメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3がその一部をフェンダー1内に格納状態で設けられ、各カメラヘッドCは、昇降可能な昇降ロッド5を介して左右各フェンダー1より上方に突出および格納可能に構成され、カメラ4は、カメラヘッドCが上昇した状態においてフロントバンパ12の左右各先端部を含む車両前部の視野をプリズム11を介して間接的に臨めるように配置され、車内の運転席近傍には各カメラ4で撮影された映像を表示可能なモニタ7が設けられる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補うために用いられる車両先端確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補うために用いられる車両先端確認装置ではないが、見通しの悪い場所で運転者の死角を補うために用いられる車載用左右確認装置として、例えば、映像素子を内蔵して上端部に横向きに集光レンズを露出させた一対の棒状カメラを、車両のフロントバンパーの左右両側に立設すると共に、両カメラから伝送される映像信号に基づく映像を表示可能な表示器を車内の運転席近傍に設置した構造のもの(例えば、特許文献1参照。)、および、図9に示すように、映像素子を内蔵して集光レンズを横向きに露出させたカメラヘッド101、102を上端部に固定してフロントバンパー105に突出および格納可能に設置された筒状体103、104と、上記カメラヘッド101、102から伝送される映像信号に基づく映像を表示可能な表示器を車内の運転席近傍に設置した構造のもの(例えば、特許文献2参照。)が開示されている。
また、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補うために用いられるものとしては、近接センサがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−64478号公報 (明細書(1)頁、図1)
【特許文献2】
特開平6−64479号公報 (明細書(1)頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の確認装置は、「車両用左右確認装置」であったため、以下に述べるような解決できない問題点がある。
即ち、従来の車両のほとんどは、車体の先端部(フロントバンパー)が車体(ボンネット)で隠れて運転者の死角となっているため、狭い路地や駐車場等において据え切りを行う場合に、車体の先端部(フロントバンパー)と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかは運転者の感にたよるか、同乗車に降りて確認してもらうしかなく、このため、同乗車がいない場合には安全を見過ぎて通過できずに立ち往生したり、近づき過ぎて車両を損傷させる虞があり、また、同乗車がいる場合でもいちいち降車するのは極めて面倒で敬遠されるといった問題がある。
【0005】
ところで、前述の従来例「車両用左右確認装置」は、見通しの悪い場所で「左右を確認」することを目的とし、フロントバンパー105の左右両側に立設されたカメラ101、102の集光レンズを「横向きに配置」した構造であるため、カメラ101、102で撮影された映像には車体の先端部(フロントバンパー105)の映像が含まれることはなく、従って、車体の先端部(フロントバンパー105)と壁や障害物等との間のクリアランスを映像で確認することは不可能である。
【0006】
また、従来の近接センサは、車体の先端部と障害物とのクリアランスが予め設定された範囲内となった時に警報を発する構成であり、その設定されたクリアランスの範囲内ではクリアランスの程度を認識することはできないため、障害物にぎりぎりまで近付けることができないと共に、近接センサは方向性があり、極めて限られた範囲しか検知することができないため、全ての障害物を認識することができないという問題がある。
また、近接センサの突起がフロントバンパーより突出することで、デザイン性を害するという問題もある。
【0007】
本発明の解決しようとする課題は、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、車体の先端部(フロントバンパー)と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認することができ、これにより、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができる車両先端確認装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に映像素子を内蔵するカメラヘッドがその一部もしくは全部をフェンダー内に格納状態で設けられ、前記各カメラヘッドは、アクチュエータにより昇降可能な筒状体を介して前記左右各フェンダーより上方に突出および格納可能に構成され、前記各映像素子は、前記カメラヘッドが上昇した状態において車両の左右各先端部を含む車両前部の視野を直接もしくは間接的に臨めるように配置され、車内の運転席近傍には、前記各映像素子で得られた映像信号に基づく映像を表示可能な表示手段が設けられていることを特徴とする手段とした。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記各カメラヘッドには、少なくとも該各カメラヘッドが上昇した状態において前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が設けられていることを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ部分に前記映像素子を内蔵するカメラヘッドが組み込まれていることを特徴とする手段とした。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が前記フェンダーマーカ用照明光源を兼ねていることを特徴とする手段とした。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記表示手段に表示された撮影映像に車両先端部から一定の距離範囲を示す描画線を合成する描画線合成手段が備えられていることを特徴とする手段とした。
【0013】
【作用および効果】
請求項1記載の発明では、上述のように構成されるため、映像素子を内蔵したカメラヘッドをアクチュエータにより筒状体を介して左右各フェンダーより上方に突出させることにより、各映像素子において車両の左右各先端部を含む車両前部の視野を直接もしくは間接的に臨める状態となり、この映像素子で得られた映像信号に基づく映像が、車内の運転席近傍に設けられた表示手段に表示されることになる。
従って、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、車体の先端部(フロントバンパー)と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認することができ、これにより、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになるという効果が得られる。
【0014】
また、カメラヘッドを降下させてその一部もしくは全部をフェンダー内に格納した状態とすることにより、スタイリングを損なうことがなく、また、特に影響の大きい車体前部における空力性能を損なうこともない。
また、カメラヘッドを左右各フェンダーより上方に突出および格納可能に構成したことで、該カメラヘッドの設置個所として、撮影個所を直接臨める位置に限定されることがないため、設計自由度を高めることができるようになる。
【0015】
請求項2記載の発明では、少なくとも各カメラヘッドが上昇した状態において、各カメラヘッドに設けられた照明光源が撮影部分を照らすもので、これにより、夜間であっても、運転者の感にたよることなしに視覚により確実にクリアランスを確認することができるようになるため、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになる。
【0016】
請求項3記載の発明では、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ部分に前記映像素子を内蔵するカメラヘッドが組み込まれた構成とすることにより、別体に設ける場合に比べ、部品点数および組み付け工数の削減により、コストを低減することができると共に、デザイン性を損なうこともない。
【0017】
請求項4記載の発明では、前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が前記フェンダーマーカ用照明光源を兼ねた構成とすることで、部品点数および組み付け工数の削減によりコストを低減することができるようになる。
【0018】
請求項5記載の発明では、描画線合成手段により、表示手段に表示された撮影映像に車両先端部から一定の距離範囲を示す描画線が合成表示されるもので、これにより、クリアランスをさらに確実に認識することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(発明の実施の形態1)
この発明の実施の形態1の車両先端確認装置は、請求項1〜5に記載の発明に対応する。
まず、この発明の実施の形態1の車両先端確認装置を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1はこの発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを収納した状態を示す斜視図、図2は同カメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す斜視図、図3はカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す縦断面図、図4は同車両先端確認装置を示す構成ブロック図、図5は同車両先端確認装置におけるカメラコントローラ内部を示すブロック図、図6は同カメラコントローラの動作シーケンス図、図7は同車両先端確認装置におけるモニタの画像イメージ図である。
【0021】
まず、この発明の実施の形態1の車両先端確認装置の構成を図1〜4に基づいて説明すると、これらの図において、1は車両前部のフェンダー、2はボンネット、3はフェンダーマーカ、4はカメラ、5は昇降ロッド(筒状体)、6はLED(フェンダーマーカ用照明光源を兼ねた撮影用照明光源)、7はモニタ(表示手段)、8はカメラコントローラ、9は切換SW、10はライトSWである。
【0022】
さらに詳述すると、前記フェンダーマーカ3は、通常は図1に示すように、車両前部で左右両フェンダー1の先端部側にカバーレンズ31が突出する状態に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための証明光源を構成するLED6を備えている(図2、3参照)。そして、この発明の実施の形態1では、このフェンダーマーカ3がカメラヘッドCを兼ねる構成となっている。
【0023】
即ち、図2、3に示すように、フェンダーマーカ3におけるカバーレンズ31の裏面側中央部には、プリズム11がその両反射面11a、11b側をカバーレンズ31内に埋没させた状態で一体に組み込まれると共に、このプリズム11の裏面後部位置にはCCD等の映像素子を内蔵するカメラ4が上向き状態で固定されている。そして、前記カメラ4は、昇降ロッド(筒状体)5の上端に固定されている。
【0024】
この昇降ロッド5は、図4に示すように、電動モータM(アクチュエータ)により昇降可能に設けられていて、昇降ロッド5を下降させると、図1に示すように、カメラ4とカバーレンズ31の下端部がフェンダー1に形成された穴1a内に格納され、昇降ロッド5を上昇させると、図2、3に示すように、フェンダーマーカ3がカメラ4と共にフェンダー1の上面に突出し、該プリズム11の底面を含むフェンダーマーカ3の底面が露出した状態となるもので、この状態において、図7(モニタ7の画像イメージ図)に示すように、車両の左右各先端部であるフロントバンパー12を含む車両前部の視野をプリズム11を介して間接的にカメラ4により臨めるように前記プリズム11が配置されている。
【0025】
前記LED6は、フェンダーマーカ3用の照明光源の他に撮影用照明光源を兼ねている。即ち、図3に示すように、LED6をカバーレンズ31の先端側底面に設けることにより、フェンダーマーカ3が上昇した状態において、前記カメラ4が臨むフロントバンパー12を含む車両前部の視野を照らす撮影用光源を構成させる一方、前記カバーレンズ31の下端側先端部でLED6の前方には、受光部32が下方へ向けて延設されると共に、その前方に位置するカバーレンズ31の下端側先端部には断面く字状の白色反射部33が一体に形成されていて、LED6から発する光りの一部を受光部32に受けることにより、この光りを断面く字状の白色反射部33でカバーレンズ31の後方へ向けて拡散反射させ、カバーレンズ31全体を光らせることにより、フェンダーマーカ3用の照明光源を構成させるようになっている。
【0026】
前記カメラ4で撮影された映像信号は、図4に示すように、昇降ロッド5の中空部内を経由してカメラコントローラ8に入力され、このカメラコントローラ8を経てモニタ7に画像表示されるようになっている(図7参照)。また、前記LED6、カメラ4および電動モータMは、カメラコントローラ8からの駆動指令信号に基づいてオン・オフ切替駆動されるようになっている。
【0027】
そして、前記切替SW9は、カメラ4による撮影の開始・終了を切り替えるONSW 91と、左側カメラ駆動への切替スイッチ92と、右側カメラ駆動への切替スイッチ93とを備えている。
【0028】
次に、前記カメラコントローラ8の制御内容を、図5のブロック図および図7の動作シーケンスに基づいて説明する。
まず、図5のブロック図に示すように、カメラコントローラ8は、左右各カメラ4、4で撮影された映像信号が入力されるカメラ映像入力回路E1と、切替SW9からの切替信号入力に基づいて左右両カメラ4、4からの映像信号をいずれか一方に切り替えるカメラ映像切替回路E2と、図7に示すようにモニタ7に表示された撮影映像に車両先端部であるフロントバンパー12から一定の距離範囲(10cm、20cm)を示す描画線W1、W2を合成する描画線インポーズ出力回路(描画線合成手段)E3と、前記カメラ映像切替回路E2および描画線インポーズ出力回路E3に切替指令信号を出力する処理回路E4と、切替指令信号により選択された映像および描画線W1、W2をモニタ7に出力するカメラ映像出力回路E5と、ライトSW10からの電流入力信号に基づいてオン・オフ状態を処理回路E4に出力するライト入力回路E6と、アクセサリースイッチACC SWの切替状態および前記切替SW9の切替状態を処理回路E4に出力するSW入力回路E7と、処理回路E4からの駆動指令信号に基づいてLED6を駆動させるLED駆動回路E8と、同じく処理回路E4からの駆動指令信号に基づいて電動モータMを駆動させるモータ駆動回路E9と、フェンダーマーカ3の昇降状態を検出する位置検出回路E10と、電源回路E11とを備えている。
【0029】
次に、カメラコントローラ8の制御内容を図7の動作シーケンスに基づいて説明する。
まず、ステップS101では、ライト入力回路E6からの入力信号に基づいてライトSW10のON・OFF状態を判定し、OFFであればステップS102でLED6をOFFに切り替えてLED駆動回路E8によりLED6を消灯させた後、ステップS104に進み、ONであればステップS103でLED6をONに切り替えてLED駆動回路E8によりLED6を点灯させた後、ステップS104に進む。
【0030】
このステップS104では、SW入力回路E7からの入力信号に基づいてアクセサリースイッチACC SWのON・OFF状態を判定し、OFF状態である時はステップS105に進む。このステップS105では、位置検出回路E10からの検出信号に基づいてフェンダーマーカ3の昇降状態(UP・DOWN)を判定し、UP状態である時は、ステップS106で電動モータMを駆動させてフェンダーマーカ3を昇降DOWNさせた後、ステップS101に戻り、また、DOWN状態である時は、そのままステップS101に戻る。
【0031】
また、前記ステップS104の判定がアクセサリースイッチACC SWのON状態である時は、ステップS107に進む。このステップS107では、SW入力回路E7からの入力信号に基づいて切替SW9におけるON SW 91のON・OFF切替状態を判定し、OFF状態である時はステップS108に進む。このステップS108では、位置検出回路E10からの検出信号に基づいてフェンダーマーカ3の昇降状態(UP・DOWN)を判定し、UP状態である時は、ステップS109で電動モータMを駆動させてフェンダーマーカ3を昇降DOWNさせた後、ステップS101に戻り、また、DOWN状態である時は、そのままステップS101に戻る。
【0032】
また、前記ステップS107の判定がON SW 91のON状態である時は、ステップS110に進む。このステップS110では、SW入力回路E7からの入力信号に基づいて切替SW9における左側カメラ駆動への切替スイッチ92と右側カメラ駆動への切替スイッチ93のいずれのスイッチがONされているかを判定し、左側カメラ駆動への切替スイッチ92がON状態である時はステップS111においてモータ駆動回路E9により左側の電動モータMを駆動させて左側のがわフェンダーマーカ3を昇降UPさせると共に、左側のカメラ4の電源をONにした後、ステップS101に戻り、また、右側カメラ駆動への切替スイッチ93がON状態である時は、ステップS112においてモータ駆動回路E9により右側の電動モータMを駆動させて右側のフェンダーマーカ3を昇降UPさせると共に、右側のカメラ4の電源をONにした後、ステップS101に戻る。
【0033】
次に、この発明の実施の形態1の作用・効果を説明する。
この発明の実施の形態1では上述のように構成されるため、以下のように作用する。
[I]フェンダーマーカモード
アクセサリースイッチACC SWがOFF状態、または、アクセサリースイッチACC SWがON状態で切換SW9におけるON SW 91がOFF状態である時は、フェンダーマーカ3は昇降DOWNされ(ステップS104〜106、または、ステップS104→ステップS107〜109の流れ)、これにより、図1に示すように、カメラ4とカバーレンズ31の下端部がフェンダー1に形成された穴1a内に格納された状態となっている。
【0034】
そして、この状態でライトSW10がON状態になるとLED6が点灯され(ステップS101→103の流れ)、フェンダーマーカ3のカバーレンズ31全体が光ってフェンダーマーカモードとなる。
【0035】
[II]カメラモード
アクセサリースイッチACC SWがON状態で、かつ、切換SW9におけるON SW 91がON状態である時(ステップS104→107→110の流れ)は、左側カメラ駆動への切替スイッチ92と右側カメラ駆動への切替スイッチ93のいずれのスイッチがONされているかで以下のように作用する。
【0036】
左側カメラ駆動への切替スイッチ92がON状態である時は、図2に示すように、左側のフェンダーマーカ3が昇降UPされると共に、左側のカメラ4の電源がON状態になり、これにより、車両の左先端部であるフロントバンパー12を含む車両左前部の視野がプリズム11を介して左側カメラ4で撮影され(ステップS110→111の流れ)、この映像が図7の画像イメージ図に示すように、車内の運転席近傍に設けられたモニタ7に表示される。
【0037】
一方、右側カメラ駆動への切替スイッチ93がON状態である時は、右側のフェンダーマーカ3が昇降UPされると共に、右側のカメラ4の電源がON状態になり、これにより、車両の右先端部であるフロントバンパー12を含む車両右前部の視野がプリズム11を介して右側カメラ4で撮影され(ステップS110→112の流れ)、この映像が車内の運転席近傍に設けられたモニタ7に表示される。
【0038】
なお、このカメラモードにおいて、ライトSWがON状態になるとLED6が点灯され(ステップS101→103の流れ)、これにより、前記カメラ4が臨むフロントバンパー12を含む車両前部の視野が照らされた状態となり、夜間でも視認性が確保される。
【0039】
以上詳細に説明してきたように、この発明の実施の形態1の車両前部確認装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
即ち、カメラモードにおいては、図2に示すように、カメラヘッドCを兼ねたフェンダマーカ3を電動モータMにより昇降ロッド5を介して左右各フェンダー1より上方に突出させることにより、カメラ4で車両の左右各先端部であるフロントバンパー12を含む車両前部の視野をプリズム11を介して撮影し、この映像信号に基づく映像を車内の運転席近傍に設けられたモニタ7に表示し、運転者において映像により確認できる状態になるため、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、フロントバンパー12と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認することができるようになり、従って、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになるという効果が得られる。
【0040】
また、カメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3を左右各フェンダー1より上方に突出および格納可能に構成したことで、該カメラヘッドCの設置個所として、撮影個所を直接臨める位置に限定されることがないため、設計自由度を高めることができるようになる。
【0041】
また、カメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3を降下させてその一部をフェンダー1の穴1a内に格納した状態とすることにより、スタイリングを損なうことがなく、また、特に影響の大きい車体前部における空力性能を損なうこともない。
【0042】
また、各カメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3が上昇した状態において、各フェンダーマーカ3に設けられたLED6で撮影部分を照らすことができるため、夜間における視認性を高めることができ、従って、夜間であっても車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになる。
【0043】
また、車両前部で左右両フェンダー1の先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ3部分に映像素子を内蔵するカメラヘッドCが組み込まれた構成とすることにより、別体に設ける場合に比べ、デザイン性を損なうことがなく、かつ、部品点数および組み付け工数の削減により、コストを低減することができるようになる。
【0044】
また、カメラ4により撮影部分を照らすLED6がフェンダーマーカ3のカバーレンズ31を光らせるための照明光源を兼ねた構成とすることで、部品点数および組み付け工数の削減によりコストを低減することができるようになる。
【0045】
また、描画線インポーズ回路E3により、モニタ7に表示された撮影映像に車両先端部であるフロントバンパー12から一定の距離範囲を示す描画線W1、W2を合成表示するようにしたことにより、フロントバンパー12と障害物との間のクリアランスをさらに確実に認識することができるようになる。
【0046】
次に、他の発明の実施の形態について説明する。この他の発明の実施の形態の説明にあたっては、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0047】
(発明の実施の形態2)
この発明の実施の形態2は、前記発明の実施の形態1の車両前部確認構造におけるカメラヘッドCの変形例を示すものである。
即ち、この発明の実施の形態2では、図9の縦断面図に示すように、プリズム11を省略し、カメラ4をカバーレンズ31の下面に下向き状態で設けるようにした点で前記発明の実施の形態1とは相違したものである。
【0048】
従って、この発明の実施の形態2では、前記発明の実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる他に、プリズム11を省略することができるため、コストを低減できるようになるという追加の効果が得られる。
【0049】
以上本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明は上述の発明の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、発明の実施の形態では、カメラ4により撮影部分を照らすLED6がフェンダーマーカ3のカバーレンズ31を光らせるための照明光源を兼ねた構成としたが、それぞれ独立に設けるようにしてもよい。
また、照明光源としてLED6を用いたが、その他の光源を用いることができる。
【0050】
また、発明の実施の形態では、フェンダーマーカ3部分に映像素子を内蔵するカメラヘッドCが組み込まれた構成としたが、フェンダーマーカ3とは別体にカメラヘッドCを設けるようにしてもよい。
また、発明の実施の形態では、左右各カメラ4、4の映像のいずれか一方のみをモニタ7に表示させるようにしたが、同時に表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを収納した状態を示す斜視図である。
【図2】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す斜視図である。
【図3】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す縦断面図である。
【図4】発明の実施の形態1の車両先端確認装置を示す構成ブロック図である。
【図5】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラコントローラ内部を示すブロック図である。
【図6】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラコントローラの動作シーケンス図である。
【図7】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるモニタの画像イメージ図である。
【図8】発明の実施の形態2の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す縦断面図である。
【図9】従来例の車両先端確認装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
C カメラヘッド
M 電動モータ(アクチュエータ)
1 フェンダー
1a 穴
2 ボンネット
3 フェンダーマーカ
31 カバーレンズ
32 受光部
33 白色反射部
4 カメラ
5 昇降ロッド(筒状体)
6 LED(照明光源)
7 モニタ(表示手段)
8 カメラコントローラ
9 切換SW
10 ライトSW
11 プリズム
11a 反射面
11b 反射面
12 フロントバンパー(車体の先端部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補うために用いられる車両先端確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補うために用いられる車両先端確認装置ではないが、見通しの悪い場所で運転者の死角を補うために用いられる車載用左右確認装置として、例えば、映像素子を内蔵して上端部に横向きに集光レンズを露出させた一対の棒状カメラを、車両のフロントバンパーの左右両側に立設すると共に、両カメラから伝送される映像信号に基づく映像を表示可能な表示器を車内の運転席近傍に設置した構造のもの(例えば、特許文献1参照。)、および、図9に示すように、映像素子を内蔵して集光レンズを横向きに露出させたカメラヘッド101、102を上端部に固定してフロントバンパー105に突出および格納可能に設置された筒状体103、104と、上記カメラヘッド101、102から伝送される映像信号に基づく映像を表示可能な表示器を車内の運転席近傍に設置した構造のもの(例えば、特許文献2参照。)が開示されている。
また、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補うために用いられるものとしては、近接センサがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−64478号公報 (明細書(1)頁、図1)
【特許文献2】
特開平6−64479号公報 (明細書(1)頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の確認装置は、「車両用左右確認装置」であったため、以下に述べるような解決できない問題点がある。
即ち、従来の車両のほとんどは、車体の先端部(フロントバンパー)が車体(ボンネット)で隠れて運転者の死角となっているため、狭い路地や駐車場等において据え切りを行う場合に、車体の先端部(フロントバンパー)と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかは運転者の感にたよるか、同乗車に降りて確認してもらうしかなく、このため、同乗車がいない場合には安全を見過ぎて通過できずに立ち往生したり、近づき過ぎて車両を損傷させる虞があり、また、同乗車がいる場合でもいちいち降車するのは極めて面倒で敬遠されるといった問題がある。
【0005】
ところで、前述の従来例「車両用左右確認装置」は、見通しの悪い場所で「左右を確認」することを目的とし、フロントバンパー105の左右両側に立設されたカメラ101、102の集光レンズを「横向きに配置」した構造であるため、カメラ101、102で撮影された映像には車体の先端部(フロントバンパー105)の映像が含まれることはなく、従って、車体の先端部(フロントバンパー105)と壁や障害物等との間のクリアランスを映像で確認することは不可能である。
【0006】
また、従来の近接センサは、車体の先端部と障害物とのクリアランスが予め設定された範囲内となった時に警報を発する構成であり、その設定されたクリアランスの範囲内ではクリアランスの程度を認識することはできないため、障害物にぎりぎりまで近付けることができないと共に、近接センサは方向性があり、極めて限られた範囲しか検知することができないため、全ての障害物を認識することができないという問題がある。
また、近接センサの突起がフロントバンパーより突出することで、デザイン性を害するという問題もある。
【0007】
本発明の解決しようとする課題は、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、車体の先端部(フロントバンパー)と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認することができ、これにより、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができる車両先端確認装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に映像素子を内蔵するカメラヘッドがその一部もしくは全部をフェンダー内に格納状態で設けられ、前記各カメラヘッドは、アクチュエータにより昇降可能な筒状体を介して前記左右各フェンダーより上方に突出および格納可能に構成され、前記各映像素子は、前記カメラヘッドが上昇した状態において車両の左右各先端部を含む車両前部の視野を直接もしくは間接的に臨めるように配置され、車内の運転席近傍には、前記各映像素子で得られた映像信号に基づく映像を表示可能な表示手段が設けられていることを特徴とする手段とした。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記各カメラヘッドには、少なくとも該各カメラヘッドが上昇した状態において前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が設けられていることを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ部分に前記映像素子を内蔵するカメラヘッドが組み込まれていることを特徴とする手段とした。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が前記フェンダーマーカ用照明光源を兼ねていることを特徴とする手段とした。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記表示手段に表示された撮影映像に車両先端部から一定の距離範囲を示す描画線を合成する描画線合成手段が備えられていることを特徴とする手段とした。
【0013】
【作用および効果】
請求項1記載の発明では、上述のように構成されるため、映像素子を内蔵したカメラヘッドをアクチュエータにより筒状体を介して左右各フェンダーより上方に突出させることにより、各映像素子において車両の左右各先端部を含む車両前部の視野を直接もしくは間接的に臨める状態となり、この映像素子で得られた映像信号に基づく映像が、車内の運転席近傍に設けられた表示手段に表示されることになる。
従って、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、車体の先端部(フロントバンパー)と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認することができ、これにより、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになるという効果が得られる。
【0014】
また、カメラヘッドを降下させてその一部もしくは全部をフェンダー内に格納した状態とすることにより、スタイリングを損なうことがなく、また、特に影響の大きい車体前部における空力性能を損なうこともない。
また、カメラヘッドを左右各フェンダーより上方に突出および格納可能に構成したことで、該カメラヘッドの設置個所として、撮影個所を直接臨める位置に限定されることがないため、設計自由度を高めることができるようになる。
【0015】
請求項2記載の発明では、少なくとも各カメラヘッドが上昇した状態において、各カメラヘッドに設けられた照明光源が撮影部分を照らすもので、これにより、夜間であっても、運転者の感にたよることなしに視覚により確実にクリアランスを確認することができるようになるため、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになる。
【0016】
請求項3記載の発明では、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ部分に前記映像素子を内蔵するカメラヘッドが組み込まれた構成とすることにより、別体に設ける場合に比べ、部品点数および組み付け工数の削減により、コストを低減することができると共に、デザイン性を損なうこともない。
【0017】
請求項4記載の発明では、前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が前記フェンダーマーカ用照明光源を兼ねた構成とすることで、部品点数および組み付け工数の削減によりコストを低減することができるようになる。
【0018】
請求項5記載の発明では、描画線合成手段により、表示手段に表示された撮影映像に車両先端部から一定の距離範囲を示す描画線が合成表示されるもので、これにより、クリアランスをさらに確実に認識することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(発明の実施の形態1)
この発明の実施の形態1の車両先端確認装置は、請求項1〜5に記載の発明に対応する。
まず、この発明の実施の形態1の車両先端確認装置を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1はこの発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを収納した状態を示す斜視図、図2は同カメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す斜視図、図3はカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す縦断面図、図4は同車両先端確認装置を示す構成ブロック図、図5は同車両先端確認装置におけるカメラコントローラ内部を示すブロック図、図6は同カメラコントローラの動作シーケンス図、図7は同車両先端確認装置におけるモニタの画像イメージ図である。
【0021】
まず、この発明の実施の形態1の車両先端確認装置の構成を図1〜4に基づいて説明すると、これらの図において、1は車両前部のフェンダー、2はボンネット、3はフェンダーマーカ、4はカメラ、5は昇降ロッド(筒状体)、6はLED(フェンダーマーカ用照明光源を兼ねた撮影用照明光源)、7はモニタ(表示手段)、8はカメラコントローラ、9は切換SW、10はライトSWである。
【0022】
さらに詳述すると、前記フェンダーマーカ3は、通常は図1に示すように、車両前部で左右両フェンダー1の先端部側にカバーレンズ31が突出する状態に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための証明光源を構成するLED6を備えている(図2、3参照)。そして、この発明の実施の形態1では、このフェンダーマーカ3がカメラヘッドCを兼ねる構成となっている。
【0023】
即ち、図2、3に示すように、フェンダーマーカ3におけるカバーレンズ31の裏面側中央部には、プリズム11がその両反射面11a、11b側をカバーレンズ31内に埋没させた状態で一体に組み込まれると共に、このプリズム11の裏面後部位置にはCCD等の映像素子を内蔵するカメラ4が上向き状態で固定されている。そして、前記カメラ4は、昇降ロッド(筒状体)5の上端に固定されている。
【0024】
この昇降ロッド5は、図4に示すように、電動モータM(アクチュエータ)により昇降可能に設けられていて、昇降ロッド5を下降させると、図1に示すように、カメラ4とカバーレンズ31の下端部がフェンダー1に形成された穴1a内に格納され、昇降ロッド5を上昇させると、図2、3に示すように、フェンダーマーカ3がカメラ4と共にフェンダー1の上面に突出し、該プリズム11の底面を含むフェンダーマーカ3の底面が露出した状態となるもので、この状態において、図7(モニタ7の画像イメージ図)に示すように、車両の左右各先端部であるフロントバンパー12を含む車両前部の視野をプリズム11を介して間接的にカメラ4により臨めるように前記プリズム11が配置されている。
【0025】
前記LED6は、フェンダーマーカ3用の照明光源の他に撮影用照明光源を兼ねている。即ち、図3に示すように、LED6をカバーレンズ31の先端側底面に設けることにより、フェンダーマーカ3が上昇した状態において、前記カメラ4が臨むフロントバンパー12を含む車両前部の視野を照らす撮影用光源を構成させる一方、前記カバーレンズ31の下端側先端部でLED6の前方には、受光部32が下方へ向けて延設されると共に、その前方に位置するカバーレンズ31の下端側先端部には断面く字状の白色反射部33が一体に形成されていて、LED6から発する光りの一部を受光部32に受けることにより、この光りを断面く字状の白色反射部33でカバーレンズ31の後方へ向けて拡散反射させ、カバーレンズ31全体を光らせることにより、フェンダーマーカ3用の照明光源を構成させるようになっている。
【0026】
前記カメラ4で撮影された映像信号は、図4に示すように、昇降ロッド5の中空部内を経由してカメラコントローラ8に入力され、このカメラコントローラ8を経てモニタ7に画像表示されるようになっている(図7参照)。また、前記LED6、カメラ4および電動モータMは、カメラコントローラ8からの駆動指令信号に基づいてオン・オフ切替駆動されるようになっている。
【0027】
そして、前記切替SW9は、カメラ4による撮影の開始・終了を切り替えるONSW 91と、左側カメラ駆動への切替スイッチ92と、右側カメラ駆動への切替スイッチ93とを備えている。
【0028】
次に、前記カメラコントローラ8の制御内容を、図5のブロック図および図7の動作シーケンスに基づいて説明する。
まず、図5のブロック図に示すように、カメラコントローラ8は、左右各カメラ4、4で撮影された映像信号が入力されるカメラ映像入力回路E1と、切替SW9からの切替信号入力に基づいて左右両カメラ4、4からの映像信号をいずれか一方に切り替えるカメラ映像切替回路E2と、図7に示すようにモニタ7に表示された撮影映像に車両先端部であるフロントバンパー12から一定の距離範囲(10cm、20cm)を示す描画線W1、W2を合成する描画線インポーズ出力回路(描画線合成手段)E3と、前記カメラ映像切替回路E2および描画線インポーズ出力回路E3に切替指令信号を出力する処理回路E4と、切替指令信号により選択された映像および描画線W1、W2をモニタ7に出力するカメラ映像出力回路E5と、ライトSW10からの電流入力信号に基づいてオン・オフ状態を処理回路E4に出力するライト入力回路E6と、アクセサリースイッチACC SWの切替状態および前記切替SW9の切替状態を処理回路E4に出力するSW入力回路E7と、処理回路E4からの駆動指令信号に基づいてLED6を駆動させるLED駆動回路E8と、同じく処理回路E4からの駆動指令信号に基づいて電動モータMを駆動させるモータ駆動回路E9と、フェンダーマーカ3の昇降状態を検出する位置検出回路E10と、電源回路E11とを備えている。
【0029】
次に、カメラコントローラ8の制御内容を図7の動作シーケンスに基づいて説明する。
まず、ステップS101では、ライト入力回路E6からの入力信号に基づいてライトSW10のON・OFF状態を判定し、OFFであればステップS102でLED6をOFFに切り替えてLED駆動回路E8によりLED6を消灯させた後、ステップS104に進み、ONであればステップS103でLED6をONに切り替えてLED駆動回路E8によりLED6を点灯させた後、ステップS104に進む。
【0030】
このステップS104では、SW入力回路E7からの入力信号に基づいてアクセサリースイッチACC SWのON・OFF状態を判定し、OFF状態である時はステップS105に進む。このステップS105では、位置検出回路E10からの検出信号に基づいてフェンダーマーカ3の昇降状態(UP・DOWN)を判定し、UP状態である時は、ステップS106で電動モータMを駆動させてフェンダーマーカ3を昇降DOWNさせた後、ステップS101に戻り、また、DOWN状態である時は、そのままステップS101に戻る。
【0031】
また、前記ステップS104の判定がアクセサリースイッチACC SWのON状態である時は、ステップS107に進む。このステップS107では、SW入力回路E7からの入力信号に基づいて切替SW9におけるON SW 91のON・OFF切替状態を判定し、OFF状態である時はステップS108に進む。このステップS108では、位置検出回路E10からの検出信号に基づいてフェンダーマーカ3の昇降状態(UP・DOWN)を判定し、UP状態である時は、ステップS109で電動モータMを駆動させてフェンダーマーカ3を昇降DOWNさせた後、ステップS101に戻り、また、DOWN状態である時は、そのままステップS101に戻る。
【0032】
また、前記ステップS107の判定がON SW 91のON状態である時は、ステップS110に進む。このステップS110では、SW入力回路E7からの入力信号に基づいて切替SW9における左側カメラ駆動への切替スイッチ92と右側カメラ駆動への切替スイッチ93のいずれのスイッチがONされているかを判定し、左側カメラ駆動への切替スイッチ92がON状態である時はステップS111においてモータ駆動回路E9により左側の電動モータMを駆動させて左側のがわフェンダーマーカ3を昇降UPさせると共に、左側のカメラ4の電源をONにした後、ステップS101に戻り、また、右側カメラ駆動への切替スイッチ93がON状態である時は、ステップS112においてモータ駆動回路E9により右側の電動モータMを駆動させて右側のフェンダーマーカ3を昇降UPさせると共に、右側のカメラ4の電源をONにした後、ステップS101に戻る。
【0033】
次に、この発明の実施の形態1の作用・効果を説明する。
この発明の実施の形態1では上述のように構成されるため、以下のように作用する。
[I]フェンダーマーカモード
アクセサリースイッチACC SWがOFF状態、または、アクセサリースイッチACC SWがON状態で切換SW9におけるON SW 91がOFF状態である時は、フェンダーマーカ3は昇降DOWNされ(ステップS104〜106、または、ステップS104→ステップS107〜109の流れ)、これにより、図1に示すように、カメラ4とカバーレンズ31の下端部がフェンダー1に形成された穴1a内に格納された状態となっている。
【0034】
そして、この状態でライトSW10がON状態になるとLED6が点灯され(ステップS101→103の流れ)、フェンダーマーカ3のカバーレンズ31全体が光ってフェンダーマーカモードとなる。
【0035】
[II]カメラモード
アクセサリースイッチACC SWがON状態で、かつ、切換SW9におけるON SW 91がON状態である時(ステップS104→107→110の流れ)は、左側カメラ駆動への切替スイッチ92と右側カメラ駆動への切替スイッチ93のいずれのスイッチがONされているかで以下のように作用する。
【0036】
左側カメラ駆動への切替スイッチ92がON状態である時は、図2に示すように、左側のフェンダーマーカ3が昇降UPされると共に、左側のカメラ4の電源がON状態になり、これにより、車両の左先端部であるフロントバンパー12を含む車両左前部の視野がプリズム11を介して左側カメラ4で撮影され(ステップS110→111の流れ)、この映像が図7の画像イメージ図に示すように、車内の運転席近傍に設けられたモニタ7に表示される。
【0037】
一方、右側カメラ駆動への切替スイッチ93がON状態である時は、右側のフェンダーマーカ3が昇降UPされると共に、右側のカメラ4の電源がON状態になり、これにより、車両の右先端部であるフロントバンパー12を含む車両右前部の視野がプリズム11を介して右側カメラ4で撮影され(ステップS110→112の流れ)、この映像が車内の運転席近傍に設けられたモニタ7に表示される。
【0038】
なお、このカメラモードにおいて、ライトSWがON状態になるとLED6が点灯され(ステップS101→103の流れ)、これにより、前記カメラ4が臨むフロントバンパー12を含む車両前部の視野が照らされた状態となり、夜間でも視認性が確保される。
【0039】
以上詳細に説明してきたように、この発明の実施の形態1の車両前部確認装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
即ち、カメラモードにおいては、図2に示すように、カメラヘッドCを兼ねたフェンダマーカ3を電動モータMにより昇降ロッド5を介して左右各フェンダー1より上方に突出させることにより、カメラ4で車両の左右各先端部であるフロントバンパー12を含む車両前部の視野をプリズム11を介して撮影し、この映像信号に基づく映像を車内の運転席近傍に設けられたモニタ7に表示し、運転者において映像により確認できる状態になるため、車体で隠れた車両先端部における運転者の死角を補い、フロントバンパー12と壁や障害物等との間のクリアランスがどれくらいあるかを運転者の感にたよることなしに視覚により確実に確認することができるようになり、従って、車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになるという効果が得られる。
【0040】
また、カメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3を左右各フェンダー1より上方に突出および格納可能に構成したことで、該カメラヘッドCの設置個所として、撮影個所を直接臨める位置に限定されることがないため、設計自由度を高めることができるようになる。
【0041】
また、カメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3を降下させてその一部をフェンダー1の穴1a内に格納した状態とすることにより、スタイリングを損なうことがなく、また、特に影響の大きい車体前部における空力性能を損なうこともない。
【0042】
また、各カメラヘッドCを兼ねたフェンダーマーカ3が上昇した状態において、各フェンダーマーカ3に設けられたLED6で撮影部分を照らすことができるため、夜間における視認性を高めることができ、従って、夜間であっても車両の損傷や立ち往生状態が発生することを防止することができるようになる。
【0043】
また、車両前部で左右両フェンダー1の先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ3部分に映像素子を内蔵するカメラヘッドCが組み込まれた構成とすることにより、別体に設ける場合に比べ、デザイン性を損なうことがなく、かつ、部品点数および組み付け工数の削減により、コストを低減することができるようになる。
【0044】
また、カメラ4により撮影部分を照らすLED6がフェンダーマーカ3のカバーレンズ31を光らせるための照明光源を兼ねた構成とすることで、部品点数および組み付け工数の削減によりコストを低減することができるようになる。
【0045】
また、描画線インポーズ回路E3により、モニタ7に表示された撮影映像に車両先端部であるフロントバンパー12から一定の距離範囲を示す描画線W1、W2を合成表示するようにしたことにより、フロントバンパー12と障害物との間のクリアランスをさらに確実に認識することができるようになる。
【0046】
次に、他の発明の実施の形態について説明する。この他の発明の実施の形態の説明にあたっては、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0047】
(発明の実施の形態2)
この発明の実施の形態2は、前記発明の実施の形態1の車両前部確認構造におけるカメラヘッドCの変形例を示すものである。
即ち、この発明の実施の形態2では、図9の縦断面図に示すように、プリズム11を省略し、カメラ4をカバーレンズ31の下面に下向き状態で設けるようにした点で前記発明の実施の形態1とは相違したものである。
【0048】
従って、この発明の実施の形態2では、前記発明の実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる他に、プリズム11を省略することができるため、コストを低減できるようになるという追加の効果が得られる。
【0049】
以上本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明は上述の発明の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、発明の実施の形態では、カメラ4により撮影部分を照らすLED6がフェンダーマーカ3のカバーレンズ31を光らせるための照明光源を兼ねた構成としたが、それぞれ独立に設けるようにしてもよい。
また、照明光源としてLED6を用いたが、その他の光源を用いることができる。
【0050】
また、発明の実施の形態では、フェンダーマーカ3部分に映像素子を内蔵するカメラヘッドCが組み込まれた構成としたが、フェンダーマーカ3とは別体にカメラヘッドCを設けるようにしてもよい。
また、発明の実施の形態では、左右各カメラ4、4の映像のいずれか一方のみをモニタ7に表示させるようにしたが、同時に表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを収納した状態を示す斜視図である。
【図2】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す斜視図である。
【図3】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す縦断面図である。
【図4】発明の実施の形態1の車両先端確認装置を示す構成ブロック図である。
【図5】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラコントローラ内部を示すブロック図である。
【図6】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるカメラコントローラの動作シーケンス図である。
【図7】発明の実施の形態1の車両先端確認装置におけるモニタの画像イメージ図である。
【図8】発明の実施の形態2の車両先端確認装置におけるカメラヘッドを兼ねたフェンダーマーカを上昇させた状態を示す縦断面図である。
【図9】従来例の車両先端確認装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
C カメラヘッド
M 電動モータ(アクチュエータ)
1 フェンダー
1a 穴
2 ボンネット
3 フェンダーマーカ
31 カバーレンズ
32 受光部
33 白色反射部
4 カメラ
5 昇降ロッド(筒状体)
6 LED(照明光源)
7 モニタ(表示手段)
8 カメラコントローラ
9 切換SW
10 ライトSW
11 プリズム
11a 反射面
11b 反射面
12 フロントバンパー(車体の先端部)
Claims (5)
- 車両前部で左右両フェンダーの先端部側に映像素子を内蔵するカメラヘッドがその一部もしくは全部をフェンダー内に格納状態で設けられ、
前記各カメラヘッドは、アクチュエータにより昇降可能な筒状体を介して前記左右各フェンダーより上方に突出および格納可能に構成され、
前記各映像素子は、前記カメラヘッドが上昇した状態において車両の左右各先端部を含む車両前部の視野を直接もしくは間接的に臨めるように配置され、
車内の運転席近傍には、前記各映像素子で得られた映像信号に基づく映像を表示可能な表示手段が設けられていることを特徴とする車両先端確認装置。 - 請求項1に記載の車両先端確認装置において、前記各カメラヘッドには、少なくとも該各カメラヘッドが上昇した状態において前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が設けられていることを特徴とする車両先端確認装置。
- 請求項1または2に記載の車両先端確認装置において、車両前部で左右両フェンダーの先端部側に配置されていて夜間における車両の左右両先端部の認知度を向上させるための照明光源付きフェンダーマーカ部分に前記映像素子を内蔵するカメラヘッドが組み込まれていることを特徴とする車両先端確認装置。
- 請求項3に記載の車両先端確認装置において、前記各映像素子による撮影部分を照らす照明光源が前記フェンダーマーカ用照明光源を兼ねていることを特徴とする車両先端確認装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両先端確認装置において、前記表示手段に表示された撮影映像に車両先端部から一定の距離範囲を示す描画線を合成する描画線合成手段が備えられていることを特徴とする車両先端確認装置。
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- 2003-01-20 JP JP2003011500A patent/JP2004224088A/ja active Pending
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