JP2004223632A - プラスチックシート加工用刃材及び折り曲げ罫線入りプラスチックシート - Google Patents
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Abstract
【課題】折り曲げが容易な罫線をプラスチックシートに形成することができ、しかも罫線形成時の加工力が少なくて済むプラスチックシート加工用刃材を提供する。
【解決手段】フレキシブルベース2の片面に折り曲げ罫線を形成するための罫線刃3を形成し、その罫線刃の刃面(刃両側面の刃面)3a,3aを湾曲凹面に加工することで、刃角θを小さくしても罫線刃3が折れないようにするとともに、罫線刃3の側面(刃面3a)でプラスチックシートを押す面積を小さくして罫線加工時に罫線刃3に作用する圧力を小さくする。
【選択図】図2
【解決手段】フレキシブルベース2の片面に折り曲げ罫線を形成するための罫線刃3を形成し、その罫線刃の刃面(刃両側面の刃面)3a,3aを湾曲凹面に加工することで、刃角θを小さくしても罫線刃3が折れないようにするとともに、罫線刃3の側面(刃面3a)でプラスチックシートを押す面積を小さくして罫線加工時に罫線刃3に作用する圧力を小さくする。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられるプラスチックシート加工用刃材、及び、折り曲げ罫線入りプラスチックシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
洗顔用化粧品、頭髪用化粧品、浴用化粧品等の化粧品などの包装容器として、プラスチックケースが用いられている。
【0003】
プラスチックケースは、一般に、プラスチックシートを図10に示すような形状(展開形状)に打ち抜くとともに、罫線刃にて折り曲げ罫線(溝条)Lを形成しておき、その折り曲げ罫線入りプラスチックシートSを、折り曲げ罫線Lに沿って折り曲げ、必要な箇所に糊付けを行うことにより容器状に組み立てるという方法で作られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製作には、従来、ベニヤ板等のダイボードに、折り曲げ罫線に応じた溝切加工を行い、その溝に帯状の罫線刃(帯刃)を嵌め込んだダイを平板打抜装置などに装着して折り曲げ罫線を加工するという方法が採られている。
【0005】
また、他の方法として、フレキシブルベース(強磁性体)の片面に、折り曲げ罫線に応じたパターン形状の罫線刃を有するフレキシブルダイ(ロータリダイまたはフラットダイ)を作製し、このフレキシブルダイを、図12に示すようなロータリ打抜装置200や、図13に示すような平板打抜装置300などに装着して、プラスチックシートSに折り曲げ罫線Lを加工するという方法も採られている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−36387号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プラスチックシートに罫線をつけて折り曲げる方法は、従来から紙容器の形成に用いられてきた技術であるが、プラスチックシートの場合、紙シートよりも弾性が大きいことから、強い曲げ力が必要である上、曲げの角部がきれいな形状にならないという問題がある。これを解消するには、罫線刃の刃角(刃先角度)を小さくして刃先を先鋭にすればよいが、刃角を小さくすると罫線刃が折れやすくなる。また、プラスチックシートは弾性が高いことから、加工時に罫線刃に作用する圧力が大きくなり、加工負荷が増加するので、加工装置に高い剛性と大きな動力(加工力)が必要になる。
【0008】
さらに、紙シートの加工では、一般に、打抜加工と罫線形成とが同一工程で実施されているが、プラスチックシートの加工の場合、前記したように、罫線形成時に大きな加工力が必要になるため、打抜加工と罫線形成を同一工程で行うことが難しく、特に、上記したようなロータリ打抜装置では、大きな加工力を実現することが難しことから、打抜加工と罫線形成とは別工程で実施されているのが現状である。
【0009】
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、折り曲げが容易な罫線をプラスチックシートに形成することができ、しかも罫線形成時の加工力が少なくて済むプラスチックシート加工用刃材の提供と、折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線入りプラスチックシートの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のプラスチックシート加工用刃材は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材であって、折り曲げ罫線を形成する罫線刃を有し、その罫線刃の刃面(刃の両側面の刃面)が湾曲凹面に加工されていることによって特徴づけられる。
【0011】
本発明のプラスチックシート加工用刃材は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材(フレキシブルダイ)であって、ベース(フレキシブルベース)の片面に折り曲げ罫線を形成する罫線刃が形成されており、その罫線刃の刃面(刃の両側面の刃面)が湾曲凹面に加工されていることによって特徴づけられる。
【0012】
本発明のプラスチックシート加工用刃材は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材(フレキシブルダイ)であって、ベース(フレキシブルベース)の片面に、シート打ち抜き用の打抜刃と、折り曲げ罫線を形成する罫線刃が形成されており、その罫線刃の刃面(刃の両側面の刃面)が湾曲凹面に加工されていることによって特徴づけられる。
【0013】
なお、本発明は、帯鋼などを母材として切削加工や研削加工により罫線刃が形成される刃材(帯刃)にも適用可能である。
【0014】
本発明のプラスチックシート加工用刃材によれば、罫線刃の刃面が湾曲凹面で加工力による応力がかかる部分がアール状になっているで、断面二等辺三角形の罫線刃と比較して、刃角を小さくしても刃が折れ難くなり、刃角を小さくすることができる。これにより、折り曲げ性が良好で、きれいな角(折曲部の角)を得ることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。
【0015】
また、罫線刃の刃面が湾曲凹面であるので、断面二等辺三角形の罫線刃と比べて、刃の側面(刃面)でプラスチックシートを押す面積が小さくなり、罫線加工時に罫線刃に作用する圧力を小さくすることができる。これにより、プラスチックシートであっても小さい加工力で折り曲げ罫線を形成することができる。
【0016】
さらに、罫線加工時に罫線刃に作用する圧力が小さくて済むことから、ロータリ打抜装置や平板打抜装置等の加工装置の剛性をさほど高める必要がなくなる。また、プラスチックシートの加工において、打抜加工と罫線形成とを同一工程で行うことが可能になる。
【0017】
本発明のプラスチックシート加工用刃材において、罫線刃の刃角をθ、罫線刃の刃深度(刃高さ)をα、罫線刃の根元部の幅をd及び加工を行うプラスチックシートの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たすようにすることが好ましい。
【0018】
罫線刃の刃角θが20°未満であると罫線刃の刃先が先鋭になり過ぎて罫線形成時にプラスチックシートが割れる可能性があり、刃角θが50°を超えると折り曲げ性が悪くなるとともに、加工抵抗が大きくなってしまう。
【0019】
罫線刃の刃深度αが0.5β未満であると折り曲げ性が悪くなり、刃深度αが0.9βを超えるとプラスチックシートが割れる可能性がある。
【0020】
罫線刃の根元部の幅dが1.6α未満であると罫線刃が折れやすくなり、根元部の幅dが2.5αを超えると折り曲げ性が悪くなる上、加工抵抗が大きくなってしまう。
【0021】
なお、以上の条件、J1:20°≦θ≦50°、J2:0.5β≦α≦0.9β、J3:1.6α≦d≦2.5αの全ての条件を満足するように罫線刃を形成してもよいし、それら条件J1〜J3のうち、いずれか1つもしくは2つの条件を満足するように罫線刃を形成してもよい。
【0022】
本発明のプラスチックシートは、前記した特徴をもつ罫線刃が形成された刃材を用いて折り曲げ罫線が形成されているので、プラスチックケースを作製するにあたり、シートの折り曲げをスムーズに行うことができるとともに、きれいな角(折曲部の角)を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は本発明のプラスチックシート加工用刃材(フレキシブルダイ)の実施形態の構造を示す要部斜視図である。図2はその実施形態の縦断面図である。
【0025】
この例のプラスチックシート加工用刃材1は、図12に示すようなロータリ打抜装置200などに適用されるロータリダイであって、フレキシブルベース2の片面に罫線刃3が、図10に示す展開形状の折り曲げ罫線Lに対応するパターンで形成されており、その罫線刃3の刃面(刃の両側面)3a,3aが湾曲凹面(円弧状凹面)に加工されていることによって特徴づけられる。
【0026】
このように、罫線刃3の刃面3a,3aを湾曲凹面とすることにより、断面二等辺三角形の罫線刃と比較して、刃角θを小さくしても刃が折れ難くなるので、刃角θを小さくすることができる。これにより、折り曲げ性が良好で、きれいな角(折曲部の角)を得ることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。
【0027】
また、罫線刃3の刃面3a,3aを湾曲凹面とすることにより、断面二等辺三角形の罫線刃と比べて、刃の側面(刃面3a)でプラスチックシートSを押す面積が小さくなり、罫線加工時に罫線刃3に作用する圧力を小さくすることができる。これにより、プラスチックシートSであっても小さい加工力で折り曲げ罫線Lを形成することができる。
【0028】
ここで、本実施形態において、罫線刃3の刃先3bの幅は5〜10μmであることが好ましい。
【0029】
また、罫線刃3の刃角をθ、罫線刃3の刃深度(刃高さ)をα、罫線刃3の根元部の幅(フレキシブルベース2からの立ち上がり部分の幅)をd、加工を行うプラスチックシートSの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たすことが好ましい。
【0030】
このような条件を満足すると、折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線LをプラスチックシートSに加工することができるとともに、罫線加工時の加工抵抗を少なくすることができる。さらに、罫線刃3が折れ難くなる上、罫線加工時においてプラスチックシートSが割れることを防止することができる。
【0031】
次に、図1、図2に示すプラスチックシート加工用刃材(フレキシブルダイ)の製造方法の一例を、図3を参照しながら説明する。
【0032】
(1)図5に示す形状の露光パターン12aつまり図1、図2に示す折り曲げ罫線Lに対応する露光パターン12aを有するフォトマスク(フィルム)12を製版しておく。
【0033】
(2)図3(A)に示すように、金属板11として強磁性体である鋼板(例えば厚さ:0.50mm)を用い、その金属板11の表面に、フォトレジスト13を一様に塗布する。次に、図3(B)に示すように、フォトレジスト膜13の上面にフォトマスク12を配置・位置決めした状態で露光を行い、次いで、フォトレジスト膜13の現像を行って、金属板11の表面上に、図6に示すようなレジストパターン14を形成する(図3(C))。
【0034】
(3)レジストパターン14をマスクとして金属板11のエッチングを開始し、そのエッチングの進行が、所定深さに達した時点でエッチングを停止する。このエッチングにより、フレキシブルベース2が形成されるとともに、そのフレキシブルベース2上に断面台形状の突部(突条)10が罫線形成ラインに沿って形成される(図3(D))。
【0035】
(4)NC加工機を使用して、図4(A)〜(C)に示すように、断面台形状の突部10の両側面を、円弧状の外周面を有する切削工具21にて切削して刃先加工(刃面3a,3a加工)を行うことによって、図1、図2に示す刃材つまり罫線刃3がフレキシブルベース2の片面に形成されたプラスチックシート加工用刃材1を得る。
【0036】
なお、以上の各製造工程では、エッチングにより断面台形状の突部を形成した後、刃面加工(刃先加工)を行っているが、これに限定されることなく、エッチングにより断面三角形状の突部を形成した後に、その断面三角形状の両側面に刃面加工を行うようにしてもよい。
【0037】
そして、本実施形態においては、図1、図2に示すようなプラスチックシート加工用刃材1を、図12に示すようなロータリ打抜装置200のダイシリンダ(マグネットロール)201に装着してプラスチックシートの罫線加工を行うことにより、図11に示すような断面形状の折り曲げ罫線Lを加工したプラスチックシートSを得ることができる。このような折り曲げ罫線Lが加工されたプラスチックシートSは折り曲げ性が良好であり、しかもケースの角(折曲部の角)を、きれいに仕上げることができる。
【0038】
なお、フレキシブルベースに形成する罫線刃としては、図2に示した形状のほか、例えば図7に示すような形状の罫線刃3′であってもよい。
【0039】
以上の実施形態では、フレキシブルベース2の片側に罫線刃3のみを形成しているが、本発明はこれに限られることなく、例えば図8に示すように、フレキシブルベース102の片側に、図2と同形状の罫線刃103と、図10に示す展開形状(打抜形状)に合わせたパターンの打抜刃104を形成しておいてもよい。このようなプラスチックシート加工用刃材101を用いると、プラスチックシートSの加工において、打抜加工と罫線形成とを同一工程で行うことが可能になり、罫線入りプラスチックシートの生産性が向上する。
【0040】
なお、打抜刃104は、前記した罫線刃3と同様なエッチング・刃先加工(図3及び図4参照)によって形成することができる。
【0041】
以上の実施形態では、ロータリ打抜装置などに装着されるロータリダイに本発明を適用した例を示しているが、これに限られることなく、平板打抜装置などに装着されるフラットダイ(プラスチックシート加工用刃材)にも本発明は適用可能である。
【0042】
また、ロータリダイやフラットダイなどのフレキシブルダイに限られることなく帯刃にも本発明を適用できる。その具体的な例を図9に示す。
【0043】
図9に示すプラスチックシート加工用刃材31は、ベニヤ板等のダイボードに加工された溝に嵌め込んで使用される刃材(帯刃)であって、帯鋼の片側に罫線刃33が切削加工もしくは研削加工にて形成されており、その罫線刃33の刃面(刃の両側面)33a,33aが湾曲凹面(円弧状凹面)に加工されている点に特徴がある。
【0044】
このように、罫線刃33の刃面33a,33aを湾曲凹面とすることにより、折り曲げ性が良好で、きれいな角(折曲部の角)を得ることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。
【0045】
ここで、図9のプラスチックシート加工用刃材31においても、罫線刃33の刃先33bの幅は5〜10μmであることが好ましい。
【0046】
また、罫線刃33の刃角をθ、罫線刃33の刃深度(刃高さ)をα、罫線刃33の根元部の幅をd、加工を行うプラスチックシートSの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たすことが好ましい。
【0047】
このような条件を満足すると、折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線LをプラスチックシートSに加工することができるとともに、罫線加工時の加工抵抗を少なくすることができる。さらに、罫線刃33が折れ難くなる上、罫線加工時においてプラスチックシートSが割れることを防止することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラスチックシート加工用刃材によれば、罫線刃の刃面を湾曲凹面としているので、断面二等辺三角形の罫線刃と比較して、折り曲げ性が良好で、ケースの角をきれいに仕上げることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。さらに、罫線加工時に罫線刃に作用する圧力を小さくすることができるので、プラスチックシートであっても小さい加工力で折り曲げ罫線を形成することができ、加工装置の剛性を高める必要がなく、加工装置の小型化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックシート加工用刃材の実施形態の要部斜視図である。
【図2】図1のプラスチックシート加工用刃材の断面図である。
【図3】図1のプラスチックシート加工用刃材の製造方法を模式的に示す図である。
【図4】同じく製造方法を模式的に示す図である。
【図5】図3の製造方法に用いるフォトマスクを模式的に示す平面図である。
【図6】図3の製造方法において形成するレジストパターンを模式的に示す平面図である。
【図7】罫線刃の変形例を示す要部断面図である。
【図8】本発明のプラスチックシート加工用刃材の他の実施形態の要部断面図である。
【図9】本発明のプラスチックシート加工用刃材の別の実施形態の縦断面図である。
【図10】折り曲げ罫線入りプラスチックシートの一例を示す正面図である。
【図11】折り曲げ罫線の形状を模式的に示す断面図である。
【図12】ロータリ打抜装置の一部を模式的に示す斜視図である。
【図13】平板打抜装置を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
1,101 プラスチックシート加工用刃材
2,102 フレキシブルベース
3,103 罫線刃
3a 刃面
3b 刃先
31 プラスチックシート加工用刃材
33 罫線刃
33a 刃面
33b 刃先
104 打抜刃
200 ロータリ打抜装置
201 ダイシリンダ(マグネットロール)
300 平板打抜装置
S プラスチックシート
L 折り曲げ罫線
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられるプラスチックシート加工用刃材、及び、折り曲げ罫線入りプラスチックシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
洗顔用化粧品、頭髪用化粧品、浴用化粧品等の化粧品などの包装容器として、プラスチックケースが用いられている。
【0003】
プラスチックケースは、一般に、プラスチックシートを図10に示すような形状(展開形状)に打ち抜くとともに、罫線刃にて折り曲げ罫線(溝条)Lを形成しておき、その折り曲げ罫線入りプラスチックシートSを、折り曲げ罫線Lに沿って折り曲げ、必要な箇所に糊付けを行うことにより容器状に組み立てるという方法で作られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製作には、従来、ベニヤ板等のダイボードに、折り曲げ罫線に応じた溝切加工を行い、その溝に帯状の罫線刃(帯刃)を嵌め込んだダイを平板打抜装置などに装着して折り曲げ罫線を加工するという方法が採られている。
【0005】
また、他の方法として、フレキシブルベース(強磁性体)の片面に、折り曲げ罫線に応じたパターン形状の罫線刃を有するフレキシブルダイ(ロータリダイまたはフラットダイ)を作製し、このフレキシブルダイを、図12に示すようなロータリ打抜装置200や、図13に示すような平板打抜装置300などに装着して、プラスチックシートSに折り曲げ罫線Lを加工するという方法も採られている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−36387号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プラスチックシートに罫線をつけて折り曲げる方法は、従来から紙容器の形成に用いられてきた技術であるが、プラスチックシートの場合、紙シートよりも弾性が大きいことから、強い曲げ力が必要である上、曲げの角部がきれいな形状にならないという問題がある。これを解消するには、罫線刃の刃角(刃先角度)を小さくして刃先を先鋭にすればよいが、刃角を小さくすると罫線刃が折れやすくなる。また、プラスチックシートは弾性が高いことから、加工時に罫線刃に作用する圧力が大きくなり、加工負荷が増加するので、加工装置に高い剛性と大きな動力(加工力)が必要になる。
【0008】
さらに、紙シートの加工では、一般に、打抜加工と罫線形成とが同一工程で実施されているが、プラスチックシートの加工の場合、前記したように、罫線形成時に大きな加工力が必要になるため、打抜加工と罫線形成を同一工程で行うことが難しく、特に、上記したようなロータリ打抜装置では、大きな加工力を実現することが難しことから、打抜加工と罫線形成とは別工程で実施されているのが現状である。
【0009】
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、折り曲げが容易な罫線をプラスチックシートに形成することができ、しかも罫線形成時の加工力が少なくて済むプラスチックシート加工用刃材の提供と、折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線入りプラスチックシートの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のプラスチックシート加工用刃材は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材であって、折り曲げ罫線を形成する罫線刃を有し、その罫線刃の刃面(刃の両側面の刃面)が湾曲凹面に加工されていることによって特徴づけられる。
【0011】
本発明のプラスチックシート加工用刃材は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材(フレキシブルダイ)であって、ベース(フレキシブルベース)の片面に折り曲げ罫線を形成する罫線刃が形成されており、その罫線刃の刃面(刃の両側面の刃面)が湾曲凹面に加工されていることによって特徴づけられる。
【0012】
本発明のプラスチックシート加工用刃材は、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材(フレキシブルダイ)であって、ベース(フレキシブルベース)の片面に、シート打ち抜き用の打抜刃と、折り曲げ罫線を形成する罫線刃が形成されており、その罫線刃の刃面(刃の両側面の刃面)が湾曲凹面に加工されていることによって特徴づけられる。
【0013】
なお、本発明は、帯鋼などを母材として切削加工や研削加工により罫線刃が形成される刃材(帯刃)にも適用可能である。
【0014】
本発明のプラスチックシート加工用刃材によれば、罫線刃の刃面が湾曲凹面で加工力による応力がかかる部分がアール状になっているで、断面二等辺三角形の罫線刃と比較して、刃角を小さくしても刃が折れ難くなり、刃角を小さくすることができる。これにより、折り曲げ性が良好で、きれいな角(折曲部の角)を得ることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。
【0015】
また、罫線刃の刃面が湾曲凹面であるので、断面二等辺三角形の罫線刃と比べて、刃の側面(刃面)でプラスチックシートを押す面積が小さくなり、罫線加工時に罫線刃に作用する圧力を小さくすることができる。これにより、プラスチックシートであっても小さい加工力で折り曲げ罫線を形成することができる。
【0016】
さらに、罫線加工時に罫線刃に作用する圧力が小さくて済むことから、ロータリ打抜装置や平板打抜装置等の加工装置の剛性をさほど高める必要がなくなる。また、プラスチックシートの加工において、打抜加工と罫線形成とを同一工程で行うことが可能になる。
【0017】
本発明のプラスチックシート加工用刃材において、罫線刃の刃角をθ、罫線刃の刃深度(刃高さ)をα、罫線刃の根元部の幅をd及び加工を行うプラスチックシートの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たすようにすることが好ましい。
【0018】
罫線刃の刃角θが20°未満であると罫線刃の刃先が先鋭になり過ぎて罫線形成時にプラスチックシートが割れる可能性があり、刃角θが50°を超えると折り曲げ性が悪くなるとともに、加工抵抗が大きくなってしまう。
【0019】
罫線刃の刃深度αが0.5β未満であると折り曲げ性が悪くなり、刃深度αが0.9βを超えるとプラスチックシートが割れる可能性がある。
【0020】
罫線刃の根元部の幅dが1.6α未満であると罫線刃が折れやすくなり、根元部の幅dが2.5αを超えると折り曲げ性が悪くなる上、加工抵抗が大きくなってしまう。
【0021】
なお、以上の条件、J1:20°≦θ≦50°、J2:0.5β≦α≦0.9β、J3:1.6α≦d≦2.5αの全ての条件を満足するように罫線刃を形成してもよいし、それら条件J1〜J3のうち、いずれか1つもしくは2つの条件を満足するように罫線刃を形成してもよい。
【0022】
本発明のプラスチックシートは、前記した特徴をもつ罫線刃が形成された刃材を用いて折り曲げ罫線が形成されているので、プラスチックケースを作製するにあたり、シートの折り曲げをスムーズに行うことができるとともに、きれいな角(折曲部の角)を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は本発明のプラスチックシート加工用刃材(フレキシブルダイ)の実施形態の構造を示す要部斜視図である。図2はその実施形態の縦断面図である。
【0025】
この例のプラスチックシート加工用刃材1は、図12に示すようなロータリ打抜装置200などに適用されるロータリダイであって、フレキシブルベース2の片面に罫線刃3が、図10に示す展開形状の折り曲げ罫線Lに対応するパターンで形成されており、その罫線刃3の刃面(刃の両側面)3a,3aが湾曲凹面(円弧状凹面)に加工されていることによって特徴づけられる。
【0026】
このように、罫線刃3の刃面3a,3aを湾曲凹面とすることにより、断面二等辺三角形の罫線刃と比較して、刃角θを小さくしても刃が折れ難くなるので、刃角θを小さくすることができる。これにより、折り曲げ性が良好で、きれいな角(折曲部の角)を得ることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。
【0027】
また、罫線刃3の刃面3a,3aを湾曲凹面とすることにより、断面二等辺三角形の罫線刃と比べて、刃の側面(刃面3a)でプラスチックシートSを押す面積が小さくなり、罫線加工時に罫線刃3に作用する圧力を小さくすることができる。これにより、プラスチックシートSであっても小さい加工力で折り曲げ罫線Lを形成することができる。
【0028】
ここで、本実施形態において、罫線刃3の刃先3bの幅は5〜10μmであることが好ましい。
【0029】
また、罫線刃3の刃角をθ、罫線刃3の刃深度(刃高さ)をα、罫線刃3の根元部の幅(フレキシブルベース2からの立ち上がり部分の幅)をd、加工を行うプラスチックシートSの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たすことが好ましい。
【0030】
このような条件を満足すると、折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線LをプラスチックシートSに加工することができるとともに、罫線加工時の加工抵抗を少なくすることができる。さらに、罫線刃3が折れ難くなる上、罫線加工時においてプラスチックシートSが割れることを防止することができる。
【0031】
次に、図1、図2に示すプラスチックシート加工用刃材(フレキシブルダイ)の製造方法の一例を、図3を参照しながら説明する。
【0032】
(1)図5に示す形状の露光パターン12aつまり図1、図2に示す折り曲げ罫線Lに対応する露光パターン12aを有するフォトマスク(フィルム)12を製版しておく。
【0033】
(2)図3(A)に示すように、金属板11として強磁性体である鋼板(例えば厚さ:0.50mm)を用い、その金属板11の表面に、フォトレジスト13を一様に塗布する。次に、図3(B)に示すように、フォトレジスト膜13の上面にフォトマスク12を配置・位置決めした状態で露光を行い、次いで、フォトレジスト膜13の現像を行って、金属板11の表面上に、図6に示すようなレジストパターン14を形成する(図3(C))。
【0034】
(3)レジストパターン14をマスクとして金属板11のエッチングを開始し、そのエッチングの進行が、所定深さに達した時点でエッチングを停止する。このエッチングにより、フレキシブルベース2が形成されるとともに、そのフレキシブルベース2上に断面台形状の突部(突条)10が罫線形成ラインに沿って形成される(図3(D))。
【0035】
(4)NC加工機を使用して、図4(A)〜(C)に示すように、断面台形状の突部10の両側面を、円弧状の外周面を有する切削工具21にて切削して刃先加工(刃面3a,3a加工)を行うことによって、図1、図2に示す刃材つまり罫線刃3がフレキシブルベース2の片面に形成されたプラスチックシート加工用刃材1を得る。
【0036】
なお、以上の各製造工程では、エッチングにより断面台形状の突部を形成した後、刃面加工(刃先加工)を行っているが、これに限定されることなく、エッチングにより断面三角形状の突部を形成した後に、その断面三角形状の両側面に刃面加工を行うようにしてもよい。
【0037】
そして、本実施形態においては、図1、図2に示すようなプラスチックシート加工用刃材1を、図12に示すようなロータリ打抜装置200のダイシリンダ(マグネットロール)201に装着してプラスチックシートの罫線加工を行うことにより、図11に示すような断面形状の折り曲げ罫線Lを加工したプラスチックシートSを得ることができる。このような折り曲げ罫線Lが加工されたプラスチックシートSは折り曲げ性が良好であり、しかもケースの角(折曲部の角)を、きれいに仕上げることができる。
【0038】
なお、フレキシブルベースに形成する罫線刃としては、図2に示した形状のほか、例えば図7に示すような形状の罫線刃3′であってもよい。
【0039】
以上の実施形態では、フレキシブルベース2の片側に罫線刃3のみを形成しているが、本発明はこれに限られることなく、例えば図8に示すように、フレキシブルベース102の片側に、図2と同形状の罫線刃103と、図10に示す展開形状(打抜形状)に合わせたパターンの打抜刃104を形成しておいてもよい。このようなプラスチックシート加工用刃材101を用いると、プラスチックシートSの加工において、打抜加工と罫線形成とを同一工程で行うことが可能になり、罫線入りプラスチックシートの生産性が向上する。
【0040】
なお、打抜刃104は、前記した罫線刃3と同様なエッチング・刃先加工(図3及び図4参照)によって形成することができる。
【0041】
以上の実施形態では、ロータリ打抜装置などに装着されるロータリダイに本発明を適用した例を示しているが、これに限られることなく、平板打抜装置などに装着されるフラットダイ(プラスチックシート加工用刃材)にも本発明は適用可能である。
【0042】
また、ロータリダイやフラットダイなどのフレキシブルダイに限られることなく帯刃にも本発明を適用できる。その具体的な例を図9に示す。
【0043】
図9に示すプラスチックシート加工用刃材31は、ベニヤ板等のダイボードに加工された溝に嵌め込んで使用される刃材(帯刃)であって、帯鋼の片側に罫線刃33が切削加工もしくは研削加工にて形成されており、その罫線刃33の刃面(刃の両側面)33a,33aが湾曲凹面(円弧状凹面)に加工されている点に特徴がある。
【0044】
このように、罫線刃33の刃面33a,33aを湾曲凹面とすることにより、折り曲げ性が良好で、きれいな角(折曲部の角)を得ることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。
【0045】
ここで、図9のプラスチックシート加工用刃材31においても、罫線刃33の刃先33bの幅は5〜10μmであることが好ましい。
【0046】
また、罫線刃33の刃角をθ、罫線刃33の刃深度(刃高さ)をα、罫線刃33の根元部の幅をd、加工を行うプラスチックシートSの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たすことが好ましい。
【0047】
このような条件を満足すると、折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線LをプラスチックシートSに加工することができるとともに、罫線加工時の加工抵抗を少なくすることができる。さらに、罫線刃33が折れ難くなる上、罫線加工時においてプラスチックシートSが割れることを防止することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラスチックシート加工用刃材によれば、罫線刃の刃面を湾曲凹面としているので、断面二等辺三角形の罫線刃と比較して、折り曲げ性が良好で、ケースの角をきれいに仕上げることが可能な折り曲げ罫線をプラスチックシートに形成することができる。さらに、罫線加工時に罫線刃に作用する圧力を小さくすることができるので、プラスチックシートであっても小さい加工力で折り曲げ罫線を形成することができ、加工装置の剛性を高める必要がなく、加工装置の小型化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックシート加工用刃材の実施形態の要部斜視図である。
【図2】図1のプラスチックシート加工用刃材の断面図である。
【図3】図1のプラスチックシート加工用刃材の製造方法を模式的に示す図である。
【図4】同じく製造方法を模式的に示す図である。
【図5】図3の製造方法に用いるフォトマスクを模式的に示す平面図である。
【図6】図3の製造方法において形成するレジストパターンを模式的に示す平面図である。
【図7】罫線刃の変形例を示す要部断面図である。
【図8】本発明のプラスチックシート加工用刃材の他の実施形態の要部断面図である。
【図9】本発明のプラスチックシート加工用刃材の別の実施形態の縦断面図である。
【図10】折り曲げ罫線入りプラスチックシートの一例を示す正面図である。
【図11】折り曲げ罫線の形状を模式的に示す断面図である。
【図12】ロータリ打抜装置の一部を模式的に示す斜視図である。
【図13】平板打抜装置を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
1,101 プラスチックシート加工用刃材
2,102 フレキシブルベース
3,103 罫線刃
3a 刃面
3b 刃先
31 プラスチックシート加工用刃材
33 罫線刃
33a 刃面
33b 刃先
104 打抜刃
200 ロータリ打抜装置
201 ダイシリンダ(マグネットロール)
300 平板打抜装置
S プラスチックシート
L 折り曲げ罫線
Claims (5)
- 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材であって、折り曲げ罫線を形成する罫線刃を有し、その罫線刃の刃面が湾曲凹面に加工されていることを特徴とするプラスチックシート加工用刃材。
- 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材であって、ベースの片面に折り曲げ罫線を形成する罫線刃が形成されており、その罫線刃の刃面が湾曲凹面に加工されていることを特徴とするプラスチックシート加工用刃材。
- 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工に用いられる刃材であって、ベースの片面に、シート打ち抜き用の打抜刃と、折り曲げ罫線を形成する罫線刃が形成されており、その罫線刃の刃面が湾曲凹面に加工されていることを特徴とするプラスチックシート加工用刃材。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチックシート加工用刃材において、前記罫線刃の刃角をθ、罫線刃の刃深度をα、罫線刃の根元部の幅をd、加工を行うプラスチックシートの厚みをβとすると、20°≦θ≦50°、0.5β≦α≦0.9β、1.6α≦d≦2.5αの関係を満たしていることを特徴とするプラスチックシート加工用刃材。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のプラスチックシート加工用刃材によって折り曲げ罫線が加工されていることを特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチックシート。
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JP2003012301A JP2004223632A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | プラスチックシート加工用刃材及び折り曲げ罫線入りプラスチックシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003012301A JP2004223632A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | プラスチックシート加工用刃材及び折り曲げ罫線入りプラスチックシート |
Publications (1)
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ID=32900957
Family Applications (1)
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JP2003012301A Pending JP2004223632A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | プラスチックシート加工用刃材及び折り曲げ罫線入りプラスチックシート |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004223632A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2417010A (en) * | 2004-08-13 | 2006-02-15 | Field Group Plc | Creasing plastics sheet materials |
JP2006110698A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Tsukatani Hamono Seisakusho:Kk | フレキシブルダイ及びその製造方法 |
KR101064821B1 (ko) * | 2011-03-14 | 2011-09-14 | 윤광원 | 절단용 금형 및 그 제조 방법 |
KR101616069B1 (ko) * | 2014-11-28 | 2016-05-03 | (주)파인테크 | 양각금형 가공을 위한 레이저 노광 방법 |
-
2003
- 2003-01-21 JP JP2003012301A patent/JP2004223632A/ja active Pending
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