JP2004222964A - 消毒保管装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテナの構成が簡単でコンテナの取扱い性が良好な消毒保管装置を提供する。
【解決手段】消毒保管装置1は、被保管物を収容可能な走行自在のコンテナ2を備える。消毒保管装置1は、コンテナ2との接続時に熱気を循環路を通して循環させて被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニット4を備える。熱気循環ユニット4は、循環路から熱気を排出する排出口31と循環路に外気を吸入する吸入口51とを有する。熱気循環ユニット4には、排出口31からの異物浸入を防止する排出側フィルタ体および吸入口51からの異物浸入を防止する吸入側フィルタ体を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】消毒保管装置1は、被保管物を収容可能な走行自在のコンテナ2を備える。消毒保管装置1は、コンテナ2との接続時に熱気を循環路を通して循環させて被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニット4を備える。熱気循環ユニット4は、循環路から熱気を排出する排出口31と循環路に外気を吸入する吸入口51とを有する。熱気循環ユニット4には、排出口31からの異物浸入を防止する排出側フィルタ体および吸入口51からの異物浸入を防止する吸入側フィルタ体を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば食器等の被保管物を消毒保管可能な消毒保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の消毒保管装置は、例えば被保管物が収容される走行自在のコンテナと、このコンテナとの接続時に熱気を循環路を通して循環させてコンテナ内の被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニットとを備えており、コンテナの上面部には、被保管物の乾燥促進のために上方に向って開口して循環路から熱気を排出する排出口(蒸気抜孔)が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第2526999号公報(第2頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の消毒保管装置では、コンテナの構成が複雑となりがちであり、また、例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと被保管物を加熱消毒および保管している給食センター内から被保管物を使用する各学校へ運搬する際等にコンテナ内に外気が流通して被保管物にほこりなどの付着があることから蓋体でコンテナの排出口を閉鎖しなければならず、コンテナの取扱い性が良好であるとはいえないおそれもある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンテナの構成が簡単で、コンテナの取扱い性が良好な消毒保管装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の消毒保管装置は、被保管物が収容されるコンテナと、このコンテナとの接続時に熱気を循環路を通して循環させて前記コンテナ内の被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニットとを備え、前記熱気循環ユニットは、前記循環路から熱気を排出する排出口を有するものである。
【0007】
そして、コンテナの構成が簡単であるばかりでなく、従来とは異なり例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと運搬する際等に蓋体でコンテナの排出口を閉鎖する必要がなく、コンテナの取扱い性が良好である。
【0008】
請求項2記載の消毒保管装置は、請求項1記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、異物が排出口から循環路に入ることを防止する排出側フィルタ体を有するものである。
【0009】
そして、排出側フィルタ体により異物が排出口から循環路に入ることが適切に防止される。
【0010】
請求項3記載の消毒保管装置は、請求項1または2記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、排出口に対応して位置する水滴受け体を有するものである。
【0011】
そして、排出口に対応して位置する水滴受け体により熱気循環ユニットからの水滴落下が適切に防止される。
【0012】
請求項4記載の消毒保管装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、排出口を開閉する開閉体を有するものである。
【0013】
そして、開閉体にて排出口を開閉することができるので、必要時にのみ排出口を開口させることが可能となる。
【0014】
請求項5記載の消毒保管装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、循環路に外気を吸入する吸入口を有するものである。
【0015】
そして、吸入口を利用して循環路に外気を吸入することにより、被保管物の乾燥促進が効果的に図られる。
【0016】
請求項6記載の消毒保管装置は、請求項5記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、異物が吸入口から循環路に入ることを防止する吸入側フィルタ体を有するものである。
【0017】
そして、吸入側フィルタ体により異物が吸入口から循環路に入ることが適切に防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0019】
図1ないし図4において、1は消毒保管装置で、例えば省スペース化および作業工程の合理化を実現したコンテナ式の食器消毒保管装置等である。
【0020】
そして、この消毒保管装置1は、食器等の被保管物(図示せず)が収容される走行自在の複数のコンテナ2と、このコンテナ2との接続時に熱気を循環路3を通して強制循環させてコンテナ2内の被保管物を加熱消毒する複数の熱気循環ユニット4とを備えている。
【0021】
また、これら複数の熱気循環ユニット4は、対応するコンテナ2に対して接続および接続解除可能なもので、消毒保管室5内に天吊りされた状態でコンテナ2の高さよりも高い位置において固定的に並列設置されている。すなわち、各熱気循環ユニット4は、消毒保管室5の天板部5aに吊下げ状態として固着されている。
【0022】
ここで、コンテナ2は、キャスタ11付きの略箱形状をなすもので、このコンテナ2の内部には、被保管物が収容される収容室部12と、この収容室部12の底部に下端側が連通した入口側流路部13とが形成されている。この収容室部12は、開閉扉15にて開閉可能となっている。この収容室部12には、載置棚16が複数段、例えば3段設置されている。
【0023】
また、このコンテナ2の上面部には、入口側流路部13の上端側に連通した熱気入口18が形成されているとともに、この熱気入口18の近傍に位置して収容室部12の上部に連通した熱気出口19が形成されている。
【0024】
熱気循環ユニット4は、消毒保管室5内の所定位置に停止したコンテナ2に対して進退可能、すなわち例えば昇降可能な入口側接続管21および出口側接続管22を下部側に有している。
【0025】
そして、これら入口側接続管21および出口側接続管22の各先端部分は、コンテナ2の上面部にある熱気入口18と熱気出口19との間隔に合わせられ互いが一体となっており、同時に下降してコンテナ2の上面部に接続され、その結果、入口側接続管21の内部空間が熱気入口18に連通され、出口側接続管22の内部空間が熱気出口19に連通される。
【0026】
また一方、これら入口側接続管21および出口側接続管22の各先端部分は、同時に上昇してコンテナ2との接続が解除され、各接続管21,22に対応して内部に設けられた管格納筒部23,24の内部空間に格納される。
【0027】
また、この熱気循環ユニット4の内部には、各管格納筒部23,24の内部空間に連通した流路部25が形成されている。
【0028】
そして、この流路部25は、コンテナ2と熱気循環ユニット4との接続時には、一端側(下流端側)が一方の管格納筒部23の内部空間を介して入口側接続管21の内部空間に連通され、他端側(上流端側)が他方の管格納筒部24の内部空間を介して出口側接続管22の内部空間に連通される。また、この流路部25の途中には、モータ28にて駆動される圧送手段であるファン26と、加熱手段であるヒータ27とが設置されている。
【0029】
なお、流路部25、一方の管格納筒部23の内部空間、入口側接続管21の内部空間、熱気入口18、入口側流路部13、収容室部12、熱気出口19、出口側接続管22の内部空間および他方の管格納筒部24の内部空間にて、熱気が循環する循環路3が構成されている。
【0030】
また一方、熱気循環ユニット4は、図5および図6にも示すように、被保管物の乾燥促進のために、循環路3の流路部25から消毒保管室5内に循環中の熱気(水蒸気を含んだ熱気)の一部を排出する排出口31を側面部に有している。
【0031】
この排出口31は、例えば内壁32に着脱可能に取り付けられた水平方向の連絡管である角パイプ状の排出管33の先端部に形成されている。そして、この排出口31は、排出管33内を介して流路部25のファン26吐出口付近に連通されている。
【0032】
また、この排出管33の基端側には、埃等の異物が排出口31から循環路3の流路部25に入ることを防止する排出側フィルタ体35が取り付けられている。
【0033】
さらに、この排出管33の先端側には、支持フレーム36が取り付けられ、この支持フレーム36にてシャフト37が排出管33の軸心に沿って水平方向に移動可能に支持されている。
【0034】
また、このシャフト37の排出管33内の部分には、バイパスばね38および形状記憶合金製ばね39が装着されており、このシャフト37の排出管33外の先端部分には、排出口31を開閉する略円板状の開閉体(ダンパ等)40が取り付けられている。
【0035】
この開閉体40は、例えば排出管33内の温度が予め設定された設定温度(例えば57度)未満の状態ではバイパスばね38の付勢力で排出管33の先端面に接触して排出口31を閉鎖し、排出管33内の温度が設定温度以上の状態では形状記憶合金製ばね39の付勢力で排出管33の先端面から離れて排出口31を開口させる。なお、排出管33の先端側は、熱気循環ユニット4の外壁41に形成された開口42に挿通されている。
【0036】
また、この熱気循環ユニット4の外壁41の開口42周縁部分には、排出口31に対応してこの排出口(排出管の先端部)31を囲むように位置する略箱状の水滴受け体(水滴受けカバー等)44が着脱可能に取り付けられている。
【0037】
例えば外壁41に固定されたボルト45の頭部をダルマ形状の孔46に差し込むことにより水滴受け体44が外壁41に取り付けられ、排出口31の近傍に配置されている。この水滴受け体44は、上面と外壁41側の側面とを開口した略箱状のもので、底部に水貯留部47が形成されている。
【0038】
また一方、熱気循環ユニット4は、図7および図8にも示すように、消毒保管室5内から循環路3の流路部25に消毒保管室5内の外気を吸入する吸入口51を側面部に有している。
【0039】
この吸入口51は、例えば内壁32に基端側が連結されかつ外壁41に先端側が連結された連絡管である伸縮自在の吸入管53の先端部に形成されている。そして、この吸入口51は、吸入管53内を介して流路部25のファン26吸込口付近に連通されている。なお、この吸入口51は、排出口31より低い位置に配置されている(図1参照)。
【0040】
また、この吸入管53の先端側には、埃等の異物が吸入口51から循環路3の流路部25に入ることを防止する吸入側フィルタ体55が取り付けられている。
【0041】
また、図2において、56はコンテナ2の熱気入口18および熱気出口19を開閉する蓋体(図示せず)の開閉レバーである。
【0042】
次に、上記の消毒保管装置1の作用等について説明する。
【0043】
洗浄後の食器等の被保管物を水滴のついたままコンテナ2の収容室部12に収容した後、その被保管物を収容したコンテナ2を消毒保管室5内の熱気循環ユニット4の下方位置まで持っていく。
【0044】
そして、入口側接続管21および出口側接続管22を下降させてコンテナ2の上面部に接続することで、コンテナ2と熱気循環ユニット4とを互いに接続する。
【0045】
こうしてコンテナ2と熱気循環ユニット4とが互いに接続された状態で、ファン26およびヒータ27が作動すると、熱気が循環路3、すなわち流路部25、一方の管格納筒部23の内部空間、入口側接続管21の内部空間、熱気入口18、入口側流路部13、収容室部12、熱気出口19、出口側接続管22の内部空間および他方の管格納筒部24の内部空間を順次通って循環し、この熱気の循環によりコンテナ2の収容室部12に収容された被保管物が加熱消毒される。また、循環中の熱気が設定温度より上昇した時、排出口31は、開閉体40が離れて開口した状態となる。
【0046】
この加熱消毒の際、コンテナ2内の被保管物に付着した水滴が蒸発して水蒸気となるため、循環路3を循環中の熱気の湿度が上昇する。
【0047】
しかし、循環中の熱気の一部が開口した排出口31を通過して循環路3の流路部25から消毒保管室5内に排出されるとともに、その排出量に対応した量の外気が吸入口51を通過して消毒保管室5内から循環路3の流路部25に吸入されるため、その熱気の湿度は低減されていく。これにより、水滴が順次蒸発して水蒸気になっても、比較的低湿度の熱気を循環路3を通して循環させることができ、よって被保管物を確実に乾燥できる。
【0048】
なお、加熱消毒後、コンテナ2内に保管していた被保管物を使用する場合、入口側接続管21および出口側接続管22を上昇させることによりコンテナ2と熱気循環ユニット4との接続を解除し、その後、コンテナ2内が外部と流通することがないよう熱気入口18および熱気出口19を開閉レバー56を操作して閉鎖してから、コンテナ2内の被保管物を消毒保管室5外の所定位置までコンテナ2ごと運搬する。
【0049】
そして、この消毒保管装置1によれば、従来とは異なりコンテナの上面部に排出口を形成する必要がないため、コンテナ2の構成が簡単で、コンテナ2の製造コストを安くでき、また、従来とは異なり例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと運搬する際等に蓋体でコンテナの排出口を閉鎖する必要がなく、コンテナ2の取扱い性が良好となり、作業効率を向上させることができる。
【0050】
また、排出側フィルタ体35にて埃等の異物が排出口31から循環路3の流路部25に入ることを適切に防止できるとともに、吸入側フィルタ体55にて埃等の異物が吸入口51から循環路3の流路部25に入ることを適切に防止できるため、循環路3内の適切な衛生状態を確実に維持できる。
【0051】
さらに、排出口31の近傍位置にこの排出口31を囲んだ水滴受け体44を着脱可能に設けたため、その水滴受け体44によって例えば開閉体40から滴り落ちた水滴等を受け取ることができ、よって熱気循環ユニット4からの水滴落下を適切に防止できる。
【0052】
また、開閉体40にて排出口31を開閉することができるので、必要時にのみ排出口31を開口させることができ、例えば熱気循環ユニット4の不使用時に埃等の異物の排出口31への浸入を確実に防止できる。
【0053】
なお、消毒保管装置1は、昇降可能な入口側接続管21および出口側接続管22を有するものには限定されず、例えば、図示しないが、伸縮可能な接続管、屈曲可能な接続管等を有するものであってもよい。
【0054】
また、熱気循環ユニット4は、排出口31および吸入口51の両方が形成されたものには限定されず、例えば排出口31のみが形成されたものでもよい。
【0055】
さらに、例えばコンテナ2の熱気入口18および熱気出口19は、熱気循環ユニット4との接続解除により蓋体が移動して自動的に閉鎖されるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、コンテナの構成が簡単であるばかりでなく、従来とは異なり例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと運搬する際等に蓋体でコンテナの排出口を閉鎖する必要がなく、コンテナの取扱い性が良好である。
【0057】
請求項2の発明によれば、排出側フィルタ体にて異物が排出口から循環路に入ることを適切に防止できる。
【0058】
請求項3の発明によれば、排出口に対応して位置する水滴受け体にて熱気循環ユニットからの水滴落下を適切に防止できる。
【0059】
請求項4の発明によれば、開閉体にて排出口を開閉することができるので、必要時にのみ排出口を開口させることができる。
【0060】
請求項5の発明によれば、吸入口を利用して循環路に外気を吸入することにより、被保管物の乾燥促進を効果的に図ることができる。
【0061】
請求項6の発明によれば、吸入側フィルタ体にて異物が吸入口から循環路に入ることを適切に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消毒保管装置の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】同上消毒保管装置の側面図である。
【図3】同上消毒保管装置の正面視断面図である。
【図4】同上消毒保管装置の側面視断面図である。
【図5】同上消毒保管装置の排出口部分の断面図である。
【図6】同上消毒保管装置の排出口部分の正面図である。
【図7】同上消毒保管装置の吸入口部分の断面図である。
【図8】同上消毒保管装置の吸入口部分の正面図である。
【符号の説明】
1 消毒保管装置
2 コンテナ
3 循環路
4 熱気循環ユニット
31 排出口
35 排出側フィルタ体
40 開閉体
44 水滴受け体
51 吸入口
55 吸入側フィルタ体
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば食器等の被保管物を消毒保管可能な消毒保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の消毒保管装置は、例えば被保管物が収容される走行自在のコンテナと、このコンテナとの接続時に熱気を循環路を通して循環させてコンテナ内の被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニットとを備えており、コンテナの上面部には、被保管物の乾燥促進のために上方に向って開口して循環路から熱気を排出する排出口(蒸気抜孔)が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第2526999号公報(第2頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の消毒保管装置では、コンテナの構成が複雑となりがちであり、また、例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと被保管物を加熱消毒および保管している給食センター内から被保管物を使用する各学校へ運搬する際等にコンテナ内に外気が流通して被保管物にほこりなどの付着があることから蓋体でコンテナの排出口を閉鎖しなければならず、コンテナの取扱い性が良好であるとはいえないおそれもある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンテナの構成が簡単で、コンテナの取扱い性が良好な消毒保管装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の消毒保管装置は、被保管物が収容されるコンテナと、このコンテナとの接続時に熱気を循環路を通して循環させて前記コンテナ内の被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニットとを備え、前記熱気循環ユニットは、前記循環路から熱気を排出する排出口を有するものである。
【0007】
そして、コンテナの構成が簡単であるばかりでなく、従来とは異なり例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと運搬する際等に蓋体でコンテナの排出口を閉鎖する必要がなく、コンテナの取扱い性が良好である。
【0008】
請求項2記載の消毒保管装置は、請求項1記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、異物が排出口から循環路に入ることを防止する排出側フィルタ体を有するものである。
【0009】
そして、排出側フィルタ体により異物が排出口から循環路に入ることが適切に防止される。
【0010】
請求項3記載の消毒保管装置は、請求項1または2記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、排出口に対応して位置する水滴受け体を有するものである。
【0011】
そして、排出口に対応して位置する水滴受け体により熱気循環ユニットからの水滴落下が適切に防止される。
【0012】
請求項4記載の消毒保管装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、排出口を開閉する開閉体を有するものである。
【0013】
そして、開閉体にて排出口を開閉することができるので、必要時にのみ排出口を開口させることが可能となる。
【0014】
請求項5記載の消毒保管装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、循環路に外気を吸入する吸入口を有するものである。
【0015】
そして、吸入口を利用して循環路に外気を吸入することにより、被保管物の乾燥促進が効果的に図られる。
【0016】
請求項6記載の消毒保管装置は、請求項5記載の消毒保管装置において、熱気循環ユニットは、異物が吸入口から循環路に入ることを防止する吸入側フィルタ体を有するものである。
【0017】
そして、吸入側フィルタ体により異物が吸入口から循環路に入ることが適切に防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0019】
図1ないし図4において、1は消毒保管装置で、例えば省スペース化および作業工程の合理化を実現したコンテナ式の食器消毒保管装置等である。
【0020】
そして、この消毒保管装置1は、食器等の被保管物(図示せず)が収容される走行自在の複数のコンテナ2と、このコンテナ2との接続時に熱気を循環路3を通して強制循環させてコンテナ2内の被保管物を加熱消毒する複数の熱気循環ユニット4とを備えている。
【0021】
また、これら複数の熱気循環ユニット4は、対応するコンテナ2に対して接続および接続解除可能なもので、消毒保管室5内に天吊りされた状態でコンテナ2の高さよりも高い位置において固定的に並列設置されている。すなわち、各熱気循環ユニット4は、消毒保管室5の天板部5aに吊下げ状態として固着されている。
【0022】
ここで、コンテナ2は、キャスタ11付きの略箱形状をなすもので、このコンテナ2の内部には、被保管物が収容される収容室部12と、この収容室部12の底部に下端側が連通した入口側流路部13とが形成されている。この収容室部12は、開閉扉15にて開閉可能となっている。この収容室部12には、載置棚16が複数段、例えば3段設置されている。
【0023】
また、このコンテナ2の上面部には、入口側流路部13の上端側に連通した熱気入口18が形成されているとともに、この熱気入口18の近傍に位置して収容室部12の上部に連通した熱気出口19が形成されている。
【0024】
熱気循環ユニット4は、消毒保管室5内の所定位置に停止したコンテナ2に対して進退可能、すなわち例えば昇降可能な入口側接続管21および出口側接続管22を下部側に有している。
【0025】
そして、これら入口側接続管21および出口側接続管22の各先端部分は、コンテナ2の上面部にある熱気入口18と熱気出口19との間隔に合わせられ互いが一体となっており、同時に下降してコンテナ2の上面部に接続され、その結果、入口側接続管21の内部空間が熱気入口18に連通され、出口側接続管22の内部空間が熱気出口19に連通される。
【0026】
また一方、これら入口側接続管21および出口側接続管22の各先端部分は、同時に上昇してコンテナ2との接続が解除され、各接続管21,22に対応して内部に設けられた管格納筒部23,24の内部空間に格納される。
【0027】
また、この熱気循環ユニット4の内部には、各管格納筒部23,24の内部空間に連通した流路部25が形成されている。
【0028】
そして、この流路部25は、コンテナ2と熱気循環ユニット4との接続時には、一端側(下流端側)が一方の管格納筒部23の内部空間を介して入口側接続管21の内部空間に連通され、他端側(上流端側)が他方の管格納筒部24の内部空間を介して出口側接続管22の内部空間に連通される。また、この流路部25の途中には、モータ28にて駆動される圧送手段であるファン26と、加熱手段であるヒータ27とが設置されている。
【0029】
なお、流路部25、一方の管格納筒部23の内部空間、入口側接続管21の内部空間、熱気入口18、入口側流路部13、収容室部12、熱気出口19、出口側接続管22の内部空間および他方の管格納筒部24の内部空間にて、熱気が循環する循環路3が構成されている。
【0030】
また一方、熱気循環ユニット4は、図5および図6にも示すように、被保管物の乾燥促進のために、循環路3の流路部25から消毒保管室5内に循環中の熱気(水蒸気を含んだ熱気)の一部を排出する排出口31を側面部に有している。
【0031】
この排出口31は、例えば内壁32に着脱可能に取り付けられた水平方向の連絡管である角パイプ状の排出管33の先端部に形成されている。そして、この排出口31は、排出管33内を介して流路部25のファン26吐出口付近に連通されている。
【0032】
また、この排出管33の基端側には、埃等の異物が排出口31から循環路3の流路部25に入ることを防止する排出側フィルタ体35が取り付けられている。
【0033】
さらに、この排出管33の先端側には、支持フレーム36が取り付けられ、この支持フレーム36にてシャフト37が排出管33の軸心に沿って水平方向に移動可能に支持されている。
【0034】
また、このシャフト37の排出管33内の部分には、バイパスばね38および形状記憶合金製ばね39が装着されており、このシャフト37の排出管33外の先端部分には、排出口31を開閉する略円板状の開閉体(ダンパ等)40が取り付けられている。
【0035】
この開閉体40は、例えば排出管33内の温度が予め設定された設定温度(例えば57度)未満の状態ではバイパスばね38の付勢力で排出管33の先端面に接触して排出口31を閉鎖し、排出管33内の温度が設定温度以上の状態では形状記憶合金製ばね39の付勢力で排出管33の先端面から離れて排出口31を開口させる。なお、排出管33の先端側は、熱気循環ユニット4の外壁41に形成された開口42に挿通されている。
【0036】
また、この熱気循環ユニット4の外壁41の開口42周縁部分には、排出口31に対応してこの排出口(排出管の先端部)31を囲むように位置する略箱状の水滴受け体(水滴受けカバー等)44が着脱可能に取り付けられている。
【0037】
例えば外壁41に固定されたボルト45の頭部をダルマ形状の孔46に差し込むことにより水滴受け体44が外壁41に取り付けられ、排出口31の近傍に配置されている。この水滴受け体44は、上面と外壁41側の側面とを開口した略箱状のもので、底部に水貯留部47が形成されている。
【0038】
また一方、熱気循環ユニット4は、図7および図8にも示すように、消毒保管室5内から循環路3の流路部25に消毒保管室5内の外気を吸入する吸入口51を側面部に有している。
【0039】
この吸入口51は、例えば内壁32に基端側が連結されかつ外壁41に先端側が連結された連絡管である伸縮自在の吸入管53の先端部に形成されている。そして、この吸入口51は、吸入管53内を介して流路部25のファン26吸込口付近に連通されている。なお、この吸入口51は、排出口31より低い位置に配置されている(図1参照)。
【0040】
また、この吸入管53の先端側には、埃等の異物が吸入口51から循環路3の流路部25に入ることを防止する吸入側フィルタ体55が取り付けられている。
【0041】
また、図2において、56はコンテナ2の熱気入口18および熱気出口19を開閉する蓋体(図示せず)の開閉レバーである。
【0042】
次に、上記の消毒保管装置1の作用等について説明する。
【0043】
洗浄後の食器等の被保管物を水滴のついたままコンテナ2の収容室部12に収容した後、その被保管物を収容したコンテナ2を消毒保管室5内の熱気循環ユニット4の下方位置まで持っていく。
【0044】
そして、入口側接続管21および出口側接続管22を下降させてコンテナ2の上面部に接続することで、コンテナ2と熱気循環ユニット4とを互いに接続する。
【0045】
こうしてコンテナ2と熱気循環ユニット4とが互いに接続された状態で、ファン26およびヒータ27が作動すると、熱気が循環路3、すなわち流路部25、一方の管格納筒部23の内部空間、入口側接続管21の内部空間、熱気入口18、入口側流路部13、収容室部12、熱気出口19、出口側接続管22の内部空間および他方の管格納筒部24の内部空間を順次通って循環し、この熱気の循環によりコンテナ2の収容室部12に収容された被保管物が加熱消毒される。また、循環中の熱気が設定温度より上昇した時、排出口31は、開閉体40が離れて開口した状態となる。
【0046】
この加熱消毒の際、コンテナ2内の被保管物に付着した水滴が蒸発して水蒸気となるため、循環路3を循環中の熱気の湿度が上昇する。
【0047】
しかし、循環中の熱気の一部が開口した排出口31を通過して循環路3の流路部25から消毒保管室5内に排出されるとともに、その排出量に対応した量の外気が吸入口51を通過して消毒保管室5内から循環路3の流路部25に吸入されるため、その熱気の湿度は低減されていく。これにより、水滴が順次蒸発して水蒸気になっても、比較的低湿度の熱気を循環路3を通して循環させることができ、よって被保管物を確実に乾燥できる。
【0048】
なお、加熱消毒後、コンテナ2内に保管していた被保管物を使用する場合、入口側接続管21および出口側接続管22を上昇させることによりコンテナ2と熱気循環ユニット4との接続を解除し、その後、コンテナ2内が外部と流通することがないよう熱気入口18および熱気出口19を開閉レバー56を操作して閉鎖してから、コンテナ2内の被保管物を消毒保管室5外の所定位置までコンテナ2ごと運搬する。
【0049】
そして、この消毒保管装置1によれば、従来とは異なりコンテナの上面部に排出口を形成する必要がないため、コンテナ2の構成が簡単で、コンテナ2の製造コストを安くでき、また、従来とは異なり例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと運搬する際等に蓋体でコンテナの排出口を閉鎖する必要がなく、コンテナ2の取扱い性が良好となり、作業効率を向上させることができる。
【0050】
また、排出側フィルタ体35にて埃等の異物が排出口31から循環路3の流路部25に入ることを適切に防止できるとともに、吸入側フィルタ体55にて埃等の異物が吸入口51から循環路3の流路部25に入ることを適切に防止できるため、循環路3内の適切な衛生状態を確実に維持できる。
【0051】
さらに、排出口31の近傍位置にこの排出口31を囲んだ水滴受け体44を着脱可能に設けたため、その水滴受け体44によって例えば開閉体40から滴り落ちた水滴等を受け取ることができ、よって熱気循環ユニット4からの水滴落下を適切に防止できる。
【0052】
また、開閉体40にて排出口31を開閉することができるので、必要時にのみ排出口31を開口させることができ、例えば熱気循環ユニット4の不使用時に埃等の異物の排出口31への浸入を確実に防止できる。
【0053】
なお、消毒保管装置1は、昇降可能な入口側接続管21および出口側接続管22を有するものには限定されず、例えば、図示しないが、伸縮可能な接続管、屈曲可能な接続管等を有するものであってもよい。
【0054】
また、熱気循環ユニット4は、排出口31および吸入口51の両方が形成されたものには限定されず、例えば排出口31のみが形成されたものでもよい。
【0055】
さらに、例えばコンテナ2の熱気入口18および熱気出口19は、熱気循環ユニット4との接続解除により蓋体が移動して自動的に閉鎖されるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、コンテナの構成が簡単であるばかりでなく、従来とは異なり例えばコンテナ内の被保管物をコンテナごと運搬する際等に蓋体でコンテナの排出口を閉鎖する必要がなく、コンテナの取扱い性が良好である。
【0057】
請求項2の発明によれば、排出側フィルタ体にて異物が排出口から循環路に入ることを適切に防止できる。
【0058】
請求項3の発明によれば、排出口に対応して位置する水滴受け体にて熱気循環ユニットからの水滴落下を適切に防止できる。
【0059】
請求項4の発明によれば、開閉体にて排出口を開閉することができるので、必要時にのみ排出口を開口させることができる。
【0060】
請求項5の発明によれば、吸入口を利用して循環路に外気を吸入することにより、被保管物の乾燥促進を効果的に図ることができる。
【0061】
請求項6の発明によれば、吸入側フィルタ体にて異物が吸入口から循環路に入ることを適切に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消毒保管装置の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】同上消毒保管装置の側面図である。
【図3】同上消毒保管装置の正面視断面図である。
【図4】同上消毒保管装置の側面視断面図である。
【図5】同上消毒保管装置の排出口部分の断面図である。
【図6】同上消毒保管装置の排出口部分の正面図である。
【図7】同上消毒保管装置の吸入口部分の断面図である。
【図8】同上消毒保管装置の吸入口部分の正面図である。
【符号の説明】
1 消毒保管装置
2 コンテナ
3 循環路
4 熱気循環ユニット
31 排出口
35 排出側フィルタ体
40 開閉体
44 水滴受け体
51 吸入口
55 吸入側フィルタ体
Claims (6)
- 被保管物が収容されるコンテナと、
このコンテナとの接続時に熱気を循環路を通して循環させて前記コンテナ内の被保管物を加熱消毒する熱気循環ユニットとを備え、
前記熱気循環ユニットは、前記循環路から熱気を排出する排出口を有する
ことを特徴とする消毒保管装置。 - 熱気循環ユニットは、異物が排出口から循環路に入ることを防止する排出側フィルタ体を有する
ことを特徴とする請求項1記載の消毒保管装置。 - 熱気循環ユニットは、排出口に対応して位置する水滴受け体を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の消毒保管装置。 - 熱気循環ユニットは、排出口を開閉する開閉体を有する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の消毒保管装置。 - 熱気循環ユニットは、循環路に外気を吸入する吸入口を有する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の消毒保管装置。 - 熱気循環ユニットは、異物が吸入口から循環路に入ることを防止する吸入側フィルタ体を有する
ことを特徴とする請求項5記載の消毒保管装置。
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JP2003014320A JP2004222964A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 消毒保管装置 |
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-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003014320A patent/JP2004222964A/ja active Pending
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