JP2004222910A - 天板の補強構造 - Google Patents

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Kenji Nakamura
健治 中村
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Abstract

【課題】ワークテーブル等の天板の長さを長いものとした場合に、これまでのテーブルと外観上はほとんど変わることがないが、長手方向、及びそれと直交する方向のどちらの方向のたわみ等に対しても充分な強度を有するようにした天板の補強構造を提供する。
【解決手段】天板1の下面に溝2を設け、溝2と同方向を向く補強材3における水平板状の基片8の中間部上面に起立片4を設け、起立片4を溝2に嵌合して、起立片4の下端より両側方に延出する基片8の両側部を、天板1の下面における溝2の両側方で固着する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークテーブル等に使用される天板の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークテーブル等の天板の長さを長いものとする場合、強度面においてはどうしても不安が生じてしまう。すなわち、木製または合板製さらにはパーチクルボード製の天板においては、載架荷重によるたわみ変形や経年変形が生じることがある。この問題を解決するには、天板の厚さを厚くしたり、板金製の天板にしたりする方法がある。しかし、これらの方法をとると、コストがかかりすぎ、かつ木の質感がなくなるという問題があった。
【0003】
そのため、図6に示すように、天板(1)の下面に2条の溝(2)を設け、ここに断面コ字状の補強材(3)の両側の起立片または突片(4)を挿入した状態で、補強材(3)を天板(1)に取り付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−095627号公報(第2〜4頁、図1〜10)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造は、長手方向のたわみに関しては補強が効き、長さの長い天板を安価に製作できるが、それと直交する短手方向のたわみに関しては、溝の形成により、強度は弱くなり、図6に矢印により示すように変形し易い。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑み、ワークテーブル等の天板の長さを長いものとした場合に、これまでのテーブルと外観上はほとんど変わることがないが、長手方向、及びそれと直交する方向のどちらの力に対しても充分な強度を有するようにした天板補強構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)天板の下面に溝を設け、該溝と同方向を向く補強材における水平板状の基片の中間部上面に起立片を設け、該起立片を前記溝に嵌合して、起立片の下端より両側方に延出する前記基片の両側部を、天板の下面における前記溝の両側方で固着する。
【0008】
(2)上記(1)項において、補強材を、ほぼL字状断面の2個のアングル材を、互いに背中合わせとして接合して、接合部分を起立片とし、かつ接合部分の下端から両側方に延出する両片を基片とする。
【0009】
(3)上記(1)項において、補強材を、帯状の板金材を中央から折り返しこの折り返し部分を溶接して起立片を形成し、その両下端から直角に外方に折り曲げて基片を形成する。
【0010】
(4)上記(1)項において、補強材を、帯状の板金材を中央から折り返して起立片を形成し、その両下端から直角に外方に折り曲げて基片部分を形成した倒立T字状部材と、前記基片部分の下面を覆うこれとほぼ同寸の平板部材とにより構成する。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、天板の下面における溝の両側方に、補強材の基片が嵌合するようにした浅い拡大溝を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態を備えるワークテーブルを示す。
【0013】
図1に示すワークテーブル(A)は、長手方向に長い天板(1)を有するもので、天板(1)は、木製、合板製、パーチクルボード製のような木質のものである。
【0014】
図2及び図4に示すように、天板(1)の下面中央には、長手方向に延びる1条の溝(2)が穿設されている。この溝(2)に直交する方向すなわち短手方向の両側には、浅い拡大溝(5)が、溝(2)と同じ長さに亘って形成されている。
【0015】
拡大溝(5)には、中央の溝(2)の両側において、適宜箇所(図2の例では3箇所)に、おにめナット(6)が対をなして埋め込まれている。
【0016】
図3に示すように、補強材(3)は、例えば帯状の板金を直角に折り曲げて形成した断面L字状の2個のアングル材を、背中合わせに当接させ、これをスポット溶接部(7)により互いに一体化させて起立片(4)を形成し、かつ、この起立片(4)の両側方に、平板状に延出するアングル材の部分で基片(8)を形成してなるものである。
【0017】
起立片(4)の高さ、すなわちアングル材の一方の辺の長さは、前述の天板(1)の溝(2)の深さに対応する寸法としてあり、基片(8)が起立片(4)の片側より延びる長さ、すなわちアングル材の他方の辺の長さは、天板(1)の拡大溝(5)の幅のほぼ半分の長さに対応する長さとしてある、また、基片(8)には、天板(1)の下面に埋め込んだおにめナット(6)に対応する位置に孔(9)が穿設されている。
【0018】
図4に示すように、上述のような補強材(3)を、その起立片(4)を天板(1)の下面の中央の溝(2)内に挿入し、基片(8)を浅い拡大溝(5)内に収容させた状態で、孔(9)にボルト(10)を挿入し、これをおねめナット(6)内に螺入して締結する。このようにすれば、天板(1)の中央に穿設した比較的深い溝(2)による天板の短手方向の弱体化は、この溝(2)の両側方で補強材(3)をねじ止めすることにより、完全に補償され、短手方向のたわみ変形が阻止される。
【0019】
なお、この実施形態では、補強材(3)を、断面L字状の2個のアングル材を互いに背中合わせに溶接して形成したものとして説明したが、これを、T形断面の押し出し材とすることもできる。
【0020】
図5は、本発明の補強構造の第2の実施形態を示す拡大断面図である。この実施形態では、天板(1)の下面に形成する溝(2)及び拡大溝(5)は第1の実施形態と変わりないが、補強材(3)の構成が相違する。すなわち、補強材(3)は、帯状の板金材を中央から折り返して起立片(4)を形成し、その両下端から直角に外方に折り曲げて基片部分(8a)を形成した倒立T字状部材(11)と、起立片(4)の両側に延出する基片部分(8a)の下面を覆う、これとほぼ同長同幅の平板部材(12)とにより構成されている。この実施形態の場合、倒立T字状部材(11)の基片部分(8a)と、平板部材(12)の両側部とを、おにめナット(6)に螺合するボルト(10)により、天板(1)の下面に共締めすることにより、起立片(4)のスポット溶接は不要となる。
【0021】
なお、上記の実施形態では、取付をおにめナット(6)とボルト(10)とによるものとして説明したが、この取付は、おにめナット(6)によらず、普通の木ねじ等により締着するものとしてもよい。また、拡大溝(5)は、必ずしも必要ではなく、これが形成されていなくてもよい。さらに、補強材(3)は、1条のみとして示したが、ワークテーブルの長さ、幅または天板の厚さ等の条件により、複数条とすることもできる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、天板の下面における溝の両側を補強材で連結する形で、補強材を取り付けるので、従来の補強構造で弱体化されていた、天板の長手方向と直交する方向のたわみ等に対する強度を十分に高めることができる。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、安価に入手できるアングル材により、簡単に補強材を形成することができる。
【0024】
請求項3記載の発明によれば、1枚の板金材を曲げ加工して、一部を溶接するだけで簡単に補強材を形成することができる。
【0025】
請求項4記載の発明によれば、溶接を不要とし、曲げ加工だけで補強材を形成することができる。
【0026】
請求項5記載の発明によれば、天板の下面に設けている補強材が、天板から殆どはみ出すことなく取り付けられるため、天板の上面、下面とも、外観上これまでの天板とほぼ同様のものとすることができるとともに、天板の下にワゴンやサイドテーブル等を収容する際にも、補強材が干渉することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を備えるワークテーブルの斜視図である。
【図2】同じく、ワークテーブルの天板のみを裏返して示す斜視図である。
【図3】同じく、補強材の拡大斜視図である。
【図4】同じく、補強材を取り付けた天板の部分拡大縦断側面図である。
【図5】本発明の補強構造の第2の実施形態を備える天板における、図4と同様の部分拡大縦断側面図である。
【図6】従来の天板の補強構造を示す、天板の要部の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
(A)ワークテーブル
(1)天板
(2)溝
(3)補強材
(4)起立片
(5)拡大溝
(6)おにめナット
(7)スポット溶接部
(8)基片
(8a)基片部分
(9)孔
(10)ボルト
(11)倒立T字状部材
(12)平板部材

Claims (5)

  1. 天板の下面に溝を設け、該溝と同方向を向く補強材における水平板状の基片の中間部上面に起立片を設け、該起立片を前記溝に嵌合して、起立片の下端より両側方に延出する前記基片の両側部を、天板の下面における前記溝の両側方で固着したことを特徴とする天板の補強構造。
  2. 補強材を、ほぼL字状断面の2個のアングル材を、互いに背中合わせとして接合して、接合部分を起立片とし、かつ接合部分の下端から両側方に延出する両片を基片とした請求項1記載の天板の補強構造。
  3. 補強材を、帯状の板金材を中央から折り返しこの折り返し部分を溶接して起立片を形成し、その両下端から直角に外方に折り曲げて基片を形成した請求項1記載の天板の補強構造。
  4. 補強材を、帯状の板金材を中央から折り返して起立片を形成し、その両下端から直角に外方に折り曲げて基片部分を形成した倒立T字状部材と、前記基片部分の下面を覆うこれとほぼ同寸の平板部材とにより構成した請求項1記載の天板の補強構造。
  5. 天板の下面における溝の両側方に、補強材の基片が嵌合するようにした浅い拡大溝を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の天板の補強構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007044312A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Itoki Corp カウンター什器における天板の支持装置
JP2019195920A (ja) * 2018-05-08 2019-11-14 株式会社オカムラ 無垢材を使用した矧ぎ板

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