JP2004222495A - 集積回路および該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法 - Google Patents

集積回路および該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来のパッケージ集積回路では、パッケージインダクタンスが、集積回路のオンチップ電流要求の変化に応答してオフチップ電流が変更され得る速度を制限していた。
【解決手段】 集積回路のパワーグリッドに供給される電流が該集積回路の電流要求の変化に応答する割合を制限する関連パッケージインダクタンス245および動作電圧をフィルタするデカップリングキャパシタ202,204を有する集積回路210であって、集積回路のパワーグリッドに結合され、第1の動作状態における電流をソースすると共に第2の動作状態における電流をシンクするレギュレータ回路180を備え、第1の動作状態は集積回路の電流要求におけるマルチサイクル増加を示す下方トリガ電圧の下方にある動作電圧に対応し、また、第2の動作状態は集積回路の電流要求におけるマルチサイクル減少を示す上方トリガ電圧の上方にある動作電圧に対応し、下方トリガ電圧は安全な最小電圧よりも上方であり、上方トリガ電圧は安全な最大電圧よりも下方であるように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、関連パッケージインダクタンス(associated package inductance)および可変電流要求を有する集積回路の電圧調整に関し、特に、集積回路および該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法に関する。
高速マイクロプロセッサは、益々低い動作電圧でかつ許容可能な電源電圧に対する厳しい公差で動作するように設計されつつある。特に、個々の半導体装置およびクリティカル論理パスは、最悪の場合の電圧変化に耐えることができなければならない。
高速マイクロプロセッサ回路の電流要求は急速に変化することがあり、パッケージマイクロプロセッサ回路の有意のパッケージインダクタンスのために、オンチップ電圧の制御を困難にする。一般的なパッケージインダクタンス値は、パッケージインダクタが約10ナノ秒未満の時間スケールの電流要求の変化に応答する能力を制限する。上記問題に対する1つの従来の方法は、パッシブデカップリングキャパシタを使用して、マイクロプロセッサ動作電圧に対する電流変化の効果を低減することである。しかし、デカップリングキャパシタは、特に、マルチプルクロックサイクル用のマイクロプロセッサによって必要とされる電流の変化、例えば、論理電流の変化に関連した電流要求のマルチサイクル変化のような電流要求の大きな突然の変化に対して厳しい電圧調整を許容するようにデカップリングキャパシタをスケーリングしなければならない場合、有意のダイ領域(die area)を必要とする。さらに、従来のデカップリングキャパシタは、電流要求の急激なマルチサイクル変化の応答に困難を有することがある。
従って、必要とされることは、マイクロプロセッサの電流要求の変化に関連するマイクロプロセッサの電圧を調整する方法を改良することである。
本発明の第1の形態によれば、集積回路のパワーグリッドに供給される電流が該集積回路の電流要求の変化に応答する割合を制限する関連パッケージインダクタンス、および、動作電圧をフィルタするデカップリングキャパシタを有する集積回路であって、前記集積回路のパワーグリッドに結合され、第1の動作状態における電流をソースすると共に、第2の動作状態における電流をシンクするレギュレータ回路を備え、前記第1の動作状態は、前記集積回路の電流要求におけるマルチサイクル増加を示す下方トリガ電圧の下方にある前記動作電圧に対応し、また、前記第2の動作状態は、前記集積回路の電流要求におけるマルチサイクル減少を示す上方トリガ電圧の上方にある前記動作電圧に対応し、前記下方トリガ電圧は安全な最小電圧よりも上方であり、前記上方トリガ電圧は安全な最大電圧よりも下方であることを特徴とする集積回路が提供される。
本発明の第2の形態によれば、クロックおよび論理回路を有するマイクロプロセッサ回路と、該マイクロプロセッサ回路に電流を結合する関連パッケージインダクタンスを有するパッケージと、前記マイクロプロセッサ回路の電圧をフィルタするデカップリングキャパシタと、前記マイクロプロセッサ回路に形成されたレギュレータ回路と、を備え、該レギュレータ回路は、ターゲット電圧Vdd0に関するVddの動作電圧を測定する電圧センサと、第1の動作状態において電流ソースとして動作し、第2の動作状態において電流シンクとして動作し、そして、前記マイクロプロセッサ回路の意味ある電流ソースでも意味ある電流シンクでもない第3の動作状態を有する前記双方向電流ソースと、前記双方向電流ソースの動作状態を選択し、第1の予め選択された電位差だけVdd0よりも小さい第1のトリガ電圧より下方の動作電圧に応答する前記第1の動作状態を選択し、第2の予め選択された電位差だけVdd0よりも大きい第2のトリガ電圧より上方の動作電圧に応答する前記第2の動作状態を選択し、そして、前記動作電圧が前記第1のトリガ電圧と前記第2のトリガ電圧との間にあるとき、前記第3の動作状態を選択する制御回路と、を備え、前記第1のトリガ電圧は安全な最小電圧範囲よりも大きくなるように選択され、前記第2のトリガ電圧は安全な最大電圧範囲よりも小さくなるように選択されることを特徴とするパッケージ集積回路が提供される。
本発明の第3の形態によれば、パッケージインダクタンスによって外部電圧レギュレータに結合された集積回路のための該集積回路によって要求された電流におけるマルチサイクル変化に応答する安全な電圧範囲内の動作電圧を維持する方法であって、前記集積回路の動作電圧Vddを検出する段階と、第1の予め選択された電位差ΔV1によってターゲット電圧Vdd0よりも大きくなっている検出電圧Vddに応答してオンチップ電流をシンクする段階と、第2の予め選択された電位差ΔV2によって前記ターゲット電圧Vdd0の下方にある検出電圧Vddに応答してオンチップ電流をソースする段階と、電流をソースもシンクもしない範囲Vdd0−ΔV2<Vdd<Vdd0+ΔV1内にある検出電圧Vddに応答する段階と、を備えることを特徴とする方法が提供される。
本発明の第4の形態によれば、外部電圧レギュレータが集積回路に供給される電流を変化させ得るように割合を制限するパッケージインダクタンスによって外部電圧レギュレータに結合されると共に、デカップリングキャパシタを有する集積回路のための、該集積回路によって要求されたマルチサイクル電流の変化に応答する安全な電圧範囲内の動作電圧を維持するために該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法であって、前記集積回路の動作電圧Vddを検出する段階と、結果としてオーバー電圧条件になる、電流要求においてマルチサイクル減少を示す第1の予め選択された電位差ΔV1によってターゲット動作電圧Vdd0よりも大きくなっている検出電圧Vddに応答して、オンチップで電流をシンクする段階と、結果としてアンダー電圧条件になる、電流要求においてマルチサイクル増加を示す第2の予め選択された電位差ΔV2によって前記ターゲット動作電圧の下方にある検出電圧Vddに応答して、オンチップで電流をソースする段階と、電流をソースもシンクもしない範囲Vdd0−ΔV2<Vdd<Vdd0+ΔV1内にある検出電圧Vddに応答する段階と、を備えることを特徴とする方法が提供される。
本発明は、ICの電流要求の変化に応答して調整電圧ソースからの電流が変化し得る速度を制限する関連パッケージインダクタンスを有するICのマルチサイクル電圧変動を調整するため、集積回路(IC)内で使用するための電圧レギュレータに関する。電圧レギュレータは、過電圧状態をもたらす可能性がある電流要求のマルチサイクル減少を示す閾値上方トリガ電圧の上方にICの動作電圧が上昇した場合に、電流をシンク(sink)する。電圧レギュレータは、不足電圧状態をもたらす可能性のある電流要求のマルチサイクル増加を示す閾値下方トリガ電圧の下方にICの動作電圧が減少した場合に、電流をソース(source)する。一実施例では、電圧レギュレータは少なくとも2つのキャパシタを含み、これらのキャパシタはソース電流と並列に結合され、シンク電流と直列に結合され、また、電流をシンクまたはソースするレギュレータの能力を維持するための分圧器によってターゲット動作電圧未満の電圧に回復される。
本発明によれば、電流要求の変化に関連する集積回路の電圧を調整することのできる集積回路、および、該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法を提供することができる。
本発明は、一般に、マイクロプロセッサ回路の電圧を調整するための有効電力安定化装置回路を備える。マイクロプロセッサ回路では、チップ性能は、安全な動作電圧範囲全体にわたって動作可能であることを必要とする論理回路のすべての装置およびクリティカルパスとの電圧公差によって制限される。
図1は、本発明の有効電力安定化装置(APS:Active Power Stabilizer)180の機能のいくつかの形態を示す高レベルの機能ブロック図である。APS180は、特に電流要求のマルチサイクル変化に応答してオンチップ電圧を調整するためのマイクロプロセッサ集積回路に配置された1つ以上の回路として実装された電圧レギュレータ回路である。マルチサイクルイベントの例は始動を含むが、この理由は、論理パスが、第1のクロック立ち上がりエッジの後にいくつかのサイクルを典型的にターンオンするからである。マルチサイクルイベントの他の例はクロックストップイベント、または、論理回路の電流要求の突然の変化を含む。
APS180は、マイクロプロセッサ回路の動作電圧Vddを感知して、それをターゲット調整電圧Vdd0と比較するための電圧センサ110を含む。制御回路120は、Vddが通常の動作範囲内にあるかどうかを決定する。電圧が閾値高電圧レベル、Vddh=Vdd0+ΔV1(ここで、ΔV1は予め選択された電圧差)を超えるならば、制御回路は、電流をシンクするように双方向電流ソース130をトリガし、これによって、マイクロプロセッサ回路電圧が安全な上方電圧レベルVmaxを超えることを防止するように機能する。しかし、電圧が閾値低電圧レベル、Vddl=Vdd0−ΔV2(ここで、ΔV2は予め選択された他の電圧差であり、ΔV1に等しいかあるいはそれとは異なる)の下方に減少するならば、制御回路は、電流をソースするように双方向電流ソース130をトリガし、これによって、マイクロプロセッサ回路電圧が安全な下方電圧レベルVminの下方に減少することを防止するように機能する。従って、電流は、動作電圧が規定閾値(トリガ)電圧を越えて逸脱する場合にのみ、ソースまたはシンクされる。例示的な例として、1.0ボルトの定格動作電圧を有するマイクロプロセッサ回路では、電圧を±5%以内に調整することが必要かもしれない。さらに、準定常状態の動作は、通常のクロック動作に関連する1%のリップルを含み得る。一実施例では、電圧差は、通常のクロックリップルに関連したリップルと、±3%の電圧変化に対応する上方および下方電圧レベルのような安全な最大動作範囲との間に存在するように選択し得る。
図2は、高速マイクロプロセッサ用のAPS180の一実施例をより詳細に示す機能ブロック図である。キャパシタのバンクはスイッチネットワークに結合されて電流ソースおよび電流シンクとして機能する。一実施例では、ラダー回路135のようなアナログ回路は、例えば、瞬間的なVddと、低域通過フィルタ140によってフィルタ処理されたVddとを比較することによってマイクロプロセッサ電圧Vddのノイズを感知する。信号を増幅するために差動増幅器145を使用することが好ましい。論理ドライバ150は、電圧シフトに急速に応答する程度に十分な利得を有することが好ましく、例えば、利得回路を含み得る。電圧VddがターゲットVdd0(例えば、+3%)の上方に予め選択された第1の割合を超えるならば、論理ドライバ150はキャパシタバンク155のスイッチをターンオンして、キャパシタをシンク電流と並列に結合する。しかし、電圧がターゲット電圧Vdd0(例えば、−3%)の下方に予め選択された第2の割合の下方に減少するならば、論理ドライバ150はキャパシタバンク155のスイッチをターンオンして、キャパシタをソース電流と直列に結合する。維持回路160は、キャパシタが、電流、例えば、好ましくは0.5Vdd0と約0.75Vdd0の電圧のようなVdd0との間の電圧をソースまたはシンクする必要がない場合に、キャパシタバンクのキャパシタを選択された始動電圧に回復するように機能する。一実施例では、APS180は分圧器回路を利用してキャパシタを選択された始動電圧に回復する。アイドル状態は、例えば、キャパシタバンクのスイッチネットワークのスイッチをターンオフしてキャパシタを切り離すことにより、APS180が低電力の静止アイドル状態に入るように強制するために含まれ得る。
図3は、本発明による有効電力安定化装置180を含むマイクロプロセッサ210の一実施例のための等価回路電力モデル201を示している。各有効電力安定化装置180は、オンチップノード285で電流をソースまたはシンクするためのマイクロプロセッサ回路230の内部オンチップパワーグリッドに結合される。いくつかの実施例では、APS回路180はオンチップパワーグリッド全体にわたって分布されるが、パッケージマイクロプロセッサの等価回路を示すために、単一のAPS180が図3に示されている。
マイクロプロセッサ回路230はノード290で外部電源から電力を受容する。外部オフチップ電源によって発生された調整オフチップ電圧は、パッケージ240に関連付けられたパッケージインダクタンス245を通してマイクロプロセッサ回路230に結合され、前記パッケージインダクタンスによって妨げられる。実施例では、パッケージ240の内部には、マイクロプロセッサ回路230に分布するための様々な電力面が含まれ得る。さらに、パッケージ240は、複数の入力/出力点またはマイクロプロセッサ回路230との外部通信を可能にするバンプを含んでもよい。電力面およびバンプの両方はパッケージインダクタンス245を形成する。
十分に長い時間期間にわたって、ノード285でマイクロプロセッサ回路230に結合される電圧は外部オフチップ電源からの基準電圧である。しかし、十分に短い時間期間にわたって、パッケージインダクタンス245は外部電源の能力を制限し、マイクロプロセッサの負荷電流の変化に応答してマイクロプロセッサ回路電圧を調整する。従って、マイクロプロセッサ回路230は、寄生(parasitic)デカップリングキャパシタ202および明白な(explicit)デカップリングキャパシタ204のような少なくとも1つのデカップリングキャパシタを含む。各デカップリングキャパシタ202と204は、また、その応答時間を制限する関連した直列抵抗を有する。以下により詳細に記述するように、マイクロプロセッサ電流の急速な変化に応答してマイクロプロセッサ回路電圧を調整するデカップリングキャパシタ202と204の能力は、限定されている。
マイクロプロセッサ回路230は、クロック立ち上がりエッジ電流250、クロック立ち下がりエッジ電流260および論理電流270に関連した時間変化の電流要求を有するものとしてモデル化することができる。クロック電流250と270は、正規の動作中に典型的に定期的(周期的)である。しかし、クロック電流および論理電流は、例えば、クロックストップイベントまたは冷間始動の間、非定期的に急激に変化する可能性がある。論理電流は、始動または他の状態の間も変化し得る。従って、電流要求の周期的変化に加えて、マイクロプロセッサ回路の電流要求は、急激に増加または減少する可能性があり、このことはマルチプルクロックサイクルの間持続する。
インダクタ245からのインピーダンスは、オフチップ電源が電流要求の急激な変化に応答できる速度を制限する。このことは、dI/dt=dV/Lのように数学的に表すことができ、ここで、dI/dtはインダクタ電流の変化の時間速度であり、dVはノード285と290の間のインダクタ245間の差動電圧であり、また、Lはパッケージインダクタンスである。
図4は、図3の等価回路の電流モデル295である。デカップリングキャパシタは、ノード285に結合されかつキャパシタ電流Icを受容する単一の等価キャパシタとしてモデル化することができる。クロックおよび論理は、合計電流I(クロック+論理)を引き、また、時間変化電流を引く単一の要素としてモデル化することができる。インダクタ電流ILが変化し得る速度は、調整電圧とノード285の電圧との電圧差に左右される。APS180は、電圧が上方トリガ電圧の上方に上昇する場合にのみ有意の電流シンクとして機能するようにトリガされ、また、ノード285の電圧が下方トリガ電圧の下方に減少する場合にのみ有意の電流ソースとして機能するようにトリガされる。6pHのような比較的低いパッケージインダクタンスの場合にも、インダクタ245は、約10ナノ秒よりも大きな関連応答時間を有する。従って、非常に短い時間間隔(例えば、1ナノ秒)では、インダクタ電流は認知可能に変化できない。このことは、インダクタからノード285に入る合計電流をノード285に入る/離れる他の電流によってバランスさせなければならないという周知の電流の法則に従って、等価のデカップリングキャパシタをチャージまたはディスチャージすることに関連して、ノード285におけるマイクロプロセッサ回路電圧の変化をもたらす可能性がある。例えば、チップ電流要求I(クロック+論理)が突然低下するならば、短い時間間隔のインダクタ電流はほぼ一定である。従って、デカップリングキャパシタはチャージアップし、インダクタが応答できるまでノード285のマイクロプロセッサ回路電圧を増加する。代わりに、電流要求が突然増加するならば、キャパシタはディスチャージし、インダクタが応答できるまでノード285のマイクロプロセッサ回路電圧を減少する。しかし、I(クロック+論理)の電流要求のマルチサイクル変化に応答して、インダクタは、安全でない高電圧または安全でない低電圧状態のような安全でない電圧状態を防止する程度に十分に速く応答できない可能性がある。
本発明では、APS180は、マイクロプロセッサ回路電圧が、安全な上方および下方の所望のレベルを超えることを防止するように機能する。好ましい実施例では、APS180は、マイクロプロセッサ回路の電流要求の突然の増加を示す下方トリガ電圧レベルVddlの下方にノード285の電圧が減少するときにのみターンオンされる補助電流ソースとして機能するように構成される。好ましい実施例では、APS180は、マイクロプロセッサ回路の電流要求の突然の減少を示す上方トリガ電圧レベルVddhの上方に電圧が増加するときにのみターンオンされる補助電流シンクとして機能するように構成される。
本発明の利点のいくつかは、図5〜図7を参照して理解し得る。図5に示すように、ターゲット調整電圧354Vdd0=V0がある。安全な最大電圧350Vmaxおよび安全な最小電圧358Vminがあり、集積回路はこれらの電圧のために動作するように設計される。電流をシンクするようにAPS180をトリガする上方トリガ電圧352はVdd>Vdd0+ΔV1に対応し、ここで、Vdd0+ΔV1<Vmaxである。電流をソースするようにAPS180をトリガする下方トリガ電圧356はVdd<Vdd0−ΔV2に対応し、ここで、Vdd0−ΔV2>Vminである。この結果、APS180は、安全でない電圧状態を防止するために必要とされる電流をソースまたはシンクすることになる。例示目的の例として、Vdd0=1.0ボルトならば、Vmaxは1.05ボルトであることが可能であり、また、Vminは0.95ボルトであり得る。トリガ電圧は、APSが0.01ボルトのクロックリップルのような定期的なクロックリップルに応答して電流をソースまたはシンクしないように、選択されることが好ましい。さらに、上方および下方トリガ電圧は、比較的高いインダクタ電圧を達成するように(インダクタ電流が変化する速度を最適化するように)選択し得る。しかし、APSの応答時間は、トリガ電圧レベルを越えて流れる電圧を検出しかつそれに応答するには有限であるので、上方トリガ電圧は、過電圧状態の尤度を低減する程度に十分にVmaxを下回ることが好ましく、また、下方トリガ電圧は、不足電圧状態の尤度を低減する程度に十分にVminを上回ることが好ましい。一例として、ΔV1およびΔV2は、動作電圧を検出、応答、および修正するAPSの有限の応答時間を考慮するために0.2ボルトの余裕があるように、0.03ボルト(1.03ボルトの上方トリガ電圧と0.97ボルトの下方トリガ電圧とに対応)であるように選択され得る。
図6を参照すると、プロット302は、論理回路がターンオンするときに生じ得るように、マイクロプロセッサによる電流要求対時間の段階的増加を示している。初期時間t=0における電流要求の増加の結果、デカップリングキャパシタがディスチャージするとき動作電圧308は当初減少する。動作電圧が下方トリガ電圧に減少すると、APSは、斜線領域305によって示されるように電流を供給して、インダクタによって供給される電流310を補足する。電圧は、電流をソースするようにAPS180がトリガされる前に下方トリガ電圧に急速に減少できるので、インダクタ電流は最大安全速度に近い速度で増加する。このことにより、インダクタが応答する速度が改善される。説明のため、比較プロット320(破線として図示)は、APS180の代わりにアクティブキャパシタを使用した場合にインダクタがいかに応答するかを示している。アクティブキャパシタは電圧の変化に対し直線的に応答する。シミュレーションは、アクティブキャパシタが回路領域の約2倍(キャパシタ領域の2倍)を必要とし、また、電流要求のマルチサイクル変化に応答して匹敵する電圧調整を行うために、本発明のAPS180の合計チャージの約2倍を供給する必要があることを示している。
本発明の一形態は、トリガ電圧レベルが、定常状態のクロック動作に関連した正規のサイクル間の変化よりも大きくなるように選択されることである。本発明では、電流ソースまたはシンクは、マイクロプロセッサが必要とする論理電流の変化のように、電流要求のマルチサイクル変化を示す程度に十分に大きな電圧変化に応答してのみトリガされる。さらに、好ましい実施例では、トリガ電圧は、マイクロプロセッサ回路の安全な動作電圧を超えることなく最適な数のサイクルの新しいマルチサイクル電流レベルに達するために、インダクタが十分な電圧を発生してインダクタ電流の大きな変化率をもたらすことを許容するように選択される。
図7は、レゾナンス効果、周期クロックおよび論理電流の変化を含むシミュレーションを示すグラフである。セクション360に示すように、オンチップ電圧は、正規の動作中にクロックに関連したある正規のリップル電圧を有する。例えば、約1.0ボルトの定格動作電圧を有するマイクロプロセッサでは、リップルは、クロックサイクル毎の10mVのスイングに対応し得る。論理電流の変化のようなノイズイベント365が生じ得る。プロット380はAPS180なしのオンチップ電圧を示している。この例では、電圧は多くのクロックサイクルにわたり振動し、安全な動作レベルを超えることがある。プロット370は、アクティブなAPS180のオンチップ電圧を示している。アクティブなAPS180により、電流ソーシングは、電圧レベルが下方トリガレベルの下方に減少するときにトリガされる。逆に、電流シンキングは、電圧レベルが上方トリガレベルを超えるときにトリガされる。従って、電圧は電流要求の変化に応答して安全な動作レベル内に留まる。
APS180は、1つ以上のAPS180をマイクロプロセッサの上に集積し得るように、従来の集積回路製作プロセスと互換性があるコンパクトな回路として実装することが望ましい。さらに、APS180は、高速マイクロプロセッサの電圧を調整するために使用できる程度に十分に高速の応答時間を有することが望ましい。
図8〜図11は、高速マイクロプロセッサに使用するためのコンパクトなAPSの実施例を記述している。図8は、有効電力安定化装置480の一実施例の機能ブロック図である。APS480は、マイクロプロセッサ回路電圧Vddを感知して、閾値信号415を発生するための閾値センサ410と、閾値信号415を受信し、かつ電流をソースする必要がある場合に電流ソース状態を、あるいは電流をシンクする必要がある場合に電流シンク状態を示す制御信号427を発生する制御信号回路420と;キャパシタと、電流ソース制御信号に応答して電流ソースとして機能するためにキャパシタを直列に結合するようにおよび電流シンク制御信号に応答して電流シンクとして機能するためにキャパシタを並列に結合するように構成されたスイッチと、を有するスイッチドキャパシタネットワークを含む双方向電流ソース450と;電流ソース450と、それが電流をソースまたはシンクしていないときに双方向電流ソース450のキャパシタを準備状態電圧に回復/維持するように構成された制御回路420とに結合された維持制御回路440と;を含む。維持制御回路は、双方向電流ソースが維持状態時に有意の電流ソース/シンクでない程度に十分に遅い速度でキャパシタを準備電圧に回復することが好ましい。
一実施例では、双方向電流ソース450は、図9に示すように、ブリッジトポロジに配列されたキャパシタとスイッチとを含むブリッジ回路500を有する。高電圧ノード508および接地ノード506を集積回路のパワーグリッドに結合して、電流をソースまたはシンクし得る。ノード502と508の間のブリッジの第1のアーム590は第1のキャパシタ510を含む。ノード508と504の間の第2のアーム592はスイッチ540aと540bを含む。ノード504と506の間の第3のアーム594は第2のキャパシタ520を含む。ノード506と502の間の第4のアーム596はスイッチ530aと530bを含む。ノード502と504の間のセンタブリッジセクション598は、同時に動作する1対のスイッチ550a、550b、560a、560bを含む。スイッチ530、540、550、560の各構成は、スイッチが高コンダクタンススイッチとしてまたは高抵抗スイッチとして動作することを許容するために、複数のスイッチを備えることが好ましい。
一実施例では、維持スイッチ530b、540b、550b、560bは、分圧器の抵抗素子として機能するように選択的にターンオンして、キャパシタ間の電圧を所望のレベルに回復し得る。さらに、抵抗は、電圧が回復されつつあるときにAPSがマイクロプロセッサ回路に対して有意の電流ソースまたはシンクでない程度に十分に大きな時間スケールにわたって電圧を回復するように、選択し得る。一例として、各々の組み合わせスイッチ530、540、550、560が、同一の合計数の『フィンガ(Finger)』を有することを前提とすると、好ましい実施例は、維持スイッチ530bと540bとして使用される組み合わせスイッチ530と540のフィンガの20%を有し、一方、組み合わせスイッチ550のフィンガの60%および560は、維持スイッチ550bと560bを形成するために使用される。一実施例では、すべての維持スイッチ530b、540b、550b、560bをターンオンすることによって、合計電圧の80%を各キャパシタ510、520間のVddから接地に配置する分圧器が形成される。
ブリッジ500は、スイッチドブリッジセクションをターンオフして、第2のアームおよび第4のアームのスイッチをターンオンすることによって並列に結合されるキャパシタを有する電流シンクとして構成することが可能である。逆に、ブリッジは、ブリッジセクションのスイッチをターンオンしまた第2のアームおよび第4のアームのスイッチをターンオフすることによって直列に結合されるキャパシタを有する電流ソースとして構成し得る。維持状態では、ノード502と504の電圧レベルは、選択された『m』トランジスタ530b、540b、550b、560bをターンオンすることによって形成される分路分圧器を用いて均衡電圧値に戻される。アイドル状態(図示せず)では、第2のアーム、第4のアーム、およびブリッジのスイッチはオフ状態のままであることが可能であり、この結果、電圧浮動がノード502と504に生じる。
図10は、制御信号a1m、a2m、b1mおよびb2mを発生するための本発明による維持制御回路440の一実施例の概略図である。維持制御回路440は第1のXNORゲート1110と、第2のXNORゲート1120と、第1のインバータ1130と、第2のインバータ1140と、第3のインバータ1114と、ANDゲート1112とを備える。第1のXNORゲート1110は、制御信号回路420からm1を受信するように、また、ANDゲート1112から出力を受信するように構成される。第2のXNORゲート1120は、制御信号回路420からm2を受信するように、また、ANDゲート1112から出力を受信するように構成される。ANDゲート1112はm1と、第3のインバータ1114を介して反転m2と、イネーブル信号423からのEmとを受信する。ANDゲート1112の結果は、上述のように第1および第2のXNORゲート1110と1120に供給される。第1のXNORゲート1110の結果はb1mとして出力され、また、第1のインバータ1130によって反転されて、a2mとして出力される。第2のXNORゲート1120の結果はa1mとして出力され、また、第2のインバータ1140によって反転されて、b2mとして出力される。
図11は、回路の例示的な論理信号および動作状態の模範的な真理値表を示している。論理表は図示した回路にとって模範的であり、また、APS480を形成するために、異なる論理実装を有する他の回路を利用し得ることが理解される。
一実施例では、イネーブル信号は、電力Emを調整するためにAPS480が動作すべきかどうかを示し、Emは、維持制御回路440が維持状態またはアイドル状態に入るべきかどうかを示す。APS480を維持状態からアイドル状態に切り換えることによって節電を実現し得るが、APS480は、その動作に対する損傷なしに維持状態に無限に留まることが可能である。
高速マイクロプロセッサ回路では、十分に高速の制御信号回路420と同時の動作を必要とする電圧変化を検出するために、高感度の比較的高速のセンサ回路410が望ましい。図12は、双方向電流ソース450の動作を調整するための制御信号回路420に結合された閾値センサ410を示すブロック図である。例示的な制御信号415、425、427、445ならびにイネーブル信号423が図12に示されている。閾値信号415は、Vddが上方閾値の上方にあるかどうかを示すV+信号を含み、また、Vddが下方閾値の下方にあるかどうかを示すV−信号を含む。第1の制御信号425は、状態ビットとして機能しかつ維持制御回路440の動作を制御する2つの信号m1とm2を含む。第2の制御信号427は、電流ソース450の動作および構造を各々が制御するa1、a2、b1、b2信号を含む。同様に、維持制御信号445は、電流ソース450の維持回路を制御するa1m、a2m、b1m、b2mを含む。
図13〜図16は、閾値センサ410の一実施例を示している。上述のように、閾値センサ410はVddを監視し、Vddを閾値352および閾値356と比較する。閾値センサ410は、V+とV−とから成る閾値信号415を出力するように構成される。図13に示すように、閾値センサは2つの『カレントミラー(Current Mirror』差動増幅器910、920から構成される。
第1の差動増幅器910はP型増幅器であり、また、VddがVdd0−ΔV2の閾値356の下方にあるかどうかを決定するために使用される。比較を実行するために、Vddはノイズ感知『ラダー(Ladder)』930を最初に通過させられる。図14は、ノイズ感知ラダー930の一実施例を示している。ラダー930は、Vinst(up)932、Vmiddle934およびVinst(low)936を生成するように構成された抵抗器分圧器である。好ましい実施例では、Vinst(up)932は1VのVddsについてVdd/2の約15mV上方であり、Vinst(low)936はVdd/2の約15mV下方であり、また、Vmiddle934はVddの半分にほぼ等しい。
図16を参照すると、Vmiddle934は低域通過フィルタ950を通過させられ、0.5Vddsに近似するVmiddle(filtered)942を発生する。低域通過フィルタは、過渡電圧および過渡電流を取り除き、外部電源とレギュレータ210とによって供給されるようなノード290の電圧の1/2である安定した電圧を残すように構成される。Vmiddle(filtered)942は基準抵抗器分圧器940によっても使用され、Vref(up)944およびVref(low)946を生成する。この分圧器940は図15に示されている。一実施例では、Vref(up)944は約2/3のVddsであり、Vref(low)946は約1/3のVddsである。
Vmiddle(filtered)942、Vinst(up)932およびVref(up)944は、Vinst(up)932とVmiddle(filtered)942とを比較するために第1の差動増幅器910に供給される。第1の差動増幅器910はP型増幅器であるように構成されるので、Vinst(up)932がVmiddle(filtered)942よりも大きい場合にV+について『0』の値を発生し、Vinst(up)932がVmiddle(filtered)942よりも小さい場合に『1』の値を出力する。
第2の差動増幅器920はN型増幅器であり、この増幅器は第1の差動増幅器910に対し相補的に使用され、VddがVdd0+ΔV1の閾値352の上方にあるかどうかを決定する。Vmiddle(filtered)942、Vinst(low)936およびVref(low)946は、Vinst(low)936とVmiddle(filtered)942とを比較するために第2の差動増幅器920に供給される。第2の差動増幅器920はN型増幅器であるように構成され、Vinst(low)936がVmiddle(filtered)942よりも大きい場合にV−について『0』の値を発生し、Vinst(low)936がVmiddle(filtered)942よりも小さい場合に『1』の値を出力する。
図17は、本発明による制御信号回路420の概略図である。制御信号回路420は2つのインバータ利得回路1010、1020を備える。利得回路1010、1020は従来のインバータから従来の方法で形成される。閾値センサ410の差動増幅器910、920からの出力は多くの電流利得を生成しない。組み合わせスイッチ530、540、550、560のターンオン時間を減少するために、より高い電流信号が必要である。利得回路1010、1020は、より高い電流信号を供給する。
第1の利得回路1010は第2の差動増幅器920からV−信号を受信かつ処理する。V−は、制御信号b1とa2を介して通常のスイッチ530aと540aを駆動するために、複数のインバータを急速に通過して高電流利得を発生する。信号b1とa2は、b1の値がa2の値と常に反対であるように第1の利得回路1010の異なるインバータステージから引かれるように構成される。しかし、上述のように、スイッチ540aはN−FET設計であり、スイッチ530aはP−FET設計であり、従って、b1とa2は、それらの関連スイッチに適合された同一の情報を有効に搬送する。
同様に、第2の利得回路1020は第1の差動増幅器910からV+信号を受信かつ処理する。V+は、制御信号b2とa1を介して通常のスイッチ550aと560aを駆動するために、複数のインバータを急速に通過して高電流利得を発生する。信号b2とa1は、b2の値がa1の値と常に反対であるように第2の利得回路1020の異なるインバータステージから引かれるように構成される。しかし、上述のように、スイッチ550aはN−FET設計であり、スイッチ560aはP−FET設計であり、従って、b2とa1は、それらの関連スイッチに適合された同一の情報を有効に搬送する。
両方の利得回路1010と1020は、また、必要ならばAPS480を無効にするためのイネーブリング回路を含む。図示したように、イネーブリング回路は/En1035とEn1040とを受信する。En1040は、Eaから誘導されるアクティブ高イネーブリング信号、/En1035はその相補信号である。APS480が無効にされるならば(Ea=『0』)、第1の利得回路1010は、『1』の値を有するa2と『0』の値を有するb1とを出力して、両方のスイッチ530aと540aを有効にターンオフするように構成される。同様に、APS480が無効にされるならば、第2の利得回路1020は、『0』の値を有するb2と『1』の値を有するa1とを出力して、両方のスイッチ550aと560aを有効にターンオフするように構成される。
第1の利得回路1010は、m1を信号維持制御回路440に発生する。好ましい実施例では、m1は、APS480がイネーブルされることを前提として、V−と同一の値を保持する。APS480がイネーブルされないならば、m1はV+の値に関係なく『1』の値を有する。同様に、APS480が無効にされない限り、利得回路1020はm2を発生してV+と同一の値を保持し、この点においてm2は『0』の値を有する。
特定の用途のためのAPS180の設計は多くのファクタに左右されることが理解される。特に、APS180の応答ターンオン/ターンオフ特性は、閾値センサ410と制御信号回路とに関連するパラメータを変更することによって選択し得る。ある用途では、APSが、トリガレベルを超える電圧を感知する少数のサイクル内でターンオンできることが望ましい。トリガレベルの下方に戻る電圧の検出に対するターンオフ応答はターンオン応答と同一であり得るが、ターンオン/ターンオフ応答をスキューし得ることが理解される。例えば、いくつかの実施例では、ターンオン応答はターンオフ応答よりも高速であり得る。電流ソーシングおよびシンキングが作動されるハイおよびロートリガ電圧Vdd0+ΔV1、352、およびVdd0−ΔV2、356は、例えば、マイクロプロセッサ電流要求のあり得る変化のために生じる可能性がある最大電圧範囲を決定することによって、また、トリガ電圧を検出した後に十分に早くターンオンし、かつ安全でない電圧状態を防止する程度に十分な電流をソース/シンクする特定のAPS実装のためにトリガ電圧を決定することによって、コンピュータシミュレーションから選択し得る。
本発明は、複数の特定の実施例に関し一例として提示されている。当業者は、本発明の電流ソースおよび維持回路を制御するために、複数の代わりの実施例が存在し得ることを認識するであろう。さらに、当業者は、電流ソースおよび維持回路を形成するために、複数のトポロジが存在し得ることを認識するであろう。本明細書において説明した実施例に本発明を限定すべきことは意図されず、その代わりに、本発明は以下に続く特許請求の範囲によって規定されるべきである。
(付記1) 集積回路のパワーグリッドに供給される電流が該集積回路の電流要求の変化に応答する割合を制限する関連パッケージインダクタンス、および、動作電圧をフィルタするデカップリングキャパシタを有する集積回路であって、
前記集積回路のパワーグリッドに結合され、第1の動作状態における電流をソースすると共に、第2の動作状態における電流をシンクするレギュレータ回路を備え、
前記第1の動作状態は、前記集積回路の電流要求におけるマルチサイクル増加を示す下方トリガ電圧の下方にある前記動作電圧に対応し、また、前記第2の動作状態は、前記集積回路の電流要求におけるマルチサイクル減少を示す上方トリガ電圧の上方にある前記動作電圧に対応し、
前記下方トリガ電圧は安全な最小電圧よりも上方であり、前記上方トリガ電圧は安全な最大電圧よりも下方であることを特徴とする集積回路。(1)
(付記2) 付記1に記載の集積回路において、前記レギュレータ回路は、スイッチネットワークにより結合された少なくとも2つのキャパシタを含み、該レギュレータ回路は、前記第1の動作状態における電流ソースとして動作させるために前記少なくとも2つのキャパシタを直列に結合すると共に、前記第2の動作状態における電流シンクとして動作させるために該少なくとも2つのキャパシタを並列に結合することを特徴とする集積回路。(2)
(付記3) 付記2に記載の集積回路において、前記レギュレータ回路は、第1のトリガ電圧と第2のトリガ電圧との間にある動作電圧に対応する第3の動作状態の間、前記少なくとも2つのキャパシタの電圧を回復する分圧器として動作することを特徴とする集積回路。(3)
(付記4) 付記1に記載の集積回路において、前記レギュレータ回路は、前記動作電圧を測定する電圧センサと、前記第1の動作状態において電流をソースすると共に前記第2の動作状態において電流をシンクする双方向電流ソースと、前記動作電圧をターゲット調整電圧と比較することで前記双方向電流ソースの動作状態を選択する制御器を備えることを特徴とする集積回路。(4)
(付記5) クロックおよび論理回路を有するマイクロプロセッサ回路と、
該マイクロプロセッサ回路に電流を結合する関連パッケージインダクタンスを有するパッケージと、
前記マイクロプロセッサ回路の電圧をフィルタするデカップリングキャパシタと、
前記マイクロプロセッサ回路に形成されたレギュレータ回路と、を備え、該レギュレータ回路は、
ターゲット電圧Vdd0に関するVddの動作電圧を測定する電圧センサと、
第1の動作状態において電流ソースとして動作し、第2の動作状態において電流シンクとして動作し、そして、前記マイクロプロセッサ回路の意味ある電流ソースでも意味ある電流シンクでもない第3の動作状態を有する前記双方向電流ソースと、
前記双方向電流ソースの動作状態を選択し、第1の予め選択された電位差だけVdd0よりも小さい第1のトリガ電圧より下方の動作電圧に応答する前記第1の動作状態を選択し、第2の予め選択された電位差だけVdd0よりも大きい第2のトリガ電圧より上方の動作電圧に応答する前記第2の動作状態を選択し、そして、前記動作電圧が前記第1のトリガ電圧と前記第2のトリガ電圧との間にあるとき、前記第3の動作状態を選択する制御回路と、を備え、
前記第1のトリガ電圧は安全な最小電圧範囲よりも大きくなるように選択され、前記第2のトリガ電圧は安全な最大電圧範囲よりも小さくなるように選択されることを特徴とするパッケージ集積回路。(5)
(付記6) 付記5に記載のパッケージ集積回路において、前記双方向電流ソースは、前記第1の動作状態において直列に結合され、前記第2の動作状態において並列に結合され、そして、前記第3の動作状態において分圧器によってその電圧を予め選択された電圧に回復する少なくとも2つのキャパシタを備えることを特徴とするパッケージ集積回路。(6)
(付記7) 付記6に記載のパッケージ集積回路において、前記電圧センサは、ラダー回路を備えることを特徴とするパッケージ集積回路。
(付記8) 付記6に記載のパッケージ集積回路において、前記制御回路は、論理ドライバを備えることを特徴とするパッケージ集積回路。
(付記9) 付記6に記載のパッケージ集積回路において、さらに、前記第3の動作状態における前記双方向電流ソースの動作を制御する維持回路を備えることを特徴とするパッケージ集積回路。
(付記10) パッケージインダクタンスによって外部電圧レギュレータに結合された集積回路のための該集積回路によって要求された電流におけるマルチサイクル変化に応答する安全な電圧範囲内の動作電圧を維持する方法であって、
前記集積回路の動作電圧Vddを検出する段階と、
第1の予め選択された電位差ΔV1によってターゲット電圧Vdd0よりも大きくなっている検出電圧Vddに応答してオンチップ電流をシンクする段階と、
第2の予め選択された電位差ΔV2によって前記ターゲット電圧Vdd0の下方にある検出電圧Vddに応答してオンチップ電流をソースする段階と、
電流をソースもシンクもしない範囲Vdd0−ΔV2<Vdd<Vdd0+ΔV1内にある検出電圧Vddに応答する段階と、を備えることを特徴とする方法。(7)
(付記11) 付記10に記載の方法において、前記第1および第2の予め選択された電位差は、準安定状態クロックリップルよりも大きくなるように選択されることを特徴とする方法。(8)
(付記12) 付記10に記載の方法において、前記第1および第2の予め選択された電位差は、動作電圧における1%の変化よりも大きいものに対応することを特徴とする方法。(9)
(付記13) 外部電圧レギュレータが集積回路に供給される電流を変化させ得るように割合を制限するパッケージインダクタンスによって外部電圧レギュレータに結合されると共に、デカップリングキャパシタを有する集積回路のための、該集積回路によって要求されたマルチサイクル電流の変化に応答する安全な電圧範囲内の動作電圧を維持するために該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法であって、
前記集積回路の動作電圧Vddを検出する段階と、
結果としてオーバー電圧条件になる、電流要求においてマルチサイクル減少を示す第1の予め選択された電位差ΔV1によってターゲット動作電圧Vdd0よりも大きくなっている検出電圧Vddに応答して、オンチップで電流をシンクする段階と、
結果としてアンダー電圧条件になる、電流要求においてマルチサイクル増加を示す第2の予め選択された電位差ΔV2によって前記ターゲット動作電圧の下方にある検出電圧Vddに応答して、オンチップで電流をソースする段階と、
電流をソースもシンクもしない範囲Vdd0−ΔV2<Vdd<Vdd0+ΔV1内にある検出電圧Vddに応答する段階と、を備えることを特徴とする方法。(10)
(付記14) 付記13に記載の方法において、マイクロサイクル電流要求における前記変化が、論理回路により要求される電流における変化に関係付けられていることを特徴とする方法。
(付記15) 付記13に記載の方法において、マイクロサイクル電流要求における前記変化が、クロック回路により要求される電流における変化に関係付けられていることを特徴とする方法。
本発明は、例えば、高速マイクロプロセッサ回路等の電流要求が急速に変化する集積回路において大きな効果が期待されるが、このようなマイクロプロセッサ回路だけでなく、様々な集積回路に対して幅広く適用することが可能である。
有効電力安定化装置回路の機能を示すブロック図である。 電流をソースおよびシンクするためのスイッチドキャパシタを利用する有効電力安定化装置回路の実施例を示すブロック図である。 本発明の少なくとも1つの有効電力安定化装置回路を含むマイクロプロセッサの等価回路モデルを示す図である。 マイクロプロセッサの単純化した電流ソースモデルを示す図である。 マイクロプロセッサ内の本発明の有効電力安定化装置回路の動作範囲のグラフを示す図である。 マイクロプロセッサ動作電圧の変化を生じる電流要求の変化の後のインダクタ電流の変化および有効電力安定化装置の応答のグラフを示す図である。 本発明の有効電力安定化装置を利用する回路に関する、および、本発明の有効電力安定化装置を利用しない回路に関するマルチサイクル電圧応答のシミュレーションのプロット図である。 本発明のコンパクトな有効電力安定化装置回路を示すブロック図である。 双方向電流ソースを形成するためのキャパシタブリッジ回路を示す図である。 ブリッジ回路のキャパシタのチャージを維持状態に再バランスするための維持回路の実施例を示す図である。 コンパクトな有効電力安定化装置用の模範的な真理値表を示す図である。 コンパクトな有効電力安定化装置の閾値センサおよび制御回路のいくつかの形態を示すブロック図である。 センサ回路の一例を示す図である。 センサ回路の他の例を示す図である。 センサ回路のさらに他の例を示す図である。 センサ回路のさらにまた他の例を示す図である。 制御回路の一例を示す図である。
符号の説明
110…電圧センサ
120…制御回路
130…双方向電流ソース
135…ラダー回路
140…低域通過フィルタ
145…差動増幅器
150…論理ドライバ
155…キャパシタバンク
160…維持回路
180…有効電力安定化装置
201…等価回路電力モデル
202…寄生(parasitic)デカップリングキャパシタ
204…明白な(explicit)デカップリングキャパシタ
210…マイクロプロセッサ
230…マイクロプロセッサ回路
240…パッケージ
245…パッケージインダクタンス
250…クロック立ち上がりエッジ電流
260…クロック立ち下がりエッジ電流
270…論理電流
285…オンチップノード
290…ノード
295…電流モデル
302…プロット
305…斜線領域
308…動作電圧
310…電流
320…比較プロット
350…安全な最大電圧
352…上方トリガ電圧
354…ターゲット調整電圧
356…下方トリガ電圧
358…安全な最小電圧
360…セクション
365…ノイズイベント
370…プロット
380…プロット
410…閾値センサ
415…閾値信号
420…制御信号回路
423…イネーブル信号
425…第1の制御信号
427…第2の制御信号
440…維持制御回路
445…維持制御信号
450…双方向電流ソース
480…有効電力安定化装置
500…ブリッジ回路
502…ノード
504…ノード
506…接地ノード
508…高電圧ノード
510…第1のキャパシタ
520…第2のキャパシタ
530…組み合わせスイッチ
530a…通常のスイッチ
530b…維持スイッチ
540…組み合わせスイッチ
540a…通常のスイッチ
540b…維持スイッチ
550…組み合わせスイッチ
550a…通常のスイッチ
550b…維持スイッチ
560…組み合わせスイッチ
560a…通常のスイッチ
560b…維持スイッチ
590…第1のアーム
592…第2のアーム
594…第3のアーム
596…第4のアーム
598…センタブリッジセクション
910…第1の差動増幅器
920…第2の差動増幅器
930…ノイズ感知ラダー
932…Vinst(up)
934…Vmiddle
936…Vinst(low)
940…基準抵抗器分圧器
942…Vmiddle(filtered)
944…Vref(up)
946…Vref(low)
950…低域通過フィルタ
1010…第1の利得回路
1020…第2の利得回路
1035…En
1040…En
1110…第1のXNORゲート
1112…ANDゲート
1114…第3のインバータ
1120…第2のXNORゲート
1130…第1のインバータ
1140…第2のインバータ

Claims (10)

  1. 集積回路のパワーグリッドに供給される電流が該集積回路の電流要求の変化に応答する割合を制限する関連パッケージインダクタンス、および、動作電圧をフィルタするデカップリングキャパシタを有する集積回路であって、
    前記集積回路のパワーグリッドに結合され、第1の動作状態における電流をソースすると共に、第2の動作状態における電流をシンクするレギュレータ回路を備え、
    前記第1の動作状態は、前記集積回路の電流要求におけるマルチサイクル増加を示す下方トリガ電圧の下方にある前記動作電圧に対応し、また、前記第2の動作状態は、前記集積回路の電流要求におけるマルチサイクル減少を示す上方トリガ電圧の上方にある前記動作電圧に対応し、
    前記下方トリガ電圧は安全な最小電圧よりも上方であり、前記上方トリガ電圧は安全な最大電圧よりも下方であることを特徴とする集積回路。
  2. 請求項1に記載の集積回路において、前記レギュレータ回路は、スイッチネットワークにより結合された少なくとも2つのキャパシタを含み、該レギュレータ回路は、前記第1の動作状態における電流ソースとして動作させるために前記少なくとも2つのキャパシタを直列に結合すると共に、前記第2の動作状態における電流シンクとして動作させるために該少なくとも2つのキャパシタを並列に結合することを特徴とする集積回路。
  3. 請求項2に記載の集積回路において、前記レギュレータ回路は、第1のトリガ電圧と第2のトリガ電圧との間にある動作電圧に対応する第3の動作状態の間、前記少なくとも2つのキャパシタの電圧を回復する分圧器として動作することを特徴とする集積回路。
  4. 請求項1に記載の集積回路において、前記レギュレータ回路は、前記動作電圧を測定する電圧センサと、前記第1の動作状態において電流をソースすると共に前記第2の動作状態において電流をシンクする双方向電流ソースと、前記動作電圧をターゲット調整電圧と比較することで前記双方向電流ソースの動作状態を選択する制御器を備えることを特徴とする集積回路。
  5. クロックおよび論理回路を有するマイクロプロセッサ回路と、
    該マイクロプロセッサ回路に電流を結合する関連パッケージインダクタンスを有するパッケージと、
    前記マイクロプロセッサ回路の電圧をフィルタするデカップリングキャパシタと、
    前記マイクロプロセッサ回路に形成されたレギュレータ回路と、を備え、該レギュレータ回路は、
    ターゲット電圧Vdd0に関するVddの動作電圧を測定する電圧センサと、
    第1の動作状態において電流ソースとして動作し、第2の動作状態において電流シンクとして動作し、そして、前記マイクロプロセッサ回路の意味ある電流ソースでも意味ある電流シンクでもない第3の動作状態を有する前記双方向電流ソースと、
    前記双方向電流ソースの動作状態を選択し、第1の予め選択された電位差だけVdd0よりも小さい第1のトリガ電圧より下方の動作電圧に応答する前記第1の動作状態を選択し、第2の予め選択された電位差だけVdd0よりも大きい第2のトリガ電圧より上方の動作電圧に応答する前記第2の動作状態を選択し、そして、前記動作電圧が前記第1のトリガ電圧と前記第2のトリガ電圧との間にあるとき、前記第3の動作状態を選択する制御回路と、を備え、
    前記第1のトリガ電圧は安全な最小電圧範囲よりも大きくなるように選択され、前記第2のトリガ電圧は安全な最大電圧範囲よりも小さくなるように選択されることを特徴とするパッケージ集積回路。
  6. 請求項5に記載のパッケージ集積回路において、前記双方向電流ソースは、前記第1の動作状態において直列に結合され、前記第2の動作状態において並列に結合され、そして、前記第3の動作状態において分圧器によってその電圧を予め選択された電圧に回復する少なくとも2つのキャパシタを備えることを特徴とするパッケージ集積回路。
  7. パッケージインダクタンスによって外部電圧レギュレータに結合された集積回路のための該集積回路によって要求された電流におけるマルチサイクル変化に応答する安全な電圧範囲内の動作電圧を維持する方法であって、
    前記集積回路の動作電圧Vddを検出する段階と、
    第1の予め選択された電位差ΔV1によってターゲット電圧Vdd0よりも大きくなっている検出電圧Vddに応答してオンチップ電流をシンクする段階と、
    第2の予め選択された電位差ΔV2によって前記ターゲット電圧Vdd0の下方にある検出電圧Vddに応答してオンチップ電流をソースする段階と、
    電流をソースもシンクもしない範囲Vdd0−ΔV2<Vdd<Vdd0+ΔV1内にある検出電圧Vddに応答する段階と、を備えることを特徴とする方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記第1および第2の予め選択された電位差は、準安定状態クロックリップルよりも大きくなるように選択されることを特徴とする方法。
  9. 請求項7に記載の方法において、前記第1および第2の予め選択された電位差は、動作電圧における1%の変化よりも大きいものに対応することを特徴とする方法。
  10. 外部電圧レギュレータが集積回路に供給される電流を変化させ得るように割合を制限するパッケージインダクタンスによって外部電圧レギュレータに結合されると共に、デカップリングキャパシタを有する集積回路のための、該集積回路によって要求されたマルチサイクル電流の変化に応答する安全な電圧範囲内の動作電圧を維持するために該集積回路に設けられたレギュレータ回路を使用する方法であって、
    前記集積回路の動作電圧Vddを検出する段階と、
    結果としてオーバー電圧条件になる、電流要求においてマルチサイクル減少を示す第1の予め選択された電位差ΔV1によってターゲット動作電圧Vdd0よりも大きくなっている検出電圧Vddに応答して、オンチップで電流をシンクする段階と、
    結果としてアンダー電圧条件になる、電流要求においてマルチサイクル増加を示す第2の予め選択された電位差ΔV2によって前記ターゲット動作電圧の下方にある検出電圧Vddに応答して、オンチップで電流をソースする段階と、
    電流をソースもシンクもしない範囲Vdd0−ΔV2<Vdd<Vdd0+ΔV1内にある検出電圧Vddに応答する段階と、を備えることを特徴とする方法。
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