JP2004221826A - ネットワークスキャナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デジタル複写機1は、LANを構成する通信ケーブル2に接続され、通信ケーブル2を介してスキャナ部14で読み取った原稿データを送信可能に構成される。複写機1は、スキャナ部14による読み取り解像度が変更可能に構成される。制御部10は、スキャナ部14の読み取り解像度をパラメータとしてスキャナ部14で読み取られた原稿のデータ量を設定解像度以外の解像度で読み取った場合の値に換算し、設定解像度で読み取った原稿のデータ量とその換算値とを操作部18の表示パネル20に並べて表示するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されて複数のユーザに共有されるスキャナ、複写機、ファクシミリ等のスキャナ装置(ネットワークスキャナ装置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスなどでは、スキャナやデジタル複写機(以下、スキャナ装置という)をLAN(Local Area Network)を介して複数台のパソコン(PC)に接続することにより、スキャナ装置で読み取った原稿データを各ユーザのPCで出力することが行われている(例えば特許文献1)。
【0003】
また、スキャナ装置で読み取った原稿データをEメールに添付して他のユーザに送信し、あるいはインターネットを介してオフィス外のクライアントに送信することも一般的に行われている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−238006号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のネットワークスキャナ装置では、原稿の読み込み中に原稿のデータ量、つまりファイル送信、あるいはEメール送信しようとする画像のデータ量をユーザが知ることはできない。そのため、多少データ量が多い場合でも、読み込んだ原稿データをユーザがそのまま添付してEメール送信等を行うことが多く、その結果、例えば制限容量を超えるデータが送信されてクライアント側のメールサーバに負担をかけるといった送信トラブルを招くことも多い。
【0006】
従って、ネットワークスキャナ装置においては、この種のトラブルを未然に防止できるように何らかの対策を講じることが要求される。
【0007】
なお、メモリ容量を表示するスキャナ装置も知られているが、これは、あくまで画像データを保存可能なメモリの残量を%表示するものであって、読み込んだ原稿のデータ量を表示するものではなかった。従って、上記のようなトラブルを回避する上で役立つものとは言えなかった。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、所謂ネットワークスキャナ装置において、送信データが制限容量を超える等の送信トラブルを未然に回避できるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願出願人は、ネットワークスキャナ装置において、読み取られた原稿のデータ量をユーザに報知することを考えた。これによれば、スキャナ装置により読み込まれた原稿のデータ量をユーザが容易に認識できるため、Eメールに画像データを添付して送信する際などのデータ量の目安とすることができる。
【0010】
しかし、原稿のデータ量をユーザが認識できても、それだけでは次の点で不便である。すなわち、例えば原稿のデータ量が所定の制限容量を超えていた場合、ユーザは、原稿の読み取り解像度を変更する等して再度原稿を読み取ることで原稿のデータ量を制限容量内に収めることが可能となるが、この場合、解像度をどの程度に設定すれば原稿データが制限容量内に収まるかは不明であるため、ユーザは解像度を変更した後、再度原稿を読み取らせてそのデータ量を確認する必要がある。従って、場合によっては原稿を何度も読み取らせて原稿のデータ量を確認するという試行錯誤的な非効率的な作業を強いられることが考えられる。
【0011】
そこで、本願出願人は、スキャナ部で読み取った原稿データを、ネットワークを介して送信可能なネットワークスキャナ装置において、読み取られた原稿のデータ量をユーザに報知可能な報知手段と、スキャナ部で読み取る原稿のデータ量又は読み取られた原稿のデータ量を設定条件の変更に基づいて変更可能な容量変更手段と、読み取られた原稿のデータ量を、前記設定条件をパラメータとして異なる設定条件で原稿を読み取った場合のデータ量に換算する換算手段と、前記スキャナ部での原稿読み取り中に、現在の前記設定条件での読み取り原稿のデータ量およびそのデータ量の前記換算手段による換算値を報知させるべく前記報知手段を制御する報知制御手段とを備えたネットワークスキャナ装置を考え出した。
【0012】
このネットワークスキャナ装置によれば、容量変更手段の現在の前記設定条件での読み取り原稿のデータ量とそのデータ量を異なる設定条件で読み取った場合のデータ量(換算値)とが報知手段により併せて報知されるため、例えば読み取った原稿のデータ量が所定の制限容量を超えた場合等には、換算値を目安にして容量変更手段の設定条件を容易に変更することが可能となる。そのため、再度原稿を読み取る場合には、その作業を効率良く行うことができるようになる。特に、上記の報知は、スキャナ部による原稿読み取り中に行うため、読み込んだ原稿のデータ量が所定の制限容量を超えそうな場合などには、原稿の読み取りを中断して容量変更手段の設定条件を変更して原稿の読み取りを再開する等、効率的に作業を行うことができるようになる。
【0013】
上記のネットワークスキャナ装置の具体的な構成として、例えば、前記設定条件は、前記スキャナ部の読み取り能力であって、前記換算手段は、読み取られた原稿のデータ量を、前記読み取り能力をパラメータとして異なる読み取り能力で原稿を読み取った場合のデータ量に換算するように構成される。この場合、前記スキャナ部の読み取り能力は解像度であり、前記換算手段は、読み取られた原稿のデータ量を、前記解像度をパラメータとして異なる解像度で原稿を読み取った場合のデータ量に換算するように構成されているものが好ましい。
【0014】
すなわち、この種のネットワークスキャナ装置は、スキャナ部における原稿の読み取り解像度を変更可能に構成されているものが多く、また、解像度を変更することによりスキャナ部で読み取られる原稿のデータ量を容易に変更することができる。従って、上記の構成によれば、一般的なネットワークスキャナ装置への適用が容易になるという利点がある。スキャナ部の読み取り能力の設定としては、解像度の変更以外に、階調レベルの変更や、カラーとモノトーンの切り換えが考えられる。
【0015】
なお、ネットワークスキャナ装置の別の具体的な構成として、例えば、読み取られた原稿データの圧縮レベルを前記設定条件として、読み取られた原稿のデータ量を、前記圧縮レベルをパラメータとして異なる圧縮レベルで圧縮したときのデータ量に換算するように前記換算手段が構成されているものであってもよい。
【0016】
このネットワークスキャナ装置において、前記報知手段は、音声で報知するものであっても構わないが、ユーザの認知をより確実に行わせるには視覚に訴えるものが好ましい。具体的には、現在の前記設定条件での読み取り原稿のデータ量およびそのデータ量の前記換算値をそれぞれ対応する設定条件と共に対比させた状態で、かつ現在の設定条件が判別可能な状態で表示するように報知手段が構成されているのが好ましい。
【0017】
この構成によれば、現在の設定条件での読み取り原稿のデータ量とそれ以外の設定条件に基づくデータ量とをユーザに一目で認識させることができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について図面を用いて説明する。
【0019】
図1は、本発明にかかるネットワークスキャナ装置が適用される通信システムを示している。同図に示すように、LAN(Local Area Network)を構成する通信ケーブル2には、ワークステーションPC1〜PCnと、本発明にかかるネットワークスキャナ装置であるデジタル複写機1(以下、複写機1と略す)が接続されている。複写機1は、コピー(複写機能)以外にプリンタ、スキャナおよびファクシミリ機能等を有する所謂複合機であり、従って、複写機1で読み込んだ原稿データを各ワークステーションPC1〜PCnに配信することができ、また、各ワークステーションPC1〜PCnで作成した文書、図面等の各種画像を共通の複写機1から出力させること等もできるようになっている。
【0020】
複写機1は、原稿を読み取るための例えばCCD15を備えたスキャナ部14と、このスキャナ部14による原稿読み取り位置に対して原稿を自動給送する原稿給送部12と、スキャナ部14により読み込まれた画像データに基づいて記録紙に画像を記録する画像記録部16と、これらスキャナ部14等を制御する制御部10とを備えており、この制御部10がネットワークI/F26を介して前記通信ケーブル2に接続されることにより、複写機1がネットワークスキャナ装置としての機能を果たすように構成されている。
【0021】
前記制御部10は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されており、予め記憶されたプログラムに従って所定の画像記録動作等を実行すべく前記スキャナ部14等を統括的に制御するように構成されている。
【0022】
例えば、複写機1をネットワークスキャナ装置として機能させる場合(画像データを何れかのワークステーションPC1〜PCnに送信するために複写機1を使って原稿を読み取る場合)には、後に詳述するように、制御部10は選定される読み取り解像度で原稿を読み取るべく前記スキャナ部14を動作制御するとともに、前記スキャナ部14で読み取られた原稿のデータ量を、前記解像度をパラメータとして異なる解像度で読み取った場合のデータ量に換算する処理を行い、設定解像度での読み取り原稿のデータ量とその換算値とをユーザに報知すべく後記表示パネル20による表示制御を行うように構成されている。すなわち、当実施形態では、この制御部10が本発明の容量変更手段、換算手段および報知制御手段として機能するように構成されている。
【0023】
前記制御部10には、画像メモリ22およびHDD24が接続されている。画像メモリ22は、スキャナ部14で読み取った画像データ(原稿データ)を一時的に記憶するもので、HDD24は、必要に応じてこの画像メモリ22に記憶された画像データや各ワークステーションPC1〜PCnから送信される画像データ等を保存するようになっている。
【0024】
複写機1には、さらに、ユーザが複写機1に対して各種設定を行うための操作キー19と、複写機1の動作状況をユーザに表示するLCD等からなる表示パネル20(報知手段)とを備えた操作部18が設けられている。
【0025】
この操作部18は制御部10に接続されており、制御部10は、ユーザによる前記操作キー19の操作に基づいて各種動作を実行すべく前記スキャナ部14等の駆動を制御するとともに、各種設定値や動作状況等をユーザに報知すべく前記表示パネル20による表示を制御するようになっている。
【0026】
ここで、複写機1をネットワークスキャナ装置として用いて原稿を読み取る際の制御部10によるスキャナ部14の動作制御および表示パネル20の表示制御について図2のフローチャートに基づいて説明することにする。
【0027】
このフローチャートは、複写機1の原稿給送部12に原稿をセットし、ユーザが操作部18のキー操作により読み取り専用モード(画像を記録紙に出力しないモード)を選択することにスタートする。
【0028】
このモードがスタートすると、まず、スキャナ部14により原稿を読み取る際の解像度の設定入力要求を表示パネル20上に表示する(ステップS1)。当実施形態のスキャナ部14では、読み取り解像度を「200dpi」,「300dpi」,「400dpi」,「600dpi」の4段階に変更可能とされており、通常は制御部10により「400dpi」に自動設定される。従って、ステップS1では、例えば図示を省略するが、解像度表示(「200dpi」,「300dpi」,「400dpi」,「600dpi」)を並列に、かつ現在の設定解像度(「400dpi」表示)を枠付きで表示し、これに併せて解像度の設定入力要求を表示する。
【0029】
次いで、ステップS2で解像度が変更されたか否か、つまり解像度が「400dpi」から変更されたか否かが判断され、ここで変更されたと判断した場合いは設定解像度を変更してステップS4に移行する。これに対してステップS2でNOの場合には、設定解像度として自動設定値(つまり「400dpi」)を維持してステップS4に移行する。
【0030】
なお、解像度の変更は、ユーザが操作キー19を操作して表示パネル20上に表示された所望の解像度表示の位置に枠表示を移動させ、その後、設定キーを操作することにより行うことができる。
【0031】
次いで、ステップS4において、原稿の読み取りを開始する「スタート」キーが操作されたか否かを判断し、ここで「スタート」キーが操作されたと判断した場合には、原稿給送部12およびスキャナ部14を駆動し、原稿給送部12にセットされている原稿をスキャナ部14に給送して原稿の読み取りを開始する(ステップS5)。この際、設定された解像度で原稿の読み取りを行うように前記制御部10によりスキャナ部14の駆動等を制御する。
【0032】
原稿の読み取りが開始されると、制御部10は、スキャナ部14により読み取られた画像データ(原稿データ)を画像メモリ22に記憶するとともに、画像メモリ22に記憶されたデータ量(累積値)を、他の解像度で読み取った場合のデータ量に換算した値(換算値)を演算する(ステップS6)。例えば、現在の設定解像度が「400dpi」である場合には、画像メモリ22に記憶された画像データを「200dpi」,「300dpi」および「600dpi」の解像度で読み取った場合のデータ量に換算する。
【0033】
そして、画像メモリ22に記憶された画像データ量(現在の設定解像度で読み取った画像データ量)と上記換算値を、その他の情報と併せてリアルタイムで表示すべく制御部10により表示パネル20を表示制御する(ステップS7)。
【0034】
図3はその表示内容の一例を概略的に示している。この図に示すように、表示パネル20には、各解像度に対応する画像データ量を示すデータ量表示グラフ30が解像度表示32と共に上下に並べて表示され、現在の設定解像度に対応するデータ量表示グラフ30の横にはその旨を示すマーク36が表示されている。
【0035】
データ量表示グラフ30は、予め設定された制限容量、当実施形態では25000Kbyteをフルスケールとして画像メモリ22に記憶されたデータ量(符号30aで示す部分)と空き容量(符号30bで示す)とを判別可能に表示したものである。データ量表示グラフ30おける画像データ量の表示部分(符号30aの部分)は、設定解像度については現に画像メモリ22に記憶されたデータ量が表示され、それ以外の解像度についてはその換算値が表示される。従って、図示の例では、現在の設定解像度が「400dpi」であるから、解像度が「200dpi」,「300dpi」および「600dpi」のデータ量表示グラフ30については、画像データ量として換算値が表示される。
【0036】
なお、制限容量は、例えば操作部18のキー操作により入力可能となっており、例えば、Eメール送信に添付する画像データの容量を管理する必要がある場合等、ユーザが入力することにより設定される。設定された制限容量は、例えば図3に示すように、制限容量表示34として、前記データ量表示グラフ30の上側に表示される。
【0037】
そして、ステップS8で全ての原稿を読み取ったか否かを判断し、全ての原稿を読み取ったと判断した場合には、ステップS9に移行し、画像メモリ22に記憶された画像データをHDD24に保存して本フローチャートを終了する。
【0038】
一方、ステップS8においてNOと判断した場合には、ステップS6に移行し、スキャナ部14による原稿の読み取りを続行しながら、ステップS6〜S8の処理を繰り返す。
【0039】
以上のような複写機1によると、ネットワークスキャナ装置として複写機1を用いて原稿を読み取る際に次のような効果がある。
【0040】
すなわち、この複写機1によると、スキャナ部14で読み込まれた原稿のデータ量がリアルタイムで表示パネル20に表示されるため、ユーザは、読み込まれた原稿のデータ量を容易に認識できる。そのため、例えばEメールに画像を添付して送信する場合のデータ量の目安とすることができ、その結果、制限容量を超えるデータが送信されてクライアント側のメールサーバに負担をかけるといった送信トラブルを未然に防止することができるようになる。
【0041】
特に、この複写機1では、図3に示すように制限容量をフルスケールとして画像データ量をグラフ表示することにより、読み込まれた画像データ量と共に空き容量も表示するため、ユーザは制限容量に対してどの程度余裕があるのかを一目で判断することができる。そのため、例えば空き容量に対して原稿残数(読み取りが終わっていない原稿の数)が多く、明らかに制限容量を超えるような場合には、その後の原稿の読み取りを中止して、スキャナ部14の読み取り解像度を変更した上で再度原稿の読み取りを行う等、速やかに次の作業に移ることができる。従って、原稿の読み取り作業を効率的に進めることができる。
【0042】
しかも、この複写機1では、設定解像度で読み込んだ画像データ量だけではなく、その画像データ量を設定解像度以外の解像度で読み取った場合のデータ量に換算し、設定解像度で読み込んだ画像データ量と同様に、制限容量をフルスケールとしてグラフ表示するようになっているので、上記のように原稿読み取り途中で制限容量を超えそうな場合には、原稿を読み取り直す際に何れの解像度を選択すれば原稿のデータ量を制限容量内に収めることができるかを容易に判断することができる。従って、この点でも原稿の読み取り作業を効率的に進めることが可能になるという効果がある。
【0043】
ところで、以上説明した複写機1は、本発明にかかるネットワークスキャナ装置の一実施形態であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、以下のような態様を採ることも可能である。
【0044】
▲1▼ 読み込んだ原稿のデータ量を報知する手段は、表示パネル20による表示以外に、音声を使って報知するもの、あるいは表示パネル20の表示と音声の両方で報知するものであってもよい。
【0045】
▲2▼ 表示パネル20に原稿のデータ量を表示する場合の表示方法としては、上記のようなデータ量表示グラフ30を用いる以外に、データ量を直接数値で表示する等、各種の表示方法が採用可能である。但し、実施形態のようなデータ量表示グラフ30による報知方法によれば、ユーザは一目見て直感的に読み込まれた原稿のデータ量等を認識することができるため、認識容易性を高めることができるという利点がある。
【0046】
▲3▼ 実施形態では、スキャナ部14の読み取り能力として解像度が変更可能に構成されているため、この解像度をパラメータとして読み込まれた原稿のデータ量を換算しているが、例えば、階調レベルが変更可能に構成されている場合には、読み込まれた原稿のデータ量を異なる階調レベルのデータ量に換算して表示させるようにしてもよい。また、カラーとモノトーンとの切換えが可能に構成されている場合には、カラー画像で読み込んだ原稿のデータ量をモノトーンで読み込んだ場合のデータ量に換算して表示させるようにしてもよい。
【0047】
また、画像データを圧縮可能に構成されている場合には、読み込まれた原稿のデータ量を圧縮レベルに応じたデータ量に換算して表示させるようにしてもよい。要は、原稿のデータ量を変更する事ができる要素(設定条件)をパラメータとして、読み込まれた原稿のデータ量を、他の設定条件で読み込んだ場合のデータ量に換算して表示するようにすればよい。
【0048】
なお、この実施形態では、本発明のネットワークスキャナ装置をデジタル複写機1に適用した例について説明したが、勿論、スキャナ(単体)、ファクシミリ等について適用可能なことは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネットワークスキャナ装置によると、読み取った原稿のデータ量を報知手段によりユーザに報知するようにしたので、Eメール送信時等にはそのデータ量の目安とすることができ、制限容量を超えるデータが送信されてクライアント側のメールサーバに負担をかけるといった送信トラブルを未然に回避することができるようになる。特に、上記報知の際には、容量変更手段の現在の前記設定条件での読み取り原稿のデータ量に加えてその原稿を異なる設定条件で読み込んだ場合のデータ量(換算値)を報知するので、読み込んだ原稿のデータ量が制限容量を超えた場合などには、換算値を目安にして容量変更手段の設定条件を容易に変更することが可能となり、再度原稿を読み取る場合の作業を効率良く行うことができるようになる。さらに、上記の報知は、原稿読み取り中にリアルタイムで行うので、読み取られた原稿のデータ量(累積値)が制限容量を超えそうな場合には、原稿の読み取りを中断して容量変更手段の設定値を変更する等、効率的に作業を行うことが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるネットワークスキャナ装置であるデジタル複写機を適用した通信システムを示すブロック構成図である。
【図2】デジタル複写機の制御部によるスキャナ部の動作制御および表示パネルの表示制御を説明するフローチャートである。
【図3】表示パネルの表示例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機
2 通信ケーブル
10 制御部
12 原稿給送部
14 スキャナ部
16 画像記録部
18 操作部
19 操作キー
20 表示パネル
24 HDD
26 ネットワークI/F
PC1〜PCn ワークステーション
Claims (5)
- スキャナ部で読み取った原稿データを、ネットワークを介して送信可能なネットワークスキャナ装置において、
読み取られた原稿のデータ量をユーザに報知可能な報知手段と、
スキャナ部で読み取る原稿のデータ量又は読み取られた原稿のデータ量を設定条件の変更に基づいて変更可能な容量変更手段と、
読み取られた原稿のデータ量を、前記設定条件をパラメータとして異なる設定条件に基づくデータ量に換算する換算手段と、
前記スキャナ部での原稿読み取り中に、現在の前記設定条件での読み取り原稿のデータ量およびそのデータ量の前記換算手段による換算値を報知させるべく前記報知手段を制御する報知制御手段とを備えていることを特徴とするネットワークスキャナ装置。 - 請求項1に記載のネットワークスキャナ装置において、
前記設定条件は、前記スキャナ部の読み取り能力であり、
前記換算手段は、読み取られた原稿のデータ量を、前記読み取り能力をパラメータとして異なる読み取り能力で原稿を読み取った場合のデータ量に換算することを特徴とするネットワークスキャナ装置。 - 請求項2に記載のネットワークスキャナ装置において、
前記スキャナ部の読み取り能力は解像度であり、
前記換算手段は、読み取られた原稿のデータ量を、前記解像度をパラメータとして異なる解像度で原稿を読み取った場合のデータ量に換算することを特徴とするネットワークスキャナ装置。 - 請求項1に記載のネットワークスキャナ装置において、
前記設定条件は、読み取られた原稿データの圧縮レベルであって、
前記換算手段は、読み取られた原稿のデータ量を、前記圧縮レベルをパラメータとして異なる圧縮レベルで圧縮したときのデータ量に換算することを特徴とするネットワークスキャナ装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載のネットワークスキャナ装置において、
前記報知手段は、現在の前記設定条件での読み取り原稿のデータ量およびそのデータ量の前記換算値をそれぞれ対応する設定条件と共に対比させた状態で、かつ現在の設定条件が判別可能な状態で表示することを特徴とするネットワークスキャナ装置。
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