JP2004221776A - 情報端末機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体部3を構成する第1の筐体1と第2の筐体2とがヒンジ部4を介して回動可能に連結されて折畳自在にされると共に撮像レンズ53を有し本体部に対して回転可能なカメラ装置17が設けられた情報端末機器100において、カメラ装置の本体部に対する回転位置を検出してカメラ装置が所定の回転位置に回転されたときに撮像レンズを介して取り込まれる画像を反転するための非接触型の検出手段59を設けた。
【選択図】 図4
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、情報端末機器に関する。詳しくは、カメラ装置が回転可能に設けられた情報端末機器において、カメラ装置の回転位置を検出する検出手段として非接触型の検出手段を設けることにより、カメラ装置への給電のための配線板の十分なスペースの確保等により情報端末機器の小型化を図る技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の情報端末機器には、例えば、本体部を構成する第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回動可能に連結されて折畳自在にされ、本体部に撮像レンズを有するカメラ装置が回転可能に支持されているものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。一方の筐体には表示部が設けられており、撮影者は撮像レンズを介して表示部に表示される画像を確認しながら撮影することができる。
【0003】
このような情報端末機器にあっては、カメラ装置を用いて所望のときに被写体を撮影することができ、また、カメラ装置が回転可能であるため、撮影者の視野範囲にある物体や人物等の他、撮影者自信をも撮影することができ利便性の向上が図られている。
【0004】
カメラ装置は撮影者自身を撮影するための自分側撮影モードと撮影者の視野範囲にある物体や人物等を撮影する相手側撮影モードとを有しており、カメラ装置の撮像レンズが撮影者側を向いたときに自分側撮影モードとなり、撮像レンズが撮影者の反対側を向いたときに相手側撮影モードとなるように構成されている。この自分側撮影モードと相手側撮影モードとの切替途中においては、カメラ装置の回転に伴って画像が反転され、表示部には撮影者にとって常に上下の向きの正しい画像が表示される。
【0005】
従来の携帯電話機にあっては、画像の反転を、被操作レバーを有する接触型の所謂プッシュスイッチに対する操作によって行っている。
【0006】
プッシュスイッチはスイッチ筐体に支持された被操作レバーを有し、例えば、本体部を構成する上記第1の筐体又は第2の筐体の内部に配置されている。カメラ装置には操作用突部が設けられ、カメラ装置が回転されたときに、操作用突部がプッシュスイッチの被操作レバーを操作することにより画像の反転が行われる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001―186396号公報
【特許文献1】
特開2002―94629号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の携帯電話機にあっては、被操作レバーを有するプッシュスイッチを操作用突部によって操作して画像の反転を行っているため、被操作レバー及び操作用突部の十分な可動スペースが必要とされ、その分、大型になってしまうと言う問題がある。
【0009】
特に、ヒンジ部に隣接してカメラ装置が配置されている場合には、ヒンジ機構とカメラ装置の支持機構とが必要であり本体部の内部に設けられる機構の構成が複雑となるため、被操作レバー及び操作用突部の十分な可動スペースを確保することができず、ヒンジ機構や支持機構と被操作レバーや操作用突部とが干渉してしまうおそれがある。
【0010】
また、被操作レバー及び操作用突部の可動スペースを必要とするために、カメラ装置への給電のための配線板(フレキシブルプリント配線板)の配置スペースを十分に確保することができなくなるおそれもある。
【0011】
さらに、ヒンジ部の隙間から侵入するおそれのある塵埃や水分等がプッシュスイッチの操作に悪影響を及ぼす可能性があり、検出動作の不良を来たすおそれがある。
【0012】
そこで、本発明情報端末機器は、上記した問題点を克服し、カメラ装置への電流供給のための配線板の十分なスペースの確保等により情報端末機器の小型化を図ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明情報端末機器は、上記した課題を解決するために、カメラ装置の本体部に対する回転位置を検出してカメラ装置が所定の回転位置に回転されたときに撮像レンズを介して取り込まれる画像を反転するための非接触型の検出手段を設けたものである。
【0014】
従って、本発明情報端末機器にあっては、カメラ装置の回転位置が非接触型の検出手段によって検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明情報端末機器の実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施の形態は、本発明を携帯電話機に適用したものである。
【0016】
先ず、第1の実施の形態について説明する。
【0017】
携帯電話機100は第1の筐体1と第2の筐体2とを備え、該第1の筐体1と第2の筐体2とによって本体部3が構成される。第1の筐体1と第2の筐体2とはヒンジ部4を介して回動自在に連結されて折畳自在にされ、第1の筐体1と第2の筐体2とは、両者が所定の角度開いた開放状態(図1参照)と両者が折り畳まれた閉塞状態(図2参照)との間で回動可能とされている。
【0018】
第1の筐体1と第2の筐体2は、閉塞状態における両者間の角度θを0°とすると、例えば、角度θが160°まで回動可能であり(図3参照)、この160°の角度を為す状態が開放状態とされる。
【0019】
尚、以下の説明において方向を示すときは、第1の筐体1と第2の筐体2を開いた開放状態(図1参照)において、第1の筐体1の後述する操作キーと第2の筐体2の後述する表示部を正面から見たときの前後上下左右の方向で示す。
【0020】
第1の筐体1は、図1及び図2に示すように、第1のケース5に各部材及び各部品が収納又は配置されて成り、第1のケース5は前後で結合されたフロントケース5aとリアケース5bとから成る。第1のケース5は扁平な形状に形成されたケース本体部6と該ケース本体部6の上端部からそれぞれ前方へ突出された内側ヒンジ筒部7、7とから成る。内側ヒンジ筒部7、7は軸方向が左右方向となる略円筒状に形成され、それぞれケース本体部6の左端寄りの位置と右端寄りの位置とに設けられている。
【0021】
第1のケース5の内部には回路基板8が配置され(図4参照)、該回路基板8はその主面が前後方向を向くように配置されている。
【0022】
第1の筐体1の前面には操作キー1a、1a、・・・が配置され、第1の筐体1の前面の下端部にはマイクロフォン9が設けられている(図1参照)。第1の筐体1の前面の上端寄りの位置には回転式操作キー10が配置されている。回転式操作キー10を回転操作することにより所定のメニューを選択することができ、押圧操作することにより選択したメニューを実行することができる。回転式操作キー10の操作によって、例えば、各種の編集作業、各種の情報の入力、後述するカメラ装置による撮影、カメラ装置によって撮影した画像の表示、画像の削除、画像の送信等の種々の操作を行うことができる。
【0023】
第2の筐体2は、図1及び図2に示すように、第2のケース11に各部材及び各部品が収納又は配置されて成り、第2のケース11は前後で結合されたフロントケース11aとリアケース11bとから成る。第2のケース11は扁平な形状に形成されたケース本体部12と該ケース本体部12の下端部からそれぞれ略下方へ突出された外側ヒンジ筒部13、13とから成る。外側ヒンジ筒部13、13は軸方向が左右方向となり外面がそれぞれ閉塞された略円筒状に形成され、それぞれケース本体部6の左端部と右端部とに設けられている。従って、外側ヒンジ筒部13、13は、それぞれ第1の筐体1の内側ヒンジ筒部7、7の外側に位置されている。
【0024】
第2の筐体2の前面には表示部(液晶表示パネル)14が設けられている。表示部14には、電波の受信状況、電池残量、通話相手の電話番号、電話帳として登録されている内容(相手先電話番号や氏名等)、発信履歴、着信履歴、カメラ装置による撮影時の画像、カメラ装置によって撮影した画像、その他の各種登録内容等の各種の情報が表示される。
【0025】
第2の筐体2の前面の上端部にはスピーカー15が設けられている。
【0026】
ヒンジ部4は第1の筐体1の内側ヒンジ筒部7、7内と第2の筐体2の外側ヒンジ筒部13、13内とにヒンジ機構16が配置されて成り、内側ヒンジ筒部7、7間にはカメラ装置17が回転可能に支持されている。
【0027】
カメラ装置17は略円筒状に形成された保護カバー18と該保護カバー18によって一部を除いた部分が覆われた後述するカメラ本体を備えている。カメラ装置17は第1の筐体1と第2の筐体2の回動方向と同じ方向に回転可能とされている。
【0028】
保護カバー18の周面には窓が形成され、この周面には窓が形成された部分を除いた左右方向における両端部以外の部分にローレット加工が施され、このローレット加工が施された部分が回転操作部18aとして形成されている。
【0029】
このようにカメラ装置17には、ローレット加工が施された回転操作部18aが設けられているため、回転操作部18aに指を宛ってカメラ装置17の回転操作を容易に行うことができる。
【0030】
以下に、第1の筐体1及び第2の筐体2の内部構造について説明する(図4乃至図9参照)。
【0031】
第1の筐体1の内部には支持プレート19が配置されている(図4乃至図6参照)。支持プレート19は、図5に示すように、左右方向に長いベース部20と該ベース部20の左右両側縁からそれぞれ直角に折り曲げられた支持片部21、22とベース部20の左右両側縁から左方又は右方へ突出された被取付部23、23とから成る。支持片部21、22の先端部には、それぞれシャフト挿通孔21a、22aが形成されている。シャフト挿通孔21a、22aには、180°反対側の位置にそれぞれ平面形状に形成されたカット面21b、21b、22b、22bが形成されている。左側に位置する支持片部21の中間部には、その左側面にクリック凹部21cが形成されている。
【0032】
ベース部20には被取付孔20a、20aが形成され、被取付部23、23にはそれぞれ被取付孔23a、23aが形成されている。
【0033】
支持プレート19は被取付孔20a、20a、23a、23aをそれぞれ挿通されたネジ部材によって第1のケース5のリアケース5bに取り付けられて第1のケース5内に配置される。支持プレート19が第1のケース5内に配置された状態においては、支持片部21、22がそれぞれ内側ヒンジ筒部7、7内に配置される。
【0034】
第2の筐体2の内部には支持フレーム24が配置されている(図5及び図6参照)。支持フレーム24は横長の基部25と該基部25の上側に設けられた枠部26と基部25から下方へ突出された支持筒部27、28とから成る。基部25にはネジ挿通孔25a、25aが形成され、枠部26の上端部にも図示しない一対のネジ挿通孔が形成されている。
【0035】
支持筒部27、28は基部25の左右両端部からそれぞれ突出されている。支持筒部27は左側面27aが閉塞された略円筒状に形成され、該左側面27aに貫通孔27bが形成されている(図7及び図8参照)。支持筒部28は略円筒状に形成されている。
【0036】
支持筒部27の右側縁部には、180°反対側の位置に右方に開口された位置決め切欠27c、27cが形成されている(図5参照)。支持筒部27の右側縁からは円弧状を為すストッパー突部27dが右方へ向けて突出され、該ストッパー突部27dは位置決め切欠27c、27cが形成されていない部分に形成されている。
【0037】
支持筒部28の左側縁からは円弧状を為すストッパー突部28aが左方へ向けて突出され、該ストッパー突部28aは支持筒部27に設けられたストッパー突部27dに対応した位置に設けられている。
【0038】
支持フレーム24は基部25のネジ挿通孔25a、25aと枠部26のネジ挿通孔にそれぞれ取付ネジが挿通されて第2のケース11のリアケース11bに取り付けられて第2のケース11内に配置される。支持フレーム24が第2のケース11内に配置された状態においては、支持筒部27、28がそれぞれ外側ヒンジ筒部13、13内に配置される。
【0039】
支持プレート19の左側の支持片部21のシャフト挿通孔21aには第1のシャフト29が挿通される。第1のシャフト29は順に左側から長軸部30とフランジ部31と短軸部32とが一体に形成されて成り、フランジ部31は長軸部30及び短軸部32より外径が大きくされている。
【0040】
長軸部30の左端寄りの位置には取付溝30aが形成され、長軸部30の右端部には、周面の180°反対側の部分にそれぞれ平面形状に形成された回転止め部30b、30bが形成されている。
【0041】
短軸部32には、その周面に開口された孔32aが形成されている。短軸部32の孔32aには軸状を為す規制突部33が挿入されて取り付けられ、該規制突部33の一端部が短軸部32の周面から突出されている。
【0042】
第1のシャフト29は長軸部30が支持片部21のシャフト挿通孔21aに右側から挿入され、フランジ部31が支持片部21の右側面に接した状態とされる。第1のシャフト29は長軸部30の回転止め部30b、30bが、それぞれシャフト挿通孔21aのカット面21b、21bに係合され、支持プレート19に対して回転不能とされる。
【0043】
支持フレーム24の支持筒部27の右側縁部にはクリック部材34が配置される。クリック部材34は略円環状に形成され、中心を挟んで180°反対側の位置からそれぞれ放射方向へ向けて位置決め突部34a、34aが突出されている。クリック部材34の右側面には右方へ突出されたクリック突部34b、34bが設けられ、該クリック突部34b、34bは位置決め突部34a、34aに対応した位置に設けられている。
【0044】
クリック部材34は位置決め突部34a、34aがそれぞれ支持筒部27の位置決め切欠27c、27cに挿入されて支持筒部27に支持され、該支持筒部27に対して回転不能とされている。また、クリック部材34の中心孔34cには第1のシャフト29の長軸部30が挿入されるが、クリック部材34は第1のシャフト29に対して回転可能とされる。
【0045】
支持筒部27内には圧縮コイルバネ35が配置され、該圧縮コイルバネ35は支持筒部27の左側面27aとクリック部材34間に配置される(図7及び図8参照)。
【0046】
上記のように支持筒部27にクリック部材34と圧縮コイルバネ35とが配置された状態で、第1のシャフト29の長軸部30がクリック部材34の中心孔34c、圧縮コイルバネ35及び支持筒部27の左側面27aの貫通孔27bを貫通される。貫通された長軸部30は、先端部が左側面27aから左方へ突出され、取付溝30aに抜け止めリング36が取り付けられる。従って、圧縮コイルバネ35は支持筒部27の左側面27aとクリック部材34とに弾接され、クリック部材34は圧縮コイルバネ35によって右方(図7及び図8に示す矢印R方向)へ付勢され支持プレート19の支持片部21に押し付けられる。
【0047】
支持プレート19の右側の支持片部22のシャフト挿通孔22aには第2のシャフト37が挿通される。第2のシャフト37は順に左側から取付部38とフランジ部39と挿入軸部40とが一体に形成されて成り、フランジ部39は挿入軸部40より外径が大きくされている。取付部38は横断面形状で略半円状に形成され、平面状を為す面に開口する螺穴38aが形成されている。螺穴38aの両側の位置には、それぞれ第2のシャフト37の軸方向に延びるスライド溝38b、38bが形成されている。
【0048】
挿入軸部40の右端寄りの位置には取付溝40aが形成されている。挿入軸部40の周面には180°反対側の部分にそれぞれ平面形状に形成された面取り部40b、40bが形成され、該面取り部40b、40bは挿入軸部40の先端から軸方向における中間の位置まで形成されている。
【0049】
第2のシャフト37は挿入軸部40が支持片部22のシャフト挿通孔22aに左側から挿入され、フランジ部39が支持片部22の左側面に接した状態とされる。
【0050】
支持フレーム24の支持筒部28内には固定部材41が配置される。固定部材41はカメラ装置17の回転時に回転不能な状態にある固定部として機能し、それぞれ略円板状に形成された小径部42と大径部43とが一体に形成されて成る。固定部材41には小径部42の左側面と大径部43の右側面とを貫通する挿通孔41aが形成され、小径部42の周面の180°反対側の部分にはそれぞれ平面形状に形成された回り止め部42a、42aが形成されている。大径部43の右側面には、図9に示すように、周方向に離隔して第1の係合凹部43a、第2の係合凹部43b及び第3の係合凹部43cが形成されている。
【0051】
固定部材41は小径部42が支持プレート19の支持片部22のシャフト挿通孔22aに挿入された状態で支持筒部28内に配置される。固定部材41は小径部42の回り止め部42a、42aが、それぞれシャフト挿通孔22aのカット面22b、22bに係合され、支持プレート19に対して回転不能とされる。
【0052】
支持フレーム24の支持筒部28内には固定部材41の右側に回転部材44が配置される。回転部材44は円板状に形成され、カメラ装置17と一体となって回転される回転部として機能する。回転部材44の中心部には挿入孔44aが形成され、該挿入孔44aには180°反対側の位置にそれぞれ平面形状に形成された回転規制部44b、44bが形成されている。回転部材44の左側面には、図9に示すように、左方へ突出された係合突部44cが設けられている。
【0053】
支持筒部28内には回転部材44の右側に付勢部材45が配置され、該付勢部材45として圧縮コイルバネが用いられている。
【0054】
支持筒部28内には付勢部材45の右側に平板状に形成されたカバー46が配置され、該カバー46には被取付孔46aが形成されている。被取付孔46aには180°反対側の位置にそれぞれ平面形状に形成された規制部46b、46bが形成されている。
【0055】
上記のように支持筒部28に固定部材41、回転部材44、付勢部材45及びカバー46が配置された状態で、第2のシャフト37の挿入軸部40が固定部材41の挿通孔41a、回転部材44の挿入孔44a、付勢部材45及びカバー46の被取付孔46aを順に貫通される。貫通された挿入軸部40は、先端部がカバー46から右方へ突出され、取付溝40aに抜け止めリング47が取り付けられる。従って、付勢部材45は回転部材44とカバー46とに弾接され、回転部材44は付勢部材45によって左方(図7及び図8に示す矢印L方向)へ付勢され固定部材41の大径部43に押し付けられる。回転部材44とカバー46はそれぞれ回転規制部44b、44b、規制部46b、46bが挿入軸部40の面取り部40b、40bに係合され、第2のシャフト37に対して回転不能とされる。
【0056】
上記した支持プレート19の支持片部21、22と支持フレーム24の支持筒部27、28とを連結する第1のシャフト29、第2のシャフト37及び該第1のシャフト29、第2のシャフト37に組み付けられる各部材によってヒンジ機構16が構成される。このヒンジ機構16は第1の筐体1と第2の筐体2を回動可能に支持する機構として機能する他、カメラ装置17を回転可能に支持するカメラ支持機構としても機能する。
【0057】
以下に、第1の筐体1と第2の筐体2の開閉動作について説明する。
【0058】
第1の筐体1と第2の筐体2が開閉されるときには、第1のシャフト29は支持プレート19に対して回転不能とされると共に支持フレーム24に対して回転可能とされているため、第1のシャフト29は支持プレート19と一体となって支持フレーム24に対して回転される。一方、第2のシャフト37は支持プレート19及び支持フレーム24に対して回転可能とされている。
【0059】
閉塞状態においては、図10に示すように、支持プレート19の支持片部21のクリック凹部21cにクリック部材34の一方のクリック突部34bが係合されている。このとき支持片部21、22の一方の端縁がそれぞれ支持フレーム24の支持筒部27、28のストッパー突部27d、28aの一方の端縁に近接又は当接した状態とされている。
【0060】
閉塞状態から第1の筐体1と第2の筐体2を開放していくと、支持プレート19の支持片部21に対してクリック部材34が回転され、該クリック部材34の一方のクリック突部34bと支持片部21のクリック凹部21cとの係合が解除される。このときクリック部材34によって圧縮コイルバネ35が押圧され該圧縮コイルバネ35が稍圧縮される。
【0061】
さらに第1の筐体1と第2の筐体2を開放していくと、所定の位置まで回転されたところで、圧縮されていた圧縮コイルバネ35が弾性復帰して、図11に示すように、クリック部材34の他方のクリック突部34bと支持片部21のクリック凹部21cとが係合されて、第1の筐体1と第2の筐体2が開放状態に保持される。このとき支持片部21、22の他方の端縁がそれぞれ支持フレーム24の支持筒部27、28のストッパー突部27d、28aの他方の端縁に近接又は当接した状態とされ、これ以上の第1の筐体1と第2の筐体2の開放方向への回動が規制される。
【0062】
逆に、開放状態から第1の筐体1と第2の筐体2を閉塞していくと、支持プレート19の支持片部21に対してクリック部材34が回転され、該クリック部材34の他方のクリック突部34bと支持片部21のクリック凹部21cとの係合が解除される。このときクリック部材34によって圧縮コイルバネ35が押圧され該圧縮コイルバネ35が稍圧縮される。
【0063】
さらに第1の筐体1と第2の筐体2を閉塞していくと、所定の位置まで回転されたところで、圧縮されていた圧縮コイルバネ35が弾性復帰して、図10に示すように、クリック部材34の一方のクリック突部34bと支持片部21のクリック凹部21cとが係合されて、第1の筐体1と第2の筐体2が閉塞状態に保持される。このとき支持片部21、22の一方の端縁がそれぞれ支持フレーム24の支持筒部27、28のストッパー突部27d、28aの一方の端縁に近接又は当接した状態とされ、これ以上の第1の筐体1と第2の筐体2の閉塞方向への回動が規制される。
【0064】
次に、上記したカメラ装置17についての詳細を説明する。
【0065】
上記したようにカメラ装置17は保護カバー18と該保護カバー18によって一部を除いた部分が覆われたカメラ本体48とを備え、支持プレート19の支持片部21、22と支持フレーム24の支持筒部27、28とが第1のシャフト29及び第2のシャフト37を介して連結された状態において、支持片部21、22間に回転可能に支持される。
【0066】
カメラ本体48は保持ケース49内に所定の各部が配置されて成り、保持ケース49はカバー側ケース部49aとベース側ケース部49bとが結合されて成る(図5及び図6参照)。
【0067】
カバー側ケース部49aは、ベース側ケース部49b側に開口された横長の浅い箱状を為す基体部50と、該基体部50から左方へ突出された被支持部51と、基体部50から右方へ突出された被取付部52とが一体に形成されて成る。
【0068】
基体部50にはレンズ配置孔50aが形成されている。
【0069】
被支持部51は左端部を除いた部分が円筒状に形成され、左端部が被規制突部51aとして設けられている。被規制突部51aは円弧状に形成され、周方向における一端縁が第1の被規制縁51bとされ、周方向における他端縁が第2の被規制縁51cとされている。
【0070】
被取付部52は横断面形状で略半円形状に形成され、平面部とその反対側の面を貫通するネジ挿通孔52aを有している。被取付部52の平面部には、ネジ挿通孔52aを挟んだ両側の位置に、それぞれ左右方向に延びるスライド突部52b、52bが設けられている。
【0071】
ベース側ケース部49bはカバー側ケース部49a側に開口された横長の浅い箱状を為し、基体部50より横幅が稍小さくされており、カバー側ケース部49aの基体部50と、例えば、ネジ止めによって結合される。ベース側ケース部49bは、その左側面が基体部50の左側面と一致された状態でカバー側ケース部49aに結合される。
【0072】
カメラ本体48は撮像レンズ53と所定の光学素子とを有し、撮像レンズ53がカバー側ケース部49aのレンズ配置孔50aに配置されている。
【0073】
カメラ本体48は、被支持部51と被取付部52を除いた部分が保護カバー18によって覆われ、被支持部51と被取付部52は保護カバー18から左方又は右方へ突出されている。
【0074】
カメラ装置17は、以下のようにして第1のシャフト29及び第2のシャフト37に組み付けられる(図12及び図13参照)。
【0075】
先ず、被取付部52のスライド突部52b、52bをそれぞれ第2のシャフト37の取付部38に形成されたスライド溝38b、38bに挿入する(図12参照)。このとき被支持部51は第1のシャフト29の直ぐ右側に位置される。
【0076】
次に、カメラ装置17を左方へスライドし保持ケース49の被支持部51に第1のシャフト29の短軸部32を挿入する(図13参照)。従って、被支持部51は第1のシャフト29が挿入される挿入筒部としての役割を果たす。被支持部51に短軸部32を挿入すると、保持ケース49のネジ挿通孔52aと第2のシャフト37の螺穴38aが対応して位置される。
【0077】
最後に、ネジ挿通孔52aを挿通した取付ネジ54を第2のシャフト37の螺穴38aに螺合する。
【0078】
カメラ装置17は第2のシャフト37に取り付けられるため、該第2のシャフト37と一体となって回転され、第1のシャフト29に対して回転可能とされる。被支持部51に短軸部32が挿入された状態においては、該短軸部32に取り付けられた規制突部33が被規制突部51aに対応して位置される。
【0079】
上記のように支持プレート19と支持フレーム24とがヒンジ機構16を介して連結されると共にカメラ装置17が回転可能に支持された状態において、本体用フレキシブルプリント配線板55とカメラ用フレキシブルプリント配線板56とが各別に配置される(図14参照)。
【0080】
本体用フレキシブルプリント配線板55は、一端部が第1のケース5の内部に配置された回路基板8に設けられた図示しない本体用駆動回路のコネクター部に接続され、他端部が第2のケース6に配置された表示部14の図示しないコネクター部に接続されている。本体用フレキシブルプリント配線板55の中間部は、第2のシャフト37の取付部38の背面側を通り支持フレーム24の支持筒部28を巻回され基部25の背面側を通るように配置されている。
【0081】
カメラ用フレキシブルプリント配線板56は、一端部が回路基板8に設けられた図示しないカメラ用駆動回路のコネクター部に接続され、他端部がカメラ装置17のカメラ本体48の図示しないコネクター部に接続されている。カメラ用フレキシブルプリント配線板56の他端側の部分は、カメラ装置17の保持ケース49の被支持部51を巻回され被支持部51の背面側を通り保持ケース49の外面に沿うようにして配置されており、他端部が2又状に分割された分割部56a、56aとされている。
【0082】
分割部56a、56aの先端部は、保持ケース49の内部に配置された素子ブロック48aに接続されている(図23参照)。分割部56a、56a間には、保持ケース49の内部に配置されたスペーサー48bが位置されている。
【0083】
上記のように第1の筐体1と第2の筐体2とが開閉されるときには、本体用フレキシブルプリント配線板55の第2のシャフト37に巻回された部分が、第1の筐体1と第2の筐体2の開閉動作に伴って径が変動される。
【0084】
また、カメラ装置17が回転されるときには、カメラ用フレキシブルプリント配線板56の保持ケース49に巻回された部分が、カメラ装置17の回転動作に伴って径が変動される。
【0085】
カメラ装置17には撮像レンズ53の外周の全周に補強枠57を介して発光部58が設けられている(図16及び図17参照)。発光部58は内側に配置された発光体58aと外側に配置された導光体58bとから成り、発光体58aとしては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が用いられている。発光体58aは、上記したように、回転式操作キー10の押圧操作によってカメラ装置17による撮影を行ったときに、例えば、周囲の明るさに応じて自動的に発光される。
【0086】
発光体58aは撮像レンズ53から光軸方向に離隔するに従って外側に開くように傾斜されている。このように外側に開くように傾斜されていることにより、撮像レンズ53が有する画角が遮蔽されないようにされている。
【0087】
携帯電話機100にあっては、上記したように、撮像レンズ53の外周の全周に発光部58が設けられているため、発光部58から出射された光の片寄りがなく撮像レンズ53の光軸を中心とした均等な光が出射され、良好な画像を撮影することができる。
【0088】
以下に、カメラ装置17の回転動作について説明する。
【0089】
カメラ装置17は第2のシャフト37と一体となって第1のシャフト29に対して回転され、第2のシャフト37は支持プレート19及び支持フレーム24に対して回転可能とされているため、カメラ装置17は支持プレート19及び支持フレーム24に対して回転される。
【0090】
カメラ装置17は第2の回転位置を中間位置として第1の回転位置と第3の回転位置との間を回転される。第1の回転位置は撮像レンズ53が第1の筐体1に遮蔽された「遮蔽モード」の位置であり(図15参照)、第2の回転位置は撮像レンズ53が撮影者側を向く「自分側撮影モード」の位置であり(図16参照)、第3の回転位置は撮像レンズ53が撮影者の反対側を向く「相手側撮影モード」の位置である(図17参照)。
【0091】
第1の筐体1の第1のケース5の内部に配置された回路基板8の主面が向く方向に対して撮像レンズ53の光軸が平行となる位置をカメラ装置17の基準位置とすると、カメラ装置17は、基準位置から正面側に、例えば、137°回転された位置が第1の回転位置とされ、基準位置から正面側に、例えば、14°回転された位置が第2の回転位置とされ、基準位置から背面側に、例えば、150°回転された位置が第3の回転位置とされている。従って、カメラ装置17は、例えば、287°の範囲で回転可能とされている。
【0092】
第1の回転位置においては、図18に示すように、固定部材41の第1の係合凹部43aと回転部材44の係合突部44cとが係合されている。このとき、図21に示すように、第1のシャフト29に取り付けられた規制突部33の先端部が保持ケース49の第1の被規制縁51bに近接又は当接した状態とされている。
【0093】
規制突部33は、カメラ装置17が回転されたときに、保持ケース49の被支持部51の外面の回転軌跡から外方へ突出されないようになっている。従って、上記したように、規制突部33にカメラ用フレキシブルプリント配線板56を巻回した状態において、規制突部33が巻回されたカメラ用フレキシブルプリント配線板56に接触することがなく、被支持部51の外周面側の空間をカメラ用フレキシブルプリント配線板56を配置するためのスペースとして用いることができる。
【0094】
第1の回転位置からカメラ装置17を第2の回転位置へ向けて回転していくと、支持プレート19の支持片部22に固定された固定部材41に対して第2のシャフト37とともに回転部材44が回転され、固定部材41の第1の係合凹部43aと回転部材44の係合突部44cとの係合が解除される。回転部材44によって付勢部材45が押圧され該付勢部材45が稍圧縮される。
【0095】
さらにカメラ装置17を回転していくと、第2の回転位置まで回転されたところで、圧縮されていた付勢部材45が弾性復帰して、図19に示すように、固定部材41の第2の係合凹部43bと回転部材44の係合突部44cとが係合されて、カメラ装置17が第2の回転位置に保持される。
【0096】
第2の回転位置からカメラ装置17を第3の回転位置へ向けて回転していくと、固定部材41に対して回転部材44が回転され、固定部材41の第2の係合凹部43bと回転部材44の係合突部44cとの係合が解除される。回転部材44によって付勢部材45が押圧され該付勢部材45が稍圧縮される。
【0097】
さらにカメラ装置17を回転していくと、第3の回転位置まで回転されたところで、圧縮されていた付勢部材45が弾性復帰して、図20に示すように、固定部材41の第3の係合凹部43cと回転部材44の係合突部44cとが係合されて、カメラ装置17が第3の回転位置に保持される。このとき第1のシャフト29に取り付けられた規制突部33の先端部が保持ケース49の第2の被規制縁51cに近接又は当接した状態とされ(図22参照)、これ以上のカメラ装置17の不必要な回転が規制される。
【0098】
逆に、第3の回転位置からカメラ装置17を第2の回転位置へ向けて回転していくと、固定部材41に対して回転部材44が回転され、固定部材41の第3の係合凹部43cと回転部材44の係合突部44cとの係合が解除され、回転部材44によって付勢部材45が押圧され該付勢部材45が稍圧縮される。
【0099】
さらにカメラ装置17を回転していくと、第2の回転位置まで回転されたところで、圧縮されていた付勢部材45が弾性復帰して、図19に示すように、固定部材41の第2の係合凹部43bと回転部材44の係合突部44cとが係合されて、カメラ装置17が第2の回転位置に保持される。
【0100】
第2の回転位置からカメラ装置17を第1の回転位置へ向けて回転していくと、固定部材41に対して回転部材44が回転され、固定部材41の第2の係合凹部43bと回転部材44の係合突部44cとの係合が解除され、回転部材44によって付勢部材45が押圧され該付勢部材45が稍圧縮される。
【0101】
さらにカメラ装置17を回転していくと、第1の回転位置まで回転されたところで、圧縮されていた付勢部材45が弾性復帰して、図18に示すように、固定部材41の第1の係合凹部43aと回転部材44の係合突部44cとが係合されて、カメラ装置17が第1の回転位置に保持される。このとき第1のシャフト29に取り付けられた規制突部33の先端部が保持ケース49の第1の被規制縁51bに近接又は当接した状態とされ(図21参照)、これ以上のカメラ装置17の不必要な回転が規制される。
【0102】
携帯電話機100にはカメラ装置17の回転位置を検出するための非接触型の検出手段59が設けられている(図4参照)。検出手段59は磁気抵抗素子60、例えば、MR(Magneto Resistive)素子とマグネット61によって構成されている。尚、検出手段59は磁気抵抗素子60とマグネット61のような磁気センサーの他、検出光を出射して検出を行うような光学式のセンサーであってもよい。
【0103】
磁気抵抗素子60は、図4に示すように、第1のケース5の内部に配置された回路基板8の上端部に取り付けられ、マグネット61はカメラ装置17の保持ケース49の外面に取り付けられている。検出手段59にあっては、磁気抵抗素子60の中心点とマグネット61の中心点とが、カメラ装置17の回転位置に関わらず、カメラ装置17の回転軸に直交し撮像レンズ53の光軸を含む面内に常に位置するようにされている。従って、磁気抵抗素子60の中心点とマグネット61の中心点との位置ずれが生じず、磁気抵抗素子60の感度の低下を防止することができる。
【0104】
以下に、カメラ装置17が回転されたときの検出手段59による検出動作について説明する(図23乃至図26参照)。
【0105】
カメラ装置17は、上記したように、第1の回転位置にある「遮蔽モード」(図15参照)、第2の回転位置にある「自分側撮影モード」(図16参照)及び第3の回転位置にある「相手側撮影モード」(図17参照)の3つのモードを有している。
【0106】
回路基板8の主面が向く方向に対して撮像レンズ53の光軸が平行となる位置をカメラ装置17の基準位置(0°)とすると、カメラ装置17は、基準位置から正面側(マイナス側)に137°回転された位置が第1の回転位置とされ、基準位置から正面側に14°回転された位置が第2の回転位置とされ、基準位置から背面側(プラス側)に150°回転された位置が第3の回転位置とされている。
【0107】
図23に示すように、遮蔽モード(−137°)においては、磁気抵抗素子60とマグネット61との位置関係により検出手段59の検出結果に基づいてスイッチAが「オフ」にされている。スイッチAは撮像レンズ53を介して取り込まれる画像を反転するために設けられたスイッチである。
【0108】
カメラ装置17が遮蔽モードにある第1の回転位置からプラス側に回転され、図24に示すように、自分側撮影モード(−14°)とされてもスイッチAは「オフ」のままである。
【0109】
カメラ装置17がさらにプラス側に回転され、図25に示すように、回転角度が+90°とされると、磁気抵抗素子60とマグネット61とが接近した位置関係となり、検出手段59の検出結果に基づいてスイッチAが「オン」にされる。従って、この+90°の回転角度の位置がスイッチAの切替ポイントとされている。スイッチAが「オン」にされることにより撮像レンズ53を介して取り込まれる画像が反転される。
【0110】
さらにカメラ装置17がプラス側に回転されると、図26に示すように、相手側撮影モード(+150°)とされ第3の回転位置に至るが、この間、磁気抵抗素子60にマグネット61が接近されるためスイッチAは「オン」のままである。相手側撮影モードにおいて、磁気抵抗素子60とマグネット61とが、最も接近される。
【0111】
逆に、カメラ装置17が相手側撮影モードにある第3の回転位置からマイナス側に回転されると、検出手段59の検出結果に基づいて+90°でスイッチAが「オン」から「オフ」に切り替わり、撮像レンズ53を介して取り込まれる画像が反転されて通常表示に戻る。
【0112】
以上に記載した通り、携帯電話機100にあっては、撮像レンズ53を介して取り込まれる画像の反転を、カメラ装置17の本体部3に対する回転位置を検出する非接触型の検出手段59によって行うようにしているため、プッシュスイッチを用いた場合のように被操作レバーや操作用突部の可動スペースを必要とせず、また、ヒンジ機構16と被操作レバーや操作用突部との干渉というおそれもなく、その分、携帯電話機100の小型化を図ることができる。
【0113】
また、カメラ装置17への給電のためのカメラ用フレキシブルプリント配線板56の十分な配置スペースを確保することができ、また、被操作レバーや操作用突部とカメラ用フレキシブルプリント配線板56との干渉という問題が生じないため、カメラ用フレキシブルプリント配線板56の耐久性の向上を図ることができる。
【0114】
さらに、検出手段59が非接触型であるため、ヒンジ部4の隙間から侵入するおそれのある塵埃や水分等による影響が少なく、検出動作の不良を防止することができる。
【0115】
加えて、非接触型の検出手段59を用いることにより、プッシュスイッチ等の接触型の検出手段を用いた場合に比し、検出手段59の耐久性の向上を図ることができる。
【0116】
さらにまた、検出手段59が磁気抵抗素子60とマグネット61とによって構成され、簡素な構成とされているため、携帯電話機100の内部に設けられる内部機構の簡素化及び内部機構の組立作業における作業性の向上を図ることができる。
【0117】
検出手段59にあっては、磁気抵抗素子60が本体部3を構成する第1の筐体1の内部に配置された回路基板8に取り付けられ、マグネット61がカメラ装置17に取り付けられているため、磁気抵抗素子60への給電のための配線板、例えば、フレキシブルプリント配線板や専用のコネクター等の部品を設ける必要がなく、内部構成の簡素化及び部品点数の低減を図ることができる。
【0118】
また、磁気抵抗素子60を回路基板8に取り付けマグネット61をカメラ装置17に取り付けることにより、磁気抵抗素子60への給電のためのフレキシブルプリント配線板を必要としないため、カメラ装置17を回転したときの当該フレキシブルプリント配線板に対するストレスによる耐久性の低下という問題も生じることがなく、検出手段59による良好な検出動作を確保することができる。
【0119】
さらに、携帯電話機100へ外部からの衝撃等が付与されたときには、回転可能なカメラ装置17は回路基板8よりもこの衝撃等の影響を受け易いため、磁気抵抗素子60を回路基板8に取り付けマグネット61をカメラ装置17に取り付けることにより、磁気抵抗素子60のクラックや破損等と言った不具合の発生を防止することができる。
【0120】
加えて、磁気抵抗素子60を回路基板8に取り付けマグネット61をカメラ装置17に取り付けることにより、カメラ装置17の交換が必要とされた場合でも、一般にマグネット61よりも高価な磁気抵抗素子60をカメラ装置17とともに交換する必要がない。
【0121】
尚、上記には、磁気抵抗素子60を回路基板8に取り付けマグネット61をカメラ装置17に取り付けた例を示したが、逆に、磁気抵抗素子60をカメラ装置17に取り付けマグネット61を回路基板8に取り付けてもよい。この場合には磁気抵抗素子60への給電をカメラ用フレキシブルプリント配線板56を用いて行うことが可能である。
【0122】
次に、検出手段62及びこの検出手段62による検出動作について説明する(図27乃至図30参照)。
【0123】
検出手段62も検出手段59と同様に非接触型であり、第1の磁気抵抗素子63と第2の磁気抵抗素子64とマグネット65とによって構成されている。第1の磁気抵抗素子63と第2の磁気抵抗素子64として、例えば、何れもMR素子が用いられている。
【0124】
尚、検出手段62としても検出手段59と同様に、検出光を出射して検出を行うような光学式のセンサーを用いてもよい。
【0125】
第1の磁気抵抗素子63は第1のケース5の内部に配置された回路基板8の上端部に配置され、第2の磁気抵抗素子64は第1のケース5のフロントケース5aの背面の上端部の傾斜された部分に配置されている。マグネット65はカメラ装置17の保持ケース49の外面に取り付けられている。検出手段62にあっては、第1の磁気抵抗素子63、第2の磁気抵抗素子64の中心点とマグネット65の中心点とが、カメラ装置17の回転位置に関わらず、カメラ装置17の回転軸に直交し撮像レンズ53の光軸を含む面内に常に位置するようにされている。従って、第1の磁気抵抗素子63、第2の磁気抵抗素子64の中心点とマグネット65の中心点との位置ずれが生じず、第1の磁気抵抗素子63及び第2の磁気抵抗素子64の感度の低下を防止することができる。
【0126】
図27に示すように、遮蔽モード(−137°)においては、第1の磁気抵抗素子63とマグネット65との位置関係により検出手段62の検出結果に基づいてスイッチAが「オフ」にされている。このとき第2の磁気抵抗素子64とマグネット65とは最も接近した位置にあり、第2の磁気抵抗素子64とマグネット65との位置関係により検出手段62の検出結果に基づいてスイッチBが「オン」にされている。
【0127】
スイッチBはカメラ装置17を使用可能状態又は使用不能状態に切り替えるために設けられたスイッチであり、スイッチBが「オン」にされているときにはカメラ装置17が使用不能状態にある。カメラ装置17が使用不能状態にあるときには、例えば、カメラ装置17の保持ケース49の内部に配置された素子ブロック48aへの給電が停止又は遮断されている。
【0128】
カメラ装置17が遮蔽モードにある第1の回転位置からプラス側に回転され、図28に示すように、自分側撮影モード(−14°)とされてもスイッチAは「オフ」のままである。一方、第2の磁気抵抗素子64はマグネット65から離隔され、遮蔽モードから自分側撮影モードに至る途中で検出手段62の検出結果に基づいてスイッチBが「オフ」にされる。スイッチBが「オフ」にされると、素子ブロック48aへの給電が再開されカメラ装置17が使用可能状態に切り替えられる。
【0129】
カメラ装置17がさらにプラス側に回転され、図29に示すように、回転角度が+90°とされると、第1の磁気抵抗素子63とマグネット65とが接近した位置関係となり、検出手段62の検出結果に基づいてスイッチAが「オン」にされる。スイッチAが「オン」にされることにより撮像レンズ53を介して取り込まれる画像が反転される。一方、回転角度が+90°とされても第2の磁気抵抗素子64とマグネット65とは離隔された位置にありスイッチBは「オフ」のままでありカメラ装置17は使用可能状態にある。
【0130】
さらにカメラ装置17がプラス側に回転されると、図30に示すように、相手側撮影モード(+150°)とされ第3の回転位置に至るが、この間、第1の磁気抵抗素子63にマグネット65が接近されるためスイッチAは「オン」のままである。相手側撮影モードにおいて、第1の磁気抵抗素子63とマグネット65とが、最も接近される。また、相手側撮影モードにおいても第2の磁気抵抗素子64とマグネット65とは離隔された位置にありスイッチBは「オフ」のままでありカメラ装置17は使用可能状態にある。
【0131】
逆に、カメラ装置17が相手側撮影モードにある第3の回転位置からマイナス側に回転されると、検出手段62の検出結果に基づいて+90°でスイッチAが「オン」から「オフ」に切り替わり、撮像レンズ53を介して取り込まれる画像が反転されて通常表示に戻る。カメラ装置17のマイナス側への回転中には、検出手段62の検出結果に基づいて自分側撮影モードから遮蔽モードに至る途中でスイッチBが「オフ」から「オン」に切り替わり、カメラ装置17が使用可能状態から使用不能状態に切り替えられる。
【0132】
上記したように、検出手段62を用いた場合には、検出手段59を用いた場合の上記した効果に加え、カメラ装置17が所定の位置に回転されたときにカメラ装置17が使用可能状態又は使用不能状態に切り替わるため、必要なときにのみカメラ装置17への給電が行われ消費電力の低減を図ることができる。
【0133】
また、自分側撮影モードと相手側撮影モードとの間で画像の反転が行われ、自分側撮影モードと相手側撮影モードにおいてカメラ装置17が使用可能状態とされると共に遮蔽モードにおいてカメラ装置17が使用不能状態とされるため、各モードにおいて撮影者にとってのカメラ装置17の所望の状態が設定され、使い勝手の向上を図ることができる。
【0134】
尚、上記には、第1の磁気抵抗素子63を回路基板8に取り付け第2の磁気抵抗素子64を第1のケース5に取り付け、マグネット65をカメラ装置17に取り付けた例を示したが、逆に、第1の磁気抵抗素子63及び第2の磁気抵抗素子64をカメラ装置17の各別の位置に取り付けマグネット65を回路基板8に取り付けてもよい。この場合には第1の磁気抵抗素子63及び第2の磁気抵抗素子64への給電をカメラ用フレキシブルプリント配線板56を用いて行うことが可能である。
【0135】
また、上記には、第1の磁気抵抗素子63及び第2の磁気抵抗素子64の2つの磁気抵抗素子と1つのマグネット65とによって検出手段62を構成した例を示したが、検出手段62を1つの磁気抵抗素子と2つのマグネットとによって構成することも可能である。
【0136】
以下に、上記した検出手段62による検出動作を図31に示すフローチャート図を参照して説明する。
【0137】
(S1)検出手段62による検出動作を開始し、スイッチBの状態を判別する。スイッチBが「オン」にされている場合には(S2)へ移行される。スイッチBが「オフ」にされている場合には(S3)へ移行される。
【0138】
(S2)カメラ装置17が使用不能状態とされ、引き続き(S1)のスイッチBの判別を行う。
【0139】
(S3)カメラ装置17が使用可能状態とされ、(S4)へ移行される。
【0140】
(S4)撮像レンズ53を介して取り込まれる画像が反転されない通常表示とされ、(S5)へ移行される。
【0141】
(S5)スイッチAの状態を判別する。スイッチAが「オン」にされている場合には(S6)へ移行される。スイッチAが「オフ」にされている場合には(S1)へ移行され、引き続き(S1)のスイッチBの判別を行う。
【0142】
(S6)撮像レンズ53を介して取り込まれる画像が反転されて反転表示とされ、(S5)へ移行されて引き続き(S5)のスイッチAの判別を行う。
【0143】
次に、カメラ装置の変形例について説明する(図32参照)。この変形例に係るカメラ装置17Aは、上記したカメラ装置17と比較して、回転操作部の位置及び形状が異なることのみが相違するため、カメラ装置17と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分についてはカメラ装置17における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0144】
カメラ装置17Aは略円筒状に形成された保護カバー18Aと該保護カバー18Aによって一部を除いた部分が覆われたカメラ本体48を備えている。
【0145】
保護カバー18Aの左右両端部にはそれぞれローレット加工が施され、このローレット加工が施された部分が回転操作部18b、18bとして形成されている。回転操作部18b、18bは保護カバー18Aの全周に亘って形成されている。
【0146】
このようにカメラ装置17Aには、保護カバー18Aの全周に亘って形成された回転操作部18b、18bが設けられているため、カメラ装置17Aの回転位置に関わらず、回転操作部18b、18bに指を宛ってカメラ装置17Aの回転操作を容易に行うことができる。
【0147】
上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【0148】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明情報端末機器は、本体部を構成する第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回動可能に連結されて折畳自在にされると共に撮像レンズを有し本体部に対して回転可能なカメラ装置が設けられた情報端末機器であって、カメラ装置の本体部に対する回転位置を検出してカメラ装置が所定の回転位置に回転されたときに撮像レンズを介して取り込まれる画像を反転するための非接触型の検出手段を設けたことを特徴とする。
【0149】
従って、プッシュスイッチを用いた場合のように被操作レバーや操作用突部の可動スペースを必要とせず、また、ヒンジ部に設けられる機構と被操作レバーや操作用突部との干渉というおそれもなく、その分、情報端末機器の小型化を図ることができる。
【0150】
また、カメラ装置への給電のための配線板の十分な配置スペースを確保することができ、また、被操作レバーや操作用突部との干渉という問題が生じないため、配線板の耐久性の向上を図ることができる。
【0151】
さらに、検出手段が非接触型であるため、ヒンジ部の隙間から侵入するおそれのある塵埃や水分等による影響が少なく、検出動作の不良を防止することができる。
【0152】
加えて、非接触型の検出手段を用いることにより、プッシュスイッチ等の接触型の検出手段を用いた場合に比し、検出手段の耐久性の向上を図ることができる。
【0153】
請求項2に記載した発明にあっては、上記検出手段をマグネットと磁気抵抗素子とによって構成したので、検出手段が簡素な構成であり、情報端末機器の内部に設けられる内部機構の簡素化及び内部機構の組立作業における作業性の向上を図ることができる。
【0154】
請求項3に記載した発明にあっては、上記マグネットをカメラ装置に配置し、磁気抵抗素子を本体部に配置したので、磁気抵抗素子への給電のための配線板、例えば、フレキシブルプリント配線板や専用のコネクター等の部品を設ける必要がなく、内部構成の簡素化及び部品点数の低減を図ることができる。
【0155】
また、磁気抵抗素子への給電のためのフレキシブルプリント配線板を必要としないため、カメラ装置を回転したときの当該フレキシブルプリント配線板に対するストレスによる耐久性の低下という問題も生じることがなく、検出手段による良好な検出動作を確保することができる。
【0156】
さらに、情報端末機器へ外部からの衝撃等が付与されたときに、磁気抵抗素子のクラックや破損等と言った不具合の発生を防止することができる。
【0157】
加えて、カメラ装置の交換が必要とされた場合でも、一般にマグネットよりも高価な磁気抵抗素子をカメラ装置とともに交換する必要がない。
【0158】
請求項4に記載した発明にあっては、上記カメラ装置を保護カバーと該保護カバー内に配置されたカメラ本体とによって構成し、保護カバーの外面にローレット加工が施された回転操作部を形成したので、回転操作部に指を宛ってカメラ装置の回転操作を容易に行うことができる。
【0159】
請求項5に記載した発明にあっては、上記検出手段を1つのマグネットと2つの磁気抵抗素子又は2つのマグネットと1つの磁気抵抗素子とによって構成し、カメラ装置が別の所定の回転位置に回転されたときにカメラ装置を使用不能状態としたので、必要なときにのみカメラ装置への給電が行われ消費電力の低減を図ることができる。
【0160】
請求項6に記載した発明にあっては、上記カメラ装置の使用モードとして、撮像レンズが撮影者側を向く自分側撮影モードと撮像レンズが撮影者の反対側を向く相手側撮影モードと撮像レンズが本体部に遮蔽される遮蔽モードとを設け、自分側撮影モードと相手側撮影モードとの間で画像の反転を行い、自分側撮影モードと相手側撮影モードにおいてカメラ装置を使用可能状態とすると共に遮蔽モードにおいてカメラ装置を使用不能状態としたので、各モードにおいて撮影者にとってのカメラ装置の所望の状態が設定され、使い勝手向上を図ることができる。
【0161】
請求項7に記載した発明にあっては、上記撮像レンズの外周の全周にカメラ装置による撮影時に発光可能な発光部を設けたので、発光部から出射された光の片寄りがなく撮像レンズの光軸を中心とした均等な光が出射され、良好な画像を撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図32と共に本発明を携帯電話機に適用した実施の形態を示すものであり、本図は開放状態を示す携帯電話機の斜視図である。
【図2】閉塞状態を示す携帯電話機の斜視図である。
【図3】第1の筐体と第2の筐体の回動角度を示す概略側面図である。
【図4】携帯電話機の内部構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図5】ヒンジ機構を示す拡大分解斜視図である。
【図6】ヒンジ機構を示す拡大斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う拡大断面図である。
【図9】固定部材と回転部材との関係を示す拡大斜視図である。
【図10】図11と共に第1の筐体と第2の筐体の回動が規制されるときの状態を示すものであり、本図は閉塞状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図11】開放状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図12】図13と共にカメラ装置の組付手順を示すものであり、本図はカメラ装置がスライドされる前の状態を一部を断面にして示す拡大正面図である。
【図13】カメラ装置がスライドされ組み付けられた状態を一部を断面にして示す拡大正面図である。
【図14】フレキシブルプリント配線板が配置された状態を示す拡大斜視図である。
【図15】遮蔽モードを示す拡大斜視図である。
【図16】自分側撮影モードを示す拡大斜視図である。
【図17】相手側撮影モードを示す拡大斜視図である。
【図18】図19及び図20と共にカメラ装置が各回転位置に保持されるときの状態を示すものであり、本図は第1の回転位置の状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図19】第2の回転位置の状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図20】第3の回転位置の状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図21】図22と共にカメラ装置の回転が規制されるときの状態を示すものであり、本図は第1の回転位置の状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図22】第3の回転位置の状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図23】図24乃至図26と共に検出手段の検出動作が行われるときのカメラ装置の回転位置を示すものであり、本図は遮蔽モードの状態を示す拡大断面図である。
【図24】自分側撮影モードの状態を示す拡大断面図である。
【図25】カメラ装置の回転角度が+90°の状態を示す拡大断面図である。
【図26】相手側撮影モードの状態を示す拡大断面図である。
【図27】図28乃至図30と共に別の検出手段の検出動作が行われるときのカメラ装置の回転位置を示すものであり、本図は遮蔽モードの状態を示す拡大断面図である。
【図28】自分側撮影モードの状態を示す拡大断面図である。
【図29】カメラ装置の回転角度が+90°の状態を示す拡大断面図である。
【図30】相手側撮影モードの状態を示す拡大断面図である。
【図31】別の検出手段の検出動作を示すフローチャート図である。
【図32】カメラ装置の変形例を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
100…携帯電話機(モバイル情報端末機器)、1…第1の筐体、2…第2の筐体、3…本体部、4…ヒンジ部、17…カメラ装置、18…保護カバー、18a…回転操作部、48…カメラ本体、53…撮像レンズ、59…検出手段、60…磁気抵抗素子、61…マグネット、62…検出手段、63…第1の磁気抵抗素子、64…第2の磁気抵抗素子、65…マグネット、17A…カメラ装置、18A…保護カバー、18b…回転操作部
Claims (7)
- 本体部を構成する第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回動可能に連結されて折畳自在にされると共に撮像レンズを有し本体部に対して回転可能なカメラ装置が設けられた情報端末機器であって、
カメラ装置の本体部に対する回転位置を検出してカメラ装置が所定の回転位置に回転されたときに撮像レンズを介して取り込まれる画像を反転するための非接触型の検出手段を設けた
ことを特徴とする情報端末機器。 - 上記検出手段をマグネットと磁気抵抗素子とによって構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末機器。 - 上記マグネットをカメラ装置に配置し、磁気抵抗素子を本体部に配置した
ことを特徴とする請求項2に記載の情報端末機器。 - 上記カメラ装置を保護カバーと該保護カバー内に配置されたカメラ本体とによって構成し、
保護カバーの外面にローレット加工が施された回転操作部を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末機器。 - 上記検出手段を1つのマグネットと2つの磁気抵抗素子又は2つのマグネットと1つの磁気抵抗素子とによって構成し、
カメラ装置が別の所定の回転位置に回転されたときにカメラ装置を使用不能状態とした
ことを特徴とする請求項2に記載の情報端末機器。 - 上記カメラ装置の使用モードとして、撮像レンズが撮影者側を向く自分側撮影モードと撮像レンズが撮影者の反対側を向く相手側撮影モードと撮像レンズが本体部に遮蔽される遮蔽モードとを設け、
自分側撮影モードと相手側撮影モードとの間で画像の反転を行い、
自分側撮影モードと相手側撮影モードにおいてカメラ装置を使用可能状態とすると共に遮蔽モードにおいてカメラ装置を使用不能状態とした
ことを特徴とする請求項5に記載の情報端末機器。 - 上記撮像レンズの外周の全周にカメラ装置による撮影時に発光可能な発光部を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末機器。
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