JP2004221413A - 分布帰還型半導体レーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】分布帰還型半導体レーザに関し、比較的容易なプロセス技術により半導体レーザの発振域値電流値を周囲温度の変化に対して安定化する。
【解決手段】回折格子3を第1の媒質1と、第1の媒質1より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率の増加率が小さな第2の媒質2とにより構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は分布帰還型半導体レーザに関するものであり、特に、波長多重通信システム等において光源として用いられる半導体レーザの発振域値電流値を周囲温度の変化に対して安定にするための構成に特徴のある分布帰還型半導体レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の光通信システムの高速化、高機能化に伴い、その光源として、波長安定性に優れた半導体レーザが必要とされており、特に、波長多重通信用の光源としては、動的単一モード性に優れた分布帰還型半導体レーザが用いられている。
【0003】
この様な分布帰還型半導体レーザにおいては、安定した単一モード発振を実現するために、レーザ共振器内の光導波路に回折格子を備えており、特に、共振器内の中央付近のいずれかの位置にλ/4の位相シフト(λは波長)を有する回折格子を備えたλ/4シフトDFB半導体レーザでは安定した単一モード発振が実現できる。
【0004】
この様な半導体レーザは、一般に、周囲温度が上昇することにより発振閾値電流が上昇するが、これは温度が上昇するにしたがって活性層の利得が減少するためである。
【0005】
また、レーザ光を変調する回路としては、現在のところ、半導体レーザの発振閾値が変動する効果を考慮に入れた複雑な回路を設計する必要がある。
【0006】
この様な周囲温度の変化に対して発振閾値電流値を安定化するために、レーザ光の存在領域を屈折率の温度係数が負の半導体層と屈折率の温度係数が正の半導体層とを組み合わせることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−223787公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年のさらなる光通信容量の増大に伴って、光ファイバ通信は幹線系のみならず加入者系でもその需要が高まりつつあるが、加入者系で使用される半導体レーザは、幹線系よりもさらに周囲温度の変化が大きい過酷な条件下で使用されることになる。
【0009】
そのため、発振閾値電流値は周囲温度の変化により大きく変動することになるが、変調制御回路の単純化のためには周囲温度に対して閾値電流値の温度変化がより小さい半導体レーザが要求される。
【0010】
そこで、周囲温度に対して閾値電流値の変動の小さな半導体レーザとして上述した、屈折率の温度変化が負の導電性媒質を任意の層に導入することが提案されているが、このような層を含む積層構造を厚く形成することは現在の結晶成長技術では困難である。
【0011】
したがって、本発明は、比較的容易なプロセス技術により半導体レーザの発振域値電流値を周囲温度の変化に対して安定化することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理的構成図であり、この図1を参照して本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記目的を達成するため、本発明は、分布帰還型半導体レーザにおいて、回折格子3を第1の媒質1と、第1の媒質1より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率の増加率が小さな第2の媒質2とにより構成したことを特徴とする。
【0013】
上記の屈折率特性の関係を有する第1の媒質1と第2の媒質2とを組み合わせて回折格子3を形成することによって、発振閾値電流値が周囲温度に対して変化の小さい半導体レーザを構成することができる。
【0014】
ここで、発振閾値電流値が周囲温度に依存しない半導体レーザとして以下の条件が必要とされる。
温度上昇と共に活性層の利得が減少するため、発振閾値利得を得るための電流値すなわち閾値電流値が増加するが、温度上昇に対する活性層の利得の減少は避けることができないものであるので、発振閾値電流値を安定に保つためには、温度上昇に対して発振閾値利得が減少しなければならない。
【0015】
温度が上昇するとある一定電流で得られる利得が減少するが、この構造である場合、同時に閾値利得gthが減少するため、理想的に構造を設計すると閾値電流値Ithは、周囲温度の変化に対してほぼ一定に保たれるので以下に説明する。
【0016】
レーザ発振閾値電流値Ithは近似的に以下の式(1)で表される。
th=(dwL/η)×{gth/〔Γβ(T)〕+J(T)}・・(1)
但し、
d :活性層厚(μm)
w :活性層幅(cm)
L :共振器長(cm)
η:内部微分量子効率
th:閾値利得(cm−1
Γ :光閉じ込め係数
β(T):微分利得係数(cm・μm/A)
(T):媒質が透明になる電流密度(A/cm・μm)
となる。
【0017】
この式(1)における微分利得係数β(T)は温度上昇に対して減少すること、及び、媒質が透明になる電流密度J(T)は温度上昇に対して増加することが知られているが、経験的に次式(2),(3)で表すことができる。
β(T)=1032exp(−T/T) ・・・(2)
(T)=0.098exp(T/T) ・・・(3)
【0018】
ここで、温度上昇に対して式(1)のIthを温度変化に対して一定あるいは、変化を小さくするには、式(1)〜(3)より、
X(T)=gth/〔Γβ(T)〕+J(T) ・・・(4)
の値を温度Tに対して一定あるいは、変化量を小さく抑える必要がある。
【0019】
そのためには、閾値利得gthを温度上昇に対して減少させる必要がある。
即ち、κLを温度Tに対して増加させることにより閾値利得gthを減少させ、それによって、閾値電流値Ithを一定に保つことができるか、もしくは変動を通常構造と比較して小さくすることができる。
【0020】
しかしながら、第1の媒質1の性質をもつ2つの異なる屈折率を有する半導体からなる回折格子3は温度上昇に伴って両方の半導体とも屈折率が同じ割合で増加するため回折格子3の結合係数の変化はほとんどない。
【0021】
これに対して、上述の互いに異なった屈折率特性を有する第1の媒質1と第2の媒質2とから回折格子3を構成した場合、温度上昇に伴って第1の媒質1と第2の媒質2との屈折率差が増大する。
このため温度上昇に伴って、回折格子3の結合係数が増加する結果、結合係数κと共振器長Lの積κLが温度上昇によって増加するため、共振器損失に相当する成分が減少して閾値利得gthが減少する。
【0022】
この場合、温度上昇に伴い屈折率が増加する第1の媒質1の特性を有する半導体としては、GaAs、AlGaAs混晶、InP、InGaAs混晶、InGaAsP混晶等があり、半導体レーザを構成する材料の大半を占める。
【0023】
それに対して、温度変化に対する屈折率の上昇率が上記の半導体よりも小さいあるいは、減少する性質を持つ第2の媒質2の特性を有する半導体としては、HgCdTe混晶、GaInAsBi混晶、GaInPBi混晶、TlInGaP混晶、TlInGaAs混晶などが上げられる。
但し、これらの材料は、上記に列挙した第1の媒質1の特性を有する半導体より屈折率が大きい。
また、第2の媒質2の特性を有する非導電性の誘電体材料としては、ベンゾシクロブテン(BCB)が温度上昇に対して屈折率が減少することが知られている。
【0024】
また、回折格子3の構成において、周囲温度の変化に対してより安定化するためには、第1の媒質1が温度に対して屈折率が増加する材料からなり、且つ、第2の媒質2が温度に対して屈折率が減少する材料からなることが望ましい。
【0025】
素子構造としては、溝4を設けた導電性媒質からなる第1の媒質1と、溝4を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質2から構成した回折格子3が活性層を含むメサ構造の上に位置し、回折格子3を構成する第2の媒質2の両脇に、第1の媒質1と同じ屈折率特性を有する導電性媒質を設けるとともに、第1の媒質1と同じ屈折率特性を有する導電性媒質上に電極を設けても良い。
【0026】
或いは、溝4を設けた導電性媒質からなる第1の媒質1と、溝4を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質2から構成した回折格子3が活性層を含むメサ構造の上に位置し、回折格子3を構成する第2の媒質2の両脇が、第1の媒質1で完全に埋め込まれるとともに、第2の媒質2の両脇を埋め込む第1の媒質1の上方に電極を設けても良い。
なお、この場合の電極は、第1の媒質1上にコンタクト用半導体層を介して設ければ良い。
【0027】
さらには、溝4を設けた導電性媒質からなる第1の媒質1と、溝4を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質2から構成した回折格子3、活性層上に設けられたリッジ構造の両側に位置するように設けても良い。
【0028】
なお、第2の媒質2としては、ベンゾシクロブテン(BCB)、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、或いは、フッ化リチウム(LiF)のいずれかが望ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザを説明する。
図2(a)及び(b)参照
図2(a)は、本発明の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの光軸方向からみた正面図であり、図2(b)は図2(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った回折格子の概略的断面図である。
【0030】
まず、n型InP基板11上に有機金属気相成長法(MOCVD法)を用いて、厚さが、例えば、200nmのn型InPクラッド層12、厚さが、例えば、50nmのi型InGaAsPSCH層13、厚さが、例えば、20nmのi型InGaAsP活性層14、厚さが、例えば、50nmのi型InGaAsPSCH層15、及び、厚さが、例えば、200nmのp型InPクラッド層16を順次堆積させる。
【0031】
次いで、厚さが、例えば、0.3μmのSiO膜を堆積させたのち、エッチングすることによって幅が、例えば、1.5μmのSiO膜パターン(図示を省略)を形成し、このSiO膜パターンをマスクとしてn型InP基板11に達するまでメサエッチングする。
【0032】
次いで、SiO膜パターンをそのまま選択成長マスクとして用いてMOCVD法によって、p型InP埋込層17及び厚さが、例えば、100nmのn型InP電流ブロック層18を順次成長させてメサ側面を埋め込む。
次いで、SiO膜パターンを除去したのち、再び、MOCVD法を用いてp型InP層19を表面が平坦になるまで、例えば、200nmの厚さに堆積させる。
【0033】
次いで、レジストを塗布し、レーザ中央部に幅が、例えば、10μmで、240nm周期で120nmのラインアンドスペースの回折格子パターンを露光し、現像することによってレジストパターン(図示を省略)を形成し、このレジストパターンをマスクとしてp型InP層19の露出部を例えば、10nm深さにエッチングすることによって、溝20を形成する。
なお、この場合、溝20の中央部近傍に位相シフト領域21を設ける。
【0034】
次いで、レジストパターンを除去したのち、溝形成部をSiOパターン(図示を省略)で被覆し、このSiOパターンを選択成長マスクとして、再び、MOCVD法により厚さが、例えば、50nmのp型InGaAsコンタクト層22を堆積させる。
【0035】
次いで、溝形成部に設けたSiOパターンを除去したのち、ベンゾシクロブテン(BCB)を溝形成部に厚さが、例えば、200nmの厚さにコーティングして、p型InP層19とBCB層23とからなる回折格子24を形成し、次いで、p型InGaAsコンタクト層22上にp側電極25を設けるとともに、n型InP基板11の裏面にn側電極26を形成する。
最後に、200μmの共振器長に劈開したのち、光軸に垂直な端面に反射防止膜27を形成することによって本発明の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの基本構成が完成する。
【0036】
この本発明の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザにおいては、絶縁体であるBCBを用いているので、BCBの両側から電流を流す構造を採用している。
なお、BCBをクラッド層に用いること自体は、非特許文献(Japanese Journal of Applied Physics,vol.41,p.L249−251,2002)に記載されている。
【0037】
図3参照
図3は、上記の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザのκLの温度依存性に関する計算結果を示したものである。
回折格子24を構成するInPは温度上昇に対して約3×10−4〔K−1〕の変化率で増加するが、BCB(300℃における屈折率は1.545)は温度上昇に対する変化率は約−3.0×10−5〔K−1〕で、温度上昇とともに減少するので、温度上昇とともに、両者の屈折率差が大きくなり、それによって、結合係数κも大きくなるので積κLが温度とともに上昇する。
【0038】
図4参照
図4は、上記の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの閾値電流値Ithの温度変化の計算結果を示したもので、InP系の半導体のみで回折格子を形成した従来例に比べ、閾値電流値Ithの変化量が小さいことがわかる。
【0039】
この本発明の第1の実施の形態においては、回折格子部分を活性層部分のメサ幅と比較して広くとっているので、光の電界分布がp側電極部分にかかることはなく、したがって、p側電極がレーザ特性に悪影響を与えることがない。
【0040】
但し、回折格子形成部分を広く取りすぎるとp型InGaAsコンタクト層の面積が狭くなり素子抵抗が増大するといった問題が生じる。
逆に、素子抵抗の低減のためにp型InGaAsコンタクト層部分を広くすると光の電界分布がp型InGaAsコンタクト層にかかりレーザ特性が劣化するという問題が生ずる。
【0041】
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態の分布帰還型半導体レーザを説明するが、回折格子の幅及び近傍の構成が異なるだけで、他は上記の第1の実施の形態と同様であるので、相違点のみ説明する。
図5(a)及び(b)参照
図5(a)は、本発明の第2の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの光軸方向からみた正面図であり、図5(b)は図5(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った回折格子の概略的断面図である。
【0042】
上記の第1の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの製造工程と全く同様に、i型InGaAsP活性層含むストライプ状メサの両脇をp型InP埋込層17及びn型InP電流ブロック層18で埋め込んだのち、SiO膜パターンを除去して、再び、MOCVD法を用いてp型InP層19を例えば、300nmの厚さに堆積させる。
【0043】
次いで、レジストを塗布し、レーザ中央部に幅が、例えば、10μmで、240nm周期で120nmのラインアンドスペースの回折格子パターンを露光し、現像することによってレジストパターン(図示を省略)を形成し、このレジストパターンをマスクとしてp型InP層19の露出部を例えば、10nm深さにエッチングすることによって、溝20を形成する。
なお、この場合も、溝20の中央部近傍に位相シフト領域21を設ける。
【0044】
次いで、レジストパターンを除去したのち、溝形成部をSiOパターン(図示を省略)で被覆し、このSiOパターンを選択成長マスクとして、再び、MOCVD法により厚さが、例えば、150nmのp型InP層28及び厚さが、例えば、50nmのp型InGaAsコンタクト層22を順次堆積させる。
【0045】
次いで、溝形成部に設けたSiOパターンを除去したのち、BCBを溝形成部に厚さが、例えば、200nmの厚さにコーティングして、p型InP層19とBCB層23とからなる回折格子24を形成し、次いで、p型InGaAsコンタクト層22上にp側電極25を設けるとともに、n型InP基板11の裏面にn側電極26を形成する。
最後に、200μmの共振器長に劈開したのち、光軸に垂直な端面に反射防止膜27を形成することによって本発明の第2の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの基本構成が完成する。
【0046】
この本発明の第2の実施の形態においては、素子抵抗を低減するために回折格子部分を狭くしているが、回折格子形成部分の両脇にp型InP層を厚く形成しているので光の電界分布がp側電極にかかることがなく、レーザ特性が劣化することがない。
【0047】
次に、図6を参照して本発明の第3の実施の形態の分布帰還型半導体レーザを説明する。
図6(a)及び(b)参照
図6(a)は、本発明の第3の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの光軸方向からみた正面図であり、図6(b)は図6(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った回折格子の概略的断面図である。
【0048】
まず、n型InP基板31上にMOCVD法を用いて、厚さが、例えば、200nmのn型InPクラッド層32、厚さが、例えば、50nmのi型InGaAsPSCH層33、厚さが、例えば、20nmのi型InGaAsP活性層34、厚さが、例えば、50nmのi型InGaAsPSCH層35、厚さが、200nmのp型InPクラッド層36、厚さが、例えば、5.2μmのp型InP層37、及び、厚さが、例えば、50nmのp型InGaAsコンタクト層38を順次堆積させる。
【0049】
次いで、厚さが、例えば、0.3μmのSiO膜を堆積させたのち、エッチングすることによって幅が、例えば、3.0μmのSiO膜パターン(図示を省略)を形成し、このSiO膜パターンをマスクとしてp型InP層37を5μmの深さにエッチングしてリッジ39を形成する。
【0050】
次いで、SiO膜パターンを除去したのち、レジストを塗布し、リッジ39の両脇に、240nm周期で120nmのラインアンドスペースの回折格子パターンを露光し、現像することによってレジストパターン(図示を省略)を形成し、このレジストパターンをマスクとしてp型InP層37の露出部を例えば、10nm深さにエッチングすることによって、溝40を形成する。
なお、この場合も、溝40の中央部近傍に位相シフト領域41を設ける。
【0051】
次いで、レジストパターンを除去したのち、BCBを溝形成部に厚さが、例えば、200nmの厚さにコーティングして、p型InP層37とBCB層42とからなる回折格子43を形成し、次いで、p型InGaAsコンタクト層38上にp側電極44を設けるとともに、n型InP基板31の裏面にn側電極45を形成する。
最後に、200μmの共振器長に劈開したのち、光軸に垂直な端面に反射防止膜46を形成することによって本発明の第3の実施の形態の分布帰還型半導体レーザの基本構成が完成する。
【0052】
この第3の実施の形態においては、リッジ構造を採用しているので、埋込ヘテロ構造と比較して、少ないプロセス技術で作製できるという利点がある。
なお、光の電界分布はリッジの両側に拡がり回折格子を影響を受けて分布帰還型半導体レーザとなる。
【0053】
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明は各実施の形態に記載した構成及び条件に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記の各実施の形態においては、温度に対して屈折率が低下する材料としてBCBをとりあげたが、BCBに限られるものではなく、ポリスチレンやPMMA等の有機材料、或いは、フッ化リチウム等の誘電体を替りに用いても良いものである。
【0054】
また、上記の各実施の形態においては、活性層をInGaAsPバルク層で構成しているが、MQW(多重量子井戸構造)活性層を用いても良いものである。
【0055】
また、上記の各実施の形態においては、光通信用光源を前提としているのでInGaAsP/InP系で半導体レーザを構成しているが、InGaAsP/InP系に限られるものではなく、AlGaAs/GaAs系等の他の化合物半導体を用いても良いものである。
【0056】
また、上記の第3の実施の形態においては、リッジを形成してから回折格子用の溝を形成しているが、上記の第2の実施の形態のように、回折格子用の溝を形成してからリッジを選択成長させても良いものである。
【0057】
また、上記の第1及び第2の実施の形態においては、回折格子用の溝を形成してからp型InGaAsコンタクト層或いはp型InP層を選択成長させているが、上記の第3の実施の形態と同様に、全体の層構造を成長させたのちp型InP層19に達する凹部を形成し、この凹部の表面に回折格子用の溝を形成しても良いものである。
【0058】
ここで、再び図1を参照して、改めて本発明の詳細な特徴を説明する。
再び、図1参照
(付記1) 回折格子3を第1の媒質1と、前記第1の媒質1より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率の増加率が小さな第2の媒質2とにより構成したことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
(付記2) 回折格子3を温度に対して屈折率が増加する第1の媒質1と、前記第1の媒質1より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率が減少する第2の媒質2とにより構成したことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
(付記3) 溝4を設けた導電性媒質からなる第1の媒質1と、前記溝4を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質2から構成した上記回折格子3が活性層を含むメサ構造の上に位置し、前記回折格子3を構成する第2の媒質2の両脇に、前記第1の媒質1と同じ屈折率特性を有する導電性媒質を設けるとともに、前記第1の媒質1と同じ屈折率特性を有する導電性媒質上に電極を設けたことを特徴とする付記1または2に記載の分布帰還型半導体レーザ。
(付記4) 溝4を設けた導電性媒質からなる第1の媒質1と、前記溝4を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質2から構成した上記回折格子3が活性層を含むメサ構造の上に位置し、前記回折格子3を構成する第2の媒質2の両脇が、前記第1の媒質1で完全に埋め込まれるとともに、前記第2の媒質2の両脇を埋め込む第1の媒質1の上方に電極を設けたことを特徴とする付記1または2に記載の分布帰還型半導体レーザ。
(付記5) 溝4を設けた導電性媒質からなる第1の媒質1と、前記溝4を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質2から構成した上記回折格子3が、活性層上に設けられたリッジ構造の両側に位置することを特徴とする付記1または2に記載の分布帰還型半導体レーザ。
(付記6) 上記第2の媒質2が、ベンゾシクロブテン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、或いは、フッ化リチウムのいずれかからなることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つに記載の分布帰還型半導体レーザ。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、回折格子を、InP等の第1の媒質と、第1の媒質より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率の増加率が小さなBCB等の第2の媒質とにより構成しているので、周囲温度の変化に対して発振閾値電流値Ithが安定な半導体レーザを得ることができ、それによって、変調制御用回路の回路構成を単純化することができ、ひいては、光通信システムの低コスト化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1実施の形態の分布帰還型半導体レーザの構成説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるκLの温度依存性の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における発振閾値電流値の温度依存性の説明図である。
【図5】本発明の第2実施の形態の分布帰還型半導体レーザの構成説明図である。
【図6】本発明の第3実施の形態の分布帰還型半導体レーザの構成説明図である。
【符号の説明】
1 第1の媒質
2 第2の媒質
3 回折格子
4 溝
11 n型InP基板
12 n型InPクラッド層
13 i型InGaAsPSCH層
14 i型InGaAsP活性層
15 i型InGaAsPSCH層
16 p型InPクラッド層
17 p型InP埋込層
18 n型InP電流ブロック層
19 p型InP層
20 溝
21 位相シフト領域
22 p型InGaAsコンタクト層
23 BCB層
24 回折格子
25 p側電極
26 n側電極
27 反射防止膜
28 p型InP層
31 n型InP基板
32 n型InPクラッド層
33 i型InGaAsPSCH層
34 i型InGaAsP活性層
35 i型InGaAsPSCH層
36 p型InPクラッド層
37 p型InP層
38 p型InGaAsコンタクト層
39 リッジ
40 溝
41 位相シフト領域
42 BCB層
43 回折格子
44 p側電極
45 n側電極
46 反射防止膜

Claims (5)

  1. 回折格子を第1の媒質と、前記第1の媒質より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率の増加率が小さな第2の媒質とにより構成したことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
  2. 回折格子を温度に対して屈折率が増加する第1の媒質と、前記第1の媒質より屈折率が小さく且つ温度に対して屈折率が減少する第2の媒質とにより構成したことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
  3. 溝を設けた導電性媒質からなる第1の媒質と、前記溝を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質から構成した上記回折格子が活性層を含むメサ構造の上に位置し、前記回折格子を構成する第2の媒質の両脇に、前記第1の媒質と同じ屈折率特性を有する導電性媒質を設けるとともに、前記第1の媒質と同じ屈折率特性を有する導電性媒質上に電極を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の分布帰還型半導体レーザ。
  4. 溝を設けた導電性媒質からなる第1の媒質と、前記溝を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質から構成した上記回折格子が活性層を含むメサ構造の上に位置し、前記回折格子を構成する第2の媒質の両脇が、前記第1の媒質で完全に埋め込まれるとともに、前記第2の媒質の両脇を埋め込む第1の媒質の上方に電極を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の分布帰還型半導体レーザ。
  5. 溝を設けた導電性媒質からなる第1の媒質と、前記溝を少なくとも埋め込むように設けた非導電性媒質からなる第2の媒質から構成した上記回折格子が、活性層上に設けられたリッジ構造の両側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の分布帰還型半導体レーザ。
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