JP2000223784A - 波長安定化半導体レーザー - Google Patents
波長安定化半導体レーザーInfo
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- JP2000223784A JP2000223784A JP2085599A JP2085599A JP2000223784A JP 2000223784 A JP2000223784 A JP 2000223784A JP 2085599 A JP2085599 A JP 2085599A JP 2085599 A JP2085599 A JP 2085599A JP 2000223784 A JP2000223784 A JP 2000223784A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】温度が変動しても光導波路の等価屈折率変化の
小さい或は等価屈折率がほぼ一定に保たれ、波長変化の
小さい半導体レーザーである。 【解決手段】半導体レーザーを構成する半導体層21〜
24、41、51において、少なくともレーザー光が存
在する領域に配置された半導体層21〜24、41、5
1の屈折率の温度係数の絶対値がすべて、発振可能な波
長に対して10−5K−1以下、特にはゼロである。
小さい或は等価屈折率がほぼ一定に保たれ、波長変化の
小さい半導体レーザーである。 【解決手段】半導体レーザーを構成する半導体層21〜
24、41、51において、少なくともレーザー光が存
在する領域に配置された半導体層21〜24、41、5
1の屈折率の温度係数の絶対値がすべて、発振可能な波
長に対して10−5K−1以下、特にはゼロである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重光通信シ
ステムの光源等として使用され得る温度変化に対して波
長変化の小さい或は波長がほぼ一定に保たれる波長安定
化半導体レーザーに関するものである。
ステムの光源等として使用され得る温度変化に対して波
長変化の小さい或は波長がほぼ一定に保たれる波長安定
化半導体レーザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザー(Laser Diod
e, LD)は、周囲の温度によって、その発振波長が
変動する。これは、温度によって、原子間隔が変わると
同時に格子振動の大きさが変わるために、エネルギーバ
ンドと屈折率が変化するためである。ここで、一般に、
バンドギャップが広くなれば、屈折率が小さくなる。
e, LD)は、周囲の温度によって、その発振波長が
変動する。これは、温度によって、原子間隔が変わると
同時に格子振動の大きさが変わるために、エネルギーバ
ンドと屈折率が変化するためである。ここで、一般に、
バンドギャップが広くなれば、屈折率が小さくなる。
【0003】導波型のファブリ・ペローLDは、利得ス
ペクトルの中に多数の共振モード(縦モード)を持ち、
共振モードの中で利得ピークに最も近い波長で発振す
る。この共振波長は光導波路の等価屈折率に比例し、利
得ピークはエネルギーバンドの形によって変化する。し
たがって、ファブリ・ペローLDの発振波長はエネルギ
ーバンドと屈折率の両方の影響を受ける。
ペクトルの中に多数の共振モード(縦モード)を持ち、
共振モードの中で利得ピークに最も近い波長で発振す
る。この共振波長は光導波路の等価屈折率に比例し、利
得ピークはエネルギーバンドの形によって変化する。し
たがって、ファブリ・ペローLDの発振波長はエネルギ
ーバンドと屈折率の両方の影響を受ける。
【0004】一方、DFB−LDの発振波長は、両端面
の反射が無視できるほど小さければ、内蔵した回折格子
のピッチと光導波路の等価屈折率で決まる。すなわち、
利得ピークの波長とは関係がない。したがって、屈折率
の影響のみを受ける。もちろん、利得ピークと共振波長
との差が大きく、共振波長で発振しきい利得に達しなけ
れば発振しない。しかし、発振波長が利得ピークの波長
の影響を受けるわけではない。この事情はDBR−LD
でもほぼ同じである。
の反射が無視できるほど小さければ、内蔵した回折格子
のピッチと光導波路の等価屈折率で決まる。すなわち、
利得ピークの波長とは関係がない。したがって、屈折率
の影響のみを受ける。もちろん、利得ピークと共振波長
との差が大きく、共振波長で発振しきい利得に達しなけ
れば発振しない。しかし、発振波長が利得ピークの波長
の影響を受けるわけではない。この事情はDBR−LD
でもほぼ同じである。
【0005】さて、情報容量の増大に伴って、光ファイ
バー通信は、幹線系だけでなく家庭など加入者系でも使
われるようになってきている。このため、光源である半
導体レーザーが使用される環境は、大きな温度変化があ
るなど、幹線系と比べて過酷になってきている。さら
に、コストダウンの面からは、温度コントローラなしで
半導体レーザーを使用したいという要求も高まってい
る。
バー通信は、幹線系だけでなく家庭など加入者系でも使
われるようになってきている。このため、光源である半
導体レーザーが使用される環境は、大きな温度変化があ
るなど、幹線系と比べて過酷になってきている。さら
に、コストダウンの面からは、温度コントローラなしで
半導体レーザーを使用したいという要求も高まってい
る。
【0006】また、情報容量を増大する1つの方法とし
て波長多重伝送があるが、波長多重伝送では波長を精密
に安定化することが必要となる。したがって、加入者系
で波長多重伝送が広く利用されるためには、過酷な温度
変動のある環境でも波長の安定な半導体レーザーが必要
である。このような波長安定化レーザーを提案した文献
としては、たとえば、特開平9−219561号公報が
ある。
て波長多重伝送があるが、波長多重伝送では波長を精密
に安定化することが必要となる。したがって、加入者系
で波長多重伝送が広く利用されるためには、過酷な温度
変動のある環境でも波長の安定な半導体レーザーが必要
である。このような波長安定化レーザーを提案した文献
としては、たとえば、特開平9−219561号公報が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
提案では、バンドギャップが温度に対して変化しない材
料、すなわち屈折率が温度に対して変化しない材料を活
性層と光ガイド層に用いていた。しかし、レーザー光
は、基板やクラッド層にも染み出しているため、温度が
変動する際に光導波路の等価屈折率を一定に保つことは
不可能であるという欠点があった。また、バンドギャッ
プが温度によって変化しないことから、温度上昇ととも
にキャリアのオーバーフローが生じ、そのため発振しき
い電流が増加するという欠点もあった。
提案では、バンドギャップが温度に対して変化しない材
料、すなわち屈折率が温度に対して変化しない材料を活
性層と光ガイド層に用いていた。しかし、レーザー光
は、基板やクラッド層にも染み出しているため、温度が
変動する際に光導波路の等価屈折率を一定に保つことは
不可能であるという欠点があった。また、バンドギャッ
プが温度によって変化しないことから、温度上昇ととも
にキャリアのオーバーフローが生じ、そのため発振しき
い電流が増加するという欠点もあった。
【0008】本発明の目的は、温度が変動しても光導波
路の等価屈折率変化の小さい或は等価屈折率がほぼ一定
に保たれ、波長変化の小さい半導体レーザーを提供する
ことにある。
路の等価屈折率変化の小さい或は等価屈折率がほぼ一定
に保たれ、波長変化の小さい半導体レーザーを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本発明の半導体レーザーは、半導体レーザ
ーを構成する半導体層において、少なくともレーザー光
が存在する領域に配置された半導体層の屈折率の温度係
数の絶対値がすべて、発振可能な波長に対して10−5
K −1以下であることを特徴とする。この構成により、
例えば、温度変化に対する誘電体導波路の屈折率の変化
傾向と半導体レーザーの導波路のそれがほぼ同じにな
り、集積光回路を形成したときに半導体レーザーからの
光が常に反射されないでスムーズに誘電体導波路に導か
れる様になる。
成するため、本発明の半導体レーザーは、半導体レーザ
ーを構成する半導体層において、少なくともレーザー光
が存在する領域に配置された半導体層の屈折率の温度係
数の絶対値がすべて、発振可能な波長に対して10−5
K −1以下であることを特徴とする。この構成により、
例えば、温度変化に対する誘電体導波路の屈折率の変化
傾向と半導体レーザーの導波路のそれがほぼ同じにな
り、集積光回路を形成したときに半導体レーザーからの
光が常に反射されないでスムーズに誘電体導波路に導か
れる様になる。
【0010】上記構成において、簡単のために、半導体
レーザーを構成している各半導体層の屈折率をnsと
し、各半導体層に対する光の閉じ込め係数をΓsとする
と、等価屈折率neffは近似的に(こうしても以下の
議論の有効性は失われない)次式で与えられる。
レーザーを構成している各半導体層の屈折率をnsと
し、各半導体層に対する光の閉じ込め係数をΓsとする
と、等価屈折率neffは近似的に(こうしても以下の
議論の有効性は失われない)次式で与えられる。
【0011】 neff=ΣsΓsns (1) (Σsはsについて総和をとることを意味する。以下同
じ) ここで、屈折率の温度係数αsを導入し、温度変化△T
に対する屈折率の依存性を ns=ns0+αs△T (2) とおく。式(1)に式(2)を代入すると、等価屈折率
neffは neff=ΣsΓs[ns0+αs△T] (3) となる。この式において、括弧内の第1項は一定だか
ら、Γs≠0の領域において、 αs=0 (4) であれば、かならず等価屈折率neffが一定となる。
すなわち、レーザー光が存在している領域に配置された
半導体層(すなわち光の閉じ込め係数がゼロでない半導
体層)において、屈折率の温度係数がほぼゼロであれ
ば、共振波長はほぼ一定に保たれる。
じ) ここで、屈折率の温度係数αsを導入し、温度変化△T
に対する屈折率の依存性を ns=ns0+αs△T (2) とおく。式(1)に式(2)を代入すると、等価屈折率
neffは neff=ΣsΓs[ns0+αs△T] (3) となる。この式において、括弧内の第1項は一定だか
ら、Γs≠0の領域において、 αs=0 (4) であれば、かならず等価屈折率neffが一定となる。
すなわち、レーザー光が存在している領域に配置された
半導体層(すなわち光の閉じ込め係数がゼロでない半導
体層)において、屈折率の温度係数がほぼゼロであれ
ば、共振波長はほぼ一定に保たれる。
【0012】Γs=0の領域、すなわちレーザー光が存
在しない領域に配置された半導体層の屈折率は等価屈折
率に寄与しないので、この半導体層の屈折率の温度係数
はゼロである必要はない。
在しない領域に配置された半導体層の屈折率は等価屈折
率に寄与しないので、この半導体層の屈折率の温度係数
はゼロである必要はない。
【0013】理想的には、屈折率の温度係数αsはすべ
てゼロであることが望ましいが、たとえゼロでなくて
も、この絶対値が小さければ温度変化に対する波長変動
は小さくなる。現状の半導体レーザーの半導体材料では
αs≒10−4K−1であり、ガラスなどを用いた誘電
体光導波路では温度係数はこの1/10程度である。し
たがって、αs=10−5K−1の半導体層を用いるこ
とで、半導体レーザーと誘電体光導波路を集積した光回
路を作製する上で、両者が同程度の屈折率変化をするの
で光が両者間を支障なく伝搬して、有効となる。さらに
αsの絶対値を小さくすることで、温度変化に対する波
長変動が小さくなることは言うまでもない。
てゼロであることが望ましいが、たとえゼロでなくて
も、この絶対値が小さければ温度変化に対する波長変動
は小さくなる。現状の半導体レーザーの半導体材料では
αs≒10−4K−1であり、ガラスなどを用いた誘電
体光導波路では温度係数はこの1/10程度である。し
たがって、αs=10−5K−1の半導体層を用いるこ
とで、半導体レーザーと誘電体光導波路を集積した光回
路を作製する上で、両者が同程度の屈折率変化をするの
で光が両者間を支障なく伝搬して、有効となる。さらに
αsの絶対値を小さくすることで、温度変化に対する波
長変動が小さくなることは言うまでもない。
【0014】上記目的を達成するため、上記基本構成に
おいて、少なくともレーザー光が存在する領域に配置さ
れた半導体層の屈折率の温度係数がすべて、発振可能な
波長に対してゼロである様にしても勿論よい。この構成
において、温度が変化した場合、前述の説明から明らか
な様に共振波長が一定に保たれる。
おいて、少なくともレーザー光が存在する領域に配置さ
れた半導体層の屈折率の温度係数がすべて、発振可能な
波長に対してゼロである様にしても勿論よい。この構成
において、温度が変化した場合、前述の説明から明らか
な様に共振波長が一定に保たれる。
【0015】ここで、半導体のバンドギャップについて
考えてみる。半導体の吸収係数α(E)は、バンドギャ
ップEg以上のエネルギーEを持つ光に対して、近似的
に次式で与えられる。 α(E)≒2×104(E−Eg)cm−1 (5) ただし、E、Egの単位はeVである。
考えてみる。半導体の吸収係数α(E)は、バンドギャ
ップEg以上のエネルギーEを持つ光に対して、近似的
に次式で与えられる。 α(E)≒2×104(E−Eg)cm−1 (5) ただし、E、Egの単位はeVである。
【0016】クラマース・クローニッヒの関係から、屈
折率n(E)は n(E)=1+c・h/(2π2)・∫α(E′)/(E′2−E2)・dE′ (積分範囲は0から∞) =1+c・h/(2π2)・∫α(E′)/(E′2−E2)・dE′ (積分範囲はEgから∞) =1+ch/(2πE)・104(E+Eg)1/2 (式(5)を用いる) (6) で与えられる。ここで、cは真空中の光速、hはプラン
ク定数である。ただし、バンド端のテールの効果は無視
した(こうしても、考察に影響はない)。
折率n(E)は n(E)=1+c・h/(2π2)・∫α(E′)/(E′2−E2)・dE′ (積分範囲は0から∞) =1+c・h/(2π2)・∫α(E′)/(E′2−E2)・dE′ (積分範囲はEgから∞) =1+ch/(2πE)・104(E+Eg)1/2 (式(5)を用いる) (6) で与えられる。ここで、cは真空中の光速、hはプラン
ク定数である。ただし、バンド端のテールの効果は無視
した(こうしても、考察に影響はない)。
【0017】この式から、E=Egでは n(Eg)=1+ch/(2π)・104(2/Eg)1/2 (7) となる。したがって、Eg=0.8eV(λg=1.5
5μm)とし、式(7)の両辺を温度Tで微分すると、
次の関係が得られる。
5μm)とし、式(7)の両辺を温度Tで微分すると、
次の関係が得られる。
【0018】 dn(Eg)/dT=−0.2dEg/dT (8) これから、屈折率の温度係数dns/dT=0の材料で
はdEg/dT=0となることが分かる。したがって、
本発明では、共振波長がほぼ一定に保たれるだけでな
く、バンドギャップもほぼ一定に保たれる。したがっ
て、温度変化に対して波長がほぼ不変なファブリ・ペロ
ー、DFB、DBRなどの半導体レーザーを実現するこ
とができる。特に、ファブリ・ペローLDの発振波長は
エネルギーバンドと等価屈折率の両方の影響を受けるの
で、これの発振波長安定性は顕著になる。
はdEg/dT=0となることが分かる。したがって、
本発明では、共振波長がほぼ一定に保たれるだけでな
く、バンドギャップもほぼ一定に保たれる。したがっ
て、温度変化に対して波長がほぼ不変なファブリ・ペロ
ー、DFB、DBRなどの半導体レーザーを実現するこ
とができる。特に、ファブリ・ペローLDの発振波長は
エネルギーバンドと等価屈折率の両方の影響を受けるの
で、これの発振波長安定性は顕著になる。
【0019】上記構成において、レーザー光が存在しな
い領域に配置された少なくとも1つ以上の半導体層の屈
折率の温度係数が負である様にしてもよい。この構成に
おいて、温度が上昇した場合を考える。このとき、式
(8)から、屈折率の温度係数が負の半導体層のバンド
ギャップが大きくなる。したがって、この層の界面のバ
ンドオフセットが大きくなり、キャリアのオーバーフロ
ーが抑制される。しかも、先に説明したように、レーザ
ー光が存在しない領域の半導体層の屈折率は等価屈折率
に寄与しない。以上の理由により、この構成によって、
温度変動に対して波長変化が小さいだけでなく、発振し
きい電流の変動も小さい、すなわち温度特性の優れた半
導体レーザーが実現できる。
い領域に配置された少なくとも1つ以上の半導体層の屈
折率の温度係数が負である様にしてもよい。この構成に
おいて、温度が上昇した場合を考える。このとき、式
(8)から、屈折率の温度係数が負の半導体層のバンド
ギャップが大きくなる。したがって、この層の界面のバ
ンドオフセットが大きくなり、キャリアのオーバーフロ
ーが抑制される。しかも、先に説明したように、レーザ
ー光が存在しない領域の半導体層の屈折率は等価屈折率
に寄与しない。以上の理由により、この構成によって、
温度変動に対して波長変化が小さいだけでなく、発振し
きい電流の変動も小さい、すなわち温度特性の優れた半
導体レーザーが実現できる。
【0020】屈折率の温度係数が負である半導体層は、
半導体活性層にほぼ並行的に積層され得る。また、半導
体活性層を挟んだ上下の少なくとも一方に、配置されて
もよい。
半導体活性層にほぼ並行的に積層され得る。また、半導
体活性層を挟んだ上下の少なくとも一方に、配置されて
もよい。
【0021】上記の構成の半導体レーザーは、分布帰還
型半導体レーザーとして、分布反射型半導体レーザーと
して、或はファブリ・ペロー半導体レーザーとして構成
され得る。分布反射型半導体レーザーの場合、回折格子
領域と活性層領域の両方が、上記屈折率の温度係数の絶
対値がゼロに近い半導体層の層構成を有する。また、活
性層領域に、上記屈折率の温度係数が負である半導体層
の層構成が設けられてもよい。
型半導体レーザーとして、分布反射型半導体レーザーと
して、或はファブリ・ペロー半導体レーザーとして構成
され得る。分布反射型半導体レーザーの場合、回折格子
領域と活性層領域の両方が、上記屈折率の温度係数の絶
対値がゼロに近い半導体層の層構成を有する。また、活
性層領域に、上記屈折率の温度係数が負である半導体層
の層構成が設けられてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1は本発明の
第1実施例であるDFB−LDの特徴を最もよく表す図
面であり、同図において、11はアノード、12はカソ
ード、21はクラッド層、22は光ガイド層、23は活
性層、24は光ガイド層、25は回折格子、41は基
板、51は高抵抗層である。
第1実施例であるDFB−LDの特徴を最もよく表す図
面であり、同図において、11はアノード、12はカソ
ード、21はクラッド層、22は光ガイド層、23は活
性層、24は光ガイド層、25は回折格子、41は基
板、51は高抵抗層である。
【0023】光の伝搬方向に沿った断面図である図1
(a)の層構成は、下から、基板41(InNP:厚み
100μm)、光ガイド層24(1.3μm組成のIn
GaAsNP:層厚0.1μm)、活性層23(1.5
5μm組成のInGaAsNP:層厚0.1μm)、光
ガイド層22(1.3μm組成のInGaAsNP:層
厚0.1μm)、クラッド層21(InNP:層厚3μ
m)である。また、光ガイド層22の上にピッチΛ=2
400Åの1次の回折格子25が形成されている。ここ
で示したすべての半導体材料の屈折率の温度係数はゼロ
である。即ち、そうなる様に各材料の組成比が調整され
ている。
(a)の層構成は、下から、基板41(InNP:厚み
100μm)、光ガイド層24(1.3μm組成のIn
GaAsNP:層厚0.1μm)、活性層23(1.5
5μm組成のInGaAsNP:層厚0.1μm)、光
ガイド層22(1.3μm組成のInGaAsNP:層
厚0.1μm)、クラッド層21(InNP:層厚3μ
m)である。また、光ガイド層22の上にピッチΛ=2
400Åの1次の回折格子25が形成されている。ここ
で示したすべての半導体材料の屈折率の温度係数はゼロ
である。即ち、そうなる様に各材料の組成比が調整され
ている。
【0024】上記構成において、アノード11とカソー
ド12の間に順バイアス電圧を印加し、半導体レーザー
に発振しきい値以上の電流を流すと、レーザー発振が始
まる。このときの発振波長は、両端面の反射が無視でき
回折格子25に位相シフトがない場合は、ストップバン
ドの両端の波長の何れかであり、回折格子25に位相シ
フト(λ/4シフト)がある場合は、格子ピッチと等価
屈折率で決まるブラッグ波長である。
ド12の間に順バイアス電圧を印加し、半導体レーザー
に発振しきい値以上の電流を流すと、レーザー発振が始
まる。このときの発振波長は、両端面の反射が無視でき
回折格子25に位相シフトがない場合は、ストップバン
ドの両端の波長の何れかであり、回折格子25に位相シ
フト(λ/4シフト)がある場合は、格子ピッチと等価
屈折率で決まるブラッグ波長である。
【0025】光の伝搬方向に垂直な端面の断面を示す図
1(b)において、高抵抗層51は、FeドープInN
Pであり、発光部の他に余分な電流が流れない様にする
ために導入した。この高抵抗層51にも伝搬光が染み出
しているので、高抵抗層51の屈折率の温度係数もゼロ
である。
1(b)において、高抵抗層51は、FeドープInN
Pであり、発光部の他に余分な電流が流れない様にする
ために導入した。この高抵抗層51にも伝搬光が染み出
しているので、高抵抗層51の屈折率の温度係数もゼロ
である。
【0026】温度を室温から摂氏100度まで増加させ
たときの発振波長の変化は0.1Å以下であり、従来の
半導体レーザーでの波長変化〜80Åと比べると十分小
さい。ここで、発振波長の変化が完全にゼロとならない
のは、半導体材料が温度上昇につれて膨張するためであ
る。
たときの発振波長の変化は0.1Å以下であり、従来の
半導体レーザーでの波長変化〜80Åと比べると十分小
さい。ここで、発振波長の変化が完全にゼロとならない
のは、半導体材料が温度上昇につれて膨張するためであ
る。
【0027】半導体層の材料あるいは組成比を変えて、
屈折率の温度係数が10−5K−1となった場合は、同
じ温度範囲で波長変化は〜8Åとなる。この程度の波長
安定度でも、誘電体光導波路と半導体レーザーの光集積
回路を作製するには十分な値である。
屈折率の温度係数が10−5K−1となった場合は、同
じ温度範囲で波長変化は〜8Åとなる。この程度の波長
安定度でも、誘電体光導波路と半導体レーザーの光集積
回路を作製するには十分な値である。
【0028】なお、第1の実施例では、図1(b)のよ
うに埋め込み構造としたが、光導波構造はリッジ導波路
やリブ導波路でもかまわない。また、光導波路が光ガイ
ド層を含まなくてもよい。回折格子を用いた半導体レー
ザーの場合、回折格子も光ガイド層ではなく、基板に形
成してあってもよいし、DFB−LDだけでなくDBR
−LD(この場合、回折格子領域と活性層領域の両方に
ついて以上述べた様な層構成にする)であっても本実施
例と同様な効果が期待できる。回折格子を含まないファ
ブリ・ペローLDでも、本実施例と同様な効果が期待で
きる。
うに埋め込み構造としたが、光導波構造はリッジ導波路
やリブ導波路でもかまわない。また、光導波路が光ガイ
ド層を含まなくてもよい。回折格子を用いた半導体レー
ザーの場合、回折格子も光ガイド層ではなく、基板に形
成してあってもよいし、DFB−LDだけでなくDBR
−LD(この場合、回折格子領域と活性層領域の両方に
ついて以上述べた様な層構成にする)であっても本実施
例と同様な効果が期待できる。回折格子を含まないファ
ブリ・ペローLDでも、本実施例と同様な効果が期待で
きる。
【0029】半導体材料についても、本実施例で示した
InGaAsNP系に限らず、HgCdTe混晶、Hg
CdSe混晶、GaInAsBi混晶、GaInPBi
混晶、GaAsPBi混晶、GaInTlP混晶、Al
InTlAs混晶、AlGaInTlPAs混晶、Ga
InNAs混晶、GaInNAsP混晶など(勿論、こ
れらの適当な組成比のもの)、温度係数がゼロの材料で
あれば何でもよい。
InGaAsNP系に限らず、HgCdTe混晶、Hg
CdSe混晶、GaInAsBi混晶、GaInPBi
混晶、GaAsPBi混晶、GaInTlP混晶、Al
InTlAs混晶、AlGaInTlPAs混晶、Ga
InNAs混晶、GaInNAsP混晶など(勿論、こ
れらの適当な組成比のもの)、温度係数がゼロの材料で
あれば何でもよい。
【0030】(第2の実施例)図2は本発明の第2の実
施例であるDFB−LDの特徴を最もよく表す図面であ
り、同図において、31は屈折率の温度係数が負の半導
体層である。図1の符号と同じものは同一機能部分であ
ることを示す。
施例であるDFB−LDの特徴を最もよく表す図面であ
り、同図において、31は屈折率の温度係数が負の半導
体層である。図1の符号と同じものは同一機能部分であ
ることを示す。
【0031】この構成において、半導体層31にレーザ
ー光が染み出さないように、光ガイド層24の厚みは1
μmとした。温度が上昇すると、半導体層31のバンド
ギャップが大きくなるため、キャリアに対するエネルギ
ー障壁が大きくなる。したがって、キャリアのオーバー
フローを低減することができる。この結果、発振しきい
電流の変動が第1の実施例よりも更に小さくなる。発振
しきい電流の温度変化に対する指標である特性温度は、
第1の実施例では100Kであるが、第2の実施例では
150Kまで向上し、温度特性の優れたレーザーとな
る。なお、屈折率の温度係数が負の層31が活性層23
よりも上側にあってもよい。何れにせよ、活性層23の
周りにあればよい。
ー光が染み出さないように、光ガイド層24の厚みは1
μmとした。温度が上昇すると、半導体層31のバンド
ギャップが大きくなるため、キャリアに対するエネルギ
ー障壁が大きくなる。したがって、キャリアのオーバー
フローを低減することができる。この結果、発振しきい
電流の変動が第1の実施例よりも更に小さくなる。発振
しきい電流の温度変化に対する指標である特性温度は、
第1の実施例では100Kであるが、第2の実施例では
150Kまで向上し、温度特性の優れたレーザーとな
る。なお、屈折率の温度係数が負の層31が活性層23
よりも上側にあってもよい。何れにせよ、活性層23の
周りにあればよい。
【0032】なお、屈折率の温度係数が負の半導体材料
としては、InGaAsNP混晶、HgCdTe混晶、
HgCdSe混晶、GaInAsBi混晶、GaInP
Bi混晶、GaAsPBi混晶、GaInTlP混晶、
AlInTlAs混晶、AlGaInTlPAs混晶、
GaInNAs混晶、GaInNAsP混晶など、組成
によって温度係数が負になる材料であれば何でもよい。
DFB−LDだけでなく、DBR−LD(この場合、活
性層領域にのみ、こうした屈折率の温度係数が負の層を
設ける)、回折格子を含まないファブリ・ペローLDで
も、上記の構成を採用することによって本実施例と同様
な効果が期待できる。
としては、InGaAsNP混晶、HgCdTe混晶、
HgCdSe混晶、GaInAsBi混晶、GaInP
Bi混晶、GaAsPBi混晶、GaInTlP混晶、
AlInTlAs混晶、AlGaInTlPAs混晶、
GaInNAs混晶、GaInNAsP混晶など、組成
によって温度係数が負になる材料であれば何でもよい。
DFB−LDだけでなく、DBR−LD(この場合、活
性層領域にのみ、こうした屈折率の温度係数が負の層を
設ける)、回折格子を含まないファブリ・ペローLDで
も、上記の構成を採用することによって本実施例と同様
な効果が期待できる。
【0033】(第3の実施例)図3は本発明の第3の実
施例であるDFB−LDの特徴を最もよく表す図面であ
り、同図において、26はクラッド層、32は屈折率の
温度係数が負の上方の半導体層である。図1の符号と同
じものは同一機能部分であることを示す。
施例であるDFB−LDの特徴を最もよく表す図面であ
り、同図において、26はクラッド層、32は屈折率の
温度係数が負の上方の半導体層である。図1の符号と同
じものは同一機能部分であることを示す。
【0034】この構成において、屈折率の温度係数が負
の半導体層31と32にレーザー光が染み出さない様
に、光ガイド層24とクラッド層26の厚みは、どちら
も1μmとした。本実施例では、活性層23の下側と上
側に半導体層31と32があるので、温度が上昇する
と、電子、正孔両方に対するエネルギー障壁が大きくな
る。したがって、第2の実施例よりも更にキャリアのオ
ーバーフローを低減することができる。この結果、発振
しきい電流の変動が第2の実施例よりも更に小さくな
る。特性温度は、第2の実施例では150Kであるが、
第3の実施例では250Kまで向上し、第2実施例より
も更に温度特性の優れたレーザーとなる。なお、屈折率
の温度係数が負の層の数は2層に限らず、3層以上であ
ってもよい。層厚を大きくすると歪みによる転位が問題
となる場合には、この層の層厚を小さくして複数層にす
るのが良い。
の半導体層31と32にレーザー光が染み出さない様
に、光ガイド層24とクラッド層26の厚みは、どちら
も1μmとした。本実施例では、活性層23の下側と上
側に半導体層31と32があるので、温度が上昇する
と、電子、正孔両方に対するエネルギー障壁が大きくな
る。したがって、第2の実施例よりも更にキャリアのオ
ーバーフローを低減することができる。この結果、発振
しきい電流の変動が第2の実施例よりも更に小さくな
る。特性温度は、第2の実施例では150Kであるが、
第3の実施例では250Kまで向上し、第2実施例より
も更に温度特性の優れたレーザーとなる。なお、屈折率
の温度係数が負の層の数は2層に限らず、3層以上であ
ってもよい。層厚を大きくすると歪みによる転位が問題
となる場合には、この層の層厚を小さくして複数層にす
るのが良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体レ
ーザーによれば、温度の変動に対して、発振波長の変化
が小さい或は不変の半導体レーザーを実現することがで
きる。
ーザーによれば、温度の変動に対して、発振波長の変化
が小さい或は不変の半導体レーザーを実現することがで
きる。
【0036】また、温度の変動に対して、発振波長の変
化が小さいだけでなく、発振しきい電流の変動の小さ
い、温度特性の優れた半導体レーザーを実現することも
できる。
化が小さいだけでなく、発振しきい電流の変動の小さ
い、温度特性の優れた半導体レーザーを実現することも
できる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体レーザーの
構造を説明する図である。
構造を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る半導体レーザーの
構造を説明する図である。
構造を説明する図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る半導体レーザーの
構造を説明する図である。
構造を説明する図である。
11 アノード 12 カソード 21、26 クラッド層 22、24 光ガイド層 23 活性層 25 回折格子 31、32 屈折率の温度係数が負の半導体層 41 基板 51 高抵抗層
Claims (9)
- 【請求項1】半導体レーザーを構成する半導体層におい
て、少なくともレーザー光が存在する領域に配置された
半導体層の屈折率の温度係数の絶対値がすべて、発振可
能な波長に対して10−5K−1以下である様に設定さ
れていることを特徴とする半導体レーザー。 - 【請求項2】半導体レーザーを構成する半導体層におい
て、少なくともレーザー光が存在する領域に配置された
半導体層の屈折率の温度係数がすべて、発振可能な波長
に対してゼロである様に設定されていることを特徴とす
る請求項1記載の半導体レーザー。 - 【請求項3】レーザー光が存在しない領域に配置された
少なくとも1つ以上の半導体層の屈折率の温度係数が負
であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体
レーザー。 - 【請求項4】前記屈折率の温度係数が負の半導体層が
半導体活性層にほぼ並行的に積層されていることを特徴
とする請求項3記載の半導体レーザー。 - 【請求項5】前記半導体活性層を挟んだ上下の少なくと
も一方に、前記屈折率の温度係数が負の半導体層が配置
されていることを特徴とする請求項4記載の半導体レー
ザー。 - 【請求項6】分布帰還型半導体レーザーとして構成され
ていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
の半導体レーザー。 - 【請求項7】分布反射型半導体レーザーとして構成さ
れ、回折格子領域と活性層領域の両方が請求項1または
2記載の層構成を有することを特徴とする半導体レーザ
ー。 - 【請求項8】前記活性層領域が請求項3、4または5記
載の層構成を有することを特徴とする請求項7記載の半
導体レーザー。 - 【請求項9】ファブリ・ペロー半導体レーザーとして構
成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか
に記載の半導体レーザー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2085599A JP2000223784A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 波長安定化半導体レーザー |
US09/492,337 US6501776B1 (en) | 1999-01-29 | 2000-01-27 | Temperature-insensitive semiconductor laser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2085599A JP2000223784A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 波長安定化半導体レーザー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223784A true JP2000223784A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12038729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2085599A Pending JP2000223784A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 波長安定化半導体レーザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000223784A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004047244A1 (de) * | 2002-11-20 | 2004-06-03 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Infrarothalbleiterlaser |
JP2004221413A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Fujitsu Ltd | 分布帰還型半導体レーザ |
EP1610426A1 (en) * | 2003-03-31 | 2005-12-28 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Optical semiconductor device and optical semiconductor integrated circuit |
US7781796B2 (en) | 2006-06-19 | 2010-08-24 | Nichia Corporation | Nitride semiconductor laser element |
US7804882B2 (en) | 2006-06-20 | 2010-09-28 | Nichia Corporation | Nitride semiconductor laser element |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP2085599A patent/JP2000223784A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004047244A1 (de) * | 2002-11-20 | 2004-06-03 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Infrarothalbleiterlaser |
DE10254190A1 (de) * | 2002-11-20 | 2004-06-17 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Infrarothalbleiterlaser |
DE10254190B4 (de) * | 2002-11-20 | 2005-12-22 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Infrarothalbleiterlaser |
JP2004221413A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Fujitsu Ltd | 分布帰還型半導体レーザ |
EP1610426A1 (en) * | 2003-03-31 | 2005-12-28 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Optical semiconductor device and optical semiconductor integrated circuit |
EP1610426A4 (en) * | 2003-03-31 | 2006-07-26 | Nippon Telegraph & Telephone | OPTICAL SEMICONDUCTOR ELEMENT AND INTEGRATED OPTICAL SEMICONDUCTOR CIRCUIT |
US7471864B2 (en) | 2003-03-31 | 2008-12-30 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Optical semiconductor device and optical semiconductor integrated circuit |
US7474817B2 (en) | 2003-03-31 | 2009-01-06 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation. | Optical semiconductor device and optical semiconductor integrated circuit |
US7738520B2 (en) | 2003-03-31 | 2010-06-15 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Optical semiconductor device and optical semiconductor integrated circuit |
US7781796B2 (en) | 2006-06-19 | 2010-08-24 | Nichia Corporation | Nitride semiconductor laser element |
US7804882B2 (en) | 2006-06-20 | 2010-09-28 | Nichia Corporation | Nitride semiconductor laser element |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040716 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041202 |