JP2004219718A - 現像装置、イメージングカートリッジ、及びそれ等を備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置、イメージングカートリッジ、及びそれ等を備えた画像形成装置 Download PDF

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Masayuki Nishi
正之 西
Kenichi Kamimura
健一 上村
Hideaki Hayashi
英明 林
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Abstract

【課題】現像装置内部の現像剤の流動性の低下に基づく現像剤の凝集、空洞の発生などを抑制し、長期間にわたり安定した画像を形成できる現像装置、イメージングカートリッジ、及びこれらを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置20はトナーホッパー20aとバッファ部20bとに仕切られ、仕切壁20cは多数の孔或いはスリット等が形成されて現像剤の通過を許容する。バッファ部20bには像担持体11に対向する位置に現像ローラ21と現像剤供給ローラ22が配置される。バッファ部20bの底面から仕切壁20cに沿って延びた可撓性の板状の撹拌部材25を上下に往復振動させて現像剤供給ローラ22周辺のトナーを揺動させ、トナーの滞留・凝集を防ぎ撹拌混合を促進して、画像濃度の低下、トナーの混合性の低下による画像かぶり等の発生を抑制する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真方式の画像形成装置の現像装置、イメージングカートリッジ、及びそれ等を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置、例えば複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ、或いはこれ等の機能を備えたMFCと呼ばれる複合機では、感光体ドラム等の像担持体の表面を帯電装置により均一に帯電させ、その帯電面に露光装置から記録すべき画像情報に基づいて変調したレーザ光等を投射して画像潜像を形成する。次に、この画像潜像を現像装置に装填されているトナーにより現像してトナー像を形成し、トナー像を記録媒体に転写する。さらに、トナー像が転写された記録媒体Pを定着処理して画像を固定し、画像の記録を行っている。
【0003】
図6は、上記した電子写真方式の画像形成装置の構成の一例を示す断面図で、矢印a方向に一定速度で回転する像担持体(感光体ドラム)101の周囲に、帯電装置102、露光装置103、現像装置104、転写装置105、クリーニング装置106、イレーサ107が配置されている。このほか、転写装置105から排出されたトナー像の転写された記録媒体Pを定着処理する定着装置108が設けられている。
【0004】
この種の画像形成装置に使用される1成分現像剤を使用する現像装置104では、現像装置本体104にトナーホッパー110、トナーホッパー内部のトナーを撹拌する撹拌部材111、トナー供給部材112、及び現像剤担持体114、及び現像剤の層厚を規制する規制部材113が現像剤担持体114に接触配置されている。
【0005】
現像剤担持体114の表面に付着したトナーの層厚は規制部材113により一定の層厚に規制される。そして、一定の層厚に規制された現像剤(以下、トナーという)が表面に付着した現像剤担持体114を像担持体101の表面に接触させ、像担持体101の表面に形成された画像潜像をトナーで現像するように構成されている。
【0006】
この種の現像装置には、現像剤担持体114の背後、即ち像担持体とは反対側にトナーが滞留する空間であるバッファ部Bが形成されている。そして、トナーホッパー110をバッファ部の横位置に一体的に配置し、常時トナーがバッファ部Bとトナーホッパー110との間を循環するように構成したものや、トナーホッパーをバッファ部の上面に配置し、トナー補給信号に応じてトナーがバッファ部に供給されるように構成されているものがある。
【0007】
上記した構成では、規制部材113とトナー供給部材112との間の領域に劣化トナーが滞留し、トナーの流動性を維持できなくなりトナーが凝集して空洞が発生するなどの所謂パッキング現象が発生し、円滑にトナーがトナー供給部材に供給されないなどの不都合が生じる場合がある。
【0008】
また、前記したトナーがバッファ部とトナーホッパーとの間を循環する構成の現像装置では、運転初期にはトナー粒径が小さく劣化トナーも僅かであるが、運転期間が長くなるにつれ、トナーが凝集して粒径が次第に大きくなり、劣化トナーも次第に増加して、形成された画像にカブリ現象が発生する。
【0009】
また、トナー補給信号に応じてトナーがバッファ部に供給される構成の現像装置では、トナーの粒径の変化も小さく劣化トナーの増加も僅かであるが、現像処理の進行によるトナー消費と新たなトナーの補給のために、バッファ部内の堆積トナーの上面位置(水平線位置)が変動してトナー供給部材に均一にトナーを供給できなくなり、混合性の低下、搬送むらの発生、画像かぶりの発生などにより画像欠陥が生じるなどの不都合が発生する。
【0010】
この対策として、トナーホッパー内に撹拌部材と連動する振動板を設け、ホッパー内に空洞の発生を防止してトナーの供給を安定化させるもの(特許文献1参照)や、現像剤担持体に押圧したトナー供給部材に交流電圧を印加して振動させ、現像剤担持体へのトナー供給を促進するように構成したもの等が提案されている(特許文献2参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−305532号公報。
【0012】
【特許文献2】
特開平8−146741号公報。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したトナーホッパー内に撹拌部材と連動する振動板を設けたものや、トナー供給部材に交流電圧を印加して振動させる構成だけでは、十分でなく、現像装置内部に既にあるトナーと新たに補給されたトナーとを迅速に均一に混合し、また、搬送ムラやトナーの流動性の低下に基づく空洞の発生などの所謂パッキング現象を抑制することが求められている。
【0014】
この発明は、上記課題を解決し、長期にわたり画像欠陥のない安定した画像を形成できる現像装置、イメージングカートリッジ、及びそれ等を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するものであって、請求項1の発明は、画像情報に基づく画像潜像が表面に形成される像担持体に対向する位置に配置される現像剤担持体を備え、現像剤担持体上に付着した現像剤により前記像担持体上に形成された画像潜像を現像する現像装置であって、前記現像装置は、現像装置本体内部が現像剤補給部とバッファ部とに現像剤の通過を許容する仕切壁で仕切られており、前記現像剤補給部は外部から現像剤を補給できる開口部を備え、前記バッファ部には像担持体表面に対向する位置に配置される現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、現像剤補給部との間の仕切壁に沿って前記現像剤供給部材に非接触の状態で配置された可撓性の板状の撹拌部材とが配置されていることを特徴とする現像装置である。
【0016】
請求項3の発明は、画像情報に基づく画像潜像が表面に形成される像担持体に対向する位置に配置される現像剤担持体を備え、現像剤担持体上に付着した現像剤により前記像担持体上に形成された画像潜像を現像する現像装置であって、前記現像装置は、像担持体表面に対向する位置に配置される現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、該現像剤供給部材に現像剤を補給する現像剤補給部とを備え、前記現像剤補給部はバッファ部を隔てて前記現像剤供給部材の上方に配置され、前記バッファ部には現像剤の表面に沿って水平方向に移動可能な移動部材を備えていることを特徴とする現像装置である。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とするイメージングカートリッジである。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の実施の形態の現像装置を備えた画像形成装置10の構成の一例の概略を説明する断面図である。図1において、11は像担持体を構成する感光体で、感光体11の周囲には、感光体11の表面を均一に帯電させる帯電装置12、感光体の帯電面に記録すべき画像情報に基づいて変調したレーザ光を投射する露光装置13、露光装置13から投射されたレーザ光により感光体表面に形成された画像潜像を現像する現像装置20、感光体11の表面に残留した現像剤(以下、トナーという)を清掃し回収するクリーニング装置14が配置されている。
【0020】
また、感光体11に対向する位置には、転写装置15が配置されており、給紙装置16から給紙された記録媒体Pが、感光体11と転写装置15との間の転写位置に搬送されるように構成されている。また、転写位置を通過した記録媒体Pの搬送方向下流側には、定着装置17、排出トレイ18が配置されている。以上説明した画像形成装置10の動作はコントローラ19により制御される。
【0021】
なお、上記した現像装置20には、複数の実施の形態がある。これについては後で詳細に説明する。
【0022】
次に、画像形成装置の動作の概略を説明する。感光体11は、図示しない駆動装置により矢印a方向に一定速度で回転する。帯電装置12により均一に帯電された感光体11の表面には、露光装置13から記録すべき画像情報に基づいて変調されたレーザ光が投射され画像潜像が形成される。感光体11上の画像潜像は現像装置20の内部に装填されているトナーにより現像されてトナー像が形成される。
【0023】
感光体11の矢印a方向の回転により、感光体11上のトナー像が転写位置にくるタイミングに合わせて給紙装置16から記録媒体Pが給紙され、転写位置では転写装置15の作用によりトナー像が記録媒体Pに転写される。
【0024】
トナー像が転写された記録媒体Pは定着装置17により定着処理され、排出トレイ18に排出される。転写位置で転写されなかった感光体11上の残留トナーはクリーニング装置14により回収され、感光体11の表面は清掃されて次の画像形成に備える。
【0025】
次に、上記した現像装置20の複数の実施の形態について、その構成及び動作の詳細について説明する。
【0026】
[第1の実施の形態の現像装置]
図2は第1の実施の形態の現像装置20の断面図で、現像装置20は、現像装置本体が現像剤補給部、即ちトナーホッパー20aと、バッファ部20bとに仕切られており、仕切壁20cは現像剤の通過を許容するよう、多数の孔或いはスリット等が形成されているものとする。
【0027】
トナーホッパー20aは、その上部に現像剤(以下、トナーという)を補給する公知の構造の開口部20dを備えており、内部には図示しない駆動機構により回転する撹拌羽根27が設けられている。
【0028】
バッファ部20bには、像担持体11の表面に対向する位置に現像剤担持体である現像ローラ21と、現像ローラ21に接触して現像ローラ21にトナーTを供給する現像剤供給部材である現像剤供給ローラ22が、図示しない駆動機構により回転可能に配置されている。
【0029】
現像ローラ21には、現像剤供給ローラ22との接触位置より下流側に、トナー層厚規制部材23が現像ローラ21との間に一定の間隔を保つように配置されており、現像ローラ21に付着したトナーの層厚を一定に規制すると共に、トナーに摩擦接触してトナーTを帯電させる。
【0030】
また現像ローラ21の現像領域の下流側には除電部材24が接触配置されており、現像ローラ21に付着したトナーTで現像に使用されなかった残留トナーの電荷を除電し、現像ローラ21から残留トナーを剥がしてバッファ部20bに回収する。
【0031】
この他、バッファ部20bには、トナーホッパー20aとの間の仕切壁20cに、現像剤供給ローラ22との間に空間を隔てて、現像剤供給部材に非接触の状態で可撓性の板状の撹拌部材25が配置されている。撹拌部材25はバッファ部20bの仕切壁20c及び底面に沿って配置されており、一方の先端は仕切壁20cに沿ってその上端近くまで延び、他方の先端はトナー層厚規制部材23附近までバッファ部20bの底面に沿って延びている。
【0032】
また、撹拌部材25には永久磁石25mが、トナーホッパー20a内部の撹拌羽根27には永久磁石27mが取付けられている。撹拌羽根27の回転により永久磁石27mが上下に移動すると、撹拌部材25の永久磁石25mもこれに吸引/反撥されて上下に移動し、撹拌部材25を上下に振動させるよう構成されている。
【0033】
通常の状態では、トナーホッパー20aに供給されたトナーTは撹拌羽根27の回転により混合されると共にバッファ部20bに送り込まれ、一定量のトナーTがバッファ部20bに装填されている。
【0034】
バッファ部20b内のトナーTは、現像剤供給ローラ22の回転によりトナー層厚規制部材23近傍まで搬送され、一部は現像ローラ21に付着するが、一部は搬送されたトナーの粉体圧力によりバッファ部20bの底面に沿って逆流する。また、その一部は現像剤供給ローラ22の回転により、その上面に還流する。さらに、前記したとおり、現像ローラ21から回収された残留トナーもバッファ部20bに還流する。
【0035】
このように、バッファ部20b内のトナーTはその一部が現像ローラ21に付着して現像に使用され、相当部分はバッファ部20b内を循環するが、トナーTは時間の経過と共に、次第に、それ自体の劣化や環境の変化により凝集して搬送性の低下し、凝集トナーがバッファ部20bの底面に滞留してしまうので、現像剤供給ローラ22へのトナーの搬送量が低下し、画像濃度の低下、トナーの混合性の低下による画像かぶり等が発生することになる。
【0036】
そこで、この実施の形態では、上記した構成により、トナーホッパー20a内部の撹拌羽根27の回転運動を利用して、バッファ部20bの底面から仕切壁20cに沿って延びた可撓性の板状の撹拌部材25の一端を上下に往復振動させて現像剤供給ローラ22の周辺のトナーTを揺動させて凝集を防ぎ、撹拌混合を促進している。
【0037】
この構成では、特に現像剤供給ローラ22が現像ローラ21の横方向乃至下方向に配置されているとき、撹拌部材25による上記したトナーTの凝集防止、撹拌混合の促進効果が期待できる。
【0038】
[第2の実施の形態の現像装置]
図3は第2の実施の形態の現像装置20の断面図である。第1の実施の形態の現像装置20と類似した構成を備えており、撹拌部材25の振動機構が相違するだけであるので、同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0039】
第2の実施の形態の現像装置20の撹拌部材25も、バッファ部20bの仕切壁20c及び底面に沿って配置されており、一方の先端は仕切壁20cに沿ってその上端近くまで延び、他方の先端はトナー層厚規制部材23附近までバッファ部20bの底面に沿って延びている。
【0040】
仕切壁20cに沿ってその上端近くまで延びている撹拌部材25の先端には突起31が設けてあり、また、撹拌部材25はバネ33により上方向に牽引されている。一方、仕切壁20cの上端附近には、図示しない駆動機構により回転するカム32を備えた回転軸34が配置されており、前記突起31とカム32とが係合するとカム32の回転により撹拌部材25が下方向に押し下げられ、突起31とカム32との係合が外れると撹拌部材25はバネ33により上方向に牽引されるから、撹拌部材25は上下方向に往復振動することになる。
【0041】
この構成によっても、撹拌部材25の一端の上下方向の往復振動により現像剤供給ローラ22周辺のトナーTを揺動させて凝集を防ぎ、撹拌混合を促進することができるから、第1の実施の形態のものと全く同様の効果が得られる。
【0042】
[第3の実施の形態の現像装置]
図4は第3の実施の形態の現像装置20の断面図である。第1の実施の形態の現像装置20と類似した構成を備えており、撹拌部材25及びその駆動機構に代えて、バッファ部20bの底面35が可撓性の材料で構成されていること、及び底面35を上下に揺動させる振動部材36を備えたものであるから、同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0043】
第3の実施の形態の現像装置20のバッファ部20bは、少なくとも底面35が合成樹脂フイルム又はゴムなどの可撓性の材料で構成され、バッファ部20bの底面35の外側には、図示しない駆動機構で駆動される十字突起を備えた振動部材36が配置されている。
【0044】
振動部材36を回転駆動することで、バッファ部20bの底面35を上下に揺動させ、バッファ部20bの底面付近の現像剤供給ローラ22周辺のトナーTを揺動させて凝集を防ぎ、撹拌混合を促進することができる。この構成によっても、第1、第2の実施の形態のものと全く同様の効果が得られる。
【0045】
[第4の実施の形態の現像装置]
図5は第4の実施の形態の現像装置の断面図である。第4の実施の形態の現像装置は、第1乃至第3の実施の形態の現像装置と異なり、現像装置本体が現像剤補給部であるトナーホッパー40aとバッファ部40bとが縦に配列され、両者の間に仕切はない。
【0046】
トナーホッパー40aは、その上部にトナーを補給する公知の構造の開口部40dを備えている。バッファ部40bはその下側に、像担持体11の表面に対向する位置に現像剤担持体である現像ローラ41と、現像ローラ41に接触して現像ローラ41にトナーを供給する現像剤供給部材である現像剤供給ローラ42が図示しない駆動機構により回転可能に配置されている。
【0047】
現像ローラ41には、現像剤供給ローラ42との接触位置より下流側に、トナー層厚規制部材43が現像ローラ41との間に一定の間隔を保つように配置されており、現像ローラ41に付着したトナーの層厚を一定に規制すると共に、トナーに摩擦接触してトナーを帯電させる。
【0048】
また現像ローラ41の現像領域の下流側には除電部材44が接触配置されており、現像ローラ41に付着したトナーで現像に使用されなかった残留トナーの電荷を除電し、現像ローラ41から残留トナーを剥がしてバッファ部40bに回収する。
【0049】
この他、バッファ部40bとトナーホッパー40aの開口部40dとの間の空間に、図5では図面に対して垂直方向(即ち奥方向)に延びた回転部材45が図示しない駆動機構により回転可能に、且つ水平方向(矢印b方向)にも移動自在に配置されている。回転部材45には永久磁石45mが回転軸に対して一方に片寄せて取付けられ、一方、バッファ部40bの側壁にも前記永久磁石45mに対向する位置に永久磁石40mが取付けられている。
【0050】
この構成により、回転部材45が図示しない駆動機構により回転すると、回転部材45の永久磁石45mはバッファ部40bの側壁の永久磁石40mに対して吸引/反撥を繰り返し、回転部材45は回転しながら水平方向(矢印b方向)に往復移動するから、バッファ部40bに装填されているトナーの、図5では図面に対して垂直方向(即ち奥方向)に延びる表面を水平にならすことができる。
【0051】
従来は、バッファ部40bの上面、或いは側面に配置されたトナーホッパー40aから補給されたトナーがバッファ部40bの内部で偏って補給され、図5では図面に対して垂直方向(即ち奥方向)に延びる表面が略水平にならない場合があり、部分的なトナーの凝集やトナーの混合性低下に基づく画像濃度の低下や、画像かぶりが発生する原因となっていた。上記構成により、バッファ部40bに新規に補給されたトナーと残存していたトナーとの混合が促進され、部分的なトナーの凝集が生じることなく、現像剤供給ローラ42の長手方向(図5では図面に対して垂直方向、即ち奥方向)に均一にトナーを供給することができる。
【0052】
なお、回転部材45には羽根をつけてもよい。また、回転部材45の水平方向(矢印b方向)の移動手段は、上記した永久磁石を使用する構成に限られるものではなく、駆動機構から周知のリンク機構等を介して移動させてもよいことは言うまでもない。
【0053】
また、第4の実施の形態の構成を、第1乃至第3の実施の形態のものと組み合わせることで、更にトナーの凝集やトナーの混合性低下に基づく画像濃度の低下や、画像かぶりに対する改善効果を高めることができる。
【0054】
以上、この発明の現像装置の複数の実施の形態について説明したが、いずれの実施の形態においても、トナーの凝集やトナーの混合性低下に基づく画像濃度の低下や、画像かぶりに対する改善を図ることができ、長期間にわたり安定した画像を形成することができる。
【0055】
また、この発明の現像装置は上記した複数の実施の形態に限られるものではなく、設計変更された各種の変形も含まれることは言うまでもない。
【0056】
また、この発明の現像装置は、像担持体と現像装置が一体になったイメージングカートリッジの現像装置にも適用することができる。
【0057】
また、この発明の現像装置はモノクロ画像形成装置ばかりでなく、カラー画像形成装置にも適用することができ、画像形成装置には、複写機の他、プリンタ、ファクシミリ装置や、これ等の装置の機能を備えた多機能装置(MFP)にも適用することができる。
【0058】
以上説明した実施の形態には、以下に記載する発明も含まれる。
【0059】
(1)請求項2記載の現像装置において、前記振動手段は、前記現像剤補給部に配置された撹拌羽根に設けられた永久磁石と、前記バッファ部に配置された板状の撹拌部材に設けられた永久磁石とから構成され、両者の吸引/反撥力により板状の撹拌部材を振動させることを特徴とする現像装置。
【0060】
(2)請求項2記載の現像装置において、前記振動手段は、前記バッファ部に配置されたカム機構と板状の撹拌部材に設けられた前記カム機構に係合する従動部材、及び板状の撹拌部材を初期位置に復帰させるバネ部材とから構成され、カム機構の回転により板状の撹拌部材を振動させることを特徴とする現像装置。
【0061】
(3)請求項2記載の現像装置において、前記振動手段は、前記バッファ部の底面を形成する可撓性部材と、該可撓性部材の外側に配置された前記可撓性部材を揺動させる揺動部材から構成されることを特徴とする現像装置。
【0062】
(4)請求項3記載の現像装置において、前記現像剤の表面に沿って水平方向に移動可能な移動部材は、回転しながら水平方向に移動可能な移動部材であることを特徴とする現像装置。
【0063】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、この発明の請求項1記載の現像装置では、現像装置本体内部の現像剤を保留するバッファ部に現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材に非接触の状態で可撓性の板状の撹拌部材を配置し、撹拌部材を揺動させるように構成したから、現像装置内部に既にある現像剤と新たに補給された現像剤とを迅速に均一に混合し、また、搬送むらや現像剤の流動性の低下に基づく現像剤の凝集、空洞の発生などの所謂パッキング現象を抑制し、画像濃度の低下や画像かぶりに対する改善を図ることができ、長期間にわたり安定した画像を形成することができる。
【0064】
この発明の請求項3記載の現像装置では、現像装置本体内部の現像剤を保留するバッファ部に現像剤の表面に沿って水平方向に移動可能な回転部材を配置し、現像剤の上面をならすように構成したから、請求項1記載の現像装置と同様に、現像装置内部の現像剤と新たに補給された現像剤とを迅速に均一に混合し、また、搬送むらや現像剤の流動性の低下に基づく現像剤の凝集、空洞の発生などの所謂パッキング現象を抑制し、画像濃度の低下や画像かぶりに対する改善を図ることができ、長期間にわたり安定した画像を形成することができる。
【0065】
この発明の請求項4記載のイメージングカートリッジは、上記した請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えたものであるから、上記した現像装置と同様の作用効果を得ることができ、長期間にわたり安定した画像を形成することができる。
【0066】
この発明の請求項5記載の画像形成装置は、上記した請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えたものであるから、上記した現像装置と同様の作用効果を得ることができ、長期間にわたり安定した画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の構成の概略を説明する断面図。
【図2】第1の実施の形態の現像装置の構成を説明する断面図。
【図3】第2の実施の形態の現像装置の構成を説明する断面図。
【図4】第3の実施の形態の現像装置の構成を説明する断面図。
【図5】第4の実施の形態の現像装置の構成を説明する断面図。
【図6】従来の画像形成装置の構成の一例を説明する断面図。
【符号の説明】
10 画像形成装置
11 感光体(像担持体)
12 帯電装置
13 露光装置
14 クリーニング装置
15 転写装置
16 給紙装置
17 定着装置
18 排出トレイ
19 コントローラ
20 現像装置
20a トナーホッパー(現像剤補給部)
20b バッファ部
20c 仕切壁
20d 開口部
21 現像ローラ(現像剤担持体)
22 現像剤供給ローラ(現像剤供給部材)
23 トナー層厚規制部材
24 除電部材
25 撹拌部材
25m 永久磁石
27 撹拌羽根
27m 永久磁石
31 突起
32 カム
33 バネ
34 回転軸
35 底面(バッファ部20bの底面)
36 振動部材
40 現像装置
40a トナーホッパー
40b バッファ部
40d 開口部
40m 永久磁石
41 現像ローラ
42 現像剤供給ローラ
43 トナー層厚規制部材
44 除電部材
45 回転部材
45m 永久磁石

Claims (5)

  1. 画像情報に基づく画像潜像が表面に形成される像担持体に対向する位置に配置される現像剤担持体を備え、現像剤担持体上に付着した現像剤により前記像担持体上に形成された画像潜像を現像する現像装置であって、
    前記現像装置は、現像装置本体内部が現像剤補給部とバッファ部とに現像剤の通過を許容する仕切壁で仕切られており、前記現像剤補給部は外部から現像剤を補給できる開口部を備え、前記バッファ部には像担持体表面に対向する位置に配置される現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、現像剤補給部との間の仕切壁に沿って前記現像剤供給部材に非接触の状態で配置された可撓性の板状の撹拌部材とが配置されていること
    を特徴とする現像装置。
  2. 前記板状の撹拌部材は振動手段に連結されて振動し、前記バッファ部内に収納されている現像剤に振動を与えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 画像情報に基づく画像潜像が表面に形成される像担持体に対向する位置に配置される現像剤担持体を備え、現像剤担持体上に付着した現像剤により前記像担持体上に形成された画像潜像を現像する現像装置であって、
    前記現像装置は、像担持体表面に対向する位置に配置される現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、該現像剤供給部材に現像剤を補給する現像剤補給部とを備え、
    前記現像剤補給部はバッファ部を隔てて前記現像剤供給部材の上方に配置され、前記バッファ部には現像剤の表面に沿って水平方向に移動可能な移動部材を備えていること
    を特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とするイメージングカートリッジ。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014186237A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

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