JP2004217749A - 柔軟性保護フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】各種材料からなる被保護面からの剥離の際に、粘着層が基材層から分離して、被保護面に残存することが防止され、これにより剥離後の拭き取り・清浄が不要となるばかりか、再貼り付けする際の粘着性の保持を良好にすることができる柔軟性保護フィルムを提供すること。
【解決手段】基材層に接着層が積層・接着されてなる柔軟性保護フィルムであって、
前記基材層が、柔軟性基材からなり、
前記接着層が、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されていることを特徴とする該フィルム。
【解決手段】基材層に接着層が積層・接着されてなる柔軟性保護フィルムであって、
前記基材層が、柔軟性基材からなり、
前記接着層が、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されていることを特徴とする該フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、テレビやパソコン、携帯電話などのディスプレイ画面、POP広告、バーコードラベルなどの、保護することが求められる面(被保護面)を効率的に保護するのに好適に使用することができる保護フィルムに関するものである。より具体的には、本発明は、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどから構成され、例えば、平面状の被保護面に対して、貼り付け・剥離を繰り返し行うことが可能である柔軟性保護フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、保護が必要とされる面、被保護面を効率的に被覆するのに好適に使用することができるフィルムが求められている。
例えば、接着時の圧着力依存性が低く、低い圧力で圧着した場合でも金属板を始めとする各種材料(被保護体)表面に容易に接着(仮着)することが出来ると共に、使用後の再剥離性にも優れる保護フィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、低湿度でも帯電防止性能が低下せず、かつ内容物を視認できる程度の透明性を有する透明電導性ヒートシール材およびこれを用いたキャリアテープ蓋体が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、貼り合わせ時に良好な接着性を有しつつ、貼り合わせ後の接着力の経時変化が非常に小さく、かつ実用的な耐候性を有する、基材上に感圧接着剤層を有する表面保護材が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
一方、近年における液晶テレビ、プラズマディスプレイパネル(PDP)テレビ、パーソナルコンピュータ、携帯電話及び電子手帳等の普及に伴い、それらの被保護面(ディスプレイ画面)を効率的に保護するのに使用することができる保護フィルムの開発が求められてきている。このような保護フィルムにおいては、例えば、それらの画面を視認できる程度の透明性が求められる場合が多いほか、被保護面への接着性(接着強さや接着の容易さ)、外的負荷(例えば、引掻きや剥離)に対する抵抗性などが重要視される。
【0003】
また、一般的に、粘着層と基材層からなる保護フィルムは、広告文字及び/又は絵柄が着色された保護フィルムを各種店頭のガラス等に貼り付ける態様なども提案されているが、この場合、貼り付けのレイアウトを変更しようとすると、剥離の際に粘着層がガラス面等に残存するため、その拭き取り・清浄が必要となり、手間がかかるばかりか、再貼り付けするための粘着性が低下し、繰り返して被保護面へ適用することが困難であった。
更に、被保護面は、一般的には平面である場合が多いが、保護フィルムを貼り付ける際に被保護面との間に空気(エア)が入り込んだ状態で抜けなくなり、保護面に凹凸が生じてしまうために、外観・耐久性などの点で望ましくなくなる場合が多い。
以上のように、被保護面が、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどから構成され、例えば、平面状を有する場合であっても、貼り付け・剥離を容易にかつ繰り返して行うことができ、かつ、外観・耐久性の面でも優れた保護フィルムを提供することが望まれる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−139898号公報
【特許文献2】
特開2001−348561号公報
【特許文献3】
特開平8−245938号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決すべく達成されたものであり、即ち、各種材料からなる被保護面からの剥離の際に、粘着層が基材層から分離して、被保護面に残存することが防止され、これにより剥離後の拭き取り・清浄が不要となるばかりか、再貼り付けする際の粘着性の保持を良好にすることができる柔軟性保護フィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、柔軟性基材に対して、特定の接着層を積層・接着することにより、上記課題を効率的に解決することができるとの知見に基づくものである。
即ち、本発明は、基材層に接着層が積層・接着されてなる柔軟性保護フィルムであって、
前記基材層が、柔軟性基材からなり、
前記接着層が、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されていることを特徴とする該フィルムを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本件明細書において、“柔軟性保護フィルム”とは、被保護面に対して、一端から貼り付けを始めて、他端へと向かって貼り付けを進めることにより貼り付けを完了させることが可能である程度の柔軟性を少なくとも有し、かつ、所定の被保護面を引掻き・剥離などの外的負荷から良好に保護することが可能なフィルムを意味する。本発明の柔軟性保護フィルム全体の厚さは、該フィルムに求められる耐久性・柔軟性などを考慮して適宜決定し得るが、例えば、11〜400μmであるのが好ましく、より好ましくは26〜120μmである。また、本発明の柔軟性保護フィルムは、例えば、被保護面が、テレビやコンピュータのディスプレイ画面である場合には、それらを視認できる程度の透明性を有するのが好ましく、例えば、無色透明とすることができるが、場合により、有色透明又は不透明であってもよい。
一方、本発明の柔軟性保護フィルムを適用する被保護面としては、種々の材料から構成されるもの、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどが挙げられる。また、かかる被保護面は、例えば、平面状を有するものであってもよい。
被保護面の例としては、例えば、テレビ、コンピュータ、携帯電話及び電子手帳ディスプレイ画面、各種店頭のガラス面、バーコードラベル面等を挙げることができる。
【0008】
本件明細書において、“基材層”は、後述する接着層と接着する面及び露出する面を有し、上記柔軟性保護フィルムを被保護面に貼り付けた際に、該被保護面を引掻き・剥離などの外的負荷から保護するように機能し得る層を意味する。また、基材層は、柔軟性であることが必要とされるが、これは、上述した柔軟性保護フィルム全体の柔軟性が確保される程度の柔軟性であればよい。また、基材層の厚みは任意であり、適宜決定することができるが、例えば、10〜350μmであるのが好ましく、より好ましくは25〜70μmである。本発明においては、基材層として、場合により、少なくともその片面、即ち、片面又は両面、好ましくは片面に、易接着処理、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、ブラスト処理など、好ましくはコロナ処理が施されているものを用いることができるが、これらの処理が施されていないものも用いることができる。
基材層を製造する際に用いる材料(基材層材料)は、従来の保護フィルムにおいて用いられており、上述した本発明の柔軟性保護フィルムの特性に悪影響がでない限り特に制限を受けず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル又は紙類などを用いることができ、特にPETが好ましい。このような基材層としては、例えば、ユニチカ製のエンブレット38SC(片面コロナ処理PET)や東レ製のルミラー50T60(易接着処理なし)等が挙げられる。
また、基材層には、場合により、本発明の効果に悪影響を及ぼさない範囲において、他の添加剤、例えば、顔料、染料、酸化防止剤、老化防止剤、充填剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、及び/又は電磁波防止剤などを含ませることができる。
【0009】
本件明細書において、“接着層”は、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されている層である。このカルボン酸変性熱可塑性エラストマーとしては、カルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーなど、種々のものを用いることができる。ここで、カルボン酸変性は、例えば、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン酸などの脂肪族飽和モノカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸及びセバシン酸などの脂肪族飽和ジカルボン酸、アクリル酸、プロピロル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸及びオレイン酸などの脂肪族不飽和モノカルボン酸、並びに、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸及びメサコン酸などの脂肪族不飽和ジカルボン酸によるものであってもよい。脂肪族不飽和ジカルボン酸変性であるのが好ましく、最も好ましくは、マレイン酸変性である。
【0010】
このようなカルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーは、例えば、水素添加されたカルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーであってもよく、例えば、水素添加されたカルボン酸変性スチレン−ブタジエンエラストマーであってもよい。この例としては、例えば、水素添加されたマレイン酸変性スチレン−ブタジエンエラストマー(マレイン酸変性SEBSエラストマー)が挙げられる。また、接着層材料におけるカルボン酸変性熱可塑性エラストマーとして、水素添加されたマレイン酸変性スチレン−ブタジエンエラストマーを用いる場合、そのメルトインデックスが、例えば、200℃、5kgの条件下で、2.5〜25g/10分であるのが好ましく、より好ましくは3〜7g/10分である。
【0011】
また、本発明において、水素添加されたカルボン酸変性熱可塑性エラストマーを用いる場合、水素添加率が実質的に100%であるのが好ましいが、本発明の効果が得られる限りにおいてそれ未満であってもよい。また、カルボン酸変性SEBSを用いる場合、そのスチレン:エチレン+ブチレンの質量比は、例えば、10:90〜40:60であるのが好ましく、より好ましくは、20:80〜30:70である。更に、本発明においては、カルボン酸変性熱可塑性エラストマーの酸価が、好ましくは2〜10である。酸価が3未満であると無色透明なフィルムとすることができ、一方、酸価が3〜10であると黄色がかったものとすることができる。
本発明において用いることができるカルボン酸変性熱可塑性エラストマーとしては、例えば、旭化成製のタフテックM1911、M1913、M1943、及びクレイトンポリマー製のクレイトンFG−1901Xなどが挙げられる。
【0012】
また、接着層中に用いる架橋剤は、その種類が特に制限されず、例えば、上記カルボン酸熱可塑性エラストマーの種類などを考慮して適宜決定することができる。この架橋剤としては、例えば、日本ポリウレタン工業製のコロネートHL(ヘキサメチレンジイソシアネート−ビュレット型)を用いることができる。
また、接着層におけるカルボン酸変性熱可塑性エラストマー:架橋剤の質量比は、特に制限されないが、例えば、100:1〜2:1とするのが好ましく、より好ましくは100:1〜4:1であり、最も好ましくは50:1〜12:1である。これにより、接着層と基材層の接着性を優秀なものとすることができる。また、接着層は、他の添加剤、例えば、帯電防止剤などを含んでいてもよい。帯電防止剤としては、例えば、日本油脂製のエレガン264waxなどを用いることができ、その含量は、接着層の質量をベースとして、0.1〜3.6質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.6〜1.8質量%である。このような割合で帯電防止剤を用いることにより、いわゆる「ゆずはだ」を良好に防止することができる。
本発明において、接着層の厚さは、任意であるが、例えば、1〜50μmであるのが好ましく、より好ましくは1〜15μmであり、最も好ましくは2〜3μmであり、これにより、例えば、コスト面及び加工適性面において所望の結果が得られる。
【0013】
本発明の柔軟性保護フィルムにおいては、前記接着層上に、追加の接着層や保護層などを1層又は2層以上を設けてもよい。この際、追加の接着層や保護層には、着色剤、紫外線吸収剤、電磁波吸収剤、酸化防止剤などの添加剤を含有させてもよい。
また、本発明においては、前記接着層の上に、必要に応じて、剥離層、即ち、本発明の柔軟性保護フィルムにおいて、その保存時には接着層面を被覆しており、被保護面へ貼り付ける際に、剥離されて接着層面を露出させる層を設けることができる。剥離層としては、例えば、離型処理材料、例えば、シリコーン処理PET、シリコーン処理紙基材、ポリオレフィンなどを用いることができ、シリコーン処理PETが好ましい。尚、シリコーン処理面が、接着層を接触するようにするのがよい。
【0014】
以下、本発明の柔軟性保護フィルムの製造例を示すが、本発明がこれらに限定される訳ではない。
まず、上述した基材層(例えば、片面をコロナ処理したPET:10〜350μm)を準備する。次に、接着層材料を製造するために、上述したカルボン酸変性熱可塑性エラストマーを、溶剤、例えばトルエン中に導入し、これを、撹拌機を用いて溶解する。この溶液に対して、架橋剤を添加し、次いで、場合により、帯電防止剤を添加して、接着層材料を製造する。
上記接着層材料を、上記基材層のコロナ処理面上に塗布する。この際の塗工方法としては、液状のものが塗工できるものであれば特に制限はなく、例えば、ローラー塗装法、刷毛塗装法、スプレー塗装法、浸漬塗装法の他、ダイコーター、バーコーター、ナイフコーターを用いた方法が例示される。次いで、これを乾燥するが、その条件は、膜厚や選択した溶剤の種類などにより変動し得るが、例えば、80〜150℃で20〜60秒間とすることができ、好ましくは、100〜130℃で30〜50秒間とする。これにより、1〜50μmの厚さを有する接着層を基材層上に設けることができる。次いで、上記接着層上に、必要により、上述した剥離層を設ける。これを40〜80℃で2〜6日間エージングさせることにより、本発明の柔軟性保護フィルムを得ることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の柔軟性保護フィルムは、基材層と接着層との接着性が高く、被保護面から剥離する際にも層分離が効率的に防止される。具体的には、剥離の際に接着層が被保護面に残存せず、基材層と共に剥離される。また、本発明の柔軟性保護フィルムによれば、従来の欠点、即ち、被保護面へ接着されている間に基材層面に負荷がかけられた場合に基材層が接着層から分離して離れるといった欠点を効率的に防止することができる。また、本発明の柔軟性保護フィルムは、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどから構成され、例えば、平面状の被保護面に対して、貼り付け・剥離を繰り返し行うことが容易である。更に、貼り付けの際に被保護面との間に空気(エア)が残留するのを効率よく防止することができ、所望の表面を得ることができる。
また、被保護面との密着性が非常に良好であり、特に、接着時に必要とされる接着圧が低く、低い接着圧でも被保護面に容易に接着(仮着)できる。
また、本発明の柔軟性保護フィルムの表面においては、いわゆる“ゆずはだ”を生じるのが良好に防止されており、即ち、保護される面状を滑らかなものとすることができる。
以下、実施例を示して、本発明をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定される訳ではない。
【0016】
【実施例】
タフテックM1911[旭化成製,マレイン酸変性SEBS,メルトインデックス(200℃、5kg)3.5g/10分,スチレン:エチレン+ブチレン質量比30:70,酸化2]13部を、トルエン87部中に、プロペラ撹拌機を使用して溶解した(固形分13%)。この溶液100部に対し、コロネートHL[日本ポリウレタン工業製 ヘキサメチレンジイソシアネート−ビュレット型]1.04部を常温にて混合した。また、塗布時用の帯電防止剤として、エレガン264wax[日本油脂製 カチオン性帯電防止剤]を混合液に0.13部添加して、接着層材料を得た。
この接着層材料をメイヤバーにて、基材層であるエンブレット38SC[ユニチカ製,片面をコロナ処理したPET,厚さ38μm]のコロナ面A4版に塗工した。120℃で40秒間乾燥して、基材層上に接着層2μmを設けた。
この接着層上に、剥離層であるシリコーン処理PETを貼り合わせた。これを45℃にて4日エージングさせることにより、本製品である柔軟性保護フィルムを得ることができた。
【0017】
(性能評価)
上述のようにして得た本発明の柔軟性保護フィルム(A4版)から剥離層をはがした。露出した接着層を、種々の材料、具体的には、ガラス、PETのそれぞれからなる被保護面(平面)上に対して、上記フィルムの一端を最初に貼り付けておき、次第に他端へとその貼り付け面を拡大して貼り付けを行った。いずれの材料の被保護面に対しても、密着性が非常に良好であり、特に、接着時に必要とされる接着圧が低く、低い接着圧でも被保護面に容易に接着(仮着)できた。また、表面にいわゆる“ゆずはだ”は生じておらず、保護される面状が滑らかなものであった。更に、貼り付けの際に被保護面との間に空気(エア)が残留するのを効率よく防止することができた。
この柔軟性保護フィルムを爪で引掻いたところ、基材層が接着層から分離しなかった。
接着した柔軟性保護フィルムを被保護面から剥離したところ、接着層が被保護面に残存することなく、基材層と共に剥離された。この剥離したフィルムを更に同一の被保護面に同様の手段にて貼り付けしたところ、前回の貼り付けとほぼ同様の効果が得られた。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、テレビやパソコン、携帯電話などのディスプレイ画面、POP広告、バーコードラベルなどの、保護することが求められる面(被保護面)を効率的に保護するのに好適に使用することができる保護フィルムに関するものである。より具体的には、本発明は、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどから構成され、例えば、平面状の被保護面に対して、貼り付け・剥離を繰り返し行うことが可能である柔軟性保護フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、保護が必要とされる面、被保護面を効率的に被覆するのに好適に使用することができるフィルムが求められている。
例えば、接着時の圧着力依存性が低く、低い圧力で圧着した場合でも金属板を始めとする各種材料(被保護体)表面に容易に接着(仮着)することが出来ると共に、使用後の再剥離性にも優れる保護フィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、低湿度でも帯電防止性能が低下せず、かつ内容物を視認できる程度の透明性を有する透明電導性ヒートシール材およびこれを用いたキャリアテープ蓋体が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、貼り合わせ時に良好な接着性を有しつつ、貼り合わせ後の接着力の経時変化が非常に小さく、かつ実用的な耐候性を有する、基材上に感圧接着剤層を有する表面保護材が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
一方、近年における液晶テレビ、プラズマディスプレイパネル(PDP)テレビ、パーソナルコンピュータ、携帯電話及び電子手帳等の普及に伴い、それらの被保護面(ディスプレイ画面)を効率的に保護するのに使用することができる保護フィルムの開発が求められてきている。このような保護フィルムにおいては、例えば、それらの画面を視認できる程度の透明性が求められる場合が多いほか、被保護面への接着性(接着強さや接着の容易さ)、外的負荷(例えば、引掻きや剥離)に対する抵抗性などが重要視される。
【0003】
また、一般的に、粘着層と基材層からなる保護フィルムは、広告文字及び/又は絵柄が着色された保護フィルムを各種店頭のガラス等に貼り付ける態様なども提案されているが、この場合、貼り付けのレイアウトを変更しようとすると、剥離の際に粘着層がガラス面等に残存するため、その拭き取り・清浄が必要となり、手間がかかるばかりか、再貼り付けするための粘着性が低下し、繰り返して被保護面へ適用することが困難であった。
更に、被保護面は、一般的には平面である場合が多いが、保護フィルムを貼り付ける際に被保護面との間に空気(エア)が入り込んだ状態で抜けなくなり、保護面に凹凸が生じてしまうために、外観・耐久性などの点で望ましくなくなる場合が多い。
以上のように、被保護面が、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどから構成され、例えば、平面状を有する場合であっても、貼り付け・剥離を容易にかつ繰り返して行うことができ、かつ、外観・耐久性の面でも優れた保護フィルムを提供することが望まれる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−139898号公報
【特許文献2】
特開2001−348561号公報
【特許文献3】
特開平8−245938号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決すべく達成されたものであり、即ち、各種材料からなる被保護面からの剥離の際に、粘着層が基材層から分離して、被保護面に残存することが防止され、これにより剥離後の拭き取り・清浄が不要となるばかりか、再貼り付けする際の粘着性の保持を良好にすることができる柔軟性保護フィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、柔軟性基材に対して、特定の接着層を積層・接着することにより、上記課題を効率的に解決することができるとの知見に基づくものである。
即ち、本発明は、基材層に接着層が積層・接着されてなる柔軟性保護フィルムであって、
前記基材層が、柔軟性基材からなり、
前記接着層が、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されていることを特徴とする該フィルムを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本件明細書において、“柔軟性保護フィルム”とは、被保護面に対して、一端から貼り付けを始めて、他端へと向かって貼り付けを進めることにより貼り付けを完了させることが可能である程度の柔軟性を少なくとも有し、かつ、所定の被保護面を引掻き・剥離などの外的負荷から良好に保護することが可能なフィルムを意味する。本発明の柔軟性保護フィルム全体の厚さは、該フィルムに求められる耐久性・柔軟性などを考慮して適宜決定し得るが、例えば、11〜400μmであるのが好ましく、より好ましくは26〜120μmである。また、本発明の柔軟性保護フィルムは、例えば、被保護面が、テレビやコンピュータのディスプレイ画面である場合には、それらを視認できる程度の透明性を有するのが好ましく、例えば、無色透明とすることができるが、場合により、有色透明又は不透明であってもよい。
一方、本発明の柔軟性保護フィルムを適用する被保護面としては、種々の材料から構成されるもの、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどが挙げられる。また、かかる被保護面は、例えば、平面状を有するものであってもよい。
被保護面の例としては、例えば、テレビ、コンピュータ、携帯電話及び電子手帳ディスプレイ画面、各種店頭のガラス面、バーコードラベル面等を挙げることができる。
【0008】
本件明細書において、“基材層”は、後述する接着層と接着する面及び露出する面を有し、上記柔軟性保護フィルムを被保護面に貼り付けた際に、該被保護面を引掻き・剥離などの外的負荷から保護するように機能し得る層を意味する。また、基材層は、柔軟性であることが必要とされるが、これは、上述した柔軟性保護フィルム全体の柔軟性が確保される程度の柔軟性であればよい。また、基材層の厚みは任意であり、適宜決定することができるが、例えば、10〜350μmであるのが好ましく、より好ましくは25〜70μmである。本発明においては、基材層として、場合により、少なくともその片面、即ち、片面又は両面、好ましくは片面に、易接着処理、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、ブラスト処理など、好ましくはコロナ処理が施されているものを用いることができるが、これらの処理が施されていないものも用いることができる。
基材層を製造する際に用いる材料(基材層材料)は、従来の保護フィルムにおいて用いられており、上述した本発明の柔軟性保護フィルムの特性に悪影響がでない限り特に制限を受けず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル又は紙類などを用いることができ、特にPETが好ましい。このような基材層としては、例えば、ユニチカ製のエンブレット38SC(片面コロナ処理PET)や東レ製のルミラー50T60(易接着処理なし)等が挙げられる。
また、基材層には、場合により、本発明の効果に悪影響を及ぼさない範囲において、他の添加剤、例えば、顔料、染料、酸化防止剤、老化防止剤、充填剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、及び/又は電磁波防止剤などを含ませることができる。
【0009】
本件明細書において、“接着層”は、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されている層である。このカルボン酸変性熱可塑性エラストマーとしては、カルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーなど、種々のものを用いることができる。ここで、カルボン酸変性は、例えば、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン酸などの脂肪族飽和モノカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸及びセバシン酸などの脂肪族飽和ジカルボン酸、アクリル酸、プロピロル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸及びオレイン酸などの脂肪族不飽和モノカルボン酸、並びに、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸及びメサコン酸などの脂肪族不飽和ジカルボン酸によるものであってもよい。脂肪族不飽和ジカルボン酸変性であるのが好ましく、最も好ましくは、マレイン酸変性である。
【0010】
このようなカルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーは、例えば、水素添加されたカルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーであってもよく、例えば、水素添加されたカルボン酸変性スチレン−ブタジエンエラストマーであってもよい。この例としては、例えば、水素添加されたマレイン酸変性スチレン−ブタジエンエラストマー(マレイン酸変性SEBSエラストマー)が挙げられる。また、接着層材料におけるカルボン酸変性熱可塑性エラストマーとして、水素添加されたマレイン酸変性スチレン−ブタジエンエラストマーを用いる場合、そのメルトインデックスが、例えば、200℃、5kgの条件下で、2.5〜25g/10分であるのが好ましく、より好ましくは3〜7g/10分である。
【0011】
また、本発明において、水素添加されたカルボン酸変性熱可塑性エラストマーを用いる場合、水素添加率が実質的に100%であるのが好ましいが、本発明の効果が得られる限りにおいてそれ未満であってもよい。また、カルボン酸変性SEBSを用いる場合、そのスチレン:エチレン+ブチレンの質量比は、例えば、10:90〜40:60であるのが好ましく、より好ましくは、20:80〜30:70である。更に、本発明においては、カルボン酸変性熱可塑性エラストマーの酸価が、好ましくは2〜10である。酸価が3未満であると無色透明なフィルムとすることができ、一方、酸価が3〜10であると黄色がかったものとすることができる。
本発明において用いることができるカルボン酸変性熱可塑性エラストマーとしては、例えば、旭化成製のタフテックM1911、M1913、M1943、及びクレイトンポリマー製のクレイトンFG−1901Xなどが挙げられる。
【0012】
また、接着層中に用いる架橋剤は、その種類が特に制限されず、例えば、上記カルボン酸熱可塑性エラストマーの種類などを考慮して適宜決定することができる。この架橋剤としては、例えば、日本ポリウレタン工業製のコロネートHL(ヘキサメチレンジイソシアネート−ビュレット型)を用いることができる。
また、接着層におけるカルボン酸変性熱可塑性エラストマー:架橋剤の質量比は、特に制限されないが、例えば、100:1〜2:1とするのが好ましく、より好ましくは100:1〜4:1であり、最も好ましくは50:1〜12:1である。これにより、接着層と基材層の接着性を優秀なものとすることができる。また、接着層は、他の添加剤、例えば、帯電防止剤などを含んでいてもよい。帯電防止剤としては、例えば、日本油脂製のエレガン264waxなどを用いることができ、その含量は、接着層の質量をベースとして、0.1〜3.6質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.6〜1.8質量%である。このような割合で帯電防止剤を用いることにより、いわゆる「ゆずはだ」を良好に防止することができる。
本発明において、接着層の厚さは、任意であるが、例えば、1〜50μmであるのが好ましく、より好ましくは1〜15μmであり、最も好ましくは2〜3μmであり、これにより、例えば、コスト面及び加工適性面において所望の結果が得られる。
【0013】
本発明の柔軟性保護フィルムにおいては、前記接着層上に、追加の接着層や保護層などを1層又は2層以上を設けてもよい。この際、追加の接着層や保護層には、着色剤、紫外線吸収剤、電磁波吸収剤、酸化防止剤などの添加剤を含有させてもよい。
また、本発明においては、前記接着層の上に、必要に応じて、剥離層、即ち、本発明の柔軟性保護フィルムにおいて、その保存時には接着層面を被覆しており、被保護面へ貼り付ける際に、剥離されて接着層面を露出させる層を設けることができる。剥離層としては、例えば、離型処理材料、例えば、シリコーン処理PET、シリコーン処理紙基材、ポリオレフィンなどを用いることができ、シリコーン処理PETが好ましい。尚、シリコーン処理面が、接着層を接触するようにするのがよい。
【0014】
以下、本発明の柔軟性保護フィルムの製造例を示すが、本発明がこれらに限定される訳ではない。
まず、上述した基材層(例えば、片面をコロナ処理したPET:10〜350μm)を準備する。次に、接着層材料を製造するために、上述したカルボン酸変性熱可塑性エラストマーを、溶剤、例えばトルエン中に導入し、これを、撹拌機を用いて溶解する。この溶液に対して、架橋剤を添加し、次いで、場合により、帯電防止剤を添加して、接着層材料を製造する。
上記接着層材料を、上記基材層のコロナ処理面上に塗布する。この際の塗工方法としては、液状のものが塗工できるものであれば特に制限はなく、例えば、ローラー塗装法、刷毛塗装法、スプレー塗装法、浸漬塗装法の他、ダイコーター、バーコーター、ナイフコーターを用いた方法が例示される。次いで、これを乾燥するが、その条件は、膜厚や選択した溶剤の種類などにより変動し得るが、例えば、80〜150℃で20〜60秒間とすることができ、好ましくは、100〜130℃で30〜50秒間とする。これにより、1〜50μmの厚さを有する接着層を基材層上に設けることができる。次いで、上記接着層上に、必要により、上述した剥離層を設ける。これを40〜80℃で2〜6日間エージングさせることにより、本発明の柔軟性保護フィルムを得ることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の柔軟性保護フィルムは、基材層と接着層との接着性が高く、被保護面から剥離する際にも層分離が効率的に防止される。具体的には、剥離の際に接着層が被保護面に残存せず、基材層と共に剥離される。また、本発明の柔軟性保護フィルムによれば、従来の欠点、即ち、被保護面へ接着されている間に基材層面に負荷がかけられた場合に基材層が接着層から分離して離れるといった欠点を効率的に防止することができる。また、本発明の柔軟性保護フィルムは、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、繊維、ガラスなどから構成され、例えば、平面状の被保護面に対して、貼り付け・剥離を繰り返し行うことが容易である。更に、貼り付けの際に被保護面との間に空気(エア)が残留するのを効率よく防止することができ、所望の表面を得ることができる。
また、被保護面との密着性が非常に良好であり、特に、接着時に必要とされる接着圧が低く、低い接着圧でも被保護面に容易に接着(仮着)できる。
また、本発明の柔軟性保護フィルムの表面においては、いわゆる“ゆずはだ”を生じるのが良好に防止されており、即ち、保護される面状を滑らかなものとすることができる。
以下、実施例を示して、本発明をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定される訳ではない。
【0016】
【実施例】
タフテックM1911[旭化成製,マレイン酸変性SEBS,メルトインデックス(200℃、5kg)3.5g/10分,スチレン:エチレン+ブチレン質量比30:70,酸化2]13部を、トルエン87部中に、プロペラ撹拌機を使用して溶解した(固形分13%)。この溶液100部に対し、コロネートHL[日本ポリウレタン工業製 ヘキサメチレンジイソシアネート−ビュレット型]1.04部を常温にて混合した。また、塗布時用の帯電防止剤として、エレガン264wax[日本油脂製 カチオン性帯電防止剤]を混合液に0.13部添加して、接着層材料を得た。
この接着層材料をメイヤバーにて、基材層であるエンブレット38SC[ユニチカ製,片面をコロナ処理したPET,厚さ38μm]のコロナ面A4版に塗工した。120℃で40秒間乾燥して、基材層上に接着層2μmを設けた。
この接着層上に、剥離層であるシリコーン処理PETを貼り合わせた。これを45℃にて4日エージングさせることにより、本製品である柔軟性保護フィルムを得ることができた。
【0017】
(性能評価)
上述のようにして得た本発明の柔軟性保護フィルム(A4版)から剥離層をはがした。露出した接着層を、種々の材料、具体的には、ガラス、PETのそれぞれからなる被保護面(平面)上に対して、上記フィルムの一端を最初に貼り付けておき、次第に他端へとその貼り付け面を拡大して貼り付けを行った。いずれの材料の被保護面に対しても、密着性が非常に良好であり、特に、接着時に必要とされる接着圧が低く、低い接着圧でも被保護面に容易に接着(仮着)できた。また、表面にいわゆる“ゆずはだ”は生じておらず、保護される面状が滑らかなものであった。更に、貼り付けの際に被保護面との間に空気(エア)が残留するのを効率よく防止することができた。
この柔軟性保護フィルムを爪で引掻いたところ、基材層が接着層から分離しなかった。
接着した柔軟性保護フィルムを被保護面から剥離したところ、接着層が被保護面に残存することなく、基材層と共に剥離された。この剥離したフィルムを更に同一の被保護面に同様の手段にて貼り付けしたところ、前回の貼り付けとほぼ同様の効果が得られた。
Claims (6)
- 基材層に接着層が積層・接着されてなる柔軟性保護フィルムであって、
前記基材層が、柔軟性基材からなり、
前記接着層が、カルボン酸変性熱可塑性エラストマー及び架橋剤を含み、前記基材層の片面に積層・接着されていることを特徴とする該フィルム。 - 前記柔軟性基材が、ポリエステル系樹脂である請求項1に記載のフィルム。
- 前記カルボン酸変性熱可塑性エラストマーが、水素添加されたカルボン酸変性スチレン系熱可塑性エラストマーである請求項1又は2に記載のフィルム。
- 前記接着層が、前記カルボン酸変性熱可塑性エラストマーと前記架橋剤を、100:1〜2:1の質量比で含む請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルム。
- 前記接着層が、更に、帯電防止剤を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルム。
- 前記接着層上に剥離層が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルム。
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JP2008155987A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Fujifilm Corp | インクジェット記録媒体用包装材 |
JP2011514416A (ja) * | 2008-03-07 | 2011-05-06 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 帯電防止性ロックコポリマー感圧性接着剤及び物品 |
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2003
- 2003-01-14 JP JP2003005555A patent/JP2004217749A/ja active Pending
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