JP2004215952A - メダル払出装置、及びこのメダル払出装置を用いたスロットマシン - Google Patents

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Yoshio Aoki
良夫 青木
Hiroshi Kawakami
浩 川上
Junzo Fukushima
順三 福嶋
Taku Yamaguchi
卓 山口
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Abstract

【課題】メダルの不正な払い出しを防止する。
【解決手段】メダル払出装置100は、ホッパー110と、ホッパー110におけるメダルの払い出しの制御を行う払出制御手段250と、ホッパー110におけるエラーを検出するエラー検出手段260と、エラーに対応した措置であるエラー対応を行うエラー対応手段270とを備える。払出制御手段250は、払出命令信号を出力してホッパー110におけるメダルの払い出しの制御を行う。ホッパー110は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段130と、ホッパー110の駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段140とを備える。エラー検出手段260は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパー110におけるエラーの検出を行うとともに、エラーを検出すると、エラー検出信号を出力する。エラー対応手段270は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メダル払出装置に関し、更に詳しくは、ホッパーにおけるエラーを検出して所定のエラー対応を行うメダル払出装置に関するものである。
また、本発明は、メダル払出装置を用いたスロットマシンに関し、更に詳しくは、ホッパーにおけるエラーを検出して所定のエラー対応を行うメダル払出装置を用いたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシンなどのメダル遊技機や、メダル貸出機には、メダル払出装置が用いられている。
例えば、スロットマシンでは、メダルを投入し、その後に、スタートスイッチを操作すると、まず、当選か否かの抽選が行われ、ほぼ同時に、3個すべての回転リールの回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチのうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチに対応した回転リールの回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチを操作し終えると、3個すべての回転リールの回転が停止する。このとき、所定の図柄が所定の位置に停止すると、入賞となる。そして、入賞態様に応じた枚数のメダルが、クレジットされるか、又はメダル払出装置により払い出される。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−143391号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のメダル払出装置や、このメダル払出装置を用いたスロットマシンなどでは、ホッパーに細工等が施されることにより、メダルが不正に払い出されることがあった。
具体的には、例えば、ホッパーの配線をショートさせ、これにより、入賞していないのにもかかわらず、メダルを払い出すためのモータを強制的に駆動させて、メダルが不正に払い出されることがあった。
【0005】
また、例えば、メダルの払い出しを検出するためのセンサをマスクし、これにより、メダルが払い出されているにもかかわらず、メダルが払い出されていないようにみせかけて、メダルが不正に払い出されることもあった。
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段と、ホッパーの駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段とを備えるとともに、払出命令信号、払出検出信号、及び駆動検出信号を照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うエラー検出手段と、このエラー検出手段がエラーを検出すると所定のエラー対応を行うエラー対応手段とを備えることにより、メダルの不正な払い出しを防止できるようにしたメダル払出装置を提供することを目的とする。
【0006】
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力する直前検出手段を追加し、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、ホッパーにおけるエラーの検出を行うことにより、ホッパーにエラーがあった旨をより確実に検出できるようにして、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるようにしたメダル払出装置を提供することを目的とする。
【0007】
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段と、ホッパーの駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段とを備えるとともに、払出命令信号、払出検出信号、及び駆動検出信号を照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うエラー検出手段と、このエラー検出手段がエラーを検出すると所定のエラー対応を行うエラー対応手段とを備えることにより、メダルの不正な払い出しを防止できるようにしたメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の目的に加え、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力する直前検出手段を追加して、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うことにより、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるようにしたメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明の目的に加え、エラー対応として、スピーカから特定のエラー音を出力することにより、ホッパーにエラーがあった旨が目立つようにして、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるようにしたメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0010】
(請求項6)
また、請求項6記載の発明は、請求項3ないし5記載の発明の目的に加え、エラー対応として、スロットマシンの前面に設けた表示装置に特定のエラー表示を行うことにより、ホッパーにエラーがあった旨が目立つようにして、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるようにしたメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0011】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明は、請求項3ないし6記載の発明の目的に加え、エラー対応として、ホッパーの駆動を停止させることにより、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるようにしたメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、メダル払出装置(100)に係るものである。すなわち、メダルを払い出すためのホッパー(110)と、ホッパー(110)におけるメダルの払い出しの制御を行うための払出制御手段(250)と、ホッパー(110)におけるエラーを検出するためのエラー検出手段(260)と、ホッパー(110)におけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのエラー対応手段(270)とを備え、前記払出制御手段(250)は、払出命令信号を出力してホッパー(110)におけるメダルの払い出しの制御を行うように形成され、前記ホッパー(110)は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力するための払出検出手段(130)と、ホッパー(110)の駆動を検出して駆動検出信号を出力するための駆動検出手段(140)とを備え、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパー(110)におけるエラーの検出を行うとともに、ホッパー(110)におけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力するように形成され、前記エラー対応手段(270)は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行うように形成されていることを特徴とする。
【0013】
ここで、「ホッパー(110)」は、メダルを払い出すためのものである。
このホッパー(110)は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力するための払出検出手段(130)と、ホッパー(110)の駆動を検出して駆動検出信号を出力するための駆動検出手段(140)とを備えている。
また、「払出検出手段(130)」は、メダルの払い出しを検出して、払出検出信号を出力するためのものである。
【0014】
この払出検出手段(130)は、例えば、フォトセンサ(131)などを用いて構成することができる。
また、「払出検出信号」は、ホッパー(110)からメダルが払い出されると、払出検出手段(130)から出力される信号である。
例えば、払出制御手段(250)が払出命令信号を出力し、この払出命令信号を受けてホッパー(110)の払出モータ(154)が駆動して、メダルの払い出しが行われたとする。そうすると、払出検出手段(130)は、ホッパー(110)からのメダルの払い出しを検出して、払出検出信号を出力するのである。
【0015】
また、例えば、ホッパー(110)の配線がショートさせられ、払出モータ(154)が強制的に駆動させられたとする。そして、払出制御手段(250)からの払出命令信号がないにもかかわらず、ホッパー(110)からメダルの払い出しが行われたとする。このような場合にも、払出検出手段(130)は、ホッパー(110)からのメダルの払い出しを検出して、払出検出信号を出力するのである。
【0016】
すなわち、払出検出手段(130)は、ホッパー(110)からのメダルの払い出しを検出すると、その払い出しが正常に行われたものであるか否かにかかわらず、払出検出信号を出力する。言い換えれば、払出検出手段(130)は、ホッパー(110)からのメダルの払い出しを検出すると、その払い出しがたとえ不正に行われたものであっても、払出検出信号を出力するのである。
【0017】
また、「駆動検出手段(140)」は、ホッパー(110)の駆動を検出して、駆動検出信号を出力するためのものである。
ここで、ホッパー(110)は、回転ディスク(152)と、この回転ディスク(152)を回転させるための払出モータ(154)とを備えている。そして、払出モータ(154)が駆動すると、回転ディスク(152)が回転して、ホッパー(110)のメダル排出口(156)からメダルが払い出されるようになっている。
【0018】
このため、ホッパー(110)の駆動の検出は、例えば、払出モータ(154)の駆動の検出によって行うこともできるし、また、回転ディスク(152)の回転の検出によって行うこともできる。また、払出モータ(154)の駆動の検出は、例えば、払出モータ(154)の駆動電流あるいは駆動電力を検出することによって行うことができる。また、回転ディスク(152)の回転の検出は、例えば、回転ディスク(152)の周囲に複数の検出用チップ(141)を設けて、回転ディスク(152)の回転に伴うこれらの検出用チップ(141)の通過を、チップ検出センサ(142)で検出することによって行うことができる。
【0019】
また、「払出制御手段(250)」は、ホッパー(110)におけるメダルの払い出しの制御を行うためのものである。
この払出制御手段(250)は、払出命令信号を出力して、ホッパー(110)におけるメダルの払い出しの制御を行う。
また、「払出命令信号」は、ホッパー(110)からメダルを払い出させるために、払出制御手段(250)から出力される信号である。
【0020】
すなわち、払出制御手段(250)が払出命令信号を出力すると、ホッパー(110)の払出モータ(154)が駆動し、回転ディスク(152)が回転して、メダル排出口(156)からメダルが払い出される。言い換えれば、ホッパー(110)は、払出命令信号を受けて、メダルの払い出しを行うのである。
また、「エラー検出手段(260)」は、ホッパー(110)におけるエラーを検出するためのものである。
【0021】
このエラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパー(110)におけるエラーの検出を行うとともに、ホッパー(110)におけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力する。
また、「エラー検出信号」は、ホッパー(110)におけるエラーが検出されると、エラー検出手段(260)から出力される信号である。
【0022】
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があれば、ホッパー(110)は正常である。また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなくても、ホッパー(110)は正常である。しかし、例えば、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。そして、エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー(110)にエラーがあったと判断して、エラー検出信号を出力するのである。払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるとき、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があるとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときについても同様である。
【0023】
また、「エラー対応手段(270)」は、ホッパー(110)におけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのものである。
このエラー対応手段(270)は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行う。
また、「エラー対応」とは、ホッパー(110)におけるエラーに対応した措置である。
【0024】
このエラー対応としては、例えば、ホッパー(110)にエラーがあった旨を視覚や聴覚に訴える手段で知らせたり、あるいはメダルの払い出しを停止することができる。
また、払出制御手段(250)、エラー検出手段(260)及びエラー対応手段(270)は、例えば、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えた制御装置に所定のプログラムを実行させることによって形成することができる。
【0025】
具体的には、例えば、メダル払出装置(100)がスロットマシン(10)に用いられる場合にあっては、スロットマシン(10)を制御するための制御装置(20)に所定のプログラムを実行させることによって、払出制御手段(250)、エラー検出手段(260)及びエラー対応手段(270)を形成することができる。
また、例えば、メダル払出装置(100)がメダル貸出機に用いられる場合にあっては、メダル貸出機を制御するための制御装置に所定のプログラムを実行させることによって、払出制御手段(250)、エラー検出手段(260)及びエラー対応手段(270)を形成することができる。
【0026】
本発明によれば、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号との照合により、ホッパー(110)におけるエラーを検出できる。そして、ホッパー(110)におけるエラーが検出されると、所定のエラー対応が行われることから、メダルの不正な払い出しを防止できるのである。
なお、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときに、故障が想定されるエラー検出信号として、第1エラー検出信号を出力するように形成することができる。
【0027】
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、駆動検出手段(140)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、第1エラー検出信号を出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)にエラーがあった旨のみならず、ホッパー(110)におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0028】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときに、故障が想定されるエラー検出信号として、第2エラー検出信号を出力するように形成することもできる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出検出手段(130)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、第2エラー検出信号を出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)にエラーがあった旨のみならず、ホッパー(110)におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0029】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないときに、故障が想定されるエラー検出信号として、第3エラー検出信号を出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出モータ(154)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、第3エラー検出信号を出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)にエラーがあった旨のみならず、ホッパー(110)におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0030】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があるときに、不正が想定されるエラー検出信号として、第4エラー検出信号を出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、第4エラー検出信号を出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)にエラーがあった旨のみならず、ホッパー(110)におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0031】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときに、不正が想定されるエラー検出信号として、第5エラー検出信号を出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、駆動検出手段(140)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、第5エラー検出信号を出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)にエラーがあった旨のみならず、ホッパー(110)におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0032】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときに、不正が想定されるエラー検出信号として、第6エラー検出信号を出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出検出手段(130)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、第6エラー検出信号を出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)にエラーがあった旨のみならず、ホッパー(110)におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0033】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載のメダル払出装置(100)を限定したものである。すなわち、前記ホッパー(110)は、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力するための直前検出手段(120)を備え、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、ホッパー(110)におけるエラーの検出を行うように形成されていることを特徴とする。
【0034】
請求項1記載の発明では、ホッパー(110)は、払出検出手段(130)と、駆動検出手段(140)とを備え、エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、エラーの検出を行うとしたが、本発明では、ホッパー(110)は、払出検出手段(130)と、駆動検出手段(140)と、直前検出手段(120)とを備え、エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、エラーの検出を行うのである。
【0035】
ここで、「直前検出手段(120)」は、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して、直前検出信号を出力するためのものである。
この直前検出手段(120)は、例えば、近接センサ(121)などを用いて構成することができる。
また、「直前検出信号」は、払い出される直前の位置にメダルがあると、直前検出手段(120)から出力される信号である。すなわち、払い出される直前の位置にメダルがあると、この直前検出信号が出力され、一方、払い出される直前の位置にメダルがないと、この直前検出信号は出力されない。
【0036】
ここで、回転ディスク(152)のメダル穴(153)にメダルが収納されている状態で、回転ディスク(152)が回転すると、メダル排出口(156)からメダルが払い出されるように形成されているメダル払出装置(100)においては、払い出される直前のメダルは、回転ディスク(152)のメダル穴(153)に収納されている。このため、このようなメダル払出装置(100)においては、回転ディスク(152)のメダル穴(153)にメダルが収納されていると、直前検出信号が出力され、一方、回転ディスク(152)のメダル穴(153)にメダルが収納されていないと、直前検出信号は出力されないようにすることができる。
【0037】
また、「エラー検出手段(260)」は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、ホッパー(110)におけるエラーの検出を行うとともに、ホッパー(110)におけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力する。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があれば、ホッパー(110)は正常である。また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときも、ホッパー(110)は正常である。しかし、例えば、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。そして、エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)にエラーがあったと判断して、エラー検出信号を出力するのである。払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるとき、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないとき、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるとき、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないとき、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるとき、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないとき、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときについても同様である。
【0038】
本発明によれば、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合してエラーの検出を行うことから、ホッパー(110)にエラーがあった旨をより確実に検出できるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるのである。
なお、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Aを出力するように形成することができる。
【0039】
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、直前検出手段(120)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Aを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0040】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Bを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、駆動検出手段(140)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Bを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0041】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Cを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、駆動検出手段(140)及び直前検出手段(120)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Cを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0042】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Dを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出検出手段(130)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Dを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0043】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)内のメダル切れを示すエラー検出信号として、エラー検出信号Eを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)内のメダル切れが想定される。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)内のメダル切れと判断するとともに、ホッパー(110)内のメダル切れを示すエラー検出信号として、エラー検出信号Eを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0044】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Fを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出モータ(154)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Fを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0045】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Gを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出モータ(154)及び直前検出手段(120)の故障の可能性がある。そこで、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Gを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0046】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Hを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Hを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0047】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Iを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、直前検出手段(120)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Iを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0048】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Jを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、駆動検出手段(140)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Jを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0049】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Kを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、駆動検出手段(140)及び直前検出手段(120)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Kを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0050】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Lを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があると、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出検出手段(130)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Lを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0051】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Mを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)は異常である。この場合、特に、払出検出手段(130)及び直前検出手段(120)をマスクした状態で払出モータ(154)を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Mを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0052】
また、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)内のメダル切れを示すエラー検出信号として、エラー検出信号Nを出力するように形成することができる。
すなわち、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー(110)内のメダル切れが想定される。そこで、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときに、ホッパー(110)内のメダル切れと判断するとともに、ホッパー(110)内のメダル切れを示すエラー検出信号として、エラー検出信号Nを出力するように、エラー検出手段(260)を形成する。そうすると、ホッパー(110)におけるエラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0053】
また、前記エラー対応手段(270)は、エラー検出信号の種類によって、エラー対応の態様を変更するように形成することができる。
ここで、第1エラー検出信号、第2エラー検出信号、又は第3エラー検出信号の出力があったときには、故障が想定され、第4エラー検出信号、第5エラー検出信号、又は第6エラー検出信号の出力があったときには、不正が想定される。このため、例えば、第1エラー検出信号、第2エラー検出信号、又は第3エラー検出信号の出力があったときには、エラー対応として、所定の表示装置に「故障」の文字を表示し、第4エラー検出信号、第5エラー検出信号、又は第6エラー検出信号の出力があったときには、エラー対応として、所定の表示装置に「不正」の文字を表示することができる。
【0054】
また、エラー検出信号A、エラー検出信号B、エラー検出信号C、エラー検出信号D、エラー検出信号F、又はエラー検出信号Gの出力があったときには、故障が想定され、エラー検出信号E、又はエラー検出信号Nの出力があったときには、ホッパー(110)内のメダル切れが想定され、エラー検出信号H、エラー検出信号I、エラー検出信号J、エラー検出信号K、エラー検出信号L、又はエラー検出信号Mの出力があったときには、不正が想定される。このため、例えば、エラー検出信号A、エラー検出信号B、エラー検出信号C、エラー検出信号D、エラー検出信号F、又はエラー検出信号Gの出力があったときには、エラー対応として、所定の表示装置に「故障」の文字を表示し、エラー検出信号E、又はエラー検出信号Nの出力があったときには、エラー対応として、所定の表示装置に「メダル切れ」の文字を表示し、エラー検出信号H、エラー検出信号I、エラー検出信号J、エラー検出信号K、エラー検出信号L、又はエラー検出信号Mの出力があったときには、エラー対応として、所定の表示装置に「不正」の文字を表示することができる。
【0055】
そうすると、エラー検出信号の種類によってエラー対応の態様を変更することにより、エラーの態様に応じたエラー対応を行うことができるので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、メダル払出装置(100)を用いたスロットマシン(10)に係るものである。すなわち、周囲に複数の図柄が表示されている回転リール(40)と、メダルを払い出すためのホッパー(110)と、スロットマシン(10)を制御するための制御装置(20)とを備え、前記制御装置(20)は、抽選を行うための抽選手段(210)と、抽選手段(210)の抽選結果に基づいて回転リール(40)の停止制御を行うための停止制御手段(220)と、すべての回転リール(40)の回転が停止した際における図柄の停止位置によって入賞か否かの判定を行うための入賞判定手段(240)と、ホッパー(110)におけるメダルの払い出しの制御を行うための払出制御手段(250)と、ホッパー(110)におけるエラーを検出するためのエラー検出手段(260)と、ホッパー(110)におけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのエラー対応手段(270)とを備え、前記払出制御手段(250)は、払出命令信号を出力してホッパー(110)におけるメダルの払い出しの制御を行うように形成され、前記ホッパー(110)は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力するための払出検出手段(130)と、ホッパー(110)の駆動を検出して駆動検出信号を出力するための駆動検出手段(140)とを備え、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパー(110)におけるエラーの検出を行うとともに、ホッパー(110)におけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力するように形成され、前記エラー対応手段(270)は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行うように形成されていることを特徴とする。
【0056】
すなわち、本発明に係るスロットマシン(10)は、請求項1記載のメダル払出装置(100)を用いたものである。
本発明によれば、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号との照合により、ホッパー(110)におけるエラーを検出できる。そして、ホッパー(110)におけるエラーが検出されると、所定のエラー対応が行われることから、メダルの不正な払い出しを防止できるのである。
【0057】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項3記載のメダル払出装置(100)を用いたスロットマシン(10)を限定したものである。すなわち、前記ホッパー(110)は、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力するための直前検出手段(120)を備え、前記エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパー(110)におけるエラーの検出を行うように形成されていることを特徴とする。
【0058】
請求項24記載の発明では、ホッパー(110)は、払出検出手段(130)と、駆動検出手段(140)とを備え、エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、エラーの検出を行うとしたが、本発明では、ホッパー(110)は、払出検出手段(130)と、駆動検出手段(140)と、直前検出手段(120)とを備え、エラー検出手段(260)は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、エラーの検出を行うのである。
【0059】
本発明によれば、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合してエラーの検出を行うことから、ホッパー(110)にエラーあった旨をより確実に検出できるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるのである。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載のメダル払出装置(100)を用いたスロットマシン(10)を限定したものである。すなわち、前記エラー対応手段(270)は、エラー対応として、スピーカ(78)から特定のエラー音を出力するように形成されていることを特徴とする。
【0060】
本発明によれば、エラー対応として、スピーカ(78)から特定のエラー音が出力される。このため、ホッパー(110)にエラーがあった旨が目立つので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項3ないし5記載のメダル払出装置(100)を用いたスロットマシン(10)を限定したものである。すなわち、前記エラー対応手段(270)は、エラー対応として、スロットマシン(10)の前面に設けた表示装置に特定のエラー表示を行うように形成されていることを特徴とする。
【0061】
ここで、「スロットマシン(10)の前面に設けた表示装置」としては、例えば、スロットマシン(10)の前面上部に設けた演出用ランプ(77)や、図柄表示窓(72)の下方に設けた7セグメントLEDや、図柄表示窓(72)の脇に設けた液晶ディスプレイ(79)や、回転リール(40)の前方に設けたELパネルなどを用いることができる。
【0062】
また、「特定のエラー表示」としては、例えば、演出用ランプ(77)を特定のパターンで点滅させたり、7セグメントLEDに「E」の文字を点滅表示させたり、あるいは液晶ディスプレイ(79)やELパネルに「ERROR」の文字を点滅表示させることができる。
本発明によれば、エラー対応として、表示装置に特定のエラー表示が行われる。このため、ホッパー(110)にエラーがあった旨が目立つので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0063】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項3ないし6記載のメダル払出装置(100)を用いたスロットマシン(10)を限定したものである。すなわち、前記エラー対応手段(270)は、エラー対応として、ホッパー(110)の駆動を停止させるように形成されていることを特徴とする。
【0064】
ここで、ホッパー(110)の駆動の停止は、例えば、払出モータ(154)の駆動の停止によって行うこともできるし、また、回転ディスク(152)の回転の停止によって行うこともできる。また、払出モータ(154)の駆動の停止は、例えば、払出モータ(154)の駆動電流を停止することによって行うことができる。また、回転ディスク(152)の回転の停止は、例えば、回転ディスク(152)をロック機構で機械的にロックすることによって行うことができる。
【0065】
本発明によれば、エラー対応として、ホッパー(110)の駆動が停止する。このため、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0066】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図14は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、メダル払出装置100を用いたスロットマシン10のブロック図、図2は、メダル払出装置100を用いたスロットマシン10の正面図、図3は、ホッパー110の分解斜視図、図4は、ホッパー110の側面図、図5は、ホッパー110の要部平面図、図6ないし図13は、払出命令信号、駆動検出信号、及び払出検出信号のタイムチャート、図14は、エラー検出手段260におけるエラー検出のパターンを示す概念図である。
【0067】
(スロットマシン10)
図2に示すように、スロットマシン10は、四角箱状の筐体70を備えている。また、筐体70の内部には、3個の回転リール40が横並びに設けられている。また、筐体70の前面には、前面パネル71が設けられ、また、前面パネル71のほぼ中央には、図柄表示窓72が設けられている。
【0068】
また、図柄表示窓72は、3個の回転リール40の前方に設けられており、3個すべての回転リール40の回転が停止した際には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
具体的には、左側の回転リール40の周囲には合計21個の図柄が表示されているが、左側の回転リール40の回転が停止した際には、21個の図柄のうちの3個が図柄表示窓72を通して視認可能となる。すなわち、左側の回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72の左側部分には、3個の図柄が縦並びに表示される。中央の回転リール40及び右側の回転リール40についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示される。また、図柄表示窓72に表示される縦3列横3行の図柄の配列パターンは、「出目」などと呼ばれる。
【0069】
また、図柄表示窓72の下方には、貯留メダルを投入するためのベットスイッチ74や、貯留メダルを払い出すための精算スイッチ75や、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50や、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ60などが設けられている。
また、図柄表示窓72の右方には、液晶ディスプレイ79が設けられ、また、スロットマシン10の前面上部には、演出用ランプ77が設けられ、また、スロットマシン10の前面下部には、スピーカ78が設けられている。
【0070】
また、スロットマシン10の筐体70の内部には、制御装置20やホッパー110などが備えられている。
(制御装置20)
制御装置20は、スロットマシン10を制御するためのものであって、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えている。
【0071】
また、この制御装置20の入力手段としては、図1に示すように、例えば、スタートスイッチ50、ストップスイッチ60、投入スイッチ73、ベットスイッチ74、精算スイッチ75、払出検出手段130、及び駆動検出手段140などがある。
また、この制御装置20の出力手段としては、図1に示すように、例えば、リール装置30、ホッパー110、演出用ランプ77、スピーカ78、及び液晶ディスプレイ79などがある。
【0072】
また、この制御装置20は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、図1に示すように、例えば、遊技制御手段200、抽選手段210、停止制御手段220、入賞判定手段240、払出制御手段250、エラー検出手段260、エラー対応手段270、及び演出制御手段280などとして機能する。
(スタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、各回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。そして、このスタートスイッチ50を操作すると、3個すべての回転リール40の回転が開始する。
【0073】
(ストップスイッチ60)
ストップスイッチ60は、各回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられている。そして、左側の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、左側の回転リール40の回転が停止し、中央の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、中央の回転リール40の回転が停止し、右側の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、右側の回転リール40の回転が停止する。
【0074】
(投入スイッチ73)
投入スイッチ73は、投入されたメダルを検知するためのものであって、筐体70の内部に設けられている。
(ベットスイッチ74)
ベットスイッチ74は、貯留されているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
【0075】
(精算スイッチ75)
精算スイッチ75は、貯留されているメダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
(リール装置30)
リール装置30は、枠体と、この枠体に横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータそれぞれの出力軸に固定した回転リール40と、各回転リール40それぞれの内側に設けたバックライトとから構成されている。
【0076】
また、図示しないが、各回転リール40の周囲には、「7」「BAR」「プラム」「ベル」「チェリー」「Replay」などの複数種類の図柄が、所定の配列で、合計21個表示されている。
(メダル払出装置100)
メダル払出装置100は、図1に示すように、メダルを払い出すためのホッパー110と、ホッパー110におけるメダルの払い出しの制御を行うための払出制御手段250と、ホッパー110におけるエラーを検出するためのエラー検出手段260と、ホッパー110におけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのエラー対応手段270とを備えている。
【0077】
(ホッパー110)
ホッパー110は、メダル払出装置100を構成するものであって、メダルを払い出すためのものである。
このホッパー110は、スロットマシン10の筐体70の内部に設けられている。
また、このホッパー110は、図3ないし図5に示すように、フレーム150と、このフレーム150に斜めに固定した平板状のベース板151と、このベース板151の表面に回転可能に取り付けた円盤状の回転ディスク152と、ベース板151の表面に取り付けた箱型のメダルタンク155と、ベース板151の裏面に取り付けた払出モータ154とを備えるとともに、メダルの払い出しを検出するための払出検出手段130と、ホッパー110の駆動を検出するための駆動検出手段140とを備えている。
【0078】
また、このホッパー110の所定位置には、図3ないし図5に示すように、メダルを払い出すためのメダル排出口156が設けられている。
また、回転ディスク152には、8つのメダル穴153が、円周方向に一定間隔をもって設けられている。また、各メダル穴153は、ほぼ円形に形成されており、かつ、回転ディスク152の表面から裏面まで貫通するように形成されており、かつ、メダルを収納可能に形成されている。
【0079】
また、払出モータ154の駆動軸は、減速機構を介して、回転ディスク152の中心に取り付けられている。そして、払出モータ154が駆動すると、回転ディスク152が回転するようになっている。
また、ベース板151の所定位置には、ベース板151の表面から裏面まで貫通する四角形の四角穴158が設けられている。
【0080】
また、メダル排出口156の近辺であって、かつ、各メダル穴153の軌道上であって、かつ、ベース板151の表面には、2つのガイドピン157が設けられている。また、各ガイドピン157は、ベース板151の表面から突出しているものの、回転ディスク152には接触しないようになっている。
また、メダル排出口156の近辺であって、かつ、ベース板151の裏面には、L字形の払出アーム159が取り付けられている。この払出アーム159は、その一端を、ベース板151の所定位置に設けた回動軸160によって軸支されている。このため、この払出アーム159は、回動軸160を中心にベース板151に対して回動可能とされている。また、この払出アーム159は、ベース板151の裏面に設けた払出バネ162によって一定方向に付勢されている。また、この払出アーム159の回動軸160とは反対側の端部には、遮光部161が設けられている。この遮光部161は、払出検出手段130を構成するフォトセンサ131の発光部から発射された光を遮るためのものである。また、この払出アーム159の折曲部には、円柱状の可動払出ローラー163が取り付けられている。この可動払出ローラー163は、四角穴158を介して、ベース板151の表面側に突出している。そして、払出アーム159が回動すると、可動払出ローラー163が揺動するようになっている。このため、この可動払出ローラー163が揺動すると、払出アーム159が回動することとなる。また、可動払出ローラー163に隣接して、円柱状の固定払出ローラー164が設けられている。
【0081】
そして、払出制御手段250から払出命令信号が出力されると、払出モータ154が駆動して、回転ディスク152が時計回りに回転する。また、メダル穴153に収納されたメダルは、回転ディスク152の回転に伴って時計回りに移動し、メダル排出口156近辺に差し掛かると、2つのガイドピン157に当接して、メダル排出口156方向へ押し出されるように移動する。更に回転ディスク152が回転すると、メダル排出口156方向へ移動したメダルは、固定払出ローラー164と可動払出ローラー163とに圧接する。更に回転ディスク152が回転すると、固定払出ローラー164と可動払出ローラー163とに圧接したメダルは、可動払出ローラー163を押し退けるようにして揺動させ、その後に、メダル排出口156から飛び出すようにして払い出される。
【0082】
なお、払出制御手段250からの払出命令信号がなければ、払出モータ154は駆動せず、回転ディスク152も回転しないので、通常は、ホッパー110のメダル排出口156からメダルが払い出されることはない。
(払出検出手段130)
払出検出手段130は、メダルの払い出しを検出して、払出検出信号を出力するためのものである。
【0083】
図5に示すように、ベース板151の裏面の所定位置には、払出検出手段130を構成するフォトセンサ131が設けられている。
また、フォトセンサ131は、発光部と受光部とを有している。そして、メダル排出口156からのメダルの払い出しがないときには、発光部から発射された光が受光部に届くようにしているとともに、メダル排出口156からメダルが払い出されるときには、可動払出ローラー163の揺動に伴って払出アーム159が回動して、発光部と受光部との間に払出アーム159の遮光部161が位置することにより、発光部から発射された光が受光部には届かなくなるようにしている。
【0084】
また、フォトセンサ131は、発光部から発射された光が受光部に届いているときには、出力端子からLoレベルの信号を出力し、発光部から発射された光が受光部に届かないときには、出力端子からHiレベルの信号を出力するようになっている。
これにより、本実施の形態では、フォトセンサ131の出力端子から出力されるHiレベルの信号を、払出検出信号としているのである。
【0085】
なお、払出検出手段130は、メダル排出口156からのメダルの払い出しを検出すると、その払い出しが正常に行われたものであるか否かにかかわらず、払出検出信号を出力する。言い換えれば、払出検出手段130は、メダル排出口156からのメダルの払い出しを検出すると、その払い出しがたとえ不正に行われたものであっても、払出検出信号を出力する。
【0086】
具体的には、例えば、入賞判定手段240が入賞の判定を行い、これを受けて、払出制御手段250が払出命令信号を出力したとする。更に、この払出命令信号を受けて、払出モータ154が駆動し、回転ディスク152が回転して、メダル排出口156からメダルが払い出されたとする。このような場合、払出検出手段130は、メダル排出口156からのメダルの払い出しを検出して、払出検出信号を出力する。
【0087】
また、例えば、払出モータ154の配線がショートさせられ、払出制御手段250からの払出命令信号がないにもかかわらず、払出モータ154が強制的に駆動させられて、メダル排出口156からメダルの払い出しが行われたとする。このような場合であっても、払出検出手段130は、メダル排出口156からのメダルの払い出しを検出して、払出検出信号を出力する。
【0088】
(駆動検出手段140)
駆動検出手段140は、ホッパー110の駆動を検出して、駆動検出信号を出力するためのものである。
本実施の形態では、ホッパー110の駆動の検出は、回転ディスク152の回転の検出によって行う。また、回転ディスク152の回転の検出は、回転ディスク152の周囲に複数の検出用チップ141を設けて、回転ディスク152の回転に伴うこれらの検出用チップ141の通過を、チップ検出センサ142で検出することによって行う。
【0089】
具体的には、図5に示すように、回転ディスク152の周囲には、8つの検出用チップ141が等間隔で設けられている。また、各検出用チップ141は、各メダル穴153に対応する位置に設けられている。
また、図5に示すように、ベース板151の表面の所定位置には、検出用チップ141を検出するためのチップ検出センサ142が設けられている。そして、回転ディスク152が回転すると、各検出用チップ141が次々とチップ検出センサ142の近くを通過するようになっている。
【0090】
また、チップ検出センサ142は、いずれかの検出用チップ141がその近くを通過すると、出力端子からHiレベルの信号を出力し、それ以外のときには、出力端子からLoレベルの信号を出力するようになっている。
これにより、本実施の形態では、チップ検出センサ142の出力端子から出力されるHiレベルの信号を、駆動検出信号としているのである。
【0091】
なお、駆動検出手段140は、ホッパー110の駆動を検出すると、その駆動が正常に行われたものであるか否かにかかわらず、駆動検出信号を出力する。言い換えれば、駆動検出手段140は、ホッパー110の駆動を検出すると、その駆動がたとえ不正に行われたものであっても、駆動検出信号を出力する。
(演出用ランプ77)
演出用ランプ77は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、スロットマシン10の前面上部に設けられている。
【0092】
(スピーカ78)
スピーカ78は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、スロットマシン10の前面下部に設けられている。
(液晶ディスプレイ79)
液晶ディスプレイ79は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の右方に設けられている。
【0093】
(遊技制御手段200)
遊技制御手段200は、遊技を制御するためのものである。
以下、スロットマシン10における遊技について説明する。
メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。ここで、メダルの投入には、メダル投入口からのメダルの投入、及びベットスイッチ74の操作によるメダルの投入の双方が含まれる。また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、抽選手段210により抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ60のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ60を操作し終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。このとき、所定の図柄が有効な入賞ライン上に揃うと、入賞となる。そして、入賞態様に応じた枚数のメダルが、クレジットされるか、又はメダル払出口から払い出される。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
【0094】
また、回転リール40の停止制御は、以下に示すようにして行われる。
まず、抽選手段210の抽選結果に基づいて、複数の停止テーブル230の中から一の停止テーブル230が選択される。次に、選択された一の停止テーブル230と、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置とから、回転リール40の滑りコマ数が決定される。そして、決定された滑りコマ数分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。
【0095】
また、抽選手段210の抽選結果には、特定導入遊技当選(ビッグボーナス当選/BB当選)と、特定遊技当選(レギュラーボーナス当選/RB当選)と、第1小役当選と、第2小役当選と、第3小役当選と、再遊技当選(Replay当選)と、ハズレとがある。
また、入賞には、特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム/BBゲーム)への移行に係る特定導入遊技入賞(ビッグボーナス入賞/BB入賞)と、特定遊技(レギュラーボーナスゲーム/RBゲーム)への移行に係る特定遊技入賞(レギュラーボーナス入賞/RB入賞)と、所定枚数(例えば12枚)のメダルの払い出しに係る第1小役入賞と、この第1小役入賞よりも少ない枚数(例えば8枚)のメダルの払い出しに係る第2小役入賞と、この第2小役入賞よりも少ない枚数(例えば2枚又は4枚)のメダルの払い出しに係る第3小役入賞と、再遊技(Replay)の実行に係る再遊技入賞(Replay入賞)とがある。
【0096】
なお、RBゲームとは、特定入賞遊技(JACゲーム)を複数回行い得ることにより、通常遊技よりも当選確率が高い遊技をいい、また、BBゲームとは、RBゲームの導入確率が高い遊技をいう。
そして、例えば、「7」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞となり、払い出しがある場合にはメダルが払い出されて、BBゲームが実行される。
【0097】
また、例えば、「プラム」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞となり、12枚のメダルが払い出される。
また、例えば、「ベル」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞となり、8枚のメダルが払い出される。
また、例えば、左側の回転リール40に表示されている「チェリー」の図柄が有効な入賞ライン上に停止すると、中央及び右側の回転リール40に表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞となり、2枚のメダルが払い出される。なお、メダルの投入枚数が3枚であり、かつ、「チェリー」の図柄の停止位置が図柄表示窓72の上段又は下段であれば、4枚のメダルが払い出される。
【0098】
また、例えば、「Replay」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞となり、新たなメダルを投入することなく、前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
また、抽選手段210の抽選結果がBB当選となると、BB当選に基づいた回転リール40の停止制御が行われるが、このとき、BB入賞が引き当てられないと、このBB当選は、BB入賞が引き当てられるまで持ち越されることとなっている。RB当選についても同様である。
【0099】
また、第1小役当選は、抽選結果が第1小役当選となった遊技で第1小役入賞を引き当てられないと、次回の遊技には持ち越されないこととなっている。第2小役当選、第3小役当選、及びReplay当選についても同様である。
(抽選手段210)
抽選手段210は、抽選を行うためのものである。
【0100】
この抽選手段210は、乱数発生手段、乱数抽出手段、抽選テーブル、及び抽選判定手段を備えている。
また、乱数発生手段は、抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜16383)で発生させるためのものである。
この乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成することができる(いわゆるハード乱数)。
【0101】
また、この乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成することができる(いわゆるソフト乱数)。
また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を抽出するためのものである。
【0102】
この乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ50の操作)で抽出する。
なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができるのである。
【0103】
また、抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる全範囲の乱数について、当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたものである。
この抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる全範囲の乱数について、BB当選にするか、RB当選にするか、第1小役当選にするか、第2小役当選にするか、第3小役当選にするか、Replay当選にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ所定の割合で定めている。
【0104】
また、抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、抽選テーブルとを照合して、抽選結果の判定を行うためのものである。
この抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、抽選テーブルとを照合して、抽選結果が、BB当選か、RB当選か、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、Replay当選か、あるいはハズレかを判定する。
【0105】
(停止テーブル230)
停止テーブル230は、図柄の停止位置を決定するためのものであって、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置に応じて、回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
また、停止テーブル230は、抽選手段210の抽選結果毎に複数備えられている。そして、抽選手段210の抽選結果が同一でも、図柄の停止位置が異なることがあるようにしているのである。
【0106】
更に、停止テーブル230は、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置と、回転リール40の滑りコマ数との関係が異なることがあるように定められている。そして、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置が同じでも、図柄の停止位置が異なることがあるようにしているのである。
【0107】
(停止制御手段220)
停止制御手段220は、抽選手段210の抽選結果に基づいて、回転リール40の停止制御を行うためのものである。
この停止制御手段220は、まず、抽選手段210の抽選結果等に基づいて、複数の停止テーブル230の中から一の停止テーブル230を選択する。次に、この選択した一の停止テーブル230と、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置とから、回転リール40の滑りコマ数を決定する。
【0108】
ここで、滑りコマ数が0と決定されれば、直ちに回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が0と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、そのまま図柄表示窓72の上段に停止表示されることとなる。
また、滑りコマ数が1と決定されれば、1コマ分だけ回転リール40を回転させ、そこで、回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が1と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、回転リール40の回転方向に1コマずれて、図柄表示窓72の中段に停止表示されることとなる。
【0109】
また、滑りコマ数が2と決定されれば、2コマ分だけ回転リール40を回転させ、そこで、回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が2と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、回転リール40の回転方向に2コマずれて、図柄表示窓72の下段に停止表示されることとなる。
【0110】
なお、上述したような回転リール40の停止制御は、停止テーブル230を用いた制御であることから、「テーブル制御」などと呼ばれるものである。
また、回転リール40の停止制御は、「テーブル制御」に限定されるものではなく、例えば、「プログラム制御」などと呼ばれる制御としてもよい。
プログラム制御では、まず、抽選手段210の抽選結果に対応したフラグが設定される。次に、ストップスイッチ60が操作されると、このフラグに基づいて、回転リール40の回転を直ちに停止させるか、1コマ滑らせてから停止させるか、2コマ滑らせてから停止させるか、3コマ滑らせてから停止させるか、あるいは4コマ滑らせてから停止させるかの判断が行われる。そして、直ちに停止させると判断されれば、直ちに回転リール40の回転が停止する。また、1コマ滑らせてから停止させると判断されれば、1コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。また、2コマ滑らせてから停止させると判断されれば、2コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。また、3コマ滑らせてから停止させると判断されれば、3コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。また、4コマ滑らせてから停止させると判断されれば、4コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止するのである。
【0111】
(入賞判定手段240)
入賞判定手段240は、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の停止位置によって入賞か否かの判定を行うためのものである。
具体的には、この入賞判定手段240は、「7」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞と判定する。
【0112】
また、この入賞判定手段240は、「BAR」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、RB入賞と判定する。
また、この入賞判定手段240は、「プラム」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞と判定する。
また、この入賞判定手段240は、「ベル」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞と判定する。
【0113】
また、この入賞判定手段240は、左側の回転リール40に表示されている「チェリー」の図柄が有効な入賞ライン上に停止すると、中央及び右側の回転リール40に表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞と判定する。
また、この入賞判定手段240は、「Replay」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞と判定する。
【0114】
(払出制御手段250)
払出制御手段250は、メダル払出装置100を構成するものであって、ホッパー110におけるメダルの払い出しの制御を行うためのものである。
この払出制御手段250は、払出命令信号を出力して、ホッパー110におけるメダルの払い出しの制御を行う。
【0115】
すなわち、この払出制御手段250が払出命令信号を出力すると、払出モータ154が駆動し、回転ディスク152が回転して、ホッパー110のメダル排出口156からメダルが払い出されるのである。
また、この払出制御手段250は、特定導入遊技入賞(BB入賞)又は特定遊技入賞(RB入賞)のときには15枚のメダルを、第1小役入賞のときには12枚のメダルを、第2小役入賞のときには8枚のメダルを、第3小役入賞のときには2枚又は4枚のメダルを、ホッパー110から払い出す。
【0116】
(エラー検出手段260)
エラー検出手段260は、メダル払出装置100を構成するものであって、ホッパー110におけるエラーの検出を行うためのものである。
このエラー検出手段260は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパー110におけるエラーの検出を行うとともに、ホッパー110におけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力する。
【0117】
具体的には、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があれば、ホッパー110は正常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図6に示すようになる。
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなくても、ホッパー110は正常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図13に示すようになる。
【0118】
しかし、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図7に示すようになる。この場合、特に、駆動検出手段140の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、第1エラー検出信号を出力する。
【0119】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図8に示すようになる。この場合、特に、払出検出手段130の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、第2エラー検出信号を出力する。
【0120】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図9に示すようになる。この場合、特に、払出モータ154の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、第3エラー検出信号を出力する。
【0121】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図10に示すようになる。この場合、特に、払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、第4エラー検出信号を出力する。
【0122】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図11に示すようになる。この場合、特に、駆動検出手段140をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、第5エラー検出信号を出力する。
【0123】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図12に示すようになる。この場合、特に、払出検出手段130をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、第6エラー検出信号を出力する。
【0124】
これらをまとめると、図14に示すようになる。
(エラー対応手段270)
エラー対応手段270は、ホッパー110におけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのものである。
このエラー対応手段270は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行う。
【0125】
また、このエラー対応手段270は、エラー検出信号の種類によって、エラー対応の態様を変更する。
具体的には、第1エラー検出信号、第2エラー検出信号、又は第3エラー検出信号の出力があると、故障が想定され、第4エラー検出信号、第5エラー検出信号、又は第6エラー検出信号の出力があると、不正が想定される。
【0126】
このため、このエラー対応手段270は、第1エラー検出信号、第2エラー検出信号、又は第3エラー検出信号の出力があったときには、エラー対応として、液晶ディスプレイ79に「故障」の文字を表示し、第4エラー検出信号、第5エラー検出信号、又は第6エラー検出信号の出力があったときには、エラー対応として、液晶ディスプレイ79に「不正」の文字を表示する。
【0127】
更に、このエラー対応手段270は、エラー対応として、スピーカ78から特定のエラー音を出力したり、スロットマシン10の前面に設けた表示装置に特定のエラー表示を行ったり、ホッパー110の駆動を停止させたり、副制御部22によって制御されている照明を消灯させたり、すべての回転リール40の回転が停止した後における遊技操作を無効にしたり、主制御部21から副制御部22への信号を無効にしたり、スロットマシン10とホールコンピュータとを接続するための集中端子板へエラー検出信号を送信する。
【0128】
また、「表示装置への特定のエラー表示」としては、例えば、7セグメントLEDに「E」の文字を点滅表示させたり、液晶ディスプレイ79に「ERROR」の文字を点滅表示させることができる。
また、「ホッパー110の駆動の停止」は、例えば、払出モータ154の駆動の停止によって行うこともできるし、また、回転ディスク152の回転の停止によって行うこともできる。また、払出モータ154の駆動の停止は、例えば、払出モータ154の駆動電流を停止することによって行うことができる。また、回転ディスク152の回転の停止は、例えば、回転ディスク152をロック機構で機械的にロックすることによって行うことができる。
【0129】
また、「副制御部22によって制御されている照明」としては、例えば、演出用ランプ77や、回転リール40の内側に設けたバックライトなどがある。
また、「すべての回転リール40の回転が停止した後における遊技操作」としては、例えば、次の遊技を開始するために行う、ベットスイッチ74やスタートスイッチ60などの操作がある。
【0130】
また、「主制御部21から副制御部22への信号」としては、例えば、演出に係る信号がある。
また、「ホールコンピュータ」は、スロットマシン10などの遊技機を管理するために遊技機とは別に設置されるコンピュータであって、集中端子板を介して遊技機と接続されるものである。
【0131】
また、「集中端子板」は、スロットマシン10などの遊技機とホールコンピュータとを接続するためのものである。
また、このエラー対応手段270は、各回転リール40が回転中であっても、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行う。
また、このエラー対応手段270は、エラー対応を終了させる操作である「エラー対応終了操作」が行われてから所定の時間(例えば30秒)を経過すると、エラー対応を終了する。
【0132】
また、このエラー対応手段270は、抽選手段210の設定を変更するための設定変更スイッチと、スロットマシン10をリセットするためのリセットスイッチとが操作されたことを、「エラー対応終了操作」としている。
なお、このエラー対応手段270は、「エラー対応終了操作」が行われると、所定の時間の経過を要することなく、すぐに、エラー対応を終了するように形成することもできる。
【0133】
(演出制御手段280)
演出制御手段280は、演出の制御を行うためのものである。
この演出制御手段280は、所定の契機で、演出用ランプ77を所定のパターンで点滅させたり、スピーカ78から所定の効果音を出力したり、あるいは液晶ディスプレイ79に所定の文字又は図柄などを表示し、これにより、遊技者に当選又は入賞などを知らせるのである。
【0134】
このように、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段130と、ホッパー110の駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段140とを備えるとともに、払出命令信号、払出検出信号、及び駆動検出信号を照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うエラー検出手段260と、このエラー検出手段260がエラーを検出すると所定のエラー対応を行うエラー対応手段270とを備えている。このため、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号との照合により、ホッパー110におけるエラーを検出でき、更に、ホッパー110におけるエラーが検出されると、所定のエラー対応が行われることから、メダルの不正な払い出しを防止できるのである。
【0135】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときには、故障が想定されるエラー検出信号として、第1エラー検出信号を出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときには、故障が想定されるエラー検出信号として、第2エラー検出信号を出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がないときには、故障が想定されるエラー検出信号として、第3エラー検出信号を出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があるときには、不正が想定されるエラー検出信号として、第4エラー検出信号を出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がないときには、不正が想定されるエラー検出信号として、第5エラー検出信号を出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があるときには、不正が想定されるエラー検出信号として、第6エラー検出信号を出力する。このため、ホッパー110にエラーがあった旨のみならず、ホッパー110におけるエラーの態様までも検出できるのである。
【0136】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、エラー検出信号の種類によって、エラー対応の態様を変更する。このため、エラーの態様に応じたエラー対応を行うことができるので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、制御装置20は、遊技の制御を行うための主制御部21と、主制御部21からの信号を受信して演出の制御を行うための副制御部22とを有し、抽選手段210、停止制御手段220、入賞判定手段240及び払出制御手段250は、主制御部21に備えられ、エラー検出手段260及びエラー対応手段270は、副制御部22に備えられている。このため、主制御部21に負担をかけないようにすることができ、更には、回転リール40が回転中であっても、エラー検出に係る処理及びエラー対応に係る処理を行うことができるので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0137】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、各回転リール40が回転中であっても、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行う。このため、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、エラー対応として、スピーカ78から特定のエラー音を出力し、スロットマシン10の前面に設けた表示装置に特定のエラー表示を行い、副制御部22によって制御されている照明を消灯させる。このため、ホッパー110にエラーがあった旨が目立つので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0138】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、エラー対応として、ホッパー110の駆動を停止させる。このため、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるのである。
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、すべての回転リール40の回転が停止した後における遊技操作を無効にする。このため、ホッパー110にエラーがあれば、次回の遊技を開始できなくなるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるのである。
【0139】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、エラー対応として、主制御部21から副制御部22への信号を無効にする。このため、例えば、演出が行われなくなり、これにより、異常な状態となって目立つので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0140】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、エラー対応として、スロットマシン10とホールコンピュータとを接続するための集中端子板へエラー検出信号を送信する。このため、ホッパー110にエラーがあった旨がホールコンピュータでも認識可能となるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるのである。
【0141】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、エラー対応を終了させる操作であるエラー対応終了操作が行われてから所定の時間(例えば30秒)を経過すると、エラー対応手段270がエラー対応を終了することから、エラー対応終了操作が行われるまでは、エラー対応が終了せず、更には、エラー対応終了操作が行われても、すぐにはエラー対応が終了しないので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0142】
また、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー対応手段270は、抽選手段210の設定を変更するための設定変更スイッチと、スロットマシン10をリセットするためのリセットスイッチとの操作を、エラー対応終了操作としたことから、設定変更スイッチとリセットスイッチとを操作しなければ、エラー対応は終了しないので、エラー対応終了操作が複雑であり、エラー対応が簡単には終了しないので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるのである。
【0143】
(第2の実施の形態)
(図面の説明)
図15ないし図33は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。
図15は、メダル払出装置100を用いたスロットマシン10のブロック図、図16は、ホッパー110の要部平面図、図17ないし図32は、払出命令信号、直前検出信号、駆動検出信号、及び払出検出信号のタイムチャート、図33は、エラー検出手段260におけるエラー検出のパターンを示す概念図である。
【0144】
図15に示すように、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10は、第1の実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10に、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力するための直前検出手段120を追加したものである。そして、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、エラーの検出を行うようにしたものである。
【0145】
すなわち、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、ホッパー110は、払出検出手段130と、駆動検出手段140と、直前検出手段120とを備え、エラー検出手段260は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、エラーの検出を行うのである。
なお、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10は、ホッパー110、直前検出手段120、エラー検出手段260、及びエラー対応手段270以外については、第1の実施の形態と同様である。
【0146】
(直前検出手段120)
直前検出手段120は、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して、直前検出信号を出力するためのものである。
本実施の形態では、回転ディスク152のメダル穴153にメダルが収納されている状態で、回転ディスク152が回転すると、メダル排出口156からメダルが払い出される。すなわち、本実施の形態では、払い出される直前のメダルは、回転ディスク152のメダル穴153に収納されている。このため、本実施の形態では、この直前検出手段120は、回転ディスク152のメダル穴153に収納されているメダルを検出して、直前検出信号を出力するようにしている。
【0147】
具体的には、図16に示すように、メダル排出口156の近辺であって、かつ、各メダル穴153の軌道上であって、かつ、ベース板151の裏面には、直前検出手段120を構成する近接センサ121が設けられている。これにより、メダル排出口156から払い出されるメダルは、メダル排出口156から払い出される直前に、必ず近接センサ121上を通過するようになっている。
【0148】
また、近接センサ121は、その上にメダルがあるときには、出力端子からHiレベルの信号を出力し、それ以外のときには、出力端子からLoレベルの信号を出力するようになっている。
すなわち、近接センサ121上にメダルがあると、近接センサ121の出力端子からHiレベルの信号が出力され、近接センサ121上にメダルがないと、近接センサ121の出力端子からはLoレベルの信号が出力されるのである。
【0149】
そして、本実施の形態では、近接センサ121の出力端子から出力されるHiレベルの信号を、直前検出信号としているのである。
(エラー検出手段260)
エラー検出手段260は、メダル払出装置100を構成するものであって、ホッパー110におけるエラーの検出を行うためのものである。
【0150】
このエラー検出手段260は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、ホッパー110におけるエラーの検出を行うとともに、ホッパー110におけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力する。
具体的には、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があれば、ホッパー110は正常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図17に示すようになる。
【0151】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときも、ホッパー110は正常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図31に示すようになる。
しかし、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図18に示すようになる。この場合、特に、直前検出手段120の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Aを出力する。
【0152】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図19に示すようになる。この場合、特に、駆動検出手段140の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Bを出力する。
【0153】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図20に示すようになる。この場合、特に、駆動検出手段140及び直前検出手段120の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Cを出力する。
【0154】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図21に示すようになる。この場合、特に、払出検出手段130の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Dを出力する。
【0155】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110内のメダル切れが想定される。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図22に示すようになる。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110内のメダル切れと判断するとともに、ホッパー110内のメダル切れを示すエラー検出信号として、エラー検出信号Eを出力する。
【0156】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図23に示すようになる。この場合、特に、払出モータ154の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Fを出力する。
【0157】
また、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図24に示すようになる。この場合、特に、直前検出手段120及び払出モータ154の故障の可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Gを出力する。
【0158】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図25に示すようになる。この場合、特に、払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Hを出力する。
【0159】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図26に示すようになる。この場合、特に、直前検出手段120をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Iを出力する。
【0160】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図27に示すようになる。この場合、特に、駆動検出手段140をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Jを出力する。
【0161】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図28に示すようになる。この場合、特に、駆動検出手段140及び直前検出手段120をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Kを出力する。
【0162】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があると、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図29に示すようになる。この場合、特に、払出検出手段130をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Lを出力する。
【0163】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110は異常である。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図30に示すようになる。この場合、特に、払出検出手段130及び直前検出手段120をマスクした状態で払出モータ154を強制的に駆動させる不正が行われた可能性がある。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110にエラーがあったと判断するとともに、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Mを出力する。
【0164】
また、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないと、ホッパー110内のメダル切れが想定される。このときの各信号のパターンをタイムチャートに表すと、図32に示すようになる。このため、このエラー検出手段260は、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110内のメダル切れと判断するとともに、ホッパー110内のメダル切れを示すエラー検出信号として、エラー検出信号Nを出力する。
【0165】
これらをまとめると、図33に示すようになる。
(エラー対応手段270)
エラー対応手段270は、ホッパー110におけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのものである。
このエラー対応手段270は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行う。
【0166】
また、このエラー対応手段270は、エラー検出信号の種類によって、エラー対応の態様を変更する。
本実施の形態では、エラー検出信号A、エラー検出信号B、エラー検出信号C、エラー検出信号D、エラー検出信号F、又はエラー検出信号Gの出力があったときには、故障が想定され、エラー検出信号E、又はエラー検出信号Nの出力があったときには、メダル切れが想定され、エラー検出信号H、エラー検出信号I、エラー検出信号J、エラー検出信号K、エラー検出信号L、又はエラー検出信号Mの出力があったときには、不正が想定される。
【0167】
このため、このエラー対応手段270は、エラー検出信号A、エラー検出信号B、エラー検出信号C、エラー検出信号D、エラー検出信号F、又はエラー検出信号Gの出力があったときには、エラー対応として、液晶ディスプレイ79に「故障」の文字を表示し、エラー検出信号E、又はエラー検出信号Nの出力があったときには、エラー対応として、液晶ディスプレイ79に「メダル切れ」の文字を表示し、エラー検出信号H、エラー検出信号I、エラー検出信号J、エラー検出信号K、エラー検出信号L、又はエラー検出信号Mの出力があったときには、エラー対応として、液晶ディスプレイ79に「不正」の文字を表示する。
【0168】
また、このエラー対応手段270は、上述した点以外については、第1の実施の形態と同様である。
このように、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10は、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段130と、ホッパー110の駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段140と、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力する直前検出手段120とを備えるとともに、払出命令信号、払出検出信号、駆動検出信号、及び直前検出信号を照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うエラー検出手段260と、このエラー検出手段260がエラーを検出すると所定のエラー対応を行うエラー対応手段270とを備えている。このため、ホッパー110にエラーがあった旨をより確実に検出できるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるのである。
【0169】
更に、本実施の形態に係るメダル払出装置100を用いたスロットマシン10では、エラー検出手段260は、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Aを出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときには、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Bを出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Cを出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときには、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Dを出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110内のメダル切れが想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Eを出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときには、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Fを出力し、払出命令信号があり、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、故障が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Gを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときには、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Hを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Iを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号があるときには、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Jを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号があり、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Kを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号があるときには、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Lを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号があり、かつ、直前検出信号がないときには、不正が想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Mを出力し、払出命令信号がなく、かつ、払出検出信号がなく、かつ、駆動検出信号がなく、かつ、直前検出信号がないときには、ホッパー110内のメダル切れが想定されるエラー検出信号として、エラー検出信号Nを出力する。このため、エラーの態様をより詳しく検出できるのである。
【0170】
【発明の効果】
(請求項1)
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段と、ホッパーの駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段とを備えるとともに、払出命令信号、払出検出信号、及び駆動検出信号を照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うエラー検出手段と、このエラー検出手段がエラーを検出すると所定のエラー対応を行うエラー対応手段とを備えたことから、メダルの不正な払い出しを防止できるメダル払出装置を提供することができるのである。
【0171】
(請求項2)
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力する直前検出手段を追加して、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うことから、ホッパーにエラーがあった旨をより確実に検出できるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるメダル払出装置を提供することができるのである。
【0172】
(請求項3)
また、請求項3記載の発明によれば、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力する払出検出手段と、ホッパーの駆動を検出して駆動検出信号を出力する駆動検出手段とを備えるとともに、払出命令信号、払出検出信号、及び駆動検出信号を照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うエラー検出手段と、このエラー検出手段がエラーを検出すると所定のエラー対応を行うエラー対応手段とを備えたことから、メダルの不正な払い出しを防止できるメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することができるのである。
【0173】
(請求項4)
また、請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加え、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力する直前検出手段を追加して、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合してホッパーにおけるエラーの検出を行うことから、ホッパーにエラーがあった旨をより確実に検出できるので、メダルの不正な払い出しをより確実に防止できるメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することができるのである。
【0174】
(請求項5)
また、請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の発明の効果に加え、エラー対応として、スピーカから特定のエラー音を出力することから、ホッパーにエラーがあった旨が目立つので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することができるのである。
【0175】
(請求項6)
また、請求項6記載の発明によれば、請求項3ないし5記載の発明の効果に加え、エラー対応として、スロットマシンの前面に設けた表示装置に特定のエラー表示を行うことから、ホッパーにエラーがあった旨が目立つので、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することができるのである。
【0176】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明によれば、請求項3ないし6記載の発明の効果に加え、エラー対応として、ホッパーの駆動を停止させることから、メダルの不正な払い出しをより効果的に防止できるメダル払出装置を用いたスロットマシンを提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るメダル払出装置を用いたスロットマシンのブロック図。
【図2】第1の実施の形態に係るメダル払出装置を用いたスロットマシンの正面図。
【図3】第1の実施の形態におけるホッパーの分解斜視図。
【図4】第1の実施の形態におけるホッパーの側面図。
【図5】第1の実施の形態におけるホッパーの要部平面図。
【図6】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図7】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図8】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図9】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図10】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図11】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図12】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図13】第1の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図14】第1の実施の形態におけるエラー検出のパターンを示す概念図。
【図15】第2の実施の形態に係るメダル払出装置を用いたスロットマシンのブロック図。
【図16】第2の実施の形態におけるホッパーの要部平面図。
【図17】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図18】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図19】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図20】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図21】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図22】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図23】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図24】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図25】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図26】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図27】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図28】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図29】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図30】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図31】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図32】第2の実施の形態における各信号のパターンを示すタイムチャート。
【図33】第2の実施の形態におけるエラー検出のパターンを示す概念図。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 制御装置
21 主制御部 22 副制御部
30 リール装置 40 回転リール
50 スタートスイッチ 60 ストップスイッチ
70 筐体 71 前面パネル
72 図柄表示窓 73 投入スイッチ
74 ベットスイッチ 75 精算スイッチ
77 演出用ランプ 78 スピーカ
79 液晶ディスプレイ
100 メダル払出装置 110 ホッパー
120 直前検出手段 121 近接センサ
130 払出検出手段 131 フォトセンサ
140 駆動検出手段 141 検出用チップ
142 チップ検出センサ
150 フレーム 151 ベース板
152 回転ディスク 153 メダル穴
154 払出モータ 155 メダルタンク
156 メダル排出口 157 ガイドピン
158 四角穴 159 払出アーム
160 回動軸 161 遮光部
162 払出バネ 163 可動払出ローラー
164 固定払出ローラー
200 遊技制御手段 210 抽選手段
220 停止制御手段 230 停止テーブル
240 入賞判定手段 250 払出制御手段
260 エラー検出手段 270 エラー対応手段
280 演出制御手段

Claims (7)

  1. メダルを払い出すためのホッパーと、ホッパーにおけるメダルの払い出しの制御を行うための払出制御手段と、ホッパーにおけるエラーを検出するためのエラー検出手段と、ホッパーにおけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのエラー対応手段とを備え、
    前記払出制御手段は、払出命令信号を出力してホッパーにおけるメダルの払い出しの制御を行うように形成され、
    前記ホッパーは、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力するための払出検出手段と、ホッパーの駆動を検出して駆動検出信号を出力するための駆動検出手段とを備え、
    前記エラー検出手段は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパーにおけるエラーの検出を行うとともに、ホッパーにおけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力するように形成され、
    前記エラー対応手段は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行うように形成されていることを特徴とするメダル払出装置。
  2. 前記ホッパーは、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力するための直前検出手段を備え、
    前記エラー検出手段は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、ホッパーにおけるエラーの検出を行うように形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル払出装置。
  3. 周囲に複数の図柄が表示されている回転リールと、メダルを払い出すためのホッパーと、スロットマシンを制御するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、抽選を行うための抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、すべての回転リールの回転が停止した際における図柄の停止位置によって入賞か否かの判定を行うための入賞判定手段と、ホッパーにおけるメダルの払い出しの制御を行うための払出制御手段と、ホッパーにおけるエラーを検出するためのエラー検出手段と、ホッパーにおけるエラーに対応した措置であるエラー対応を行うためのエラー対応手段とを備え、
    前記払出制御手段は、払出命令信号を出力してホッパーにおけるメダルの払い出しの制御を行うように形成され、
    前記ホッパーは、メダルの払い出しを検出して払出検出信号を出力するための払出検出手段と、ホッパーの駆動を検出して駆動検出信号を出力するための駆動検出手段とを備え、
    前記エラー検出手段は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号とを照合して、ホッパーにおけるエラーの検出を行うとともに、ホッパーにおけるエラーを検出すると、エラー検出信号を出力するように形成され、
    前記エラー対応手段は、エラー検出信号の出力があると、所定のエラー対応を行うように形成されていることを特徴とするメダル払出装置を用いたスロットマシン。
  4. 前記ホッパーは、払い出し直前の位置にあるメダルを検出して直前検出信号を出力するための直前検出手段を備え、
    前記エラー検出手段は、払出命令信号と、払出検出信号と、駆動検出信号と、直前検出信号とを照合して、ホッパーにおけるエラーの検出を行うように形成されていることを特徴とする請求項3記載のメダル払出装置を用いたスロットマシン。
  5. 前記エラー対応手段は、エラー対応として、スピーカから特定のエラー音を出力するように形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のメダル払出装置を用いたスロットマシン。
  6. 前記エラー対応手段は、エラー対応として、スロットマシンの前面に設けた表示装置に特定のエラー表示を行うように形成されていることを特徴とする請求項3、4又は5記載のメダル払出装置を用いたスロットマシン。
  7. 前記エラー対応手段は、エラー対応として、ホッパーの駆動を停止させるように形成されていることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載のメダル払出装置を用いたスロットマシン。
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