JP2004215124A - カメラ一体型レコーダ - Google Patents

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Koji Fujita
浩司 藤田
Tomomi Okamoto
知巳 岡本
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Abstract

【課題】撮影シーンにおいて同時刻における拡大撮影と広角撮影,記録ニーズがある中、現時点では、拡大撮影と広角撮影を併用している。しかし拡大撮影と広角撮影をひんぱんに利用した映像作品は、きわめて忙しい映像となり大切なシーンの撮影を逃がす可能性が高い。
【解決手段】同一時刻における少なくとも2つ以上の異なる光学系を備えるカメラで撮影した映像信号を同一記録媒体へ記録するマルチズーム記録可能なカメラ一体型レコーダを実現するために、
同一時間帯における複数のカメラ映像信号を記録するカメラ一体型レコーダにおいて、
第一のカメラ及び第二のカメラを同一方向の映像が得られる方向に配置し、
前記第一のカメラと前記第二のカメラは、それぞれ異なる撮像倍率が得られる手段を備え、同一時間帯における前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号を同一記録媒体へ同期して記録を行うカメラ一体型レコーダ。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のカメラで異なる倍率、または前記カメラ毎に異なる情報量にて、同一記録媒体へ多チャンネル同時記録を行うカメラ一体型レコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクあるいは、ハードディスクに同一時刻における複数のチャンネルの映像情報を記録し、選択的に前記チャンネルの映像再生を行う記録再生装置が開発されている。(例えば、特許文献1)前記記録再生装置は、複数台のカメラに接続され、特に監視の分野で多く使われている。一方、カメラ一体型レコーダは、光学レンズを用いた可変可能な広角撮影、拡大撮影機能、さらには、撮影像の部分的拡大を電子的に行う電子拡大機能が実現されていて、ダイナミックな撮影が実現できている。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−324165号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多くの撮影シーンにおいて、同時刻における拡大撮影と広角撮影,記録ニーズが高まっている。例えば子供の成長記録の代表例の運動会或いは演劇発表会などの撮影シーンにおいて、当該シーンの映像ストーリーを主にするならば広角撮影が望まれる。一方、当該撮影対象像である子供の表情を撮影したいニーズから拡大撮影も希望される。従来の撮影方法の大半は、前記子供を対象像とした拡大撮影あるいは、拡大撮影と広角撮影を併用している。
【0005】
しかし拡大撮影と広角撮影をひんぱんに利用した映像は、きわめて忙しい映像作品となり大切なシーンの撮影を逃がす可能性が高い。現時点で前記問題事項の解決手段として前記電子拡大機能を利用し、再生時に必要に応じて電子拡大再生を行っている。しかしこの方法は、該映像拡大時の解像度低下の問題、拡大される画面が、画面の特定部位の電子拡大であり必要とされている対象像の拡大ではない問題があり、十分満足のいく拡大撮影と広角撮影には至っていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、カメラ一体型レコーダにおいて、同一時刻における少なくとも2つ以上の異なる光学系を備えるカメラで撮影した映像信号を同一記録媒体へ記録するマルチズーム記録可能なカメラ一体型レコーダを提供する。
【0007】
具体的な実施手段としては、
同一時間帯における複数のカメラ映像信号を記録するカメラ一体型レコーダにおいて、
第一のカメラ及び第二のカメラは同一方向の映像が得られる方向に配置し、
前記第一のカメラと前記第二のカメラは、それぞれ異なる撮像倍率が得られる手段を備え、同一時間帯における前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号を記録することとした。
【0008】
また、前記カメラ一体レコーダにおいて、光学倍率可変手段を具備する第一のカメラと、光学倍率固定手段を具備する第二のカメラとを備えた。
【0009】
また、カメラ一体型レコーダにおいて、前記第二のカメラの光学倍率は、光学焦点距離35mm以下とした広角レンズを備えた。
【0010】
また、前記カメラ一体型レコーダにおいて、前記第一のカメラと前記第二のカメラの撮像解像度が異なる構成とした。
【0011】
また、前記カメラ一体型レコーダにおいて、前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号を同一記録媒体へ記録する構成とした。
【0012】
また、カメラ一体型レコーダにおいて、前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号をそれぞれディジタル圧縮する手段と、前記ディジタル圧縮された前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号をインターリーブする手段と、前記ディジタル圧縮された第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号各々の情報量上限値をそれぞれ変更する情報量管理手段とを備えた。
【0013】
また、前記カメラ一体型レコーダにおいて、前記情報量管理手段は、前記第一のカメラからの情報量と前記第二のカメラからの情報量の和が所定の情報量以下となるように管理することを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
【0014】
また、前記第二のカメラ映像信号記録を停止、復帰する切替手段を備えた。
また、前記第二のカメラ映像信号記録動作に応じて、第二のカメラ記録マーク信号を生成する手段と、前記マーク信号を記録媒体に記録する手段とを備えた。
【0015】
また、再生動作において、前記マーク信号を検出したら、前記第一のカメラと前記第二のカメラで記録されていることを示す表示手段を備えた。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は第一の実施例を示す。
第一のカメラ1は、広角撮影から連続に望遠撮影まで可能なズームレンズユニット2と、該ズームレンズの位置を変更し光学倍率を制御するズーム制御部3と、撮像部4から構成されていて、第一の映像信号5を出力する。
【0017】
第二のカメラ部6は、広角撮影用固定短焦点レンズ7と第二の撮像部8から構成されていて第二の映像信号9を出力する。
前記第一のカメラに内包する撮像部4は、前記撮影使途に対応し高画素、例えば68万画素の撮像素子を備えてあり、望遠撮影から広角撮影のダイナミックな映像を詳細に映像信号に変換し出力することができる構成としている。
【0018】
また前記第二のカメラに内包する撮像部8は、常時広角撮影用のカメラであって、全体像の背景情報を得ることが目的であり、前記第一のカメラに比較して高精彩な撮像能力を必要としない。したがって、前記第二のカメラには、例えば撮像部8は35万画素の撮像素子を備えてなる。
【0019】
前記レンズ7は、広角用レンズであって、例えば焦点距離が35mm以下のレンズであって、本実施例では焦点距離28mmの固定焦点のレンズを用いて以下実施例を説明するが、本焦点距離に限定されることはない。
【0020】
ここで本実施例の製品形態について説明する。図2は本実施例を適用したカメラ一体型レコーダであって、第一のカメラレンズ部31、第二のカメラレンズ部32は同一方向の被写体が撮影できる配置を成す。図2のカメラ一体型レコーダは、第二のカメラレンズ部が視覚できる構造を成しているが、例えば図示しない、マジックミーラーなどを用いてカメラ一体型レコーダ本体内部に前記第二のカメラレンズ部を配置することにより、概観上は第一のカメラだけが目視できる構造とすることでデザイン的に従来のカメラと同じとすることができ違和感なく使用することができる。以下本実施例では、説明をわかりやすくするため、第二のカメラを目視できる構造とするが本構造に限定されない。
【0021】
図2の30はファインダー、33はカメラ一体型レコーダ本体である。本実施例では、記録媒体は光ディスクで以下説明を行うが、記録媒体は、ディジタル記録が行える媒体であれば、光ディスクに限定することはない。半導体メモリ、ハードディスク、レーザフォロログラム媒体等であっても、本願は適用される。
【0022】
図1において、前記第一のカメラ映像信号5と第二のカメラ映像信号9はそれぞれマルチ映像信号処理部10にて、前記2つの映像信号が時間軸多重されディジタル映像信号11を出力する。
【0023】
ここで前記マルチ映像信号処理部10の処理内容の説明を図3を用いて説明する。
図3において、第一のカメラ1からの映像信号5は例えば1/30秒に1フレームの映像が出力されA−01フレームからA−30フレームが1秒間に出力される。
【0024】
一方第二のカメラ6からの映像信号9も前記第一のカメラと同様にB−01フレームからB−30フレームが1秒間に出力される。
【0025】
ここで前記第二のカメラのB−01フレームからB−30フレームの時間軸を1/60秒遅延させ、前記A−01フレーム(奇数フレーム)とA−02フレーム(偶数フレーム)との間に挿入させることにより、図4に示す前記第一のカメラからの映像信号5と第二のカメラ映像信号9とが1/60秒毎に交互に時間多重された1つの映像信号とすることができる。
【0026】
前記多重された映像信号は、前記マルチ映像信号処理部10からマルチ映像信号11として次の時分割マルチエンコード処理部12へ出力される。
マルチエンコード処理部12は、2系統の映像信号を時分割にMPEGエンコード処理を行う部位であって、図5に前記マルチエンコード処理部12の内部ブロック図を示す。
【0027】
ここで、図7を用いてMPEGエンコード処理について説明する。MPEGエンコードは,高効率データ圧縮とランダムアクセスの容易性の2つの要素を実現する技術であり、その特徴として、前画像から次画像の予測を行うことにより、画像のデータ冗長性を削減する点と、他の画像によってデータ予測を行うことの無い基準画像を持つ点がある。矢印の方向は時間軸方向であり、フレームを並列して並べている。
【0028】
50は基準画像であるIピクチャーであり、他の画像データより画像の予測を行わないことを特徴とする。52はPピクチャーと呼ばれ、動き補償を伴う画像であり、それ以前のIピクチャー又はPピクチャーから動き予測を行うことでデータの冗長性を低減する。
51は、Bピクチャーと呼ばれ、過去及び未来に表示される2つのIピクチャーやPピクチャーからの動きを行うことを特徴とし、普通はPピクチャーよりもさらに冗長性が削減される。
【0029】
図5のMPEGエンコードエンジン46は、前述したMPEGエンコード処理を1個のMPEGエンコードエンジンをマルチタスク処理で2系統の映像信号に対してMPEGエンコード処理が行えるように構成している。
前記2つの映像信号が時間軸多重されディジタル映像信号11は、アナログーディジタル処理部43にて、ディジタル映像信号に変換される。また前記変換に合わせて、前記ディジタル映像信号の奇数並びにカメラ1の映像を示すAフレームマークデータを付加さし、偶数並びにカメラ2の映像信号を示すBフレームマークデータを各々の映像フレームデータのヘッダデータ部としてデータ追加される。
【0030】
前記ディジタル映像信号に変換された信号は、MPEGエンコードエンジン46に入力される。MPEGエンコードエンジン46は、前記マークデータに応じて面順次エンコード順番を奇数並びエンコード列(Aフレームデータ)と偶数並びエンコード列(Bフレームデータ)各々のMPEGエンコード処理を並列に時分割変換行う。前記各々のフレームデータが所定フレーム、例えばGOP単位にAフレーム処理部44とBフレーム処理部45に蓄積され、各々MPEG圧縮された映像信号13、15を出力する。
【0031】
次に、前記MPEGデータAとMPEGデータBのエンコードレートの重み付けについて以下に説明する。本実施例は前述した製品形態のとおり、同一被写体のカメラ映像を広角撮影と望遠撮影を行うものであって、必ずしも両カメラの映像クオリティが同じである必要性も少なく、例えば、主となる望遠撮影は高品質で記録でき、一方広角撮影は、全体像が把握できることが目的であるならば、映像品質、記録品質の優先度を下げても良い。
【0032】
図6を用いて、前記説明内容を詳細に説明する。図6は、第一のカメラ映像信号のエンコードレートと第二のカメラ映像信号のエンコードレートを図示している。
【0033】
ディジタル記録の場合、記録媒体、あるいは、記録方式によって、単位時間あたりの記録情報量(以下記録レート)は決定される。例えば、図6の本実施例で扱う記録光ディスクは記録レート上限が10Mbpsにおいて、マルチHQ−Zoomモードをユーザが選択するならば、第一のカメラ信号の記録レートは8Mbpsに設定され、前記第二のカメラ信号の記録レートは、前記記録レート上限値の差分の2Mbsに設定される。前記記録レートの上限は10Mbpsで説明を行ったが、記録時間を長くする場合は、前記記録レートの上限値を10Mbps未満に設定することで、前記同様に第一のカメラ記録レート及び第二のカメラ記録レートの重み付けが配分される。本実施例では、カメラ1の映像信号記録レート設定を優先としたが、カメラ2の映像信号記録レートが優先であるの構成でも良い。また、前記両者の記録レートの設定は無段階に行うことができるが、本実施例では、弁線的に3種類の記録レートの設定を行うものとして以下動作説明する。また、情報記録レートの上限は10Mbpsで動作説明を行うが、本値に限定されない。
【0034】
図5の入力端子48から、マルチHQ−ZooMモード、マルチSTDモード、通常カメラモードのいずれかひとつを選択した信号を入力する。それぞれのモードに応じて図6に示す記録レート配分に設定される。
【0035】
マルチHQ−ZooMモードの場合は、第一のカメラ映像信号の記録レートが8Mbpsに、第二のカメラ信号の記録レートが2Mbpsに設定される。本モードでは、高画質が要求されるカメラ1に重み付け大とした設定である。
【0036】
マルチSTDモードの場合は、第一のカメラ映像信号の記録レートと第二のカメラ映像信号の記録レートが当配分された5Mbpsの設定であり、両カメラ映像の重み付けを同じにした設定である。
通常カメラモードの場合は、第一のカメラ映像信号だけを使用した、いわゆる通常の1レンズ1撮像素子のカメラ一体型レコーダとして使途する設定である。
【0037】
本願でいう、広角撮影記録と望遠撮影記録が同時刻に同一記録媒体に可能(マルチズーム機能)であるカメラ一体型レコーダでは、撮影シーンによりマルチズーム機能と、通常の1レンズ1撮像素子のカメラ一体型レコーダとを選択切替できることは重要な機能であり、本装置は、前記モード切替手段により実現している。
【0038】
図5の端子48から入力された前記選択信号は、A/Bエンコード重み付け部50に入力される。A/Bエンコード重み付け処理部50は、Aフレーム処理部44とBフレーム処理部45でMPEGエンコードレートの重み付けを行う。ここで、Aフレーム処理部のエンコードレートが8Mbps、Bフレーム処理部のエンコードレートが2Mbpsに設定されたならば、エンコードレート切替部47は、MPEGエンコードエンジン46に対して前記Aフレーム及び前記Bフレームのエンコードレートの上限値を設定する。
【0039】
マルチエンコード処理部12は、前記2系統の時分割多重された映像信号を1フレーム間隔飛びに時分割面順次にてディジタル映像信号に変換し、DCT圧縮に代表される例えばMPEG2などの映像圧縮手段を用いて2系統1ストリームのディジタル映像信号を生成する構成を成している。
【0040】
図3において、第一のカメラ映像信号及び第二のカメラ映像信号は、それぞれ単位時間当たり(例えば)A−01フレームからA−30フレームの30枚のフレーム信号及びB−01からB−30フレーム信号を出力する。前記A−01からA−30及びB−01からB−30のフレーム信号は、図12のマルチエンコード処理部により、時分割にそれぞれMPEG2エンコード処理が行われ、第一のカメラ映像信号のエンコード信号13と第二のカメラ映像信号のエンコード信号15が出力される。
【0041】
図1の前記第一のカメラ映像信号のエンコード信号13と第二のカメラ映像信号のエンコード信号15は、それぞれ第一のVOBU/ILVU生成部14と第二のVOBU/ILVU生成部17に入力される。VOBU/ILVU生成部は、それぞれビデオオブジェクトユニットを生成し、これから更にインターリーブユニットを生成する。各VOBU/ILVU生成部に入力される。
【0042】
ここで、前記ビデオオブジェクトユニット及びインターリーブユニットについて説明する。
前記2つのエンコード信号は、それぞれ同期して記録あるいは再生する必要性があることから、光ディスクに記録する際には、前記エンコード信号は所定の単位時間あたりのデータ毎を1つのブロックとして、交互にデータを並べ(インターリーブブロック)てインターリーブブロック形成を成して記録する必要がある。
【0043】
図8に、インターリーブブロック(ILVB)の配列構成例を示す。単位時間当たりの前記2つのエンコード信号はそれぞれn個のインターリーブユニット(ILVU)に分割る。
【0044】
図9は、前記第一のカメラ映像信号のエンコード信号と前記第二のカメラ映像信号のエンコード信号がそれぞれ3つのインターリーブユニット(ILVU1−1からILVU1−3)、及び(ILVU2−1からILVU2−3)に分割され、1系統に配列された状態を示している。
【0045】
図1の各々のVOBU/ILVU生成部から出力されるインターリーブユニット信号16及び18はILVB生成部19に入力される。ILVB生成部19は、図9で説明したインターリーブブロック信号20が形成されて、光ディスク記録部21へ供給される。光ディスク記録部21は、記録信号に応じて例えばレーザビームの変調が行われ、該レーザビームが光ディスクのトラックに照射されることにより光ディスク面へ記録される。
本願実施例は前記第一のカメラは、可変型望遠撮影が可能と記載し説明を行ったが、例えば焦点距離が28mmから210mmまで可変する、広角撮影を含む望遠レンズであってもよい。
【0046】
以上、本実施例では、広角撮影カメラ映像(第一のカメラ)と望遠撮影カメラ映像(第二のカメラ映像)とを同時刻に同一記録媒体へ記録を行うことを特徴としているが、撮影シーンによっては、前記第一のカメラあるいは前記第二のカメラのいずれか一方の撮影要求も発生する。そこで、本発明では、第一のカメラだけによるカメラレコーダ機能と前述した第一のカメラと第二のカメラの同時記録が可能であるカメラレコーダ機能とをユーザが選択を行う手段を備えている。
以下本願では、前記第一のカメラだけによるカメラレコーダ機能は、第二のカメラだけによるカメラレコーダ機能としてもよい。
【0047】
図11に前記選択機能を備えたカメラ一体型レコーダを示す。図1と同一機能ブロックについての説明は省略する。スイッチ61は、ユーザ選択スイッチであり、カメラ1記録モードとカメラ1+カメラ2記録モードのいずれかを選択する。カメラ1記録モードが選択されると、前記選択信号は時分割マルチエンコード処理部12の端子48へ入力され、A/Bエンコード重み付け部50へ入力される。前記選択の場合、第二のカメラ信号、すなわちBフレームエンコードの重み付けは零に設定され、第一のカメラ信号であるAフレームエンコードだけの動作となる。前記図6で説明したとおり、通常カメラモードで記録される動作となる。
【0048】
次に先に図6で説明した記録レートの上限値について説明する。MPEGエンコード方式は、大別して3つ。第1は平均エンコードレート値を持つ可変長符号化方式、第2は平均エンコードレートを持たない可変長符号化方式、第3は固定長符号化方式があり、本発明ではいずれの符号化方式を用いても良い。前記上限値は、いずれの符号化方式において、単位時間における最大エンコードレート値を規定している。
【0049】
本発明では、同一記録媒体に、第一のカメラだけによるカメラレコーダ機能(以下通常カメラモード)と第1のカメラと第2のカメラによる同時撮影によるカメラレコーダ機能(以下マルチズーム機能)とが、同一記録媒体へ混在記録される。したがって、再生する場合は、前記記録モードに応じてユーザに通常カメラモード撮影であること、あるいはマルチズーム機能撮影であることのいずれかを通知する必要性がある。
【0050】
そこで本発明では、図11のマルチ記録マーク信号発生部60を設けることにより、前記マルチズーム記録モードが選択されたことを検出し、該マーク信号を発生させ、ILVB生成部19へ入力する。前記マーク信号は、AフレームとBフレームのMPEG圧縮された信号に対応付けされてマルチ記録が成される。
【0051】
再生時は、前記マーク信号を検出することにより、前記マルチズーム記録がされていることを示す表示マークを行いユーザに当該記録状態を通知する。
【0052】
ここで、図10を用いて本発明におけるマルチズーム記録された記録媒体の再生映像表示方法について説明する。再生映像表示方法は大別して3つ。ただし表示方法については以下の方式に限定されない。
【0053】
第1の再生映像表示方法は、図10のAに示すとおり第1のカメラ映像表示(フレームA)を全画面表示し、第2のカメラ映像信号を例えば1/4画面サイズで重ね表示を行う。
【0054】
第2の再生映像表示方法は、図10のBに示すとおり第2のカメラ映像表示(フレームB)を全画面表示し、第1のカメラ映像信号を例えば1/4画面サイズで重ね表示を行う。
【0055】
第3の再生映像表示方法は、図10のCに示すとおりフレームA或いはフレームBいずれか選択したフレーム映像のみを全画面に表示する。
【0056】
前記第3の再生表示方法で再生している場合は、当該撮影シーンがマルチズーム記録されているか否かの判別はつかなく、フレームB映像があるか否かを切替表示してみなければならない。そこで本発明では、先に説明したとおり、マルチズーム記録されている部分の再生表示においては、図10のDに示すとおり、例えばMマークの表示を行うこととした。なおこのMマーク表示はユーザの選択により、表示可否選択することができる。
【0057】
図12にマルチズーム再生表示を行うためのブロック図を示す。Disk再生部70は、光ディスク媒体上記録トラックを読み取り、インターリーブブロック再生部72に光ディスク再生信号71を入力する。ILVB再生部72は、前記再生信号から、マルチズーム記録されているならば、2つのインターリーブブロックをデコードし、Aフレームのインターリーブユニット信号73とBフレームのインターリーブユニット信号74をVOBU/ILVU再生部76、77に入力する。
【0058】
VOBU/ILVU再生部は、それぞれAフレームのVOBデータ78とBフレームのVOBデータ79を再生し、時分割マルチデコード処理部80へ入力する。時分割マルチデコード処理部80は、複数のMPEGストリームを1系統のMPEGデコード処理により時分割にて元の複数のディジタル映像信号に復調する処理を行い該復調されたAフレームとBフレームの映像信号81はマルチ映像信号処理部82へ入力される。マルチ映像信号処理部82は、AフレームとBフレームの映像信号を元のアナログ映像信号に変換し、1つの画面85にAフレームとBフレームとを同時表示或いは選択表示を行う。また、AフレームとBフレームのマルチズーム記録が行われていれば、前記画面85に前記Mマーク84を表示する。
【0059】
【発明の効果】
本発明は、1台のビデオカメラレコーダで広角撮影記録と可変型望遠撮影記録を単一記録媒体に同時記録を行うことができ、被写体のバックグランドを含めた全体背景を失うことなく、目的の被写体をズームアップして記録できる効果は、特に子育てビデオカメラを中心とするビデオカメラユーザ等において、効果は絶大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のマルチズーム記録型カメラレコーダブロック図
【図2】本発明の実施例のマルチズーム記録型カメラレコーダ製品形態図
【図3】本発明の実施例の複数の映像信号時間軸多重を説明する図
【図4】本発明の実施例の複数の映像信号を時間軸多重した映像信号を示す図
【図5】本発明の実施例のマルチタスクMPEGエンコーダブロック図
【図6】本発明の実施例のマルチエンコードレート配分比率の説明図
【図7】本発明の実施例のMPEG圧縮を説明する図
【図8】本発明の実施例のインターリーブユニットを説明する図
【図9】本発明の実施例のインターリーブユニットブロックを説明する図
【図10】本発明の実施例の再生時の画面表示タイプを説明する図
【図11】カメラ1記録モードカメラ1+カメラ2記録モード選択記録実施例ブロック図
【図12】マルチズーム記録モードマーク表示実施例ブロック図
【符号の説明】
1…第一のカメラ、 2…ズームレンズユニット、 3…ズーム制御部、
4…撮像部、 5…第一のカメラ映像信号、 6…第二のカメラ、
7…広角撮影用固定焦点レンズ、 8…第二の撮像部、
9…第二の映像信号、 10…マルチ映像信号処理部、
11…ディジタル映像信号、 12…時分割マルチエンコード処理部、
14…第一のVOBU/ILVU生成部、
13,15…MPEG圧縮された映像信号、 16…インターリーブユニット信号、
17…第二のVOBU/ILVU生成部、 19…ILVB生成部、
20…インターリーブブロック信号、 21…光ディスク記録部、
30…ファインダー、 31…第一のカメラレンズ、
32…第二のカメラレンズ、 33…カメラ一体型レコーダ本体、
43…アナログーディジタル処理部、 44…Aフレーム処理部、
45…Bフレーム処理部、 46…MPEGエンコードエンジン、
47…エンコードレート切替部、 48…入力端子、
50… A/Bエンコード重み付け部、 60…マルチ記録マーク信号発生部、
61…スイッチ、 70…Disk再生部、
72…インターリーブブロック再生部、
73…Aフレームのインターリーブユニット信号、
74…Bフレームのインターリーブユニット信号、
76…VOBU/ILVU再生部、 80…時分割マルチデコード処理部、
82…マルチ映像信号処理部、 85…画面。

Claims (11)

  1. 同一時間帯における複数のカメラ映像信号を記録するカメラ一体型レコーダにおいて、
    第一のカメラ及び第二のカメラは同一方向の映像が得られる方向に配置し、
    前記第一のカメラと前記第二のカメラは、それぞれ異なる撮像倍率が得られる手段を備え、同一時間帯における前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号を記録する
    ことを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  2. 請求項1記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    光学倍率可変手段を具備する第一のカメラと、
    光学倍率固定手段を具備する第二のカメラとを備える
    ことを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  3. 請求項1記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記第二のカメラの光学倍率は、光学焦点距離35mm以下である
    ことを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  4. 請求項1記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記第一のカメラと前記第二のカメラの撮像解像度が異なることを
    特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  5. 請求項1記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号を同一記録媒体へ記録することを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  6. 請求項1記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    所定時間毎に前記第一のカメラ映像信号及び第二のカメラ映像信号から第一のディジタル映像信号及び第ニのディジタル映像信号を生成する手段と、
    前記第一のディジタル映像信号及び第ニのディジタル映像信号を交互に配列し1系統のディジタル映像信号として前記カメラ一体型レコーダへ記録することを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  7. 請求項5記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号を
    それぞれディジタル圧縮する手段と、
    前記ディジタル圧縮された前記第一のカメラ映像信号及び
    前記第二のカメラ映像信号をインターリーブする手段と、
    前記ディジタル圧縮された第一のカメラ映像信号及び前記第二のカメラ映像信号各々の情報量上限値をそれぞれ変更する情報量管理手段とを備え、
    前記インターリーブされた信号を前記記録媒体へ記録する
    ことを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  8. 請求項7記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記情報量管理手段は、前記第一のカメラからの情報量と前記第一のカメラの情報量と同じか異なる情報量の前記第二のカメラからの情報量との和が所定の情報量以下となるように管理することを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  9. 請求項1記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記第二のカメラ映像信号記録を停止、復帰する切替手段を備えたことを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  10. 請求項9記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記第二のカメラ映像信号記録動作に応じて、第二のカメラ記録マーク信号を生成する手段と、前記マーク信号を記録媒体に記録する手段とを備えたことを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
  11. 請求項10記載のカメラ一体型レコーダにおいて、
    前記記録媒体から前記前記マーク信号を検出する手段と、
    前記検出手段に応じて、前記第一のカメラと前記第二のカメラが同時記録が成されている旨を示す表示手段とを備えることを特徴とするカメラ一体型レコーダ。
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