JP4529841B2 - 画像同期化装置 - Google Patents

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本発明は画像同期化装置に係り、特に2つのカメラで撮像して得られたステレオ画像を用いて、ステレオ視の原理を応用して画像領域の距離分布測定を行う距離測定装置などにおける、複数の映像信号を同期化する画像同期化装置に関する。
従来より、3次元空間に存在する物体を、2次元の画像から認識する技術としてステレオ視法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。このステレオ視法には、レンズの光軸を平行に保った複数個のカメラで測定対象を撮像する方法と、レンズの光軸を交差させた数個のカメラで測定対象を撮像する方法とがある。そこで、2個以上のカメラモジュールとカメラ制御回路、カメラ映像信号処理回路、及びカメラ画像の視差量を用い、上記のステレオ視法の原理を応用して画像領域の距離分布測定を行う距離測定装置や、その距離測定結果を使用した物体検出装置が従来から知られている。
また、2個以上のカメラモジュールにより得られた映像信号により、3次元空間に存在する物体をステレオ視(立体視)の原理に基づいて検出する装置を、外界センサとしてロボットに搭載し、障害物を検出、衝突回避するシステムも従来知られている(例えば、非特許文献2参照)。上記の距離測定装置や物体検出装置、あるいは上記の障害物検出、衝突回避システムなどにおいて、動き量の大きな対象物体においても精度を損なわずに距離検出などを可能ならしめるには、2個以上のカメラモジュールでそれぞれ撮像された複数の映像信号を同期化する画像同期化装置が必要となる。
すなわち、ステレオ視による距離検出法においては、同一測定対象に対する2つのカメラの視差量(写される位置のずれ量)を検出する必要があるため、2つのカメラからの映像信号に同時性が求められる。測定対象が静止している場合には2つのカメラからの映像信号に多少の時間差が生じても測定精度に影響しないが、測定対象の動きが大きい場合、2つのカメラからの両映像信号の間の同期がとれていないと、本来の視差量に時間的影響が外乱として加味され、正しい視差量が得られない、すなわち、距離測定に誤差を生じることとなるためである。
図9は従来の画像同期化装置の一例のブロック図を示す。同図において、対象物体を撮像する2個のカメラモジュール1’及び2’がそれぞれ互いの光軸を平行に、あるいは交差するようにして配置されている。これらのカメラモジュール1’及び2’は、それぞれ外部同期入力端子を有しており、位相同期ループ回路(PLL回路)42により発生されたクロック信号に基づいて同期信号を生成する同期信号生成回路41から同じクロックが供給されると共に、同じ同期信号が外部同期入力端子に供給され、対象物体を撮像して互いに同期した映像信号(同期化映像信号)を出力する。
カメラモジュール1’及び2’からそれぞれ出力された同期化映像信号は、メモリ4及び5にそれぞれ供給されて一時保持された後、PLL回路42からのクロック信号に同期して動作するDMA制御回路6により、距離演算装置8及び障害物回避処理装置9へDMA(Direct Memory Access)転送される。距離演算装置8及び障害物回避処理装置9は中央処理装置(CPU)によるソフトウェア処理により前記ステレオ視法による距離演算を行い、またその距離演算結果などに基づいて、この映像同期化装置が搭載されている移動体(例えば、ロボット)の前方の障害物を検出して障害物を回避するための処理(例えば、移動方向を変更するなどの処理)を行う。
図10は従来の画像同期化装置の他の例のブロック図を示す。同図中、図9と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図10において、対象物体を撮像する2個のカメラモジュール1及び2がそれぞれ互いの光軸を平行に、あるいは交差するようにして配置されている。これらのカメラモジュール1及び2は、それぞれ外部同期入力端子を有しないカメラモジュールであり、メモリリード遅延制御/DMA制御回路43から同じクロックが供給されると共に、撮像した映像信号を遅延用フレームメモリ45、46に供給し、かつ、その映像信号の同期信号をメモリリード遅延制御/DMA制御回路43に供給する。
メモリリード遅延制御/DMA制御回路43は、PLL回路44からの信号に基づいて、クロックを生成してカメラモジュール1及び2へ出力すると共にPLL回路44からの信号に基づいて遅延用フレームメモリ45、46から映像信号を読み出す時に、位相の遅い方の映像信号に合わせて、同期した2つの映像信号を読み出し、距離演算装置8及び障害物回避処理装置9へDMA転送する。
北野哲彦,"複数画像を利用した立体形状認識技術",長野県情報技術試験場研究報告,NO.15,p.14−1〜14−4,1999 山本美子,"立体視を用いたロボット搭載ビジョンシステムの研究",機能集積システム工学研究室,平成13年2月18日
しかるに、図9に示した従来の画像同期化装置では、カメラモジュール1’及び2’の外部に設けた同期信号生成回路41からカメラ同期信号をカメラモジュール1’及び2’に供給する構成であるため、カメラモジュール1’及び2’としては外部同期入力端子を有している高価なカメラモジュールが必要であり、通常は外部同期入力端子を有していない安価なカメラモジュールを使用できず、従って装置全体が高価となるという問題がある。
一方、図10に示した従来の画像同期化装置では、カメラモジュール1及び2として、外部同期入力端子を有していない安価なカメラモジュールを使用することができるが、映像信号を遅延用フレームメモリ45、46に一旦保存して、読み出し時にタイミングを調整して、同期化を実現するようにしているため、2系統の映像信号の最大遅延量分のフレームメモリ45、46を必要とするという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、外部同期入力端子を有しないカメラモジュールを使用しても、遅延用のフレームメモリを用いることなく、クロック精度で同期化された映像信号を出力し得る画像同期化装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、外部同期入力端子を有しない複数のカメラモジュールにより、同一撮像対象を撮像して得られた複数の映像信号を同期化して出力する画像同期化装置において、別々にクロックが入力されてそれぞれ動作する複数のカメラモジュールからそれぞれ出力される垂直同期信号のうち、予め基準として定めた第1のカメラモジュールから出力される第1の垂直同期信号に対する、第2のカメラモジュールから出力される第2の垂直同期信号の位相の進み量を検出する検出手段と、複数のカメラモジュールを動作させるクロックを発生して、そのクロックを複数のカメラモジュールに別々に供給するクロック発生手段と、検出手段により検出された位相の進み量に相当する時間、第2のカメラモジュールへのクロック発生手段からのクロックの供給を遮断して第2のカメラモジュールの動作を一時停止させるクロック遮断手段とを有することを特徴とする。
この発明では、予め基準として定めた第1のカメラモジュールから出力される第1の垂直同期信号に対する、第2のカメラモジュールから出力される第2の垂直同期信号の位相の進み量に相当する時間、上記第2のカメラモジュールへのクロックの供給を遮断してそのカメラモジュールの動作を一時停止するようにしたため、上記のクロックの供給遮断解除後は、第2の垂直同期信号の位相を第1の垂直同期信号の位相に一致させることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、複数のカメラモジュールからそれぞれ出力された複数の映像信号を、それぞれ時間軸圧縮した後時分割多重して、時分割多重化映像信号を出力する映像信号時間軸多重回路を更に有することを特徴とする。この発明では、複数のカメラモジュールからの複数系統の映像信号を一系統の時間軸多重化映像信号とすることができる。
本発明によれば、予め基準として定めた一個のカメラモジュールから出力される第1の垂直同期信号に対する、他のカメラモジュールから出力される第2の垂直同期信号の位相の進み量に相当する時間、上記他のカメラモジュールへのクロックの供給を遮断してそのカメラモジュールの動作を一時停止することで、クロックの供給遮断解除後は、第2の垂直同期信号の位相を第1の垂直同期信号の位相に一致させることができるため、複数のカメラモジュールとして外部同期入力端子を有しない安価な小型カメラモジュールを使用した場合でも、遅延用フレームメモリを用いることなく、互いに同期化した複数の映像信号を得ることができる。
また、本発明によれば、遅延用フレームメモリを不要にできるので、コスト上昇を回避できる。更に、本発明によれば、複数のカメラモジュールからの複数系統の映像信号を一系統の時間軸多重化映像信号として出力するようにしたため、時間軸多重化映像信号が入力されるバッファメモリの入力部のビット幅がカメラモジュール1系統分の幅で済む。
図1は本発明になる画像同期化装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符号を付してある。図1において、カメラモジュール1及び2は外部同期入力端子を有しないカメラモジュールである点は図10と同様であるが、携帯電話等に搭載されるような小型のカメラモジュールである。一般に、携帯電話等に搭載されるような小型のカメラモジュールには、撮像素子の他、撮像素子の駆動回路、信号処理マイコン(マイクロコンピュータ)、ディジタル信号処理回路(DSP)、電源回路などが搭載されており、モジュール外部から電源とクロック、リセットを供給することにより、モジュール単体で撮像素子の制御、信号の取り出し、各種映像信号の加工が可能となっている。また、このような小型カメラモジュールには、用途の性格上、業務用カメラにあるような外部同期信号が入力される外部同期入力端子が存在しないのが普通である。
カメラモジュール1及び2には、制御用クロック、リセット信号入力、シリアルバス入力(コマンド受信用)等がある他、出力信号として、映像信号、水平同期信号、垂直同期信号がある。2個のカメラモジュール1及び2を動作させたとき、取り出される映像信号の同期化(同位相化)を図るには、電源投入タイミング、リセット入力タイミングで制御するのが一般的である。
しかし、撮像素子のハードウェア的な制御タイミングはDSP、マイコンが担当しているので、単純にリセット動作などで同期化が図れない場合がある。そのため、従来は、図10の構成の画像同期化装置のように、遅延用フレームメモリ45、46のうち、位相の遅い側に読み出しタイミングを合わせることで同期化映像信号を得ているが、この場合は前述した問題がある。
そこで、本実施の形態では、冗長なフレームメモリを用いることなく、電源投入、リセット動作後に、片方のカメラモジュールの動作を基準として、もう一方のカメラ動作を追従させるように、同期化回路3を構成した点に特徴がある。
図2は同期化回路3の一実施の形態の回路系統図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2において、同期化回路3は、カメラモジュール1及び2からそれぞれ出力された垂直同期信号が入力されるエッジ検出、ゲート信号生成回路31と、PLL回路7から出力されるカメラクロックがそれぞれ一方の入力端子に供給される2入力AND回路32及び33と、AND回路32、33の各出力信号を増幅するアンプ34、35とよりなり、アンプ34、35からカメラモジュール1、2へカメラクロックを別々に供給する。
なお、AND回路32の他方の入力端子にはエッジ検出、ゲート信号生成回路31の出力信号が入力され、AND回路33の他方の入力端子はハイレベルの信号が常時入力される。また、エッジ検出、ゲート信号生成回路31内には後述する位相差計測用のアップダウンカウンタ(以下、位相差計測カウンタという)も設けられている。
次に、図1の実施の形態の動作について、図2の回路系統図、図3のタイミングチャート、図4の状態遷移図を併せ参照して説明する。図1の画像同期化装置の電源投入がなされると初期化処理が行われ(図4のステップ21)、図3(A)に示すハイレベルの同期化開始信号(同期化処理開始フラグイネーブル)の入力により同期化回路3の同期化処理動作が開始され、まず図2のエッジ検出、ゲート信号生成回路31内の位相差計測カウンタの値が”0”とされ、待機状態となる(図4のステップ22)。
同期化回路3には3次元空間にある同一の測定対象を撮像しているカメラモジュール1、2からそれぞれ垂直同期信号が入力されており、図2のエッジ検出、ゲート信号生成回路31が同期化処理動作開始後、入力される垂直同期信号の立下りエッジを検出する。ここで、同期化処理動作開始時点では、図3(B)に示すようにカメラモジュール1からの垂直同期信号の方が、同図(C)に示すカメラモジュール2からの垂直同期信号よりも位相が遅れているものとすると、エッジ検出、ゲート信号生成回路31が同期化処理動作開始後、同図(C)に示すカメラモジュール2からの垂直同期信号の立下りのエッジが最初に入力されるので、その立下りのエッジを時刻t1で検出して、内部の位相差計測カウンタによるマスタークロックのカウントアップを開始する(図4のステップ23)。なお、マスタークロックは例えば、エッジ検出、ゲート信号生成回路31内のクロック発生器から出力されるが、PLL回路7からのクロックを用いてもよい。
位相差計測カウンタのカウントアップ動作中は、位相差計測カウンタのカウンタ数は図3(D)に示すように増加していき、そのカウントアップ動作中に、続いて、図3(B)に示すようにカメラモジュール1からの垂直同期信号の立下りエッジがエッジ検出、ゲート信号生成回路31に入力されて、時刻t2でその立下りエッジが検出されると、エッジ検出、ゲート信号生成回路31は、位相差計測カウンタによるマスタークロックのダウンカウントを開始すると共に、図2に示すAND回路32へローレベルのカメラ2クロックゲート信号を出力して、カメラモジュール2へのクロック遮断状態とする(図4のステップ24)。
すなわち、図2に示すAND回路33は一方の入力端子に常時ハイレベルの信号が供給されているので常時「開」状態であり、PLL回路7から出力されるクロックがAND回路33を通り、更にアンプ35で増幅されてカメラモジュール1に供給されている。一方、図2に示すAND回路32は一方の入力端子に、エッジ検出、ゲート信号生成回路31からカメラ2クロックゲート信号が供給されており、これは初期化後はハイレベルであるため、PLL回路7から出力されるクロックがAND回路32を通り、更にアンプ34で増幅されてカメラモジュール2に供給されているが、上記の時刻t2でカメラ2クロックゲート信号がローレベルとなるため、AND回路32が「閉」状態となり、PLL回路7から出力されるクロックのカメラモジュール2への出力を遮断する。
カメラモジュール2はクロックの入力の遮断により動作を停止し、映像信号、水平同期信号、垂直同期信号は出力されない(所定値にホールドされた状態となる。)。位相差計測カウンタのダウンカウント動作中は、位相差計測カウンタのカウンタ数は図3(D)に示すように減少していき、その値が時刻t3で初期値の”0”になると、エッジ検出、ゲート信号生成回路31はカメラ2クロックゲート信号をハイレベルとする。これにより、時刻t3以降はAND回路32が再び「開」状態となり、PLL回路7から出力されるクロックが、AND回路32を通り、更にアンプ34で増幅されてカメラモジュール2に供給され、カメラモジュール2から再び映像信号、水平同期信号、垂直同期信号が出力され始め、同期化処理終了となる(図4のステップ25)。
この結果、図3に示すように、時刻t4で図3(B)に示すカメラモジュール1からの垂直同期信号の位相と、同図(C)に示すカメラモジュール2からの垂直同期信号の位相とが一致し、時刻t4以降、カメラモジュール1及び2からそれぞれ出力される映像信号は互いに同期した同期化映像信号として図1のバッファメモリ4及び5にそれぞれ供給されて一時保持された後、DMA制御回路6へ供給される。DMA制御回路6はバッファメモリ4及び5から同期化されている2つの映像信号をPLL回路7から出力されるクロックに同期して距離演算装置8及び障害物回避処理装置9へそれぞれDMA転送する。
前述したように、距離演算装置8及び障害物回避処理装置9は中央処理装置(CPU)によるソフトウェア処理により、前記非特許文献1などに記載の公知のステレオ視法による距離演算を行い、またその距離演算結果などに基づいて、この映像同期化装置が搭載されている移動体(例えば、ロボット)の前方の障害物を検出して障害物を回避するための処理(例えば、移動方向を変更するなどの処理)を行う。
このように、本実施の形態によれば、基準となるマスター側のカメラモジュール(マスターカメラモジュール)をカメラモジュール1とし、他方のカメラモジュール2をスレーブ側のカメラモジュール(スレーブカメラモジュール)として定め、マスター側のカメラモジュール1の垂直同期信号に対するスレーブ側のカメラモジュール2の垂直同期信号の位相の進み量を、クロック基準で動作する位相差計測カウンタによって測定し、その測定量に相当する時間(図3のt3−t2)だけスレーブ側のカメラモジュール2へのクロック入力を一時遮断することで、マスター/スレーブカメラの垂直同期信号位相を一致させるようにしたため、外部同期入力端子を有しないカメラモジュール1及び2を使用できると共に、遅延用フレームメモリも不要にできる。
また、本実施の形態において、同期した2系統のカメラ映像信号を別々に書き込む2つのメモリは、バッファメモリ4及び5であり、遅延用フレームメモリよりも容量は少なくて済み、コスト上昇を回避できる。また、映像信号の情報量は、カメラ1個分の場合より増加するが、バッファメモリ4、5周りの回路のクロックレートを上げずに済む。これにより、動きのある測定対象物であっても、ステレオ視法により高精度で測距可能な測距システムや障害物回避システムを実現することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明になる画像同期化装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5に示す実施の形態は、同期化されている2系統の同期化映像信号を1系統の時間軸多重化映像信号としてメモリ12へ出力する映像信号時間軸多重回路11を有する点に特徴がある。
この第2の実施の形態の動作について、図6のタイミングチャートと共に説明する。図5カメラモジュール1から出力された図6(A)に画素単位で示す第1の同期化映像信号と、カメラモジュール2から出力された図6(B)に画素単位で示す第2の同期化映像信号とは、映像信号時間軸多重回路11に供給され、ここでそれぞれ1/2に時間軸圧縮された後、交互に時分割多重され、同図(C)に示す如き時間軸多重化映像信号とされる。すなわち、映像信号時間軸多重回路11は、2系統の同期化映像信号の各1画素が、1/2画素伝送期間で伝送されるように1/2に時間軸圧縮多重されて、1系統の時間軸多重化映像信号を生成する。
この時間軸多重化映像信号は、バッファメモリ12に供給され、図6(D)に示すメモリ書き込み用クロックの立ち上がりエッジタイミングに基づいて書き込まれる。DMA制御回路13は、バッファメモリ12に書き込まれた時間軸多重化映像信号を読み出して、距離演算装置8及び障害物回避処理装置9へそれぞれDMA転送して、中央処理装置(CPU)によるソフトウェア処理により、公知のステレオ視法による距離演算や障害物回避処理を行わせる。
このように、本実施の形態では、2系統の同期化映像信号から1系統の時間軸多重化映像信号を生成するようにしているため、信号の転送レートは2倍となり、バッファメモリ12に書き込むためのクロックは時間軸多重化映像信号と同期したクロックスピードにする必要があるが、バッファメモリ12の入力部のビット幅がカメラモジュール1系統分の幅で済み、バッファメモリ12を2個のカメラモジュール1及び2で共有できるというメリットがある。
これにより、例えば、この映像同期化装置をロボットに搭載した場合、カメラモジュール1及び2から映像信号時間軸多重回路11までの回路部をロボットの頭部内の第1の基板に搭載し、バッファメモリ12から距離演算装置8及び障害物回避処理装置9までの回路部を上記ロボットの胴体部内の第2の基板に搭載し、ビット幅がカメラモジュール1系統分の幅である1本の信号線を上記ロボットの首内を通過させて、上記第1の基板と第2の基板を接続することができる。
また、本実施の形態も第1の実施の形態と同様に、外部同期入力端子を有しないカメラモジュール1及び2を使用した場合でも、それらカメラモジュール1及び2により同一の測定対象を撮像した映像信号を同期化させて映像信号時間軸多重回路11に入力させることができるので、DMA制御回路13からは同期化された2系統の映像信号を距離演算装置8や障害物回避処理装置9へDMA転送することができ、これにより、動きのある測定対象物であっても、ステレオ視法により高精度で測距可能な測距システムや障害物回避システムを実現することができ、また、遅延用フレームメモリを不要にできるので、コスト上昇を回避できる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は本発明になる画像同期化装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示す実施の形態は、同期化されている2系統の同期化映像信号を1系統の時間軸多重化映像信号とする映像信号時間軸多重回路11、及びその時間軸多重化映像信号を格納する2つのバッファメモリ15及び16を有する点に特徴がある。
この第3の実施の形態の動作について、図8のタイミングチャートと共に説明する。図7のカメラモジュール1から出力された図8(A)に画素単位で示す第1の同期化映像信号と、カメラモジュール2から出力された図8(B)に画素単位で示す第2の同期化映像信号とは、映像信号時間軸多重回路11に供給され、ここでそれぞれ1/2に時間軸圧縮されて多重され、同図(C)に示す時間軸多重化映像信号とされる。すなわち、第2の実施の形態と同様に、映像信号時間軸多重回路11は、2系統の同期化映像信号の各1画素が、1/2画素伝送期間で伝送されるように1/2に時間軸圧縮多重されて、1系統の時間軸多重化映像信号を生成する。
この時間軸多重化映像信号は、並列に設けられた2つのバッファメモリ15及び16にそれぞれ供給される。ここで、バッファメモリ15に入力される第1のメモリ書き込み用クロックと、バッファメモリ16に入力される第2のメモリ書き込み用クロックとは、図8(D)、(E)に示すように、それぞれ同期化映像信号の1画素伝送期間と同じ周期であり、かつ、互いに位相が180度異なるクロックであるのに対し、バッファメモリ15及び16はいずれも書き込み用クロックの立ち上がりエッジタイミングに基づいて書き込みが行われるので、バッファメモリ15には時間軸多重化映像信号中の第1の同期化映像信号A1、A2、A3、・・・が書き込まれ、バッファメモリ16には時間軸多重化映像信号中の第2の同期化映像信号B1、B2、B3、・・・が書き込まれることになる。
DMA制御回路17は、バッファメモリ15、16にそれぞれ書き込まれた第1、第2の同期化映像信号を読み出して、距離演算装置8及び障害物回避処理装置9へそれぞれDMA転送して、中央処理装置(CPU)によるソフトウェア処理により、公知のステレオ視法による距離演算や障害物回避処理を行わせる。
このように、本実施の形態では、2系統の同期化映像信号から1系統の時間軸多重化映像信号を生成するようにしているため、信号の転送レートは2倍となるが、並列に設けた2つのバッファメモリ15及び16に書き込むためのクロックは第2の実施の形態の書き込みクロックの1/2倍の周波数とすることができ、クロックレートを上げることなく、バッファメモリ15及び16の入力部のビット幅がカメラモジュール1系統分の幅で済み、コスト低減に寄与するというメリットがある。
これにより、例えば、この映像同期化装置をロボットに搭載した場合、カメラモジュール1及び2から映像信号時間軸多重回路11までの回路部をロボットの頭部内の第1の基板に搭載し、バッファメモリ15及び16から距離演算装置8及び障害物回避処理装置9までの回路部を上記ロボットの胴体部内の第2の基板に搭載し、ビット幅がカメラモジュール1系統分の幅である1本の信号線を上記ロボットの首内を通過させて、上記第1の基板と第2の基板を接続することができる。
また、本実施の形態も第1及び第2の実施の形態と同様に、外部同期入力端子を有しないカメラモジュール1及び2を使用した場合でも、それらカメラモジュール1及び2により同一の測定対象を撮像した映像信号を同期化させて映像信号時間軸多重回路11に入力させることができるので、DMA制御回路17からは同期化された2系統の映像信号を距離演算装置8や障害物回避処理装置9へDMA転送することができ、これにより、動きのある測定対象物であっても、ステレオ視法により高精度で測距可能な測距システムや障害物回避システムを実現することができ、また、遅延用フレームメモリを不要にできるので、コスト上昇を回避できる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、カメラモジュールなどの撮像手段は2個に限定されるものではなく、例えば3個以上の複数個の外部同期入力端子を有しないカメラモジュールを、撮像対象を取り囲むように配置し、それら複数個のカメラモジュールから同時に同期化された映像信号を得て、その複数の映像信号から撮像対象の動きなどを監視、あるいは測定する用途などにも適用可能である。また、以上の実施の形態では、映像同期化装置がロボットなどの移動体に搭載されるように説明したが、これに限定されるものではない。
本発明装置の第1の実施の形態のブロック図である。 図1中同期化回路の一実施の形態の回路系統図である。 図1及び図2の動作説明用タイミングチャートである。 図1の状態遷移の一例を示す図である。 本発明装置の第2の実施の形態のブロック図である。 図5の動作説明用タイミングチャートである。 本発明装置の第3の実施の形態のブロック図である。 図7の動作説明用タイミングチャートである。 従来装置の一例のブロック図である。 従来装置の他の例のブロック図である。
符号の説明
1、2 外部同期入力端子を有しないカメラモジュール
3 同期化回路
4、5、12、15、16 バッファメモリ
6、13、17 DMA制御回路
7 PLL回路
8 距離演算装置
9 障害物回避処理装置
11 映像信号時間軸多重回路


Claims (2)

  1. 外部同期入力端子を有しない複数のカメラモジュールにより、同一撮像対象を撮像して得られた複数の映像信号を同期化して出力する画像同期化装置において、
    別々にクロックが入力されてそれぞれ動作する前記複数のカメラモジュールからそれぞれ出力される垂直同期信号のうち、予め基準として定めた第1のカメラモジュールから出力される第1の垂直同期信号に対する、第2のカメラモジュールから出力される第2の垂直同期信号の位相の進み量を検出する検出手段と、
    前記複数のカメラモジュールを動作させる前記クロックを発生して、そのクロックを前記複数のカメラモジュールに別々に供給するクロック発生手段と、
    前記検出手段により検出された前記位相の進み量に相当する時間、前記第2のカメラモジュールへの前記クロック発生手段からの前記クロックの供給を遮断して前記第2のカメラモジュールの動作を一時停止させるクロック遮断手段と
    を有することを特徴とする画像同期化装置。
  2. 前記複数のカメラモジュールからそれぞれ出力された複数の映像信号を、それぞれ時間軸圧縮した後時分割多重して、時分割多重化映像信号を出力する映像信号時間軸多重回路を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像同期化装置。

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