JPH09149305A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09149305A
JPH09149305A JP7299982A JP29998295A JPH09149305A JP H09149305 A JPH09149305 A JP H09149305A JP 7299982 A JP7299982 A JP 7299982A JP 29998295 A JP29998295 A JP 29998295A JP H09149305 A JPH09149305 A JP H09149305A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体の所望の画像領域に対して、少なくとも
高解像度及び高色再現性の一方が維持された高画質化が
実現可能な撮像装置を提供する。 【解決手段】本発明は、第1のCCD1に被写体像を結
像する第1の光学系3と、第1の光学系よりも結像倍率
が大きく且つ第2のCCD2に被写体像を結像する第2
の光学系4と、第1及び第2のCCDによって夫々撮像
された画像情報を合成する合成部10とを備える。第1
の光学系の光軸は、第1のCCDと第1の光学系との間
に配置されたハーフミラー5によって、第1及び第2の
光軸6,7に分割されている。第1の光軸上には、第1
の光学系の第1の予定結像面8が規定されており、この
第1の予定結像面に第1のCCDが配置されている。一
方、第2の光軸上には、第2の予定結像面9が規定され
ており、この第2の予定結像面に第2のCCDが配置さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば限られた画
素数を有する複数の撮像素子を用いて、被写体の重要な
画像領域を高画質化する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば放送用カメラ等の高価なものが中
心であったデジタルカメラが、近年になって低価格の製
品も市販されるようになり、パーソナルコンピュータの
画像入力機器等として一般的に広く用いられるようにな
ってきた。そして、デジタル画像に対する高画質化や高
精度な色再現性等の要求が高まりつつあり、銀塩写真と
同レベルに高解像度であることや、また、ハイビジョン
放送等にも適用可能なレベルの高解像度化が要求されて
いる。
【0003】このような高解像度化の要求に対して、例
えば画素数の増加や高密度化を目的として数百万画素の
CCD等の撮像素子が開発されている。しかしながら、
このような高解像度化の要求には、撮像素子の受光部面
積の制約上限界がある。更に、このような高画素数の撮
像素子は、コスト的にも用途が限定される。
【0004】このため、高解像度の画像を得るための方
法として、限られた画素数を有する複数枚の撮像素子を
用いて一度の撮影により得られた撮像画像を合成する方
法や、複数回の撮影により得られた撮像画像を合成する
方法等が提案されている。例えば、画素相互をずらす方
法、撮像素子の開口部をシヤッターで制限した状態で撮
像し、開口位置を変えて撮影された画像を合成すること
によって高解像度の画像を得る方法(特開平6−276
448号公報参照)、低精細で広画角な全体静止画像と
高精細で狭画角な部分静止画像を複数枚撮像した後、夫
々の画像を合成することにより高解像度の画像を得る方
法(特開平6−292052号公報参照)、限られた画
素数の撮像素子を用いて部分画像を同時に複数枚撮像し
た後、これらの画像を貼り合わせることによって高解像
度の画像を得る方法(特開平7−123315号公報参
照)等が提案されている。
【0005】また、カラー画像情報は、3種類の色フィ
ルタを1枚のCCD画素上に適当に配置することによっ
て疑似的に得ることができるが、高精度な色再現性を確
保するためには、通常、3種類のフィルタが全面に配置
された3枚の撮像素子を有する撮像装置が用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば人物
像や高空間周波数成分の多い領域を含む画像、焦点が合
っている画像領域が狭い画像、被観測物が視野内で局所
的に含まれる顕微鏡画像等のように、被写体内で特に高
画質化が望まれる画像領域が局所的に存在する場合があ
る。
【0007】このような画像に対して画像全体を高画質
化することは、画像全体の高画質化にあたって上記撮像
装置の撮像素子を全画像領域に割り当てる必要がある関
係上、無駄が多くなる。
【0008】また、上記特開平6−276448号公
報、特開平7−123315号公報、特開平6−292
052号公報等に開示されているように、画像全体を高
解像度化する方法、静止画像を部分的に高解像度化する
方法は多数提案されているが、動画像を部分的に高解像
度化する方法は提案されていない。更に、同様の条件に
おいて、高精度な色再現方法も提案されていない。
【0009】そこで、本発明の目的は、被写体の所望の
画像領域に対して、少なくとも高解像度及び高色再現性
の一方が維持された高画質化が実現可能な撮像装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の撮像装置は、第1の撮像手段と、こ
の第1の撮像手段に被写体像を結像する第1の光学系
と、第2の撮像手段と、前記第1の光学系よりも結像倍
率が大きく且つ前記第2の撮像手段に前記被写体像を結
像する第2の光学系と、前記第1の撮像手段によって撮
像された画像情報と前記第2の撮像手段によって撮像さ
れた画像情報とを合成する合成手段とを備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る撮像装置について、図1を参照して説明する。図
1に示すように、本実施の形態の撮像装置は、第1の撮
像手段即ち第1のCCD1と、この第1のCCD1に被
写体像を結像する第1の光学系3と、第2の撮像手段即
ち第2のCCD2と、第1の光学系3よりも結像倍率が
大きく且つ第2のCCD2に被写体像を結像する第2の
光学系4(図1において正確にいうと、第2の光学系
は、第1の光学系3、ハーフミラー5及び光学系4で構
成されるが、以下では説明の簡略化のため「第2の光学
系4」と表す)と、第1のCCD1によって撮像された
画像情報と第2のCCD2によって撮像された画像情報
とを合成する合成手段即ち合成部10とを備えている。
【0012】第1の光学系3の光軸上には、第1のCC
D1と第1の光学系3との間にハーフミラー5が配置さ
れており、このハーフミラー5によって、第1の光学系
3の光軸は、第1及び第2の光軸6,7に分割されてい
る。
【0013】第1の光学系3からハーフミラー5を介し
て延出する第1の光軸6上には、第1の光学系3の第1
の予定結像面8が規定されており、この第1の予定結像
面8に第1のCCD1が配置されている。一方、第1の
光学系3からハーフミラー5を介して延出する第2の光
軸7上には、第2の光学系4及びこの第2の光学系4の
第2の予定結像面9が規定されており、この第2の予定
結像面9に第2のCCD2が配置されている。
【0014】また、第1及び第2のCCD1,2は、信
号伝送手段(図示しない)によって合成部10に電気的
に接続されている。なお、第1及び第2の光学系3,4
は、夫々、複数のレンズ等(図示しない)から構成され
ているが、同図では模式的に単一レンズによって表し
た。
【0015】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。第1の光学系3によって集光された被写体の像光
は、ハーフミラー5によって透過光と反射光に分割され
る。
【0016】ハーフミラー5を透過した透過光は、第1
の予定結像面8に配置された第1のCCD1上に結像さ
れ、この第1のCCD1によって被写体の像光全体が撮
像される。
【0017】一方、ハーフミラー5から反射した反射光
は、第1の光学系3よりも大きな結像倍率を有する第2
の光学系4によって第2の予定結像面9に配置された第
2のCCD2上に結像され、この第2のCCD2によっ
て被写体の像光の一部が撮像される。なお、この第2の
CCD2の撮像領域は、第1のCCD1の撮像領域の略
中央に規定されており、第2の光学系4の結像倍率に対
応して、撮像領域の大きさや解像度を定めることが可能
である。
【0018】第1及び第2のCCD1,2によって撮像
処理された画像データは、夫々、信号伝送手段を介して
合成部10に伝送された後、この合成部10において、
後述する第4の実施の形態で説明するような高解像度化
や、後述する第7の実施の形態で説明するような高色再
現等の目的に応じた信号合成処理が施されることによっ
て、1枚の合成画像が作成されることになる。
【0019】本実施の形態において、この1枚の合成画
像の全体の画像領域において、第1のCCD1独自の画
像領域には、この第1のCCD1によって撮像処理され
た画像データが適用され、且つ、第1及び第2のCCD
1,2の共通の画像領域には、少なくとも第2のCCD
2によって撮像処理された画像データが適用される。従
って、上記1枚の合成画像は、部分的に高画質化された
合成画像となっている。なお、合成部10によって作成
された合成画像は、図示しない記憶部に記憶されるか、
或いは、即時に所定の回路ユニット(図示しない)へ出
力される。
【0020】このように本実施の形態によれば、被写体
の所望の画像領域に対して、高解像度及び高色再現性が
維持された高画質化が実現可能な撮像装置を提供するこ
とが可能となる。
【0021】なお、本発明は、上記第1の実施の形態の
構成に限定されることはなく、新規事項を追加しない範
囲で各種の変形や変更が可能である。例えば、ハーフミ
ラー5の代わりに、プリズム等の任意の光波面分割手段
を用いてもよい。また、被写体の像光をハーフミラー5
によって2分割した後、2つの分割光を夫々相対的に結
像倍率の異なる第1及び第2の光学系によって第1及び
第2のCCD1,2に結像させるように構成してもよ
い。更に、ハーフミラー5によって複数の分割光に分割
することも可能であり、この場合には、上記第1の実施
の形態と同様の方法を用いることによって、1枚の合成
画像中に複数の高画質化領域を任意に設定することが可
能となる。また、第1及び第2のCCD1,2の光入射
側に後述する第5の実施の形態に適用したような色フィ
ルタを配置することも好ましい。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態に係る撮
像装置について、図2を参照して説明する。なお、本実
施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同一の構成
には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0023】図2に示すように、本実施の形態の撮像装
置は、第2の光学系4及び第2のCCD2を第2の光軸
7に沿って所定方向へ移動制御することによって、第2
の予定結像面9上の結像倍率を所望の値に変更可能な駆
動部11と、この駆動部11に接続され、第2の光学系
4の結像倍率の調整及び第2のCCD2の位置変更を行
うための制御部12とを備えている。
【0024】駆動部11は、第2の光学系4を第2の光
軸7に沿って移動或いは第2の光軸7方向に調整するこ
とによって第2の予定結像面9上の結像倍率を変更する
と共に、第2のCCD2を第2の光軸7方向又は第2の
予定結像面9に沿って移動制御するように構成されてい
る。
【0025】制御部12は、信号伝送手段(図示しな
い)によって、駆動部11及び合成部10に電気的に接
続されている。また、合成部10には、液晶モニタ13
が電気的に接続されており、この液晶モニタ13は、合
成部10から伝送された画像信号に基づいて、所定の画
像領域を液晶表示するように構成されている。なお、他
の構成は、第1の実施の形態と同一であるため、その説
明は省略する。
【0026】以下、本実施の形態の動作について説明す
る。撮像を開始する際、駆動部11は、制御部12から
の制御信号に基づいて、第2の光学系4及び第2のCC
D2を所定方向へ移動することによって、第2のCCD
2の予定撮像領域を設定する。
【0027】制御部12から駆動部11へ伝送する制御
信号の設定方法は、液晶モニタ13上に表示された第1
及び第2のCCD1,2の予定撮像領域に基づいて撮影
者自身で設定する第1の方法、或いは、合成部10から
出力された第1のCCD1の予定撮像画像データと目的
に応じて予め設定された制御部12内のアルゴリズムに
従った計算データによって自動的に設定する第2の方法
等を適用することが可能である。なお、第1の方法が適
用される例としては、人物像の顔等を選択する場合が該
当する。第2の方法が適用される例としては、第1のC
CD1の予定撮像画像を複数の領域に分割した後、最も
高空間周波数成分を多く含む領域に第2のCCD2を割
り当てる場合が該当する。
【0028】第2のCCD2の予定撮像領域が設定され
た後、第1の実施の形態と同様の撮像処理が施されるこ
とによって、所望の領域が部分的に高画質化された1枚
の合成画像を得ることができる。
【0029】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されることはなく、新規事項を追加しない範囲で
各種の変形や変更が可能である。例えば、液晶モニタ1
3を所定の光学系を備えたファインダに組み込んでもよ
い。また、第2のCCD2を第2の予定結像面9上で0
°〜45°の範囲で回転させて、CCD画素の配置を最
適に調整するように構成してもよい。また、第1及び第
2のCCD1,2の光入射側に後述する第5の実施の形
態に適用したような色フィルタを配置することも好まし
い。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態に係る撮
像装置について、図3を参照して説明する。なお、本実
施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同一の構成
には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0031】図3に示すように、本実施の形態の撮像装
置は、互いに透過率が異なる複数の光量制限手段即ちN
Dフィルタ(14,15)を有しており、これら複数の
NDフィルタから所望のNDフィルタを第1の光軸6及
び第2の光軸7の少なくとも一方の光軸上に選択的に配
置可能に構成されたフィルタ駆動部16と、第1及び第
2のCCD1,2に結像する被写体の像光量を所望量に
制限するように、フィルタ駆動部16を駆動制御するこ
とによって、複数のNDフィルタから所望のNDフィル
タを第1の光軸6及び第2の光軸7の少なくとも一方の
光軸上に選択的に配置させる制御部12とを備えてい
る。なお、他の構成は、第1の実施の形態と同一である
ため、その説明は省略する。
【0032】以下、本実施の形態の動作について説明す
る。第1及び第2のCCD1,2によって画像処理され
た予定撮像画像は、信号伝送手段(図示しない)を介し
て合成部10に伝送された後、更に制御部12に伝送さ
れる。
【0033】制御部12では、第1及び第2のCCD
1,2の予定撮像画像に対する最適露光量を算出すると
共に、最適露光量を与える最適なNDフィルタの選択処
理が行われる。
【0034】フィルタ駆動部16は、制御部12から出
力された選択指令に基づいて、選択したNDフィルタを
第1の光軸6及び第2の光軸7の少なくとも一方の光軸
上に配置する。
【0035】本実施の形態では、その一例として、ハー
フミラー5と第1のCCD1との間の光路中に第1の光
軸6を横断するように第1のNDフィルタ14を配置さ
せると共に、ハーフミラー5と第2の光学系4との間の
光路中に第2の光軸7を横断するように第2のNDフィ
ルタ15を配置させる。なお、第1のNDフィルタ14
と第2のNDフィルタ15は、可視光領域において夫々
異なる略一定の透過率を有している。
【0036】この後、第1及び第2のNDフィルタ1
4,15を配置させた状態において、再び、第1及び第
2のCCD1,2によって予定撮像画像を形成して、配
置された第1及び第2のNDフィルタ14,15が最適
なNDフィルタか否かの検索が行われる。
【0037】この検索処理の結果、第1及び第2のND
フィルタ14,15が最適な露光量を与えるNDフィル
タとして設定された後、第1の実施の形態と同様の撮像
処理が施されることによって、所望の領域が部分的に高
画質化された1枚の合成画像が得られる。
【0038】本実施の形態によれば、第1及び第2のC
CD1,2のダイナミックレンジ(有効撮像範囲)より
も広範囲な階調画像に対する高画質化を実現することが
できる。
【0039】なお、図面上では、その一例として第1及
び第2のNDフィルタ14,15が第1及び第2の光軸
6,7上に配置されている状態を示したが、フィルタ駆
動部16には、複数のNDフィルタ(図示しない)がセ
ットされているため、撮像目的や露光量の変更仕様に対
応して任意のNDフィルタを選択配置させることができ
る。
【0040】また、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されることはなく、新規事項を追加しない範囲で
各種の変形や変更が可能である。例えば、第2の光軸7
上に選択的に配置させるNDフィルタの配置位置として
は、図面上の位置に限定されず、第2の光学系4と第2
のCCD2との間の光路中でもよい。また、図面上で
は、第1及び第2の光軸6,7上にNDフィルタを配置
させているが、いずれか一方の光軸上にのみNDフィル
タを配置すると共に他方の光軸上の露光時間を制御する
ことによって、各CCD1,2への最適露光を実現する
ことができる。更に、第1及び第2の光軸6,7上にシ
ャッターを配置し、それらを別々に駆動制御することに
よって、各CCD1,2への最適露光を実現することも
できる。また、第1及び第2のCCD1,2の光入射側
に後述する第5の実施の形態に適用したような色フィル
タを配置することも好ましい。
【0041】次に、本発明の第4の実施の形態に係る撮
像装置について、図4を参照して説明する。図4に示す
ように、本実施の形態は、上記第1〜第3の実施の形態
の撮像装置に適用される第1及び第2のCCD1,2に
よる出力画像データの処理に係り、他の構成は、上記第
1〜第3の実施の形態と同一であるため、以下の説明で
は、相違点のみについて説明を加える。
【0042】図4(a),(b)には、第1及び第2の
CCD1,2から出力された画像データが示されてお
り、格子状に縦横に規則的に囲まれた個々の正方形領域
が、各CCD1,2の1画素に対応している。また、第
1及び第2のCCD1,2は、相互に同一の画素数及び
画素サイズを有しており、第2のCCD2上の結像倍率
は、第1のCCD1上の結像倍率の3倍に設定されてい
る。従って、第1のCCD1の1画素は、第2のCCD
2の9画素分に対応している。例えば第1のCCD1
(同図(a)参照)の中央の太枠線で囲まれた9画素
が、第2のCCD2(同図(b)参照)の全撮像領域に
対応している。
【0043】なお、第1のCCD1の画像データ(同図
(a)参照)、第2のCCD2の画像データ(同図
(b)参照)において、第1の光学系3(図1〜図3参
照)及び第2の光学系4(図1〜図3参照)の光軸は、
第1及び第2のCCD1,2の撮像領域の中心に位置付
けられている。
【0044】また、図4(c)には、合成部10(図1
〜図3参照)によって、第1のCCD1の画像データと
第2のCCD2の画像データに合成処理を施した合成画
像が示されている。この合成画像は、第2のCCD2の
解像度を有するが、便宜上、第2のCCD2の撮像領域
のみが実際の解像度で示されている。
【0045】本実施の形態では、合成画像(同図(c)
参照)の解像度を第1のCCD1の解像度よりも大きく
設定した状態において、合成画像のうち、第1のCCD
1のみによって撮像された画像領域には、第1のCCD
1の画像データのみを適用し、且つ、第1及び第2のC
CD1,2によって重複撮像された画像領域には、第2
のCCD2の画像データのみを適用する。
【0046】この場合、第2のCCD2の画像データを
合成する際には、合成画像領域内に適用された第1のC
CD1に画像データを基準に画像合成処理が行われる。
この結果、全画像領域で同倍率の画像が合成されること
になる。
【0047】このように本実施の形態によれば、合成画
像内において、第2のCCD2により撮像された画像領
域を高解像度化させることが可能となる。なお、本発明
は、上記各実施の形態の構成に限定されることはなく、
新規事項を追加しない範囲で各種の変形や変更が可能で
ある。例えば、第2のCCD2の結像倍率を任意に設定
することが可能であり、第2のCCD2上の結像倍率を
第1のCCD1上の結像倍率より小さくして、第1及び
第2のCCD1,2の役割を交換することも可能であ
る。また、第1及び第2のCCD1,2上の像の歪みに
相違が生じた場合、画像合成の際、画像相互の重なり部
分の相関関係を考慮することによって簡単に補正するこ
とが可能である。また、合成画像に違和感が生じない領
域のみに第2のCCD2の画像データを用いることもで
きる。また、第2の光学系4の結像倍率を調整するか、
若しくは、第2の光学系4を除去して第1及び第2のC
CD1,2上の結像倍率を相互に等しくした状態におい
て、駆動部11(図2参照)によって第1及び第2のC
CD1,2の位置を被写体に対して半画素分ずらす。こ
の結果、従来提案されていた画素ずらし法に基づく高解
像度化が可能となり、部分的に高解像度化が望まれる領
域がない場合でも、第2のCCD2を効果的に高画質化
に用いることができる。
【0048】次に、本発明の第5の実施の形態に係る撮
像装置について、図5を参照して説明する。なお、本実
施の形態は、上記第1〜第4の実施の形態の改良に係
り、その主要な構成は、上記第1の実施の形態と同一で
あるため、以下の説明では、相違点のみについて説明を
加える。
【0049】図5に示すように、ハーフミラー5(本実
施の形態では、仮に、このハーフミラー5を第1のハー
フミラー5と称する)を介して延出する第1の光軸6上
には、第2のハーフミラー17が配置されており、この
第2のハーフミラー17によって第3の光軸22が規定
されている。また、この第3の光軸22上には、第3の
ハーフミラー18が配置されており、この第3のハーフ
ミラー18によって第4の光軸23が規定されている。
【0050】更に、第1の光軸6上に規定される結像面
には、第1のCCD20aが設けられており、この第1
のCCD20aの光入射側には、その全面に青色成分を
有する光を透過可能な第1の色フィルタ19aが配置さ
れている。第3の光軸22上に規定される結像面には、
第3のCCD20cが設けられており、この第3のCC
D20cの光入射側には、その全面に赤色成分を有する
光を透過可能な第2の色フィルタ19cが配置されてい
る。そして、第4の光軸23上に規定される結像面に
は、第4のCCD20bが設けられており、この第4の
CCD20bの光入射側には、その全面に緑色成分を有
する光を透過可能な第3の色フィルタ19bが配置され
ている。
【0051】これら第1,第3及び第4のCCD20
a,20c,20bは、信号伝送手段(図示しない)に
よって合成部10に電気的に接続されている。また、第
2のCCD2の光入射側には、高色再現化を希望する
青,赤,緑のいずれかの色成分を有する光を透過可能な
第4の色フィルタ21が全面に配置されている。
【0052】以下、本実施の形態の動作について説明す
る。なお、第1の光学系3から第1,第3及び第4のC
CD20a,20c,20bまでの距離は、夫々同一で
あって且つ各CCD20a,20c,20b上の結像倍
率も同一に設定されている。
【0053】第1の光学系3によって集光された被写体
の像光は、第1のハーフミラー5によって透過光と反射
光に分割される。第1のハーフミラー5を透過した透過
光は、第2のハーフミラー17によって更に透過光と反
射光に分割された後、その透過光は、第1の色フィルタ
19aを介して第1のCCD20a上に結像し、その反
射光は、第3のハーフミラー18によって更に透過光と
反射光に分割される。
【0054】第3のハーフミラー18を透過した透過光
は、第2の色フィルタ19cを介して第3のCCD20
c上に結像し、第3のハーフミラー18から反射した反
射光は、第3の色フィルタ19bを介して第4のCCD
20b上に結像する。
【0055】一方、第1のハーフミラー5から反射した
反射光は、第2の光学系4によって第1,第3及び第4
のCCD20a,20c,20bに対する倍率よりも拡
大された倍率で第2の予定結像面9上に結像される。こ
のため、高色再現化を希望する青,赤,緑のいずれかの
色成分を有する光を透過可能な第4の色フィルタ21が
全面に配置された第2のCCD2上には、第2の予定結
像面9上に結像された拡大像の一部が結像されることに
なる。なお、第2のCCD2の撮像領域は、第1,第3
及び第4のCCD20a,20c,20bの撮像領域の
略中央に規定されており、第2の光学系4の結像倍率に
対応して、撮像領域の大きさや解像度を定めることが可
能である。
【0056】第1,第3及び第4のCCD20a,20
c,20b並びに第2のCCD2によって撮像処理され
た画像データは、夫々、信号伝送手段を介して合成部1
0に伝送された後、この合成部10において、第2のC
CD2の解像度を有する画像に合成される。
【0057】合成画像のうち、第1,第3及び第4のC
CD20a,20c,20bのみによって撮像された画
像領域には、第1,第3及び第4のCCD20a,20
c,20bの画像データが適用される。しかしながら、
第1,第3及び第4のCCD20a,20c,20b
は、第2のCCD2よりも解像度が低いため、各画像デ
ータに対して補間処理を施すことによって所望の解像度
を有する合成画像を得ている。
【0058】一方、合成画像のうち、第1,第3及び第
4のCCD20a,20c,20b並びに第2のCCD
2によって撮像された画像領域において、高解像度化を
希望する青,赤,緑のいずれかの色成分を有する光を透
過可能な第4の色フィルタ21の画像データは、第2の
CCD2によって撮像された画像データを適用し、その
他2つの色に対応した画像データは、第1,第3及び第
4のCCD20a,20c,20bのいずれか2つの画
像データに対して補間処理を施すことによって所望の解
像度を有する合成画像を得ている。
【0059】このような撮像処理を施すことによって、
高解像度化を希望する青,赤,緑のいずれかの色成分を
有する対応した画像領域のうち、所望の領域が部分的に
高解像度化された合成画像を得ることができる。
【0060】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されることはなく、新規事項を追加しない範囲で
各種の変形や変更が可能である。例えば、各色フィルタ
と各CCDとを夫々別途設ける代わりに、青,赤,緑の
いずれかの色成分を有する光を透過可能な色フィルタを
各画素に対して一体的に配置された色フィルタ付きCC
Dを用いてもよい。この場合には、部分的な高解像度化
に加えて青,赤,緑のいずれかの色成分に対する更に高
精度な色再現性が実現される。また、第1〜第3のハー
フミラー5,17,18の代わりに、プリズム等の光路
分割手段を用いてもよい。
【0061】次に、本発明の第6の実施の形態に係る撮
像装置について、図6を参照して説明する。図6に示す
ように、本実施の形態は、上記第1〜第4の実施の形態
の撮像装置に適用される第1及び第2のCCD1,2に
よる出力画像データの処理に係り、他の構成は、上記第
1〜第4の実施の形態と同一であるため、以下の説明で
は、相違点のみについて説明を加える。
【0062】図6(a),(b)には、第1及び第2の
CCD1,2から出力された画像データが示されてお
り、格子状に縦横に規則的に囲まれた個々の正方形領域
が、各CCD1,2の1画素に対応している。また、第
1及び第2のCCD1,2は、相互に同一画素数及び画
素サイズを有しており、第2のCCD2上の結像倍率
は、第1のCCD1上の結像倍率の3倍に設定されてい
る。従って、第1のCCD1の1画素は、第2のCCD
2の9画素分に対応している。例えば第1のCCD1
(同図(a)参照)の中央の太枠線で囲まれた9画素
が、第2のCCD2(同図(b)参照)の全撮像領域に
対応している。
【0063】なお、第1のCCD1の画像データ(同図
(a)参照)、第2のCCD2の画像データ(同図
(b)参照)において、第1の光学系3(図1〜図3参
照)及び第2の光学系4(図1〜図3参照)の光軸は、
第1及び第2のCCD1,2の撮像領域の中心に位置付
けられている。
【0064】また、図6(c)には、合成部10(図1
〜図3参照)によって、第1のCCD1の画像データと
第2のCCD2の画像データに合成処理を施した合成画
像が示されている。この合成画像は、第2のCCD2に
よって撮像された中央画像領域(同図(c)中、中央の
格子間隔が狭まっている部分)が、第1のCCD1のみ
によって撮像された周辺画像領域よりも高倍率な画像と
なっている。
【0065】本実施の形態において、撮影者は、液晶モ
ニタ13(図2参照)の表示画像に基づいて、第2のC
CD2によって撮像された中央画像領域に現された被写
体の重要部を高倍率で観察しながら、第1のCCD1に
よって撮像された周辺画像領域を広画角で観察すること
ができる。この結果、撮像目的や撮像対象に対応して被
写体の重要部が変わった場合でも、短時間且つ簡単に第
2のCCD2の撮像領域を新たな重要部へ移動させるこ
とができる。なお、合成画像は、所定の記憶部(図示し
ない)に記憶させるか、或いは、即時に出力させること
になる。
【0066】このように本実施の形態によれば、撮像領
域が部分的に拡大された場合でも、その拡大率に対応し
た高解像度な合成画像を得ることができる。なお、本発
明は、上記各実施の形態の構成に限定されることはな
く、新規事項を追加しない範囲で各種の変形や変更が可
能である。例えば、重要部とその周辺部の合成は、夫々
の領域で特定の解像度を用いるのではなく、合成画像内
において第1及び第2のCCD1,2の画像相互の境界
が連続化するように、夫々の画像の解像度を連続的に変
えることによって、重要部の中心付近では最も拡大率が
大きく且つ境界付近では重要部と周辺部の拡大率が等し
くなるようにさせることもできる。この場合の合成方法
の用途としては、例えば、無人探査ロボットのカメラ撮
影やスポーツ観戦時の撮影等に好適である。
【0067】次に、本発明の第7の実施の形態に係る撮
像装置について、図7及び図8を参照して説明する。図
7に示すように、本実施の形態は、上記第1〜第3の実
施の形態の撮像装置の改良に係り、第1及び第2のCC
D1,2の光入射側に第1及び第2の色フィルタ30,
31(図8(a),(b)参照)を配置した点以外の他
の構成は、上記第1〜第3の実施の形態と同一であるた
め、以下の説明では、相違点のみについて説明を加え
る。
【0068】図8(a),(b)に示すように、第1及
び第2の色フィルタ30,31は、第1及び第2のCC
D1,2の画素配列に対応して、赤(R),緑(G),
青(B)の色成分を有する光を透過可能なフィルタ構成
素子(同図において、符号R,G,Bで示す)が、縦横
に一定の周期で規則的に配置されている。具体的には、
第1及び第2のCCD1,2は、相互に同一の画素数及
び画素サイズを有しているため、第1及び第2の色フィ
ルタ30,31のフィルタ構成素子も各CCD1,2の
画素数及び画素サイズと同一のフィルタ数及びフィルタ
サイズを有して構成されている。
【0069】また、第2のCCD2上の結像倍率は、第
1のCCD1上の結像倍率の3倍に設定されているた
め、第1のCCD1の1画素は、第2のCCD2の9画
素分に対応している。例えば第1のCCD1(同図
(a)参照)の中央の太枠線で囲まれた9個のフィルタ
構成素子が、第2のCCD2(同図(b)参照)の全て
のフィルタ構成素子に対応している。具体的には、第1
の色フィルタ30の1個のフィルタ構成素子は、第2の
色フィルタ31において、赤(R),緑(G),青
(B)の色成分を有する光を透過可能なフィルタ構成素
子を3個ずつ組み合わせたものに対応している。この場
合、赤(R),緑(G),青(B)の色成分を有する光
を透過可能な3個のフィルタ構成素子は、夫々、赤、
緑、青の色成分情報を得るための透過特性を有してお
り、各フィルタ構成素子に対応した各画素から所定の色
情報(画像データ)が得られる。
【0070】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。上記第1の実施の形態と同様の画像処理によって、
第1及び第2のCCD1,2から出力された画像データ
は、合成部10において、第1のCCD1の解像度を有
する画像に合成される(同図(c)参照)。
【0071】このような合成画像において、第1及び第
2のCCD1,2によって重複撮像された画像領域の色
情報(仮に、重複色情報と称する)のうち、第1の色フ
ィルタ30に対応する色情報は、第1のCCD1の出力
色情報を適用し、その他の色情報は、第2の色フィルタ
31に対応した第2のCCD2の出力色情報(第1のC
CD1の各画素に対応した複数画素の色情報)を適用す
る。具体的には、上記重複色情報のうち、第1の色フィ
ルタ30に対応する色情報(例えば、赤(R))は、こ
の色(R)の光を透過可能なフィルタ構成素子に対応し
た第1のCCD1の各画素からの出力色情報(R)を適
用し、その他の2色の色情報(即ち、青(B),緑
(G))は、これら2つの色(B,G)の光を透過可能
なフィルタ構成素子に対応した第2のCCD2の各画素
からの出力色情報(B,G)の平均値を適用する。
【0072】一方、上記合成画像において、第1のCC
D1のみによって撮像された画像領域の色情報は、第1
の色フィルタ30に対応した第1のCCD1の出力色情
報、及び、隣接した画素相互の色情報に補間処理を施し
て求めた出力色情報とを適用する。
【0073】このように本実施の形態によれば、第1の
CCD1によって撮像された画像領域の色情報はかなら
ずしも正確ではないが、第2のCCD2の撮像領域で
は、第1のCCD1の1画素に対応する領域に、赤
(R),緑(G),青(B)の色成分を有する光を透過
可能な3個のフィルタ構成素子が含まれるため、全ての
色情報をサンプリングすることができる。この結果、高
精度な色再現性を実現することが可能となるため、撮像
領域が部分的に高色再現された合成画像を得ることがで
きる。
【0074】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されることはなく、新規事項を追加しない範囲で
各種の変形や変更が可能である。例えば、第1及び第2
の色フィルタ30,31のフィルタ構成素子の種類,配
置,サイズ,画素数は、同一である必要はなく、例えば
補色フィルタを使用したり、或いは、各種色フィルタを
ランダムに配置させる等、各種の組み合わせが可能で、
画像合成の際の処理方法を変えることによって、高色再
現の効果を得ることができる。この場合、例えば、図7
(d)に示すように、第2の色フィルタ31の代わり
に、F1からF9から成る9種類の色フィルタを縦横に
並んだ3画素の領域内に規則的に配置させたフィルタを
用いることが好ましい。この結果、部分領域内の各画素
について近似的なマルチ色情報を得ることができる。
【0075】また、第1のCCD1に対する第2のCC
D2上の結像倍率は、任意に設定することができる。こ
の場合、例えば制御部12(図2及び図3参照)からの
設定情報や第1及び第2のCCD1,2の相関情報に基
づいて、各色フィルタの対応関係を求めることによっ
て、部分画像の高色再現を実現することができる。
【0076】なお、本明細書中には、以下のような発明
が含まれる。 1. 第1の撮像手段と、この第1の撮像手段に被写体
像を結像する第1の光学系と、第2の撮像手段と、前記
第1の光学系よりも結像倍率が大きく且つ前記第2の撮
像手段に前記被写体像を結像する第2の光学系と、前記
第1の撮像手段によって撮像された画像情報と前記第2
の撮像手段によって撮像された画像情報とを合成する合
成手段とを備えていることを特徴とする撮像装置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第1の
実施の形態(図1参照)が対応する。
【0077】第1及び第2の撮像手段は、第1及び第2
のCCD1,2が該当し、合成手段は、合成部10が該
当する。 (作用・効果)第1の光学系によって集光された被写体
の像光は、第1の光学系の光軸上に配置されたハーフミ
ラーによって透過光と反射光に分割され、その透過光
は、第1の撮像手段に結像し、その反射光は、第1の光
学系よりも大きな結像倍率を有する第2の光学系を介し
て第2の撮像手段に結像する。また、第2の撮像手段の
撮像領域は、第1の撮像手段の撮像領域の略中央に規定
されている。また、合成手段は、第2の撮像手段によっ
て撮像された高解像度の部分画像と、第1の撮像手段に
よって撮像された全体画像とを高画質化の目的に応じた
方法によって1枚の合成画像とする。
【0078】この1枚の合成画像の全体の画像領域にお
いて、第1のCCD1独自の画像領域には、この第1の
CCD1によって撮像処理された画像データが適用さ
れ、且つ、第1及び第2のCCD1,2の共通の画像領
域には、少なくとも第2のCCD2によって撮像処理さ
れた画像データが適用される。従って、上記1枚の合成
画像は、部分的に高画質化された合成画像となってい
る。
【0079】本発明によれば、被写体の所望の画像領域
に対して、高解像度及び高色再現性が維持された高画質
化が実現可能な撮像装置を提供することが可能となる。 2. 前記第1の撮像手段が撮像する第1の画像領域内
の所望位置に前記第2の撮像手段が撮像する第2の画像
領域を位置付けるように、前記第2の光学系及び前記第
2の撮像手段を所定方向へ移動制御する移動手段と、前
記第1の画像領域に対する前記第2の画像領域の位置設
定を行う位置設定手段とを更に備え、前記合成手段は、
前記位置設定手段から出力される情報に基づいて、前記
第1の撮像手段によって撮像された画像情報と前記第2
の撮像手段によって撮像された画像情報とを合成するこ
とを特徴とする上記1に記載の撮像装置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第2の
実施の形態(図2)が対応する。
【0080】移動手段は、駆動部11が該当し、位置設
定手段は、制御部12が該当する。 (作用・効果)撮像を開始する際、駆動部11は、制御
部12からの制御信号に基づいて、第2の光学系4及び
第2のCCD2を所定方向へ移動することによって、第
2のCCD2の予定撮像領域を設定する。
【0081】制御部12から駆動部11へ伝送する制御
信号の設定方法は、液晶モニタ13上に表示された第1
及び第2のCCD1,2の予定撮像領域に基づいて撮影
者自身で設定する第1の方法、或いは、合成部10から
出力された第1のCCD1の予定撮像画像データと目的
に応じて予め設定された制御部12内のアルゴリズムに
従った計算データによって自動的に設定する第2の方法
等を適用することが可能である。なお、第1の方法が適
用される例としては、人物像の顔等を選択する場合が該
当する。第2の方法が適用される例としては、第1のC
CD1の予定撮像画像を複数の領域に分割した後、最も
高空間周波数成分を多く含む領域に第2のCCD2を割
り当てる場合が該当する。
【0082】第2のCCD2の予定撮像領域が設定され
た後、第1の実施例と同様の撮像処理が施されることに
よって、所望の領域が部分的に高画質化された1枚の合
成画像を得ることができる。
【0083】3. 互いに透過率が異なる複数の光量制
限手段と、これら複数の光量制限手段から所望の光量制
限手段を前記第1の光学系と前記第1の撮像手段との間
の第1の光路、及び、前記第1の光学系と前記第2の撮
像手段との間の第2の光路の少なくとも一方の光路中に
選択的に配置可能に構成された光量制限手段駆動部と、
前記第1及び第2の撮像手段に結像する前記被写体像の
光量を所望量に制限するように、前記光量制限手段駆動
部を駆動制御することによって、前記複数の光量制限手
段のうち、所望の光量制限手段を前記第1の光路及び前
記第2の光路の少なくとも一方の光路中に選択的に配置
させる制御手段とを更に備えていることを特徴とする上
記1又は2に記載の撮像装置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第3の
実施の形態(図3)が対応する。
【0084】光量制限手段は、フィルタ駆動部16に収
容された複数のNDフィルタが該当し、制御手段は、制
御部12が該当する。 (作用・効果)第1及び第2のCCD1,2によって画
像処理された予定撮像画像は、信号伝送手段(図示しな
い)を介して合成部10に伝送された後、更に制御部1
2に伝送され、第1及び第2のCCD1,2の予定撮像
画像に対する最適露光量を算出すると共に、最適露光量
を与える最適なNDフィルタの選択処理が行われる。
【0085】フィルタ駆動部16は、制御部12から出
力された選択指令に基づいて、選択したNDフィルタを
第1の光軸6及び第2の光軸7の少なくとも一方の光軸
上に配置する。
【0086】この後、第1及び第2のNDフィルタ1
4,15を配置させた状態において、再び、第1及び第
2のCCD1,2によって予定撮像画像を形成して、配
置された第1及び第2のNDフィルタ14,15が最適
なNDフィルタか否かの検索が行われる。
【0087】この検索処理の結果、第1及び第2のND
フィルタ14,15が最適な露光量を与えるNDフィル
タとして設定された後、第1の実施の形態と同様の撮像
処理が施されることによって、所望の領域が部分的に高
画質化された1枚の合成画像が得られる。
【0088】本発明によれば、第1及び第2のCCD
1,2のダイナミックレンジ (有効撮像範囲)よりも
広範囲な階調画像に対する高画質化を実現することがで
きる。 4. 前記合成手段の画像合成処理に際し、合成画像の
解像度を前記第1の撮像手段の解像度よりも大きく設定
した状態において、前記第1の撮像手段のみによって撮
像された画像領域には、前記第1の撮像手段のみによっ
て撮像された画像データを適用し、且つ、前記第1及び
第2の撮像手段によって重複撮像された画像領域には、
前記第2の撮像手段によって撮像された画像データを適
用して、全画像領域で同倍率の画像を合成することを特
徴とする上記1ないし3のいずれか一つに記載の撮像装
置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第4の
実施の形態(図4)が対応する。
【0089】第1及び第2のCCD1,2は、相互に同
一の画素数及び画素サイズを有しており、第2のCCD
2上の結像倍率は、第1のCCD1上の結像倍率の3倍
に設定されている。従って、第1のCCD1の1画素
は、第2のCCD2の9画素分に対応している。 (作用・効果)本発明において、合成画像の解像度を第
1のCCD1の解像度よりも大きく設定した状態におい
て、合成画像のうち、第1のCCD1のみによって撮像
された画像領域には、第1のCCD1の画像データのみ
を適用し、且つ、第1及び第2のCCD1,2によって
重複撮像された画像領域には、第2のCCD2の画像デ
ータのみを適用する。
【0090】この場合、第2のCCD2の画像データを
合成する際には、合成画像領域内に適用された第1のC
CD1の画像データを基準に画像合成処理が行われる。
この結果、全画像領域で同倍率の画像が合成されること
になる。
【0091】本発明によれば、合成画像内において、第
2のCCD2により撮像された画像領域を高解像度化さ
せることが可能となる。5. 前記第1の撮像手段は、
複数の撮像素子から構成されており、これら複数の撮像
素子の光入射側には、夫々、所定の色成分を有する光に
対応した透過特性を有する色フィルタが配置されてお
り、また、前記第2の撮像手段の光入射側には、前記所
定の色成分のうち所望の色成分を有する光に対応した透
過特性を有する色フィルタが配置されていることを特徴
とする上記4に記載の撮像装置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第5の
実施の形態(図5)が対応する。
【0092】第1の撮像手段は、第1,第3及び第4の
CCD20a,20c,20bが該当し、この第1の撮
像手段の光入射側の色フィルタは、第1〜第3の色フィ
ルタ19a,19c,19bが該当する。第2の撮像手
段は、第2のCCD2が該当し、この第2の撮像手段の
光入射側の色フィルタは、第4の色フィルタ21が該当
する。 (作用・効果)第1の光学系3によって集光された被写
体の像光は、第1のハーフミラー5によって透過光と反
射光に分割される。
【0093】第1のハーフミラー5を透過した透過光
は、第2のハーフミラー17によって更に透過光と反射
光に分割された後、その透過光は、第1の色フィルタ1
9aを介して第1のCCD20a上に結像し、その反射
光は、第3のハーフミラー18によって更に透過光と反
射光に分割される。
【0094】第3のハーフミラー18を透過した透過光
は、第2の色フィルタ19cを介して第3のCCD20
c上に結像し、第3のハーフミラー18から反射した反
射光は、第3の色フィルタ19bを介して第4のCCD
20b上に結像する。
【0095】一方、第1のハーフミラー5から反射した
反射光は、第2の光学系4によって第1,第3及び第4
のCCD20a,20c,20bに対する倍率よりも拡
大された倍率で第2の予定結像面9上に結像される。こ
のため、高解像度化を希望する青,赤,緑のいずれかの
色成分を有する光を透過可能な第4の色フィルタ21が
全面に配置された第2のCCD2上には、第2の予定結
像面9上に結像された拡大像の一部が結像されることに
なる。
【0096】第1,第3及び第4のCCD20a,20
c,20b並びに第2のCCD2によって撮像処理され
た画像データは、夫々、信号伝送手段を介して合成部1
0に伝送された後、この合成部10において、第2のC
CD2の解像度を有する画像に合成される。
【0097】合成画像のうち、第1,第3及び第4のC
CD20a,20c,20bのみによって撮像された画
像領域には、第1,第3及び第4のCCD20a,20
c,20bの画像データが適用される。しかしながら、
第1,第3及び第4のCCD20a,20c,20b
は、第2のCCD2よりも解像度が低いため、各画像デ
ータに対して補間処理を施すことによって所望の解像度
を有する合成画像を得ている。
【0098】一方、合成画像のうち、第1,第3及び第
4のCCD20a,20c,20b並びに第2のCCD
2によって撮像された画像領域において、高解像度化を
希望する青,赤,緑のいずれかの色成分を有する光を透
過可能な第4の色フィルタ21の画像データは、第2の
CCD2によって撮像された画像データを適用し、その
他2つの色に対応した画像データは、第1,第3及び第
4のCCD20a,20c,20bのいずれか2つの画
像データに対して補間処理を施すことによって所望の解
像度を有する合成画像を得ている。
【0099】このような撮像処理を施すことによって、
高解像度化を希望する青,赤,緑のいずれかの色成分を
有する対応した画像領域のうち、所望の領域が部分的に
高解像度化された合成画像を得ることができる。
【0100】6. 前記合成手段の画像合成処理に際
し、前記第1の撮像手段によって撮像された画像領域に
対して前記第2の撮像手段によって撮像された画像領域
が高倍率画像となるように、画像を合成することを特徴
とする上記1ないし3のいずれか一つに記載の撮像装
置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第6の
実施の形態(図6)が対応する。
【0101】第1及び第2のCCD1,2は、相互に同
一画素数及び画素サイズを有しており、第2のCCD2
上の結像倍率は、第1のCCD1上の結像倍率の3倍に
設定されている。 (作用・効果)合成部10(図1〜図3参照)によっ
て、第1のCCD1の画像データと第2のCCD2の画
像データに合成処理を施した合成画像は、第2のCCD
2によって撮像された中央画像領域(図6(c)中、中
央の格子間隔が狭まっている部分)が、第1のCCD1
のみによって撮像された周辺画像領域よりも高倍率な画
像となっている。
【0102】本発明において、撮影者は、液晶モニタ1
3(図2参照)に表示画像に基づいて、第2のCCD2
によって撮像された中央画像領域に現された被写体の重
要部を高倍率で観察しながら、第1のCCD1によって
撮像された周辺画像領域を広画角で観察することができ
る。この結果、撮像目的や撮像対象に対応して被写体の
重要部が変わった場合でも、短時間且つ簡単に第2のC
CD2の撮像領域を新たな重要部へ移動させることがで
きる。なお、合成画像は、所定の記憶部(図示しない)
に記憶させるか、或いは、即時に出力させることにな
る。
【0103】本発明によれば、撮像領域が部分的に拡大
された場合でも、その拡大率に対応した高解像度な合成
画像を得ることができる。 7. 前記第1の撮像手段の光入射側には、前記第1の
撮像手段の各画素に対応して配置され且つ複数色の光に
対する透過特性を有する複数のフィルタ構成素子から成
る第1の色フィルタが設けられており、また、前記第2
の撮像手段の光入射側には、前記第2の撮像手段の各画
素に対応して配置され且つ複数色の光に対する透過特性
を有する複数のフィルタ構成素子から成る第2の色フィ
ルタが設けられており、前記合成手段の画像合成処理に
際し、前記第1及び第2の撮像手段によって重複撮像さ
れた画像領域の色情報のうち、前記第1の色フィルタに
対応する色情報は、前記第1の撮像手段の出力色情報を
適用し、その他の色情報は、前記第2の色フィルタに対
応した前記第2の撮像手段の出力色情報を適用すると共
に、前記第1の撮像手段のみによって撮像された画像領
域の色情報は、前記第1の色フィルタに対応した前記第
1の撮像手段の出力色情報、及び、隣接した画素相互の
色情報に補間処理を施した出力色情報とを適用すること
を特徴とする上記1ないし3のいずれか一つに記載の撮
像装置。 (対応する発明の実施の形態)この発明は、主に第7の
実施の形態(図7及び図8)が対応する。
【0104】本発明において、第1及び第2の色フィル
タ30,31は、第1及び第2のCCD1,2の画素配
列に対応して、赤(R),緑(G),青(B)の色成分
を有する光を透過可能なフィルタ構成素子(同図におい
て、符号R,G,Bで示す)が、縦横に一定の周期で規
則的に配置されている。具体的には、第1及び第2のC
CD1,2は、相互に同一の画素数及び画素サイズを有
しているため、第1及び第2の色フィルタ30,31の
フィルタ構成素子も各CCD1,2の画素数及び画素サ
イズと同一のフィルタ数及びフィルタサイズを有して構
成されている。
【0105】また、第2のCCD2上の結像倍率は、第
1のCCD1上の結像倍率の3倍に設定されているた
め、第1のCCD1の1画素は、第2のCCD2の9画
素分に対応している。 (作用・効果)上記第1の実施の形態と同様の画像処理
によって、第1及び第2のCCD1,2から出力された
画像データは、合成部10において、第1のCCD1の
解像度を有する画像に合成される。
【0106】このような合成画像において、第1及び第
2のCCD1,2によって重複撮像された画像領域の色
情報(仮に、重複色情報と称する)のうち、第1の色フ
ィルタ30に対応する色情報は、第1のCCD1の出力
色情報を適用し、その他の色情報は、第2の色フィルタ
31に対応した第2のCCD2の出力色情報(第1のC
CD1の各画素に対応した複数画素の色情報)を適用す
る。具体的には、上記重複色情報のうち、第1の色フィ
ルタ30に対応する色情報(例えば、赤(R))は、こ
の色(R)の光を透過可能なフィルタ構成素子に対応し
た第1のCCD1の各画素からの出力色情報(R)を適
用し、その他の2色の色情報(即ち、青(B),緑
(G))は、これら2つの色(B,G)の光を透過可能
なフィルタ構成素子に対応した第2のCCD2の各画素
からの出力色情報(B,G)の平均値を適用する。
【0107】一方、上記合成画像において、第1のCC
D1のみによって撮像された画像領域の色情報は、第1
の色フィルタ30に対応した第1のCCD1の出力色情
報、及び、隣接した画素相互の色情報に補間処理を施し
た出力色情報とを適用する。
【0108】このように本実施の形態によれば、第1の
CCD1によって撮像された画像領域の色情報はかなら
ずしも正確ではないが、第2のCCD2の撮像領域で
は、第1のCCD1の1画素に対応する領域に、赤
(R),緑(G),青(B)の色成分を有する光を透過
可能な3個のフィルタ構成素子が含まれるため、全ての
色情報をサンプリングすることができる。この結果、高
精度な色再現性を実現することが可能となるため、撮像
領域が部分的に高色再現された合成画像を得ることがで
きる。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、被写体の所望の画像領
域に対して、少なくとも高解像度及び高色再現性の一方
が維持された高画質化が実現可能な撮像装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構
成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の構
成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構
成を示す図。
【図4】(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る撮
像装置に適用された第1のCCDから出力された画像デ
ータを示す図、(b)は、本発明の第4の実施の形態に
係る撮像装置に適用された第2のCCDから出力された
画像データを示す図、(c)は、本発明の第4の実施の
形態に係る撮像装置に適用された合成部において、合成
処理が施された合成画像を示す図。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置の構
成を示す図。
【図6】(a)は、本発明の第6の実施の形態に係る撮
像装置に適用された第1のCCDから出力された画像デ
ータを示す図、(b)は、本発明の第6の実施の形態に
係る撮像装置に適用された第2のCCDから出力された
画像データを示す図、(c)は、本発明の第6の実施の
形態に係る撮像装置に適用された合成部において、合成
処理が施された合成画像を示す図。
【図7】本発明の第7の実施の形態に係る撮像装置の構
成を示す図。
【図8】(a)は、本発明の第7の実施の形態に係る撮
像装置に適用された第1の色フィルタの構成を示す図、
(b)は、本発明の第7の実施の形態に係る撮像装置に
適用された第2の色フィルタの構成を示す図、(c)
は、本発明の第7の実施の形態に係る撮像装置に適用さ
れた合成部において、合成処理が施された合成画像を示
す図、(d)は、本実施の形態の改良に係り、第2の色
フィルタの代わりに、F1からF9から成る9種類の色
フィルタを縦横に並んだ3画素の領域内に規則的に配置
させたフィルタを用いた場合の構成を示す図。
【符号の説明】 1…第1のCCD、2…第2のCCD、3…第1の光学
系、4…第2の光学系、5…ハーフミラー、6…第1の
光軸、7…第2の光軸、8…第1の予定結像面、9…第
2の予定結像面、10…合成部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の撮像手段と、 この第1の撮像手段に被写体像を結像する第1の光学系
    と、 第2の撮像手段と、 前記第1の光学系よりも結像倍率が大きく且つ前記第2
    の撮像手段に前記被写体像を結像する第2の光学系と、 前記第1の撮像手段によって撮像された画像情報と前記
    第2の撮像手段によって撮像された画像情報とを合成す
    る合成手段とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の撮像手段が撮像する第1の画
    像領域内の所望位置に前記第2の撮像手段が撮像する第
    2の画像領域を位置付けるように、前記第2の光学系及
    び前記第2の撮像手段を所定方向へ移動制御する移動手
    段と、 前記第1の画像領域に対する前記第2の画像領域の位置
    設定を行う位置設定手段とを更に備え、 前記合成手段は、前記位置設定手段から出力される情報
    に基づいて、前記第1の撮像手段によって撮像された画
    像情報と前記第2の撮像手段によって撮像された画像情
    報とを合成することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 互いに透過率が異なる複数の光量制限手
    段と、 これら複数の光量制限手段から所望の光量制限手段を前
    記第1の光学系と前記第1の撮像手段との間の第1の光
    路、及び、前記第1の光学系と前記第2の撮像手段との
    間の第2の光路の少なくとも一方の光路中に選択的に配
    置可能に構成された光量制限手段駆動部と、 前記第1及び第2の撮像手段に結像する前記被写体像の
    光量を所望量に制限するように、前記光量制限手段駆動
    部を駆動制御することによって、前記複数の光量制限手
    段のうち、所望の光量制限手段を前記第1の光路及び前
    記第2の光路の少なくとも一方の光路中に選択的に配置
    させる制御手段とを更に備えていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の撮像装置。
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