JP2004212882A - 光路開閉装置および光路開閉装置を有する電子機器 - Google Patents

光路開閉装置および光路開閉装置を有する電子機器 Download PDF

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JP2004212882A JP2003002483A JP2003002483A JP2004212882A JP 2004212882 A JP2004212882 A JP 2004212882A JP 2003002483 A JP2003002483 A JP 2003002483A JP 2003002483 A JP2003002483 A JP 2003002483A JP 2004212882 A JP2004212882 A JP 2004212882A
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俊 香山
Yukiko Shimizu
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Abstract

【課題】小型化および薄型化が図れ、手動ではなく短時間通電するだけで光路系の光路を開閉することができる光路レンズ開閉装置を提供すること。
【解決手段】ロック機構部54は、回転駆動体45の閉鎖部140の近傍にある回転駆動体45の縁部分に凹凸形状に形成されているカム部46であり、回転駆動体45が第1回転位置P1と第2回転位置P2のいずれの状態にあってもベース40の領域内に位置されているカム部46と、ベース40の領域内おいてベース40に対して回転可能に取り付けられている回転カム130であって、カム部46にかみ合うことで回転駆動体45の開放部47をベース40の開口部41に合わせた状態になるように付勢部材の付勢力による回転駆動体45の回転動作を阻止し、そして再び形状記憶合金部材50に通電された時には回転駆動体45の回転動作の阻止を解除する回転カム130とを有している。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばデジタルスチルカメラのような光学系の光路を有する電子機器に装着される光路開閉装置および光路開閉装置を有する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学系の光路を有する電子機器としては、たとえばスチルカメラがある。このスチルカメラは、光学系の光路の開閉を行うために手動方式のレンズバリア部材を有している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−237658号公報(第3頁乃至第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の手動方式のレンズバリアを有するスチルカメラには、レンズバリアの手動動作用のレバーが必要になり、この種の手動レンズバリアを有する開閉装置は、小型化および薄型化が難しい。しかも、このような光学系の光路を開閉する開閉装置の動作は自動化することが望まれている。
そこで本発明は上記課題を解消し、小型化および薄型化が図れ、手動ではなく短時間通電するだけで光学系の光路を開閉することができる光路レンズ開閉装置および光路レンズ開閉装置を有する電子機器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、光学系の光路を開閉するための光路開閉装置であり、前記光学系の光路を通すための開口部を有するベースと、前記ベースに対して回転軸を用いて回転可能に取り付けられる回転駆動体であって、全閉のための第1回転位置では前記ベースの前記開口部を閉じるための閉鎖部と、全開のための第2回転位置では前記ベースの前記開口部を開くための開放部と、を有する前記回転駆動体と、前記回転駆動体を付勢力により前記第1回転位置に強制的に位置させる付勢部材と、前記回転駆動体と前記ベースとの間に取り付けられて通電することで、前記付勢部材の前記付勢力に打ち勝って前記回転駆動体を前記第1回転位置から前記第2回転位置に回転させるための1本の形状記憶合金部材と、前記回転駆動体が前記第2回転位置に位置されて前記形状記憶合金部材への通電を停止した状態で、前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除して前記回転駆動体を前記付勢部材の前記付勢力により前記第2回転位置から前記第1回転位置に回転させるためのロック機構部と、を備え、前記ロック機構部は、前記回転駆動体の前記閉鎖部の近傍にある前記回転駆動体の縁部分に凹凸形状に形成されているカム部であり、前記回転駆動体が前記第1回転位置と前記第2回転位置のいずれの状態にあっても前記ベースの領域内に位置されている前記カム部と、前記ベースの領域内おいて前記ベースに対して回転可能に取り付けられている回転カムであって、前記カム部にかみ合うことで前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、そして再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除する前記回転カムと、を有していることを特徴とする光路開閉装置である。
【0006】
請求項1では、ベースは光学系の光路を通すための開口部を有している。
回転駆動体は、ベースに対して回転軸を用いて回転可能に取り付けられている。この回転駆動体は、閉鎖部と開放部を有している。回転駆動体の閉鎖部は、光路の全閉のための第1回転位置ではベースの開口部を閉じる。回転駆動体の開放部は、光路の全開のための第2回転位置ではベースの開口部を開くようになっている。
付勢部材は、回転駆動体を付勢力により第1回転位置に強制的に位置させる。
一本の形状記憶合金部材は、回転駆動体とベースとの間に取り付けられて通電することで、付勢部材の付勢力に打ち勝って第1駆動体を第1回転位置から第2回転位置に回転させる。
ロック機構部は、回転駆動体が第2回転位置に位置されて形状記憶合金部材の通電を停止した状態で、回転駆動体の開放部をベースの開口部に合わせた状態になるように付勢部材の付勢力による回転駆動体の回転動作を阻止する。そしてロック機構部は、再び形状記憶合金部材に通電されたときには回転駆動体の回転動作の阻止を解除して回転駆動体を付勢部材の付勢力により第2回転位置から第1回転位置に回転復帰させる。
【0007】
これにより、1本の形状記憶合金部材に対して通電を停止した状態では、回転駆動体は第2回転位置に位置されている。ロック機構部は、回転駆動体の開放部をベースの開口部に合わせた状態になるようにして開口部を全開し、付勢部材の付勢力により回転駆動体の回転動作が阻止される。
そして、ロック機構部は、再び形状記憶合金部材に通電されたときには回転駆動体の回転動作の阻止を解除する。これによって回転駆動体は付勢部材の付勢力により第2回転位置から第1回転位置に回転復帰される。従って、回転駆動体の閉鎖部は第1回転位置に位置されて、この閉鎖部は光学系の光路を全閉することができる。
【0008】
このように1本の形状記憶合金部材に対する通電を停止した状態で回転駆動体の開放部とベースの開口部が合うので、形状記憶合金部材への通電が無い状態で光学系の光路を全開することができる。つまり形状記憶合金部材に対して通電せずに通電電力の消費を無くした状態で光学系の光路を全開することができる。
そして、光学系の光路を閉じる場合には、再び形状記憶合金部材に通電すれば、付勢部材の付勢力により回転駆動体が第2回転位置から第1回転位置に回転するので、回転駆動体の閉鎖部が光路を全閉する。この光学系の光路の全閉状態は、形状記憶合金部材の通電を停止した状態でも維持することができる。すなわち回転駆動体は付勢部材の付勢力により回転駆動体を第1回転位置に位置させるのである。
【0009】
このことから、1本の形状記憶合金部材に対して1度短時間通電すれば、1本の形状記憶合金部材は、付勢部材の付勢力に打ち勝って回転駆動体を第1回転位置から第2回転位置に回転して光学系の光路を全開することができる。そしてもう1度1本の形状記憶合金部材に短時間通電することにより、回転駆動体は第2回転位置から第1回転位置に移動して付勢部材の付勢力を用いて回転駆動体を第1回転位置に位置決めして光学系の光路を全閉した状態を維持する。1本の形状記憶合金部材に対する通電時間が非常に短いので、省電力化が図れる。そして1本の形状記憶合金部材を通電動作型のアクチュエータとして用いるだけであるので、構造が非常に簡単になり、光路開閉装置の部品点数も少なく小型化および薄型化が図れる。
【0010】
また、ロック機構部のカム部は、回転駆動体の閉鎖部の近傍にある回転駆動体の縁部分に凹凸形状に形成されている。しかもこのカム部は、回転駆動体が第1回転位置と第2回転位置のいずれの状態にあってもベースの領域内に位置されている。このことからカム部がベースの領域の外に出て位置されることがないので、光路開閉装置の小型化を図ることができる。
さらにロック機構部の回転カムは、ベースの領域内においてベースに対して回転可能に取り付けられている。このことから、回転カムのベースの領域の外に出て回転動作することがないので、光路開閉装置の小型化を図ることができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載の光路開閉装置において、前記ベースは電気絶縁材料で作られており、前記ベースの前記開口部は、前記ベースの中心部に円形状に形成されており、前記回転駆動体は平板状の部材であり、前記回転駆動体の前記開放部は、前記開口部の開口面積よりも大きい開口面積を有する穴である。
【0012】
請求項2では、ベースは電気絶縁材料により作られている。ベースの開口部はベースの中心部に円形状に形成されている。回転駆動体は平板状の部材であり、回転駆動体の開放部はベースの開口部の開口面積よりも大きい開口面積を有している。回転駆動体が平板状の部材でありベースも平板状であることから、光路開閉装置の薄型化を図ることができる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1に記載の光路開閉装置において、前記付勢部材はねじりコイルばねであり、前記付勢部材の一端部は前記回転駆動体に取り付けられ、前記付勢部材の他端部は前記ベース側に取り付けられ、前記付勢部材の中心部は前記ベースに固定されている。
【0014】
請求項3では、付勢部材はねじりコイルばねであり、付勢部材の一端部が回転駆動体に取り付けられ付勢部材の他端部はベースに取り付けられている。付勢部材の中心部はベースに固定されている。付勢部材がねじりコイルばねであるので、ベースが平板状でありしかも回転駆動体も平板状の部材であることから、光路開閉装置の薄型化および小型化を図ることができる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1に記載の光路開閉装置において、1本の前記形状記憶合金部材の中間部が、前記回転駆動体の端部に固定されており、前記形状記憶合金部材の第1端部が前記ベース側の通電用電極に固定され、前記形状記憶合金部材の第2端部が前記ベース側の固定部に固定されており、前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第1端部の間の第1区間部分には、前記ベース側の前記通電用電極と前記前記形状記憶合金部材の前記中間部から通電され、前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第2端部の間の第2区間部分は、非通電部分である。
【0016】
請求項4では、1本の形状記憶合金部材の中間部が、回転駆動体の端部に固定されている。形状記憶合金部材の第1端部がベース側の通電用電極に固定されており、かつ形状記憶合金部材の第2端部がベース側の固定部に固定されている。
形状記憶合金部材の中間部と第1端部の間の第1区間部分には、ベース側の通電用電極と形状記憶合金部材の中間部から通電されるが、形状記憶合金部材の中間部と第2端部の間の第2区間部分は、通電されない非通電部分である。
これにより、回転駆動体が第1回転位置に位置していて、光学系の光路が全閉状態の場合において、形状記憶合金部材の第1区間部分には通電されていない状態では、形状記憶合金部材の第1区間部分と第2区間部分は、回転駆動体を中立状態でベースに対して保持することができる。このことから周囲温度がかなり上昇してしまい、たとえば形状記憶合金部材が55℃で変態を起こしたとしても、回転駆動体の端部の位置は中立状態にあるので、回転駆動体が第1回転位置から移動することが無い。従って光学系の光路の全閉状態は、周囲温度の上昇にも関わらず確実に維持することができる。
このようにして、形状記憶合金部材の第1区間部分と第2区間部分は、通電しない場合には、周囲温度の変化にも関わらず回転駆動体の端部の位置を維持することができ、この第2区間部分はいわゆる温度補償部の役割を果たしている。
【0017】
請求項5の発明は、光学系の光路を開閉するための光路開閉装置を有する電子機器であり、前記光路開閉装置は、前記光学系の光路を通すための開口部を有するベースと、前記ベースに対して回転軸を用いて回転可能に取り付けられる回転駆動体であって、全閉のための第1回転位置では前記ベースの前記開口部を閉じるための閉鎖部と、全開のための第2回転位置では前記ベースの前記開口部を開くための開放部と、を有する前記回転駆動体と、前記回転駆動体を付勢力により前記第1回転位置に強制的に位置させる付勢部材と、前記回転駆動体と前記ベースとの間に取り付けられて通電することで、前記付勢部材の前記付勢力に打ち勝って前記回転駆動体を前記第1回転位置から前記第2回転位置に回転させるための1本の形状記憶合金部材と、前記回転駆動体が前記第2回転位置に位置されて前記形状記憶合金部材への通電を停止した状態で、前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除して前記回転駆動体を前記付勢部材の前記付勢力により前記第2回転位置から前記第1回転位置に回転させるためのロック機構部と、を備え、前記ロック機構部は、前記回転駆動体の前記閉鎖部の近傍にある前記回転駆動体の縁部分に凹凸形状に形成されているカム部であり、前記回転駆動体が前記第1回転位置と前記第2回転位置のいずれの状態にあっても前記ベースの領域内に位置されている前記カム部と、前記ベースの領域内おいて前記ベースに対して回転可能に取り付けられている回転カムであって、前記カム部にかみ合うことで前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、そして再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除する前記回転カムと、を有していることを特徴とする光路開閉装置を有する電子機器である。
【0018】
請求項5では、ベースは光学系の光路を通すための開口部を有している。
回転駆動体は、ベースに対して回転軸を用いて回転可能に取り付けられている。この回転駆動体は、閉鎖部と開放部を有している。回転駆動体の閉鎖部は、光路の全閉のための第1回転位置ではベースの開口部を閉じる。回転駆動体の開放部は、光路の全開のための第2回転位置ではベースの開口部を開くようになっている。
付勢部材は、回転駆動体を付勢力により第1回転位置に強制的に位置させる。
一本の形状記憶合金部材は、回転駆動体とベースとの間に取り付けられて通電することで、付勢部材の付勢力に打ち勝って第1駆動体を第1回転位置から第2回転位置に回転させる。
ロック機構部は、回転駆動体が第2回転位置に位置されて形状記憶合金部材の通電を停止した状態で、回転駆動体の開放部をベースの開口部に合わせた状態になるように付勢部材の付勢力による回転駆動体の回転動作を阻止する。そしてロック機構部は、再び形状記憶合金部材に通電されたときには回転駆動体の回転動作の阻止を解除して回転駆動体を付勢部材の付勢力により第2回転位置から第1回転位置に回転復帰させる。
【0019】
これにより、1本の形状記憶合金部材に対して通電を停止した状態では、回転駆動体は第2回転位置に位置されている。ロック機構部は、回転駆動体の開放部をベースの開口部に合わせた状態になるようにして開口部を全開し、付勢部材の付勢力により回転駆動体の回転動作が阻止される。
そして、ロック機構部は、再び形状記憶合金部材に通電されたときには回転駆動体の回転動作の阻止を解除する。これによって回転駆動体は付勢部材の付勢力により第2回転位置から第1回転位置に回転復帰される。従って、回転駆動体の閉鎖部は第1回転位置に位置されて、この閉鎖部は光学系の光路を全閉することができる。
【0020】
このように1本の形状記憶合金部材に対する通電を停止した状態で回転駆動体の開放部とベースの開口部が合うので、形状記憶合金部材への通電が無い状態で光学系の光路を全開することができる。つまり形状記憶合金部材に対して通電せずに通電電力の消費を無くした状態で光学系の光路を全開することができる。
そして、光学系の光路を閉じる場合には、再び形状記憶合金部材に通電すれば、付勢部材の付勢力により回転駆動体が第2回転位置から第1回転位置に回転するので、回転駆動体の閉鎖部が光路を全閉する。この光学系の光路の全閉状態は、形状記憶合金部材の通電を停止した状態でも維持することができる。すなわち回転駆動体は付勢部材の付勢力により回転駆動体を第1回転位置に位置させるのである。
【0021】
このことから、1本の形状記憶合金部材に対して1度短時間通電すれば、1本の形状記憶合金部材は、付勢部材の付勢力に打ち勝って回転駆動体を第1回転位置から第2回転位置に回転して光学系の光路を全開することができる。そしてもう1度1本の形状記憶合金部材に短時間通電することにより、回転駆動体は第2回転位置から第1回転位置に移動して付勢部材の付勢力を用いて回転駆動体を第1回転位置に位置決めして光学系の光路を全閉した状態を維持する。1本の形状記憶合金部材に対する通電時間が非常に短いので、省電力化が図れる。そして1本の形状記憶合金部材を通電動作型のアクチュエータとして用いるだけであるので、構造が非常に簡単になり、光路開閉装置の部品点数も少なく小型化および薄型化が図れる。
【0022】
また、ロック機構部のカム部は、回転駆動体の閉鎖部の近傍にある回転駆動体の縁部分に凹凸形状に形成されている。しかもこのカム部は、回転駆動体が第1回転位置と第2回転位置のいずれの状態にあってもベースの領域内に位置されている。このことからカム部がベースの領域の外に出て位置されることがないので、光路開閉装置の小型化を図ることができる。
さらにロック機構部の回転カムは、ベースの領域内においてベースに対して回転可能に取り付けられている。このことから、回転カムのベースの領域の外に出て回転動作することがないので、光路開閉装置の小型化を図ることができる。
【0023】
請求項6の発明は、請求項5に記載の光路開閉装置を有する電子機器において、前記ベースは電気絶縁材料で作られており、前記ベースの前記開口部は、前記ベースの中心部に円形状に形成されており、前記回転駆動体は平板状の部材であり、前記回転駆動体の前記開放部は、前記開口部の開口面積よりも大きい開口面積を有する穴である。
【0024】
請求項6では、ベースは電気絶縁材料により作られている。ベースの開口部はベースの中心部に円形状に形成されている。回転駆動体は平板状の部材であり、回転駆動体の開放部はベースの開口部の開口面積よりも大きい開口面積を有している。回転駆動体が平板状の部材でありベースも平板状であることから、光路開閉装置の薄型化を図ることができる。
【0025】
請求項7の発明は、請求項5に記載の光路開閉装置を有する電子機器において、前記付勢部材はねじりコイルばねであり、前記付勢部材の一端部は前記回転駆動体に取り付けられ、前記付勢部材の他端部は前記ベース側に取り付けられ、前記付勢部材の中心部は前記ベースに固定されている。
【0026】
請求項7では、付勢部材はねじりコイルばねであり、付勢部材の一端部が回転駆動体に取り付けられ付勢部材の他端部はベースに取り付けられている。付勢部材の中心部はベースに固定されている。付勢部材がねじりコイルばねであるので、ベースが平板状でありしかも回転駆動体も平板状の部材であることから、光路開閉装置の薄型化および小型化を図ることができる。
【0027】
請求項8の発明は、請求項5に記載の光路開閉装置を有する電子機器において、1本の前記形状記憶合金部材の中間部が、前記回転駆動体の端部に固定されており、前記形状記憶合金部材の第1端部が前記ベース側の通電用電極に固定され、前記形状記憶合金部材の第2端部が前記ベース側の固定部に固定されており、前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第1端部の間の第1区間部分には、前記ベース側の前記通電用電極と前記前記形状記憶合金部材の前記中間部から通電され、前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第2端部の間の第2区間部分は、非通電部分である。
【0028】
請求項8では、1本の形状記憶合金部材の中間部が、回転駆動体の端部に固定されている。形状記憶合金部材の第1端部がベース側の通電用電極に固定されており、かつ形状記憶合金部材の第2端部がベース側の固定部に固定されている。
形状記憶合金部材の中間部と第1端部の間の第1区間部分には、ベース側の通電用電極と形状記憶合金部材の中間部から通電されるが、形状記憶合金部材の中間部と第2端部の間の第2区間部分は、通電されない非通電部分である。
これにより、回転駆動体が第1回転位置に位置していて、光学系の光路が全閉状態の場合において、形状記憶合金部材の第1区間部分には通電されていない状態では、形状記憶合金部材の第1区間部分と第2区間部分は、回転駆動体を中立状態でベースに対して保持することができる。このことから周囲温度がかなり上昇してしまい、たとえば形状記憶合金部材が55℃で変態を起こしたとしても、回転駆動体の端部の位置は中立状態にあるので、回転駆動体が第1回転位置から移動することが無い。従って光学系の光路の全閉状態は、周囲温度の上昇にも関わらず確実に維持することができる。
このようにして、形状記憶合金部材の第1区間部分と第2区間部分は、通電しない場合には、周囲温度の変化にも関わらず回転駆動体の端部の位置を維持することができ、この第2区間部分はいわゆる温度補償部の役割を果たしている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0030】
図1と図2は、本発明の光路開閉装置を有する電子機器の好ましい実施の形態を示している。
図1と図2の電子機器は、いわゆるデジタルスチルカメラであり、このデジタルスチルカメラ10は、概略的には筐体12、マイクロホン16、フラッシュ発光部18、シャッターボタン20、モード切り換えのためのモードスイッチ22、スピーカ24、表示部26、レンズ搭載部28、光路開閉装置30等を有している。光路開閉装置30は、レンズ搭載部28の中に搭載されている。
【0031】
図3は、図1のデジタルスチルカメラ10のレンズ搭載部28付近の構造例を示している。
光路開閉装置30は、たとえば好ましくはレンズカバー43に対して光学系の光路CLに沿って配列されている。光路開閉装置30のベース40の後ろ側には、比較的小さいサイズのレンズ44が配置されている。ベース40の開口部41は、このレンズ44の光路CLに対応する位置にある。
【0032】
図4乃至図7は、本発明の光路開閉装置30の具体的な構造例を示している。
図4では、光路開閉装置30が全閉(OFF)状態S1を示しており、図5では、光路開閉装置30が全開(ON)状態S2を示している。図6では、光路開閉装置30が全開(ON)でありかつロックされた状態S3を示しており、図7では、光路開閉装置30が全開状態から全閉状態への移行状態S4を示している。
図4に示す全閉状態S1から図7に示す全開から全閉への移行状態S4が、図8に示すように繰り返して行われる。
【0033】
まず図4を参照しながら、光路開閉装置30の構造について説明する。
光路開閉装置30は、概略的にはベース40、回転駆動体45、付勢部材48、1本の形状記憶合金部材50、そしてロック機構部54を有している。
図4に示すベース40について説明する。
ベース40は、図9に示すようなほぼ薄板状の部材である。このベース40は好ましくは電気絶縁材料、たとえばプラスチックやセラミックス等により作られている。ベース40をプラスチックで形成する場合には、たとえばポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)等を採用することができる。
【0034】
図9に示すように、円盤状のベース40は、平坦な取り付け部分41A,41B,41C,41Dを有している。ベース40の最も広い取り付け部41Dの中心部分には、円形状の開口部41が形成されている。この円形状の開口部41は通し穴になっている。
図9に示すように、取り付け部41Aには2本のボス41Rが突出して形成されている。取り付け部41Bには2本のボス41Tが形成されている。取り付け部41Cには2本のボス41S,41Uが突出して設けられている。取り付け部41Dには1本のボス41Vと穴41Hが設けられている。
【0035】
図10は、図4のターミナル部材64を示している。このターミナル部材64は、図9に示すベース40の取り付け部41Aにおいてボス41Rを用いて取り付けて固定される。このために、図10のターミナル部材64は、2つのボス41Rを挿入するための2つの穴64Aを有している。ターミナル部材64は、通電用電極64Gを有している。
図11は、別のターミナル部材65を示している。このターミナル部材65は、穴65Hを有している。ターミナル部材65は、図9に示すベース40の取り付け部41Bに取り付けられる部材である。ターミナル部材65の穴65Hには、取り付け部41Bのボス41Tがそれぞれ挿入して取り付けられている。ターミナル部材65は、固定部65Gを有している。
【0036】
図12は、図4に示す回転駆動体45と1本の形状記憶合金部材50を示している。
まず図4と図12に示す回転駆動体45について説明する。
回転駆動体45は、アームとも呼ばれており、たとえばステンレス鋼により作られている。回転駆動体45は、端部45A、カム部46および開放部47と、穴60を有している。
穴60は、図4に示すようにピン63を用いて、図9のベース40の穴41Hに対して回転可能に差し込まれて取り付けられている。従って穴60の中心が図4に示すように回転駆動体45の回転中心RLである。
【0037】
図4と図12に示す回転駆動体45の端部45Aは、1本の形状記憶合金部材50の中間部110を固定している部分である。この端部45Aは、たとえばU字型に折り曲げることにより形状記憶合金部材50の中間部110を機械的に固定している。
図4と図12に示す回転駆動体45の開放部47は、ほぼ長い楕円形状の穴である。この開放部47は、好ましくは回転中心RLを中心とする円弧状に形成されている。開放部47は、図5に示すようにベース40の開口部41と一致することにより、図3に示す光学系の光路CLを開くようになっている。
【0038】
次に、図4と図12に示す回転駆動体45のカム部46の形状について説明する。
カム部46は、図4と図12に示すように凹凸形状に形成されている。このカム部46は、溝部351,352、突部353,354,355、案内部69を有しており、これらの溝部351,352と突部353,354,355と案内部69は、回転駆動体45の縁部分に形成されている。このカム部46は、回転駆動体45の閉鎖部140の近傍の縁部分に形成されている。
【0039】
このカム部46は、ベース40の範囲内に位置している。すなわちカム部46が図4に示す第1回転位置P1の状態であっても、図5乃至図7に示す第2回転位置P2にあっても、いずれの状態においてもカム部46はベース40の領域内に位置している。
このことから、カム部46が凹凸形状であっても、このカム部46はベース40の領域から外にはみ出すことがないので、光路開閉装置30の回転駆動体45の回転半径方向に関する大きさをできるだけ小型化することができる。
【0040】
溝部351は、突部353,354の間に位置している。溝部352は、突部354,355の間に位置している。このカム部46は、後で説明する回転カム130に関わり合うことにより、回転駆動体45の回転阻止や回転解除を行うことができる。
回転駆動体45はさらに取り付け部63を有している。この取り付け部63には付勢部材48の一端部70を機械的に取り付けている。
【0041】
次に、図4と図12に示す1本の形状記憶合金部材50について説明する。
1本の形状記憶合金部材50は、中間部110、第1端部101、第2端部102を有している。中間部110は、図5に示すように回転駆動体45の端部45Aに対してねじ留めおよびカシメにより固定されている。
形状記憶合金部材50の第1端部101は、ターミナル部材64の取り付け部64Gによりねじ留めおよびカシメにより固定されている。形状記憶合金部材50の第2端部102は、ターミナル部材82の取り付け部103によりカシメおよびねじ留めにより固定されている。
【0042】
この1本の形状記憶合金部材50は、通電することにより引っ張り力を発揮するものである。1本の形状記憶合金部材50は、通電されることで超弾性を呈して、引っ張りコイルばねとして機能を発揮するものである。1本の形状記憶合金部材50は、たとえばTi(チタン)、Ni(ニッケル)及びCu(銅)からなる合金部材である。しかし、これに限らず形状記憶合金部材50はNi,Tiの2元合金でもよい。
図12に示す形状記憶合金部材50は、たとえば線径が0.038mmと非常に小さく複数の巻数を有しているコイルばね状のものである。
図4には、この1本の形状記憶合金部材50の通電経路が図示されている。
【0043】
1本の形状記憶合金部材50の中間部110と第1端部101の区間は第1区間部分121と呼んでおり、中間部110と第2端部102の区間は第2区間部分122と呼んでいる。この第1区間部分121は、駆動制御部200からの通電により通電する部分であるが、第2区間部分122は、全く通電しない非通電部分である。
通電部分である第1区間部分121に対する通電は、図4に示すような矢印で示す経路で行う。駆動制御部200は、配線93、端子93A、ベース側の通電用の電極であるターミナル部材64の取り付け部64Gを経て、第1区間部分121の第1端部101に電気的に接続されている。第1区間部分121の中間部110は、回転駆動体45の端部45Aと回転駆動体45を経て、付勢部材70と取り付け部87と配線85を介して駆動制御部200に電気的に接続されている。
【0044】
駆動制御部200が通電電流を上述したような経路で図4に示すような矢印方向に通電することにより、一本の形状記憶合金部材50の第1区間部分121が引っ張り動作を発揮する。これに対して、第2区間部分122は常に通電されないので、通常のばねの機能を有する。
【0045】
これにより、回転駆動体45が図3に示す第1回転位置P1に位置していて、光学系の光路が全閉(OFF)状態の場合において、形状記憶合金部材50の第1区間部分121には通電されていない状態では、形状記憶合金部材50の第1区間部分121と第2区間部分122は、回転駆動体45を中立状態でベース40に対して保持することができる。このことから周囲温度がかなり上昇してしまい、たとえば形状記憶合金部材50が55℃で変態を起こしたとしても、回転駆動体45の端部45Aの位置は中立状態にあるので、回転駆動体45が第1回転位置P1から移動することが無い。従って光学系の光路が全閉状態を、周囲温度の上昇にも関わらず確実に維持することができる。
このようにして、形状記憶合金部材50の第1区間部分121と第2区間部分122は、通電しない場合には、周囲温度の変化にも関わらず回転駆動体45の端部45Aの位置を維持することができ、第2区間部分122はいわゆる温度補償部の役割を果たしている。
【0046】
次に、図4に示す付勢部材48について説明する。
付勢部材48は、図13により詳しい形状を示している。付勢部材48は、トーションばねあるいはねじりコイルばねであるが、この形状に限定されるものではなく、板ばねのようなものであっても勿論構わない。しかしこのようなねじりコイルばねを付勢部材48として用いることにより、付勢部材の小型化および薄型化を板状のばねに比べて図ることができる。
【0047】
付勢部材48は、一端部70と他端部71および中心部73を有している。一端部70は、図5に示すように、回転駆動体45の取り付け部64に対して取り付けられている。付勢部材48の他端部71は、後で説明するターミナル部材80の取り付け部81Aに対して取り付けられている。付勢部材48の中心部73は、ベース40のボス40Dに対して取り付けられている。この付勢部材48は、回転駆動体45を、図5に示す第1回転位置P1に付勢して位置決めさせる付勢力を発揮するものである。この付勢部材48は金属製であってもプラスチック製であって勿論構わない。
【0048】
なお、図4に示す各ボス41R,41Tおよび40Dは、頭部を潰した機械的なカシメによりそれぞれのターミナル部材64,65や付勢部材48を固定することもできるが、熱を加えて潰すような方式であっても勿論構わない。
ターミナル部材64と取り付け部材87は、たとえばステンレス鋼により作られている。回転駆動体45とターミナル部材64と取り付け部材87は、特に導電性を有する金属、たとえばステンレス鋼により作ることができる。ターミナル部材65は、導電性を有しない金属以外のプラスチックやセラミックスで作っても勿論構わない。
【0049】
次に、図4のロック機構部54の回転カム130について説明する。
ロック機構部54は、回転カム130と上述したカム部46により構成されている。図14はこの回転カム130の形状例を示している。
図14の回転カム130は、中央部に穴131を有している。この穴131には図4に示すベース40の穴に対してピン132を差し込むことにより、回転カム130は回転可能にベース40に対して固定される。
この回転カム130は、図14の中心軸Cを中心として180度対象形状を有している。従って1組の突出部133,133ともう1組の突出部135,135を有している。この回転カム130の各突出部133,135は、図4〜図7に示すカム部46の突部353,354,355および溝部351,352と案内部69に対して摺動することにより、後で説明するようなロック機構部54の機能を発揮する。この回転カム130はラッチとも呼んでいる。
【0050】
次に、上述した光路開閉装置30の動作について、図4乃至図7を参照しながら説明する。
すでに述べたように、図4は光路開閉装置30の全閉状態S1を示し、図5は、光路開閉装置30の全開(ON)状態S2を示し、図6は、光路開閉装置30の全開状態でかつロックされた状態S3を示し、図7は、全開状態から全閉状態への移行状態S4を示している。
【0051】
(1)全閉(OFF)状態S1
図4の全閉(OFF)状態では、第1区間部分121と第2区間部分122共に通電されていない状態である。
この全閉状態S1では、図4に示すように、回転駆動体45が第1回転位置P1に位置決めされている。すなわち回転駆動体45は、付勢部材48により時計回りCWに沿って付勢されている。この状態では回転駆動体45の閉鎖部140がベース40の開口部41を完全に閉鎖している。そして回転駆動体45の端部45Aは、ターミナル部材64とターミナル部材65の中間位置に位置されている。従って、形状記憶合金部材50の第1区間部分121と第2区間部分122のそれぞれの長さは同じである。
図4に示すロック機構部54の回転カム130は、カム部46の案内部69に沿って位置している。
このようにして、図4の全閉状態S1においては、図3に示す光学系の光路CLを完全に閉じた状態にある。この状態では図1に示すデジタルスチルカメラ10を使わないときのポジションである。
【0052】
(2)全開(ON)状態S2
図5に示す全開(ON)状態S2は、形状記憶合金部材50の第1区間部分121に対して図5の駆動制御部200から短時間通電することにより実現する。
つまり第1区間部分121が引っ張り力を発揮することにより、回転駆動体45は、反時計回りCCWに沿って回転中心RLを中心としてほぼ45度回転する。
これにより、回転カム130の一対の突出部133,135の間に、カム部46の突部355がはまり込んだ状態になる。回転駆動体45の反時計方向CCWへの回転を停止させる。この場合に、回転駆動体45は、第1区間部分121の引っ張り力により、付勢部材48および第2区間部分122の各々の引っ張り力に打ち勝って、回転駆動体45はほぼ45度くらい反時計方向CCWに沿って回転させることができる。
【0053】
このようにして回転駆動体45が回転しきったところで、回転駆動体45のカム部46の突部355と回転カム130の突出部133,135の間の凹部がかみ合って、ロック機構部54の回転カム130が回転駆動体45の反時計方向CCW方向に関する回転動作を阻止する。
全開(ON)状態S2では、ベース40の開口部41は、回転駆動体45の開放部47の中に位置している。
【0054】
(3)全開(ON)状態でロックされた状態S3
次に、図6に示すように全開(ON)でロックされた状態S3に移る。
この場合には、図5において第1区間部分121に通電していた状態を停止している。このように形状記憶合金部材50に対して通電を停止するのは、省電力化のためである。
これによって、図6に示すように第1区間部分121の引っ張り力が解除されることにより、回転駆動体45は付勢部材48および第2区間部分122の各力によりわずかな角度だけ時計方向CWに沿って回転する。しかしながら、回転カム130のもう一対の反対側の突出部133,135の間の凹部とカム部46の突部353がかみ合うことから、回転駆動体45のこれ以上の時計方向CWへの回転は停止(ロック)される。
【0055】
このような全開状態S3では、ベース40の開口部41と回転駆動体45の開放部47は依然として一致しているので光学系の光路CLは完全に開放状態になる。
図5では回転駆動体45は第2回転位置P2への移行位置P3に位置されているが、図6では回転駆動体45は第2回転位置P2にロックされた状態になる。
【0056】
(4)全開状態から全閉状態への移行状態S4
次に、図7に示すように全開状態から全閉状態への移行状態S4に移る。
この場合には、図4(C)の全開状態S3において、再び形状記憶合金部材50の第1区間部分121に対して再び短時間通電を行う。これによって図7に示すように第1区間部分121は再び引っ張り力を発揮するので、回転駆動体45は再び図7に示すように反時計方向CCWに対して付勢部材48および第2区間部分122の各力に打ち勝って回転する。
しかしながら、回転カム130の一方の突出部133と反対側に位置する突出部135が、それぞれカム部46の突部354,355にそれぞれ突き当たる。
【0057】
これによって、回転駆動体45はこれ以上反時計方向CCWに沿っては回転しないように、回転カム130が回転駆動体45の反時計方向CCWの回転動作を阻止することができる。そしてこの第1区間部分121に対する通電を停止すると、回転駆動体45は付勢部材48の力によりCW方向へ回転して復帰するとともに、回転カム130は回転駆動体45の回転につられてCCW1方向に回る。
このことから、回転駆動体45は図7の第1回転位置への移行位置P4から図4の第1回転位置P1に復帰して全閉(OFF)状態S1に戻る。
【0058】
第1区間部分121の引っ張り力が解除されるので、付勢部材48の付勢力と第2区間部分122の力により図4に示すように回転駆動体45の端部45Aが中央位置に戻る。この場合には、図4の回転カム130は、案内部69に沿って案内される。
【0059】
1本の形状記憶合金部材50に対して通電を停止した状態では、回転駆動体45は図6の第2回転位置P2に位置されている。ロック機構部54は、回転駆動体45の開放部47をベース40の開口部41に合わせた状態になるようにして、付勢部材48の付勢力により回転駆動体45の回転動作が阻止される。
そして、ロック機構部54は、再び形状記憶合金部材50に通電されたときには回転駆動体45の回転動作の阻止を解除する。これによって、回転駆動体45は付勢部材48の付勢力により第2回転位置P2から第1回転位置P1に回転復帰される。従って、回転駆動体45の閉鎖部140は第1回転位置P1に位置されて、この閉鎖部140は光学系の光路を全閉することができる。
【0060】
1本の形状記憶合金部材50に対する通電を停止した状態で回転駆動体45の開放部47とベース40の開口部41が合うので、形状記憶合金部材50への通電が無い状態で光学系の光路を全開することができる。つまり形状記憶合金部材50に対して通電せずに通電電力の消費を無くした状態で光学系の光路を全開することができる。
【0061】
そして、光学系の光路を閉じる場合には、形状記憶合金部材50に通電すれば、付勢部材48の付勢力により回転駆動体45が第2回転位置P2から第1回転位置P1に回転するので、回転駆動体45の閉鎖部140が光路を全閉する。この光学系の光路の全閉状態は、形状記憶合金部材50の通電を停止した状態でも維持することができる。
【0062】
このことから、1本の形状記憶合金部材50に対して1度通電すれば1本の形状記憶合金部材50は、付勢部材48の付勢力に打ち勝って回転駆動体45を第1回転位置P1から第2回転位置P2に回転して光学系の光路を全開することができる。そしてもう1度形状記憶合金部材50に通電することにより、回転駆動体45は第2回転位置P2から第1回転位置P1に移動して付勢部材48の付勢力を用いて回転駆動体45を第1回転位置P1に位置決めして光学系の光路を全閉した状態を維持する。
1本の形状記憶合金部材50に対する通電時間が非常に短いので、省電力化が図れる。そして1本の形状記憶合金部材50を通電動作型のアクチュエータとして用いるだけであるので、構造が非常に簡単になり、光路開閉装置30の部品点数も少なく小型化および薄型化が図れる。
【0063】
ベース40は電気絶縁材料により作られている。ベース40の開口部41はベース40の中心部に円形状に形成されている。回転駆動体45は平板状の部材であり、回転駆動体45の開放部47はベース40の開口部41の開口面積よりも大きい開口面積を有している。回転駆動体45が平板状の部材でありベース40も平板状であることから、光路開閉装置30の薄型化を図ることができる。
【0064】
付勢部材48はねじりコイルばねであり、付勢部材48の一端部が回転駆動体45に取り付けられ付勢部材48の他端部はベース40に取り付けられている。付勢部材48の中心部はベース40に固定されている。付勢部材48がねじりコイルばねであるので、ベース40が平板状でありしかも回転駆動体45も平板状の部材であることから、光路開閉装置30の薄型化および小型化を図ることができる。
【0065】
ロック機構部54はカム部46と回転カム130を有しているが、カム溝46は回転駆動体45に形成されている。回転カム130は、ベース40に対し回転可能に取り付けられている。この回転カム130は、カム溝46にかみ合うことで回転駆動体45の開放部47をベース40の開口部41に合わせた状態になるように付勢部材48の付勢力により回転駆動体45の回転動作を阻止する。そして回転カム130は、再び形状記憶合金部材50に通電された時には回転駆動体45の回転動作の阻止を解除することができる。
【0066】
回転駆動体45が第1回転位置P1に位置していて、光学系の光路が全閉状態の場合において、形状記憶合金部材50の第1区間部分121には通電されていない状態では、形状記憶合金部材50の第1区間部分121と第2区間部分122は、回転駆動体45を中立状態でベース40に対して保持することができる。このことから周囲温度がかなり上昇してしまい、たとえば形状記憶合金部材50が55℃で変態を起こしたとしても、回転駆動体45の端部45Aの位置は中立状態にあるので、回転駆動体45が第1回転位置P1から移動することが無い。従って光学系の光路が全閉状態を、周囲温度の上昇にも関わらず確実に維持することができる。
このようにして、形状記憶合金部材50の第1区間部分121と第2区間部分122は、通電しない場合には、周囲温度の変化にも関わらず回転駆動体45の端部45Aの位置を維持することができるいわゆる温度補償部の役割を果たしている。
【0067】
回転駆動体45と回転カム130は、ともに薄い板状のもので形成されているので、光路開閉装置30の薄型化および小型化を図ることができる。しかも回転駆動体45と回転カム130は、ベース40の領域内において回転する構造である。従って、回転カム130や回転駆動体45が動作する場合にベース40の領域からはみ出すことがないので、光路開閉装置30の小型化を図ることができる。
図示の実施例では、回転駆動体45の端部45Aが、ベース40の領域からはみ出して回転するようになっている。しかしこの端部45Aもベース40の領域内で回転移動できるようにすれば、さらに光路開閉装置30の小型化を図ることができるのである。
【0068】
ところで、回転駆動体45は、たとえば目立つ色、一例として黄色や赤などに着色しておけば、光学系の光路を閉鎖している状態か開放している状態かを人間が目視で簡単に認識できる効果がある。このように回転駆動体45に対して着色しておく理由としては、このような電子機器は小型化やインターネット等のネットワークの普及に伴い、犯罪に利用されてしまうケースが予想される。
しかし、このように回転駆動体45に対して着色しておけば、人間の目で見て光学系の光路が開放されている状態なのか閉じている状態なのかを回転駆動体45の位置により判りやすくすることができ、犯罪の防止効果を持たせることができる。つまり何も撮っていない状態では回転駆動体の黄色が良く見えることになり、撮影している状態であれば直接レンズが見えるようになるのである。
【0069】
本発明の実施の形態の光路開閉装置では、形状記憶合金部材50は必要な時だけ通電すれば良く、図4の全閉状態S1と図6の全開状態S3を維持するためには通電が不要である。このために光路開閉装置30における大幅な省電力化を測ることができる。
【0070】
ところで本発明の光路開閉装置は、デジタルスチルカメラのような電子機器に限らず、他の種類の電子機器たとえばカメラ機能付き携帯電話、ビデオカメラ、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ等、いずれにしてもレンズを含む光路系を備える全ての電子機器に対して適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、小型化および薄型化が図れ、手動ではなく短時間通電するだけで光路系の光路を開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光路開閉装置を有する電子機器の好ましい実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の後ろから見た斜視図。
【図3】光学系の光路および光路開閉装置を示す図。
【図4】光路開閉装置において全閉(OFF)状態S1を示す図。
【図5】光路開閉装置において全開(ON)状態S2を示す図。
【図6】光路開閉装置において全開(ON)でかつロックされた状態S3を示す図。
【図7】光路開閉装置において全開状態から全閉状態への移行状態S4を示す図。
【図8】光路開閉装置の動作手順を示す図。
【図9】光路開閉装置のベースの形状例を示す斜視図。
【図10】ターミナル部材を示す図。
【図11】別のターミナル部材を示す図。
【図12】回転駆動体および形状記憶合金部材を示す図。
【図13】付勢部材の一例を示す図。
【図14】回転カムの形状例を示す図。
【符号の説明】
10・・・デジタルスチルカメラ(電子機器の一例)、30・・・光路開閉装置、40・・・ベース、41・・・ベースの開口部、45・・・回転駆動体、46・・・カム部、47・・・回転駆動体の開放部、50・・・1本の形状記憶合金部材、54・・・ロック機構部、121・・・形状記憶合金部材の第1区間部分、122・・・形状記憶合金部材の第2区間部分、130・・・回転カム、140・・・回転駆動体の閉鎖部、P1・・・第1回転位置、P2・・・第2回転位置

Claims (8)

  1. 光学系の光路を開閉するための光路開閉装置であり、
    前記光学系の光路を通すための開口部を有するベースと、
    前記ベースに対して回転軸を用いて回転可能に取り付けられる回転駆動体であって、全閉のための第1回転位置では前記ベースの前記開口部を閉じるための閉鎖部と、全開のための第2回転位置では前記ベースの前記開口部を開くための開放部と、を有する前記回転駆動体と、
    前記回転駆動体を付勢力により前記第1回転位置に強制的に位置させる付勢部材と、
    前記回転駆動体と前記ベースとの間に取り付けられて通電することで、前記付勢部材の前記付勢力に打ち勝って前記回転駆動体を前記第1回転位置から前記第2回転位置に回転させるための1本の形状記憶合金部材と、
    前記回転駆動体が前記第2回転位置に位置されて前記形状記憶合金部材への通電を停止した状態で、前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除して前記回転駆動体を前記付勢部材の前記付勢力により前記第2回転位置から前記第1回転位置に回転させるためのロック機構部と、を備え、
    前記ロック機構部は、
    前記回転駆動体の前記閉鎖部の近傍にある前記回転駆動体の縁部分に凹凸形状に形成されているカム部であり、前記回転駆動体が前記第1回転位置と前記第2回転位置のいずれの状態にあっても前記ベースの領域内に位置されている前記カム部と、
    前記ベースの領域内おいて前記ベースに対して回転可能に取り付けられている回転カムであって、前記カム部にかみ合うことで前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、そして再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除する前記回転カムと、
    を有していることを特徴とする光路開閉装置。
  2. 前記ベースは電気絶縁材料で作られており、前記ベースの前記開口部は、前記ベースの中心部に円形状に形成されており、前記回転駆動体は平板状の部材であり、前記回転駆動体の前記開放部は、前記開口部の開口面積よりも大きい開口面積を有する穴である請求項1に記載の光路開閉装置。
  3. 前記付勢部材はねじりコイルばねであり、前記付勢部材の一端部は前記回転駆動体に取り付けられ、前記付勢部材の他端部は前記ベース側に取り付けられ、前記付勢部材の中心部は前記ベースに固定されている請求項1に記載の光路開閉装置。
  4. 1本の前記形状記憶合金部材の中間部が、前記回転駆動体の端部に固定されており、前記形状記憶合金部材の第1端部が前記ベース側の通電用電極に固定され、前記形状記憶合金部材の第2端部が前記ベース側の固定部に固定されており、
    前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第1端部の間の第1区間部分には、前記ベース側の前記通電用電極と前記前記形状記憶合金部材の前記中間部から通電され、前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第2端部の間の第2区間部分は、非通電部分である請求項1に記載の光路開閉装置。
  5. 光学系の光路を開閉するための光路開閉装置を有する電子機器であり、
    前記光路開閉装置は、
    前記光学系の光路を通すための開口部を有するベースと、
    前記ベースに対して回転軸を用いて回転可能に取り付けられる回転駆動体であって、全閉のための第1回転位置では前記ベースの前記開口部を閉じるための閉鎖部と、全開のための第2回転位置では前記ベースの前記開口部を開くための開放部と、を有する前記回転駆動体と、
    前記回転駆動体を付勢力により前記第1回転位置に強制的に位置させる付勢部材と、
    前記回転駆動体と前記ベースとの間に取り付けられて通電することで、前記付勢部材の前記付勢力に打ち勝って前記回転駆動体を前記第1回転位置から前記第2回転位置に回転させるための1本の形状記憶合金部材と、
    前記回転駆動体が前記第2回転位置に位置されて前記形状記憶合金部材への通電を停止した状態で、前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除して前記回転駆動体を前記付勢部材の前記付勢力により前記第2回転位置から前記第1回転位置に回転させるためのロック機構部と、を備え、
    前記ロック機構部は、
    前記回転駆動体の前記閉鎖部の近傍にある前記回転駆動体の縁部分に凹凸形状に形成されているカム部であり、前記回転駆動体が前記第1回転位置と前記第2回転位置のいずれの状態にあっても前記ベースの領域内に位置されている前記カム部と、
    前記ベースの領域内おいて前記ベースに対して回転可能に取り付けられている回転カムであって、前記カム部にかみ合うことで前記回転駆動体の開放部を前記ベースの前記開口部に合わせた状態になるように前記付勢部材の前記付勢力による前記回転駆動体の回転動作を阻止し、そして再び前記形状記憶合金部材に通電された時には前記回転駆動体の回転動作の阻止を解除する前記回転カムと、
    を有していることを特徴とする光路開閉装置を有する電子機器。
  6. 前記ベースは電気絶縁材料で作られており、前記ベースの前記開口部は、前記ベースの中心部に円形状に形成されており、前記回転駆動体は平板状の部材であり、前記回転駆動体の前記開放部は、前記開口部の開口面積よりも大きい開口面積を有する穴である請求項5に記載の光路開閉装置を有する電子機器。
  7. 前記付勢部材はねじりコイルばねであり、前記付勢部材の一端部は前記回転駆動体に取り付けられ、前記付勢部材の他端部は前記ベース側に取り付けられ、前記付勢部材の中心部は前記ベースに固定されている請求項5に記載の光路開閉装置を有する電子機器。
  8. 1本の前記形状記憶合金部材の中間部が、前記回転駆動体の端部に固定されており、前記形状記憶合金部材の第1端部が前記ベース側の通電用電極に固定され、前記形状記憶合金部材の第2端部が前記ベース側の固定部に固定されており、
    前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第1端部の間の第1区間部分には、前記ベース側の前記通電用電極と前記前記形状記憶合金部材の前記中間部から通電され、前記形状記憶合金部材の前記中間部と前記第2端部の間の第2区間部分は、非通電部分である請求項5に記載の光路開閉装置を有する電子機器。
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