JP2004211852A - 無段変速機 - Google Patents

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    • F16H37/086CVT using two coaxial friction members cooperating with at least one intermediate friction member

Abstract

【課題】無段変速機において、軸の撓みを防止できる軽量コンパクトな補軸の構造を得る。
【解決手段】変速比無限大無段変速機1は、無段変速機構4と遊星歯車機構5に原動機2の動力を並列的に伝達する補軸3を備える。補軸は、一端側で原動機、中間位置で無段変速機構、他端側で遊星歯車機構にそれぞれ駆動連結機構31,34,35を介して連結されている。補軸を、その両端部に駆動連結機構の伝達部材34A,35Aを備える軸部分3Aと、それに動力伝達可能に嵌め合い連結され、連結部とは反対側の端部に駆動連結機構の伝達部材31Aを備える軸部分3Bとに分割した。これにより、補軸の撓みを防止できる軽量コンパクトな構造となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機に関し、特に無段変速機構と遊星歯車機構とを組み合わせた無段変速機の補軸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用自動無段変速機として、無段変速機構と遊星歯車機構を組み合わせ、変速機にトルク循環を生じさせることで出力回転0の状態(ギヤニュートラル)をを含む変速状態を実現できる態様(以下、ロー(low)モードという)と、エンジントルクを専ら無段変速機構を経てダイレクトに出力する態様(以下、ハイ(high)モードという)との切替が可能ないわゆる変速比無限大無段変速機(IVT:Infinitely Variable Transmission)が知られている。こうしたIVTにおける一形式として、無段変速機構にフルトロイダル式の無段変速ユニット(バリエータ)を用いたものがある(非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
「KOYO Engineering Journal」, No.160,2001年,p.25−30
【0004】
前記バリエータは、その出力軸の両端に出力ディスクを対向させて配置し、これら出力ディスクの間にそれぞれが出力ディスクに向かい合うよう入力ディスクを配置し、これにより対向して対をなす両入力ディスクと出力ディスクの間にそれぞれパワーローラを配置した構成とされている。これら入力ディスクは、バリエータ出力軸の外周に共転可能に配置された入力軸に対して固定されている。このバリエータにおける入力ディスクの回転トルクは、パワーローラを介して出力ディスクに伝達される。この際、パワーローラの傾きを変化させることで、入力ディスクと出力ディスクとの間の変速比を無段階に変化させることが可能となっている。
【0005】
このバリエータを無段変速機構とするIVTでは、バリエータの出力軸(バリエータ出力軸)は、遊星歯車ユニットのサンギヤに連結されている。また、無段変速機の出力軸(最終出力軸)は、遊星歯車ユニットのサンギヤにハイモードクラッチを介して、またリングギヤにローモードクラッチを介して選択的に連結される。
【0006】
こうした構成からなるIVTでは、エンジンの出力トルクは、無段変速機の入力軸(駆動力入力軸)を介してバリエータと、このバリエータ後に配置された遊星歯車ユニットのキャリア軸に同時に伝達されるが、このIVTは、駆動力入力軸、バリエータ出力軸(遊星歯車ユニットのサンギヤと一体化)、最終出力軸が同一軸線上に配置されるため、このバリエータ出力軸と並行して補軸が配置されている。補軸は、片方の端にエンジントルクを入力するための歯車(エンジントルク入力ギヤ)を有し、他方の端にエンジントルクを遊星歯車ユニットへ伝達するための歯車(遊星歯車ユニット側出力ギヤ)を有し、補軸の中央付近には、エンジントルクをバリエータへ伝達するための歯車(バリエータ側出力ギヤ)を有している。
【0007】
この補軸は、入力されたエンジントルクをバリエータへ伝達すると同時に遊星歯車ユニットへも伝達するために、1本の軸に3つのギヤ(歯車)を有するという特徴を持つ。具体的には、補軸の片端に設けられた遊星歯車ユニット側出力ギヤは、遊星歯車ユニットのキャリアに連結されたギヤ(歯車)と噛み合い、補軸中央付近に設けられたバリエータ側ギヤは、バリエータ入力軸に設けられたギヤ(歯車)と噛み合う。この補軸の働きにより、エンジントルクが車軸へ伝達される経路が、バリエータを介して遊星歯車ユニットへ伝達される経路と、エンジンから直接遊星歯車ユニットへ伝達される経路との2つに分割され、遊星歯車ユニットで再び1つに合成され、その結果、変速比無限大の達成を可能とするトルク循環というIVT特有の作用が実現されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、補軸は1本の軸の両端と中央付近に歯車を有する特異な構造となり、変速機への組付けに際しては、3つの歯車の噛合わせに配慮しなければならないため、作業が困難であるばかりでなく、1本の軸に対する3つのギヤの加工精度を保たなければならないため、これが製造コストを上昇させる原因となる。
【0009】
また、変速機の運転時には、この補軸は、1本の軸が3箇所の歯車から同時に径方向荷重を受けるため、軸に撓みが生じやすいという問題点もある。例えば補軸の両端の2箇所を軸受により支持する構造とすると、補軸中央付近に配置した歯車から受ける径方向荷重に対して補軸が撓みやすくなる。この補軸の撓みを防止するために、軸径を太くして剛性を上げると、コンパクト性に欠け、重量も増加する。また、補軸の両端と中央付近の3箇所で軸受支持とすると、1本の軸を3箇所で支持する構造となってしまう。軸は2箇所の支持点によってその軸の位置が幾何学的に決定されるため、1本の軸を3点で支持する場合は、支持位置が高精度で位置決めされる必要がある。そうでないといずれかの軸受に荷重の偏りが生じ軸の回転効率が低下し、ひいてはトランスミッションのトルク伝達効率を低下させる原因となる。しかしながら、実際の製造時には組み付け誤差や製造誤差等があり、3箇所の支持位置を高精度に決定することは困難である。こうした問題は、歯車に代えてスプロケットを用い、それらにチェーンを巻き掛けたチェーン伝動機構とした場合や、歯車に代えてプーリを用い、それらにベルトを巻き掛けたベルト伝動機構とした場合についても生じ、他の一般的並行軸駆動連結機構に共通して生じる問題である。
【0010】
本発明は上記課題に鑑み、軸の両端及び中央付近に歯車等の並行軸駆動連結機構の伝達部材を有する無段変速機の補軸として、組み付けが容易で、かつ、軸の径方向の撓みを防止できる軽量コンパクトな補軸の構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的は、原動機に連結される無段変速機構と遊星歯車機構とを備え、原動機の動力を並行軸を介して無段変速機構と遊星歯車機構とに並列的に伝達すべく、前記並行軸が、その一端側で原動機、中間位置で無段変速機構、他端側で遊星歯車機構にそれぞれ並行軸駆動連結機構を介して連結された無段変速機において、前記並行軸は、それぞれが並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える複数の軸部分に分割され、前記伝達部材に隣接する部分で変速機のケースに軸受支持され、相互に動力伝達可能に嵌め合い連結されたことを特徴とする構成により達成される。
【0012】
また、前記の目的は、原動機に連結される無段変速機構と遊星歯車機構とを備え、原動機の動力を並行軸を介して無段変速機構と遊星歯車機構とに並列的に伝達すべく、前記並行軸が、その一端側で原動機、中間位置で無段変速機構、他端側で遊星歯車機構にそれぞれ並行軸駆動連結機構を介して連結された無段変速機において、前記並行軸は、その両端部に並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える第1の軸部分と、該第1の軸部分に動力伝達可能に嵌合い連結され、第1の軸部分に対する連結部とは反対側の端部に並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える第2の軸部分とに分割されたことを特徴とする構成により達成される。この構成において、前記第1の軸部分は、その両端部を変速機のケースに軸受け支持され、第2の軸部分は、伝達部材を備える側の端部を変速機のケースに軸受け支持され、他端部を第1の軸部分に振れ止め支持された構成とされる。
【0013】
また、より具体的には、前記無段変速機構は、対を成す入・出力ディスク間にパワーローラを配し、出力ディスクを遊星歯車機構の変速回転入力部材に連結されたトロイダル式伝動機構とされる。そして、前記並行軸駆動連結機構は、第1の軸部分及び第2の軸部分にそれぞれ固定された伝達部材並びに無段変速機構の入力部材及び遊星歯車機構の非変速回転入力部材にそれぞれ固定された伝達部材が相互に噛合う歯車対で構成される。また、前記遊星歯車機構は、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3要素を変速要素とするシンプルプラネタリギヤセットで構成され、サンギヤが変速回転の伝達要素として無段変速機構の出力部材に連結されると共に第1のクラッチを介して変速機の出力軸に連結され、キャリアが非変速回転の伝達要素として並行軸に駆動連結され、リングギヤが出力要素として第2のクラッチを介して変速機の出力軸に連結された構成とされる。
【0014】
【作用】
本発明の請求項1に記載の構成では、各軸部分は、それぞれが並行軸駆動連結機構の伝達部材に作用する反力による径方向荷重を伝達部材に隣接する軸受で支持される。また、各軸部分間の動力伝達は、各軸部分の嵌め合い連結によりなされる。したがって、各軸部分は、構造上及び各軸部分にかかる荷重による影響を他の軸部分に及ぼさない荷重支持上では別体ながら、機能上は、原動機の動力を無段変速機構及び遊星歯車機構に並行して伝達する伝達部材を軸方向の3箇所に備える1本の並行軸としての役割を果たす。
【0015】
次に、請求項2に記載の構成では、両端部に並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える第1の軸部分と、該第1の軸部分に動力伝達可能に嵌合い連結され、第1の軸部分に対する連結部とは反対側の端部に並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える第2の軸部分とは、構造上では別体ながら、機能上は、原動機の動力を無段変速機構及び遊星歯車機構に並行して伝達する伝達部材を軸方向の3箇所に備える1本の並行軸としての役割を果たす。そして、請求項3に記載の構成では、第1の軸部分については、並行軸駆動連結機構の伝達部材に作用する反力による径方向荷重を軸両端部の2点支持状態で軸受で支持される。また、第2の軸部分については、一端部を並行軸駆動連結機構の伝達部材に隣接する軸受で支持され、他端部を第1の軸部分に対する嵌め合いで振れ止めされる。したがって、両軸部分は、荷重支持上でも他の軸部分に影響を及ぼさない別体の軸として機能する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。先ず、図1は、この発明の適用に係る無段変速機(実施形態の説明においてトランスミッションという)の第1実施形態の構成をスケルトンで示す。このトランスミッション1は、原動機を構成する燃焼機関(実施形態の説明においてエンジンという)2に連結される無段変速機構(本形態においてバリエータを例示)4と遊星歯車機構5とを備え、更に、動力伝達経路を切換えるクラッチ6,7とを備え、エンジン2から入力される動力をバリエータ4と遊星歯車機構5とを通る動力伝達によりトルク循環を生じつつ出力するローモードと、バリエータ4のみを通る動力伝達により出力するハイモードにより変速比無限大を達成するトランスミッションを構成しており、エンジン2の動力を並行軸(実施形態の説明において補軸という)3を介してバリエータ4と遊星歯車機構5とに並列的に伝達すべく、補軸3が、その一端側でエンジン2、中間位置でバリエータ4、他端側で遊星歯車機構5にそれぞれ並行軸駆動連結機構(本形態において歯車セットを例示)31,34,35を介して連結された構成とされている。
【0017】
本発明の特徴に従い、図2に模式化して示すように、補軸3は、その両端部に歯車セット34,35の伝達部材(バリエータ側出力ギヤ及び遊星歯車ユニット側出力ギヤ)34A,35Aを備える第1の軸部分3Aと、第1の軸部分3Aに動力伝達可能に嵌め合い連結され、第1の軸部分3Aに対する連結部とは反対側の端部に歯車セット31の伝達部材(エンジントルク入力ギヤ)31Aを備える第2の軸部分3Bとに分割されている。そして、第1の軸部分3Aは、その両端部をトランスミッションのケースに軸受け支持され、第2の軸部分3Bは、並行軸駆動連結機構の伝達部材(エンジントルク入力ギヤ)31Aを備える側の端部をトランスミッションのケースに軸受け支持され、他端部を第1の軸部分3Aに嵌め合い部3Cで振れ止め支持されている。
【0018】
具体的には、図1に戻って、トランスミッション1は、エンジン2に連結される入力軸(以下、駆動力入力軸という)11と、バリエータ4と、第1及び第2の2つの入力要素(サンギヤ及びキャリア)51,52と1つの出力要素(リングギヤ)53の3要素を有する遊星歯車機構5と、該遊星歯車機構5のサンギヤ51をトランスミッション1の出力軸(以下、最終出力軸という)12に係脱連結する第1のクラッチ(以下、ハイクラッチという)6と、出力要素53を最終出力軸12に係脱連結する第2のクラッチ(以下、ロークラッチという)7とを備え、バリエータ4は、その入力軸(以下、バリエータ入力軸という)41を補軸3に歯車セット34を介して連結され、出力軸(以下、バリエータ出力軸という)42をサンギヤ51に連結されている。
【0019】
更に、図3の断面構造(本発明の適用に直接係る部分にのみハッチングを付す)を併せ参照して細部構成を説明する。トランスミッション1は、その駆動力入力軸11を図示しないドライブプレートを介してエンジン2に連結可能とされ、最終出力軸12をディファレンシャル装置とユニバーサルジョイントを介して車軸に連結可能とされている。バリエータ4は、バリエータ入力軸41とバリエータ出力軸42間で動力を伝達すべく、バリエータ入力軸41側にスプライン嵌合連結された入力ディスク43とバリエータ出力軸42側にスプライン嵌合連結された出力ディスク44との間にパワーローラ45を配し、入・出力ディスクに圧接されたパワーローラの傾きを制御することで無段変速を可能とする周知のフルトロイダル式無段変速機構とされている。遊星歯車機構5は、サンギヤ51と、それに外接噛合する複数のピニオンギヤを回転自在に支持するキャリヤ52と、ピニオンギヤに内接噛合するリングギヤ53とからなるシンプルプラネタリギヤセットとされている。第1のクラッチ6と第2のクラッチ7は、特にその形式を問うものではないが、本形態では、いずれもハブとドラム間に多板の摩擦材を配し、これを油圧サーボで係合・解放制御する湿式多板クラッチとされている。
【0020】
この形態では、トランスミッション1の入・出力軸11,12が同軸配置であることから、バリエータ4と遊星歯車機構5を並行して駆動力入力軸11に駆動連結すべく、並行軸駆動連結機構として歯車機構が用いられており、駆動力入力軸11に一体形成されたエンジントルク出力ギヤ31Bに、補軸3の第2の軸部3B側に同じく一体形成されたエンジントルク入力ギヤ31Aを噛合させた構成とされている。また、補軸3の第1の軸部3A側には、該軸部と一体に遊星歯車側出力ギヤ35Aが形成され、このギヤ35Aが遊星歯車入力ギヤ35Bに噛合している。更に、第1の軸部3Aにスプライン嵌合で回り止めさせてバリエータ側出力ギヤ34Aが配置され、このギヤ34Aが補軸3と回転方向を合わせるアイドラギヤ34Cを介してバリエータ入力ギヤ34Bに噛合している。なお、これら並行軸駆動連結機構には、ドライブ・ドリブン側を共にスプロケットとし、これらにチェーンを巻き掛けたチェーン式伝動機構や、ドライブ・ドリブン側を共にプーリとしてこれらにベルトを巻き掛けたベルト式伝動機構を用いることもできる。かくして、このトランスミッションでは、エンジン2の出力軸に連結される駆動トルク入力軸11と同軸上に、エンジン側から、エンジントルク出力ギヤ31B、バリエータ4の一方のディスク・ローラセット、バリエータ入力ギヤ34B、バリエータ4の他方のディスク・ローラセット、遊星歯車入力ギヤ35B、遊星歯車機構5、ハイクラッチ6及びロークラッチ7が配置され、駆動トルク入力軸11と並行な補軸3上に、エンジン側から、エンジントルク入力ギヤ31A、バリエータ側出力ギヤ34A及び遊星歯車側出力ギヤ35Aが配列された構成となっている。
【0021】
本発明の主題に係る補軸3は、前述のように、第1の軸部分3Aと第2の軸部分3Bとに分割されており、第1の軸部分3Aは、その両端部に配置されたギヤ34A,35Aの直近の外側をローラベアリング94,95を介して回転自在にトランスミッションケース9に支持されている。これに対して、第2の軸部分3Bは、その一端部に配置されたギヤ31Aの直近の外側をボールベアリング91を介して回転自在にトランスミッションケース9に支持されている。そして、第2の軸部分3Bの他端部は、スプライン嵌合で第1の軸部分3Aにトルク伝達可能に連結されている。更に、他端部の先端は、スプラインの歯底径より若干縮径した嵌め合い部とされ、第1の軸部分3Aの軸孔に心振れを防ぐ程度の緩い嵌め合い、すなわち、第2の軸部分3Bの第1の軸部分3Aに対する製造誤差や組付け誤差による心ずれや傾斜によっても第1の軸部分3Aに曲げ応力を作用させない程度の嵌め合い交差で振れ止め支持されている。この交差は、一義的に決まるものではなく、嵌め合い部の軸方向長さとの兼合いで決定される。
【0022】
こうした構成からなるトランスミッションは、ロークラッチ7を係合させた状態では、エンジン2の動力は、歯車セット31,35を経てキャリア52に伝達され、遊星歯車機構5のリングギヤ53にトルク増幅されて伝達され、ロークラッチ7を経て車軸につながる出力軸に出力される。このとき、リングギヤ53にかかる駆動負荷による反力がサンギヤ51にもトルクを及ぼす。このサンギヤ51に作用するトルクは、バリエータ出力軸42を経てバリエータ4に戻り、バリエータ入力軸41側でエンジン2の出力トルクと合わさって歯車セット34,35を経て再びキャリア52に伝達されるトルク循環が生じ、エンジン動力が最終出力軸12に出力されるとともにバリエータ4と遊星歯車機構5を通って循環するいわゆるトルク循環モードとなる。このモードは、車両発進、低速走行、中速急加速時等の大きな駆動トルクが必要とされるときに選択される。
【0023】
次に、ハイクラッチ6を係合させた状態では、ロークラッチ7の解放によりリングギヤ53の負荷が解放されることから、エンジン2の動力は、バリエータ4を経てサンギヤ51に伝達される経路に替わり、ハイクラッチ6を経て最終出力軸12から出力されるトルク伝達モードとなる。このモードは、中速時、高速加速時等のさほど大きな駆動トルクが必要とされないときに選択される。
【0024】
前記のようなトルク伝達の際に、補軸3にはギヤの噛合いによる径方向の反力が作用する。この力は、補軸3を主軸から遠ざけようとする力となり、この力が3つのベアリング91,94,95で支持されるわけであるが、本発明の適用により、ギヤ31Aに作用する反力の荷重支持は、主としてベアリング91により行われるが、ベアリング91が実質上ギヤの径方向内側で荷重を支持することになるため、ギヤ31Aと一体の軸部分3Bには荷重による曲げモーメントは、実質上作用しないか、作用したとしても希少となる。同様にギヤ34とギヤ35に作用する反力の荷重支持は、それぞれそれらギヤの直近のベアリング94,95で支持され、両ベアリングによる2点支持で、軸部分3Aの曲げ応力の発生も防止される。
【0025】
かくして、この形態によれば、第1の軸部分3Aは、ギヤ34A,35Aを有する両端で軸受94,95による2点支持構造とすることができ、ギヤを34A,35A介して受ける径方向の荷重に対して軸が撓むことを防止でき、また3点支持でなく2点支持構造なので、軸受94,95に扁荷重がかかることなく円滑な軸の回転を確保できる。更に、両端のギヤ34A,35Aでそれぞれ生じる軸方向の荷重に対しても、通常ヘリカルギヤからなるギヤ34A,35Aの捩れ角を調整することで、第1の軸部分3A内部で相殺することができるため、軸受94,95の軽量コンパクト化と高寿命化が図れる。
【0026】
また、第2の軸部分3Bは、ギヤ31Aを有する端では軸受91を介してケース9に支持されるので、この軸受91がギヤ31Aから受ける径方向荷重を支えることができる。また、ギヤを有さない端は、第1の軸部分3Aに対してスプライン結合としているので回転を伝達することができ、かつ第1の軸部分3Aに対してある程度の軸の傾斜を許容できる。すなわち補軸3は全体としてみれば一体であり3箇所のギヤに対してそれぞれ径方向の荷重を受ける軸受が支持する構造で、軸の撓みを防止でき、かつ、1本の軸が3点で支持されることのない構造であるので、円滑な回転特性を得ることが可能となる。
【0027】
この構成により、軽量コンパクトな軸で撓みを押さえることができ、更に補軸3が2分割されたことで、ローモード時のトルク循環により、強度・剛性を必要とする軸部分3Aを太くし(図2に太線で示す。後続の他の実施形態を示す各摸式図において、同じ)、この大きなトルクが作用しない軸部分3Bは細くすることができ、より適正な軸にすることで軽量コンパクト化が可能となる。特にこの形態のように両端にギヤを備える軸部分を高剛性とした場合、軸部分3Aの荷重による変形が希少となるため、それに振れ止めされる軸部分3Bの軸振れ止め効果も向上する。
【0028】
次に示す図4は、本発明の第2実施形態の補軸部分の構成を模式化して示す。この形態では、前述の第1実施形態に対して連結部3Cがベアリング94に対して外方に軸方向に位置をずらしてベアリング94と径方向に重ならない位置に配置され、第1及び第2の軸部分3A,3Bの嵌め合い関係が逆になっている。その余の構成は、先の第1実施形態の構成と同様であるので、対応する構成要素に同様の参照符号を付して説明に代える。
【0029】
この第2実施形態の構成を採ると、バリエータ4へトルクを伝達するギヤ34Aと、遊星歯車機構5へトルクを伝達するギヤ35Aとを両端に有する第1の軸部分3Aは大きなトルクが伝達されるのに対して、補軸3を支持する軸受94と、第2の軸部分3Bとの結合部を別個にできるので、第1の補軸部分3Aの強度を確保しやすい利点が得られる。
【0030】
次に示す図5は、本発明の第3実施形態の補軸部分の構成を模式化して示す。この形態では、前述の第1実施形態に対して両端部にギヤを備える第1の軸部分をギヤ31Aとギヤ34Aを備える軸部分に変更し、端部にギヤを備える第2の軸部分3Bをギヤ35Aを備える軸部分とした配置構成が採られている。その余の構成は、先の第1実施形態の構成と同様であるので、対応する構成要素に同様の参照符号を付して説明に代える。
【0031】
この第3実施形態によると、2点支持で荷重負荷による撓みが本質的に生じ難い第1の軸部分3Aをトルク伝達容量に合せて低強度、低剛性化する軸の細径化が可能となるため、補軸全体としての軽量・コンパクト化が達成される。また、片持ち支持であることで第1の軸部分3Aより撓みを生じやすい第2の軸部分3Bをトルク伝達容量に合せて高強度、高剛性化することで自ずと撓みを低減することができるため、第1の軸部分3Aへの振れ止め嵌め合いと相俟って、第2の軸部分3Bの撓みも少なくすることができる。
【0032】
更に、次の図6に示す第4実施形態は、先の第1実施形態に対する第2実施形態の関係と同様に、連結部3Cの位置を第3実施形態に対してずらしたものである。この場合も、その余の構成は、先の第1実施形態の構成と同様であるので、対応する構成要素に同様の参照符号を付して説明に代える。
【0033】
次に示す図7は、本発明の第5実施形態の補軸部分の構成を模式化して示す。この形態は、先の第1〜第4実施形態とは軸分割の形態が異なるものである。この場合、並行軸としての補軸3は、それぞれが並行軸駆動連結機構の伝達部材としての各ギヤ31A,34A,35Aを備える複数の軸部分3D〜3Fに分割され、各ギヤ31A,34A,35Aに隣接する部分でトランスミッションのケースに軸受支持され、相互に動力伝達可能に嵌め合い連結された構成とされている。
【0034】
詳しくは、補軸は、ギヤ31Aを備える軸部分3Dと、ギヤ34Aを備える軸部分3Eと、ギヤ35Aを備える軸部分3Fとに3分割され、軸部分3Dはそのギヤ31Aに隣接する部分をベアリング91で支持され、軸部分3Eはそのギヤ34Aに隣接する部分をベアリング94A,94Bで2点支持され、軸部分3Fはそのギヤ35Aに隣接する部分をベアリング95で支持されている。そして、軸部分3Dと軸部分3Eは、ベアリング94Aの径方向内側で連結部3Cにより連結され、軸部分3Eと軸部分3Fは、ベアリング94Bの径方向内側で連結部3Cにより連結されている。
【0035】
この形態の場合、各軸部分3D〜3Fは、それぞれがギヤ31A,34A,35Aに作用する噛合い反力による径方向荷重をギヤ直近のベアリングで支持される。特に、軸部分3Eについては2つのベアリング94A,94Bで2点支持され、荷重による傾きを生じ難い支持状態となる。したがって、この軸部分3Eに非支持側端部を振れ止め嵌め合いされた両軸部分3D,3Fの荷重による傾きも一層生じ難い支持状態となる。
【0036】
最後の図8に示す第6実施形態は、先の第5実施形態を基として、先の第1実施形態に対する第2実施形態の関係と同様に、連結部の位置をずらしたものである。この場合も、その余の構成は、軸部分3Eの支持がベアリング94による片持ち支持である点を除き、先の第5実施形態の構成と同様であるので、対応する構成要素に同様の参照符号を付して説明に代える。
【0037】
この形態の場合、軸部分3Eの支持がベアリング94による片持ち支持であることから、ギヤ34Aに対するベアリング配置位置の工夫(例えば、先の図3に示すギヤ31Aとベアリング91との軸方向位置関係のようにギヤとベアリングが径方向に重なる配置)による改善は可能であるが、一般的にいって、先の第5実施形態より軸荷重支持の点では不利となることは否めないが、各連結部3Cがベアリング位置とは異なる軸方向位置にあることから、軸強度の保持の点では有利となる。
【0038】
以上、本発明の理解のために実施形態を例示したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で、種々に具体的構成を変更して実施可能なものである。例えば、無段変速機構4について、トロイダル伝動装置を例示したが、これに入・出力同軸の他の摩擦車伝動式無段変速機構を用いることができる。また、並行軸駆動連結機構については、歯車セットに代えてスプロケット・チェーン伝動機構やベルト伝動機構を用いることができる。これらの伝動機構の場合、補軸に配置される並行軸駆動連結機構の伝達部材は、スプロケット又はプーリとなる。
【0039】
更に上記実施形態では、変速比無限大無段変速機(IVT)を例示したが、変速比無限大は、無段変速機構と遊星歯車機構とを有する変速機における変速比の一設定例に過ぎず、本発明は変速比が無限大となる変速機に限定されるものではない。本発明は、無段変速機構と遊星歯車機構とを備え、原動機の動力を無段変速機構と遊星歯車機構とに並列的に伝達するための、無段変速機構の軸に平行な軸(並行軸)を備えた変速機であれば変速比の設定範囲に関わらずに適用可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の構成によれば、並行軸を各軸部分からなる複数分割構造とし、それらを動力伝達可能に嵌合い連結したので、各軸部分に対する伝達部材の加工精度が並行軸全体に対する加工精度となり、各伝達部材の組付け位置精度も向上する。また、各軸部分にかかる荷重の影響が他の軸部分に及ばない構造となる。したがって、並行軸の円滑な回転特性を得ることが可能となる。しかも、軸部分の多分割により、変速機ケースへの組付けが容易となる。
【0041】
本発明の請求項2に記載の構成によれば、並行軸を2分割構造とし、それらを動力伝達可能に嵌合い連結したので、両軸部分に対する伝達部材の加工精度が並行軸全体に対する加工精度となり、各伝達部材の組付け位置精度も向上する。したがって、並行軸の円滑な回転特性を得ることが可能となる。しかも、軸部分の2分割により、変速機ケースへの組付けが容易となる。
【0042】
また、請求項3に記載の発明によれば、第1の軸部分は、伝達部材を有する両端部で軸受による2点支持構造とすることができ、伝達部材を介して受ける径方向の荷重に対して軸が撓むことを防止でき、また3点支持でなく2点支持構造なので、軸受に扁荷重がかかることなく円滑な軸の回転を確保できる。また、第2の軸部分は、伝達部材を有する端では軸受を介してケースに支持されるので、この軸受がギヤから受ける径方向荷重を支えることができる。また、伝達部材を有さない端は、第1の軸部分に対して動力伝達可能な振れ止め嵌め合い連結としているので回転を伝達することができ、かつ第1の軸部分に対してある程度の軸の傾斜を許容できる。すなわち並行軸は全体としてみれば一体であり3箇所の伝達部材に対してそれぞれ、径方向の荷重を受ける軸受が支持する構造で、軸の撓みを防止でき、かつ、1本の軸が3点で支持されることのない構造であるので、円滑な回転特性を得ることが可能となる。この構成により、軽量コンパクトな軸で撓みを押さえることができ、更に並行軸が2分割されたことで、ローモード時のトルク循環により、強度・剛性を必要とする軸を太くし、この大きなトルクが作用しない軸は細くすることができ、より適正な軸にすることで軽量コンパクト化が可能となる。
【0043】
次に、請求項4に記載の発明によれば、無段変速機構をトロイダル式伝動機構とする無段変速機において、前記の各効果を達成することができる。
【0044】
また、請求項5に記載の構成によれば、並行軸駆動連結機構を歯車セットとする無段変速機において、前記の各効果を達成することができる。
【0045】
また、請求項6に記載の構成によれば、遊星歯車機構をシンプルプラネタリギヤセットとすることで、特定の変速要素の極端な高速空転が生じない無段変速機において、前記の各効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用に係る無段変速機の第1実施形態のギヤトレーンを示すスケルトン図である。
【図2】変速機の補軸部分を示す模式図である。
【図3】変速機の無段変速機部分を補軸とともに示す半截部分断面図である。
【図4】第2実施形態の補軸部分を示す模式図である。
【図5】第3実施形態の補軸部分を示す模式図である。
【図6】第4実施形態の補軸部分を示す模式図である。
【図7】第5実施形態の補軸部分を示す模式図である。
【図8】第6実施形態の補軸部分を示す模式図である。
【符号の説明】
1 トランスミッション(変速比無限大無段変速機)
12 最終出力軸(変速機の出力軸)
2 エンジン(原動機)
3 補軸(並行軸)
3A 第1の軸部分
3B 第2の軸部分
3C 連結部
31,34,35 ギヤセット(並行軸駆動連結機構)
31A エンジントルク入力ギヤ(伝達部材)
34A バリエータ側出力ギヤ(伝達部材)
34B バリエータ入力ギヤ(伝達部材)
35A 遊星歯車側出力ギヤ(伝達部材)
35B 遊星歯車入力ギヤ(伝達部材)
4 バリエータ(無段変速機構)
41 バリエータ入力軸(入力部材)
42 バリエータ出力軸(出力部材)
43 入力ディスク
44 出力ディスク
45 パワーローラ
5 シンプルプラネタリギヤセット(遊星歯車機構)
51 サンギヤ(変速回転入力部材)
52 キャリア(非変速回転入力部材)
53 リングギヤ
6 ハイクラッチ(第1のクラッチ)
7 ロークラッチ(第2のクラッチ)
9 トランスミッションケース(変速機のケース)
91 ボールベアリング
94 ローラベアリング
95 ローラベアリング

Claims (6)

  1. 原動機に連結される無段変速機構と遊星歯車機構とを備え、原動機の動力を並行軸を介して無段変速機構と遊星歯車機構とに並列的に伝達すべく、前記並行軸が、その一端側で原動機、中間位置で無段変速機構、他端側で遊星歯車機構にそれぞれ並行軸駆動連結機構を介して連結された無段変速機において、
    前記並行軸は、それぞれが並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える複数の軸部分に分割され、前記伝達部材に隣接する部分で変速機のケースに軸受支持され、相互に動力伝達可能に嵌め合い連結されたことを特徴とする無段変速機。
  2. 原動機に連結される無段変速機構と遊星歯車機構とを備え、原動機の動力を並行軸を介して無段変速機構と遊星歯車機構とに並列的に伝達すべく、前記並行軸が、その一端側で原動機、中間位置で無段変速機構、他端側で遊星歯車機構にそれぞれ並行軸駆動連結機構を介して連結された無段変速機において、
    前記並行軸は、その両端部に並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える第1の軸部分と、該第1の軸部分に動力伝達可能に嵌め合い連結され、第1の軸部分に対する連結部とは反対側の端部に並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える第2の軸部分とに分割されたことを特徴とする無段変速機。
  3. 前記第1の軸部分は、その両端部を変速機のケースに軸受け支持され、第2の軸部分は、並行軸駆動連結機構の伝達部材を備える側の端部を変速機のケースに軸受け支持され、他端部を第1の軸部分に振れ止め支持された、請求項2記載の無段変速機。
  4. 前記無段変速機構は、対を成す入・出力ディスク間にパワーローラを配し、出力ディスクを遊星歯車機構の変速回転入力部材に連結されたトロイダル式伝動機構である、請求項1、2又は3記載の無段変速機。
  5. 前記並行軸駆動連結機構は、各軸部分にそれぞれ固定された並行軸駆動連結機構の伝達部材並びに無段変速機構の入力部材及び遊星歯車機構の非変速回転入力部材にそれぞれ固定された並行軸駆動連結機構の伝達部材が相互に噛合う歯車セットで構成される、請求項1〜4のいずれか1項記載の無段変速機。
  6. 前記遊星歯車機構は、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3要素を変速要素とするシンプルプラネタリギヤセットで構成され、サンギヤが変速回転の伝達要素として無段変速機構の出力部材に連結されると共に第1のクラッチを介して変速機の出力軸に連結され、キャリアが非変速回転の伝達要素として並行軸に駆動連結され、リングギヤが出力要素として第2のクラッチを介して変速機の出力軸に連結された、請求項1〜5のいずれか1項記載の無段変速機。
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