JP2004211477A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネル掘削機において、ディスクカッタ交換作業の作業性及び安全性の向上を図る。
【解決手段】カッタヘッド18のカッタスポーク19にディスクカッタ収納室41及びカッタ交換室42を設け、ディスクカッタ収納室41に回転体46を油圧ジャッキ57により回動自在に装着し、この回転体46にディスクカッタ23を着脱自在に装着する一方、カッタ交換室42にガイドレール74を固定してディスクカッタ23を搭載可能な搬送台車71を移動自在に支持し、ウインチ93,94により移動可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクカッタを交換可能としたトンネル掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なシールド掘削機は、円筒形状をなす掘削機本体の前部に駆動回転可能な円盤形状をなすカッタヘッドが回転自在に装着され、このカッタヘッドにはディスクカッタやカッタビットが多数取付けられる一方、後部には掘削機本体を前進させる多数のシールドジャッキが装着されると共に、既設トンネルの内壁面にセグメントを組み付けるエレクタ装置が装着されて構成されている。従って、カッタヘッドを回転しながらシールドジャッキを伸長させると、既設セグメントからの掘削反力を得て掘削機本体が前進し、ディスクカッタやカッタビットが前方の地盤を掘削し、トンネルを形成することができる。
【0003】
近年、トンネルは長距離化の傾向にあり、トンネル掘削の作業中にカッタヘッドに装着されたディスクカッタやカッタビットが摩耗してしまう。このディスクカッタやカッタビットが摩耗すると、地盤の掘削効率が低下するので掘削作業を停止して磨耗した各カッタを交換しなければならない。ところが、このカッタの交換作業は、切羽とバルクヘッドとの間のチャンバを含む空間内の泥水や掘削土砂を外部に排出し、この空間に空気を供給して圧気することで、切羽の崩落を抑制した状態で、作業者がこの圧気空間に入ってディスクカッタやカッタビットの交換作業を行っていた。
【0004】
ところが、このようなカッタの交換作業では、泥水や掘削土砂の排出や圧気を行うための作業時間が長くかかってしまい作業性が良くない。また、作業者は作業空間を圧気したといっても地震等により切羽が崩落する虞があり、更なる作業者の安全確保が望まれている。このような問題を解決するものとして、下記特許文献1に記載されたものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−147175
【0006】
この特許文献に記載されたトンネル掘削機は、ディスクカッタを回転体に装着し、この回転体をカッタヘッドのスポークに回動自在に装着し、ディスクカッタが磨耗したときには、回転体を回動してディスクカッタを後方に向け、カッタヘッドの交換室からこのディスクカッタを交換するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のトンネル掘削機にあっては、ディスクカッタの交換作業時に、磨耗したディスクカッタを回転体から取り外した後、搬送用ウインチにより吊り上げ、この状態で掘削機本体内まで搬送している。しかし、このディスクカッタは硬質な岩盤に押圧してこれを破砕するものであるから、所定の大きさを有した重量物となっている。そのため、ディスクカッタを搬送用ウインチに吊り上げる作業は困難なものであり、また、吊り上げたディスクカッタを搬送する作業にも危険が伴い、作業者の負担が大きく、作業性が良くなかった。
【0008】
本発明はこのような問題を解決するものであって、ディスクカッタ交換作業の作業性及び安全性の向上を図ったトンネル掘削機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のトンネル掘削機は、筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に駆動回転可能に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドの前部に着脱自在に装着されたディスクカッタと、前記カッタヘッドの後部に径方向に沿って移動可能に支持されて前記ディスクカッタを搭載可能な搬送台車とを具えたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2の発明のトンネル掘削機では、前記カッタヘッドは放射状に配設されたカッタスポークを有し、該カッタスポークの前部に前記ディスクカッタが装着されると共に、該カッタスポーク内に前記搬送台車が移動自在に支持されたことを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明のトンネル掘削機では、前記カッタスポークの前部に掘進方向と交差する軸心をもって回転体が回動自在に装着され、該回転体は回動手段により所定角度回動可能であり、前記回転体に前記カッタヘッドから前方に突出するように前記ディスクカッタが着脱自在に装着されたことを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明のトンネル掘削機では、前記カッタスポーク内にカッタ収納室とカッタ交換室とが設けられ、該両室との間にゲートが設けられ、前記カッタ収納室に回転体が回動自在に装着される一方、前記カッタ交換室を防水構造として前記掘削機本体内と連通可能とし、該カッタ交換室に前記搬送台車が移動自在に支持されたことを特徴とするトことを特徴としている。
【0013】
請求項5の発明のトンネル掘削機では、前記搬送台車は前記カッタヘッドに固定されたガイドレールに沿って移動自在に支持され、ワイヤを介して台車駆動手段に連結されたことを特徴としている。
【0014】
請求項6の発明のトンネル掘削機では、前記搬送台車は、前記ディスクカッタの支持軸を支持する支持テーブルを有し、該支持テーブルはテーブル昇降手段により昇降可能であると共に、テーブル傾動手段により傾動可能であることを特徴としている。
【0015】
請求項7の発明のトンネル掘削機では、前記搬送台車は、前記ディスクカッタの支持軸を支持する支持テーブルと、該支持テーブルに対して該ディスクカッタを搬出または搬入する折畳自在な搬送テーブルを有することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1に本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機の概略断面、図2にトンネル掘削機の正面視、図3にディスクカッタの正面視、図4に搬送台車の支持構造を表すカッタヘッドの縦断面、図5に図4のV−V断面、図6に搬送台車の正面視、図7に搬送台車の平面視、図8及び図9にディスクカッタの交換作業を表す概略を示す。
【0018】
本実施形態のトンネル掘削機において、図1及び図2に示すように、掘削機本体11は円筒形状をなす前胴12と後胴13とが屈曲自在に連結され、複数の中折ジャッキ14によって屈曲可能となっている。この前胴12の前部には軸受15によって回転リング16が回転自在に支持され、この回転リング16には連結ビーム17を介してカッタヘッド18が連結されている。このカッタヘッド18は、放射状に設けられた複数のカッタスポーク19,20,21と面板22を有し、このカッタスポーク19,20,21の前面には複数のディスクカッタ23,24,25がそれぞれ着脱自在に装着されている。また、各カッタスポーク19,20,21の側部には多数のカッタビット26が固定されると共に、面板22に土砂取込開口27が形成されている。
【0019】
また、回転リング16の後部にはリングギア28が固定される一方、掘削機本体11にはカッタ旋回モータ29が取付けられ、このカッタ旋回モータ29の駆動ギア30がこのリングギア28に噛み合っている。従って、カッタ旋回モータ29を駆動して駆動ギア30を回転駆動すると、リングギア28、回転リング16、連結ビーム17を介してカッタヘッド18を回転することができる。
【0020】
また、前胴12の前部にはカッタヘッド18の後方に位置してバルクヘッド31が取付けられており、カッタヘッド18とこのバルクヘッド31との間にチャンバ32が形成されている。そして、このチャンバ32の上部には一端が機外に延設された送泥管33の他端が開口し、チャンバ32の下部には一端が機外に延設された排泥管34の他端が開口している。更に、後胴13の前部内周辺に周方向に沿って複数のシールドジャッキ(推進ジャッキ)35が並設されており、このシールドジャッキ35を後方に伸長してスプレッダ36を既設セグメントSに押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進することができる。また、後胴13には既設トンネルの内壁面にこのセグメントSを組立てるエレクタ装置37が設けられている。
【0021】
ところで、本実施形態のトンネル掘削機にあっては、前述したカッタヘッド18のカッタスポーク19に装着されたディスクカッタ23が掘削機本体11側から交換可能となっている。即ち、トンネルを所定長さ掘削してディスクカッタ23が摩耗したときや、シートパイルやH型鋼杭、鉄筋コンクリート杭などに障害物に接触して破損したときには、この摩耗あるいは破損したディスクカッタ23を新しいものと交換して掘削作業を継続することができる。
【0022】
上述したカッタヘッド18において、図1乃至図5に示すように、カッタスポーク19はカッタヘッド18の中心部から放射状に配設された箱型形状をなし、前部にディスクカッタ収納室41が設けられる一方、後部にカッタ交換室42が設けられており、両室41,42はゲート40により連通可能となっている。このカッタスポーク19のディスクカッタ収納室41には長手方向に沿ってサドル43が嵌合して固定されており、このサドル43には円弧状の回転支持部44が形成されると共に、この回転支持部44の前方に突出開口部45が形成されている。そして、このサドル43内には回転体46が嵌合し、弧状の外周面が回転支持部44に支持されて複数のシール部材47を介して回動自在となっている。
【0023】
この回転体46の前側には装着開口部48が形成されており、この装着開口部48にディスクカッタ23が収容され、この装着開口部48の各側壁49に切欠部50が形成されており、この切欠部50にディスクカッタ23の支持軸23aが位置して係止片51が固定ボルト52により固定されることで、支持軸23aが係止されてディスクカッタ23が回転体46に支持されることとなる。従って、回転体46はカッタヘッド18の中心から放射方向に沿った軸心Oにより回動自在に支持され、ディスクカッタ23はこの回転体46の回転軸心Oと平行な軸心Oにより回転自在に支持される。なお、本実施形態では、1つの回転体46に2つのディスクカッタ23を装着したが、1つの回転体46に1つあるいは3つ以上のディスクカッタ23を装着してもよい。
【0024】
また、カッタヘッド18にはディスクカッタ23が破砕あるいは掘削した土砂を土砂取込開口27を介してチャンバ32に取り込む土砂排出路53が設けられている。即ち、回転体46には装着開口部48から側方に貫通して左右の土砂流通孔54が形成されており、各土砂流通孔54はカッタスポーク19の側部に形成された土砂排出開口部55に連通している。従って、土砂排出路53は、カッタスポーク19の突出開口部45と、回転体46の装着開口部48及び左右の土砂流通孔54と、カッタスポーク19の左右の土砂排出開口部55とから構成されている。
【0025】
そして、回転体46の側部には軸心Oと同心のピニオン56が一体に形成され、カッタスポーク19には油圧ジャッキ57が装着され、駆動ロッド58にはラック59が固結され、このラック59がピニオン56に噛み合っている。従って、この油圧ジャッキ57を伸縮してラック59を移動することで、ピニオン56を介して回転体46を正逆回転することができる。この場合、ディスクカッタ23が前側を向くと、突出開口部45と装着開口部48と土砂流通孔54と土砂排出開口部55とが連通し、油圧ジャッキ57により回転体46を180度回動してディスクカッタ23が後側を向くと、突出開口部45が回転体46によって遮蔽されると共に土砂流通孔54が遮断されるようになっている。
【0026】
また、カッタスポーク19のサドル43には、土砂排出路53に対応してディスクカッタ23の装着部に付着した掘削土砂を排除する水噴射ノズル61が設けられている。この水噴射ノズル61はカッタスポーク19の各側部に形成された左右の土砂排出開口部55の後方に位置してそれぞれ取付けられ、左右の土砂流通孔54を通して回転体46の装着開口部48とディスクカッタ23との隙間に対して水を噴射することができる。
【0027】
この水噴射ノズル61はカッタスポーク19に装着された各ディスクカッタ23に対応して複数設けられており、ディスクカッタ収納室41内の各水噴射ノズル61から第1給水管62がそれぞれカッタ交換室42に配管され、各第1給水管62には遠隔により独立して開閉操作可能な電磁弁63が取付けられている。第2給水管64はカッタ交換室42内を長手方向に沿って配管され、一端部が分岐して各第1給水管62に連結される一方、他端部は支持筒65内を通り、ロータリジョイント65と共に設けられたスイベルジョイント66を介して掘削機本体11内に配管され、この掘削機本体11内に配置された水供給手段としての水供給ポンプ67に連結されている。
【0028】
従って、水供給ポンプ67を駆動すると、水が第2給水管64によりカッタヘッド18内に供給され、各電磁弁63を開放することで、各水噴射ノズル61から左右の土砂排出開口部55及び土砂流通孔54を通して回転体46の装着開口部48とディスクカッタ23との隙間に対して水を噴射することで、ここに付着した掘削土砂を取り除くことができる。
【0029】
なお、回転体46はディスクカッタ23が前側を向いた位置にて、図示しない固定ボルトによりカッタスポーク19に固定されると共に、この固定ボルトを外して180度回動し、ディスクカッタ23が後側を向いた位置で、図示しない固定ボルトによりカッタスポーク19に固定可能となっている。
【0030】
また、カッタスポーク19のカッタ交換室42には、ディスクカッタ23を搭載可能な搬送台車71がその長手方向(カッタヘッド18の径方向)に沿って移動可能に支持されている。即ち、図4乃至図7に示すように、この搬送台車71にて、移動台72の前後左右には車輪73が装着される一方、カッタ交換室42の一側面部には一対のガイドレール74が固定されており、各車輪73がガイドレール74に嵌合して移動自在となっている。移動台72の上部には内筒75が固定される一方、昇降台76の下部には外筒77が固定されており、この内筒75に外筒77が嵌合している。そして、内筒75内に昇降ねじ軸78が固定される一方、外筒77内にはこの昇降ねじ軸78に螺合するウォームホイール79が回転自在に装着されており、このウォームホイール79にはハンドル80により回転可能なウォーム81が螺合している。
【0031】
そして、昇降台76の一端部には左右一対のブラケット82が取付けられ、各ブラケット82にはそれぞれ支持テーブル83の一端部が回動自在に取付けられている。昇降台76の他端部にはハンドル84により回転可能な傾動ねじ軸85が螺合しており、この傾動ねじ軸85の先端部にはU字形をなす連結ブラケット86が連結され、この連結ブラケット86の上端部が支持テーブル83の他端部に連結されている。
【0032】
従って、ハンドル80によりウォーム81を回転すると、ウォーム81に螺合するウォームホイール79が回転し、昇降ねじ軸78に対してこのウォームホイール79が昇降することで、支持テーブル83を昇降することができる。また、ハンドル84により傾動ねじ軸85を回転すると、この傾動ねじ軸85と共に連結ブラケット86が昇降することで、支持テーブル83の他端部を昇降して傾動することができる。この場合、昇降ねじ軸78、ウォームホイール79、ハンドル80、ウォーム81等によりテーブル昇降手段が構成され、ハンドル84、傾動ねじ軸85、連結ブラケット86等によりテーブル傾動手段が構成されている。
【0033】
また、左右一対の支持テーブル83の一端部には左右一対の第1搬送テーブル87が連結軸88により回動自在に装着される一方、各支持テーブル83の他端部には左右一対の第2搬送テーブル89が連結軸90により回動自在に装着されている。各搬送テーブル87,89は、ディスクカッタ23を搬出または搬入するほぼ水平な作業位置と、この作業位置から上方に回動した退避位置との間で移動自在とすることで、折畳可能となっている。
【0034】
前述したように、カッタスポーク19にはディスクカッタ収納室41とカッタ交換室42とが設けられ、ゲート40を閉止することでディスクカッタ収納室41に対してカッタ交換室42を区画して防水構造とすることができ、このカッタ交換室42はカッタヘッド18の中心部で連通孔91により掘削機本体11内と連通可能となっている。そして、カッタヘッド18の中央後部に連結された支持筒92に台車駆動手段としての一対のウインチ93,94が装着されており、このウインチ93,94から繰出された一対のワイヤ95,96がカッタスポーク19の滑車97,98,99,100を介して搬送台車71に連結されている。従って、一方のウインチ93を駆動してワイヤ95を巻き取ることで、滑車97,98を介して搬送台車71を牽引し、図4にて上方に移動することができる。また、他方のウインチ94を駆動してワイヤ96を巻き取ることで、滑車99,100を介して搬送台車71を牽引し、図4にて下方に移動することができる。
【0035】
ここで、このように構成されたトンネル掘削機によるトンネル掘削作業、並びにディスクカッタ23の交換作業について説明する。
【0036】
トンネルを掘削形成するには、図1及び図2に示すように、カッタ旋回モータ29によってカッタヘッド18を回転しながら、複数のシールドジャッキ35を伸長して既設セグメントSへの押し付け反力によって掘削機本体11を前進させる。すると、多数のディスクカッタ23,24,25を前方の地盤に押し付けて圧砕して掘削すると共に、各カッタビット26が地盤を掘削し、掘削土砂が取込開口部27からチャンバ32内に取り込まれ、送泥管33から供給された泥水と共に排泥管34によって外部に排出される。このとき、ディスクカッタ23により破砕された土砂は、カッタスポーク19の突出開口部45から回転体46の装着開口部48に侵入し、各土砂流通孔54を通って土砂排出開口部55から取込開口部27に排出され、チャンバ32内に取り込まれることとなり、破砕土砂の流通性を良くして掘削効率を向上できる。
【0037】
そして、シールドジャッキ35の何れか一つを縮み方向に作動して既設のセグメントSとの間に空所を形成し、エレクタ装置26によってこの空所に新しいセグメントSを装着する。この作業の繰り返しによって所定長さのトンネルを掘削形成していく。
【0038】
このようなトンネル掘削作業を実施していく過程で、長期間にわたるトンネルの掘削作業によりディスクカッタ23が摩耗して掘削能率が低下したときには、新しいものと交換する必要がある。ディスクカッタ23の交換作業を行う場合、カッタヘッド18の旋回及び掘削機本体11の前進を停止するが、カッタヘッド18をカッタスポーク19が水平状態となる角度で停止させる。また、中折ジャッキ14を収縮して後胴13に対して前胴12を後退し、各ディスクカッタ23と切羽との間に空間部を形成しておく。
【0039】
また、交換するディスクカッタ23の周辺部に掘削した土砂が付着していると、回転体46からディスクカッタ23を取り外す作業やこの回転体46に新しいディスクカッタ23を取付ける作業が困難となるため、事前にディスクカッタ23の周辺部に付着した土砂を取り除く必要がある。即ち、掘削機本体11内の水供給ポンプ67を駆動し、第2給水管64を通して水をカッタヘッド18内に供給し、電磁弁63を開放することで各水噴射ノズル61から水を噴射する。すると、水は土砂排出路53を通して回転体46の装着開口部48とディスクカッタ23との隙間に噴射され、ここに付着した掘削土砂を取り除く。このとき、カッタスポーク19に装着された全てのディスクカッタ23を交換する場合には、全ての電磁弁63を開放して各水噴射ノズル61から水を噴射し、全てのディスクカッタ23に付着した土砂を排除するが、特定のディスクカッタ23のみを交換する場合には、対応する電磁弁63を開放して水噴射ノズル61から水を噴射し、交換が必要なディスクカッタ23に付着した土砂のみを排除する。従って、回転体46からのディスクカッタ23の取り外し作業、並びにこの回転体46への新しいディスクカッタ23の取付作業を短時間で容易に、且つ、安全に行うことができる。
【0040】
そして、交換するディスクカッタ23に付着した土砂が排除されると、掘削機本体11内の作業者がカッタヘッド18の連通孔91を通ってカッタ交換室42に入り、ここで先端側のディスクカッタ23から順に交換していく。この場合、掘削機本体11内は図示しない空調設備によりほぼ大気圧状態に維持されており、一方、カッタ交換室42は回転体46により切羽側と仕切られ、掘削機本体11内から連通路までは連通した遮蔽空間であり、掘削機本体11内と同様に大気圧状態となっており、作業者は安全にカッタ交換室42で作業を行うことができる。
【0041】
作業者はこのカッタ交換室42内で、まず、図5に示すように、複数の固定ボルトを弛緩することで、サドル43に対する回転体46の係止を解除して回転体46を回動可能とする。次に、図8(a)に示すように、油圧ジャッキ57を伸長してラック59を移動し、このラック59と噛み合うピニオン56と共に回転体46を回動する。そして、図8(b)に示すように、回転体46を180度回動すると、掘進方向前方を向いていたディスクカッタ23が掘進方向後方を向くこととなる。この場合、切羽が安定するようにカッタヘッド18の前方は送泥や掘削土により所定の土圧が作用しているが、サドル43に回転体46が嵌合してシール性を確保したままで回動するため、この送泥や掘削土がカッタ交換室42内に浸入することはなく、作業者の安全が確保される。
【0042】
交換するディスクカッタ23が後方に向いた状態で、図8(c)に示すように、ウインチ93を駆動してワイヤ95を巻き取ることで搬送台車71を牽引してカッタスポーク19における交換するディスクカッタ23の後方に移動する。そして、ゲート40を開放してディスクカッタ収納室41とカッタ交換室42を連通し、固定ボルト52を弛緩して係止片51を取り外し、回転体46におけるディスクカッタ23の支持を解除する。ここで、図9(a)に示すように、搬送台車71のハンドル80を操作して支持テーブル83を下降すると共に、第1搬送テーブル87を退避位置からほぼ水平な作業位置に移動する。そして、作業者はディスクカッタ23を手前へ引出し、回転体46から第1搬送テーブル87を介して支持テーブル83に移動する。このとき、ディスクカッタ23は左右の支持軸23aが対応する左右の第1搬送テーブル87及び支持テーブル83に支持されることとなり、作業者は容易に、且つ、安全に回転体46からディスクカッタ23を取り外すことができる。
【0043】
ディスクカッタ23が回転体46から取り外されて支持テーブル83に移動されると、第1搬送テーブル87を作業位置から退避位置に回動し、図示しないストッパによりディスクカッタ23を支持テーブル83上に保持する。そして、ウインチ94を駆動してワイヤ96を巻き取ることで、ディスクカッタ23を保持した搬送台車71をカッタスポーク19で移動し、図9(b)に示すように、カッタヘッド18の中央部、つまり、掘削機本体11との連通孔91に対応する位置に停止する。この場合、カッタスポーク19が水平状態で停止しているため、支持テーブル83上でのディスクカッタ23の支持、移動並びに搬送台車71の移動を安全に、且つ、小さい力で行うことができる。そして、搬送台車71のハンドル80を操作して支持テーブル83を上昇すると共に、ハンドル84を操作して支持テーブル83を傾動し、第2搬送テーブル89を退避位置からほぼ水平な作業位置に移動する。ここで、作業者は支持テーブル83上のディスクカッタ23を第2搬送テーブル89を介して支持筒92側の搬送テーブルに移動する。このとき、支持テーブル83の高さを支持筒92側の搬送テーブルに合せ、且つ、傾動することで、容易に、且つ、安全にディスクカッタ23を移動することができる。そして、このディスクカッタ23をカッタ交換室42から支持筒92を通して掘削機本体11へ搬送する。
【0044】
このように磨耗したディスクカッタ23がカッタヘッド18から取り外されて掘削機本体11へ搬送されると、新しいディスクカッタ23を前述と逆に動作によりカッタ交換室42を通してディスクカッタ収納室42に搬送し、この新しいディスクカッタ23を回転体46に装着する。即ち、ディスクカッタ23を掘削機本体11から支持筒92を通してカッタヘッド18の中央部に位置している搬送台車71に搭載し、ウインチ93を駆動して搬送台車71をカッタスポーク19におけるディスクカッタ交換位置に移動する。そして、図9(c)に示すように、搬送台車71のハンドル80を操作して支持テーブル83を上昇すると共に、ハンドル84を操作して支持テーブル83を傾動し、第1搬送テーブル87を退避位置からほぼ水平な作業位置に移動する。そして、作業者は支持テーブル83上のディスクカッタ23を第1搬送テーブル87を介して回転体46に移動する。このとき、ディスクカッタ23は左右の支持軸23aが支持テーブル83及び第1搬送テーブル87に支持されると共に、支持テーブル83の高さを回転体46に合せ、且つ、傾動することで、容易に、且つ、安全にディスクカッタ23を回転体46に移動することができる。
【0045】
その後、回転体46に固定ボルト52により係止片51を取付けることで、新しいディスクカッタ23を固定する。そして、油圧ジャッキ57を収縮してラック59を逆に移動し、このラック59と噛み合うピニオン56と共に回転体46を逆に180度回動する。そして、ディスクカッタ23を前方に向かせ、固定ボルトにより回転体46をサドル43に固定する。このとき、切羽との間に空間部が形成されていることで、新しいディスクカッタ23が切羽に接触することなく、容易に固定できる。このようにして上部のディスクカッタ23を交換すると、続いてその下部のディスクカッタ23を順に交換していく。そして、一つのカッタスポーク15にある全てのあるいは特定のディスクカッタ16を交換すると、カッタヘッド14を所定角度回動し、随時該当するディスクカッタ16を交換していく。
【0046】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、カッタヘッド18のカッタスポーク19にディスクカッタ収納室41及びカッタ交換室42を設け、ディスクカッタ収納室41に回転体46を油圧ジャッキ57により回動自在に装着し、この回転体46にディスクカッタ23を着脱自在に装着する一方、カッタ交換室42にガイドレール74を固定してディスクカッタ23を搭載可能な搬送台車71を移動自在に支持し、ウインチ93,94により移動可能としている。
【0047】
従って、摩耗や破損したディスクカッタ23を交換する場合、このディスクカッタ23を回転体46と共に回動してから取り外した後、このディスクカッタ23を搬送台車71に搭載して掘削機本体11まで搬送し、新しいディスクカッタ23をここの搬送台車71に搭載してカッタヘッドの所定位置まで搬送することとなり、所定の大きさを有した重量物であるディスクカッタ23を短時間で容易に、且つ、安全に搬送することができ、作業者の負担を軽減してディスクカッタ交換作業の作業性及び安全性を向上することができる。
【0048】
また、カッタスポーク19にディスクカッタ収納室41及びカッタ交換室42を設け、ディスクカッタ収納室41にディスクカッタ23を装着し、カッタ交換室42に搬送台車71を移動自在に支持し、このディスクカッタ収納室41とカッタ交換室42とをゲート40により仕切可能とすることで、カッタ交換室42を防水構造として掘削機本体11内と連通している。従って、ディスクカッタ23の交換作業を止水が確実になされたカッタ交換室42で行うことで、作業の安全性を十分に確保することができる。
【0049】
そして、搬送台車71にディスクカッタ23の支持軸23aを支持する支持テーブル83を設け、この支持テーブル83をハンドル80の操作により昇降可能とすると共に、ハンドル84の操作により傾動可能とし、また、支持テーブル83の前後にディスクカッタ23を搬出または搬入する折畳自在な搬送テーブル87,89を設けている。従って、ディスクカッタ23を安全、且つ、容易に搬出入することができ、このとき、支持テーブル83を昇降及び傾動することで、支持テーブル83の高さを回転体46に合せることができ、ディスクカッタ23を更に安全で容易に移動することができる。
【0050】
更に、ディスクカッタ23が磨耗したときには、作業者が掘削機本体11からカッタ交換室42内に入り、ここでディスクカッタ23の交換作業を行うことで、泥水や掘削土砂の排出や圧気を行うための作業等が不要となると共に、作業時間も短縮して作業コストを低減できると共に、作業者はカッタヘッド18の前方やチャンバ32など機外へ出る必要がなくなり、作業者にかかる負担が減少して安全性が向上する。そして、カッタスポーク19のサドル43にディスクカッタ23が支持された回転体46をシール部材47を介して回動自在に支持することで、掘削作業時やディスクカッタ23の交換時であっても、切羽側からカッタ交換室42内への泥水等の浸入が確実に阻止され、作業の安全を十分に確保できる。
【0051】
また、カッタヘッド18に、回転体46をその中心から放射方向に沿った軸心Oにより回動自在に支持し、ディスクカッタ23をこの回転体46の回転軸心Oと平行な軸心Oにより回転自在に支持したことで、回転するカッタヘッド18による地盤掘削時に、ディスクカッタ23は地盤に押し付けられて圧砕し、その反力が支持軸23aを介して回転体46に作用するが、回転体46はディスクカッタ23の回転軸心Oと同じ回転軸心Oであるためにこの方向の反力は受け流され、その他の方向の反力はサドル43により確実に受け止められる。また、ディスクカッタ23を回転体46の回動軌跡内に位置させたことで、ディスクカッタ23の交換時に回転体46に対してこのディスクカッタ23をスライドさせることなく、容易に交換が可能となる。
【0052】
なお、上述した実施形態において、カッタスポーク19にディスクカッタ収納室41とカッタ交換室42を設け、カッタ交換室42にガイドレール74を固定して搬送台車71を移動自在としたが、カッタスポーク19との別にその後部にカッタ交換室42を設けて内部に搬送台車71を移動自在としてもよい。また、搬送台車71の移動をウインチ93,94により行うようにしたが、油圧モータや油圧ジャッキなどにより移動可能としたり、搬送台車71自体を自走式としてもよい。
【0053】
また、ディスクカッタ23を回転体46と共に回動させる回動手段をピニオン56と油圧ジャッキ57とラック59により構成したが、ウォームホイールとウォームギヤや駆動モータ等を組み合わせて用いてもよい。また、カッタスポーク19の複数の回転体46を順に回動してディスクカッタ23を一つずつ交換したが、各回転体46を連結して一度に全ての回転体46を回動させてもよい。更に、カッタスポーク19に回転体46を回動自在に装着し、この回転体46にディスクカッタ23を着脱自在に装着してディスクカッタ23の交換装置を構成したが、この構造に限定されるものではなく、ディスクカッタ23を後方に直線移動して交換するようにしてもよい。更に、カッタスポーク19に装着されたディスクカッタ23を交換可能としたが、カッタスポーク20,21に装着されたディスクカッタ24,25を交換可能とすることもできる。
【0054】
そして、本発明のトンネル掘削機は、泥水式あるいは泥土圧式シールド掘削機やトンネルボーリングマシンに適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、掘削機本体の前部に駆動回転可能なカッタヘッドを装着し、このカッタヘッドの前部にディスクカッタを着脱自在に装着し、このカッタヘッドの後部に径方向に沿ってディスクカッタを搭載可能な搬送台車を移動可能に支持したので、ディスクカッタを搬送台車に搭載してカッタヘッド内を搬送することとなり、所定の大きさを有した重量物であるディスクカッタを短時間で容易に、且つ、安全に搬送することができ、作業者の負担を軽減してディスクカッタ交換作業の作業性及び安全性を向上することができる。
【0056】
請求項2の発明のトンネル掘削機によれば、カッタヘッドに放射状に配設されたカッタスポークを設け、このカッタスポークの前部にディスクカッタを装着すると共に、カッタスポーク内に搬送台車を移動自在に支持したので、カッタスポーク内にディスクカッタと搬送台車を収容することで、構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
【0057】
請求項3の発明のトンネル掘削機によれば、カッタスポークの前部に掘進方向と交差する軸心をもって回転体を回動自在に装着し、回転体を回動手段により所定角度回動可能とし、この回転体にカッタヘッドから前方に突出するようにディスクカッタを着脱自在に装着したので、簡単な構成でディスクカッタを容易に後方に回動して大きなスペースで着脱作業を行うことができ、構造の簡素化を可能とする一方で、作業性を向上することができる。
【0058】
請求項4の発明のトンネル掘削機によれば、カッタスポーク内にカッタ収納室とカッタ交換室とを設けて両室の間にゲートを設け、カッタ収納室に回転体を回動自在に装着する一方、カッタ交換室を防水構造として掘削機本体内と連通可能とし、カッタ交換室に搬送台車を移動自在に支持したので、ディスクカッタの交換作業を止水が確実になされたカッタ交換室で行うことで、作業の安全性を十分に確保することができる。
【0059】
請求項5の発明のトンネル掘削機によれば、搬送台車をカッタヘッドに固定されたガイドレールに沿って移動自在に支持し、ワイヤを介して台車駆動手段に連結したので、重量物であるディスクカッタの移動を容易に行うことができる。
【0060】
請求項6の発明のトンネル掘削機によれば、搬送台車にディスクカッタの支持軸を支持する支持テーブルを設け、支持テーブルをテーブル昇降手段により昇降可能とすると共に、テーブル傾動手段により傾動可能としたので、支持テーブルの高さをディスクカッタの搬送高さに応じて調整すると共に、傾斜させることで、ディスクカッタを安全で容易に移動することができる。
【0061】
請求項7の発明のトンネル掘削機によれば、搬送台車に、ディスクカッタの支持軸を支持する支持テーブルと、支持テーブルに対してディスクカッタを搬出または搬入する折畳自在な搬送テーブルを設けたので、この搬送テーブルを用いることで、支持テーブルに対するディスクカッタの搬出作業及び搬入作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機の概略断面図である。
【図2】トンネル掘削機の正面図である。
【図3】ディスクカッタの正面図である。
【図4】搬送台車の支持構造を表すカッタヘッドの縦断面図である。
【図5】図4のV−V断面である。
【図6】搬送台車の正面図である。
【図7】搬送台車の平面図である。
【図8】ディスクカッタの交換作業を表す概略図である。
【図9】ディスクカッタの交換作業を表す概略図である。
【符号の説明】
11 掘削機本体
18 カッタヘッド
19 カッタスポーク
23 ディスクカッタ
29 カッタ旋回モータ
35 シールドジャッキ(推進ジャッキ)
37 エレクタ装置
41 ディスクカッタ収納室
42 カッタ交換室
46 回転体
56 ピニオン(回動手段)
57 油圧ジャッキ(回動手段)
58 ラック(回動手段)
71 搬送台車
74 ガイドレール
83 支持テーブル
87,89 搬送テーブル
93,94 ウインチ(台車駆動手段)
95,95 ワイヤ95,96

Claims (7)

  1. 筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に駆動回転可能に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドの前部に着脱自在に装着されたディスクカッタと、前記カッタヘッドの後部に径方向に沿って移動可能に支持されて前記ディスクカッタを搭載可能な搬送台車とを具えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 請求項1記載のトンネル掘削機において、前記カッタヘッドは放射状に配設されたカッタスポークを有し、該カッタスポークの前部に前記ディスクカッタが装着されると共に、該カッタスポーク内に前記搬送台車が移動自在に支持されたことを特徴とするトンネル掘削機。
  3. 請求項2記載のトンネル掘削機において、前記カッタスポークの前部に掘進方向と交差する軸心をもって回転体が回動自在に装着され、該回転体は回動手段により所定角度回動可能であり、前記回転体に前記カッタヘッドから前方に突出するように前記ディスクカッタが着脱自在に装着されたことを特徴とするトンネル掘削機。
  4. 請求項3記載のトンネル掘削機において、前記カッタスポーク内にカッタ収納室とカッタ交換室とが設けられ、該両室との間にゲートが設けられ、前記カッタ収納室に回転体が回動自在に装着される一方、前記カッタ交換室を防水構造として前記掘削機本体内と連通可能とし、該カッタ交換室に前記搬送台車が移動自在に支持されたことを特徴とするトことを特徴とするトンネル掘削機。
  5. 請求項1記載のトンネル掘削機において、前記搬送台車は前記カッタヘッドに固定されたガイドレールに沿って移動自在に支持され、ワイヤを介して台車駆動手段に連結されたことを特徴とするトンネル掘削機。
  6. 請求項1記載のトンネル掘削機において、前記搬送台車は、前記ディスクカッタの支持軸を支持する支持テーブルを有し、該支持テーブルはテーブル昇降手段により昇降可能であると共に、テーブル傾動手段により傾動可能であることを特徴とするトンネル掘削機。
  7. 請求項1記載のトンネル掘削機において、前記搬送台車は、前記ディスクカッタの支持軸を支持する支持テーブルと、該支持テーブルに対して該ディスクカッタを搬出または搬入する折畳自在な搬送テーブルを有することを特徴とするトンネル掘削機。
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