JP2004210433A - 用紙パッケージ、パッケージ材及びプリンタ - Google Patents

用紙パッケージ、パッケージ材及びプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】パッケージ材の構成を簡素化すると共に、用紙搬送時においてもパッケージ材のプリンタに対する位置のずれを防止する。
【解決手段】パッケージ材8の上板53の用紙搬送方向における寸法D2が、プリンタ1の用紙収納部6の内壁3aと内壁13cとの間の寸法D3と略同一となるように構成する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層された用紙の外側を保護するパッケージ材、該パッケージ材を備える用紙パッケージ、及びその用紙パッケージが装着されたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタに被印刷媒体である用紙を装着する際に、用紙を収納するパッケージ全体をプリンタ側に装着する用紙パッケージが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によると、用紙は箱状のパッケージ材に収納された状態で保管され、パッケージ材の給紙ローラ等が当たる部分にミシン目を入れておくことで、プリンタに装着する際、ユーザがミシン目を取り除き、用紙がパッケージ材に収納されたままプリンタ側に装着できる構成となっている。
【0003】
一方、そのようなパッケージ材の所定の位置に識別部を付して、用紙パッケージをプリンタに装着したときにプリンタ側のセンサで識別部の情報を読み取り、プリンタ側の処理に用いる構成も考えられる(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
例えば、パッケージ材の内部に収納される用紙の種類等の情報を識別部に表示しておき、プリンタ側でその識別部の情報を読み取って、収納された用紙の種類等に応じて印刷機構部の制御を異ならせたりすることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開昭60−97145号公報
【特許文献2】
特開平11−91958号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、パッケージ材が箱状であるため、製造過程において用紙パッケージを組み立てる組立作業や、プリンタに装着する際、ユーザがパッケージ材のミシン目を取り除く必要があり、作業が非常に煩雑となる。
【0007】
そこで、パッケージ材の構成を簡素化することが考えられる。例えば、従来の箱状のパッケージ材の両側面を除去した形状、つまり矩形状の厚紙をコの字形状に折り曲げ、積層された用紙の上下両面と一側面を覆う方法などが考えられる。しかしながら、このような構成は、用紙の上下両面と接触するパッケージ材の上下面を連結する部分が一側の連結部分のみであるため、用紙パッケージをプリンタに装着した際、パッケージ材の上下両面のセット位置にずれが生じることがある。特に、印刷時においては、パッケージ材からプリンタ内部に用紙が搬送される際、給紙ローラの搬送力が搬送される用紙を介してパッケージ材に伝達し、このパッケージ材が用紙搬送方向に力を受けるため、その上下両面の位置ずれは、より一層顕著となる。これによると、構成を簡素化したパッケージ材の上下両面の一方に、特許文献2のような識別部を設けた際、プリンタ内において識別部が所定位置からずれ、用紙の種類等を誤認識してしまい、それによって印刷機構部が誤動作してしまうという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、パッケージ材とともにプリンタに装着する用紙パッケージであって、パッケージ材の構成を簡素化すると共に、用紙搬送時においてもパッケージ材のプリンタに対する位置のずれを防止できる用紙パッケージ、パッケージ材及び前記用紙パッケージが装着されたプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び作用効果】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段、及びその作用効果を説明する。
【0010】
即ち、請求項1、7、及び8の発明においては、前記パッケージ材が、積層された用紙の上面を覆う上板と、積層された用紙の底面を覆う底板と、上板及び底板に連結し、積層された用紙の一側面のみを覆う側板とによる比較的簡単な構成からなる一方、用紙パッケージが、前記用紙収容部に装着される際、上板の用紙搬送方向の上流側と下流側に位置する各縁部が、用紙搬送方向の上流側及び下流側に位置する用紙収容部の各内側面と当接するように構成されることによって、上記課題が解決される。
【0011】
請求項1、7及び8の発明によれば、パッケージ材への用紙の収納作業が、パッケージ材の構成を簡素化することで容易となることはもちろん、用紙パッケージの組立作業が容易となる。また、従来の箱状のパッケージ材と異なり、ミシン目を取り除く必要がないため、用紙パッケージをプリンタに装着する際の装着作業が容易となる。さらに、パッケージ材を構成する上板の用紙搬送方向の上流側と下流側の各縁部が、プリンタ装着時において、プリンタの用紙収容部の前記搬送方向の上流側及び下流側に位置する内側面と当接するように構成されている。これによって、パッケージ材が、プリンタ内の用紙搬送方向に対して位置決めされることが可能となる。さらに、上板の用紙搬送方向下流側の縁部が、用紙搬送時に、プリンタの用紙収納部の用紙搬送方向下流側に位置する内側面に当接する。よって、パッケージ材は、用紙搬送時においても、給紙ローラの搬送力に抗して、用紙収納部内での位置決めが維持される。結果として、底板に設けられた識別部は、用紙搬送前だけでなく用紙搬送時においても、常に、プリンタ側のセンサ部の読み取り領域に位置することができる。
【0012】
請求項2の発明における課題解決手段は、底板をプリンタの給紙ローラの侵入を可能とするために、用紙搬送方向において上板より短く構成することである。
【0013】
請求項2の発明によれば、用紙が、底板を短くすることによってスムーズにプリンタ内部に搬送される。
【0014】
請求項3の発明における課題解決手段は、用紙収容部の用紙搬送方向の上流側及び下流側に位置する各内側面の間隔と前記用紙搬送方向における上板の寸法との差を、1.0mm以内とすることである。
【0015】
請求項3の発明によれば、用紙収容部の各内側面の間隔と、上板の用紙搬送方向の寸法との寸法差を、1.0mm以内と制限することにより、底板の識別部は、識別部の印刷ズレ等を考慮に入れても、プリンタ側のセンサ部の読み取り領域に位置することができる。
【0016】
請求項4の発明における課題解決手段は、用紙パッケージにおいて、パッケージ材の側板を、用紙搬送方向の上流側に位置する用紙の一側面を覆うように構成することである。
【0017】
請求項4の発明によれば、パッケージ材を構成する側板が、用紙搬送方向の上流側に位置する用紙の側面を覆うように構成されている。よって、用紙が搬送される際、用紙の用紙搬送方向に沿う縁部とパッケージ材の側板とが、接触しないため、何ら摩擦を受けることなく、スムーズにプリンタ内に搬送される。また、内部に収納する用紙の縁部が、用紙パッケージの上流側を下方に傾けることにより、側板に当接するため、積層状態の用紙をパッケージ材の所定位置に揃えることができる。この状態で用紙パッケージを用紙収納部に装着すれば、紙ジャム等が未然に防止され得る。
【0018】
請求項5の発明における課題解決手段は、用紙パッケージにおいて、パッケージ材の側板を、用紙搬送方向に延びる用紙の一側面を覆うように構成することである。
【0019】
請求項5の発明によれば、パッケージ材を構成する側板が、用紙搬送方向に延びる用紙の側面を覆うように構成されている。よって、用紙搬送時に給紙ローラによる搬送力を受けても、パッケージ材の上板に対する底板の用紙搬送方向への移動が、効果的に抑制され得る。この結果、底板の識別部は、プリンタのセンサ部上に確実に維持される。
【0020】
請求項6の発明における課題解決手段は、用紙パッケージにおいて、パッケージ材の上板、側板及び底板を一体的に形成することである。
【0021】
請求項6の発明によれば、パッケージ材の上板、側板及び底板は一体的に形成されて連結されている。よって、パッケージ材は、上板、側板及び底板を別々に形成した後に、その各々を繋ぎ合わせて構成される場合に比べて、強度を上げることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
〔プリンタの構成〕
まず、サーマル記録装置であるプリンタ1の概略構造を、図1〜図5を参照しながら説明する。
【0024】
図1はプリンタ1の外観斜視図、図2は側面断面図である。図3は蓋体10を一部破断して開いた状態を示す斜視図である。図4は用紙収容部に用紙をセットした状態を示した側面断面図である。図5は用紙分離部および印刷機構部の詳細を示した断面拡大図である。
【0025】
プリンタ1は図1に示すように、平面視で長方形状(A6〜A7サイズ程度の用紙を収容可能な大きさ)とされ、かつ、厚みが略2cmあるいはそれ以下となる、コンパクトな構成とされている。
【0026】
プリンタ1の本体ケース2は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の一部を上カバー5で覆って形成されている。
【0027】
枠体3の上面側のうち、上カバー5で覆われた箇所を除いた残りの部分には、図2に示すように用紙収容部6が形成される。用紙収容部6は、A6〜A7サイズのカットシート状で感熱紙タイプの用紙7がパッケージ材8の内部に多数枚収納された用紙パッケージ9を、図4に示すように装着した後、収容可能としている。
【0028】
用紙収容部6の上方は蓋体10にて覆われ、蓋体10は図2の矢印で示す方向に回動自在とされる。なお、図3には蓋体10が開かれた状態が示される。本体ケース2側には図示しないロック機構が設けられており、前述のように用紙収容部6に用紙パッケージ9を装着した状態で、図4に示すように蓋体10を閉じてロックできるようになっている。
【0029】
用紙収容部6の一側の端部には、用紙分離部11を構成するピックアップローラ(給紙ローラ)12および分離ブロック13等が配置されている。また、上カバー5の下方には、後に詳述する印刷機構部14を構成するサーマルヘッド15とプラテンローラ16とペーパーガイド17とが配置される。
【0030】
用紙収納部6は図3に示すように、用紙パッケージ9を収納し得る長方形状の凹部として構成されている。用紙収納部6は、その周囲の内側面と底面に位置する底壁3dとから形成されている。用紙収納部6の内側面は、ピックアップローラ12によって用紙7が搬送される方向(用紙搬送方向)の上流側に位置する内壁3aと、用紙7が搬送される方向に延びる内壁3b、3cと、下流側に位置し、分離ブロック13の一面を形成する内壁13cとから構成される。
【0031】
用紙搬送方向に延びる一方の内壁3bには、凹隔部60が設けられている。凹隔部60の内部にガイド部材61が配置される。ガイド部材61は、図示しない垂直軸まわりに回動自在とされている基部62と、基部62に一体的に設けられたアーム63とを備えている。
【0032】
基部62には図示しないバネが設けられており、アーム63は内壁3bから突出する方向(図3の矢印で示す方向)の付勢力をそのバネにより付与されている。従って、用紙パッケージ9を用紙収納部6に装着した際には、用紙パッケージ9内の用紙7のサイド側の縁部にアーム63が当接し、用紙7を用紙収納部6の他方の内壁3cに押し付ける。これによって、用紙7が揃えられて搬送時の斜行が防止される。
【0033】
反射型センサ(センサ部)40が、図3に示すように、用紙収容部6の内壁3c側の一隅において、底壁3dに設けられている。反射型センサ40は4つのセンサ40a〜40dを用紙搬送方向に縦列配置した構成とされ、それぞれのセンサ40a〜40dから光を照射してその反射量を測定することで、用紙パッケージ9の後述する識別マーク(識別部)41を読み取るようになっている。
【0034】
次に、用紙分離部11について説明する。
【0035】
図5に示すように、用紙収容部6の内壁13cの近傍には、印刷機構部14が配置されると共に、ピックアップローラ12と分離ブロック13とが設けられている。蓋体10の内面には、押圧板18が回動自在に支持されている。
【0036】
押圧板18と蓋体10との間には付勢バネ19が介在され、押圧板18を下方へ回動させる向きに付勢力を常時作用させている。
【0037】
用紙パッケージ9は、用紙7がその印字される面を下側にして積層された状態で、その用紙7を内部に収納する。この場合、用紙7は、最も下側に位置する用紙7の下面がパッケージ材8から一部露出するように、用紙収容部6にセットされる。そして、蓋体10を閉じてロックした際には、前述の付勢バネ19により下方へ付勢される押圧板18がパッケージ材8(後述する上板53)を介して、用紙7の用紙搬送方向先頭側の領域を押圧する。この結果、用紙7の露出した部分はピックアップローラ12に接触して、適宜の力で圧接される。
【0038】
ピックアップローラ12に近接させて分離ブロック13が設けられている。分離ブロック13は、ピックアップローラ12の用紙送り出し方向に対して傾斜した分離案内面13aを備えている。
【0039】
ピックアップローラ12に接触する最下層の用紙7は、ピックアップローラ12の回転駆動により、搬送力を加えられる。そして、分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用により、最下層に位置する一枚の用紙7のみが分離されて送り出される。
【0040】
印刷機構部14について説明する。
【0041】
分離ブロック13に隣接してプラテンローラ16が回転自在に設けられている。ペーパーガイド17が、プラテンローラ16の外周面に近接して配置されている。
【0042】
図5の拡大図に示すように、凹湾曲状の摺接面17aがプラテンローラ16の外周面に沿うようにペーパーガイド17に形成されている。ペーパーガイド17と本体ケース2との間には押圧コイルバネ20が設けられており、摺接面17aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するようになっている。
【0043】
前述の用紙分離部11で分離された用紙7は、図5中の二点鎖線で示されるように、ピックアップローラ12により搬送されて、分離ブロック13の下端を通過する。そして、用紙7の向きをプラテンローラ16に沿って変化させるために、用紙7はガイド板21によりプラテンローラ16に案内される。
【0044】
具体的には、用紙7はこのガイド板21により案内され、プラテンローラ16の下面側から、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そして、用紙7は、プラテンローラ16の外周面とペーパーガイド17の摺接面17aとの間を摺接しつつ、プラテンローラ16の回転駆動を受けて、搬送方向を180度反転される。このようにして、用紙7は印字される面を上側に向けながらプラテンローラ16の上面側に至る。
【0045】
プラテンローラ16の上面側に位置するサーマルヘッド15は、発熱体部15aを有している。サーマルヘッド15は回動軸15bにより回動可能に支持され、発熱体部15aはプラテンローラ16の上面に接離可能とされている。
【0046】
ここで、サーマルヘッド15が回動自在に構成されているのは、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間で用紙7が詰まった場合に、ジャム紙除去作業を可能とするためである。
【0047】
サーマルヘッド15には捩りコイルバネタイプのスプリング22の一端が係止されている。スプリング22は、サーマルヘッド15に設けられた発熱体部15aがプラテンローラ16上面に当接する方向に、サーマルヘッド15を常時付勢している。
【0048】
用紙7は、印字される面を上側に向けながらプラテンローラ16により搬送され、印字面にサーマルヘッド15の発熱体部15aが接触し、その接触箇所において印字がなされる。
【0049】
サーマルヘッド15はラインヘッド型とされ、搬送されてくる感熱型の用紙7に対し、用紙7の搬送方向と直交する方向に、任意の文字列や画像を印刷することができる。サーマルヘッド15の印刷可能な幅は、用紙7の幅に略等しく設定されている。
【0050】
本実施形態では、用紙7は、感熱発色性を有するものが使用されている。これは、サーマルヘッド15の加熱により発色する発色層を受像層としてその一側の面に形成したものである。
【0051】
排紙ガイド面13bが、プラテンローラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜して分離ブロック13に形成されている。
【0052】
用紙7は、サーマルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後に、排紙ガイド面13bにより案内される。用紙7は、図1の二点鎖線に示すように、本体ケース2の上カバー5と蓋体10との間の隙間から、蓋体10の上側へ排紙される。
【0053】
〔用紙パッケージの構成〕
次に、本実施形態において、プリンタ1にセットされる用紙パッケージ9について説明する。
【0054】
図6は用紙パッケージ9の斜視図である。
【0055】
用紙パッケージ9は図6に示すように、カットシート状の用紙7と、用紙7を積層された状態で収納するパッケージ材8と、パッケージ材8の外部を束ねる長尺状の帯状部材70とから構成されている。
【0056】
用紙7は、例えばA6〜A7サイズ程度の小サイズのものが用いられ、50枚程度がパッケージ材8の内部に収納されている。
【0057】
帯状部材70は、パッケージ材8を用紙搬送方向に直交する方向に巻いて束ねている。帯状部材70は、例えば、用紙7の用紙搬送方向に沿う寸法に対して、1/5〜1/2の幅を有するものが用いられる。
【0058】
パッケージ材8は、用紙7とほぼ同一形状(長方形)を有する上板53と、上板53に連結する側板52と、側板52に連結する底板51とから構成されている。具体的には、上板53の用紙搬送方向に直交する縁部91、92のうち、上流側の縁部91に側板52が連結し、底板51が、側板52の上板53に連結する縁部91と対向する縁部93に連結し、それぞれが一体的に形成されている。
【0059】
図7はパッケージ材8の展開図であり、パッケージ材8を折り曲げる前の状態が示されている。図6に示されるパッケージ材8は、図7に示される平板状の厚紙材をコの字形状に折り曲げたものである。
【0060】
パッケージ材8は、幅方向において、用紙7の幅寸法と略同一の寸法D1を有するように構成されている。詳細は後述する。
【0061】
また、パッケージ材8には、スジ入れ等の折り目加工が施されている。折り目80は、パッケージ材8を構成している上板53と側板52と底板51との各境界にそれぞれ形成されている。
【0062】
本実施形態におけるパッケージ材8の上板53は、用紙搬送方向の寸法D2が、用紙収納部6の内壁3aと内壁13c間の寸法D3(図4参照。)とほぼ同一となるように構成されている。この構成で、用紙パッケージ9を用紙収納部6に装着した際、上板53の用紙搬送方向の上流側の縁部91と下流側の縁部92とが、図4に示されるように、それぞれ内壁3a、13cに当接する。パッケージ材8は、縁部91と縁部92とが内壁3a、13cに当接することで、用紙搬送方向に対して位置決めされる。詳細は後述する。
【0063】
一方、パッケージ材8の底板51は、ピックアップローラ12の侵入を可能とするために用紙搬送方向に対して、上板53より短く構成されている。底板51は、ピックアップローラ12が侵入するために必要とされる最小限の寸法だけ上板53に対して短く構成される。パッケージ材8が用紙7を保護する機能が、底板51の寸法を必要以上に短くすることによって、損なわれてしまうからである。
【0064】
底板51は、図6に示すように、用紙搬送方向上流側の一隅であって、用紙7と接する面とは反対側の面に、識別マーク41を有している。識別マーク41は印刷等の公知の方法で付されている。この識別マーク41は、用紙パッケージ9を用紙収容部6にセットしたときに、反射型センサ40の読取領域に位置するように構成されている。
【0065】
図9は、図6に示す用紙パッケージ9を上下逆さにした様子を示す斜視図である。識別マーク41は4つの矩形状のビット表示部41a〜41dにより構成されている。本実施形態においては、4つのビット表示部のうち1〜3箇所が黒く着色される一方、残りの箇所は着色されず、パッケージ材8の下地の色(白)が残されている。具体的には、表示部41a・41c・41dが黒く着色され、残りの表示部41bは着色されず白とされている。
【0066】
上記の白黒のパターンは、パッケージ材8の内部に収納される用紙7の種類に応じて、予め定められている。
【0067】
〔用紙パッケージの組み立て作業〕
用紙パッケージ9を組み立てる作業について説明する。
【0068】
図7に示す状態のパッケージ材8は、先ず図8に示すように、側板52が底板51に対して折り目82に沿って垂直に折り曲げられる。そして、上板53が側板52に対して折り目81に沿って垂直に折り曲げられる。上板53及び底板51がそれぞれ、側板52に対して垂直に折り曲げられる結果、上板53と底板51とが対向するように位置し、コの字形状のパッケージ材8が形成される。
【0069】
次に、積層された状態の用紙7が、コの字形状に形成されたパッケージ材8の底板51と上板53との間に挟み込まれて収納される。
【0070】
用紙7をパッケージ材8に収納する際には、用紙7の印字される面が底板51側を向くように、予めその向きが定められる。これは、後に用紙パッケージ9をプリンタ1に装着し、用紙7がプリンタ1の印刷機構部14に搬送されるときに、サーマルヘッド15側に用紙7の印字される面が向くようにするためである。
【0071】
最後に、帯状部材70が、用紙7を挟み込んだ状態でパッケージ材8の外側を用紙搬送方向と直交する向きに巻いて束ねられる。
【0072】
このようにして、用紙パッケージ9が比較的容易な作業で組み立てられ、図6に示す用紙パッケージ9が完成する。
【0073】
本実施形態においては、上記の用紙パッケージ9の組み立て(製造)作業はメーカ側で行い、プリンタ1を使用するユーザは、図6に示す状態で販売されている用紙パッケージ9を購入し、プリンタ1に装着して使用することになる。
【0074】
〔用紙パッケージのプリンタへの装着作業〕
まず、パッケージ材8の外側に巻いて束ねられた帯状部材70が取り外される。
【0075】
次に、用紙パッケージ9は、図10に示すように、底板51側を下にして、プリンタ1の用紙収容部6に装着される。
【0076】
この結果、パッケージ材8内で積層状態で収納されている用紙7のうちで、最下層の用紙7のパッケージ材8から露出されている部分が、ピックアップローラ12の上面に接触する。従って、ピックアップローラ12を回転駆動させることにより、用紙7を繰り出して搬送できることになる。
【0077】
ここで、プリンタ1の蓋体10は、用紙搬送方向下流側において、開閉するように構成されている。このように構成されるプリンタ1に対して用紙パッケージ9を装着する際には、通常、図10に示されるように、用紙パッケージ9は、用紙搬送方向上流側に位置する先頭部分を、下側に傾けて装着される。
【0078】
本実施形態における用紙パッケージ9においては、パッケージ材8の側板52が用紙搬送方向上流側に配置されることから、用紙7の収納状態が側板52により維持される。よって、用紙パッケージ9が用紙収納部6に装着される際、収納されていた用紙7がユーザの不注意によってパッケージ材8から滑り落ちて散乱してしまうことはない。さらに、用紙パッケージ9を傾けることによって、用紙7の縁部が側板52に当接し、積層状態の用紙7をパッケージ材8の所定の位置に揃えることができるため、紙ジャム等を未然に防ぐことができる。
図11には、用紙パッケージ9を用紙収納部6に完全に収納した状態が示されている。このとき、用紙収納部6に設けたガイド部材61は、図中矢印方向に回動して、アーム63が用紙7のサイド側の縁部を押動する。
【0079】
図12には、ガイド部材61のアーム63が用紙7に接触して押動する様子が、拡大して示されている。また、図13は、図12におけるXII−XII線に沿う断面図である。
【0080】
ここで、パッケージ材8の幅方向の寸法D1(図7参照。)は、用紙7の幅寸法に対して、ほぼ同一の寸法となるように構成されている。このため、ガイド部材61が、用紙7の外面を覆うパッケージ材8に邪魔されることなく、用紙7の端縁と当接することができ、用紙7を用紙収納部6の他方の内壁3cに揃えることができる。
【0081】
用紙パッケージ9を用紙収納部6内に装着した後に蓋体10を閉じた状態が図4および図5に示されている。このとき、上板53は、用紙7をピックアップローラ12に押し当てるための押圧板18と、用紙7との間に位置する。
【0082】
用紙7は用紙パッケージ9内に収納されたままプリンタ1にセットされ、用紙7が一枚ずつ繰り出されて無くなったときは、残ったパッケージ材8はプリンタ1から取り出されて廃棄されることになる。
【0083】
その後、用紙7は、新しいパッケージ材8に覆われて用紙収納部6に収納されるため、プリンタ1で多くの枚数を印刷したとしても、ピックアップローラ12や分離ブロック13の用紙分離性能が低下しない点で有用である。
【0084】
ここで、用紙7が押圧板18に上板53を介さず直接接触する構成とした場合を考えてみる。この構成においては、プリンタ1の継続使用により押圧板18が摩耗して用紙7との間の摩擦力が低下し、分離作用が低下して用紙7を複数枚同時に送ってしまう現象(重送)が発生し易くなる。本実施形態の構成では、用紙7が直接接触するのは上板53であり、上板53は用紙7を所定の枚数使い切る毎にパッケージ材8ごと新しいものに交換されることになる。よって、長年の使用により上板53と用紙7との間の摩擦力が低下してしまうことがなく、常に良好な分離作用が維持されて重送などの用紙搬送トラブルが防止されるのである。
【0085】
〔パッケージ材をプリンタ内で位置決めする方法〕
次に、パッケージ材8に設けられた識別マーク41をプリンタ1側の反射型センサ40で読み取らせるために、用紙パッケージ9のパッケージ材8をプリンタ1内で位置決めする方法について説明する。
【0086】
用紙パッケージ9の幅方向においては、前述したように、パッケージ材8の幅方向における寸法D1(図7参照。)が、用紙7の幅方向の寸法と略同一となるように構成されている。このため、用紙7はプリンタ1の内壁3bに設けられたガイド部材61によって、他方の内壁3cに押動されるとともに、パッケージ材8も押動されて、用紙収納部6内で位置決めされる。
【0087】
一方、用紙パッケージ9の長手方向、すなわち用紙搬送方向においては、パッケージ材8の上板53の用紙搬送方向における寸法D2(図7参照。)が、用紙収納部6の内壁3aと内壁13cとの間の寸法D3(図4参照。)と略同一となるように構成されている。このため、上板53の用紙搬送方向上流側及び下流側の縁部91、92が共に、用紙収納部6の内壁3a及び13cにそれぞれ当接することで、パッケージ材8の用紙収納部6内での位置決めがなされる。
【0088】
このパッケージ材8の幅方向及び用紙搬送方向の位置決めによって、前述の識別マーク41の4つのビット表示部41a〜41dが、4つの反射型センサ40a〜40dの読取領域に位置することになる。よって、反射型センサ40は、ビット表示部41a〜41dの白黒のパターンを確実に読み取ることで、用紙7の種類を判別することができる。
【0089】
一方、用紙搬送時に、ピックアップローラ12に接触する最下層の用紙7に搬送力が加えられるときパッケージ材8が、最下層の用紙7と底板51との間に生じる摩擦力によって、用紙搬送方向に力を受けることが問題となる。
【0090】
本実施形態においては、上板53は、用紙搬送時においても、用紙搬送方向下流側の縁部92が、用紙収容部6の内壁13cに当接することで、ピックアップローラ12による搬送力に抗して、パッケージ材8の移動を規制することができる。このため、図14に示されるように、上板53に連結する側板52及び底板51が用紙搬送方向に若干ズレることはあっても、プリンタ1のセンサ40によって読み取ることができる範囲内に、パッケージ材8の識別マーク41を位置させることができるのである。
【0091】
パッケージ材8がピックアップローラ12の搬送力に抗し、底板51の識別マーク41が、センサ40上で位置決めされ、読み取りが行われるためには、上板53の用紙搬送方向の寸法D2と、プリンタ1の用紙収納部6の内壁3aと内壁13cとの間の寸法D3との寸法差が1.0mm以内の許容範囲である必要がある。パッケージ材8に識別マーク41を印刷する際の印刷誤差等を考慮に入れた場合、寸法差1.0mmは、センサ40が識別マーク41を読み取り得る限界値である。
【0092】
〔変形例〕
以上に、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0093】
例えば、用紙パッケージ9の構成は、帯状部材70を用いずに、用紙7とパッケージ材8のみによる構成としてもよい。
【0094】
帯状部材70が、用紙パッケージの構成から除かれることによって、その分の製造コストを削減することができる。
【0095】
用紙7の構成は、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層して受像層としたもの(感熱穿孔性を有するもの)を用いるようにしても構わない。また、用紙7は、感熱紙のみならず、熱転写方式やそれ以外の用紙とすることも可能である。
【0096】
また、パッケージ材8は、上板53、側板52、底板51を別々に形成した後に、それぞれを繋ぎ合わせて一つのものとしてもよい。
【0097】
パッケージ8の底板51の構成は、ピックアップローラ12の侵入が可能であり、用紙7の搬送が可能な構成であれば、用紙搬送方向において上板53と略同一の寸法であってもよい。
【0098】
パッケージ材8の底板51に設けられた識別マーク41の構成は、印刷で付した矩形のビット表示の白黒パターンに限ることはない。識別マーク41の構成は、例えば、パッケージ材8の適宜の個所に孔を形成して、その孔の有無のパターンで情報を表示するような構成であってもよい。また、識別マーク41は、用紙7の種類を表示するだけでなくその他の情報を表示するものであってもよい。要は何らかの情報が、プリンタ側のセンサによって認識されるように表示してあればよい。
【0099】
プリンタ1の構成は、サーマルヘッド15による印刷に代えて別の手段を用いてもよい。例えば、プリンタが多少大型となってもよければ、インクジェット等の印刷手段を採用してもよい。
【0100】
プリンタ1のセンサ40の構成としても、反射型センサ40に限らず、接触・非接触にかかわらず、適宜の方法が採用され得る。
【0101】
パッケージ材8の構成は、図15に示すように、側板が、用紙7の縁部のうち用紙搬送方向に延びる一側の縁部を覆う構成であってもよい。この構成においては、側板の構成のみが、上記実施形態と大きく異なるため、側板のみ符号を変更して152とする。図16は、パッケージ材8の展開図である。図15のパッケージ材8は、図16のパッケージ材8の上板53を図中の矢印方向に折り曲げることによって形成することができる。
【0102】
側板152が、用紙7の縁部のうち用紙搬送方向に延びる一側の縁部を覆うように構成されることによって、用紙搬送時に生じる上板53と底板51とのズレを効果的に抑制することができる。つまり、上板53と底板51とのズレが少なくなることによって、識別マーク41がセンサ40上により確実に位置することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリンタ1の外観を示した斜視図である。
【図2】図1のプリンタ1の側面断面図である。
【図3】図1のプリンタ1において、蓋体10を開いた状態を示した斜視図である。
【図4】図1に示されるプリンタ1の用紙収納部6に、用紙パッケージ9を収納した状態を示す側面断面図である。
【図5】図1のプリンタ1の用紙分離部及び印刷機構部の詳細を示した拡大図である。
【図6】図1のプリンタに装着される用紙パッケージ9の斜視図である。
【図7】図6の用紙パッケージ9を構成するパッケージ材8の展開図である。
【図8】図6に示されるパッケージ材9を組み立てるために、図7に示されるパッケージ材8を折り曲げる様子を示した斜視図である。
【図9】図6に示される用紙パッケージ9を、上下逆さにした様子を示す斜視図である。
【図10】帯状部材70を取り除いた後の用紙パッケージ9を、プリンタ1に装着する様子を示した側面断面図である。
【図11】図10に示される用紙パッケージ9が、プリンタ1に収納された様子を示す斜視図である。
【図12】プリンタ1のガイド部材61が、用紙7の縁部を押動する様子を示す要部拡大図である。
【図13】図12におけるXII−XII断面図である。
【図14】プリンタ1に収納された用紙パッケージ9から用紙7が搬送される様子を示す側面断面図である。
【図15】パッケージ材8の側板を、用紙7の縁部のうち用紙搬送方向に延びる一側の縁部を覆う構成とする変形例の用紙パッケージ9を示す斜視図である。
【図16】図15の用紙パッケージ9を構成するパッケージ材8の展開図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
3a 内壁(用紙収納部6の用紙搬送方向上流側の内側面)
6 用紙収納部
7 用紙
8 パッケージ材
9 用紙パッケージ
12 ピックアップローラ(給紙ローラ)
13c 内壁(用紙収納部6の用紙搬送方向下流側の内側面)
40 反射型センサ(センサ部)
41 識別マーク(識別部)
51 底板
52 側板
53 上板
61 ガイド部材
70 帯状部材
91 縁部(上板53の用紙搬送方向上流側の縁部)
92 縁部(上板53の用紙搬送方向下流側の縁部)
93 縁部(側板52の縁部91と対向する縁部)

Claims (8)

  1. プリンタの用紙収容部に装着可能な用紙パッケージであって、
    プリンタの被印刷媒体として積層された用紙と、
    前記用紙の外側を覆うパッケージ材とを備え、
    前記パッケージ材は、積層された用紙の上面を覆う上板と、積層された用紙の底面を覆う底板と、前記上板及び前記底板に連結し、積層された用紙の一側面のみを覆う側板とを有し、
    前記底板は、プリンタのセンサ部で読み取り可能な識別部を有し、プリンタの給紙ローラを侵入可能とするための形状を有し、
    前記上板は、用紙搬送方向の上流側と下流側とに位置する縁部を有し、当該用紙パッケージが前記用紙収容部に装着される際、前記上板の各縁部が用紙搬送方向の上流側及び下流側に位置する前記用紙収容部の各内側面と当接するように構成され、
    前記パッケージ材が、前記各縁部の当接によって、用紙搬送方向において位置決めされることを特徴とする用紙パッケージ。
  2. 前記底板は、プリンタの給紙ローラを侵入可能とするために、用紙搬送方向において前記上板より短く構成されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙パッケージ。
  3. 前記用紙収容部の用紙搬送方向の上流側及び下流側に位置する各内側面の間隔と前記用紙搬送方向における上板の寸法との差は、1.0mm以内であることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙パッケージ。
  4. 前記パッケージ材の側板は、用紙搬送方向の上流側に位置する前記用紙の一側面を覆っていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙パッケージ。
  5. 前記パッケージ材の側板は、用紙搬送方向に延びる前記用紙の一側面を覆っていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙パッケージ。
  6. 前記パッケージ材の上板、側板及び底板は一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の用紙パッケージ。
  7. プリンタの用紙収容部に装着可能で、積層された用紙の外側を覆うパッケージ材であって、
    前記パッケージ材は、積層された用紙の上面を覆う上板と、積層された用紙の底面を覆う底板と、前記上板及び前記底板に連結し、積層された用紙の一側面のみを覆う側板とを備え、
    前記底板は、プリンタのセンサ部で読み取り可能な識別部を有し、プリンタの給紙ローラを侵入可能とするための形状を有し、
    前記上板は、用紙搬送方向の上流側と下流側とに位置する縁部を有し、当該パッケージ材が前記用紙収容部に装着される際、前記上板の各縁部が用紙搬送方向の上流側及び下流側に位置する用紙収容部の各内側面と当接するように構成され、
    当該パッケージ材が、前記各縁部の当接によって、用紙搬送方向において位置決めされることを特徴とするパッケージ材。
  8. 被印刷媒体として積層された用紙と、その用紙の外側を覆うパッケージ材とを有する用紙パッケージと、
    前記用紙パッケージが装着される用紙収容部と、
    前記用紙パッケージに収納される用紙の種類を識別するために、前記用紙収容部の底面に設けられたセンサ部と、
    積層された用紙を一枚ずつ給送するために、前記用紙収容部の底面に設けられた給紙ローラとを備え、
    前記パッケージ材は、積層された用紙の上面を覆う上板と、積層された用紙の底面を覆う底板と、前記上板及び前記底板に連結し、積層された用紙の一側面のみを覆う側板とを有し、
    前記パッケージ材の底板は、前記センサ部により検出可能で用紙の種類を識別するための識別部を有し、前記給紙ローラを侵入可能とするための形状を有し、前記用紙パッケージが前記用紙収容部に装着された際、用紙搬送方向の上流側と下流側に位置する前記上板の各縁部が、用紙搬送方向の上流側及び下流側に位置する前記用紙収容部の各内側面と当接するように構成され、
    前記パッケージ材が前記各縁部の当接によって、用紙搬送方向で位置決めされることを特徴とするプリンタ。
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