JP2004209650A - 被記録媒体 - Google Patents

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JP2004209650A
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Abstract

【課題】耐光性、耐ガス性を改善し、記録画像濃度が高く、色調が鮮明で解像度が高く、インク吸収性及び記録画像保存性に優れた被記録媒体を提供する。
【解決手段】基材上にアルミナ水和物とバインダーを含む多孔質インク受容層を有する被記録媒体において、インク受容層中に少なくとも水溶性マンガン化合物と硫酸アンモニウムを含有させる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録媒体上に記録された画像濃度が高く、色調が鮮明で解像度が高く、かつインク吸収性及び記録画像の保存性に優れた被記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は、インクの微小液滴を種々の作動原理により飛翔させて、紙などの被記録媒体に付着させ、画像、文字などを記録するものであるが、高速低騒音、多色化が容易であり、記録パターンの融通性が大きい、現像、定着が不要などの特徴があり、近年、各種画像の記録装置として情報機器をはじめ各種の用途において急速に普及している。更に多色インクジェット方式により形成される画像は、製版方式による多色印刷や、カラー写真方式による印画と比較して遜色のない記録を得ることも可能であり、作成部数が少ない場合には通常の多色印刷や印画によるよりも安価であることから、フルカラー画像記録分野にまで広く応用されつつある。記録の高速化、高精細化、フルカラー化などの記録特性の向上に伴って記録装置、記録方法の改良が行われてきたが、被記録媒体に対しても高度な特性が要求されるようになってきた。
【0003】
かかる問題を解決するために、従来から多種多様の被記録媒体の形態が提案されてきた。例えば、低サイズの原紙に表面加工用塗料を浸潤させるインクジェット用紙(特許文献1)が開示されている。また、尿素−ホルマリン樹脂粉末を内添したシートに水溶性高分子を含浸させたインクジェット用紙(特許文献2)が開示されている。基材表面にインク吸収性の塗工層を設けたインクジェット記録用紙(特許文献3)が、被覆層中の顔料として非晶質シリカを用いた例(特許文献4)が、水溶性高分子塗工層を用いた例(特許文献5)がそれぞれ開示されている。
【0004】
また近年、ベーマイト構造のアルミナ水和物を用いた塗工層を有する被記録媒体(特許文献6)が提案されている。アルミナ水和物の製造方法については、アルミニウムドデキシドを製造(特許文献7)した後、アルミニウムドデキシドを加水分解してアルミナスラリーを製造(特許文献8)する方法が知られている。これらのアルミナ水和物を用いた被記録媒体は、アルミナ水和物が正電荷を持っているため、インク染料の定着が良く、発色の良い画像が得られること、更に、画質、特にフルカラー画像における画質及び光沢の点で従来の被記録媒体に比べ好ましいなどの長所を有する。
【0005】
また、インクの耐光性を向上させるために、インク中へ紫外線吸収剤を添加した例(特許文献9〜11)が開示されている。また、別の解決策として、被記録媒体中にベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収剤を含有させる例(特許文献12〜14)が開示されている。しかしこれらの紫外線吸収剤は、記録用紙を黄変させたり、印字したインクの色相を変化させたり、インクの色によっては耐光性向上効果に乏しい場合があるという問題がある。
【0006】
また、ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系の酸化防止剤を被記録媒体中に含有させる例(特許文献15〜17)が開示されている。これらも紫外線吸収剤と同様な問題があるほか、暗所や通常の室内では実用上褪色がほとんど問題にならないが、屋外の直射日光や、室内でも展示会などにおける強力な光には効果が乏しい場合があるという問題がある。
【0007】
一方、多価金属塩を含有させて、画像部の耐光性を向上させたインクジェット記録媒体(特許文献18及び19)が開示されている。また、アルミナ水和物層に遷移金属含有イオンの水溶性塩が付与された記録用シート(特許文献20)が開示されている。
インク受容層として多層構成を使用した例(特許文献21〜23)が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開昭52−53012号公報
【特許文献2】
特開昭53−49113号公報
【特許文献3】
特開昭55−5830号公報
【特許文献4】
特開昭55−51583号公報
【特許文献5】
特開昭55−146786号公報
【特許文献6】
特開平7−232475号公報
【特許文献7】
米国特許第4,242,271号明細書
【特許文献8】
米国特許第4,202,870号明細書
【特許文献9】
特開昭54−68303号公報
【特許文献10】
特開昭54−85804号公報
【特許文献11】
特開昭56−18151号公報
【特許文献12】
特開昭57−74192号公報
【特許文献13】
特開昭57−74193号公報
【特許文献14】
特開昭57−87988号公報
【特許文献15】
特開昭61−146591号公報
【特許文献16】
特開昭64−36480号公報
【特許文献17】
特開平3−13376号公報
【特許文献18】
特公昭62−18355号公報
【特許文献19】
特開2000−103160号公報
【特許文献20】
特開平8−112964号公報
【特許文献21】
特開昭57−89954号公報
【特許文献22】
特開昭60−224578号公報
【特許文献23】
特開昭61−12388号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フルカラー画像の場合、多色記録画像となるために、単色記録画像の場合に比べ変色や褪色(色あせ)の許容度合が小さく、変色や褪色による画質の低下が目立ちやすいという問題がある。
【0010】
インクジェット記録においては、ほとんどの場合、インクは染料の水溶液であり、インクジェットノズルが微細なためにバインダーの必要な顔料はあまり使用されていない。カラー顔料はそれ自身の分散性に限りがあるため、分散剤として界面活性剤、低分子量のバインダーが必要である。バインダーがあるとノズルの目詰まり、インク粘度の増加による駆動周波数の低下等の問題からワイドフォーマット記録では使用されるが、近年の高密度・高精細記録には未だあまり用いられていないのが現状である。一方、インクジェット記録に一般的に用いられる染料は慣用の着色顔料に比べ光に対する堅牢度が低い。
【0011】
そこで耐光性を向上させるための最も一般的な方法は、インクに使用される染料として耐光性のすぐれた染料を使用することである。しかしながら、インクジェットに使用されるインクには、インクジェットノズルに目詰りを生じないこと、あざやかな色調を有すること等の条件が要求されるので、必ずしも耐光性にすぐれた染料をそのまま選択することができないのが現状である。
【0012】
そこで耐光性を向上させるために、例えば特許文献7〜9には、インク中へ紫外線吸収剤を添加した例が開示されているが、これらの紫外線吸収剤はインクの噴射安定性を低下させたり、溶解度が低いために多量添加ができず微量添加では効果が少ない場合があるという問題がある。また別の解決策として、特許文献10〜12には、被記録媒体中にベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収剤を含有させる例が開示されているが、これらの紫外線吸収剤は、記録用紙を黄変させたり、印字したインクの色相を変化させたり、インクの色によっては耐光性向上効果に乏しい場合があるという問題がある。
【0013】
また、特許文献13〜15には、ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系の酸化防止剤を被記録媒体中に含有させる例が開示されているが、これらも紫外線吸収剤と同様な問題があるほか、暗所や通常の室内では実用上褪色がほとんど問題にならないが、屋外の直射日光や、室内でも展示会などにおける強力な光には効果が乏しい場合があるという問題がある。
【0014】
本発明者による検討によれば、金属塩の中でもっとも耐ガス性に優れた、公知の水溶性マンガン化合物をインク受容層に含有させた場合には、確かに印字部の耐光性や耐ガス性は向上するものの、マンガン化合物自体の光酸化や酸化性ガスによって非印字部(白色部)の茶変が生じてしまう問題があった。
【0015】
本発明は前記の様な従来技術に鑑みてなされたものであり、インク受容層中に水溶性マンガン化合物と硫酸アンモニウムを含有することによって、インクにより記録された画像の耐光性、耐ガス性を改善した被記録媒体を提供することを目的とする。また他の目的は、染料の色相に悪影響をおよぼすことなく、記録画像濃度が高く、色調が鮮明で解像度が高く、インク吸収性及び記録画像保存性に優れた被記録媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、基材上にアルミナ水和物とバインダーを含む多孔質インク受容層を有する被記録媒体において、インク受容層が少なくとも水溶性マンガン化合物と硫酸アンモニウムを含むことを特徴とする被記録媒体に関するものである。本発明にかかる被記録媒体はインクジェット記録用として特に好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、基材上にアルミナ水和物とバインダーを含む多孔質インク受容層を有する被記録媒体において、インク受容層が少なくとも水溶性マンガン化合物と硫酸アンモニウムを含むことを特徴とする被記録媒体に関するものである。
【0018】
また、本発明は、インクの小滴を微細孔から吐出させ、被記録媒体に付与して印字を行なう画像形成方法において、被記録媒体として上記被記録媒体を用いる画像形成方法である。また本発明は、前記被記録媒体に画像が形成されてなる印字物である。
基材としては適度のサイジングを施した紙、無サイズ紙、レジンコート紙などの紙類、樹脂フィルムのようなシート状物質及び布帛が使用できるが、特に制限はない。
【0019】
樹脂フィルムの場合はポリエスエル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリカーボネートなどの透明フィルムや、アルミナ水和物、チタンホワイトの充填または微細な発泡により不透明化したシートを用いることもできる。基材にレジンコート紙を用いた場合、通常の写真プリントと同じ手触り、こし、風合いが得られ、さらに本発明の被記録媒体は、インク受容層に高い光沢性を有していることもあり、通常の写真プリントにかなり近似したものになる。
【0020】
また、前記基材とインク受容層との接着性を良好にするために、コロナ処理、火炎処理等の表面処理を行ったり、易接着層(接着が良好な層)を下引き層として設けても良い。さらにカールを防止するために基材の裏面あるいは所定の部位に樹脂層や顔料層等のカール防止層を設けることもできる。
【0021】
本発明における被記録媒体のインク受容層は、その全細孔容積が0.35〜1.0ml/gの範囲になるように形成されるのが好ましく、より好ましくは0.4〜0.9ml/gである。ここで、全細孔容積は、120℃で24時間脱気処理した後、窒素吸着脱離法によりカンタクローム社製、「オートソーブI」(商品名)を用いて測定した。
【0022】
インク受容層の細孔容積が前記範囲にある場合、インク受容層にクラック、粉落ちが発生せず、インクの吸収も良いため、特に多色印字を行った場合に、インク受容層からインクが溢れて画像に滲みが発生するということがない。
また、インク受容層のBET比表面積については、50〜300m2/gの範囲が好ましく、より好ましくは100〜300m2/g、更に好ましくは、100〜200m2/gである。ここで、BET比表面積は、120℃で24時間脱気処理した後、窒素吸着脱離法によりカンタクローム社製、「オートソーブI」(商品名)を用いてBrunauerらの方法を用いて計算し、求めた。結果を表1に示す。
【0023】
BET比表面積が上記範囲にあるとき、インク受容層に光沢性があり、また、ヘイズが増加せず画像に白モヤがかからない。また、インク受容層にクラックが生じにくい。
本発明に用いられるアルミナ水和物としては、下記一般式により表される公知のものを使用できる。
Al23-n(OH)2n・mH2
式中、nは0、1、2または3の整数のいずれか一つを表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の値を表す。mH2Oは多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであるため、mは整数でない値をとることができる。また、この種のアルミナ水和物をか焼すると、mは0の値に達することがありうる。
【0024】
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型の水酸化アルミニウムからγ、σ、η、θ、α型のアルミニウム酸化物に転移していくことが知られている。本発明に於いては、これらのいずれの結晶構造のものも使用可能である。
【0025】
前記アルミナ水和物は、製造過程において細孔物性の調整がなされるが、前記インク受容層のBET比表面積、細孔容積を満たすためには、細孔容積が0.3〜1.0ml/gであるアルミナ水和物を用いることが好ましく、より好ましくは0.35〜0.9ml/gである。この範囲の細孔容積を有するアルミナ水和物はインク受容層の細孔容積を前記規定範囲内にする上でより好適である。
【0026】
また、アルミナ水和物のBET比表面積については、50〜350m2/gであるアルミナ水和物を用いることが好ましく、より好ましくは100〜250m2/gである。この範囲のBET比表面積のアルミナ水和物は、インク受容層の比表面積を前記規定範囲にする上でより好適である。
【0027】
本発明の被記録媒体において、前記顔料と組み合わせて使用するバインダーとしては、水溶性高分子物質が好ましい。例えば、ポリビニルアルコールまたはその変性体(カチオン変性、アニオン変性、シラノール変性)、澱粉またはその変性体(酸化、エーテル化)、ゼラチンまたはその変性体、カゼインまたはその変性体、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ウレタンエマルジョン、ポリエステルエマルジョン、アクリルエマルジョン、SBRラテックス、NBRラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス、官能基変性重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系共重合体ラテックス、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸またはその共重合体、アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド系樹脂などが好ましい。これらのバインダーは、単独であるいは複数種混合して用いることができる。有機溶剤を使用する場合は、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、アクリル系樹脂などが挙げられる。
【0028】
前記インク受容層のBET表面積、細孔容積の範囲を満たす限りにおいて、前記アルミナ水和物とバインダーの混合比は質量比で1:1〜30:1、好ましくは5:1〜20:1の間で任意に選択できる。バインダーの量が前記範囲にある場合、インク受容層の機械的強度が不足せず、ひび割れや粉落ちの発生が起こらないし、適度な細孔容積を有しているのでインクの吸収性が良い。
また、前記インク受容層には、必要に応じて分散剤、増粘剤、pH調整剤、潤滑剤、流動性変性剤、界面活性剤、消泡剤、耐水化剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤を添加することも可能である。
【0029】
インク受容層は、アルミナ水和物とバインダー等を含む分散液を、塗工装置を用いて、基材上に塗布、乾燥する方法により形成することができる。塗工方法としては、ブレードコート方式、エアーナイフ方式、ロールコート方式、ブラッシュコート方式、グラビアコート方式、キスコート方式、エクストルージョン方式、スライドホッパー(スライドビード)方式、カーテンコート方式、スプレー方式などを用いることができる。塗布された塗液の乾燥装置としては直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線、加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等各種乾燥装置をあげることができる。
【0030】
基材上にインク受容層を塗工しただけのシートは、そのままでも本発明による被記録材として使用出来るが、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダーなどで加熱及び/または加圧下ロールニップ間を通してインク受容層表面に平滑性を与えることも可能である。また、湿潤状態にある被処理物を、表面を加熱した鏡面ドラムに圧接し乾燥させる直接法やリウエット法などのキヤスト法も好適に用いられる。
【0031】
分散液の塗布量は乾燥固形分換算で0.5〜60g/m2、より好ましくは5〜45g/m2とすることができ、インク受容層の層厚としては、良好なインク吸収性、解像性を得るために、例えば15μm〜60μm、好ましくは20μm〜55μm、更に好ましくは25μm〜50μmとすることができる。
本発明におけるインク受容層は単層構成でも多層構成でもよい。特許文献19〜21に記載のように多層構成を有するインク受容層が挙げられる。例えば、特許文献21に記載のように、インク透過層を本発明のインク受容層の上に更に設けてもよい。また、インク受容層は基材の少なくとも片面に設けられているが、カールの防止、両面へのインクジェット記録等の目的のために基材の両面に設けてもよい。
【0032】
本発明のインク受容層中に含まれる水溶性マンガン化合物としては、例えば硫酸マンガン、硝酸マンガン、塩化マンガン、酢酸マンガン、安息香酸マンガン等があげられ、II価の水溶性マンガン化合物であれば特に限定されない。好ましい添加量としては前記アルミナ水和物100質量部に対して0.2〜2.0質量部、特に好ましい範囲としては0.2〜1.0質量部である。2.0質量部以下の場合には、マンガン化合物自体の光酸化や酸化性ガスによる非印字部(白色部)の茶変が起こらず、後述する硫酸アンモニウムの添加でも抑制する効果が減少しない。また、0.2質量部以上の場合には、印字部の耐光性や耐ガス性改良の効果が減少しない。
【0033】
本発明のインク受容層には、上述の水溶性マンガン化合物と併用して、硫酸アンモニウムが前記マンガン化合物の光酸化や酸化性ガスによる非印字部(白色部)の茶変を抑制するために用いられる。硫酸アンモニウムとしては特に限定されず、通常試薬等で使用される一般的なものでよい。好ましい添加量としては、前記水溶性マンガン化合物100質量部に対して、硫酸アンモニウムは質量比で50〜500質量部、特に好ましい範囲としては150〜300質量部である。50質量部以上の場合には、マンガン化合物自体の光酸化や酸化性ガスによる非印字部(白色部)の茶変を効果的に抑制でき、また、500質量部以下の場合には、水溶性マンガン化合物の添加による印字部の耐光性や耐ガス性が低下しない。
【0034】
更に、インク受容層の光沢性や画像の白モヤによるBkの画像濃度低下に配慮して、インク受容層の比表面積を100〜300m2/gに調整した場合には、高比表面積のためマンガン化合物自体の光酸化による茶変がより顕著となる場合があり、このような場合には、硫酸アンモニウムとともにグリセリンをインク受容層中に添加することが好ましい形態のひとつとしてあげられる。グリセリンとしては特に限定されず、通常試薬等で使用される一般的なものでよい。好ましい添加量としては前記アルミナ水和物100質量部に対して0.2〜3.0質量部、特に好ましい範囲としては0.3〜1.0質量部である。0.2質量部以上のとき、インク受容層の比表面積を100〜300m2/gに調整した際、マンガン化合物自体の光酸化による茶変を効果的に抑制することができる。また、3.0質量部以下のとき、良好なインク吸収性を有し、にじみやビーディングが発生しない。
【0035】
本発明における上述の水溶性マンガン化合物、硫酸アンモニウムおよびグリセリンのインク受容層への添加方法は、特に限定されず、例えば、アルミナ水和物とバインダーを含む分散液に直接添加してインク受容層を形成させる方法や、インク受容層を形成した後、前記化合物を含む水溶液を塗工吸収させる方法、リウエット法でのキャスト液に前記化合物等を含む水溶液を用い、光沢面を仕上げる方法等があげられる。
【0036】
本発明において、インクの成分それ自体は公知のものでよく、例えば、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食品用色素等に代表される水溶性染料がある。
例えば、直接染料としては、
C.I.Direct Black 2、4、9、11、14、17、19、22、27、32、36、38、41、48、49、51、56、62、71、74、75、77、78、80、105、106、107、108、112、113、117、132、146、154、194。
【0037】
C.I.Direct Yellow 1、2、4、8、11、12、24、26、27、28、33、34、39、41、42、44、48、50、51、58、72、85、86、87、88、98、100、110、142
C.I.Direct Orange 6、8、10、26、29、34、39、41、44、46、49、51、60、102
C.I.Direct Red 1、2、4、8、9、11、13、17、20、23、24、28、31、33、37、39、44、46、47、48、51、59、62、63、73、75、77、80、81、83、84、85、90、94、99、101、108、110、145、189、197、220、224、225、226、227、230。
【0038】
C.I.Direct Violet 1、7、9、12、35、47、48、51、90、94
C.I.Direct Blue 1、2、6、8、15、22、25、34、69、70、71、72、75、76、78、80、81、82、83、86、90、98、106、108、110、120、123、158、163、165、192、193、194、195、196、199、200、201、202、203、207、218、236、237、239、246、258。
【0039】
C.I.Direct Green 1、6、8、28、33、37、59、63、64
C.I.Direct Brown 1A、2、6、25、27、44、58、95、100、101、106、109、112、173、194、195、209、210、211
が挙げられる。
【0040】
酸性染料としては、
C.I.Acid Black 1、2、7、16、17、24、26、28、31、41、48、52、58、60、63、94、107、109、112、118、119、121、122、131、155、156
C.I.Acid Yellow 1、3、4、7、11、12、13、14、17、18、19、23、25、29、34、36、38、40、41、42、44、49、53、55、59、61、71、72、76、78、99、111、114、116、122、135、161、172。
【0041】
C.I.Acid Orange 7、8、10、19、33、56、64
C.I.Acid Red 1、4、6、8、13、14、15、18、19、21、26、27、30、32、34、35、37、40、42、51、52、54、57、80、82、83、85、87、88、89、92、94、97、106、108、110、115、119、129、131、133、134、135、154、155、172、176、180、184、186、187、243、249、254、256、260、289、315、317、318。
【0042】
C.I.Acid Violet 7、11、15、34、35、41、43、49、75
C.I.Acid Blue 1、7、9、22、23、25、27、29、40、41、43、45、49、51、53、55、56、59、62、78、80、81、83、90、92、93、102、104、111、113、117、120、124、126、145、167、171、175、183、229、234、236
C.I.Acid Green 3、12、19、27、41、9、16、20、25
C.I.Acid Brown 4、14
が挙げられる。
【0043】
塩基性染料としては、
C.I.Basic Black 2、8
C.I.Basic Yellow 1、2、11、12、14、21、32、36
C.I.Basic Orange 2、15、21、22
C.I.Basic Red 1、2、9、12、13、14、37
C.I.Basic Violet 1、3、7、10、14、27
C.I.Basic Blue 1、3、5、7、9、24、25、26、28、29
C.I.Basic Green 1、4
C.I.Basic Brown 1、12
が挙げられる。
【0044】
反応性染料としては、
C.I.Reactive Black 1、3、5、6、8、12、14
C.I.Reactive Yellow 1、2、3、13、14、15、17
C.I.Reactive Orange 2、5、7、16、20、24
C.I.Reactive Red 6、7、11、12、15、17、21、23、24、35、36、42、63、66
C.I.Reactive Violet 2、4、5、8、9
C.I.Reactive Blue 2、5、7、12、13、14、15、17、18、19、20、21、25、27、28、37、38、40、41、71
C.I.Reactive Green 5、7
C.I.Reactive Brown 1、7、16
が挙げられる。
【0045】
更に食品用色素としては、
C.I.Food Black 2
C.I.Food Yellow 3、4、5
C.I.Food Red 2、3、7、9、14、52、87、92、94、102、104、105、106
C.I.Food Violet 2
C.I.Food Blue 1、2
C.I.Food Green 2、3などが挙げられる。
【0046】
前記染料の例は、本発明の記録方法に適用できるインクに対して特に好ましいものであり、本発明に使用するインク用の染料はこれらの染料に限定されるものではない。
このような水溶性染料は、従来のインク中において一般には約0.1〜20質量%を占める割合で使用されている。
【0047】
本発明に用いるインクに使用する溶媒は、水または水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なものは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であって、水溶性有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アルコールを含有するものである。また、水としては、種々のイオンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用するのが好ましい。
【0048】
水と混合して使用される水溶性有機溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭素数1〜4アルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレングリコールメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(またはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
【0049】
これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルが好ましいものである。
インク中の前記水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはインクの全質量に対して質量%で0〜95質量%、好ましくは10〜80質量%、より好ましくは20〜50質量%の範囲である。
また、本発明に用いるインクは前記の成分の外に必要に応じて、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、防カビ剤、防錆剤等を包含し得る。
【0050】
本発明により、基材上にアルミナ水和物とバインダーからなる多孔質インク受容層を形成した被記録媒体において、前記インク受容層が少なくとも水溶性マンガン化合物と硫酸アンモニウムを含む被記録媒体に、前記水溶性染料を含有する水性インクを用いて記録すると染料の色相に悪影響をおよぼすことなく、記録画像濃度が高く、色調が鮮明で解像度が高く、インク吸収性及び印字部の画像の耐光性、耐ガス性に優れ、かつ非印字部の茶変を防止することができる被記録媒体を提供することができる。
【0051】
【実施例】
次に、本発明における実施例を挙げて説明する。
[アルミナ水和物の製造]
特許文献7に記載された方法で、アルミニウムドデキシドを製造した。次に、特許文献8に記載された方法で、前記アルミニウムドデキシドを加水分解してアルミナスラリーを製造した。このアルミナスラリーにアルミナ水和物固形分が7.9%になるまで水を加えた。水添加されたアルミナスラリーのpHは9.5であった。このスラリーに3.9%の硝酸溶液を加えてpH調整し、表1に示す熟成条件でコロイダルゾルを得た。このコロイダルゾルを75℃でスプレー乾燥して表1に示すアルミナ水和物(A1及びB1)を得た。これらのアルミナ水和物のBET比表面積及び細孔容積を以下の方法で求めた。
【0052】
[評価項目]
1)細孔容積(PV):120℃で24時間脱気処理した後、窒素吸着脱離法によりカンタクローム社製、「オートソーブI」(商品名)を用いて測定した。
2)BET比表面積(SA):Brunauerらの方法を用いて計算し、求めた。結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
Figure 2004209650
【0054】
(実施例1)
[塗工液処方]
・前記アルミナ水和物A1:100質量部
・ポリビニルアルコール:ゴーセノールNH−23(日本合成化学工業(株))の10%水溶液:100質量部
・イオン交換水:300質量部
前記処方の液を分散機(佐竹化学機械工業(株)、商品名:ポータブルミキサーA510、DSインペラー羽根使用)を用いて、800rpmの回転速度で1時間攪拌し、塗工液を得た。基材としての白色ポリエステルフィルム(デュポン(株)製、商品名:メリネックス339、125μm厚)上に前記塗工液を10m/分の速度でキスコートし、130℃で乾燥して乾燥塗工厚35μmのインク受容層を形成した。
【0055】
[塗工液A]
・硫酸マンガン(II)5水和物(キシダ化学):2質量部
・硫酸アンモニウム(キシダ化学):4質量部
・グリセリン(キシダ化学):2質量部
・イオン交換水:92質量部
上述のインク受容層に更に上記塗工液Aを表2に示した添加量となるようにワイヤーバーを用いて10m/分で塗工し、120℃で乾燥して最終的なインク受容層を得た。上記方法により、本発明の被記録媒体を得た。
得られた被記録媒体に対して種々の物性を後述の方法で測定し評価した。その結果を表2に示す。以下、前記で行った測定評価方法について説明する。
【0056】
1)細孔容積(PV)、BET比表面積(SA)
作成したインク受容層を基材から剥がし、前述のアルミナ水和物と同様にして求めた。
【0057】
2)印字特性
1mmに16本の割合のノズル間隔で、128本のノズルを有するドロップオンデマンドタイプのインクジェットヘッドをY、M、C、Bkの4色分備えたインクジェットプリンターを用い、下記インクによりインクジェット記録を行って、インク吸収性、画像濃度、にじみ、ビーディングについて評価した。かかる評価は、常温常湿(23℃、60%RH)下で行った。
Yインク:キヤノン製BCI−6Y
Mインク:キヤノン製BCI−6M
Cインク:キヤノン製BCI−6C
Bkインク:キヤノン製BCI−6Bk。
【0058】
a)画像濃度
前記組成のBkインクでベタ印字した画像の画像濃度を反射濃度計、X−Rite社製、310TRを用いて評価した。
【0059】
b)耐光性(%)
アトラスフェードメータCi−35(Atlas Electric Devices Co.製)を使用し、照度0.39W/m2のキセノンランプ光を30時間照射し耐光安定性試験を行い、試験前後のMインクでベタ印字した画像の画像濃度を測定した。耐光試験後の画像濃度残存率を耐光性とした。
耐光性(%)=(耐光試験後の画像濃度/耐光試験前の画像濃度)×100(%)。
【0060】
c)耐ガス性
オゾン曝露試験機(スガ試験機社製)に入れて、40℃、55%RHの条件下で、濃度2.7ppmのオゾン中に2.5時間曝露した。試験前後のCインクでベタ印字した画像の画像濃度を測定した。オゾン暴露試験後の画像濃度残存率を耐ガス性とした。
耐ガス性(%)=(オゾン暴露試験後の画像濃度/オゾン暴露試験前の画像濃度)×100(%)。
【0061】
d)茶変
耐光試験、耐ガス試験前後の非印字部の茶変を、画像濃度変化率(Bkインクを使用)を用いて下記基準で評価した。
画像濃度変化率(%)=(試験後の画像濃度/試験前の画像濃度)×100(%)◎:耐ガス試験、耐光試験がともに1%未満
○:耐ガス試験、耐光試験がともに2%未満であり、かつ耐ガス試験又は耐光試験のどちらかが1%以上
△:耐ガス試験、耐光試験がともに5%未満であり、かつ耐ガス試験又は耐光試験のどちらかが2%以上
×:耐ガス試験、耐光試験がともに5%以上。
【0062】
e)にじみ、ビーディング
上記組成のY、M、Cインクを単色(Cインクの単色ベタ印字=インク量100%)または多色でベタ印字(Y、Cインクの2次色ベタ印字=インク量200%、Y、M、Cインクの3次色ベタ印字=インク量300%)した後の被記録媒体表面の滲み、ビーディングを目視で観察し評価した。単色印字でのインク量を100%とし、以下の基準で評価した。
◎:Y、M、Cインクの3次色ベタ印字(インク量300%)で滲み及びビーディングが発生していないもの
○:Y、Cインクの2次色ベタ印字(インク量200%)で滲み及びビーディングが発生していないもの
△:Cインクの1次色ベタ印字(インク量100%)で滲み及びビーディングが発生していないもの
(実施例2〜14)、(比較例1、2)
実施例1のアルミナ水和物、水溶性マンガン化合物、硫酸アンモニウム、グリセリンを表2に示す組合せと添加量で、実施例1と同様にして被記録媒体を得た。その結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
Figure 2004209650
【0064】
A1:表1記載のアルミナ水和物A1、B1:表1記載のアルミナ水和物B1
A:硫酸マンガン、B:酢酸マンガン、C:硝酸マンガン、D:安息香酸マンガン
−:添加せず
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、
1)インクジェット記録画像の耐光性、耐変褪色性を改善した保存性に優れる被記録媒体を提供することが可能である。
2)染料の色相に悪影響をおよぼすことなく記録画像濃度が高く、色調が鮮明で解像度が高く、インク吸収性及び記録画像保存性に優れた被記録媒体を得ることが可能となった。

Claims (1)

  1. 基材上にアルミナ水和物とバインダーを含む多孔質インク受容層を有する被記録媒体において、前記インク受容層が少なくとも水溶性マンガン化合物と硫酸アンモニウムを含むことを特徴とする被記録媒体。
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