JP2004209619A - 手工具 - Google Patents

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    • B25C5/02Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor with provision for bending the ends of the staples on to the work
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Abstract

【課題】手工具の中心付近に操作力を加えることを可能にして安定した操作性を実現できるようにする。
【解決手段】ベース1と、このベース1に回転動作を通じて接離可能な作動体3とを備え、作動体3に外力が作用して作動体3がベース1に突き当たり若しくは接近した際にベース1との間に構成される手工具としてのステープラ機能部がその機能を発揮するように構成する。その際、作動体3をベース1に向かわせる方向の押込操作力を受け付ける操作部2と、この操作部2と作動体3との間に介在して操作部2が受け付けた操作力を作動体3に伝達する回転カム4とを設け、この回転カム4のうち相対的に回転中心から遠い部位に設定した被当接部4aを操作部2に押し込ませ、これにより回転中心に近い部位に設定した操作力伝達部43を作動体3の回転中心から偏位した部位に押し付けて、操作部2に加えられる操作力を作動体3に伝達することとした。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステープラやパンチ等として利用可能な手工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、従来より紙葉類を綴じる用途に用いられるステープラ(ホッチキスとも呼ばれる)は、ベースと、このベースに回転動作を通じて接離可能な作動体とを具備し、作動体に操作力を付与して当該作動体をベースに突き当たり若しくは接近させた際に、当該ベースとの間に構成される機能部を機能させて、ステープルをベースに向けて押し出すようにしているのが通例である(例えば、特許文献1〜4参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許2631342号公報
【特許文献2】
特開平10−193282号
【特許文献3】
特許2671255号公報
【特許文献4】
特開2002−28877号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなステープラにおいて前記作動体を前記ベースに向けて押圧する操作は、てこの原理を最大限に利用するために作動体の回動端側に対して操作力を入力するのが通例である。この場合、ステープラ全体を把持して操作する小型ものにおいてはさほど操作性に難はないものの、手の大きさに馴染まなかったり、据え置きの比較的大型のものでは、回転する作動体の回転端を操作することは決して安定した操作とは言えない。このような問題は、穿孔用のパンチ等においても同様である。
【0005】
したがって、このような手工具のなかには、当該手工具の中心付近に操作力を加える方がより安定した操作が行なえるものがある。
【0006】
特に、作動体の回動端近傍を操作する場合は、必要な操作力は小さくなるものの操作部を移動させる距離が大きくなり、基端部近傍を操作する場合は、操作部を移動させる距離は小さくなるものの必要な操作力は大きくなるので、このようなてこの原理は利用しつつも、操作力をどの位置に入力しても操作力の軽減特性が同じように得られるものであればなお望ましい。
【0007】
さらに、操作力の入力の仕方を多様化できれば、手の大きさの合わないものや握力の弱い者、手の不自由な者等にもより優しい手工具となり得る。
【0008】
本発明は、このような機能を具備した手工具を新たに提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、ベースと、このベースに回転動作を通じて接離可能な作動体とを具備し、作動体に外力が作用して当該作動体がベースに突き当たり若しくは接近した際に当該ベースとの間に構成される手工具としての機能部がその機能を発揮するように構成されるものにおいて、前記作動体を前記ベースに向かわせる方向の押込操作力を受け付ける操作部と、この操作部と前記作動体との間に介在して操作部が受け付けた操作力を前記作動体に伝達する回転カムとを設け、この回転カムのうち相対的に回転中心から遠い部位に設定した被当接部を操作部に押し込ませ、これにより回転中心に近い部位に設定した操作力伝達部を前記作動体の回転中心から偏位した部位に押し付けて、操作部に加えられる操作力を作動体に伝達するようにしていることを特徴とする。
【0010】
このようなものであれば、回転カムがてこの作用によって被当接部に入力される操作力を操作力伝達部から作動体に伝えるため、操作力伝達部を作動体の回転端部よりは遥かに回転中心側に近い位置に押し当てても、十分軽い力で作動体を回転駆動できるようになる。したがって、操作部の操作位置をこの手工具全体の中央付近に位置づける設計も比較的容易に可能なものとなる。
【0011】
操作部の押込操作量に略比例して当該操作部を元の位置に復帰させるための復元力を蓄積する弾性体を設けている場合には、操作部の押込操作量に略比例して被当接部から操作力伝達部までのトルクアームが漸次大きくなるように設定しておくことが有効である。このようにすれば、操作に伴って次第に大きくなる弾性体の反発力の変化をトルクアームが漸次大きくなることにより相殺して、操作範囲において必要な操作力を均等化できるようになるからである。
【0012】
操作性を向上させるためには、操作部が、案内部を介してベースに対し平行移動可能に支持されていることが好ましい。これによれば、操作部を平面的に広がりのあるものにして、どこを押しても操作感を均一化できるようになり、据え置きにして肘等により操作することもできるようになるからである。
【0013】
勿論、操作部は、支軸を介してベースに対し回転可能に支持されているものであっても構わない。
【0014】
回転カムと操作部とは必ずしも別体とする必要はなく、回転カムの被当接部が操作部を兼ね、或いは回転カムの被当接部と操作部とが一体的に構成されている態様も可能である。
【0015】
本発明は、以上のような構成であるから、機能部の機能としては、作動体がベースに突き当たり若しくは接近した際に当該ベースに向けてステープルを押し出して当該ベースとの間に位置させた紙葉類を綴じ込むものや、作動体がベースに突き当たり若しくは接近した際に当該ベースに向けてパンチ刃を押し出して当該ベースとの間に位置させた紙葉類に綴穴を穿孔するものなど、種々のものとして実施することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
本実施形態に係る手工具Sは、ステープラとしての機能を備えるもので、斜視図を図1、側面図を図2、平面図を図3、底面図を図4、中央側断面図を図5、図5におけるx−x断面図を図6にそれぞれ示すように、平面視略卵形をなし、卓上に載置されるベース1と、ステープルを前記ベース1に向けて押し出す操作力を受け付ける操作部2と、前記操作部2が受け付けた操作力をステープルに伝達して該ステープルを押し出す機能を有する操作力伝達機構Mとを具備するとともに、ステープルをベース1に向けて押し出すことによりベース1とステープルとの間に位置させた紙葉類を綴じ込むように構成している。前記操作力伝達機構Mは、ステープルを前記ベース1に向けて押し出す機能を有する作動体3と、前記操作部2が受け付けた操作力を前記作動体3に伝える回転カム4とを具備する。そして、前記ベース1と前記作動体3との間に位置しステープルを収納するマガジン51を有するフレーム部5をさらに具備する。また、前記作動体3及び前記フレーム部5は、従来のステープラとして周知のものと同様に構成している。
【0018】
前記ベース1は、幅方向中央部に切欠11aを設けているベース本体11と、このベース本体11の切欠11aに配置されるステープルベース部12とを有する。前記ベース本体11は、前記切欠11aの基端部の両側部に起立板111を設けていて、この起立板111を貫通する回転軸1xに前記ステープルベース部12を回転可能に支持するようにしている。ステープルベース部12を回転させた状態を図5に想像線で示す。また、両側の起立板111の上後端部間には、被覆板112を横架して設けている。このベース本体11は、合成樹脂により形成されている。前記ステープルベース部12は、上述したように従来のステープルのベースと略同様に構成される。すなわち、細長い板状をなす基板部121と、前記基板部121の後部両側縁から起立する起立部122と、前記基板部121及び前記起立部122に当接して取り付けられるクリンチャ板123とを具備するとともに、前記クリンチャ板123の回動端部の上面にステープルの脚部分の折り曲げ方向を案内するクリンチャ溝1aを備えている。前記基板部121及び前記起立部122は、ベース本体11と同様に合成樹脂により形成されている。一方、前記クリンチャ板123は、板金加工により形成されている。また、前記ステープルベース部12は、上述したようにベース本体11に回転軸1xを介して回転可能に支持されているが、後述するように、回転軸1xを介して前記作動体3及び前記フレーム部5と回転可能に接続している。さらに、前記基板部121の回動端には固定爪12aが設けられていて、通常はこの固定爪12aがベース本体11の係合凹部11xと係合して互いの相対位置を固定している。
【0019】
前記作動体3は、本実施形態では従来のステープラとして周知のものと略同様に構成している。すなわち、ベース1に向かう方向に開口するチャネル状をなすとともに、上述したように一端部を前記ステープルベース部12に、回転軸1xを中心に回転可能に接続されている。そして、その回動端にステープルに当接し、該ステープルを押圧して前記ベース1に向けて押し出す機能を有するドライバ31を備えている。
【0020】
前記フレーム部5も、本実施形態では従来のステープラとして周知のものと略同様に構成している。すなわち、前記作動体3と共通の回転軸1xを中心に前記ステープルベース部12に接続しているとともに、ベース1に向かう方向と逆方向に開口するチャネル状をなし、その内部、すなわち開口部にステープルを収納するマガジン51を形成している。さらに詳述すると、一端部を前記回転軸1xに固定してこのフレーム部5の長手方向に延伸する案内部材511をこのフレーム部5の開口部内に設けているとともに、この案内部材511にプッシャ512をフレーム部5の長手方向にスライド可能に支持させ、さらにコイルバネにより形成したステープル押しバネS1を、一端部を前記回転軸1x、他端部をプッシャ512に接続して取り付けている。そして、回動端側には前記ドライバ31により押し出されたステープルを挿通させるステープル挿通孔5aを備えているとともに、前記プッシャ512とこのフレーム部5の回動端との間にステープルが位置するようにし、ステープルを回動端側に向けて付勢している。さらに、このフレーム部5と前記作動体3との間には弾性体たる板バネS2を介在させていて、通常時にはこれらは離間している。本実施形態では、この板バネS2は、前記ステープルベース部12にも当接していて、前記ステープルベース部12の回動端側は、通常時は前記フレーム部5及び前記作動体3と離間している。すなわち、本実施形態では単一の板バネS2を用いてベース1、作動体3、及びフレーム部5を通常時において離間させるようにしている。さらに、この板バネS2と前記ドライバ31とは本実施形態では一体的に構成している。
【0021】
一方、前記操作部2は、本実施形態では、平面視略卵形をなすとともに、その側面を滑らかに湾曲させて上面と滑らかに接続させた形状をなす。そして、この操作部は中空をなすとともに、片手で包み込むように把持できるサイズを有する。
【0022】
前記回転カム4は、操作部2が受け付けた操作力を受けて前記作動体3に伝達するように構成している。具体的には、前記回転カム4は、前記ベース1、前記作動体3、及び前記フレーム部5を接続する回転軸1xから偏位した位置に設けられた第2回転軸4xを中心に回転可能であり、左右1対に設けられた回転板41と、この回転板41間に横架して設けられ、前記操作部2に当接する被当接部4aを有する横架材42と、同じく前記回転板41間の前記横架材42から偏位した位置に横架して設けられ前記作動体3に当接し操作力をこの作動体3に伝える操作力伝達部43とを具備する。被当接部4aと操作力伝達部43とは、相対的に前者が回転カム4の回転中心となる回転軸4xから遠い部位に設定され、後者が当該回転軸4xに近い部位に設定されている。そして、操作部2が受け付けた操作力を被当接部4aが受けて前記操作力伝達部43に伝え、この操作力伝達部43が前記作動体3の回転軸1xから偏位した部位を押圧して操作力を伝達するように構成している。なお、本実施形態では、操作部2の下面に樹脂等の滑動性の高い部材で作った当接部21を設け、この当接部21の下面が回転カム4の被当接部4aと当接するように構成している。
【0023】
しかして本実施形態では、前記ベース1に向かいその載置面に垂直な方向に前記操作部2をスライド移動させる動作により前記操作力が与えられるようにしている。
【0024】
具体的には、前記操作部2をベース1の載置面に垂直にスライド移動させる機能を有する案内部6を設けている。この案内部6は、前記ベース1のベース本体11からベース1の載置面に垂直に起立させて1対設けたガイド支柱61と前記ガイド支柱61に嵌合可能に、前記操作部2から垂下して1対設けたガイド部材62とからなる。さらに詳述すると、前記ガイド支柱61は、奥行き方向に延伸する形状をなしていて、平面視中央部に前記ガイド部材62を嵌入可能なガイド部材嵌入口61aを備えている。一方、前記ガイド部材62は、平面視前記ガイド支柱61に対応する位置に設けられているとともに、前記ガイド部材嵌入口61aに略隙間なく嵌合可能な形状に形成されている。
【0025】
このように構成した手工具Sの操作部2を載置面と垂直にベース1に向けて押圧する操作力を加えると、前記案内部6にガイドされて操作部2が載置面と垂直方向に移動しつつ、前記回転カム4の被当接部4aが操作部2の下面に当接したまま回転して、ベース1の載置面となす角を小さくし、操作部2の押込操作量に略比例して被当接部から操作力伝達部までのトルクアームを漸次大きくしてゆき、操作力伝達部43が前記作動体3を押圧する。そして、作動体3がベース1に突き当たり若しくは接近する図7の状態に至ったとき、作動体3のドライバ31がステープル挿通穴5aを通過することによりステープルを押し出してクリンチャ溝1aに押し当て、これにより紙葉類の綴じ込みを行なう。この部位が本発明の機能部Kに相当している。この間、操作部2の押込操作量に略比例して板バネS2が当該操作部2を元の位置に復帰させるための復元力を蓄積する。
【0026】
また、このような手工具Sにステープルを補充する操作について以下に説明する。まず、固定爪12aと係合凹部11xとの係合を解除し、前記ステープルベース部12を操作部2から離間する方向に回転させる。すると、前記作動体3は所定角度回転するとベース本体11の起立板111に設けた図示しない作動体止めに当接してこれ以上の回転が制限されるのに対して、前記フレーム部5はこのような制限を受けず、前記作動体3と前記フレーム部5とが離間し、前記マガジン51にステープルを補充することが可能になる。そして、ステープルの補充を完了させた後、前記固定爪12aと前記係合凹部11xとを係合させて前記ステープルベース部12を元の位置に戻し、さらに操作部2に対して載置面と垂直にベース1に向けて押圧する操作力を加えると、前記作動体3と前記フレーム部5との間の離間が解除され、紙葉類を綴じ込むことができる状態に戻る。
【0027】
以上のように、本実施形態の手工具は、ベース1と、このベース1に回転動作を通じて接離可能な作動体3とを具備し、作動体3に外力が作用して当該作動体3がベース1に突き当たり若しくは接近した際に当該ベース1との間に構成される手工具としての機能部Kがその機能を発揮するように構成されるものである。そして、前記作動体3を前記ベース1に向かわせる方向の押込操作力を受け付ける操作部2と、この操作部2と前記作動体3との間に介在して操作部2が受け付けた操作力2を前記作動体3に伝達する回転カム4とを設け、この回転カム4のうち相対的に回転軸4xから遠い部位に設定した被当接部4aを操作部2に押し込ませ、これにより回転軸4xに近い部位に設定した操作力伝達部43を前記作動体3の回転軸1xから偏位した部位に押し付けて、操作部2に加えられる操作力を作動体3に伝達するようにしている。
【0028】
このように、回転カム4がてこの作用によって被当接部4aに入力される操作力を操作力伝達部43から作動体3に伝えるため、操作力伝達部43を作動体3の回転端部よりも遥かに回転中心側に近い位置に押し当てても、十分軽い力で作動体3を回転駆動できるようになる。したがって、操作部2の操作位置をこの手工具全体の中央付近に位置づける図示のような設計も比較的容易になり、センター押しの態様を通じて従来に比べより安定した操作性を実現することが可能となる。
【0029】
その際、この実施形態の手工具には、操作部2の押込操作量に略比例して当該操作部2を元の位置に復帰させるための復元力を蓄積する板バネS2が存在するが、操作部2の押込操作量に略比例して被当接部4aから操作力伝達部43までのトルクアームが漸次大きくなるように設定しているため、操作に伴って次第に大きくなる板バネS2の反発力の変化をトルクアームが漸次大きくなることにより相殺して、必要な操作力を操作範囲内において均等化できるという効果を得ることが可能となる。
【0030】
特に、図示手工具は、操作部2を、案内部6を介してベースに対し平行移動可能に支持しているため、操作部2の上面が平面的に広がりのあるものにして、どこを押し込んでも操作感を均一化できるようになり、据え置きにして肘等により操作することも可能にして多様な使い勝手も実現できるものとなる。
【0031】
本発明の手工具は、以上のような構成であるから、機能部Kに、作動体3がベース1に突き当たり若しくは接近した際に当該ベース1に向けてステープルを押し出して当該ベース1との間に位置させた紙葉類を綴じ込むステープラとしての機能を付与した場合に極めて好適なものとなり得る。
【0032】
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限られない。
【0033】
例えば、図8に模式的に示すように、操作部2は、支軸1xを介してベース1に対し回転可能に支持されたものであっても構わない。
【0034】
また、回転カムと操作部とは必ずしも別体とする必要はなく、例えば図9に模式的に示すように、回転カム4の被当接部4aが操作部2を兼ね、或いは回転カム4の被当接部4aと操作部2とが一体的に構成されている態様も可能である。
【0035】
さらに、図10に模式的に示すように、機能部K1として、作動体3がベース1に突き当たり若しくは接近した際に当該ベース1に向けてパンチ刃Pを押し出して当該ベース1との間に位置させた紙葉類に綴穴を穿孔するものを採用することもできる。この図10についても、回転カム4と操作部(図示せず)とは、図1〜図7に示す関係、図8に示す関係、或いは図9に示す関係の何れも採用することが可能である。なお、図8〜図10において、図1〜図7と対応する部分は同一符号を付してその説明を省略している。
【0036】
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明に係る手工具は、以上説明した構成であるから、当該手工具の中心付近に操作力を加えることを可能にして安定した操作性を実現できるものであり、また、必要に応じて、操作力をどの位置に入力しても操作力の軽減特性が同じように得られる手工具を簡単に構成することができ、さらに、操作力の入力の仕方も簡単に多様化できる使い勝手のよい工具としての利用価値を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る手工具の斜視図。
【図2】同実施形態に係る手工具の側面図。
【図3】同実施形態に係る手工具の平面図。
【図4】同実施形態に係る手工具の底面図。
【図5】同実施形態に係る手工具の中央縦側断面図。
【図6】図4におけるx−x断面図。
【図7】同実施形態に係る手工具の使用時の図5に対応する図。
【図8】本発明の他の実施形態を模式的に示す図。
【図9】本発明のさらに他の実施形態を模式的に示す図。
【図10】本発明の上記以外の実施形態を模式的に示す図。
【符号の説明】
K、K1…機能部
S…手工具
S2…弾性体(板バネ)
1…ベース
1x…回転軸
2…操作部
3…作動体
4…回転カム
4a…被当接部
4x…回転軸
6…案内部
43…操作力伝達部

Claims (7)

  1. ベースと、このベースに回転動作を通じて接離可能な作動体とを具備し、作動体に外力が作用して当該作動体がベースに突き当たり若しくは接近した際に当該ベースとの間に構成される手工具としての機能部がその機能を発揮するように構成されるものにおいて、
    前記作動体を前記ベースに向かわせる方向の押込操作力を受け付ける操作部と、この操作部と前記作動体との間に介在して操作部が受け付けた操作力を前記作動体に伝達する回転カムとを設け、この回転カムのうち相対的に回転中心から遠い部位に設定した被当接部を操作部に押し込ませ、これにより回転中心に近い部位に設定した操作力伝達部を前記作動体の回転中心から偏位した部位に押し付けて、操作部に加えられる操作力を作動体に伝達するようにしていることを特徴とする手工具。
  2. 操作部の押込操作量に略比例して当該操作部を元の位置に復帰させるための復元力を蓄積する弾性体を設けるとともに、操作部の押込操作量に略比例して被当接部から操作力伝達部までのトルクアームが漸次大きくなるように設定している請求項1記載の手工具。
  3. 操作部が、案内部を介してベースに対し平行移動可能に支持されている請求項1又は2記載の手工具。
  4. 操作部が、支軸を介してベースに対し回転可能に支持されている請求項1又は2記載の手工具。
  5. 被当接部が操作部を兼ね、或いは被当接部と操作部が一体的に構成されている請求項1又は2記載の手工具。
  6. 機能部は、作動体がベースに突き当たり若しくは接近した際に当該ベースに向けてステープルを押し出して当該ベースとの間に位置させた紙葉類を綴じ込むものである請求項1〜5記載の手工具。
  7. 機能部は、作動体がベースに突き当たり若しくは接近した際に当該ベースに向けてパンチ刃を押し出して当該ベースとの間に位置させた紙葉類に綴穴を穿孔するものである請求項1〜5記載の手工具。
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