JP2004206056A - ディスプレイ用基板、電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

ディスプレイ用基板、電気光学装置、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】額縁部を広くすることなく、輝度ムラを抑え、表示品質を保持する電気光学装置、及び電子機器を提供する。
【解決手段】実装端子部102には、第4の電源バスライン20の接続部(不図示)を2カ所備えてなり、駆動電流は、前記接続部から第4の電源バスライン20に分割供給される。第4電源バスラインの幅寸法は、実装端子部の1カ所から駆動電流を供給する場合の電源バスラインの幅寸法よりも小さいという条件を満たしている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学装置、及び電子機器に係り、特に、電流駆動素子を駆動させる電気光学装置、及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電流駆動素子を備えた有機ELパネル等の電気光学装置が各種提案されている。図18に示すように、一般的な電気光学装置は、複数の電流駆動素子(不図示)を有するマトリクス表示部100と、該マトリクス表示部100の周辺に形成される額縁部101と、該額縁部101の一辺に設けられた実装端子部102と、額縁部101内に配設される導電線であって、実装端子部102に接続される電源バスライン103と、該電源バスライン103に連設され、前記電流駆動素子へ駆動電流を供給するn本(n≧1)の電源線104とから構成されている。
【0003】
額縁部101は、マトリクス表示部100の周辺に形成されており、実装端子部102が備えられる第1領域101aと、該第1領域101aの上記マトリクス表示部100を挟んで対向する側に設けられる第2領域101bと、該第2領域101bと第1領域101aとを繋ぐ、第3領域101c及び第4領域101dとを有している。
【0004】
電源バスライン103は、連続した1本の導電線で形成され、材質としては、AlやAlSiCu等の金属材が採用される。また、電源バスライン103は、額縁部101の一辺(本例では第2領域101b)に設けられ、上記の複数の電源線104と接続される電源供給部103bと、この電源供給部103bの一端と実装端子部102とを接続している導通部103a(本例では第3領域101c内に配設されている)とからなる。導通部103aは、幅寸法W 、高さ(厚さ)寸法tの断面を有する。さらに、供給部103bは、幅寸法W 、高さ(厚さ)寸法tの断面を有し、n本の電源線104は、全て供給部103bから取り出され、前記電流駆動素子に接続される。
電流駆動素子の駆動電流は、実装端子部102から装置に供給され、電源バスライン103の導通部103aを通過して供給部103bに導かれ、各電源線104に通電され、各電流駆動素子に供給される。
【0005】
しかしながら、上記従来技術においては、以下のような問題点を有していた。第一の問題として、図18に示すように、第3領域101c内に導通部103aが配設されている為に、額縁部101の第3領域101cが導通部103aの幅寸法Wの分だけ広くなってしまう。小型化を図る上でマトリクス表示部100の周辺に形成された額縁部101は、出来るだけ狭いことが望ましい。
第二の問題として、図18に示すように、実装端子部102と導通部103aとの接続位置、即ち、当該電気光学装置への給電点をA点とし、導通部103aに対して最も近くに位置する電源線104(X)と供給部103bとの接続位置をB点とし、導通部103aに対して最も遠くに位置する電源線104(X)と供給部103bとの接続位置をC点とし、前記A,B,Cの各点における電位を、それぞれV とした場合、図19に示すように、B点から距離Lだけ離れたC点では、V1の電圧降下が生じるという問題がある。なお、図19のグラフでは、単純化のため、全ての電流駆動素子にほぼ一定の電流が供給されている場合を示している。
各電流駆動素子に供給される電流は、印加される電圧に応じて異なるため、上記の電圧降下は、供給部103bと平行な方向(通常は電流駆動素子毎のデータを供給するタイミングを示す信号線(走査線(不図示))と平行な方向)における電流供給ムラの原因となる。電流駆動素子が発光素子の場合には輝度ムラの原因となり、電気光学装置の表示品質の低下を招くという問題があった。また、電流プログラム回路を用いて静的な電圧誤差の影響を除いた場合であっても、供給部103bの共通インピーダンスが大きいために、動的な電圧変動の影響によって、動的な電流供給ムラ、輝度ムラの原因となり、表示品質の低下をもたらしていた。
【0006】
さらに、図18に示すように、前記電源線104(X )における最端位置をD点とすると、図20に示すように、D点における電圧値をV とした場合、電圧値V に対して、B点から距離Lだけ離れたD点では、電位差V2の電圧降下が生じるという問題がある。
即ち、上記の電圧降下は、垂直方向の輝度ムラの原因となり、電気光学装置の表示品質の低下を招くという問題があった。また、電流プログラム回路を用いて静的な電圧誤差の影響を除いた場合であっても、電源線104の共通インピーダンスが大きいために、動的な電圧変動の影響によって、動的な電流供給ムラ、輝度ムラの原因となり、表示品質の低下をもたらしていた。このような問題を解決するために、電源線104の両端を電源端子に接続した例もある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−108252号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図18に示した従来例において、第3領域101c内に導通部103aが配設されている為に、額縁部101の第3領域101cが導通部103aの幅寸法Wの分だけ広くなってしまう。また、電源線104は電源バスライン103を介して電源端子に接続されており、この電源バスライン103における電圧降下も無視できない。また、電圧降下は、電源バスラインの有する内部抵抗(共通インピーダンス)に対して駆動電流が流れることにより発生するので、電源バスラインの幅を十分広くして共通インピーダンスを低下させることで、電圧降下を抑えることができるものの、電源バスラインの幅を広くするに従い、額縁部101も広くなり装置の大型化を招来するという問題があった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、額縁部を広くすることなく、電流ムラ、輝度ムラを抑え、電気光学装置及び電子機器の表示品質を改善することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気光学装置は、基体の有効領域に設けられ、各々が電気光学素子を含む複数の画素回路と、
前記複数の画素回路に駆動電圧を供給するために、前記複数の画素回路の各々に接続された複数の電源線と、
前記基体の外周をなす複数の辺のうち少なくとも1つの辺と前記有効領域との間に設けられ、前記複数の電源線と接続される電源バスラインと、を含むことを特徴としている。
前記有効領域とは、電気光学素子を含む複数の画素回路がマトリクス状に配置された領域のことで、マトリクス表示部又は画像表示部を意味する。
上記の構成によれば、額縁を狭くするのに効果がある。
【0011】
上記の本発明の電気光学装置においては、前記電源バスラインは、前記有効領域の外側に設けられていること、を特徴としている。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができる。
【0012】
本発明のディスプレイ用基板は、基体上に設けられ、各々が電気光学素子を駆動するための複数の画素回路を含む画素回路部と、
前記複数の画素回路の各々に駆動電圧を供給するために、前記複数の画素回路の各々に接続された複数の電源線と、
前記基体の外周をなす複数の辺のうち少なくとも1つの辺と前記画素回路部との間に設けられ、前記複数の電源線と接続される電源バスラインと、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができるとともに、額縁を狭くするのに効果がある。
【0013】
上記の本発明のディスプレイ用基板は、前記電源バスラインは、前記画素回路部の外側に設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができる。
【0014】
上記の本発明のディスプレイ用基板は、 前記ディスプレイ用基板と前記ディスプレイ用基板の外側に設けられる配線基板とを接続し、前記駆動電圧を供給するための電源用実装端子部が設けられ、
前記電源バスラインは、前記電源用実装端子部に少なくとも1ヶ所で接続されていることを特徴としている。
前記配線基板とは、例えば、駆動に必要な他の電子部品を載せたプリント基板などであっても良い。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができるとともに、額縁を狭くするのに効果がある。
【0015】
上記の本発明のディスプレイ用基板は、前記ディスプレイ用基板と前記ディスプレイ用基板の外側に設けられる配線基板とを接続し、前記駆動電圧を供給するための少なくとも2つの電源用実装端子部が設けられ、
前記電源バスラインは、前記少なくとも2つの電源用実装端子部に接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができるとともに、額縁を狭くするのに効果がある。
【0016】
上記の本発明のディスプレイ用基板は、前記ディスプレイ用基板と前記ディスプレイ用基板の外側に設けられる配線基板とを接続するための実装端子部が、前記基体の外周をなす複数の辺のうち少なくとも1つの辺と前記画素回路部との間に設けられ、
前記電源バスラインは、前記画素回路部と前記実装端子部に挟まれた領域に設けられていることを特徴としている。
前記実装端子部とは、前記ディスプレイ用基板と前記配線基板とを接続するための端子部であり、電源用実装端子部は実装端子部の下位概念である。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができるとともに、額縁を狭くするのに効果がある。
【0017】
上記の本発明のディスプレイ用基板は、前記少なくとも2つの電源用実装端子部は、前記少なくとも1つの辺に沿って設けられ、
前記少なくとも2つの電源用実装端子部の間には、前記配線基板から前記複数の画素回路の各々に信号を供給するための前記少なくとも1つの辺に沿って配置された信号用実装端子部が設けられていることを特徴としている。
前記実装端子部とは、前記ディスプレイ用基板と前記配線基板とを接続するための端子部であり、電源用実装端子部及び信号用実装端子部は、実装端子部の下位概念である。
上記の構成によれば、前記電源バスラインと有効領域内に構成された電気光学素子を含む複数の画素回路との交差部を少なくすることができるので、断線のリスクを低減することができるとともに、額縁を狭くするのに効果がある。
【0018】
本発明の電気光学装置においては、複数の電流駆動素子を有するマトリクス表示部と、前記マトリクス表示部の周辺に形成される額縁部の一辺に設けられた実装端子部と、前記実装端子部に接続され、かつ、前記額縁部に備えられた、前記電流駆動素子へ駆動電流を供給する電源線を連設する電源バスラインと、を備える電気光学装置であって、前記実装端子部には、少なくとも2カ所の前記電源バスラインの接続部を備えてなり、前記駆動電流は、前記接続部から前記電源バスラインに分割供給されることを特徴としている。
上記の装置によれば、電流駆動素子に供給する駆動電流は、実装端子部に備えられた少なくとも2カ所の電源バスライン接続部から分割供給されるので、電圧降下を抑えることができる。即ち、輝度ムラを抑え、該輝度ムラを左右対称として視覚的に目立ちにくくし、電気光学装置の表示品質の低下を低減させることが可能となる。
【0019】
本発明の電気光学装置においては、前記電源バスラインは、独立した、少なくとも2本の導電線で形成され、該導電線の一端は、それぞれ前記実装端子部の異なる前記接続部に接続され、一方の前記導電線には、前記電源線の一端が連設され、他方の前記導電線には、前記電源線の他端が連設されてなり、前記電源バスラインの幅寸法をW、高さ寸法をtとし、前記実装端子部の1カ所から前記駆動電流を供給する場合の電源バスラインの幅寸法をW 、高さ寸法をtとすると、前記幅寸法Wは、前記幅寸法W よりも小さいことを特徴としている。
上記の装置によれば、従来の実装端子部の1カ所に接続された電源バスラインと比較して、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部の領域を広げることなく、電圧降下を抑えることが可能となる。
【0020】
本発明の電気光学装置においては、前記電源バスラインは、連続した、少なくとも1本の導電線で形成され、該導電線の両端は、それぞれ前記実装端子部の異なる前記接続部に接続され、前記導電線には、前記電源線の一端が連設されてなり、前記電源バスラインの幅寸法をW、高さ寸法をtとし、前記実装端子部の1カ所から前記駆動電流を供給する場合の電源バスラインの幅寸法をW 、高さ寸法をtとすると、前記幅寸法Wは、前記幅寸法W よりも小さいことを特徴としている。
上記の装置によれば、従来の実装端子部の1カ所に接続された電源バスラインと比較して、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部の領域を広げることなく、電圧降下を抑えることが可能となる。
【0021】
本発明の電気光学装置においては、前記電源バスラインは、RGB各色の前記電流駆動素子に対応して、少なくとも1本設けられることを特徴としている。
上記の装置によれば、RGB各色の電流駆動素子にそれぞれ独立した電源バスラインから電流を供給するので、RGB各色の電流駆動素子に供給する電流値をそれぞれ適宜調整することができ、効率が良く、表示ばらつきが抑えられた電気光学装置を得ることが可能となる。
【0022】
本発明の電子機器は、上記に記載の電気光学装置の少なくとも1つを含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、発光階調特性が良好に保持されるので、輝度ムラを抑え、表示品位に優れた表示部を備えた電子機器を実現することができる。
【0023】
本発明の電気光学装置は、電気光学素子と、この電気光学素子に制御信号又は駆動電源の一方を供給する第1の配線と、この電気光学素子に制御信号又は駆動電源の他の一方を供給する第2の配線とを有し、この第1の配線は第2の配線との交差部において、くびれ部を有することを特徴とする。ここに、配線のくびれ部とは、断面積の如何にかかわらず、平面視した幅が、局部的に狭小となっている部分をいう。
上記の構造によれば、駆動用電源ライン等の駆動電源線に、くびれ部を設けることによって、駆動電源線と表示データ信号線等の信号線との交差部の面積が小さくなるので、交差部で発生する寄生容量の値を低減することができる。
上記制御信号とは、電気光学素子に供給される表示データ信号、駆動回路に供給されるクロック信号やイネーブル信号や駆動を制御する信号、及び画素回路を制御する画素回路制御信号などを指す。
【0024】
この場合において、第2の配線は、第1の配線と同一の配線層に設けられた通常配線部と、第1の配線と異なる配線層に設けられ、そのくびれ部と立体的に交差する迂回配線部と、そのくびれ部の近傍に配置され、通常配線部と迂回配線部とを接続する接続部とを有するが望ましい。これにより、迂回配線部の長さを極力短縮することが可能となり、その部分のシート抵抗値が高い場合でも第2の配線全体の抵抗値の上昇を押さえることが可能となる。従って、第2の配線の時定数(抵抗値と寄生容量との積)を低減することが可能となり、装置の応答特性を向上させることができる。
これらの場合において、第2の配線にも、第1の配線のくびれ部との交差部において、くびれ部を設けることもできる。この場合も上記と同様の理由から、両配線のくびれ部の相乗効果により、寄生容量を更に低減することが可能となる。
【0025】
上記の場合において、くびれ部を、そのくびれ部の設けられた配線の幅方向、端部に設けることができる。かかる配置により、当該配線の形状が単純となるので、製造が容易であり、また、不要輻射等の弊害を防止することが容易である。
また、くびれ部を、その配線の幅方向、両端部を切り欠いた形状に形成してもよい。かかる形状により、配線内の電流の流れが円滑となり、配線幅が広い場合には端部にくびれ部を配置した場合に比べて実効抵抗値を低減することが可能となる。
また、くびれ部を、当該配線に一又は複数の開口を設けた形状に形成することも可能である。これにより、くびれ部が複数の部分に分割されるので、外傷による断線に対して強い構造とすることができる。
【0026】
本発明の電気光学装置は、また、互いに特性の異なる複数の電気光学素子を有する表示部と、この電気光学素子に対応して設けられ、表示部に駆動電源を供給する複数の駆動電源線と、この表示部に制御信号を供給する信号線とを有し、この複数の駆動電源線は信号線との交差部において、くびれ部を有することを特徴とする。これにより、上記の効果を維持しつつ、電気的特性の異なる電気光学素子のそれぞれに対して最適な駆動電源を供給することができる。
この場合において、この信号線は、駆動電源線と同一の配線層に設けられた通常配線部と、その駆動電源線と異なる配線層に設けられ、そのくびれ部と立体的に交差する迂回配線部と、そのくびれ部の近傍に配置され、通常配線部と迂回配線部とを接続する接続部とを有することが望ましい。また、この場合において、信号線にも駆動電源線のくびれ部との交差部において、くびれ部を有することも可能である。
これらの場合において、くびれ部における互いに隣接する駆動電源線間の隙間は、他の部分と略同等に維持されてなることが望ましい。これにより、くびれ部と駆動電源線の間隔とを合計した距離(幅)をより短縮することが可能となり、迂回配線部の長さを更に短縮することが可能となる。
【0027】
また、この場合において、一の駆動電源線のくびれ部の一部又は全部が、他の駆動電源線のくびれ部が無いとした場合の、当該他の駆動電源線の配線領域に重なるように配置してもよい。これにより、複数の駆動電源線のくびれ部を互いに近接して配置することが可能となり、これら複数の駆動電源線のくびれ部を一括して迂回する迂回配線部の配線長を更に短縮することが可能となる。
また、この場合において、複数の駆動電源線のくびれ部を、複数の駆動電源線全体の幅中心線に対して略線対象に配置してもよい。これにより、各駆動電源線のくびれ部の長さの合計を短縮することが可能となり、くびれ部における駆動電源線の抵抗値増加量をも低減することが可能となる。
なお、上記の互いに特性の異なる複数の電気光学素子は、互いに発光色の異なる電気光学素子を含むものでもよい。
【0028】
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置と、この電気光学装置に接続され、その駆動電源を供給する配線又は駆動電源線に駆動電源を供給する駆動電源回路と、この電気光学装置に接続され、制御信号を供給する配線又は信号線に制御信号を供給する制御信号生成回路とを有することを特徴とする。良好な発光階調特性を有する上記の電気光学装置を備えることにより、表示性能を向上させることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態である電気光学装置、及び電子機器について詳細に説明する。
【0030】
〔電気光学装置の第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図18と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、基本的な構成は、図18に示す従来の電気光学装置とほぼ同様であるが、図18に示した第1の電源バスライン103の代わりに、第1の各領域101aに連接して配設され実装端子部102に接続された第2の電源バスライン54を備えることを特徴とする。
【0031】
図1に示すように、第2の電源バスライン54は、連続した1本の導電線で形成され、材質としては、AlやAlSiCu等の金属材が採用される。また、第2の電源バスライン54は、片端が実装端子部102の接続部に接続され、第1領域101a内に配設される第1導通部54aと、第1導通部54aに連接する供給部54bとからなる。さらに、n本の電源線104は、全て供給部54bから前記電流駆動素子に連接される。このように第2の電源バスライン54を、実装端子部102とマトリクス表示部100に挟まれた領域(つまり第1領域101a)に配置した事により、第3領域101c内、及び第4領域101d内に導通部が配設されていないので、第3領域101c及び第4領域101dを狭くする事が可能である。
【0032】
〔電気光学装置の第2の実施形態〕
図2は、本発明の第2の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図18と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、基本的な構成は、図18に示す従来の電気光学装置と同様であるが、図18に示した第1の電源バスライン103の代わりに、第2〜4の各領域101b,101c,101dに連接して配設され、実装端子部102に2カ所接続された第3の電源バスライン10を備えることを特徴とする。
【0033】
図2に示すように、第3の電源バスライン10は、連続した1本の導電線で形成され、材質としては、AlやAlSiCu等の金属材が採用される。また、第3の電源バスライン10は、両端が実装端子部102の接続部(不図示)に接続され、第3領域101c内に配設される第1導通部10aと、第4領域101d内に配設される第2導通部10bと、第1導通部10a及び第2導通部10bに連接し、第2領域101b内に配設される供給部10cとからなる。第1導通部10a及び第2導通部10bは、共に幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有する。さらに、供給部10cは、幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有し、n本の電源線104は、全て供給部10cから前記電流駆動素子に連接される。
【0034】
また、第1導通部10a及び第2導通部10bの幅寸法W は、図18に示すような、従来技術における導通部103aの幅寸法Wの1/2の大きさに形成される。さらに、供給部10cの幅寸法W は、従来技術における供給部103bの幅寸法W の1/2の大きさに形成されている。これらの幅寸法が従来技術におけるそれの1/2に形成されるのは、当該配線の両端から電流が供給されるため、このように形成しても電圧降下が増大しないからである。
【0035】
電流駆動素子の駆動電流は、実装端子部102を電源とし、第3の電源バスライン10の第1通電部10a、及び第2通電部10bとを通過して供給部10cに導かれ、各電源線104に通電され、各電流駆動素子に供給される。
【0036】
図2に示すように、実装端子部102と第1通電部10aとの接続位置をE点とし、実装端子部102と第2通電部10bとの接続位置をF点とし、第1通電部10aに対して最も近傍に位置する電源線104(X )と供給部10cとの連接位置をG点とし、第2通電部10bに対して最も近傍に位置する電源線104(X )と供給部10cとの連接位置をH点とし、電源線104(X )と電源線104(X )との中間に位置する電源線104(Xn/2 )と供給部10cとの連接位置をI点とした場合、前記E,F,G,H,Iの各点における電圧値をそれぞれV ,V ,V とする。
【0037】
第1導通部10a及び第2導通部10bの幅寸法W が、図18に示す導通部103aの幅寸法Wの1/2の大きさに設定され、かつ、供給部10cの幅寸法W が、図18に示す供給部104bの幅寸法W の1/2の大きさに設定されている。これは、実装端子部102から第1導通部10a、もしくは第2導通部10bに供給される駆動電流値は、それぞれ導通部103aに供給される駆動電流値の1/2となり、電圧降下が増大しないからである。従って、電圧値V 及びV は、図18に示す電圧値V と同一値となる。
【0038】
図3に、図2におけるG点と、該G点から距離Lだけ離れたH点間の電圧降下の変移を示す。G−H点間の距離Lと、図18に示すB−C間の距離Lとが同一距離とすると、図3における電圧降下の傾きは、図2における電圧降下の傾きと同一となる。これは、図18に示す従来の場合と比較して、それぞれ抵抗値は2倍に、電流値は1/2になるからである。即ち、図2のI点における電圧値V が電圧の最小値となり、最大値である電圧値V 及びV との電位差V3は、図19における電位差V1の1/2の値となる。
【0039】
従って、従来の第1電源バスライン103と、本実施形態の第3電源バスライン10との形状を比較した場合、第1電源バスライン103を構成する導通部103aの幅寸法W に対して、第3電源バスライン10を構成する第1導通部10aと第2導通部10bとを合わせた幅寸法(W ×2)は同一寸法であり、かつ、第1電源バスライン103を構成する供給部103bの幅寸法W に対して、第3電源バスライン10を構成する供給部10c幅寸法W は、W /2となるので、本実施形態によれば、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部101の領域を広げることなく、電圧降下を従来技術の約1/2に抑えることができる。即ち、走査線(不図示)方向の輝度ムラを抑え、該輝度ムラを左右対称として視覚的に目立ちにくくし、電気光学装置の表示品質の低下を低減させることが可能となる。
【0040】
〔電気光学装置の第3の実施形態〕
図4は、本発明の第3の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図2と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、基本的な構成は、図2に示した第2の実施形態の電気光学装置と同様であるが、図2に示した第3の電源バスライン10の代わりに、第1領域101aに配設され、実装端子部102に2カ所接続された第4の電源バスライン20を備えることを特徴とする。
【0041】
図4に示すように、第4の電源バスライン20は、連続した1本の導電線で形成され、材質としては、AlやAlSiCu等の金属材が採用される。また、第4の電源バスライン20は、両端が実装端子部102の接続部(不図示)に接続され、第1領域101a内に配設される第1導通部20aと、第2導通部20bと、第1導通部20a及び第2導通部20bに連接する供給部20cとからなる。第1導通部20a及び第2導通部20bは、共に幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有する。さらに、供給部20cは、幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有し、n本の電源線104は、全て供給部20cから前記電流駆動素子に連接される。
【0042】
また、第1導通部20a及び第2導通部20bの幅寸法W は、第2の実施形態と同様に、図18に示すような、従来技術における導通部103aの幅寸法Wの1/2の大きさに形成され、さらに、供給部20cの幅寸法W は、従来技術における供給部103bの幅寸法W の1/2の大きさに形成されている。これらの幅寸法が従来技術における幅寸法の1/2に形成されるのは、当該配線の両端から電流が供給されるため、このように形成しても電圧降下が増大しないからである。
【0043】
電流駆動素子の駆動電流は、実装端子部102を電源とし、第4の電源バスライン20の第1通電部20a、及び第2通電部20bとを通過して供給部20cに導かれ、各電源線104に通電され、各電流駆動素子に供給される。
【0044】
図4に示すように、第1通電部20aに対して最も近傍に位置する電源線104(X )と供給部20cとの連接位置をJ点とし、第2通電部20bに対して最も近傍に位置する電源線104(X )と供給部20cとの連接位置をK点とし、電源線104(X )と電源線104(X )との中間に位置する電源線104(Xn/2 )と供給部20cとの連接位置をM点とした場合、前記J,K,Mの各点における電圧値をそれぞれV とする。
【0045】
図5に、図4におけるJ点と、該J点から距離L だけ離れたK点間の電圧降下の変移を示す。J−K点間の距離L と、図18に示すB−C間の距離L とが同一距離とすると、図5における電圧降下の傾きは、図3における電圧降下の傾きと同一となる。これは、図18に示す従来の場合と比較して、それぞれ抵抗値は2倍に、電流値は1/2になるからである。即ち、電圧値V は、それぞれ図3における電圧値V とは異なる値となるが、図4のM点における電圧値V が電圧の最小値となり、最大値である電圧値V 及びV との電位差V4は、図19における電位差V1の1/2の値となる。
【0046】
従って、従来の第1電源バスライン103と、本実施形態の第4電源バスライン20との形状を比較した場合、第1電源バスライン103を構成する導通部103aの幅寸法W に対して、第4電源バスライン20を構成する第1導通部20aと第2導通部20bとを合わせた幅寸法(W ×2)は同一寸法であり、かつ、第1電源バスライン103を構成する供給部103bの幅寸法W に対して、第4電源バスライン20を構成する供給部20c幅寸法W は、W /2となるので、本実施形態によれば、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部101の領域を広げることなく、電圧降下を従来技術の約1/2に抑えることができる。即ち、走査線(不図示)方向の輝度ムラを抑え、該輝度ムラを左右対称として視覚的に目立ちにくくし、電気光学装置の表示品質の低下を低減させることが可能となる。
【0047】
〔電気光学装置の第4の実施形態〕
図6は、本発明の第4の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図2及び図4と同一構成のものには、同一の符号を付している。
第2及び第3の実施形態では、電源バスラインは、額縁部101に、RGB各色の電流駆動素子(不図示)の全てに対応して1本のみ設けられているのに対し、本実施形態における電気光学装置では、Red,Green,Blueの三色の電流駆動素子それぞれに対応した電源バスラインを有することを特徴とする。
【0048】
図6に示すように、3本の電源バスラインは、第2〜4の各領域101b,101c,101dに連接して配設され、実装端子部102の2カ所に並列に接続されている。即ち、電気光学装置は、Redの電流駆動素子用である第5の電源バスライン30と、Greenの電流駆動素子用である第6の電源バスライン31と、Blueの電流駆動素子用である第7の電源バスライン32とを備えている。
【0049】
第5〜7の各電源バスライン30,31,32には、それぞれ複数の電源線Y ,Y ,Y が接続されている。図7に示すように、電源線Y は、第6及び第7の電源バスライン31,32を跨ぐように配線され、また、電源線Y は、第7電源バスライン32を跨ぐように配線され、さらに、電源線Y は、電源線Y と電源線Y とともに同一レイヤとなるように配線される。
【0050】
本実施形態によれば、第2の実施形態と同様な効果を奏し、さらに、RGB各色の電流駆動素子にそれぞれ独立した電源バスラインから電流を供給するので、RGB各色の電流駆動素子に供給する電流値をそれぞれ適宜調整することができ、また、効率が良く、表示ばらつきが抑えられた電気光学装置を得ることが可能となる。
【0051】
〔電気光学装置の第5の実施形態〕
図8は、本発明の第5の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図2,図4,及び図6と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、図6に示した第4の実施形態と同様に、Red,Green,Blueの三色の電流駆動素子それぞれに対応した3本の電源バスラインを有しているが、全ての電源バスラインは、第1領域101aに配設され、実装端子部102の2カ所に、3本の電源バスラインが並列に接続されている。即ち、電気光学装置は、Redの電流駆動素子用である第8の電源バスライン40と、Greenの電流駆動素子用である第9の電源バスライン41と、Blueの電流駆動素子用である第10の電源バスライン42とを備えている。
【0052】
第8〜10の各電源バスライン40,41,42には、それぞれ複数の電源線Y ,Y ,Y が接続され、各電源線は、それぞれの電源バスラインに対して、図7に示すような第4の実施形態と同様に配線されており、本実施形態によれば、第4の実施形態と同様な作用・効果を奏する。
【0053】
〔電気光学装置の第6の実施形態〕
図9は、本発明の第6の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図2及び図4と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、基本的な構成は、図18に示す従来の電気光学装置と同様であるが、図18に示した第1の電源バスライン103の代わりに、第2及び第3領域101b,101cに連接して配設され、実装端子部102に一端が接続された第11の電源バスライン50と、第1領域101aに配設され、実装端子部102に一端が接続された第12の電源バスライン51とを備えることを特徴とする。
【0054】
第11及び第12の電源バスライン50,51の材質としては、AlやAlSiCu等の金属材が採用される。また、図9に示すように、第11の電源バスライン50は、第3領域101c内に配設される導通部50aと、該導通部50aに連接し、第2領域101b内に配設される供給部50bとからなる。第12の電源バスライン51は、第1領域101a内に配設される導通部51aと、該導通部51aに連接し、同様に、第1領域101a内に配設される供給部51bとからなる。導通部51aは、第11の電源バスライン50の導通部50aと並列に隣接するように、第3領域101c側から実装端子部102に接続される。
【0055】
各導通部50a,51aは、共に幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有する。
さらに、各供給部50b,51bは、幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有し、かつ、n本の電源線104は、全て、一端が供給部50bに連接され、他端が供給部51bに連接されており、各電源線104から前記電流駆動素子に接続される。
【0056】
また、各導通部50a,51aの幅寸法W は、図18に示すような、従来技術における導通部103aの幅寸法Wの1/2の大きさに形成される。さらに、各供給部50b,51bの幅寸法W は、従来技術における供給部103bの幅寸法W の1/2の大きさに形成されている。これらの幅寸法が従来技術における幅寸法の1/2に形成されるのは、当該配線の両端から電流が供給されるため、このように形成しても電圧降下が増大しないからである。
【0057】
電流駆動素子の駆動電流は、実装端子部102を電源とし、第11の電源バスライン50の通電部50aを通過して供給部50bに導かれ、各電源線104に通電されるとともに、同様に、第12の電源バスライン51の通電部51aを通過して供給部51bに導かれ、各電源線104に通電され、各電流駆動素子に供給される。
【0058】
図9に示すように、実装端子部102と通電部50aとの接続位置をO点とし、実装端子部102と通電部51aとの接続位置をP点とし、通電部50aに対して最も近傍に位置する電源線104(X )と供給部50bとの連接位置をQ点とし、同様に、電源線104(X )と供給部51bとの連接位置をR点とした場合、前記O,P,Q,Rの各点における電圧値をそれぞれV ,V とする。
【0059】
各導通部50a,51aの幅寸法W が、図18に示す導通部103aの幅寸法Wの1/2の大きさに設定され、かつ、各供給部50b,51bの幅寸法Wが、図18に示す供給部103bの幅寸法W の1/2の大きさに設定されている。これは、実装端子部102から導通部50a、もしくは導通部51aに供給される駆動電流値は、それぞれ導通部103aに供給される駆動電流値の1/2となり、電圧降下が増大しないからである。従って、電圧値V は、図19に示す電圧値V と同一値となる。また、R点は、Q点と比較して実装端子部102からの距離が短いので、電圧値V は、電圧値V と比較して高い値となる。
【0060】
図10に、供給部50bと、該供給部50bから距離Lだけ離れた供給部51b間の電圧降下の変移を示す。各供給部50b,51b間の距離Lと、図18に示すB−D間の距離Lとが同一距離とすると、図10における電圧降下の傾きは、図18における電圧降下の傾きと同一となる。即ち、通電部50aから最も遠隔に位置する電源線104(X )において、図10の2本の斜線の交点で示される、供給部50bからの距離L の位置をS点とし、該S点における電圧値をV とすると、電圧値V が電圧の最小値となり、電圧値V との電位差V5は、図20における電位差V2の約1/2程度の値となる。
【0061】
従って、従来の第1電源バスライン103と、本実施形態の第11及び第12電源バスライン50,51との形状を比較した場合、第1電源バスライン103を構成する導通部103aの幅寸法W に対して、第11電源バスライン50を構成する導通部50aの幅寸法W は、幅寸法W の1/2の大きさであり、かつ、第1電源バスライン103を構成する供給部103bの幅寸法W に対して、供給部50bと供給部51bとを合わせた幅寸法(W ×2)は幅寸法W と同一寸法となるので、本実施形態によれば、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部101の領域を広げることなく、電圧降下を従来技術の約1/2程度に抑えることができる。即ち、走査線(不図示)方向の輝度ムラを抑え、該輝度ムラを左右対称として視覚的に目立ちにくくし、電気光学装置の表示品質の低下を低減させることが可能となる。
【0062】
〔電気光学装置の第7の実施形態〕
図11は、本発明の第7の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図9と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、基本的な構成は、図9に示す第6の実施形態における電気光学装置と同様であるが、図9に示す第12の電源バスライン51の代わりに、第11の電源バスライン50の導通部50aと並列に、かつ、第4領域101d側から実装端子部102に接続する導通部60aを有する第13の電源バスライン60を備えることを特徴とする。
【0063】
第13の電源バスライン60の材質としては、AlやAlSiCu等の金属材が採用される。また、図11に示すように、第13の電源バスライン60は、第1領域101a内に配設される導通部60aと、該導通部60aに連接し、同様に、第1領域101a内に配設される供給部60bとからなる。
【0064】
導通部60aは、各導通部50a,51aと同様に、幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有する。さらに、供給部60bは、各供給部50b,51bと同様に、幅寸法W 、高さ寸法tの断面を有し、かつ、n本の電源線104は、全て、一端が供給部50bに連接され、他端が供給部60bに連接されており、各電源線104から前記電流駆動素子に接続される。
【0065】
電流駆動素子の駆動電流は、実装端子部102を電源とし、第11の電源バスライン50の通電部50aを通過して供給部50bに導かれ、各電源線104に通電されるとともに、同様に、第13の電源バスライン60の通電部60aを通過して供給部60bに導かれ、各電源線104に通電され、各電流駆動素子に供給される。
【0066】
図11に示すように、実装端子部102と通電部60aとの接続位置をT点とし、電源線104(X )と供給部60bとの連接位置をU点とした場合、前記T及びUの各点における電圧値をそれぞれV とする。
【0067】
各導通部50a,60aの幅寸法W が、図18に示す導通部103aの幅寸法Wの1/2の大きさに設定され、かつ、各供給部50b,60bの幅寸法Wが、図18に示す供給部104bの幅寸法W の1/2の大きさに設定されているの。これは、実装端子部102から導通部50a、もしくは導通部60aに供給される駆動電流値は、それぞれ導通部103aに供給される駆動電流値の1/2となり、電圧降下が増大しないからである。従って、電圧値V は、図19に示す電圧値V と同一値となる。また、U点は、R点と比較して実装端子部102からの距離が短いので、電圧値V は、電圧値V と比較して高い値となる。
【0068】
図12に、供給部50bと、該供給部50bから距離L だけ離れた供給部60b間の電圧降下の変移を示す。各供給部50b,60b間の距離L と、図18に示すB−D間の距離Lとが同一距離とすると、図12における電圧降下の傾きは、図18における電圧降下の傾きと同一となる。即ち、電源線104(X )において、図12の2本の斜線の交点で示される、供給部50bからの距離L の位置をZ点とし、該Z点における電圧値をV とすると、電圧値V が電圧の最小値となり、電圧値V との電位差V6は、図20における電位差V2の約1/2程度の値となる。
【0069】
従って、本実施形態によれば、第6の実施形態と同様に、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部101の領域を広げることなく、電圧降下を従来技術の約1/2程度に抑えることができる。即ち、走査線(不図示)方向の輝度ムラを抑え、該輝度ムラを左右対称として視覚的に目立ちにくくし、電気光学装置の表示品質の低下を低減させることが可能となる。
【0070】
〔電気光学装置の第8の実施形態〕
図13は、本発明の第8の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図6,図7,図9,及び図11と同一構成のものには、同一の符号を付している。
第6及び第7の実施形態では、電源バスラインは、額縁部101に、RGB各色の電流駆動素子(不図示)の全てに対応して1組のみ設けられているのに対し、本実施形態における電気光学装置では、Red,Green,Blueの三色の電流駆動素子それぞれに対応した電源バスラインを有することを特徴とする。
【0071】
図13に示すように、電気光学装置は、Redの電流駆動素子用である第14の電源バスライン70及び第15の電源バスライン71と、Greenの電流駆動素子用である第16の電源バスライン72及び第17の電源バスライン73と、Blueの電流駆動素子用である第18の電源バスライン74及び第19の電源バスライン75とを備えている。
【0072】
第14の電源バスライン70と第15の電源バスライン71、第16の電源バスライン72と第17の電源バスライン73、また、第18の電源バスライン74と第19の電源バスライン75は、それぞれ複数の電源線Y ,Y ,Y で連接されている。各電源線は、それぞれの電源バスラインに対して、図7に示すような第4の実施形態と同様に配線されている。第15,第17,第19の各電源バスライン71,73,75は、第6の実施形態と同様に、第3領域101c側から実装端子部102に接続される。
【0073】
本実施形態によれば、第6の実施形態と同様な効果を奏し、さらに、RGB各色の電流駆動素子にそれぞれ独立した電源バスラインから電流を供給するので、RGB各色の電流駆動素子に供給する電流値をそれぞれ適宜調整することができ、また、効率が良く、表示ばらつきが抑えられた電気光学装置を得ることが可能となる。
【0074】
〔電気光学装置の第9の実施形態〕
図14は、本発明の第9の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図9,図11,及び図13と同一構成のものには、同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、図13に示した第8の実施形態と同様に、Red,Green,Blueの三色の電流駆動素子それぞれに対応した3組の電源バスラインを有しているが、第1領域101aに配設される第20,第21,第22の各電源バスライン76,77,78は、第7の実施形態と同様に、第4領域101d側から実装端子部102に接続されることを特徴としており、本実施形態によれば、第7の実施形態と同様な作用・効果を奏する。
【0075】
〔電気光学装置の第10の実施形態〕
図21は、本発明の第10の実施形態である電気光学装置を示す図であり、本図中において、図1に示す第1の実施形態である電気光学装置の構成に対応する構成には、互いに同一の符号を付している。
本実施形態における電気光学装置では、図1に示す第1の実施形態である電気光学装置の電源バスライン54の代わりに、表示データ信号線53との交差部付近に、線幅が他の部分に比べて実質的に狭いくびれ部310aを備えた電源バスライン310を有することを特徴とする。
【0076】
図21に示すように、電源バスライン310には、各表示データ信号線53にそれぞれ対応した複数のくびれ部310aを有する。なお、各表示データ信号線53は、端子部102の各端子にそれぞれ接続されている。また、電源バスライン310は、電流容量を確保するために、端子部102の複数の端子に接続されている。なお、端子部の端子は、外部の装置等との接続を容易にするために、一定の大きさ及び間隔で配列されることが望ましい。
【0077】
電源バスライン310は、厚みの均一な金属薄膜であり、Alやその合金であるAlSiCu等の材料からなる。また、互いに隣り合う表示データ信号線53の間隔は、およそ70μm(マイクロメートル)であり、表示データ信号線53の幅は、およそ6μmである。くびれ部310aは、この表示データ信号線53に対応して設けられているので、その間隔は、およそ70μmである。また、くびれ部310aの長さは、くびれ部310aにおいて電源バスライン310と表示データ信号線53とが交差するように、表示データ信号線の幅に応じて設定される。本実施形態の場合には、くびれ部310aの長さは、表示データ信号線53の幅6μmに電源バスライン310と表示データ信号線53との位置誤差を加えた値に設定されている。
【0078】
くびれ部310aの幅W は、電源バスライン310の他の部分の幅Wよりも小さく形成される。ここで、電源バスライン310と表示データ信号線53との交差部の面積は、それぞれの線幅の積として求められるので、本実施形態のように表示データ信号線53がくびれ部310aにおいて電源バスライン310と交差するように構成すれば、交差部の面積をW/Wに縮小することが可能となる。これにより、交差部において発生する表示データ信号線53の寄生容量を低減できる。
【0079】
また、図1に示したような、線幅Wの均一な第1の実施形態である電源バスラインと同等の電流供給特性を得ようとする場合には、くびれ部310aの幅WをWより小さく設定することによって生じた抵抗値の増加分を、電源バスライン310の他の部分の線幅W をWより大きく設定することによって補償することが望ましい。この補償分を考慮した場合の線幅は次式によって得ることができる。
【0080】
[式1]
=L/((L+L)W−L
ここに、Lは、くびれ部310aの長さを示し、Lは、くびれ部310a以外の部分の長さを示す。
【0081】
[式1]を用い、本実施形態のくびれ部310aの長さ及びくびれ部310a以外の部分の長さを勘案して、線幅WとWとの比を求めると、くびれ部310aの幅WをWの10分の1程度に設定した場合には、WをWの2倍程度に設定すればよいことがわかる。
【0082】
〔電気光学装置の第11の実施形態〕
図22は、本発明の第11の実施形態にかかる電気光学装置の平面図である。また、交差部の構造の斜視図(図22中のA―A断面の斜視図)を図23に示す。本実施形態においては、表示データ信号線53と電源バスライン310とを同一レイヤーに形成しており、その交差部において、表示データ信号線53が金属材に比べてシート抵抗値の大きな不純物含有Si等で形成された導電線に迂回して電源バスライン310を跨いでいる。この交差部において、厚さ数百nmの層間絶縁層56を挟んで表示データ信号線53の迂回配線57と電源バスライン310が対向している。
【0083】
電源バスライン310は、表示データ信号線53との交差部にくびれ部310aを有しており、これにより表示データ信号線53の迂回配線57の長さを短くすることができる。
迂回配線57は、上述のとおり、不純物含有Siからなっており、表示データ信号線53の材質であるAlやその合金であるAlSiCu等の材料に比べてシート抵抗値がはるかに高いので、この迂回配線57の長さを短くすることにより、配線抵抗の総和を小さくすることが可能となる。もちろん、電源バスラインのくびれ部で表示データ信号線の迂回配線57と交差するため、迂回配線57と電源バスラインとの交差部分の面積を減少させ、以って当該部分において発生する寄生容量を低減する効果もある。
【0084】
勿論、迂回配線57のある配線層も、Alやその合金であるAlSiCu等のシート抵抗値が小さい材料で形成する事が可能な場合は、上記のような交差部で迂回する構造にせず、電源バスライン310と表示データ信号線53を異なる配線層に配置する事で交差させる方が、構造が簡単になる。
この場合も、電源バスライン310のくびれ部310aで表示データ信号線53と交差するため、交差部分の面積を減少させ、以って当該部分において発生する寄生容量を低減する効果がある。
【0085】
図23では、表示データ信号線53と電源バスライン310とを同一レイヤーに形成し、その交差部において、表示データ信号線53が金属材に比べてシート抵抗値の大きな不純物含有Si等で形成された導電線に迂回して電源バスライン310を跨ぐ構造であったが、電源バスライン310が金属材に比べてシート抵抗値の大きな不純物含有Si等で形成された導電線に迂回して表示データ信号線53を跨ぐ構造をとる事も可能である。
この場合も、電源バスラインのくびれ部310aで表示データ信号線53と交差するため、表示データ信号線53と電源バスライン310との交差部分の面積を減少させ、以って当該部分において発生する寄生容量を低減する効果がある。
【0086】
〔電気光学装置の第12の実施形態〕
図24は、本発明の第12の実施形態における電気光学装置を示す図であり、本図中において、図21と同一構成のものには、同一の符号を付している。
第10及び第11の実施形態では、電源バスライン310は、額縁部101の実装端子部102が設置された一辺に、赤、緑、青、各色の電気光学素子(不図示)の全てに対応して1本のみ設けられているのに対し、本実施形態における電気光学装置では、電気光学素子の赤、緑、青各色に対応した電源バスラインを有することを特徴とする。このように構成することにより、各色の電気光学素子の最適な駆動電圧が異なる場合でも、それぞれに最適な駆動電圧を供給することが可能となる。
【0087】
図24に示すように、実装端子部102には、図23における左側上部から並列に3本の電源バスラインが接続されている。即ち、本実施形態の電気光学装置は、赤色の電気光学素子用である電源バスライン320と、青色の電気光学素子用である電源バスライン321と、緑色の電気光学素子用である電源バスライン322とを備えている。
【0088】
各電源バスライン320、321、322にそれぞれ設けられた、各くびれ部320a、321a、322aの寸法等の条件は、第10の実施形態における電気光学装置と同様である。本実施形態によれば、第10の実施形態と同様な効果を奏し、さらに、赤、緑、青、各色の電気光学素子にそれぞれ独立した電源バスラインから電流を供給するので、赤、緑、青、各色の電流駆動素子に供給する駆動電圧をそれぞれ適宜調整することができ、効率が良く、表示ばらつきの少ない電気光学装置を得ることが可能となる。
【0089】
なお、図25に示す本発明の第12の実施形態の変形例のように、電源バスライン用実装端子の配置を変更することも可能である。本変形例では赤色用の電源バスライン330の実装端子を他の色用の電源バスライン320、321の実装端子と離れた位置に配置している。即ち、赤用の電源バスラインの実装端子を実装端子部102の一方の端部に、他色用の電源バスラインの実装端子を実装端子部102の他の端部に配置している。電源バスラインは、電流容量を確保する必要から実装端子部102の端部に配置して、それぞれに複数の端子を割り当てることが望ましい。本変形例のように電源バスライン320、321、330の実装端子を実装端子部102の両端に振り分けて配置することにより、左右の額縁部の幅をバランス良く設定することが可能となり、これによって電気光学装置全体をバランスの良い構成とすることが可能となる。
【0090】
〔電気光学装置の第13の実施形態〕
図26は、本発明の第13の実施形態にかかる電気光学装置の交差部を示す平面図である。また、当該交差部の構造の斜視図(図26中のB―B断面の斜視図)を図27に示す。本実施形態においては、表示データ信号線53と電源バスライン340、341、342とを同一レイヤーに形成しており、その交差部において、表示データ信号線53が金属材に比べてシート抵抗値の大きな不純物含有Si等で形成された迂回配線57に迂回して電源バスライン340、341、342を跨いでいる。この交差部において、厚さ数百nmの層間絶縁層56を挟んで表示データ信号線53の迂回配線57と電源バスライン340、341、342が対向している。
【0091】
電源バスライン340、341、342は、表示データ信号線53との交差部にくびれ部340a、341a、342aを有しており、これにより表示データ信号線53の迂回配線57の長さを短くすることができる。本実施形態においては、更に、電源バスライン同士の間隔をくびれ部340a、341a、342aにおいても他の部分とほぼ同等に設定しているので、くびれ部と電源バスラインの間隔とを合計した距離をより短縮することが可能となり、迂回配線57を更に短縮することが可能となる。
【0092】
勿論、迂回配線57のある配線層も、Alやその合金であるAlSiCu等のシート抵抗値が小さい材料で形成する事が可能な場合は、上記のような交差部で迂回する構造にせず、電源バスライン340、341、342と表示データ信号線53を異なる配線層に配置する事で交差させる方が、構造が簡単になる。
この場合も、電源バスライン340、341、342のくびれ部340a、341a、342aで表示データ信号線53と交差するため、交差部分の面積を減少させ、以って当該部分において発生する寄生容量を低減する効果がある。
【0093】
図27では、表示データ信号線53と電源バスライン340、341、342とを同一レイヤーに形成し、その交差部において、表示データ信号線53が金属材に比べてシート抵抗値の大きな不純物含有Si等で形成された導電線に迂回して電源バスライン340、341、342を跨ぐ構造であったが、電源バスライン340、341、342が金属材に比べてシート抵抗値の大きな不純物含有Si等で形成された導電線に迂回して表示データ信号線53を跨ぐ構造をとる事も可能である。
この場合も、電源バスライン340、341、342のくびれ部340a、341a、342aで表示データ信号線53と交差するため、交差部分の面積を減少させ、以って当該部分において発生する寄生容量を低減する効果がある。
【0094】
別の観点からは、電源バスライン340のくびれ部340aの一部(図26中、くびれ部340aの斜線部)が、他の電源バスライン341の通常部(くびれ部以外の部分をいう。)の延長上(図26中、電源バスライン341に付した二点鎖線)に重なるように配置されている。これにより、複数の電源バスラインのくびれ部を互いに近接して配置することが可能となり、これら複数の電源バスラインのくびれ部を一括して迂回する迂回配線57の配線長を更に短縮することが可能となる。なお、本例では、くびれ部340aの一部が通常部の延長部と重なっているが、くびれ部340aの全部が当該部分と重なってもよく、これによっても同様の効果が得られる。
【0095】
また、更に別の観点からは、複数の電源バスライン全体の中心線P(図26)に対して複数のくびれ部が略線対象に配置されている。これにより、各電源バスラインのくびれ部の長さの合計を短縮することが可能となり、くびれ部における電源バスラインの抵抗値増加量を低減することが可能となる。
【0096】
〔電子機器〕
次に、上記電気光学装置を備えた電子機器の実施形態について説明する。
図15(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図15(a)において、携帯電話本体210には、上記の電気光学装置を用いた表示部210が備えられている。
【0097】
図15(b)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図15(b)において、時計本体220には、上記の電気光学装置を用いた表示部221が備えられている。
【0098】
図15(c)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図15(c)において、情報処理装置230には、キーボード等の入力部231と、情報処理装置本体232と、上記の電気光学装置を用いた表示部233とが備えられている。
【0099】
図15(a)〜(c)に示す電子機器は、表示部を極めて重要な構成要素とするものであり、その表示品位の如何によって実用的な性能が大きく左右される電子機器である。従って、本実施形態の電子機器は、良好な発光階調特性を有する本発明の実施形態たる上記の電気光学装置を備えることにより、表示品位に優れた表示部を備えた高性能の電子機器とすることができる。
【0100】
以上、本発明の実施形態による電気光学装置、及び電子機器について説明したが、本発明は、上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。
【0101】
例えば、図11に示した第7の実施形態では、第11の電源バスライン50の導通部50aと並列に、かつ、第4領域101d側から実装端子部102に接続する導通部60aを有する第13の電源バスライン60を備える構成としたが、本発明では、この構成を更に拡張することが可能である。即ち、図16に示すように、図11における第11の電源バスライン50と第13の電源バスライン60とを互いに連結させ、マトリクス表示部100を取り囲むような電源バスライン80を形成させることも可能である。これにより、第7の実施形態と同様に、電源バスラインの幅寸法を広げることなく、即ち、該電源バスラインを配設する額縁部101の領域を広げることなく、電圧降下を抑止することが可能となる。
【0102】
更に、図14に示した第9の実施形態では、Red,Green,Blueの三色の電流駆動素子それぞれに対応した3組の電源バスラインを有し、第1領域101aに配設される第20,第21,第22の各電源バスライン76,77,78は、第7の実施形態と同様に、第4領域101d側から実装端子部102に接続する構成となっているが、この場合も電源バスラインの構成を拡張することが可能である。即ち、図17に示すように、図14における各電源バスラインを、対応する色毎に互いに連結させ、マトリクス表示部100を取り囲むような各電源バスライン80,81,82を形成させることも可能である。これによれば、第7の実施形態と同様な作用・効果を奏する。
【0103】
また、第4,第5,第8,または第9の実施形態においては、電源バスラインの本数を、RGBの各色の電流駆動素子にそれぞれ電流供給をするように3本としたが、本発明は、これに限定されるものではない。即ち、Redの電流駆動素子用の電源バスラインと、GreenとBlueの両電流駆動素子用の電源バスラインとして、電源バスラインを2本とすることもあり得る。本構成によれば、Redと、Green+Blueの各色の電流駆動素子に供給する電流値をそれぞれ適宜調整することができ、効率が良く、表示ばらつきが抑えられた電気光学装置を得ることが可能となる。さらに、電源バスラインを3本使用する場合と比較して、電気光学装置全体をバランスの良い構成とすることが可能となる。
【0104】
また、上記実施形態においては、電源バスラインと表示データ信号線との交差部において、電源バスラインに、くびれ部を形成させたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、電源バスラインの幅を一定とし、表示データ信号線の交差部付近に、くびれ部を設けても良く、また、その交差部において電源バスライン及び表示データ信号線の双方にくびれ部を設けても良い。本構成によれば、上記実施形態と同様に、表示データ信号線の寄生静電容量を小さくする効果が得られ、電気光学素子への正確な電流供給が可能となる。
【0105】
上記実施形態においては、図21〜25に示すように、くびれ部310aの形状を、凹型とした。これはくびれ部を設ける配線の幅方向、端部にくびれ部を配置したものであり、形状が単純となるので、製造が容易であり、更に、不要輻射対策等も比較的容易である。
また、例えば、図28(a)に示すように、幅Wの電源バスライン350の交差部において、電源バスラインの左右より凹型を設け、幅Wのくびれ部350aを形成しても良い。かかる形状により、配線内の電流の流れが円滑となり、配線幅が広い場合には端部にくびれ部を配置した場合に比べて実効抵抗値を低減することが可能となる。
更に、図28(b)に示すように、幅Wの電源バスライン60の交差部において、該電源バスラインに幅(W−W)の開口を形成し、くびれ部60aとしても良い。また、この場合、開口の数は複数でもよい。なお、幅Wと幅Wの関係条件は、上記第10の実施形態と同一とする。本構成によれば、上記実施形態と同様の効果を奏する。また、更に、くびれ部の配線が複数に分割されることから、外傷によって一の配線が切断された場合でも残りの配線によってこれを補うことができる。
【0106】
第12及び第13の実施形態においては、電源バスラインの本数を、赤、緑、青の各色の電気光学素子にそれぞれ電流供給をするように3本としたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、赤色電気光学素子用の電源バスラインと、緑色及び青色の両電気光学素子に共通の電源バスラインとの2系統とすることも可能である。本構成によれば、赤色電気光学素子と、緑色及び青色電気光学素子の各系統に供給する電圧をそれぞれ適宜設定することができ、効率が良く、表示ばらつきの小さい電気光学装置を得ることが可能となる。さらに、電源バスラインを偶数本使用すれば、これを奇数本使用する場合と比較して、電気光学装置全体の配線バランスをより良好に設定することが可能となる。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、狭額縁化が可能である。また、額縁部を広くすることなく、電流ムラ、輝度ムラを抑え、電気光学装置及び電子機器の表示品質を改善することが可能となる。
更に本発明によれば、電源バスライン、もしくは表示データ信号線のどちらか一方には、電源バスラインと表示データ信号線との交差部に、くびれ部を設けているので、表示データ信号線の寄生静電容量を低減することができる。また、くびれ部を設けた側の他方の配線をより比抵抗の大きな配線層へ迂回する場合には、その迂回配線長を短縮することが可能となり、当該配線の抵抗値の増大を抑えることができる。したがって、電気光学素子への正確な電流供給が可能となり、良好な発光階調特性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図2】第2の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図3】G−H点間の電圧降下の変移を示す関係図である。
【図4】第3の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図5】J−K点間の電圧降下の変移を示す関係図である。
【図6】第4の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図7】電源線と電源バスラインの連接部を示す斜視図である。
【図8】第5の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図9】第6の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図10】供給部50b−51b間の電圧降下を示す関係図である。
【図11】第7の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図12】供給部50b−60b間の電圧降下を示す関係図である。
【図13】第8の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図14】第9の実施形態による電気光学装置を示す概略図である。
【図15】本発明の電気光学装置を備えた電子機器の一例である。
【図16】上記実施形態を変形した電気光学装置を示す概略図である。
【図17】上記実施形態を変形した電気光学装置を示す概略図である。
【図18】従来の電気光学装置を示す概略図である。
【図19】B−C点間の電圧降下を示す関係図である。
【図20】B−D点間の電圧降下を示す関係図である。
【図21】本発明の第10実施形態である電気光学装置を示す概略平面図である。
【図22】本発明の第11実施形態である電気光学装置を示す概略平面図である。
【図23】本発明の第11実施形態である電気光学装置の交差部を示す断面斜視図である。
【図24】本発明の第12実施形態である電気光学装置を示す概略平面図である。
【図25】本発明の第12実施形態の変形例である電気光学装置を示す概略平面図である。
【図26】本発明の第13実施形態である電気光学装置の交差部を示す平面図である。
【図27】本発明の第13実施形態である電気光学装置の交差部を示す断面斜視図である。
【図28】本発明の実施形態における、電源バスラインのくびれ部の他の形状を示す平面図である。
【符号の説明】
10・・・第3の電源バスライン
20・・・第4の電源バスライン
30・・・第5の電源バスライン
31・・・第6の電源バスライン
32・・・第7の電源バスライン
40・・・第8の電源バスライン
41・・・第9の電源バスライン
42・・・第10の電源バスライン
50・・・第11の電源バスライン
51・・・第12の電源バスライン
53・・・表示データ信号線
54・・・第2の電源バスライン
56・・・層間絶縁層
57・・・迂回配線
60・・・第13の電源バスライン
70・・・第14の電源バスライン
71・・・第15の電源バスライン
72・・・第16の電源バスライン
73・・・第17の電源バスライン
74・・・第18の電源バスライン
75・・・第19の電源バスライン
76・・・第20の電源バスライン
77・・・第21の電源バスライン
78・・・第22の電源バスライン
100・・・マトリクス表示部
101・・・額縁部
102・・・実装端子部
103・・・第1の電源バスライン
104・・・電源線
W・・・電源バスラインの幅寸法
・・・第1の電源バスラインの幅寸法
(1 n)・・・電源線
,Y,Y・・・電源線
310・・・第10実施形態における電源バスライン
310a・・・第10実施形態における電源バスラインのくびれ部
320・・・第12実施形態における赤色用電源バスライン
321・・・第12実施形態における青色用電源バスライン
322・・・第12実施形態における緑色用電源バスライン
330・・・第12実施形態の変形例における緑色用電源バスライン

Claims (31)

  1. 基体の有効領域に設けられ、各々が電気光学素子を含む複数の画素回路と、
    前記複数の画素回路に駆動電圧を供給するために、前記複数の画素回路の各々に接続された複数の電源線と、
    前記基体の外周をなす複数の辺のうち少なくとも1つの辺と前記有効領域との間に設けられ、前記複数の電源線と接続される電源バスラインと、を含む電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記電源バスラインは、前記有効領域の外側に設けられていること、
    を特徴とする電気光学装置。
  3. 基体上に設けられ、各々が電気光学素子を駆動するための複数の画素回路を含む画素回路部と、
    前記複数の画素回路の各々に駆動電圧を供給するために、前記複数の画素回路の各々に接続された複数の電源線と、
    前記基体の外周をなす複数の辺のうち少なくとも1つの辺と前記画素回路部との間に設けられ、前記複数の電源線と接続される電源バスラインと、を含むディスプレイ用基板。
  4. 請求項3に記載のディスプレイ用基板において、
    前記電源バスラインは、前記画素回路部の外側に設けられていること、
    を特徴とするディスプレイ用基板。
  5. 請求項3または4に記載のディスプレイ用基板において、
    さらに前記ディスプレイ用基板には、前記ディスプレイ用基板と前記ディスプレイ用基板の外側に設けられる配線基板とを接続し、前記駆動電圧を供給するための電源用実装端子部が設けられ、
    前記電源バスラインは、前記電源用実装端子部に少なくとも1ヶ所で接続されていること、
    を特徴とするディスプレイ用基板。
  6. 請求項3または4に記載のディスプレイ用基板において、
    さらに前記ディスプレイ用基板には、前記ディスプレイ用基板と前記ディスプレイ用基板の外側に設けられる配線基板とを接続し、前記駆動電圧を供給するための少なくとも2つの電源用実装端子部が設けられ、
    前記電源バスラインは、前記少なくとも2つの電源用実装端子部に接続されていること、
    を特徴とするディスプレイ用基板。
  7. 請求項3または4に記載のディスプレイ用基板において、
    さらに前記ディスプレイ用基板には、前記ディスプレイ用基板と前記ディスプレイ用基板の外側に設けられる配線基板とを接続するための実装端子部が、前記基体の外周をなす複数の辺のうち少なくとも1つの辺と前記画素回路部との間に設けられ、
    前記電源バスラインは、前記画素回路部と前記実装端子部に挟まれた領域に設けられていること、
    を特徴とするディスプレイ用基板。
  8. 請求項6に記載のディスプレイ用基板において、
    前記少なくとも2つの電源用実装端子部は、前記少なくとも1つの辺に沿って設けられ、
    前記少なくとも2つの電源用実装端子部の間には、前記配線基板から前記複数の画素回路の各々に信号を供給するための前記少なくとも1つの辺に沿って配置された信号用実装端子部が設けられていること、
    を特徴とするディスプレイ用基板。
  9. 複数の電流駆動素子を有するマトリクス表示部と、
    前記マトリクス表示部の周辺に形成される額縁部の一辺に設けられた実装端子部と、
    前記実装端子部に接続され、かつ、前記額縁部に備えられた、前記電流駆動素子へ駆動電流を供給する電源線を連設する電源バスラインと、を含み、
    前記実装端子部には、少なくとも2カ所の前記電源バスラインの接続部を備えてなり、前記駆動電流は、前記接続部から前記電源バスラインに分割供給されることを特徴とする電気光学装置。
  10. 前記電源バスラインは、連続した、少なくとも1本の導電線で形成され、該導電線の両端は、それぞれ前記実装端子部の異なる前記接続部に接続され、前記導電線には、前記電源線の一端が連設されてなり、
    前記電源バスラインの幅寸法をW、高さ寸法をtとし、
    前記実装端子部の1カ所から前記駆動電流を供給する場合の電源バスラインの幅寸法をW 、高さ寸法をtとすると、
    前記幅寸法Wは、前記幅寸法W よりも小さいことを特徴とする請求項9記載の電気光学装置。
  11. 前記電源バスラインは、独立した、少なくとも2本の導電線で形成され、該導電線の一端は、それぞれ前記実装端子部の異なる前記接続部に接続され、一方の前記導電線には、前記電源線の一端が連設され、他方の前記導電線には、前記電源線の他端が連設されてなり、
    前記電源バスラインの幅寸法をW、高さ寸法をtとし、
    前記実装端子部の1カ所から前記駆動電流を供給する場合の電源バスラインの幅寸法をW 、高さ寸法をtとすると、
    前記幅寸法Wは、前記幅寸法W よりも小さいことを特徴とする請求項9記載の電気光学装置。
  12. 前記電源バスラインは、RGB各色の前記電流駆動素子に対応して、少なくとも1本設けられることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  13. 請求項9から12に記載の電気光学装置の少なくとも1つを含むことを特徴とする電子機器。
  14. 電気光学素子と、
    前記電気光学素子に制御信号又は駆動電源の一方を供給する第1の配線と、
    前記電気光学素子に制御信号又は駆動電源の他の一方を供給する第2の配線とを有し、
    前記第1の配線は、前記第2の配線との交差部において、くびれ部を有することを特徴とする電気光学装置。
  15. 請求項14記載の電気光学装置において、
    前記第2の配線は、前記第1の配線と同一の配線層に設けられた通常配線部と、
    前記第1の配線と異なる配線層に設けられ、前記くびれ部と立体的に交差する迂回配線部と、
    前記通常配線部と前記迂回配線部とを接続する接続部と、を有することを特徴とする電気光学装置。
  16. 請求項14記載の電気光学装置において、
    前記第1の配線は、前記第2の配線と同一の配線層に設けられた通常配線部と、
    前記第2の配線と異なる配線層に設けられ、前記第2の配線と立体的に交差する迂回配線部と、
    前記通常配線部と前記迂回配線部とを接続する接続部と、を有することを特徴とする電気光学装置。
  17. 請求項14記載の電気光学装置において、
    前記第2の配線は、前記第1の配線と異なる配線層に設けられ、前記第1の配線と立体的に交差することを特徴とする電気光学装置。
  18. 請求項14乃至17の何れか一に記載の電気光学装置において、 前記第2の配線は、前記第1の配線の前記くびれ部との交差部において、くびれ部を有することを特徴とする電気光学装置。
  19. 請求項14乃至18の何れか一に記載の電気光学装置において、 前記くびれ部は、当該配線の幅方向、端部に設けられたことを特徴とする電気光学装置。
  20. 請求項14乃至18の何れか一に記載の電気光学装置において、 前記くびれ部は、当該配線の幅方向、両端部を切り欠いた形状に形成されたことを特徴とする電気光学装置。
  21. 請求項14乃至18の何れか一に記載の電気光学装置において、 前記くびれ部は、当該配線に一又は複数の開口を設けた形状に形成されたことを特徴とする電気光学装置。
  22. 互いに特性の異なる複数の電気光学素子を有する表示部と、前記電気光学素子に対応して設けられ、前記表示部に駆動電源を供給する複数の電源バスラインと、
    前記表示部に制御信号を供給する信号線とを有し、
    前記複数の電源バスラインは、前記信号線との交差部において、くびれ部を有することを特徴とする電気光学装置。
  23. 請求項22記載の電気光学装置において、
    前記信号線は、前記複数の電源バスラインと同一の配線層に設けられた通常配線部と、
    前記複数の電源バスラインと異なる配線層に設けられ、前記くびれ部と立体的に交差する迂回配線部と、
    前記通常配線部と前記迂回配線部とを接続する接続部と、を有することを特徴とする電気光学装置。
  24. 請求項22記載の電気光学装置において、
    前記複数の電源バスラインは、前記信号線と同一の配線層に設けられた通常配線部と、
    前記信号線と異なる配線層に設けられ、前記信号線と立体的に交差する迂回配線部と、
    前記通常配線部と前記迂回配線部とを接続する接続部と、を有することを特徴とする電気光学装置。
  25. 請求項22記載の電気光学装置において、
    前記信号線は、前記複数の電源バスラインと異なる配線層に設けられ、前記複数の電源バスラインと立体的に交差することを特徴とする電気光学装置。
  26. 請求項22乃至25の何れか一に記載の電気光学装置において、 前記信号線は、前記複数の電源バスラインの前記くびれ部との交差部において、くびれ部を有することを特徴とする電気光学装置。
  27. 請求項22乃至26の何れか一に記載の電気光学装置において、
    前記複数の電源バスラインは、互いに隣接する電源バスライン間の隙間が、くびれ部において略同等に維持されてなることを特徴とする電気光学装置。
  28. 請求項22乃至26の何れか一に記載の電気光学装置において、
    一の前記複数の電源バスラインのくびれ部の一部又は全部が、他の電源バスラインのくびれ部が無いとした場合の、当該他の電源バスラインの配線領域に重なるように配置されたことを特徴とする電気光学装置。
  29. 請求項22乃至26の何れか一に記載の電気光学装置において、
    前記複数の電源バスラインの前記くびれ部は、前記複数の電源バスライン全体の幅中心線に対して略線対象に配置されたことを特徴とする電気光学装置。
  30. 請求項22乃至29の何れか一に記載の電気光学装置において、
    前記互いに特性の異なる複数の電気光学素子は、互いに発光色の異なる電気光学素子を含むことを特徴とする電気光学装置。
  31. 請求項14乃至30の何れか一に記載の電気光学装置と、前記電気光学装置に接続され、前記駆動電源を供給する配線又は前記電源バスラインに駆動電源を供給する駆動電源回路と、
    前記電気光学装置に接続され、前記制御信号を供給する配線又は前記信号線に制御信号を供給する制御信号生成回路とを有することを特徴とする電子機器。
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