JP2004203198A - サイドサンシェードを備える自動車用ドア - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドア1内部のスクリーン巻き取りドラム5に巻回して収納されるスクリーン4を引き出して自動車側面の窓ガラス9を遮光するサイドサンシェードを備える自動車用ドアであって、ドアインナーパネル2の上面をドアアウターパネル3の上面より下方に配置し、ドアインナーパネル2の上面とドアアウターパネル3の上面との間のドア1内側にスクリーン巻き取りドラム5を配置した。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車側面の窓ガラスを遮光するサイドサンシェードを備える自動車用ドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−6660号公報
【0003】
自動車には前部、後部及び側面の窓ガラスから日光が入射する。そのため、一部高級乗用車においては、この入射する日光を遮るためにサンシェードが後部窓及び後部座席の側面窓に設けられている。このうち、後部座席の側面窓のサンシェードは後部座席のドアに組み込まれるものであって、従来はロール状に巻き取られた状態でドア内部に収納されたサンシェードのスクリーンを図3に示すようにドアトリムの上面に透設されたスクリーン引出し孔から引き出すようにしたものが一般的である。
【0004】
このスクリーン引出し孔には周縁にガーニッシュ材が取り付けられるのであるが見栄えが良くなく、ショルダー部の幅が狭くなり、ドアトリム及びドアの剛性が低下するという問題があった。また、窓ガラスが仕切り枠によりほぼ三角形状の固定部分と上下動可能な部分とに分割されている場合には、サンシェードのスクリーンも分割することが必要になってコストが嵩み、見栄えが良くなく、遮光性が損なわれるという問題があり、さらに、同一車種であってもグレードによってサンシェードが装着されないことがある場合には、ドアトリムの共用ができないという問題があった。
【0005】
また、従来のサンシェードでは組み付けに多くの工数を要するという問題があり、容易に組み付けができるようにした例えば特開2000−6660号公報に示されるようなものが提案されている。この特開2000−6660号公報に開示されているのはサンシェードアセンブリーのアウターケースにドアトリムの上部側の一部を構成させたものであって、該アウターケースにドアトリム及びドアインナーパネルに係合する溝部とウエザストリップを取り付ける取り付け部を形成したものである。ここに開示されたものによればドアトリムの剛性が低下することはある程度回避できるものと考えられるが、見栄えが良くなく、サンシェードが装着されないことがある場合にドアトリムの共用ができないというようなその他の従来の問題は解消されることがないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような問題点を解決し、見栄えが良く、ショルダー部の幅が確保でき、ドアトリム及びドアの剛性も確保でき、サンシェードが装着されないことがある場合にもドアトリムの共用ができ、コストの低廉なサイドサンシェードを備える自動車用ドアを提供するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のサイドサンシェードを備える自動車用ドアは、ドア内部のスクリーン巻き取りドラムに巻回して収納されるスクリーンを引き出して自動車側面の窓ガラスを遮光するサイドサンシェードを備える自動車用ドアであって、ドアインナーパネルの上面をドアアウターパネルの上面より下方に配置し、ドアインナーパネルの上面とドアアウターパネルの上面との間のドア内側にスクリーン巻き取りドラムを配置したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明のサイドサンシェードを備える自動車用ドアの断面を示すもので、ドア1を構成するドアインナーパネル2とドアアウターパネル3とを、ドアインナーパネル2の上面がドアアウターパネル3の上面より下方になるように組み合わせてあり、ドア1の内側のドアインナーパネル2の上面とドアアウターパネル3の上面との間に相当する部分にサイドサンシェードのスクリーン4を巻回して収納するスクリーン巻き取りドラム5が配置してある。
【0009】
スクリーン巻き取りドラム5は従来のサイドサンシェードと同様、ばね等の動力によりスクリーン4を巻き取る巻き取り装置を備えるものであって、スクリーン4を引き出すと巻き取り装置に巻き取り力が蓄勢され、引き出されたスクリーン4を開放すればスクリーン巻き取りドラム5内にスクリーン4が巻き取られるものである。ドアインナーパネル2の上面にはドアトリム6の中間突出部7が沿わせてあり、ドアトリム6はドアトリム6の上面部8がドアアウターパネル3の上面と略同一高さとなるように図示しない取り付け部材によりドアインナーパネル2に取り付けてある。
【0010】
ドアトリム6の上面部8の先端とドアアウターパネル3の上面先端との間には窓ガラス9とスクリーン4を上下動させるための間隙10が設けてあり、ドアアウターパネル3の上面先端には窓ガラス9との間の間隙を塞ぐウエザーストリップ11が取り付けてある。窓ガラス9は従来の自動車用ドアと同様にドアインナーパネル2内に設けられる図示しない巻上げ装置により上下動自在としてあり、ウエザーストリップ11は従来の自動車用ドアと同様の構造により取り付けることができる。
【0011】
また、ドアトリム6の中間突出部7の先端は窓ガラス9に対向させ、中間突出部7の先端には窓ガラス9との間の間隙を塞ぐウエザーストリップ12が取り付けてある。図において13はスクリーン4の先端を補強する補強リブであって、該補強リブ13にはスクリーン4を引き出す際に摘んで操作する操作用摘み部14を設けて操作用部材を兼ねるものとし、更にスクリーン4がスクリーン巻き取りドラム5内に巻き取られた際には上面部8と窓ガラス9との間の間隙を部分的に塞ぐ蓋の機能をするものとしてある。なお、スクリーン4を引き出した状態で係止、固定する手段は図示していないが、上側の窓枠にフックを設けてそのフックに補強リブ13を係止させる等の従来知られる構成とすることができる。
【0012】
前記スクリーン巻き取りドラム5はドアトリム6の中間突出部7と上面部8との間に置かれるものであり、ドアトリム6に一体に成形したリブ等を適宜配してドアトリム6に固定することが好ましい。このようにスクリーン巻き取りドラム5をドアトリム6に固定した場合には、スクリーン巻き取りドラム5をドアトリム6に取り付けた後補強リブ13を上面部8の上方に保持した状態とし、ドアトリム6をドアインナーパネル2に取り付けることによって容易に組み立てができるものである。
【0013】
このように構成したサイドサンシェードを備える自動車用ドアにおいて、補強リブ13を摘んで間隙10からスクリーン4を引き出せば、スクリーン巻き取りドラム5に組み込まれた巻き取り装置を蓄勢しながらスクリーン4が引き出されるので、図示しない係止手段により補強リブ13を窓枠に係止させると窓ガラス9はスクリーン4により内側から遮光された状態となる。このとき、補強リブ13の外形形状を図2に示すように窓ガラス9の形状に近いものとしておけば、窓ガラス9はほぼ完全にスクリーン4により覆われることとなり、良好な遮光状態となるものである。
【0014】
ここにおいて、窓ガラス9が仕切り枠により分割されている場合であっても、間隙10は仕切り枠を含む窓ガラス9の全幅に亘って設けることができるので、スクリーン4の形状を窓ガラス9全体が覆われる形状としても間隙10からスクリーン4全体を引き出すことができることになる。これにより窓ガラス9が仕切り枠により分割されていてもスクリーン4を分割する必要がなく、窓ガラス9は連続した1枚のスクリーン4に覆われるので遮光性が損なわれることがなく、また、美観に優れたものとなる。
【0015】
次に、この遮光状態にあるスクリーン4の補強リブ13の窓枠への係止を解除すれば、蓄勢された巻き取り装置によりスクリーン巻き取りドラム5内にスクリーン4が巻き取られ、補強リブ13は間隙10の辺縁に係止された状態で停止する。この状態では窓ガラス9がスクリーン4により覆われず、遮光されない状態となり、補強リブ13の一部は上面部8と窓ガラス9との間の間隙を部分的に塞ぐ蓋の機能を果たすものである。また、窓ガラス9は上下に高低差のあるウエザーストリップ11及び12により支持されるので、がたつきなく上下動させることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は前記説明から明らかなように、ドアインナーパネルの上面をドアアウターパネルの上面より下方としてその間にスクリーン巻き取りドラムを設けたので外観上違和感がなく、サイドサンシェードのスクリーンは窓ガラスと共通の間隙を通って上下動するので間隙を僅かに広げるのみでよいことから見栄えが良く、ドアトリムにサンシェード引出し孔を設けないことからドアトリム及びドアの剛性を確保することができる利点がある。また、サンシェード設置用のスペースをドア内側に要しないのでショルダー部の幅が確保でき、サンシェードが装着されない場合にはモールを装着して間隙を塞ぐことでドアトリムの共用ができる利点がある。さらに、スクリーン巻き取りドラムをドアトリムに固定すれば容易に組み立てができ、コストが低廉になる利点がある。従って、本発明は従来のサイドサンシェードを備える自動車用ドアの問題点を解決したものとして業界に寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明のサンシェードを備える自動車用ドアの斜視図である。
【図3】従来のサンシェードを備える自動車用ドアの斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 ドアインナーパネル
3 ドアアウターパネル
4 スクリーン
5 スクリーン巻き取りドラム
6 ドアトリム
7 中間突出部
8 上面部
9 窓ガラス
10 間隙
11、12 ウエザーストリップ
13 補強リブ
14 操作用摘み部
Claims (1)
- ドア内部のスクリーン巻き取りドラムに巻回して収納されるスクリーンを引き出して自動車側面の窓ガラスを遮光するサイドサンシェードを備える自動車用ドアであって、ドアインナーパネルの上面をドアアウターパネルの上面より下方に配置し、ドアインナーパネルの上面とドアアウターパネルの上面との間のドア内側にスクリーン巻き取りドラムを配置したことを特徴とするサイドサンシェードを備える自動車用ドア。
Priority Applications (1)
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JP2002374466A JP4123476B2 (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | サイドサンシェードを備える自動車用ドア |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2312475A1 (en) | 2004-07-09 | 2011-04-20 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Sound signal detection and image signal detection |
CN103993823A (zh) * | 2013-02-15 | 2014-08-20 | 现代自动车株式会社 | 用于门的玻璃和窗帘的一体式调节装置 |
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- 2002-12-25 JP JP2002374466A patent/JP4123476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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