JP2004203105A - 踏切制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】踏切近傍に配置された地上装置3から電波を定間隔で発信し、これに対する保守用車1の車上装置2からの返信に基づき、保守用車1との間の距離を測定し、予め定められた踏切保安設備稼動区間内への保守用車1の進入及び離脱を検知すると共に、踏切制御装置4に指令して、踏切保安設備稼動区間内に保守用車1が進入している間は、踏切警報機7及び踏切しゃ断機8の踏切保安設備を稼動させ、踏切保安設備稼動区間内から保守用車1が離脱しているときは、踏切保安設備を停止させるようにしている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、軌道交通システムにおいて、管理不可能な車両である保守用車を対象として踏切の自動制御を行う踏切制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軌道交通システムにおいては、絶縁車輪の装着など何らかの理由により、軌道交通システムにおける車両運行管理システムで、管理不可能な車両(以下、単に保守用車と表記する。)が発生する。この保守用車を対象とした、従来の踏切制御装置としては、特許文献1がある。
【0003】
特許文献1では、保守用車は、踏切を通過する際に、搭載した車上無線装置から踏切の近くに設置された地上無線装置に向けて確認信号を送信する。その結果、踏切が識別できたら、車上無線装置から踏切制御開始信号を踏切の地上無線装置に向けて送信し、地上無線装置が踏切制御装置を制御し、踏切警報機や踏切しゃ断機等の作動を開始する。
保守用車が踏切を通過した後にも、一旦停止標にて一時的に停止し、車上無線装置から踏切制御停止信号を踏切の地上無線装置に向けて送信し、地上無線装置は、踏切制御装置の作動を停止させる。
なお、踏切通過の前後のいずれにおいても、踏切制御装置を制御する際に保守用車は、一旦停止標にて一時的に停止する。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−59425号公報(段落番号0008〜0014、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の踏切制御装置においては、踏切制御装置の起動及び停止は、最終的に保守用車の乗務員による踏切制御開始及び停止信号の送信操作、及びその前後の安全確認が必要であり、そういった作業からの保守用車の乗務員の解放は、実現できないという問題があった。
また、遠隔操作可能とはいえ、走行したままでの踏切制御装置の操作は、交差する道路交通に対し、極めて危険なため、踏切を挟む区間前後での一旦停止を強いられ、保守現場への到着を遅らせていた。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、保守用車の乗務員による踏切制御装置の起動及び停止の手動操作、それに伴う安全確認作業、及び保守用車の踏切通過の際の保守用車の停止を行うことなく、保守用車の通過に伴う踏切制御を自動で行うことができる踏切制御システムを得ることを目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる踏切制御システムにおいては、踏切近傍に設置され、電波を発信する地上装置、軌道を走行する保守用車に搭載され、地上装置からの電波に対する返信を発信する車上装置、及び地上装置の指令に基づき踏切保安設備を制御する踏切制御装置を備え、地上装置は、車上装置からの返信に基づき保守用車との間の距離を測定し、予め定められた踏切保安設備稼動区間内への保守用車の進入及び離脱を検知すると共に、踏切保安設備稼動区間内に保守用車が進入している間は、踏切保安設備を稼動させ、踏切保安設備稼動区間内から保守用車が離脱しているときは、踏切保安設備を停止させるように踏切制御装置に指令するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を図によって説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による踏切制御システムを示す鳥瞰図であり、複線での実施の形態が示されている。通常の運行管理システムでは、図上部に示された線路が、図の左から右へ進行する下り方向を、図下部に示された線路が、図の右から左へ進行する上り方向に供されるのであるが、この発明において対象としている保守用車である絶縁車輪を備えた列車は、運行管理システムによる管理が不可能であり、通常運行管理システム上の進行方向とは無関係な動きをする。
図1において、軌道を走行する保守用車1は、保守用車1に搭載された車上装置2を有する。地上装置3及び踏切制御装置4は、踏切5近傍に設置された踏切器具箱6内に収納されている。踏切警報機7や踏切しゃ断機8などの各種の踏切保安設備は、これら地上装置3及び踏切制御装置4により制御される。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
図2において、アンテナ11により電波の送受信が行われ、送受信部12は、変調復調装置13により変換されたメッセージの送受信を担当する。CPU14には、タイマが内蔵されていて時間値を発生させており、送受信の時間差に基づく距離演算及びその結果により、必要があれば、踏切制御装置へ指令を出す役割を担う。
【0010】
このように構成された踏切制御システムにおいては、軌道上に向けて地上装置3から常に送信メッセージを含んだ電波が定間隔で放たれており、保守用車1が、図1の矢印方向に走行し、踏切5に接近した場合、車上装置2により受信される。
車上装置2は、地上装置3から受信した電波に対して返信を送り、地上装置3は、これを受信する。この送受信にかかった時間から保守用車1までの距離が計算される。
距離計算の結果は、踏切保安設備稼動区間端までの距離と大小比較され、より小さい場合、地上装置3は、踏切制御装置4に指令を送り、踏切警報機7や踏切しゃ断機8を稼動させ、その後、地上装置3は、引き続き軌道の監視を続け、引き続き距離を測定し続ける。
踏切警報機7の鳴動開始、及び踏切しゃ断機8のしゃ断棹が下降し、保守用車1は、踏切保安設備の稼動を確認しながら踏切を通過する。
【0011】
踏切通過後、地上装置3は、上記と同様に保守用車1と踏切5の間の距離を測定し、踏切保安設備稼動区間端までの距離との大小比較により、その離脱を検知する。離脱検知後、地上装置3は、踏切制御装置4に指令を送る。
踏切警報機7の鳴動停止、及び踏切しゃ断機8のしゃ断棹が上昇し、保守用車1の踏切5の通過が完了する。
【0012】
実施の形態1によれば、保守用車の乗務員による踏切制御装置の起動及び停止の手動操作、それに伴う安全確認作業、並びに保守用車の踏切通過の際、およびその前後での保守用車の停止を省略することができる。
【0013】
実施の形態2.
実施の形態2を図を用いて説明する。
図3は、この発明の実施の形態2による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
図3において、1〜4、6〜8は、図1におけるものと同一のものである。踏切5は、踏切5a及び踏切5bが近接して設置されており、両踏切の保安設備稼動区間はそれぞれ一部で重複しているものとする。
【0014】
実施の形態1の構成では、車上装置2と踏切5aおよび踏切5b双方の地上装置3より発せられる送受信により混信がおき、それぞれの距離計算において狂いが生じてしまう。
そこで、実施の形態2では、それぞれの踏切の地上装置3毎に異なるID値を付与する。これを踏切IDと呼び、地上装置3と車上装置2の間でやりとりされるメッセージ中に踏切IDを必ず含めるようにする。
【0015】
実施の形態2における地上装置3の内部構成を、図4を用いて説明する。
図4は、この発明の実施の形態2による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
図4において、3、4、11〜14は図2におけるものと同一のものである。ROM15(不揮発性半導体記憶装置)には、踏切IDが記憶されている。
図4では、ROM15に踏切ID値が記憶されているので、CPU14は、実施の形態1で与えられた役割に加え、返信中に含まれる踏切ID値をROM15に記憶されたものと比較して、受信したメッセージを取捨選択する役割を担っている。
その結果、どの地上装置3から発せられた送信メッセージに対する返信なのかが地上装置3側で判明でき、地上装置3が返信に含まれる踏切ID値を選別することで正確な距離計算が導ける。
【0016】
実施の形態2によれば、地上装置と車上装置との交信に踏切IDを用いて、踏切を特定するようにしたので、二つの踏切が近くに設置されている場合でも混信が起きることはない。
【0017】
実施の形態3.
実施の形態3を図を用いて説明する。
図5は、この発明の実施の形態3による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
図5において、2〜8は図1におけるものと同一のものである。図5は、保守用車1が複数の場合で、保守用車1aおよび保守用車1bがそれぞれ反対方向から踏切保安設備稼動区間に進入しょうとし、保守用車1aの方がわずかに早く踏切保安設備稼動区間へ進入しようとしている。
【0018】
実施の形態1、2の構成では、保守用車1aの通過終了とともに、保守用車1bの通過を待たずに、踏切5の踏切保安設備の稼動が終了してしまう。
そこで、実施の形態3では、それぞれの保守用車1a、1bの車上装置2にそれぞれ車上装置毎に異なるID値を付与し、ここでは車上装置2用のそれを列車IDと呼ぶ。列車IDは、車上装置2から地上装置3へ向けて発せられる返信メッセージ中に必ず含めるものとする。
【0019】
実施の形態3における地上装置3の内部構成を、図6を用いて説明する。
図6は、この発明の実施の形態3による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
図6において、3、4、11〜15は図4におけるものと同一のものである。RAM16(半導体記憶装置)には、列車IDが記憶される。
CPU14は、実施の形態1、2で担う役割に加え、RAM16への数値の書込み及び読出しを担っている。
実施の形態3では、軌道上に向けて、地上装置3からは常に送信メッセージを含んだ電波が定間隔で放たれており、保守用車1aが保守用車1bより先に矢印方向に走行し、踏切5に接近した場合、実施の形態1で記したように車上装置2により受信される。
車上装置2は、地上装置3より受信した電波に対して返信を送り、地上装置3は、アンテナ11、送受信部12及び変調復調装置13を経由して、これを受信する。このメッセージを用いて、CPU14で送受信の時間差による距離計算が行われ、踏切保安設備稼動区間端までの距離と比較される。
【0020】
保守用車1a進入により、踏切保安設備稼動区間への進入の検知がなされ、取り出された列車IDがRAM16に記憶される。この後、CPU14は、RAM16に記された列車ID数がチェックされるが、保守用車1aのみの進入時は、その数が1なので、踏切制御装置4に対して指令が出され、踏切警報機7の鳴動開始、及び踏切しゃ断機8のしゃ断棹が下降し、保守用車1aは、踏切保安設備の稼動を確認しながら踏切を通過する。
その後、踏切保安設備稼動中の踏切5へ保守用車1bが進入し、保守用車1aの場合と同様に進入の検知がなされ、RAM16へ列車IDが書込まれ、その後、RAMに書込まれた列車ID数がチェックされる。保守用車1bの進入後は、その数値が2となるため、踏切制御装置4に対して指令は出さない。
【0021】
距離測定が引き続き行われ、先に保守用車1aが踏切5を通過することで、保守用車1aの踏切保安設備稼動区間からの離脱が検知され、RAM16から保守用車1aの列車IDが抹消される。
次に、RAM16に書込まれた列車ID数のチェックがなされる。保守用車1bがまだ踏切内にあるので、その数は1であり、この段階ではCPU14は、まだ踏切制御装置4に対して保安設備停止の指令は出さない。
その後、保守用車1bも踏切5を通過することで、RAM16から全ての列車IDが抹消される。RAM16内に記録された列車IDが皆無なのを確認した場合、CPU14は、晴れて踏切制御装置4へ向け、踏切警報機7や踏切しゃ断機8といった各種の踏切保安設備の動作の停止を指令する。
踏切保安設備が全て停止し、保守用車1a及び保守用車1bの踏切5の通過が完了する。
【0022】
実施の形態3によれば、複数の保守用車が踏切に侵入した場合でも、踏切制御を行うことができる。
【0023】
実施の形態4.
実施の形態4を図を用いて説明する。
図7は、この発明の実施の形態4による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
図7において、2〜8は図1におけるものと同一のものである。保守用車1は複数示され、保守用車1cが踏切5の踏切保安設備稼動区間内に留め置かれており、現場10に示す区域において保守作業にあたっている。そして、保守用車1dが踏切に進入しょうとしている。
【0024】
実施の形態1〜3の場合では、保守用車1cの進入により、踏切5の踏切保安設備が稼動するものの、その後、踏切保安設備稼動区間からの離脱は行われないので、保守用車1cが作業を終了して同区間を離脱するまで、その踏切保安設備は、稼動したままである。踏切制御装置を直接操作してそれを停止させることも可能であるが、対向する軌道を別の保守用車1dが通過する場合、踏切保安設備が正常に稼動せず、不具合を生じる。
【0025】
このままでは交差する道路交通に支障を生じるので、図8に例示した地上装置3を用いてこれを解決する。
図8は、この発明の実施の形態4による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
図8において、3、4、11〜16は図6におけるものと同一のものである。新たに設けたRAM18は、RAM16と同じく列車IDの記憶を受け持つ。また操作器17を設け、RAM16とRAM18間で切換が可能な構造にしている。
保守用車1cが、踏切5の踏切保安設備稼動区間へ進入し、現場10へ停車した場合、保守用車1cの乗務員が下車して操作器17を操作し、踏切制御装置4に対して踏切保安設備の停止命令を出す。また、CPU14のアクセス先をRAM16からRAM18へ変更する。
踏切制御装置4からの停止命令を受け、踏切保安設備が停止する。このとき、RAM16には保守用車1cの列車IDが記憶されている。RAM18には列車IDは記憶されていない。
【0026】
別の軌道より保守用車1dが踏切5の進入してくるが、RAM18には列車IDが記憶されていないので、保守用車1dの通過終了後、速やかに踏切保安設備は、動作終了する。
現場10での作業が終了したら、保守用車1cが現場から離れる前に、再び保守用車1c乗務員は、操作器17を操作し、CPU14のアクセス先をRAM18からRAM16へ戻す。
RAM16には保守用車1cの列車IDが記憶されており、それに反応して踏切5は、踏切保安設備を起動させる。
保守用車1cが踏切保安設備稼動区間から離脱し、踏切保安設備が動作終了する。
【0027】
実施の形態4によれば、保守用車が、踏切保安設備稼動区間内で保守作業を行っている場合の踏切制御を行うことができ、対向軌道から進入する別の保守用車にも対応することができる。
【0028】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように、踏切近傍に設置され、電波を発信する地上装置、軌道を走行する保守用車に搭載され、地上装置からの電波に対する返信を発信する車上装置、及び地上装置の指令に基づき踏切保安設備を制御する踏切制御装置を備え、地上装置は、車上装置からの返信に基づき保守用車との間の距離を測定し、予め定められた踏切保安設備稼動区間内への保守用車の進入及び離脱を検知すると共に、踏切保安設備稼動区間内に保守用車が進入している間は、踏切保安設備を稼動させ、踏切保安設備稼動区間内から保守用車が離脱しているときは、踏切保安設備を停止させるように踏切制御装置に指令するので、保守用車の乗務員による踏切制御装置の手動操作と、それに伴う安全確認作業と、保守用車の踏切通過の際の保守用車の停止とを省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
【図2】この発明の実施の形態1による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態2による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
【図4】この発明の実施の形態2による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態3による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
【図6】この発明の実施の形態3による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態4による踏切制御システムを示す鳥瞰図である。
【図8】この発明の実施の形態4による踏切制御システムにおける地上装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 保守用車
2 車上装置
3 地上装置
4 踏切制御装置
5 踏切
6 踏切器具箱
7 踏切警報機
8 踏切しゃ断機
10 作業現場
11 送受信アンテナ
12 送受信部
13 変調復調装置
14 CPU
15 ROM
16 RAM
17 操作器
18 RAM
Claims (6)
- 踏切近傍に設置され、電波を発信する地上装置、軌道を走行する保守用車に搭載され、上記地上装置からの電波に対する返信を発信する車上装置、及び上記地上装置の指令に基づき踏切保安設備を制御する踏切制御装置を備え、上記地上装置は、上記車上装置からの返信に基づき上記保守用車との間の距離を測定し、予め定められた踏切保安設備稼動区間内への上記保守用車の進入及び離脱を検知すると共に、上記踏切保安設備稼動区間内に上記保守用車が進入している間は、踏切保安設備を稼動させ、上記踏切保安設備稼動区間内から上記保守用車が離脱しているときは、上記踏切保安設備を停止させるように上記踏切制御装置に指令することを特徴とする踏切制御システム。
- 上記地上装置は、自身を特定する踏切IDが記憶された不揮発性半導体記憶装置を有し、上記発信する電波に上記踏切IDを含めることを特徴とする請求項1記載の踏切制御システム。
- 上記車上装置は、上記車上装置を特定する列車IDを有し、上記車上装置の返信には上記列車IDが含まれるようにし、上記地上装置は、上記列車IDにより複数の保守用車の上記踏切保安設備稼動区間内への進入及び離脱を各別に検知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の踏切制御システム。
- 上記地上装置は、上記踏切保安設備稼動区間内に進入した保守用車の列車IDが複数書き込まれると共に上記保守用車が上記踏切保安設備稼動区間を離脱したときは対応する列車IDが削除される半導体記憶装置を有し、上記半導体記憶装置に少なくとも一つの列車IDが書き込まれている間は、上記踏切保安設備を稼動させるように上記踏切制御装置に指令することを特徴とする請求項3記載の踏切制御システム。
- 上記地上装置は、上記保守用車が踏切保安設備稼動区間内に進入した状態で保守作業を行う場合には、上記保守作業中の保守用車による上記踏切保安設備の稼動を停止させるように上記踏切制御装置に指令することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の踏切制御システム。
- 上記保守作業中であっても、別の保守用車が上記踏切保安設備稼動区間内に進入した場合には、上記別の保守用車に対して上記踏切保安設備を制御させるように上記踏切制御装置に指令することを特徴とする請求項5記載の踏切制御システム。
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