JP2004202737A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙幣等の特定画像の偽造を目的としない正規の複写・印刷処理において偽造防止機能が誤動作した場合、類似原稿を複写する顧客の利益を損なうことなく、紙幣の偽造防止処理を行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】不正物判定部121によって読み取り原稿中に特定画像ありと判別された時、エラーコードを操作部108に表示するとともに、分離爪によって記録紙の搬送路を切り替えてカバーロック機構を備えた排紙トレイに記録紙を排紙する。排紙トレイ上部にはカバーが付けられており、所定の処置を行わない限り、排紙された記録紙はカバーが有するカバーロック機構によって複写機外部に取り出すことができない。また排紙トレイを構成するカバーは透明な材質になっており、複写機外部から排紙トレイに保持されている記録紙に形成された画像を視認できる。
【選択図】 図1
【解決手段】不正物判定部121によって読み取り原稿中に特定画像ありと判別された時、エラーコードを操作部108に表示するとともに、分離爪によって記録紙の搬送路を切り替えてカバーロック機構を備えた排紙トレイに記録紙を排紙する。排紙トレイ上部にはカバーが付けられており、所定の処置を行わない限り、排紙された記録紙はカバーが有するカバーロック機構によって複写機外部に取り出すことができない。また排紙トレイを構成するカバーは透明な材質になっており、複写機外部から排紙トレイに保持されている記録紙に形成された画像を視認できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の、特定原稿に対する偽造防止機能を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、原稿に忠実に複写処理が可能なフルカラー複写機等の画像形成装置ができており、またそのコストの低下により一般オフィスだけでなく街中のコンビニエンスストア等にも広く普及し、手軽にカラー複写をおこなうことができるようになった。しかし、その反面で紙幣や有価証券(以下、特定画像という)をカラー複写機によって複写する犯罪行為が危惧されている。
【0003】
そこで、従来技術例として、原稿中の特定画像を検出し、特定画像を検出した際には記録媒体に対して特定のパターンを塗りつぶすカラープリンタ装置(例えば、特許文献1参照)や、指定した処理モードとは異なる画像処理をおこない、複写動作そのものを停止・禁止させる画像処理装置(例えば、特許文献2および3参照)が提案されている。また、偽造を目的としない正常な画像に対して偽造防止機能が働いても、偽造防止機能を解除して、正常な画像の複写を行うことができる画像処理システムもある(例えば、特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−023218号公報
【特許文献2】
特開平07−152291号公報
【特許文献3】
特開平05−207261号公報
【特許文献4】
特開平05−183746号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、さまざまな理由(原稿台上に置かれる紙幣の向き/位置は不定であること等)により、特定画像を完全に判別することは困難であり、そのため特定画像に類似した画像(以下、類似画像という)を誤判定してしまい、上記のような偽造防止処理が誤って作動してしまう場合がある。すなわち、悪意のない使用者が類似画像を複写・印刷しようとした場合に上記のような誤判定が発生すると、各種のサプライ(転写紙、トナー等)が無駄になり、使用者に対して無駄な損失を与えてしまうことになる。
【0006】
また、画像形成装置の記録媒体に対する画像形成動作は年々高速になっており、入力された画像中に特定原稿を検出する処理が遅れると、上記従来技術の方式では偽造防止のための各種動作が間に合わない(特定画像検出時に既に画像形成動作完了)場合も起こりうる。
【0007】
本発明は、上記のような問題を解決するため、紙幣等の特定画像の偽造を目的としない正規の複写・印刷処理において偽造防止機能が誤動作してしまっても、類似原稿を複写する顧客の利益を損なうことなく、紙幣の偽造防止処理をおこなうことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、入力された画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、入力画像中に特定画像の有無を検出する検出手段と、検出手段により前記特定画像を検出した際に、特定画像が形成されている記録媒体の搬送手順を切り替える搬送制御手段と、搬送手順が切り替えられた記録媒体を保持して、画像形成装置外部に排出不可状態にする記録媒体保持手段とを有することを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、記録媒体保持手段は、特定画像が形成されている記録媒体を画像形成装置外部から確認可能であることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、記録媒体保持手段は、所定のパスワード情報を入力することによって、保持されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部に排出可能であることを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記記録媒体保持手段は、所定の鍵デバイスを使用することによって、保持されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部に排出可能であることを特徴としている。
【0012】
請求項5記載の画像形成装置は、請求項3または4記載の画像形成装置において、所定のパスワード情報入力や前記鍵デバイス使用をおこなうことなく記録媒体保持手段に保持されている記録紙が画像形成装置外部に取り出されたことを検知する記録媒体検知手段とをさらに有することを特徴としている。
【0013】
請求項6記載の画像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知した場合には、その後の画像形成動作を不能にする制御手段をさらに有することを特徴としている。
【0014】
請求項7記載の画像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知したことを画像形成装置外部に通知する通信手段を有することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図1に示すように、リーダ部12はメインCPU100、リーダ制御CPU104、メイン画像処理部106、操作部108、入力系画像処理部115、リーダ部駆動系118、不正物判定部121、画像メモリ122、I/F部123並びに、イメージセンサとしてのCCDラインセンサ26、とから構成されている。さらに管理センタ124はホストコンピュータ125、および画像を表示するCRT126で構成されている。
【0017】
参照符号100は、画像形成装置全体の制御を司るメインCPUであり、メインCPU100には、プリンタの制御動作を司るプリンタ制御CPU102、読み取り制御動作を司るリーダ制御CPU104、画像表示動作を処理するメイン画像処理部106、操作者による入力部としての操作部108、不正物判定部121、画像メモリ122、I/F部123が接続されている。
【0018】
ここで、プリンタ制御CPU102とリーダ制御CPU104は、各々プリンタ部、リーダ部の動作制御を行うもので、メインCPU100とはマスタとスレーブの関係に設定されている。
【0019】
上述したメイン画像処理部106は、マスキング、黒抽出、4値化、γ(ガンマ)補正等の画像処理を行う。また、プリンタ制御CPU102とメイン画像処理部106には、同期メモリ110、不正物判定部121、および画像メモリ122が接続されている。この同期メモリ110は、入力動作の時間ばらつきの吸収および前述した記録ヘッドの機構上の並びによる遅延補正を行うものである。そして、この同期メモリ110の出力は、記録ヘッド56に接続されている。
【0020】
不正物判定部121は、メイン画像処理部106からの画像をストアするメモリであり、メインCPU100の制御により任意の領域の画像が取り込める。さらに、画像メモリ部122は、I/F部123に接続されている。I/F部123は、電話回線のI/Fであり、電話回線を介してのデジタルカラー複写機(図示せず)と管理センタ124とのコマンド、および画像の送受を可能とする。
【0021】
プリンタ制御部CPU102は、プリンタ部の入力駆動の制御を行うプリンタ部駆動系114に接続されている。リーダ制御CPU104は、シェーディング補正、色補正、Y補正等の読み取り系で、必要な補正処理を行う入力系画像処理部116と、リーダの入力駆動の制御を行うリーダ部駆動系118とに接続されている。さらに、入力系画像処理部116には、CCDライトセンサ120が接続されており、また、メイン画像処理部106に接続されている。管理センタ124は、ホストコンピュータ125、およびCRT126を備え、電話回線を介してデジタルカラー複写機を制御、デジタルカラー複写機からの画像表示等が可能である。
【0022】
本発明の第1の実施形態を説明する。本発明の画像形成装置は、不正物判定部121によって読み取り原稿中に特定画像(あるいは類似画像)ありと判別されたとき、カラー複写機は所定のエラーコード(図3参照)を操作部108に表示するとともに、分離爪66−3によって記録紙の搬送路を切り替えてカバーロック機構を備えた排紙トレイ66−1に記録紙を排紙する(図4参照)。
【0023】
排紙トレイ66−1の構成例を図5に示す。排紙トレイ66−1の上部にはカバー66−2が付けられており、後述する所定の処置をおこなわない限り、排紙された記録紙はカバー66−2が有するカバーロック機構によって複写機外部に取り出すことができない。また排紙トレイ66−1を構成するカバー66−2は透明な材質になっており、複写機外部から排紙トレイ66−1に保持されている記録紙に形成された画像を視認することが可能になっている。なお本発明は、上記カバーロック機構の構成・動作に直接依存するものではないので、詳細な説明は省略する。
【0024】
図2に示すように、上記エラーコードを確認した顧客は、そのエラーコードと予め登録されている複写機固有の使用IDをコントロールセンタにTEL等で連絡する。なおこの固有IDは顧客側の複写機管理者のみに予め通知されているものである。
【0025】
連絡を受けたコントロールセンタは顧客へサービスマンを派遣し、サービスマンは顧客側に設置されている複写機の排紙トレイ66−1上に保持されている記録紙上の形成画像が特定原稿ではないことを確認した上で、所定のキーカードを用いてカバー66−2のロック機構を解除して内部の記録紙を取り出す。
【0026】
なお、ここで述べたキーカードとは一般の複写機等の画像形成装置に搭載されるものと同様なもので、その構成や動作の詳細な説明は省略する。
【0027】
本発明の第2の実施形態を説明する。図2に第2の実施形態の流れを示す。上記第1の実施形態と同様に、顧客元に派遣されたサービスマンは、複写機の排紙トレイ66−1上に保持されている記録紙上の形成画像が特定原稿ではないことを確認した上で、所定のパスワードを操作部108から入力する。メインCPU100は入力パスワードが複写機内部の不揮発RAMに保持されているパスワードデータと一致するかを判断し、一致した場合はカバー66−2のロック機構を解除して内部の記録紙を取り出し可能とする。
【0028】
本発明の第3の実施形態を説明する。図2に第3の実施形態の流れを示す。上記第1の実施形態と同様に、読み取り原稿中に特定画像(あるいは類似画像)ありと判別されて排紙トレイ66−1に記録紙がロックされた状態において、所定の処置(キーカード使用やパスワード入力)をおこなうことなくカバー66−2が開けられた場合には、メインCPU100はコントロールセンタに複写機固有の使用IDを通知し、コントロールセンタでは当局に通報する等の処置をおこなう。
【0029】
本発明の第4の実施形態を説明する。図2に第4の実施形態の流れを示す。上記第3の実施形態と同様に読み取り原稿中に特定画像(あるいは類似画像)ありと判別して排紙トレイ66−1に記録紙がロックされた状態において、所定の処置(キーカード使用やパスワード入力)をおこなうことなくカバー66−2が開けられた場合には、メインCPU100は図5に示されるようなメッセージを操作部108に表示させ、所定のパスワードを操作部108から入力されるまで一切の画像形成装置を禁止させる。
【0030】
このとき、装置内部の不揮発RAM上に画像形成禁止のフラグをON状態にセットし、装置電源をOFF/ONさせた後も上記画像形成装置の禁止状態と図6のメッセージ表示を保持する。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の画像形成装置によれば、偽造防止機能が働いた際に、特定画像が形成されている可能性のある記録媒体の搬送手順を切り替えて所定の記録媒体保持手段に保持する。すなわち偽造防止機能が誤検知した場合であっても、画像形成が成された記録媒体を使用不能な状態(塗りつぶし)にすることがなく、顧客が希望する画像形成が成された記録媒体を確保することができ、顧客の利益を損なうことなく偽造防止機能が可能となる。
【0032】
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、装置外部から記録媒体保持手段内の記録媒体を視認等で確認することができるので、偽造防止機能が誤検知したものであるかを装置外部から容易に確認することができる。
【0033】
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、偽造防止機能が働いた際に特定画像が形成されている可能性のある記録媒体の排出を一時的に停止し、所定のパスワードを画像形成装置に入力することによって記録媒体保持手段から記録媒体を取り出すことが可能となる。すなわち偽造防止機能が誤検知した場合であっても、顧客が希望する画像形成が成された記録媒体を確保することができ、顧客の利益を損なうことなく偽造防止機能が可能となる。
【0034】
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、偽造防止機能が働いた際に特定画像が形成されている可能性のある記録媒体の排出を一時的に停止し、所定の鍵デバイスを画像形成装置に使用することによって記録媒体保持手段から記録媒体を取り出すことが可能となる。すなわち偽造防止機能が誤検知した場合であっても、顧客が希望する画像形成が成された記録媒体を確保することができ、顧客の利益を損なうことなく偽造防止機能が可能な画像形成装置を提供することができる。
【0035】
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項3または4記載の画像形成装置において、上記パスワードや鍵デバイスを使用せずに不正に記録媒体保持手段から画像形成済みの記録媒体を装置外部に取り出したことを検知し、装置の画像形成動作を不能にし、あるいは装置外部へ通知する手段を有しているので、悪意のあるユーザが不正に特定原稿を偽造するような行為を抑制することができる。
【0036】
請求項6記載の画像形成装置によれば、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知した場合には、その後の画像形成動作を不能にする制御手段をさらに有することを特徴としているので、悪意のあるユーザが不正に特定原稿を偽造するような行為を抑制することができる。
【0037】
請求項7記載の画像形成装置によれば、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知したことを画像形成装置外部に通知する通信手段を有することを特徴としているので、悪意のあるユーザが不正に特定原稿を偽造するような行為を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置を用いた偽造防止画像形成システムを示す説明図である。
【図3】紙幣認識時のエラーメッセージの例を示す説明図である。
【図4】本発明の画像形成装置の搬送路切り替えを示すブロック図である。
【図5】本発明の画像形成装置の排紙トレイの構成例を示す外観図である。
【図6】排紙トレイの不正カバー開時におけるエラーメッセージの例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 リーダ部
20 プリンタ部
56 記録ヘッド
66 排紙トレイ
66−1 排紙トレイ
66−2 カバー
66−3 分離爪
100 メインCPU
102 プリンタ制御CPU
104 リーダ制御CPU
106 メイン画像処理部
108 操作部
110 同期メモリ
114 プリンタ部駆動系
116 入力系画像処理部
118 リーダ部駆動系
120 CCD
122 画像メモリ
123 I/F部
124 管理センタ
125 ホストコンピュータ
126 CRT
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の、特定原稿に対する偽造防止機能を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、原稿に忠実に複写処理が可能なフルカラー複写機等の画像形成装置ができており、またそのコストの低下により一般オフィスだけでなく街中のコンビニエンスストア等にも広く普及し、手軽にカラー複写をおこなうことができるようになった。しかし、その反面で紙幣や有価証券(以下、特定画像という)をカラー複写機によって複写する犯罪行為が危惧されている。
【0003】
そこで、従来技術例として、原稿中の特定画像を検出し、特定画像を検出した際には記録媒体に対して特定のパターンを塗りつぶすカラープリンタ装置(例えば、特許文献1参照)や、指定した処理モードとは異なる画像処理をおこない、複写動作そのものを停止・禁止させる画像処理装置(例えば、特許文献2および3参照)が提案されている。また、偽造を目的としない正常な画像に対して偽造防止機能が働いても、偽造防止機能を解除して、正常な画像の複写を行うことができる画像処理システムもある(例えば、特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−023218号公報
【特許文献2】
特開平07−152291号公報
【特許文献3】
特開平05−207261号公報
【特許文献4】
特開平05−183746号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、さまざまな理由(原稿台上に置かれる紙幣の向き/位置は不定であること等)により、特定画像を完全に判別することは困難であり、そのため特定画像に類似した画像(以下、類似画像という)を誤判定してしまい、上記のような偽造防止処理が誤って作動してしまう場合がある。すなわち、悪意のない使用者が類似画像を複写・印刷しようとした場合に上記のような誤判定が発生すると、各種のサプライ(転写紙、トナー等)が無駄になり、使用者に対して無駄な損失を与えてしまうことになる。
【0006】
また、画像形成装置の記録媒体に対する画像形成動作は年々高速になっており、入力された画像中に特定原稿を検出する処理が遅れると、上記従来技術の方式では偽造防止のための各種動作が間に合わない(特定画像検出時に既に画像形成動作完了)場合も起こりうる。
【0007】
本発明は、上記のような問題を解決するため、紙幣等の特定画像の偽造を目的としない正規の複写・印刷処理において偽造防止機能が誤動作してしまっても、類似原稿を複写する顧客の利益を損なうことなく、紙幣の偽造防止処理をおこなうことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、入力された画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、入力画像中に特定画像の有無を検出する検出手段と、検出手段により前記特定画像を検出した際に、特定画像が形成されている記録媒体の搬送手順を切り替える搬送制御手段と、搬送手順が切り替えられた記録媒体を保持して、画像形成装置外部に排出不可状態にする記録媒体保持手段とを有することを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、記録媒体保持手段は、特定画像が形成されている記録媒体を画像形成装置外部から確認可能であることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、記録媒体保持手段は、所定のパスワード情報を入力することによって、保持されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部に排出可能であることを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記記録媒体保持手段は、所定の鍵デバイスを使用することによって、保持されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部に排出可能であることを特徴としている。
【0012】
請求項5記載の画像形成装置は、請求項3または4記載の画像形成装置において、所定のパスワード情報入力や前記鍵デバイス使用をおこなうことなく記録媒体保持手段に保持されている記録紙が画像形成装置外部に取り出されたことを検知する記録媒体検知手段とをさらに有することを特徴としている。
【0013】
請求項6記載の画像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知した場合には、その後の画像形成動作を不能にする制御手段をさらに有することを特徴としている。
【0014】
請求項7記載の画像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知したことを画像形成装置外部に通知する通信手段を有することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図1に示すように、リーダ部12はメインCPU100、リーダ制御CPU104、メイン画像処理部106、操作部108、入力系画像処理部115、リーダ部駆動系118、不正物判定部121、画像メモリ122、I/F部123並びに、イメージセンサとしてのCCDラインセンサ26、とから構成されている。さらに管理センタ124はホストコンピュータ125、および画像を表示するCRT126で構成されている。
【0017】
参照符号100は、画像形成装置全体の制御を司るメインCPUであり、メインCPU100には、プリンタの制御動作を司るプリンタ制御CPU102、読み取り制御動作を司るリーダ制御CPU104、画像表示動作を処理するメイン画像処理部106、操作者による入力部としての操作部108、不正物判定部121、画像メモリ122、I/F部123が接続されている。
【0018】
ここで、プリンタ制御CPU102とリーダ制御CPU104は、各々プリンタ部、リーダ部の動作制御を行うもので、メインCPU100とはマスタとスレーブの関係に設定されている。
【0019】
上述したメイン画像処理部106は、マスキング、黒抽出、4値化、γ(ガンマ)補正等の画像処理を行う。また、プリンタ制御CPU102とメイン画像処理部106には、同期メモリ110、不正物判定部121、および画像メモリ122が接続されている。この同期メモリ110は、入力動作の時間ばらつきの吸収および前述した記録ヘッドの機構上の並びによる遅延補正を行うものである。そして、この同期メモリ110の出力は、記録ヘッド56に接続されている。
【0020】
不正物判定部121は、メイン画像処理部106からの画像をストアするメモリであり、メインCPU100の制御により任意の領域の画像が取り込める。さらに、画像メモリ部122は、I/F部123に接続されている。I/F部123は、電話回線のI/Fであり、電話回線を介してのデジタルカラー複写機(図示せず)と管理センタ124とのコマンド、および画像の送受を可能とする。
【0021】
プリンタ制御部CPU102は、プリンタ部の入力駆動の制御を行うプリンタ部駆動系114に接続されている。リーダ制御CPU104は、シェーディング補正、色補正、Y補正等の読み取り系で、必要な補正処理を行う入力系画像処理部116と、リーダの入力駆動の制御を行うリーダ部駆動系118とに接続されている。さらに、入力系画像処理部116には、CCDライトセンサ120が接続されており、また、メイン画像処理部106に接続されている。管理センタ124は、ホストコンピュータ125、およびCRT126を備え、電話回線を介してデジタルカラー複写機を制御、デジタルカラー複写機からの画像表示等が可能である。
【0022】
本発明の第1の実施形態を説明する。本発明の画像形成装置は、不正物判定部121によって読み取り原稿中に特定画像(あるいは類似画像)ありと判別されたとき、カラー複写機は所定のエラーコード(図3参照)を操作部108に表示するとともに、分離爪66−3によって記録紙の搬送路を切り替えてカバーロック機構を備えた排紙トレイ66−1に記録紙を排紙する(図4参照)。
【0023】
排紙トレイ66−1の構成例を図5に示す。排紙トレイ66−1の上部にはカバー66−2が付けられており、後述する所定の処置をおこなわない限り、排紙された記録紙はカバー66−2が有するカバーロック機構によって複写機外部に取り出すことができない。また排紙トレイ66−1を構成するカバー66−2は透明な材質になっており、複写機外部から排紙トレイ66−1に保持されている記録紙に形成された画像を視認することが可能になっている。なお本発明は、上記カバーロック機構の構成・動作に直接依存するものではないので、詳細な説明は省略する。
【0024】
図2に示すように、上記エラーコードを確認した顧客は、そのエラーコードと予め登録されている複写機固有の使用IDをコントロールセンタにTEL等で連絡する。なおこの固有IDは顧客側の複写機管理者のみに予め通知されているものである。
【0025】
連絡を受けたコントロールセンタは顧客へサービスマンを派遣し、サービスマンは顧客側に設置されている複写機の排紙トレイ66−1上に保持されている記録紙上の形成画像が特定原稿ではないことを確認した上で、所定のキーカードを用いてカバー66−2のロック機構を解除して内部の記録紙を取り出す。
【0026】
なお、ここで述べたキーカードとは一般の複写機等の画像形成装置に搭載されるものと同様なもので、その構成や動作の詳細な説明は省略する。
【0027】
本発明の第2の実施形態を説明する。図2に第2の実施形態の流れを示す。上記第1の実施形態と同様に、顧客元に派遣されたサービスマンは、複写機の排紙トレイ66−1上に保持されている記録紙上の形成画像が特定原稿ではないことを確認した上で、所定のパスワードを操作部108から入力する。メインCPU100は入力パスワードが複写機内部の不揮発RAMに保持されているパスワードデータと一致するかを判断し、一致した場合はカバー66−2のロック機構を解除して内部の記録紙を取り出し可能とする。
【0028】
本発明の第3の実施形態を説明する。図2に第3の実施形態の流れを示す。上記第1の実施形態と同様に、読み取り原稿中に特定画像(あるいは類似画像)ありと判別されて排紙トレイ66−1に記録紙がロックされた状態において、所定の処置(キーカード使用やパスワード入力)をおこなうことなくカバー66−2が開けられた場合には、メインCPU100はコントロールセンタに複写機固有の使用IDを通知し、コントロールセンタでは当局に通報する等の処置をおこなう。
【0029】
本発明の第4の実施形態を説明する。図2に第4の実施形態の流れを示す。上記第3の実施形態と同様に読み取り原稿中に特定画像(あるいは類似画像)ありと判別して排紙トレイ66−1に記録紙がロックされた状態において、所定の処置(キーカード使用やパスワード入力)をおこなうことなくカバー66−2が開けられた場合には、メインCPU100は図5に示されるようなメッセージを操作部108に表示させ、所定のパスワードを操作部108から入力されるまで一切の画像形成装置を禁止させる。
【0030】
このとき、装置内部の不揮発RAM上に画像形成禁止のフラグをON状態にセットし、装置電源をOFF/ONさせた後も上記画像形成装置の禁止状態と図6のメッセージ表示を保持する。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の画像形成装置によれば、偽造防止機能が働いた際に、特定画像が形成されている可能性のある記録媒体の搬送手順を切り替えて所定の記録媒体保持手段に保持する。すなわち偽造防止機能が誤検知した場合であっても、画像形成が成された記録媒体を使用不能な状態(塗りつぶし)にすることがなく、顧客が希望する画像形成が成された記録媒体を確保することができ、顧客の利益を損なうことなく偽造防止機能が可能となる。
【0032】
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、装置外部から記録媒体保持手段内の記録媒体を視認等で確認することができるので、偽造防止機能が誤検知したものであるかを装置外部から容易に確認することができる。
【0033】
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、偽造防止機能が働いた際に特定画像が形成されている可能性のある記録媒体の排出を一時的に停止し、所定のパスワードを画像形成装置に入力することによって記録媒体保持手段から記録媒体を取り出すことが可能となる。すなわち偽造防止機能が誤検知した場合であっても、顧客が希望する画像形成が成された記録媒体を確保することができ、顧客の利益を損なうことなく偽造防止機能が可能となる。
【0034】
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、偽造防止機能が働いた際に特定画像が形成されている可能性のある記録媒体の排出を一時的に停止し、所定の鍵デバイスを画像形成装置に使用することによって記録媒体保持手段から記録媒体を取り出すことが可能となる。すなわち偽造防止機能が誤検知した場合であっても、顧客が希望する画像形成が成された記録媒体を確保することができ、顧客の利益を損なうことなく偽造防止機能が可能な画像形成装置を提供することができる。
【0035】
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項3または4記載の画像形成装置において、上記パスワードや鍵デバイスを使用せずに不正に記録媒体保持手段から画像形成済みの記録媒体を装置外部に取り出したことを検知し、装置の画像形成動作を不能にし、あるいは装置外部へ通知する手段を有しているので、悪意のあるユーザが不正に特定原稿を偽造するような行為を抑制することができる。
【0036】
請求項6記載の画像形成装置によれば、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知した場合には、その後の画像形成動作を不能にする制御手段をさらに有することを特徴としているので、悪意のあるユーザが不正に特定原稿を偽造するような行為を抑制することができる。
【0037】
請求項7記載の画像形成装置によれば、請求項5記載の画像形成装置において、記録媒体検知手段によって記録媒体が画像形成装置外部に取り出されたことを検知したことを画像形成装置外部に通知する通信手段を有することを特徴としているので、悪意のあるユーザが不正に特定原稿を偽造するような行為を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置を用いた偽造防止画像形成システムを示す説明図である。
【図3】紙幣認識時のエラーメッセージの例を示す説明図である。
【図4】本発明の画像形成装置の搬送路切り替えを示すブロック図である。
【図5】本発明の画像形成装置の排紙トレイの構成例を示す外観図である。
【図6】排紙トレイの不正カバー開時におけるエラーメッセージの例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 リーダ部
20 プリンタ部
56 記録ヘッド
66 排紙トレイ
66−1 排紙トレイ
66−2 カバー
66−3 分離爪
100 メインCPU
102 プリンタ制御CPU
104 リーダ制御CPU
106 メイン画像処理部
108 操作部
110 同期メモリ
114 プリンタ部駆動系
116 入力系画像処理部
118 リーダ部駆動系
120 CCD
122 画像メモリ
123 I/F部
124 管理センタ
125 ホストコンピュータ
126 CRT
Claims (7)
- 入力された画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、
前記入力された画像中の特定画像の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記特定画像を検出した際に、前記特定画像が形成されている前記記録媒体の搬送手順を切り替える搬送制御手段と、
前記搬送手順が切り替えられた前記記録媒体を保持して、前記画像形成装置外部に排出不可状態にする記録媒体保持手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録媒体保持手段は、前記特定画像が形成されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部から確認可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体保持手段は、所定のパスワード情報を入力することによって、保持されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部に排出可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体保持手段は、所定の鍵デバイスを使用することによって、保持されている前記記録媒体を前記画像形成装置外部に排出可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記所定のパスワード情報入力や前記鍵デバイス使用をおこなうことなく前記記録媒体保持手段に保持されている記録紙が前記画像形成装置外部に取り出されたことを検知する記録媒体検知手段とをさらに有することを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体検知手段によって前記記録媒体が前記画像形成装置外部に取り出されたことを検知した場合には、その後の画像形成動作を不能にする制御手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体検知手段によって前記記録媒体が前記画像形成装置外部に取り出されたことを検知したことを前記画像形成装置外部に通知する通信手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7973953B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-07-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
US8295603B2 (en) | 2007-03-28 | 2012-10-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, image forming apparatus, image processing system, and image processing method |
JP2014113775A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置及び画像形成システム |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371883A patent/JP2004202737A/ja active Pending
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US8295603B2 (en) | 2007-03-28 | 2012-10-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, image forming apparatus, image processing system, and image processing method |
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