JP2009292055A - 画像形成装置 - Google Patents

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知宏 習田
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Abstract

【課題】取り忘れ通知を行い、ユーザによる印刷済み用紙の取り忘れを防止し、万一長時間取り忘れた場合にも排紙先を変更し、セキュリティを確保することを目的とする。
【解決手段】少なくとも2つの排紙トレイと、ユーザに排紙情報を通知する通知手段と、所定時間ごとに印刷物の取り忘れを検知する検知手段と、取り忘れられた印刷物のユーザを特定するユーザ特定手段と、通知手段における通知回数をカウントするカウント手段と、カウント手段によるカウント回数が設定値になると印刷物の排紙先を別の排紙トレイへと変更し、ユーザ特定手段によって特定したユーザに通知を行う変更手段を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷済み用紙の取り忘れを防止するとともに、取り忘れた場合においてもセキュリティの高い文書の機密性を確保した画像形成装置に関する。
学校や会社などでは、複数の人が1台の画像形成装置を使用することが多い。そのような状況下において、印刷要求をして出力を行っても、全ての印刷が完了するのを待つなどしてそのまま取りに行かず、印刷物が取り忘れられてしまうことがよくあり、例えば機密性の高い文書を出力した場合に長時間放置されるのは問題である。
このように出力後の用紙が排紙トレイに忘れさられたままになるのを防止するため、従来では、プリンタドライバによって、用紙引き取りを促すための印刷完了通知を行う。排紙トレイへ用紙検知センサを設けて、排紙トレイの用紙有無を検知し、ユーザへ用紙引き取り要求を行う。ブザーなどによって完了通知を行う。印刷用紙にIDチップを取り付け、ユーザを特定して、特定したユーザに通知を行うなどの方法が用いられていた。
しかしながら、このような従来技術においては、印刷完了通知後にユーザが確認ボタンを押すことですぐに取りに行かなくてもよく、ブザーなどの完了通知を用いた場合には、騒音扱いとなってしまい、一般的なオフィス環境には適さない。また、IDチップ付の印刷用紙では専用用紙が必要であり、コスト面で問題がある。
そこで、例えば特許文献1では、ユーザ情報と排紙トレイ情報とを関連付けておき、記録紙が排紙されてから一定時間の間に取り除かれなかった場合において、出力指示を行ったユーザと取り忘れ回数とを対応付けて記憶し、各ユーザにおける取り忘れ回数が所定回数に達した場合に、該ユーザがさらに出力指示を行った場合には、警告メッセージを表示し、それでも取り忘れたユーザについては出力を拒否する管理方法について開示されている。
特開2007−171254号公報
しかしながら、取り忘れに対して警告を促し、取り忘れ防止を行うことはできるが、機密性の高い文書を出力した場合に、セキュリティを確保することはできない。
例えば、特許文献1において排紙先のトレイにパスワード入力などによるロックをかけておき、取り忘れが生じても他人に読まれないよう保護する方法も考えられるが、それでは出力後すぐに取りにいける場合にも、毎回パスワード入力が必要となってしまうため煩わしい。また、出力直後に取りにいけると思ってロックをかけなかったときに取り忘れてしまった場合には、機密性の高い文書が長時間セキュリティ保護の無い状態で放置されることになってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザによる印刷済み用紙の取り忘れを防止し、取り忘れた場合でもセキュリティを確保することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における画像形成装置は、少なくとも2つの排紙トレイと、ユーザに排紙情報を通知する通知手段と、所定時間ごとに印刷物の取り忘れを検知する検知手段と、取り忘れられた印刷物のユーザを特定するユーザ特定手段と、通知手段における通知回数をカウントするカウント手段と、カウント手段によるカウント回数が設定値になると印刷物の排紙先を別の排紙トレイへと変更し、ユーザ特定手段によって特定したユーザに通知を行う変更手段を備えることを特徴とする。
排紙トレイは、少なくとも1つがロック手段を有し、セキュリティ保護されていることを特徴とする。
ユーザ特定手段は、IPアドレス、暗号、記号、インク種類、用紙に搭載されたRFIDのいずれかによって特定することを特徴とする。
通知手段は、ユーザ特定手段によって特定したユーザのPCが起動してるか否かを検知するPC起動検知手段を有し、PCが起動していない場合には、カウント手段によるカウント回数によらず、E−Mailにて通知を行い、排紙先変更手段によって印刷物の排紙先を変更することを特徴とする。
通知回数及び排紙先変更手段による排紙先は、ユーザ毎に予め設定されていることを特徴とする。
検知手段によって印刷物の取り忘れがなかったと判断された場合には、印刷情報をクリアすることを特徴とする。
ユーザ特定手段は、印刷情報が複数ある場合には最初の1枚のみユーザ特定を行い、印刷要求枚数分を他の排紙トレイへ一時保存して、次の印刷情報のユーザの特定を行うことを特徴とする。
ユーザ特定手段は、ADFに予め備えられた読み取り手段によって特定を行うことを特徴とする。
変更手段は、カウント手段によるカウント回数が設定値になると、印刷物をベタ塗りすることを特徴とする。
変更手段は、カウント手段によるカウント回数が設定値になると、印刷物をシュレッダー処理することを特徴とする。
本発明により、所定回数取り忘れ通知を行った場合に印刷物を取り忘れていても、別の排紙トレイへと保存させることができるので、ユーザの取り忘れを防止とともに、セキュリティ文書の機密性を確保することが可能である。
図1は、本発明の実施形態におけるMFP(マルチファンクションプリンタ)の概略図である。MFPは、ADF(自動給紙装置)1、スキャナ2、プリンタ3を主構成として有する。
原稿の読取動作は、ADF1の原稿台4、又はスキャナ2の原稿読取ガラス5上にセットされた原稿をランプ6によって光を照射し、その反射信号をCCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)といったセンサで読み取る。
読み取られた信号はAFE(Analog Front End)と呼ばれるデバイス等でデジタル信号へと変換され、スキャナもしくはプリンタ側にある図示しないコントローラに送信される。送信されたスキャン信号(画像データ)はコントローラで画像処理によりプリンタ用画像データに変換され、PC(ディスプレイ)やプリンタエンジン(図示せず)等に送信される。プリンタエンジンでは、インクジェットの場合、レンダリング処理(画像データをヘッド転送順にデータを置き換える処理)が行われる。
用紙への印刷動作は、給紙トレイ13から排出された印刷用紙15が用紙搬送ベルト9へと送られ、用紙端センサ8によって印刷用紙の検知を行い、ヘッドを搭載したキャリッジ7が、印刷開始位置に移動すると、レンダリング処理を行った印字データがヘッドに転送され、印字開始となる。
印刷完了後、印刷用紙は第1の排紙トレイ10へと排紙される。排紙された印刷用紙がユーザによって所定時間取り除かれない場合には、Password管理によって開閉が行われる第2の排紙トレイ11、あるいは第3の排紙トレイ12へと該印刷用紙は送られる。
Password管理される排紙トレイは、図示したように2つである必要は無く、1つだけであっても、複数設けられてもよい。また、Password管理されずとも、ユーザ識別のために用いても良い。
図2は、ADFによるスキャン印刷における搬送経路を示す図である。ADFの原稿台セットされた原稿は、矢印Iで示す経路にしたがって搬送され、読取面17にて原稿の読み取りが行われる。読み取
ったデータは画像処理され、ヘッド転送データが作成される。
一方、印刷用紙は矢印IIで示す経路にしたがって、給紙トレイから搬送ベルトへと給紙され、印字し
ながら、第1の排紙トレイへと排紙される。
図3は、本発明の実施形態におけるMFPの接続構成を示す図である。MFPは、図示するようにネットワークなどを介して、複数のユーザ(PC)と接続される。
MFPは、接続されているPCから印刷要求コマンドがネットワーク経由で送信された際に、ユーザを特定する。ユーザ特定は、PCに割り当てられているIPアドレスにより行う。
特定した結果から印刷要求ページ数、印刷部数などをMFP内部のコントローラにあるメモリ領域に記憶し、印刷終了時には、MFPから要求を行ったPCに対して印刷終了通知を送信する。ユーザは、印刷終了通知を受け取った後に印刷物を回収すればよい。
図4は、本発明の実施形態におけるプリンタドライバの設定画面の一例を示す図である。ユーザは、印刷開始前に図示するような設定画面を用いてプリンタドライバに印刷条件を設定し、「OK」を選択すると印刷開始となる。
一般的には、用紙種設定、集約設定、拡大/縮小設定、印刷モード設定、カラー/モノクロ設定等が設定される。また、セキュリティ向上の為の不正コピー防止機能も設定可能である。
不正コピー抑止機能は、セキュリティレベルの高い機密文書などをプリンタにより印刷する際に用いられ、印刷後用紙をコピーすると地紋等が印刷される為、コピー文書の不正悪用を防止する機能である。
また、本発明の実施形態によれば、プリント時における機密性保持を目的として、セキュリティ通知のチェック項目が設けられる。これは、セキュリティレベルの高い文書を印刷する際に、ユーザは「セキュリティ通知」のチェックボックスにチェックを入れ、通知回数を設定することで、印刷要求を行ったユーザに対して、設定した回数取り忘れの通知を行い、規定回数通知しても取り忘れられている場合には、Password保護された排紙トレイへと印刷物を搬送し、万一、印刷物を取りにいけない状態にあって、長時間放置されても他人に読み取られることを防止することができる。
図5は、本発明の実施形態におけるユーザ識別情報の管理例である。MFP内の第1のメモリ領域には、図のようなIPアドレスとユーザ、Passwordを対応付けた表があらかじめ記憶される。なお、対応表の登録は、PCからネットワーク経由で行ってもよいし、またMFPの操作パネルから直接行ってもよい。
ユーザからの印刷要求コマンドに含まれるIPアドレスより、ユーザを特定し、前述の第1のメモリ領域とは別の第2のメモリ領域にページ数と部数を記憶する。同時に前述のプリンタドライバでのセキュリティ通知チェック有無を判断し、チェック有の場合は、Passwordを第1のメモリから読み出し、第2のメモリへ書き込む。
図5は、3件の印刷要求状態を示し、No.1と3は、セキュリティ通知チェックを有効にした場合、No.2は、セキュリティ通知チェックが無効の場合を示す。
セキュリティ通知チェック有での印刷の場合、印刷時にユーザを特定する情報を記録媒体に印刷する。印刷様式は、ユーザ名、E−Mailアドレス、IPアドレス等の判別可能なものであってもよいし、特定の暗号のようにすぐに判別できないものであってもよい。また、印刷位置によってユーザを特定できるようなものであってもよい。印刷色は、ブラックのような判別可能なもの、イエローのような判別しにくいもの、紫外線インクのような肉眼で判別できないものであってもよい。
一方、セキュリティ通知チェック無の場合は上記のような処理は必要としない。
セキュリティ通知チェック有のユーザ特定情報の付与に関する別の実施形態としては、RFID(Radio Frequency Identification)付きの印刷用紙を使用することでも達成可能である。
印刷終了時のMFPからユーザに対する印刷終了通知時において、ドライバ設定画面にてセキュリティ通知チェックをしなかった場合には、第2のメモリのデータからこの時点で要求を削除する。一方、セキュリティ通知チェックを選択している場合には、印刷物の取り忘れ検知を行うため、ここでは削除しない。
図6は、本発明の実施形態におけるセキュリティ通知チェックが有効であった場合における搬送経路を示す図である。
先ず、矢印Aで示すようにユーザから印刷要求を受け、印刷用紙は給紙トレイから搬送ベルトへと送られ、印刷後、第1の排紙トレイへと排紙される。その際、ユーザ特定情報が上面に来るよう印字される。
印刷が完了し、第1の排紙トレイへと印刷用紙を排出すると、ユーザ(PC)に対し、印刷終了通知を送信し、プリンタドライバの設定画面にて予め設定されたセキュリティ通知回数から−1カウントダウンする。
一定時間経過後、第1の排紙トレイに該印刷用紙があるか否かの確認が行われる。その際、矢印Bの経路で示すようにユーザ特定情報が確認できるよう印刷用紙を一度プリンタ内に取り込む動作を行う。ここでは図示していないが、第1の排紙トレイ付近にはコロが設けられ、搬送モータを逆回転させることで用紙搬送ベルトが逆送し、用紙がプリンタ内に取り込まれる構造となっている。
ユーザ特定情報の確認は、ユーザ認識センサ16によって行われ、ユーザ特定情報を読み取るとともに、取り忘れの有無を検知する。
この検知結果において、印刷用紙が検知されなかった場合には、第2のメモリ領域からユーザ印刷要求情報の削除を行う。一方、印刷用紙が残っていた場合には、ユーザ認識センサによりユーザ特定情報を読み込み、プリンタ内のコントローラでユーザを特定する。ユーザ特定後、E−MailやPCを利用して通知し、ユーザに引取り処理を促す。
なお、ユーザ認識センサは、ユーザ特定情報印刷時に使用されたインク種、色、印刷位置などによって変わるものとし、印刷位置による判別などは反射型センサのように低コストのもので実現できる。逆に紫外線インクであれば、紫外線センサが必要となるがシステムによるものとし、ここでは明記しない。
第2のメモリ領域の印刷要求情報が削除されず、更に一定時間経過した後には、同様の処理を行い、通知回数カウンタが0、すなわち設定回数分の通知が完了、あるいは印刷要求情報が削除されるまで繰り返す。
通知回数カウンタが0になった場合には、矢印Cに示す経路にしたがって第1の排紙トレイから第2、又は第3の排紙トレイへと印刷用紙を搬送する。
第2、第3の排紙トレイは、ユーザによって切替可能とし、一回目の排紙時に第2、第3の排紙トレイへと排紙させる構成であってもよい。
第2、第3の排紙トレイにおいて、Password保護がなされていた場合には、ユーザは引取り時にMFPにユーザ識別の為Passwordを送信し、引取りを行う。Password送信後、あるいは第2、第3の排紙トレイが開けられ引き取りが確認された場合には、第2のメモリ領域からユーザ印刷要求情報を削除する。なお、本実施形態は、SFP/MFPにて実現可能な構成である。
図7は、複数ユーザによる取り忘れが発生した場合における搬送経路である。取り忘れ検知時において、複数ユーザによる引取り忘れが想定される場合、すなわちプリンタ内コントローラにて引取り未完了となっている印刷が複数ジョブある場合の搬送経路を示している。
図6と同様に、印刷要求後、Dの経路にて第1の排紙トレイへと搬送し、印刷要求を行ったユーザに対して印刷終了通知を送信し、メモリ内に記憶されている設定されたセキュリティ通知回数を1つ減らす。所定時間が経過すると、印刷物の取り忘れ有無の確認のため、プリンタ内へと取り込みを行う。
このユーザ情報特定時、引き取り澪完了の印刷ジョブが複数ある場合には、コントローラは、該当ユーザが出力する枚数を記憶しているので、該当ユーザ出力分の用紙に対して矢印Eの経路にしたがって、所定枚数分ユーザ特定せずに第2の排紙トレイへと搬送を行う。
印刷要求された所定枚数分の印刷物を第2の排紙トレイへと搬送した後は、次のユーザにおける印刷物となるので、該ユーザの第1の排紙トレイの取り忘れ有無の検知を行う。
このように、記憶されている印刷要求枚数にしたがって、毎回ユーザ特定を行わずに第2のトレイへと一時保存することにより、ユーザ特定にかかる時間を軽減することが可能となる。
矢印Eで示すユーザ特定経路は、設定回数分の通知が完了するまで、ユーザ認識センサと第2の排紙トレイとを往復する。
設定回数の通知が完了した後は、矢印Fで示す経路にしたがって第2の排紙トレイからユーザ認識センサを通過して第3の排紙トレイへと搬送する。ユーザ引取り方法については、図6の場合と同様である。
また、排紙トレイを複数持たない場合や、全ての排紙トレイがPassword保護されていて煩わしい場合などには、第2の排紙トレイにて一時保存後、第1の排紙トレイに印刷物が無くなったことを確認したら、第2の排紙トレイへ一時保存していた印刷物を再び第1の排紙トレイへと戻し、これを設定回数通知を行うまで繰り返しても良い。
図8は、ADF付のMFPを用いた別の実施形態におけるセキュリティ通知チェックが有効である場合の搬送経路を示す図である。
これまでと同様に、印刷要求後、Gの経路にて第1の排紙トレイへと搬送を行い、印刷要求を行ったユーザに対して印刷終了通知を送信し、メモリ内に記憶されている設定されたセキュリティ通知回数を1つ減らす。所定時間が経過すると、印刷物の取り忘れ有無の確認のため、プリンタ内へと取り込みを行う。
本実施形態においては、矢印Hの経路にて印刷物を取り込み、ADF下へ移動させる。図示していないが、第1の排紙トレイ付近にはコロを配し、搬送モータを逆回転させることで用紙搬送ベルトが逆送し、用紙がプリンタ内に取り込まれる構造となっている。取り込まれた用紙は、プリンタからADFへの搬送においてもコロ、搬送モータを使用する構造とする。
ADF下へと搬送された印刷物は、矢印Iの経路にて原稿台へと往復移動しながら、CCD等のセンサにより印刷物に設けられたユーザ特定情報を読み込み、プリンタ内のコントローラでユーザを特定する。特定したユーザに対してE−MailやPCを利用して通知し、ユーザに引き取り処理を促し、メモリ内の通知回数を1つ減らす。センサによって、取り忘れた印刷物が検知されなくなれば、メモリ内に記憶されている印刷要求情報の削除を行う。
印刷物の引き取りが行われない限り、一定時間毎に同様の処理を行い、通知回数カウンタが0になるまで繰り返す。通紙回数カウンタが0になる、すなわち設定回数分の通知が完了すると、矢印Jで示す経路にしたがって第2や第3の排紙トレイへと印刷物を移動させる。
ここでも第2、第3の排紙トレイは、ユーザによって切替可能とし、一回目の排紙時に第2、第3の排紙トレイへ排紙される構成であってもよい。第2、第3の排紙トレイにPassword保護がなされていた場合には、ユーザは引取り時にMFPにユーザ識別の為Passwordを送信し、引取りを行う。Password受付後、あるいは排紙トレイが開けられ引き取りが完了した後は、第2のメモリ領域からユーザ印刷要求情報を削除する。
本実施形態によれば、ADF付きのMFPにおいて、取り忘れ有無を検知するための専用のセンサを追加することなく印刷物の取り忘れを検知可能である。また、複数ユーザによる取り忘れが想定される場合には、図7と同様に、第2の排紙トレイとADFとを用いて設定されたセキュリティ通知回数にしたがって往復動作を繰り返せば良い。
図9は、本発明の実施形態における画像形成装置のフローチャート図である。印刷要求を行うため、ドライバ設定画面から印刷開始前の設定を行う(ステップS1)。このとき、セキュリティ通知を有効にする場合には、その通知回数を設定する。セキュリティ通知が設定されたか否かの判断を行い(ステップS2)、チェックされていない場合には、第1の排紙トレイへと印刷物を搬送し(ステップS3)、ユーザ印刷情報を削除する(ステップS21)。
一方、セキュリティ通知が有効に設定された場合には、排紙トレイの選択を行い、搬送を行った後(ステップS4)、印刷要求を行ったPCが起動しているかの判断を行う(ステップS5)。排紙トレイの選択は、予めユーザによって関連付けておいてもいいし、その都度設定を行っても良い。始めからPassword保護された第2、第3の排紙トレイを選択することでよりセキュリティを向上させることが可能である。
このときに印刷要求を行ったPCが起動していなかった場合には、通知回数をクリアし(ステップS13)、E−mailにて排紙先トレイ情報(第2or第3)と引き取り要求を通知し、ステップS19の処理を行う(ステップS14)。一方、PCが起動していれば、印刷物の引き取りを促すよう完了通知を行い、設定された通知回数から−1カウントダウンする(ステップS6)。
カウントダウンによって残り通知回数が0になったか、すなわち通知回数が1に設定されていか否かを判断する(ステップS7)。通知回数が0になった場合には、ステップS18の処理へと進む。一方、通知回数が残っている場合には、予め定められた時間が経過したかをプリンタ内部コントローラによりチェックする(ステップS8)。
所定時間が経過したら、排紙トレイに印刷物の取り忘れがないかの検知を行うために、搬送ローラを逆回転する(ステップS9)。ここで、情報検知手段であるセンサなどによって印刷物が検知されたか否かを判断する(ステップS10)。ユーザによって印刷物が引き取られており、センサに検知されなければステップ21の処理へと進む。一方、印刷物が取り忘れられており、センサに検知された場合には、ユーザ情報検知手段を用いてユーザの特定を行う(ステップS11)。
特定したユーザのPCが起動中であるか否かを確認し(ステップS12)、ユーザのPCが起動していなかった、あるいは通信できないような状態であれば、ユーザ通知回数をクリアして(ステップS13)、E−mailにて排紙先トレイ情報(第2or第3)と引き取り要求を通知し(ステップS14)、ステップS19の処理へと進む。一方、PCが起動していれば、通知回数を−1カウントダウンし(ステップS15)、残り通知回数が0か否かを判断する(ステップS16)。
通知回数が0ではない、すなわち通知回数がまだ残っていればプリンタドライバにてユーザに引き取り要求と残りユーザ通知回数とを通知し(ステップS17)、ステップS8の処理へと戻る。一方、通知回数が0、すなわち残っていなければプリンタドライバにてユーザに排紙先トレイ情報(第2or第3)と引き取り要求を通知し(ステップS18)、選択された排紙トレイ(第2or第3)へ印刷物を搬送する(ステップS19)。
ユーザは、搬送された排紙トレイにセキュリティロックがかけられていれば、PCあるいは操作パネルからPasswordを入力し、引き取り処理を行う(ステップS20)。プリンタ内コントローラに記憶されているユーザ印刷情報をクリアし、終了となる(ステップS21)。
本実施形態においては、残りユーザ通知回数がなくなった場合に排紙先を変更するものとしているが、インクベタ塗り、あるいはシュレッダーなどを用いて裁断処理を行い、セキュリティを確保する手段を利用してもよい。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 画像形成装置の搬送経路を示すである。 画像形成装置の接続形態を示す図である。 プリンタドライバの設定画面における一例を示す図である。 ユーザ識別情報管理における一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における搬送経路を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置における搬送経路を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置における搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のフローチャート図である。
符号の説明
1 ADF
2 スキャナ
3 プリンタ
4 原稿台
5 原稿読み取りガラス
6 ランプ
7 キャリッジ
8 用紙端センサ
9 用紙搬送ベルト
10 第1の排紙トレイ
11 第2の排紙トレイ
12 第3の排紙トレイ
13 給紙トレイ

Claims (10)

  1. 少なくとも2つの排紙トレイと、
    ユーザに排紙情報を通知する通知手段と、
    所定時間ごとに印刷物の取り忘れを検知する検知手段と、
    取り忘れられた印刷物のユーザを特定するユーザ特定手段と、
    前記通知手段における通知回数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段によるカウント回数が設定値になると前記印刷物の排紙先を別の排紙トレイへと変更し、前記ユーザ特定手段によって特定したユーザに通知を行う変更手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排紙トレイは、少なくとも1つがロック手段を有し、セキュリティ保護されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ユーザ特定手段は、IPアドレス、暗号、記号、インク種類、用紙に搭載されたRFIDのいずれかによって特定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記通知手段は、前記ユーザ特定手段によって特定したユーザのPCが起動してるか否かを検知するPC起動検知手段を有し、前記PCが起動していない場合には、前記カウント手段によるカウント回数によらず、E−Mailにて通知を行い、前記排紙先変更手段によって印刷物の排紙先を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記通知回数及び排紙先変更手段による排紙先は、ユーザ毎に予め設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知手段によって印刷物の取り忘れがなかったと判断された場合には、印刷情報をクリアすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ユーザ特定手段は、印刷情報が複数ある場合には最初の1枚のみユーザ特定を行い、印刷要求枚数分を他の排紙トレイへ一時保存して、次の印刷情報のユーザの特定を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ユーザ特定手段は、ADFに予め備えられた読み取り手段によって特定を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記変更手段は、前記カウント手段によるカウント回数が設定値になると、前記印刷物をベタ塗りすることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記変更手段は、前記カウント手段によるカウント回数が設定値になると、前記印刷物をシュレッダー処理することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

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