JP2004202679A - 保護層の形成方法、眼鏡用レンズの保持方法および研磨方法 - Google Patents

保護層の形成方法、眼鏡用レンズの保持方法および研磨方法 Download PDF

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Abstract

【課題】眼鏡用レンズの加工時に被保持面を保護し、加工後の除去が容易な保護層の形成方法。
【解決手段】保持媒体で保持される眼鏡用レンズ1の被保持面5への保護層の形成方法であって、被保持面5を保護するため被保持面5へ水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜4を形成する工程と、塗布した樹脂薄膜4を乾燥する工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡用レンズを加工用冶具に保持するための保護層の形成方法、眼鏡用レンズの保持方法および研磨方法に関する。
従来、眼鏡用レンズの研磨工程では、特許文献1に示されるように、加工に先立ち図6に示す一般的にアロイと呼ばれる低融点合金(以降、アロイ31とする)を用いて、眼鏡用レンズ1を保持具30に固定し、保持具30を図示していない形状創成装置および研磨装置に装着して眼鏡用レンズ1を加工していた。
眼鏡用レンズ1の加工用治具への固定および位置決めは、アロイ成形用リング32と、保持具30と、眼鏡用レンズ1の被加工面の反対面である被保持面5に接着されている保護フィルム33(保護層)と、で形成された空間内にアロイ31を流し込み、保護フィルム33と、保持具30と、をアロイ31を介して位置決め固定する。次に、アロイ成形用リング32を取り外してから、眼鏡用レンズ1は、保持具30とアロイ31とで保持されて、加工に供せられる。眼鏡用レンズ1の研磨加工を終えた後、アロイ31から眼鏡用レンズ1を取り外すと共に、眼鏡用レンズ1の被保持面5に接着した保護フィルム33を取り外す。この保護フィルム33は、加工時に眼鏡用レンズ1に加わる応力を緩和する他、傷発生の防止を目的としている。保護フィルム33の素材には、アロイとの密着性に優れたものが選ばれており、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等が用いられ、アクリル系の粘着剤が保護フィルム33の一方に面に塗布されている。また、特許文献2に示されるように、水溶性の保護フィルム33を用いて被保持面5を保護した上で、保護フィルム33を介して眼鏡用レンズ1とアロイ31を固着し、研磨する方法も採用されている。
眼鏡用レンズ1の形状創成および研磨は、特許文献3に示されるように、カーブジェネレータを用いて荒削りした後、ラッピング加工に似た砂掛け加工と研磨加工が施され、鏡面に仕上げられる。また、カーブジェネレータでは加工することのできない複雑な自由曲面の加工は、バイトを用いて形状を創成した後、弾性体でできた研磨工具を用いる方法で仕上げられている。
特開昭47−14776号公報 特開平7−148652号公報 特開平10−175149号公報
しかしながら、従来技術に示した保護フィルム33を用いた保持方法では、研磨加工の後に、保持具30およびアロイ31から眼鏡用レンズ1を取り外す際、眼鏡用レンズ1に接着した保護フィルム33を指等で剥がす必要があり、眼鏡用レンズ1に傷を付けることがある。
また、バイトを用いて形状創成する際、中心部の厚みが薄い眼鏡用レンズ1を加工するときに、厚さが0.1〜0.4ミリ程ある保護フィルム33を用いた場合、保護フィルム33の弾性により中心部が窪んでしまい、設計した面形状に加工できなくなることがある。また、研磨加工においても、保護フィルム33の弾性により眼鏡用レンズ1に逃げが生じ、設計形状と異なる形状に仕上がって、その結果、眼鏡用レンズ1の度数がばらつき、不良の原因となることがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、保護フィルム33の弾性の影響を排して眼鏡用レンズ1を保持でき、研磨加工後に眼鏡用レンズ1に傷を付けることなく保護層を除去できる保護層の形成方法、眼鏡用レンズの保持方法および研磨方法を提供することを目的とする。
本発明の保護層の形成方法は、保持媒体によって保持される眼鏡用レンズの被保持面への保護層の形成方法であって、被保持面を保護するため被保持面へ水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜を形成する工程と、塗布した樹脂薄膜を乾燥して保護層を得る工程と、を含むことを特徴とする
この構成によれば、眼鏡用レンズへ、保護層として水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して乾燥させた、薄い膜である樹脂薄膜を形成することにより、眼鏡用レンズに傷等がつくことを防止できる。さらに、保護層は、水溶性のため、眼鏡用レンズを水に浸漬するなどして除去でき、形成および除去が共に容易な保護層である。
この場合、流動体が、ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールと水とを含むことが好ましく、また、ポリ酢酸ビニルは、流動体中に1重量%以上50重量%以下含有されることが好ましい。
本発明の眼鏡用レンズの保持方法は、保持媒体によって、保護層が形成された眼鏡用レンズを保持冶具へ固定する工程を含むことを特徴とする。
本発明の眼鏡用レンズの研磨方法は、前記保持媒体によって保持冶具へ固定された、保護層が形成された眼鏡用レンズを研磨加工装置によって研磨加工する工程と、保持媒体から、保護層が形成された眼鏡用レンズを取り外す工程と、保護層が形成された眼鏡用レンズの被保持面に形成した保護層を水で溶解して除去する工程と、を含むことを特徴とする。
これらの構成によれば、眼鏡用レンズは、樹脂薄膜である保護層を介して、保持媒体に保持されており、眼鏡用レンズに研磨加工などによる加工圧が加わっても、保護層が変形したりせず、従って眼鏡が撓んで精度不良などを生じることがない。また、眼鏡用レンズに傷などをつけることもない。さらに、保護層は水溶性であり、研磨加工後、水で溶解して簡単に除去できる。
本発明の保護層の形成方法は、保持具と該保持具の内側に充填されている保持媒体とで保持される眼鏡用レンズの被保持面への保護層の形成方法であって、眼鏡レンズが保持具と接するリング状部に対応する眼鏡レンズの被保持面へ保護フィルムを貼着する工程と、被保持面および保護フィルムの上に水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜を形成する工程と、樹脂薄膜を乾燥する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の保護層の形成方法は、眼鏡用レンズの被保持面へ保護フィルムを貼着する工程において、保護フィルムが保持具のリング状部の全周に沿うような環状形状であることを特徴とする。
本発明の保護層の形成方法は、眼鏡用レンズの被保持面へ保護フィルムを貼着する工程において、保持具のリング状部の全周上に対応する眼鏡レンズの被保持面上の少なくとも2箇所以上に保護フィルムを貼着し、且つ保護フィルム間が互いに均一な距離を空けて貼着されることを特徴とする。
これらの構成によれば、眼鏡用レンズの被保持面に保護フィルムと樹脂薄膜とが形成され、眼鏡用レンズに傷を付ける可能性のある保持具と接する被保持面の部分には、保護フィルムが貼着され、他の部分には、保護フィルムの上を含めて樹脂薄膜が形成されて保持媒体と接している。従って、被保持面に傷等がつくことを防ぐことができる。保護フィルムを被保持面全体に形成すると、保護フィルムの弾性変形のため、研磨加工時にレンズ中央部に撓みが生じる。そのため、形状精度が得られなくなる。本発明は上記問題点を生じる事無くレンズの被保持面を保護することができる。
この場合、流動体が、ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールと水とを含むことが好ましく、また、ポリ酢酸ビニルは、流動体中に1重量%以上50重量%以下含有されることが好ましい。
本発明の眼鏡用レンズの保持方法は、保持具で樹脂薄膜および保護フィルムを介して被保持面を加工用冶具へ固定する工程、を含むことを特徴とする。
本発明の眼鏡用レンズの研磨方法は、保持媒体によって保持冶具へ固定された、保護層が形成された眼鏡用レンズを、研磨加工装置によって研磨加工する工程と、保持具および保持媒体から眼鏡用レンズを取り外す工程と、眼鏡用レンズから保護フィルムを剥がす工程と、樹脂薄膜を水で溶解し除去する工程と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、眼鏡用レンズの被保持面は、保護フィルムで保持具による傷などを防止でき、且つ、樹脂薄膜を介して保持媒体と固定しているため、保持具、樹脂媒体および眼鏡用レンズが一体となり、安定した研磨加工ができる。また、加工後、保護フィルムを剥がすときに、眼鏡用レンズの被保持面は樹脂薄膜で覆われており、被保持面に傷を付けることがない。そして、樹脂薄膜は、水溶性であって、水に溶解させて、容易に除去できる。
本発明の保護層の形成方法は、被保持面に水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜を形成する工程と、樹脂薄膜を乾燥する工程と、保持媒体の外周部に対応する樹脂薄膜が形成された眼鏡用レンズの被保持面の部分に保護フィルムを貼着する工程と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、眼鏡用レンズの被保持面に保護フィルムと樹脂薄膜とが形成されて保持媒体と接している。被保持面全面に、まず、樹脂薄膜が形成され、樹脂薄膜を突き抜け眼鏡用レンズに傷を付ける可能性のある保持具と接する樹脂薄膜の部分には、保護フィルムが貼着されている。従って、被保持面は、保持具および保持媒体でほぼ全面を保持され、傷等がつくことがない。保護フィルムを被保持面全体に形成すると、保護フィルムの弾性変形のため、研磨加工時にレンズ中央部に撓みが生じる。そのため、形状精度が得られなくなる。本発明は上記問題点を生じる事無くレンズの被保持面を保護することができる。
この場合、流動体が、ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールと水とを含むことが好ましく、また、ポリ酢酸ビニルは、流動体中に1重量%以上50重量%以下含有されることが好ましい。
本発明の眼鏡用レンズの保持方法は、保持具で保護フィルムおよび樹脂薄膜を介して被保持面を加工用冶具へ固定する工程、を含むことを特徴とする。
本発明の眼鏡用レンズの研磨方法は、保持媒体によって保持冶具へ固定された保護層が形成された眼鏡用レンズを研磨加工装置によって研磨加工する工程と、保持具および保持媒体から眼鏡用レンズを取り外す工程と、樹脂薄膜を水で溶解し保護フィルムと共に除去する工程と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、眼鏡用レンズの被保持面は、保護フィルムで保持具による傷などを防止でき、且つ、樹脂薄膜を介して保持媒体と固定しているため、保持具、樹脂媒体および眼鏡用レンズが一体となり、安定した研磨加工ができる。また、研磨加工後、保護フィルムおよび樹脂薄膜を剥がすとき、樹脂薄膜は、水溶性であって、水に溶解するため、容易に除去できる。この時同時に、樹脂薄膜の上に貼着されている保護フィルムも除去されるため、保護フィルムを個別に剥離する必要がない。
以下、本発明の保護層の形成方法について説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
本発明の保護層の形成方法について 図1に基づき説明する。本実施例は、眼鏡用レンズ1の被保持面5に、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、水、可塑剤からなる流動体である保護液3を滴下し、眼鏡用レンズ1を回転させて保護層である樹脂薄膜4を形成するスピンコート法を用いた実施例である。
まず、樹脂薄膜4を形成するための構成は、図1に示すように、樹脂薄膜4が形成されるべき被保持面5を有する眼鏡用レンズ1と、被保持面5と反対側の面を載置する回転部2と、回転部2へ回転を付与する図示されていない回転運動機構と、被保持面5へ保護液3を塗布する塗布機構15と、からなる。
この構成により、眼鏡用レンズ1の被保持面5が上面になるよう眼鏡用レンズ1を回転部2に取り付け、回転運動機構により、眼鏡用レンズに1000rpmの回転を与える。次に、保護液3が眼鏡用レンズ1の被保持面5全体に塗布されるまで、回転している眼鏡用レンズ1の中心部に保護液3を滴下する。続けて、保護液3を滴下していない状態で、2〜5秒間眼鏡用レンズ1の回転数を2000rpmに上げて保護液3を振り切り、回転を停止する。このような塗布方法を用いることで、眼鏡用レンズ1の被保持面5に均等に保護液3を塗布できる。保護液3を塗布した眼鏡用レンズ1を、回転部2から取り外して23度の室温で5分間乾燥する。こうして、眼鏡用レンズ1の被保持面5に樹脂薄膜4が形成される。
本発明の保護層である樹脂薄膜4は、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、水を含む保護液3を、眼鏡用レンズ1の被保持面5に塗布して乾燥させて形成した層である。なお、樹脂薄膜4が薄膜化しやすいように、保護液3にフタル酸エステルやリン酸エステル、脂肪酸エステル等の可塑剤を添加することが好ましい。
保護液3の塗布方法は、本実施例で用いたスピンコート法のほかにスプレー法、ディッピング法等が挙げられるが、眼鏡用レンズ1の被保持面5に均等に塗布できればどのような方法でも良い。また、保護液3層を塗布した後の乾燥方法についても、送風による乾燥や加熱による乾燥、室温での放置乾燥等が挙げられるが、乾燥できればどのような方法でも良い。なお、樹脂薄膜4の厚さは1〜100μmの範囲で、特に5〜30μm程度がより好ましい。保護液3としては、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、水を含む流動体を用いるが、ポリ酢酸ビニルの含有量が、流動体の1〜50重量%であることがより好ましい。
次に、樹脂薄膜4が形成された眼鏡用レンズの保持方法について、図2(a)に基づいて説明する。眼鏡用レンズ1は、眼鏡用レンズ1に形成されている保護層4を介して、加工用冶具8に保持されている。加工用冶具8は、保護層4の形状のほぼ全面に沿って密着して樹脂薄膜4と固着している保持媒体であるアロイ7と、アロイ7と一体の保持具6と、で構成されている。この構成により、加工用冶具8に、眼鏡用レンズ1の表面に形成された樹脂薄膜4が固着され、加工用冶具8と眼鏡用レンズ1とが一体となっている。これにより、加工用冶具8の回転等の動きが確実に眼鏡用レンズ1へ伝わり、所定の形状に眼鏡用レンズ1を加工することができる。
眼鏡用レンズ1を保持する保持媒体としては、低融点合金のアロイ7や、ワックス等の樹脂が挙げられる。ここでは、アロイ7を用いて眼鏡用レンズ1を保持する方法について説明する。アロイ7による眼鏡用レンズ1の保持方法は、図2(b)に示すように、眼鏡用レンズ1の樹脂薄膜4に接するように略円筒上のアロイ成形用リング9を配置する。次に、眼鏡用レンズ1と対峙するように保持具6を配置する。そして、アロイ成形用リング9、保持具6、及び樹脂薄膜4で囲まれた空間内に液化したアロイ7を流し込む。アロイ7は樹脂薄膜4に沿って流れ、樹脂薄膜4と保持具6との間を充満して固まり、アロイ7が固化する際に、アロイ7と樹脂薄膜4および保持具6とがそれぞれ固着する。固化したアロイ7は収縮してアロイ成形用リング9との間には隙間ができるため、アロイ成形用リング9は容易に取り外すことができる。この方法により、図2(a)のように、加工用冶具8に眼鏡用レンズ1を保持できる。
次に、加工用冶具8に保持された眼鏡用レンズ1の研磨方法について述べる。図5は、研磨加工方法を示す概要図であって、研磨加工装置40は、特開2003−275949号公報に詳細記載されている装置であり、眼鏡用レンズ1を研磨する可撓性の弾性研磨体41と、加工用冶具8を装着する装着軸42と、を備えている。装着軸42は加工用冶具8を介して眼鏡用レンズ1を回転させながら、眼鏡用レンズ1を弾性研磨体41へ押し付ける。この時、弾性研磨体41と、眼鏡用レンズ1の被加工面との間には、常時、研磨剤が供給され、弾性研磨体41も回転して眼鏡用レンズ1の被加工面に倣うように接して、被加工面を研磨する。この研磨装置による加工において、眼鏡用レンズ1は、加工用冶具8から剥離することなく、加工を完了できる。
最終工程の研磨加工を終えた後、眼鏡用レンズ1に応力を加えて保持具6から眼鏡用レンズ1を取り外す。次いで、眼鏡用レンズ1の被保持面5に形成された樹脂薄膜4を、水に浸漬、あるいは水を掛け流して、溶解除去することにより、眼鏡用レンズ1に傷等をつけることなく樹脂薄膜4を除去することができる。また、樹脂薄膜4を用いることにより、設計した面形状に眼鏡用レンズ1を研磨加工できるだけでなく、中心部の厚みが薄く撓みやすい眼鏡用レンズ1においても、加工時の応力によって樹脂薄膜4が弾性変形等を起こして、眼鏡用レンズ1の中心部が窪むようなことがなく、正確な形状に研磨加工することができる。なお、研磨加工前の、バイトによる眼鏡用レンズ1の形状創成加工等において、加工用冶具8を用いて眼鏡用レンズ1を加工すれば、眼鏡用レンズ1が加工用冶具8からの剥離や変形等がなく、研磨加工と同様な効果がある。
以上のように、本発明の保護層(樹脂薄膜4)の形成方法によれば、眼鏡用レンズ1の被保持面5に、均一な樹脂薄膜4の保護層を容易に形成できる。また、樹脂薄膜4を介して加工用冶具8へ眼鏡用レンズ1を固着して精度良く眼鏡用レンズを加工でき、さらに、形成した樹脂薄膜4の除去が容易にできる。
なお、上記実施例1の加工用冶具8は、簡素で有用な冶具であるが、近年、形状創成装置および/又は研磨装置へ装着替えする作業を自動搬送で行うようになり、加工位置の精度を出しやすくしたり、搬送機で取り扱いやすくするため、アロイ周辺を冶具で覆った構成のものが使われている。この自動搬送用冶具に適した保護層の形成方法について、以下に説明する。
図3は、保持具20とアロイ11とからなる自動搬送用冶具に、保護層を形成した眼鏡用レンズ1を取り付けた状態を示している。保持具20は、保持具20の中央部に位置する円盤状の把持部22と、把持部22の眼鏡用レンズ1側に形成されている眼鏡用レンズ1を保持するリング状部21と、把持部22のリング状部21と反対側に形成されている装着部23と、リング状部21内側の把持部22に形成されている切欠部24と、から構成されている。眼鏡用レンズ1は、被保持面5側に、保護フィルム10と、樹脂薄膜12と、から成る保護層が形成され、被保持面5をリング状部21に載置されている。これら樹脂薄膜12、リング状部21の内側面、切欠部24を有する把持部22の面で構成される空間に、保持媒体としてアロイ11が充填されている。
このような構成において、まず、眼鏡用レンズ1に、保護層として保護フィルム10および樹脂薄膜12を形成する方法について述べる。はじめに、眼鏡用レンズ1の被保持面5に保護フィルム10を貼着する。貼着する位置は、眼鏡用レンズ1が載置されるリング状部21と接する部分である。眼鏡用レンズ1がバランス良くリング状部21に載置されるように、保護フィルム10を被保持面5の2箇所に、リング状部21の中心に対して対称に貼着する。次いで、既に図1に基づいて説明したスピンコート法によって、被保持面5上および保護フィルム10の上に保護液3を滴下した後乾燥させて、樹脂薄膜12を形成する。
眼鏡用レンズ1の被保持面5は、全体が樹脂薄膜12で覆われ、特に、リング状部21との接点部分には、保護フィルム10が追加貼着されて、リング状部21との接触による損傷から保護されている。なお、保護フィルム10は、2箇所に貼着する方法だけでなく、複数箇所に貼着することも有効である。また、リング状部21の全周に沿うような環状の保護フィルム10であっても同様な効果が得られる。保護フィルム10は、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の材料で成っており、一方の面にアクリル系などの接着剤が、予め塗布されている。保護フィルム10の厚さは、0.1〜0.4mmが好ましい。
次に、保護層が形成されている眼鏡用レンズ1を保持具20に固着する方法について述べる。まず、リング状部21と被保持面5間に、保護フィルム10と樹脂薄膜12とが介在するように、眼鏡用レンズ1を保持具20に位置をあわせて載置する。この状態で、図示されていないリング状部21のアロイ注入口から、液状化したアロイ11を注入し、樹脂薄膜12、リング状部21の内側面、把持部22面に囲まれた空間を、アロイ11で充填させる。アロイ11は、樹脂薄膜12と面で密着して固まり、樹脂薄膜12を介して眼鏡用レンズ1を固着する。さらに、アロイ11と固着している把持部22面は、切欠部24を有しており、アロイ11が保持具20の回転等に、確実に追随するよう一体性を持たせる構成となっている。この構成により、保持具20の回転や揺動の動きに、アロイ11、保護層および眼鏡用レンズ1が一体となって同調し、確実なレンズ加工が可能である。
次に、上記説明のように保持具20に保持された、眼鏡用レンズ1を加工する一例として、研磨加工方法を例に説明する。まず、保持具20の装着部23を、図5で説明した研磨加工装置40の装着軸42に取り付け、保持具20を回転および揺動させる。そして、研磨加工を行う眼鏡用レンズ1の被保持面5の反対面に、研磨液を供給しながら、弾性研磨体41を押し当てて所定の形状に仕上げる。弾性研磨体41によって圧力がかかっても、眼鏡用レンズ1は、樹脂薄膜12を挟んでアロイ11と面で密着しており、撓んで形状が崩れるようなことがない。リング状部21と眼鏡用レンズ1との間には、樹脂薄膜12に加え保護フィルム10が介在し、眼鏡用レンズ1への傷付き等を防いでいる。
研磨加工が終了後、眼鏡用レンズ1に応力を加えて、アロイ11から眼鏡用レンズ1を取り外し、次いで、保護フィルム10を指先などで眼鏡用レンズ1から剥がす。この時、被保持面5は樹脂薄膜12で覆われており、保護フィルム10を剥がす際に、被保持面5を傷つけることがない。保護フィルム10の除去後、眼鏡用レンズ1を水に浸漬、あるいは水を掛け流して、樹脂薄膜12を溶解させて除去する。樹脂薄膜12を浸漬等で除去するため、眼鏡用レンズ1の部被保持面5などに触れることがなく、従って、眼鏡用レンズ1に傷などをつけることがない。
以上のように、眼鏡用レンズ1に樹脂薄膜12と保護フィルム10とからなる保護層を形成することにより、保持具20とアロイ11とで構成される自動搬送用冶具に固定されたレンズに、傷を付けず、しかも容易に眼鏡用レンズ1を保持できる。このため、研磨加工等において、眼鏡用レンズ1が変形したり、保持具20から剥がれたりすることなく加工ができる。加工後、眼鏡用レンズ1に触れることなく保護層を除去できるため、眼鏡用レンズ1に傷等が付くことがない。
さらに、樹脂薄膜12および保護フィルム10の除去を、より容易にした保護層の形成方法について以下に述べる。
図4は、保持具20とアロイ11からなる自動搬送用冶具に、保護層を形成した眼鏡用レンズ1を取り付けた状態を示している。保持具20の構成およびアロイ11を充填して保持具20へ眼鏡用レンズ1を固着する方法は、実施例2において、図3を参照して説明した通りである。ここでは、実施例2との相違点である保護層の形成方法について、主に説明する。
眼鏡用レンズ1に、保護層として保護フィルム10および樹脂薄膜12を形成する方法は、最初に、既に説明したスピンコート法によって、眼鏡用レンズ1の被保持面5の上に保護液3を滴下した後、乾燥させて、被保持面5全面に樹脂薄膜12を形成する。続いて、樹脂薄膜12の上に、保護フィルム10を貼着する。貼着する位置は、リング状部21に対応する部分である。眼鏡用レンズ1がバランス良くリング状部21に載置されるように、保護フィルム10を樹脂薄膜12上の2箇所に、リング状部21の中心に対して対称に貼着する。つまり、眼鏡用レンズ1の被保持面5は、全体が樹脂薄膜12で覆われ、さらに、特に、傷などが付きやすいリング状部21との接点部分には、樹脂薄膜12に重ねて保護フィルム10が介在し、損傷などから保護されている。なお、保護フィルム10は、2箇所に貼着する方法だけでなく、複数箇所への貼着、あるいは、リング状部21の全周に沿うような環状の保護フィルム10であっても、同様な効果が得られる。
このように眼鏡用レンズ1に樹脂薄膜12、保護フィルム10の順で形成されている保護層は、眼鏡用レンズ1の研磨加工等の終了後、眼鏡用レンズ1を水に浸漬するなどして、樹脂薄膜12を溶解することによって、容易に剥離できる。樹脂薄膜12が溶解して剥離されると、樹脂薄膜12の上に貼着されている保護フィルム10も、同時に眼鏡用レンズ1から除去でき、保護フィルム10単体を剥離する工程は不要である。
以上、本発明の特徴をまとめると、実施例1に示した保護層の形成方法によれば、回転している眼鏡用レンズ1の被保持面5に、保護液3を滴下して、滴下後乾燥させて形成した樹脂薄膜4の保護層により、被保持面5へ傷等がつくことを防止できる。保護層は、水に浸漬するなどして、溶解除去可能であり、形成および除去が、共に容易なものである。
また、樹脂薄膜4の保護層を形成した眼鏡用レンズ1の被保持面5を、低融点合金の保持媒体7を用いて保持する眼鏡用レンズ1の保持方法によれば、被保持面5のほぼ全面と保持媒体7とが樹脂薄膜4を介して固着しており、被保持面5に加工圧等がかかっても、樹脂薄膜4は、加工圧等で変形することがなく被保持面5を保持し、被保持面5と保持媒体7とが剥離することがない。従って、眼鏡用レンズ1は、正確な形状に加工される。
この眼鏡用レンズ1の保持方法による研磨加工方法によれば、眼鏡用レンズ1は、研磨加工中の加工圧に対して、変形等を起こすことなく、また、保持媒体7から剥離することなく、所定の形状に研磨される。研磨加工後、水に浸漬、あるいは水を掛け流して、樹脂薄膜4を容易に除去できる。
次に、実施例2に示したように、眼鏡用レンズ1を、自動搬送に適した保持具20と低融点合金の保持媒体11とで保持する場合、保護層の形成方法は、眼鏡用レンズ1の被保持面5に、保護フィルム10と樹脂薄膜12とを形成する。最初に、保持具20によって傷等がつかないように、保持具20と対応する眼鏡用レンズ1の被保持面5へ、保護フィルム10を複数箇所あるいは環状に貼着する。次いで、保護フィルム10上を含めて被保持面5全体に樹脂薄膜12を形成する。
そして、保持具20と、保持具20で保持された被保持面5の樹脂薄膜12との間に、液化した低融点合金を流し込み、保持具20に樹脂薄膜12を介して被保持面5を固着する。この眼鏡用レンズ1の保持方法を用いて研磨加工等を行えば、所定の形状に眼鏡用レンズ1を加工でき、加工後、保護フィルム10を指等で剥がした後、樹脂薄膜12を水で溶解除去できる。なお、保護フィルム10を剥離する際に、被保持面5は樹脂薄膜12で覆われており傷等をつけることがない。
さらに、実施例3の保護層の形成方法によれば、被保持面5への保護フィルム10および樹脂薄膜12の形成順を、実施例2とは逆に、最初に樹脂薄膜12を形成し、次いで、保持具20と対応する樹脂薄膜12上に保護フィルム10を貼着する。この構成により、水によって樹脂薄膜12を溶解除去すると同時に、保護フィルム10も除去でき、保護層の除去がさらに容易となる。
本発明は、多様な加工用冶具に対応して、眼鏡用レンズ1を保護し、加工中の変形、傷等を確実に防ぐだけでなく、除去も容易な保護層を提供することができる。
本発明の実施例1に係る保護層の形成方法を示す概要図。 (a)加工用冶具に眼鏡用レンズを保持した状態を示す断面図。 (b)アロイによる保持媒体の形成方法を示す断面図。 本発明の実施例2に係る保護層の形成を示す断面図。 本発明の実施例3に係る保護層の形成を示す断面図。 眼鏡用レンズの研磨加工方法を示す概要図。 背景技術の眼鏡用レンズの保持方法を示す断面図。
符号の説明
1.眼鏡用レンズ 2.回転部 3.保護液 4.12.樹脂薄膜
5.被保持面 6.保持具 7、11.アロイ
8.加工用冶具 9.アロイ成形用リング 10.保護フィルム
20.保持具 40.研磨装置。

Claims (17)

  1. 保持媒体によって保持される眼鏡用レンズの被保持面への保護層の形成方法であって、
    前記被保持面を保護するため前記被保持面へ水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜を形成する工程と、
    塗布した前記樹脂薄膜を乾燥して前記保護層を得る工程と、
    を含むことを特徴とする保護層の形成方法。
  2. 請求項1記載の保護層の形成方法であって、
    前記流動体が、ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールと水とを含むことを特徴とする保護層の形成方法。
  3. 請求項2記載の保護層の形成方法であって、
    前記ポリ酢酸ビニルは、前記流動体中に1重量%以上50重量%以下含有されていることを特徴とする保護層の形成方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の保護層の形成方法を用いた前記眼鏡用レンズの保持方法であって、
    保持媒体によって前記保護層が形成された眼鏡用レンズを保持冶具へ固定する工程
    を含むことを特徴とする眼鏡用レンズの保持方法。
  5. 請求項4記載の眼鏡用レンズの保持方法を用いた眼鏡用レンズの研磨方法であって、
    前記保持媒体によって保持冶具へ固定された前記保護層が形成された眼鏡用レンズを研磨加工装置によって研磨加工する工程と、
    前記保持媒体から前記保護層が形成された眼鏡用レンズを取り外す工程と、
    前記保護層が形成された眼鏡用レンズの前記被保持面に形成した前記保護層を水で溶解して除去する工程と、
    を含むことを特徴とする眼鏡用レンズの研磨方法。
  6. 保持具と該保持具の内側に充填されている保持媒体とで保持される眼鏡用レンズの被保持面への保護層の形成方法であって、
    前記眼鏡用レンズが前記保持具と接するリング状部に対応する前記眼鏡用レンズの被保持面へ保護フィルムを貼着する工程と、
    前記被保持面および前記保護フィルムの上に水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜を形成する工程と、
    前記樹脂薄膜を乾燥する工程と、
    を含むことを特徴とする保護層の形成方法。
  7. 請求項6記載に記載される前記眼鏡用レンズの被保持面へ保護フィルムを貼着する工程において、前記保護フィルムが前記保持具のリング状部の全周に沿うような環状形状であることを特徴とする保護層の形成方法。
  8. 請求項6記載に記載される前記眼鏡用レンズの被保持面へ保護フィルムを貼着する工程において、前記保持具のリング状部の全周上に対応する前期眼鏡用レンズの被保持面上の少なくとも2箇所以上に前記保護フィルムを貼着し、且つ前記保護フィルム間が互いに均一な距離を空けて貼着されることを特徴とする保護層の形成方法。
  9. 請求項6乃至8記載の保護層の形成方法であって、
    前記流動体が、ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールと水とを含むことを特徴とする保護層の形成方法。
  10. 請求項9記載の保護層の形成方法であって、
    前記ポリ酢酸ビニルは、前記流動体中に1重量%以上50重量%以下含有されていることを特徴とする保護層の形成方法。
  11. 請求項6〜10のいずれか一項に記載の保護層の形成方法を用いた眼鏡用レンズの保持方法であって、
    前記保持具で前記樹脂薄膜および前記保護フィルムを介して前記被保持面を加工用冶具へ固定する工程、
    を含むことを特徴とする眼鏡用レンズの保持方法。
  12. 請求項11に記載の眼鏡用レンズの保持方法を用いた眼鏡用レンズの研磨方法であって、
    前記保持媒体によって保持冶具へ固定された前記保護層が形成された眼鏡用レンズを研磨加工装置によって研磨加工する工程と、
    前記保持具および前記保持媒体から前記眼鏡用レンズを取り外す工程と、
    前記眼鏡用レンズから前記保護フィルムを剥がす工程と、
    前記樹脂薄膜を水で溶解して除去する工程と、
    を含むことを特徴とする眼鏡用レンズの研磨方法。
  13. 保持具と該保持具の内側に充填されている保持媒体とで保持される眼鏡用レンズの被保持面への保護層の形成方法であって、
    前記被保持面に水溶性の樹脂を含む流動体を塗布して樹脂薄膜を形成する工程と、
    前記樹脂薄膜を乾燥する工程と、
    前記保持媒体の外周部に対応する前記樹脂薄膜が形成された眼鏡用レンズの被保持面の部分に保護フィルムを貼着する工程と、
    を含むことを特徴とする保護層の形成方法。
  14. 請求項13記載の保護層の形成方法であって、
    前記流動体が、ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールと水とを含むことを特徴とする保護層の形成方法。
  15. 請求項14記載の保護層の形成方法であって、
    前記ポリ酢酸ビニルは、前記流動体中に1重量%以上50重量%以下含有されていることを特徴とする保護層の形成方法。
  16. 請求項13〜15のいずれか一項に記載の保護層の形成方法を用いた眼鏡用レンズの保持方法であって、
    前記保持具で前記保護フィルムおよび前記樹脂薄膜を介して前記被保持面を加工用冶具へ固定する工程、
    を含むことを特徴とする眼鏡用レンズの保持方法。
  17. 請求項16に記載の眼鏡用レンズの保持方法を用いた眼鏡用レンズの研磨方法であって、
    前記保持媒体によって保持冶具へ固定された前記保護層が形成された眼鏡用レンズを研磨加工装置によって研磨加工する工程と、
    前記保持具および前記保持媒体から前記眼鏡用レンズを取り外す工程と、
    前記樹脂薄膜を水で溶解して前記保護フィルムと共に除去する工程と、
    を含むことを特徴とする眼鏡用レンズの研磨方法。
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