JP2004201815A - 浴室監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴者の動きの誤検知を低減することができる浴室監視装置を提供する。
【解決手段】画像の経時変化の状態により入浴者の動きを検出する動きセンサ3と、入浴者の動きが所定時間停止したときに異常を検知して警報を発する異常検知手段19とを有する浴室監視装置であって、浴室内の物体の画像の経時変化の状態である変動パターンを記憶した変動パターン記憶手段13と、動きセンサ3により検出される画像の経時変化の状態と、変動パターン記憶手段13に記憶されている変動パターンとが一致しているか否かを判別する変動パターン検出手段15と、検出された変動パターンを前記画像の経時変化の状態から除去する変動パターン除去手段18とを設け、異常検知手段19は、変動パターン除去手段18により変動パターンが除去された画像の経時変化の状態に基づいて、入浴者の動きが停止したか否かを判別する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴者の動きの誤検知を低減できる浴室監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室での入浴者の異常を検出するために、画像処理や赤外線検知により人体を検出する人体センサを設けて、浴室内の入浴者の動きを監視する装置が知られている。従来の浴室監視装置は、人体センサにより浴室内を監視し、一定時間継続して入浴者の動きがなかった場合には、入浴者が寝ているかまたは倒れたと判断し、まず浴室用リモコンで警報音あるいは音声により注意を喚起し、入浴者の動きが所定時間無い場合には、台所用リモコンで警報音あるいは音声により異常が生じたことを家人に報知する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−150447号公報 (第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、浴室内では、入浴者の動きの他に、浴槽への足し湯、シャワー、湯気などの動きがあり、また、例えばジェットバスの使用中にはジェットバスの気泡の動きがある。しかしながら、上記特許文献1に開示された浴室監視装置は、これらの動きと入浴者の動きとを区別することができず、それが原因となって、入浴者が実際には動いていなくても、動いているものとして誤検知するという不具合がある。
【0005】
本発明はかかる背景に鑑み、入浴者の動きの誤検知を低減することができる浴室監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明の浴室監視装置の第1の態様は、画像の経時変化の状態により入浴者の動きを検出する動きセンサと、入浴者の動きが所定時間停止したときに異常を検知して警報を発する異常検知手段とを有する浴室監視装置であって、浴室内の物体の画像の経時変化の状態である変動パターンを記憶した変動パターン記憶手段と、前記動きセンサにより検出される画像の経時変化の状態と、前記変動パターン記憶手段に記憶されている変動パターンとが一致しているか否かを判別する変動パターン検出手段と、検出された変動パターンを前記画像の経時変化の状態から除去する変動パターン除去手段とを設け、前記異常検知手段は、変動パターン除去手段により変動パターンが除去された画像の経時変化の状態に基づいて、入浴者の動きが停止したか否かを判別することを特徴とする。
【0007】
かかる本発明によれば、変動パターン記憶手段は、浴室内の物体の画像の経時変化の状態である変動パターンを記憶している。浴室内の物体には、例えば、浴槽への足し湯、シャワーなどの湯水や湯気などを含む。そして、変動パターン検出手段は、動きセンサの画像の経時変化の状態と物体の変動パターンとを比較し、一致している変動パターンを検出する。この検出された変動パターンは、変動パターン除去手段により除去される。そして、異常検知手段は、物体の変動パターンが除去された画像により、入浴者の動きが停止したか否かを判別する。従って、入浴者の実際の動きに合わせた正確な検知を行うことができる。
【0008】
また、前記の目的を達成するために、本発明の浴室監視装置の第2の態様は、画像の経時変化の状態により入浴者の動きを検出する動きセンサと、入浴者の動きが所定時間停止したときに異常を検知して警報を発する異常検知手段とを有する浴室監視装置であって、浴室内の音を検出する音センサと、浴室内の物体の音パターンを記憶した音パターン記憶手段と、前記音センサにより検出される音と、前記音パターン記憶手段に記憶されている音パターンとが一致しているか否かを判別する音パターン検出手段とを設け、前記異常検知手段は、動きセンサにより入浴者の動きが検出されないとき又は音パターン検出手段により一致していると判別されたときに、入浴者の動きが停止したと判別することを特徴とする。
【0009】
かかる本発明によれば、浴室内の物体の音パターンを記憶した音パターン記憶手段を備える。音パターンとしては、例えば、シャワー音、ジェットバス音、赤ん坊の声などであり、入浴者が正常な状態で発する音と異なる蓋然性の高いものと考えられるような音が好ましい。音パターン検出手段は、音センサにより検出される音と、音パターン記憶手段に記憶されている音パターンとが一致しているか否かを判別する。一致しているときには、異常検知手段により入浴者の動きが停止したと判別される。従って、画像により入浴者の動きがあると判別された場合であっても予め記憶された音パターンが検出されるときには、異常を検知する態勢を整えることができるので、入浴者の動きがあると誤検知することを防止できる。
【0010】
また、本発明の浴室監視装置の第1の態様は、さらに、浴室内の音を検出する音センサと、浴室内の物体の音パターンを記憶した音パターン記憶手段と、前記音センサにより検出される音と、前記音パターン記憶手段に記憶されている音パターンとが一致しているか否かを判別する音パターン検出手段とを設け、前記異常検知手段は、動きセンサにより入浴者の動きが検出されないとき又は音パターン検出手段により一致していると判別されたときに、入浴者の動きが停止したと判別するように構成することが好ましい。
【0011】
かかる本発明によれば、異常検知手段は、音センサにより検出される音と音パターン記憶手段に記憶されている音パターンとが一致しているときには、入浴者の動きが停止したと判別する。また、音センサにより検出される音と音パターンとが一致していないときには、物体の変動パターンが除去された画像により、入浴者の動きが停止したか否かを判別する。従って、浴室内の音と、入浴者の動きとに合わせた正確な検知を行うことができ、誤検知を防止すると共に安全性を高めることができる。
【0012】
また、本発明の浴室監視装置の第1の態様において、変動パターン検出手段は、前記動きセンサの検知する画像領域の一部の領域にある特有な画像の経時変化の状態に着目して、前記変動パターン記憶手段に記憶されている変動パターンを検出することが好ましい。
【0013】
本願発明者の得た知見によれば、浴室の中で入浴者以外に動く物体は、浴室の構造や設備に係り所定の領域内で動く。かかる本発明によれば、変動パターン検出手段は、動きセンサの検知する全画像領域ではなく、その一部の領域にある特有な画像の経時変化の状態に着目するので、変動パターンを検出しやすくなり、また、演算処理に要する時間を短縮することができる。
【0014】
また、本発明の浴室監視装置の第1の態様は、前記動きセンサの検知する画像領域の一部の領域が複数設けられ、そのそれぞれの領域に特有な画像の経時変化の状態が存在し、前記変動パターン検出手段は、領域ごとに前記変動パターン記憶手段に記憶されている変動パターンを検出することが好ましい。
【0015】
かかる本発明によれば、前記動きセンサの検知する画像領域の一部の領域ごとに、入浴者の動きと異なる特有な画像の経時変化の状態を予め変動パターン記憶手段に記憶しておく。変動パターン検出手段により検出された変動パターンは、それぞれ変動パターン除去手段により除去されるので、入浴者の動きが停止しているか否かを正確に判別することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本発明の第1の実施形態を図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態の浴室監視装置の構成図である。図1を参照して、浴室監視装置1は、コントロールユニット2と、該コントロールユニット2に信号線でそれぞれ接続された動きセンサ3と、浴室ユニット5と、キッチンユニット6とを備える。
【0017】
コントロールユニット2は、後述するように、浴室を監視して異常を検知した場合に警報を発する処理を行う。動きセンサ3は、例えば、人工網膜LSIを利用し、時間の異なる2つの画像の差分をとることで物体の動きを検出する撮像装置から構成され、浴室の壁面上部に配設される。なお、赤外線センサやCCDカメラを利用するようにしてもよい。浴室ユニット5は、浴室の壁面に配設されて、スピーカ7から警報を発する。キッチンユニット6は、キッチンの壁面に配設され、スピーカ8から警報を発する。なお、ダイニングルームやリビングルームに配設してもよい。
【0018】
コントロールユニット2は、I/Oユニット9と、記憶装置10と、制御装置11を備える。記憶装置10は、ROM、RAM、EEPROM等により構成され、主記憶部12と、変動パターン記憶部13とを備える。主記憶部12は、各種データや、後述する制御装置11が行う処理に必要なプログラム等を記憶保持する。変動パターン記憶部13は、本発明の変動パターン記憶手段に相当し、後述のように浴室内の物体の変動パターンをエリア別に記憶する。
【0019】
制御装置11は、マイクロプロセッサ等により構成され、機能的に、パターン設定部14と、変動パターン検出処理部15と、マスク処理部18と、異常検知制御部19とを備える。パターン設定部14は、浴室内の物体の動きを変動パターン記憶部13に設定する。
【0020】
変動パターン検出処理部15は、本発明の変動パターン検出手段に相当し、変動パターン記憶部13に記憶された変動パターンと、動きセンサ3の捉える画像の経時変化の状態とを比較し、変動パターンを検出する処理を行う。マスク処理部18は、本発明の変動パターン除去手段に相当し、変動パターン検出処理部15により変動パターンが検出されたときに、検出された変動パターンを、動きセンサ3の検出する画像の経時変化の状態から除去する処理(マスク処理)を行う。
【0021】
異常検知制御部19は、本発明の異常検知手段に相当し、マスク処理部18の出力データに基づいて入浴者の動きが停止したか否かを判別する。そして、入浴者の動きが停止したと判別したときに所定時間T1(例えば、10分間)の計時を開始し、計時中に入浴者が動いたと判別したときには計時をキャンセルする。また、異常検知制御部19は、所定時間T1の計時が終了したとき(異常を検知したとき)に浴室に警報を発する制御を行う。引き続き、入浴者の動きが停止していると判別したときには、警報を発する制御を所定の時間間隔T2(例えば1分間)で所定回数X(例えば3回)繰り返した後、キッチンユニット6のスピーカ8から警報を出力する処理を行う。
【0022】
次に、浴室内の物体の変動パターンの例を図2〜図5を参照して説明する。図2は、動きセンサ3の検知領域20を示す図であり、図3〜図5は、それぞれ図2の拡大図である。図2を参照して、この浴室は、ジェットバス(浴槽)21と、シャワー22と、窓23と、カーテン24と、ミストサウナ装置25を備える。
【0023】
動きセンサ3の検知領域20には、例えば、物体の変動が生じやすい5つのエリアA〜Eが設けられている。すなわち、ジェットバス21の上面(エリアA)、ジェットバス21の側面(エリアB)、シャワー22およびミストサウナ装置25周辺(エリアC)、窓23周辺(エリアD)、中心部(エリアE)である。
【0024】
上記エリアA〜E毎に、コントロールユニット2の記憶装置10の変動パターン記憶部13には、以下の8つの変動パターンが登録されている。エリアAにおいて、図3示の矢印36の方向の直線的な動き(パターン1)と、矢印37で示される回転動作(パターン2)。エリアBにおいて、図3示の矢印38の方向の直線的な動き(パターン3)。エリアCにおいて、図4示の矢印39の方向の動き(パターン4)と、矢印40の方向の曲線的な動き(パターン5)。エリアDにおいて、図5示の矢印41の方向の動き(パターン6)と照度の急激な変化(パターン7)。図2示のエリアEにおけるランダムな動き(パターン8)。
【0025】
次に、第1の実施形態の浴室監視装置1の具体的な動作を説明する。入浴者が浴室に入室すると、動きセンサ3は入浴者の動きを検知する動作を始める。動きセンサ3は動作を開始すると、所定期間内に捉えた2枚の画像の変化を示すデータをコントロールユニット2の制御装置11の変動パターン検出処理部15とマスク処理部18とに所定のタイミングで出力し続ける。
【0026】
変動パターン検出処理部15は、動きセンサ3の出力データと、変動パターン記憶部13に記憶された変動パターンとをエリアA〜Eについて順次比較する。そして、変動パターンを検出したときに、どのエリアでどんな変動パターンが検出されたのかを示す検出情報をマスク処理部18に供給する。例えば、エリアAにおいてのみ、図3示の矢印36の方向の直線的な動き(パターン1)を検出したときには、ジェットバスの気泡の流れがあるということである。変動パターン検出処理部15によりパターン1が検出されたときに、マスク処理部18は動きセンサ3の出力データからパターン1を除去する処理を行う。すなわち、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、ジェットバス21の水面の画像がマスク処理される。このマスク処理された画像データが変動パターン検出処理部15から異常検知制御部19に出力される。
【0027】
異常検知制御部19は、マスク処理されたデータに基づいて入浴者の動きが停止したか否かを判別する。そして、入浴者の動きが停止したときに、所定時間T1(例えば、10分間)の計時が開始される。以降の動作を異常検知動作と呼ぶ。
【0028】
異常検知動作中に、入浴者が動くと、動きセンサ3は入浴者の動きを検出し、所定時間T1の計時がキャンセルされる。一方、入浴者が動かずにいると、入浴者が動きを停止してから所定時間T1後に異常が検知されて、浴室ユニット5のスピーカ7から警報(ブザーまたは音声)が出力される。引き続き、入浴者の動きが停止しているときには、警報を発してから時間間隔T2(例えば1分間)で所定回数X(例えば3回)浴室への警報が繰り返された後、キッチンユニット6のスピーカ8から警報が鳴る。
【0029】
上記実施例では、変動パターン検出処理部15は、パターン1を検出し、マスク処理部18は、ジェットバスの水面の画像をマスク処理するものとしたが、これ以外に、パターン2からパターン8の変動パターンを検出した場合には、以下の(1)〜(7)のようにマスク処理部18によってマスク処理される。
【0030】
(1)変動パターン検出処理部15が、エリアAにおいて、図3示の矢印37で示される回転動作(パターン2)を検出したときには、浴槽21の水面に、例えば、子供のおもちゃ、柚子、菖蒲などが浮いているということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、ジェットバス21の水面の画像がマスク処理される。
【0031】
(2)変動パターン検出処理部15が、エリアBにおいて、図3示の矢印38の方向の直線的な動き(パターン3)を検出したときには、浴槽21の足し湯があふれ出ているということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、ジェットバス21の側面の画像がマスク処理される。
【0032】
(3)変動パターン検出処理部15が、エリアCにおいて、図4示の矢印39の方向の動き(パターン4)を検出したときには、シャワーの飛沫が撥ねている状態であるということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、洗い場床面におけるシャワーの飛沫の画像がマスク処理される。
【0033】
(4)変動パターン検出処理部15が、エリアCにおいて、図4示の矢印40の方向の曲線的な動き(パターン5)を検出したときには、ミストサウナ装置25からミストが噴出しているということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、ミストサウナ装置25の上方の画像がマスク処理される。
【0034】
(5)変動パターン検出処理部15が、エリアDにおいて、図5示の矢印41の方向の動き(パターン6)を検出したときには、風でカーテン24が揺れているということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、カーテン24周辺の画像がマスク処理される。
【0035】
(6)変動パターン検出処理部15が、エリアDにおいて、照度の急激な変化(パターン7)を検出したときには、窓23に映った木漏れ日などの日光の変動があるということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、窓23の画像がマスク処理される。
【0036】
(7)変動パターン検出処理部15が、エリアEにおけるランダムな動き(パターン8)を検出したときには、湯気の動きがあるということである。この場合には、動きセンサ3の検出する浴室内の画像において、エリアEの画像がマスク処理される。
【0037】
上記パターン1〜パターン8は、浴室内の各事象について単独のマスク処理を行うものとして説明したが、複数の変動パターンが検出されたときには、複合したマスク処理が行われる。
【0038】
本実施形態によれば、動きセンサの検知領域の画像データから入浴者以外の物体の動きを除去した画像の経時変化の状態に基づいて入浴者の動きが停止したか否かが判別されるので、入浴者の動きを正確に検出することができる。
【0039】
なお、本実施形態では、動きセンサ3の検知領域20の一部に、物体の変動が生じやすいエリア(領域)を複数設けたが、浴室の構造や付属物の有無により、エリアの数を1つだけ設けるようにしてもよい。この場合には、エリアを複数設けたときに比べて短時間で変動パターンの有無を確認できる。また、変動パターン検出処理部15は、動きセンサ3の検知領域20全体について、物体の変動が有るか否か確認するように構成してもよい。この場合には、例えば浴室のいたる所で発生する湯気の動きを検出し、その動きを除去することができる。
【0040】
(第2の実施形態)図6は、第2の実施形態の浴室監視装置の構成図である。この浴室監視装置21は、浴室内の音を検出する機能を有し、音センサ22と、音パターン記憶部23と、音パターン検出処理部25とを備える点を除いて、第1の実施形態と同様な構成である。従って、第1の実施形態と同一の構成には同一の参照番号を付与し説明を省略する。
【0041】
音センサ22は、例えば、マイクロホンであり、コントロールユニット2に信号線を介して接続されると共に、浴室壁面に配設されている。なお、浴室ユニット5と一体的に構成してもよい。音パターン記憶部23は、本発明の音パターン記憶手段に相当し、コントロールユニット2の記憶装置10に備えられ、物体の音パターンを記憶している。例えば、物体の音パターンとしてシャワー音(パターン11)、ジェットバス音(パターン12)、赤ん坊の泣き声(パターン13)、およびペットの鳴き声(パターン14)が記憶されている。
【0042】
音パターン検出処理部25は、本発明の音パターン検出手段に相当し、コントロールユニット2の制御装置11に備えられる。そして、音センサ22に入力する音と、音パターン記憶部23に記憶された音パターンが一致するか否かを判別する。両者が一致しないときにはLレベルの制御信号S1を異常検知制御部19に供給し、一致したときにはHレベルの制御信号S2を異常検知制御部19に供給するものとする。
【0043】
パターン設定部14は、浴室内の物体の音を音パターン記憶部23に設定する。異常検知制御部19は、音パターン検出処理部25からLレベルの制御信号S1が供給されたときには、マスク処理部18の出力データに基づいて、入浴者の動きが停止しているか否かを判別する。また、音パターン検出処理部25からHレベルの制御信号S2が供給されたときには、入浴者の動きが停止しているものと判別する。
【0044】
上記構成の浴室監視装置21は、以下のように動作する。入浴者が浴室に入室すると、動きセンサ3が入浴者の動きを検知する動作を始めると共に、音センサ22に浴室内の音が入力され始める。動きセンサ3は動作を開始すると、所定期間内に捉えた2枚の画像の変化を示すデータをコントロールユニット2の制御装置11の変動パターン検出処理部15とマスク処理部18とに所定のタイミングで出力し続ける。また、音パターン検出処理部24は、音センサ22に入力する音と、音パターン記憶部23に設定された音パターンとを比較し続ける。
【0045】
音パターン検出処理部24は、パターン11〜パターン14の音パターンが検出できないときには、Lレベルの制御信号S1を異常検知制御部19に供給する。このとき、異常検知制御部19は、第1の実施形態と同様にして、マスク処理部18の出力データに基づいて入浴者の動きが停止しているか否かを判別する。そして、入浴者の動きが停止したときに所定時間T1(例えば、10分間)の計時が開始される。以下第1の実施形態と同一の異常検知動作を行う。
【0046】
一方、音パターン検出処理部24がパターン11〜パターン14のうちのいずれかを検出したときには、以下のように動作する。例えば、シャワー音(パターン11)が検出されたとすると、音パターン検出処理部24は、Hレベルの制御信号S2を異常検知制御部19に供給する。このとき、異常検知制御部19は、入浴者の動きが停止しているものと判別する。そして、所定時間T1(例えば10分間)の計時が開始される。以下第1の実施形態と同一の異常検知動作を行う。
【0047】
以上説明したように、入浴者が入浴中に、例えばシャワー音やジェットバス音しか検出されないときには、入浴者が寝ているか倒れている蓋然性が高いと考えられるが、このような場合に本第2の実施形態の浴室監視装置21は、予め設定されたシャワー音やジェットバス音の音パターンを検出することにより入浴者の動きが停止したものと判別し、異常検知動作を行うことができる。また、従来、赤ん坊やペットを連れて入浴している入浴者が倒れてしまったときに、動きセンサ3により赤ん坊やペットの動きが検出されると浴室内の異常を検知することが困難であった。しかしながら、このような場合であっても、本第2の実施形態によれば、予め設定された赤ん坊やペットの音パターンを検出することにより、入浴者の動きが停止したものと判別し、異常検知動作を行うことができる。従って、入浴者が実際には動いていないのに動いていると誤検知することを低減することができる。
【0048】
尚、本発明の浴室監視装置は、上記第2の実施形態のコントロールユニット1において、変動パターン記憶部13、変動パターン検出処理部15、およびマスク処理部18を取り除いた構成として、動きセンサ3により入浴者の動きが検出されないとき又は設定された音パターンを検出したときに、異常検知制御部19が入浴者の動きが停止したものと判別するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の浴室監視装置の構成図。
【図2】動きセンサの検知領域を示す図。
【図3】図2のエリアAおよびBの拡大図。
【図4】図2のエリアCの拡大図。
【図5】図2のエリアDの拡大図。
【図6】第2の実施形態の浴室監視装置の構成図。
【符号の説明】
1,21・・・浴室監視装置、2・・・コントロールユニット、3・・・動きセンサ、5・・・浴室ユニット、6・・・キッチンユニット、7,8・・・スピーカ、9・・・I/Oユニット、10・・・記憶装置、11・・・制御装置、12・・・主記憶部、13・・・変動パターン記憶部、14・・・パターン設定部、15・・・変動パターン検出処理部、18・・・マスク処理部、19・・・異常検知制御部、20・・・検知領域、22・・・音センサ、23・・・音パターン記憶部、25・・・音パターン検出処理部。

Claims (5)

  1. 画像の経時変化の状態により入浴者の動きを検出する動きセンサと、入浴者の動きが所定時間停止したときに異常を検知して警報を発する異常検知手段とを有する浴室監視装置であって、
    浴室内の物体の画像の経時変化の状態である変動パターンを記憶した変動パターン記憶手段と、
    前記動きセンサにより検出される画像の経時変化の状態と、前記変動パターン記憶手段に記憶されている変動パターンとが一致しているか否かを判別する変動パターン検出手段と、
    検出された変動パターンを前記画像の経時変化の状態から除去する変動パターン除去手段とを設け、
    前記異常検知手段は、変動パターン除去手段により変動パターンが除去された画像の経時変化の状態に基づいて、入浴者の動きが停止したか否かを判別することを特徴とする浴室監視装置。
  2. 画像の経時変化の状態により入浴者の動きを検出する動きセンサと、入浴者の動きが所定時間停止したときに異常を検知して警報を発する異常検知手段とを有する浴室監視装置であって、
    浴室内の音を検出する音センサと、
    浴室内の物体の音パターンを記憶した音パターン記憶手段と、
    前記音センサにより検出される音と、前記音パターン記憶手段に記憶されている音パターンとが一致しているか否かを判別する音パターン検出手段とを設け、
    前記異常検知手段は、動きセンサにより入浴者の動きが検出されないとき又は音パターン検出手段により一致していると判別されたときに、入浴者の動きが停止したと判別することを特徴とする浴室監視装置。
  3. 浴室内の音を検出する音センサと、
    浴室内の物体の音パターンを記憶した音パターン記憶手段と、
    前記音センサにより検出される音と、前記音パターン記憶手段に記憶されている音パターンとが一致しているか否かを判別する音パターン検出手段とを設け、
    前記異常検知手段は、動きセンサにより入浴者の動きが検出されないとき又は音パターン検出手段により一致していると判別されたときに、入浴者の動きが停止したと判別することを特徴とする請求項1に記載の浴室監視装置。
  4. 前記変動パターン検出手段は、前記動きセンサの検知する画像領域の一部の領域にある特有な画像の経時変化の状態に着目して、前記変動パターン記憶手段に記憶されている変動パターンを検出することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の浴室監視装置。
  5. 前記動きセンサの検知する画像領域の一部の領域が複数設けられ、そのそれぞれの領域に特有な画像の経時変化の状態が存在し、前記変動パターン検出手段は、領域ごとに前記変動パターン記憶手段に記憶されている変動パターンを検出することを特徴とする請求項4に記載の浴室監視装置。
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