JP2004198835A - プレゼンテーション用システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】説明用原稿を投影することなくモニタで確認できるプレゼンテーション用システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】プレゼンテーション用システム1はパソコン10と液晶プロジェクタ12からなる。パソコン10はメイン液晶ディスプレイ15及びサブ液晶ディスプレイ20を備えている。プレゼンテーション用ソフトウエアを起動すると、ハードディスク26から投影用画像データ及び文書データが読み出される。投影用画像データは、メインモニタ表示用メモリ28に送られ、メイン液晶ディスプレイ15に投影用画像が表示されるとともに、I/O30を介して表示用メモリ32に送られ、液晶ディスプレイ33に投影用画像が表示され、スクリーン18に投影用画像が投影される。文書データは、サブモニタ表示用メモリ29に送られ、説明用原稿がサブ液晶ディスプレイ20に表示される。
【選択図】 図2
【解決手段】プレゼンテーション用システム1はパソコン10と液晶プロジェクタ12からなる。パソコン10はメイン液晶ディスプレイ15及びサブ液晶ディスプレイ20を備えている。プレゼンテーション用ソフトウエアを起動すると、ハードディスク26から投影用画像データ及び文書データが読み出される。投影用画像データは、メインモニタ表示用メモリ28に送られ、メイン液晶ディスプレイ15に投影用画像が表示されるとともに、I/O30を介して表示用メモリ32に送られ、液晶ディスプレイ33に投影用画像が表示され、スクリーン18に投影用画像が投影される。文書データは、サブモニタ表示用メモリ29に送られ、説明用原稿がサブ液晶ディスプレイ20に表示される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータとプロジェクタからなるプレゼンテーション用システム及びプログラムに関し、更に詳しくは説明用原稿を投影することなくモニタで確認できるプレゼンテーション用システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレゼンテーション用システムとしては、パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)と、これに電気的に接続される液晶プロジェクタとからなり、パソコンのモニタに表示される画面をそのまま液晶プロジェクタによってスクリーンに拡大投影してプレゼンテーションを行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。このプレゼンテーション用システムでは、パソコンを操作してモニタの画面表示を切り換えると、液晶プロジェクタによってスクリーンに投影される画像(以下投影用画像という)も切り換わる。発表者は、投影用画像を見ながら、それに付随した説明を口頭で行う。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−207122号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなプレゼンテーション用システムでは、パソコンのモニタの画面全体が液晶プロジェクタで投影されるため、パソコンで予め作成しておいた説明用の原稿を投影用画像と一緒にモニタに表示すると、原稿まで投影されてしまう。このため、説明用原稿を参照しながらプレゼンテーションを行いたい発表者は、紙の原稿を手に持って説明を行うことになるが、紙の原稿を準備しておく必要がある、原稿を手に持って発表を行うと目立つ、投影用画像を切り換えながら原稿のページをめくらなければならず煩雑である、発表会場が暗くて原稿が読みづらいなど、不都合な点が多い。
【0005】
本発明は、説明用原稿を投影することなくモニタで確認できるプレゼンテーション用システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のプレゼンテーション用システムは、パーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに電気的に接続され、前記パーソナルコンピュータのモニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するプロジェクタとからなるプレゼンテーション用システムにおいて、前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像を表示する第1モニタと、前記投影用画像に関連する説明用原稿を表示する第2モニタとを備え、前記プロジェクタは、前記第1モニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するものである。
【0007】
また、前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データとを記憶する記憶手段と、この記憶手段から読み出された画像データに基づいて投影用画像を第1モニタに表示する第1表示手段と、前記記憶手段から読み出された文書データに基づいて説明用原稿を第2モニタに表示する第2表示手段と、前記記憶手段から読み出された画像データをプロジェクタに出力する出力手段とを備えたものである。
【0008】
また、パーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに電気的に接続され、前記パーソナルコンピュータのモニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するプロジェクタとからなるプレゼンテーション用システムにおいて、前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像の画像データとこれに関連する説明用原稿の文書データとを記憶する記憶手段と、この記憶手段から読み出された画像データと文書データに基づいて投影用画像とこれに関連する説明用原稿の両方をモニタに表示する表示手段と、前記記憶手段から読み出された画像データのみをプロジェクタに出力する出力手段とを備えたものである。
【0009】
また、本発明のプレゼンテーション用プログラムは、記憶手段から投影用画像の画像データとこれに関連する説明用原稿の文書データとを読み出してモニタの表示手段に送ることにより投影用画像と説明用原稿の両方をモニタに同時に表示する表示ステップと、前記投影用画像の画像データを記憶手段から読み出してプロジェクタに出力する出力ステップとをパーソナルコンピュータに実行させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を示す図1において、プレゼンテーション用システム1は、ノート型のパソコン10と、これにケーブル11で電気的に接続された液晶プロジェクタ12とからなり、パソコン10のメイン液晶ディスプレイ15の画面全体に表示された投影用画像16が液晶プロジェクタ12からスクリーン18上に投影される。
【0011】
パソコン10は、メイン液晶ディスプレイ15の他に、パームレスト10aの一部に、メイン液晶ディスプレイ15より小さいサブ液晶ディスプレイ20を備えている。このサブ液晶ディスプレイ20には、スピーチ用の説明用原稿22が表示される。なお、メイン液晶ディスプレイ15の表示解像度は1024×768ピクセルであり、サブ液晶ディスプレイ20の表示解像度は512×300ピクセルである。また、パームレスト10aの中央部には、指で擦ることによってメイン液晶ディスプレイ15上のポインタを移動させる周知のトラックパッド23が設けられ、その奥にはキーボード24が設けられている。
【0012】
パソコン10と液晶プロジェクタ12の電気的構成を示す図2において、パソコン10の全ての動作はCPU25によって制御される。CPU25には、前記トラックパッド23,キーボード24の他、ハードディスク(HD)26,ワークメモリ27,メインモニタ表示用メモリ28,サブモニタ表示用メモリ29,出力手段であるI/O30が接続されている。また、液晶プロジェクタ12には、表示用メモリ32,透過型の液晶ディスプレイ33が内蔵されている。
【0013】
図3に示すように、記憶手段であるハードディスク26のルートディレクトリ35には、プログラムフォルダ36とデータフォルダ37が設けられている。プログラムフォルダ36には、プレゼンテーション用プログラムを格納するプレゼンテーション用プログラムフォルダ38が設けられている。
【0014】
データフォルダ37には、プレゼンテーションにおける提示順に番号が付けられたn個のNo.1フォルダ〜No.nフォルダが設けられている。No.1フォルダには、投影用画像16の画像データである投影用画像データ41と、説明用原稿のテキストデータである文書データ42とが収納されている。周知のように、投影用画像データ41は、R,G,Bの画像データからなり、文書データ42は文字コードからなる。また、他のNo.2フォルダ〜No.nフォルダにも同様に投影用画像データと文書データとが収納されている。
【0015】
投影用画像データ41及び文書データ42は、プレゼンテーション用プログラムによって作成される。プレゼンテーション用プログラムは、作成モードとプレゼンテーションモードを有するから、作成モードに切り換える。投影用画像データ41は、プレゼンテーション用プログラムの作業ウィンドウに一覧表示されるデザインテンプレートから好みのものを選択し、必要に応じてパソコン10に接続されたスキャナー等から写真やイラストや図表等を取り込んだり、デジタルカメラの画像データを取り込んだり、またキャラクタを動かす等の簡単なアニメーションを組み込んだりした後、レイアウトや色付け等を行って完成される。
【0016】
投影用画像データ41の画素数は、液晶プロジェクタ12の液晶ディスプレイ33の画素数と同じか、それ以上とする。液晶ディスプレイ33は、それぞれ1024×768ピクセルの液晶ディスプレイを3枚(R,G,B)重ねたものであるから、投影用画像データ41の画素数を1024×768ピクセル、もしくは1600×1200ピクセルとする。これにより、投影用画像16を投影する際に、投影用画像データ41を補間処理する必要がなくなる。
【0017】
前記文書データ42は、プレゼンテーション用プログラムに付属の専用エディタを用いて作成される。なお、文書データ42は、別のワープロソフトで作成した後、プレゼンテーション用プログラムが取り扱えるデータ形式(本実施形態ではテキストデータ)に変換して取り込むようにしてもよい。
【0018】
ワークメモリ27は、CPU25がプログラムを実行する際の作業用メモリとして使用される。また、メインモニタ表示用メモリ28は、メイン液晶ディスプレイ15に投影用画像16を表示するためのVRAMであり、グラフィックスボード(図示せず)に実装されている。メインモニタ表示用メモリ28は、前記グラフィックスボードに実装されているグラフィックス制御チップ(図示せず)によって制御される。
【0019】
メインモニタ表示用メモリ28にはI/O30が接続されており、このI/O30にケーブル11を介して液晶プロジェクタ12の表示用メモリ32が接続される。I/Oは、R,G,Bの画像データをプロジェクタ12の表示用メモリ32に出力する。なお、表示用メモリ32もグラフィックス制御チップによって制御されるVRAMである。
【0020】
また、サブモニタ表示用メモリ29は、サブ液晶ディスプレイ20に説明用原稿22を表示するためのVRAMであり、グラフィックスボードに実装され、同グラフィックスボードに実装されているグラフィックス制御チップによって制御される。
【0021】
このように構成されたプレゼンテーション用システム1を使用するには、まず、発表会場にパソコン10と液晶プロジェクタ12を設置し、これらの間をケーブル11で接続する。なお、ケーブル11の長さ等によってパソコン10と液晶プロジェクタ12の設置位置が制約を受けるが、ケーブル11の代わりにワイヤレス機器(無線LAN等)を用いれば、自由な設置を行うことができる。
【0022】
パソコン10及び液晶プロジェクタ12に電源を投入し、パソコン10を操作してプレゼンテーション用プログラムを起動すると、デフォルトでプレゼンテーションモードになり、ハードディスク26からNo.1フォルダ内の投影用画像データ41及び文書データ42が読み出される。図4に示すように、投影用画像データ41は、メインモニタ表示用メモリ28に送られ、投影用画像16がメイン液晶ディスプレイ15に表示される。なお、図面中のiは1からnまでの任意の自然数である。
【0023】
また、投影用画像データ41は、メインモニタ表示用メモリ28から更にI/O30及びケーブル11を介して表示用メモリ32に送られ、液晶ディスプレイ33に投影用画像16が表示される。液晶ディスプレイ33の後方には超高圧水銀ランプ等の高輝度ランプが配置され、ここから放出された光が透過型の液晶ディスプレイ33を背後から照明し、スクリーン18に投影用画像16を投影する。
【0024】
また、文書データ42は、サブモニタ表示用メモリ29に送られ、投影用画像16に対応した説明用原稿22がサブ液晶ディスプレイ20に表示される。発表者は、サブ液晶ディスプレイ20に表示された説明用原稿22を参照して最初(No.1)の投影用画像16についての説明を行う。発表者は、手に紙原稿を持つ必要がないからスマートにスピーチを行うことができる。また、空いた手でレーザーポインタを持ってスクリーン13の任意な場所を指し示すこともできる。
【0025】
最初の投影用画像16についての説明が終了した後、トラックパッド23をタッピングする等の操作により、投影用画像16のコマ送りを行う。次のNo.2フォルダから投影用画像データ及び文書データが読み出され、これらによってメインモニタ表示用メモリ28の投影用画像データ41及びサブモニタ表示用メモリ29の文書データ42が書き換えられる。これにより、No.2の投影用画像がメイン液晶ディスプレイ15に表示されるとともにスクリーン18に投影され、No.2の説明用原稿がサブ液晶ディスプレイ20に表示される。発表者は、サブ液晶ディスプレイ20に表示された説明用原稿を参照してスクリーン18上の投影用画像について説明を行う。
【0026】
以下、同様にして、投影用画像のコマ送りを順次に行いながら説明用原稿を参照してスピーチを行い、最後の投影用画像についての説明を終了すると、プレゼンテーションが完了する。なお、トラックパッド23のタッピング機能を利用して、プレゼンテーションモード時に、1回タッピングで順送り、連続2回タッピングで逆送りと設定しておくと、自在に投影用画像の切換を行うことができる。また、トラックパッド23の代わりに矢印キー等を使用してもよい。また、プレゼンテーション用プログラムにスライドショーモードを設け、投影用画像16が一定間隔で表示されるようにしてもよい。
【0027】
次に、本発明の第2実施形態を示す図5において、プレゼンテーション用システム2は、上述したようなサブ液晶ディスプレイを備えていない一般的なノート型のパソコン50と、前記液晶プロジェクタ12とからなる。パソコン50の液晶ディスプレイ51の表示解像度は、前記メイン液晶ディスプレイ15と同様に1024×768ピクセルであり、本体側には前記トラックパッド23及びキーボード24が設けられている。なお、第1実施形態と同じものには同じ符号を付し、説明を省略する。
【0028】
パソコン50と液晶プロジェクタ12の電気的構成を示す図6において、CPU25には、前記トラックパッド23,キーボード24の他、ハードディスク(HD)26,ワークメモリ27,モニタ表示用メモリ56,I/O30が接続されている。なお、ハードディスク26のディレクトリ構成は、第1実施形態と同じである(図3参照)。
【0029】
プレゼンテーション用プログラムを起動すると、デフォルトでNo.1〜No.4フォルダからそれぞれの投影用画像データ41と文書データ42が読み出され、モニタ表示用メモリ56に送られる。
【0030】
モニタ表示用メモリ56は、グラフィックス制御チップ(図示せず)の制御によって、図7に示すように、No.1〜No.4フォルダの各投影用画像データ41を縮小して液晶ディスプレイ51の左端に設けられたサムネイル表示領域58にサムネイル表示画像61〜64を表示するとともに、No.1の投影用画像データ41を全画面領域の約2/3を占める投影用画像表示領域65に投影用画像16を表示する。
【0031】
また、モニタ表示用メモリ56は、文書データ42に基づいて説明用原稿22を投影用画像表示領域65の下方に設けられた原稿表示領域66に表示する。この原稿表示領域66の右端には、説明用原稿22をスクロール表示する垂直スクロールバー67が設けられている。また、サムネイル表示領域58の右端には、サムネイル表示画像をスクロール表示する垂直スクロールバー68が設けられている。
【0032】
また、No.1の投影用画像データ41は、I/O30を介して表示用メモリ32に送られ、プロジェクタ12の液晶ディスプレイ33に表示される。これにより、投影用画像16がスクリーン18上に投影される。なお、投影用画像の編集作業中には、サムネイル表示領域58に表示されたサムネイル表示画像の順番を入れ換えたり、複製を作ったり、削除することが自由に行える。
【0033】
発表者は、原稿表示領域67に表示された説明用原稿22に基づいて正確なスピーチを行うことができる。そして、手の指でトラックパッド23を操作してサムネイル表示領域58から次のサムネイル表示画像62をポインタ69で選択すると、サムネイル表示画像62に対応するNo.2の投影用画像データ及び文書データがハードディスク26から読み出され、投影用画像が投影用画像表示領域65に表示されるとともにスクリーン18に投影され、また同時に原稿表示領域67に説明用原稿が表示される。なお、パソコン50にマウスを接続してトラックパッド23の代わりに用いると、より楽に投影用画像の選択を行うことができる。
【0034】
本実施形態では、原稿表示領域を投影用画像表示領域の下方に設けたが、本発明はこのレイアウトに限定されることなく、例えば投影用画像表示領域の上方や右方でもよい。
【0035】
以上説明した実施形態では、投影用画像は、1コマ毎のスライド的な画像であったが、本発明はこれに限定されることなく、映画等のムービーやアニメーション等の動画でもよい。また、上記表示用メモリは、パソコンのボイスメモ用のメモリやメインメモリの空き部分を使用することもできる。
【0036】
また、パソコンに接続するプロジェクタとして液晶プロジェクタを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、デジタル反射集積素子(DMD)を使ったDLP式プロジェクタやRGBの三原色ブラウン管を用いた3管式プロジェクタを用いてもよい。また、プロジェクタに、R,G,Bの画像データを入力するようにしたが、ビデオ信号を入力するようにしてもよい。
【0037】
上記実施形態では、記憶手段としてハードディスクを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、RAM等のメモリやリムーバブルタイプの各種記憶デバイスを用いることもできる。また、上記実施形態では、メイン液晶ディスプレイの表示解像度を1024×768ピクセル、サブ液晶ディスプレイの表示解像度を512×300ピクセルとしたが、本発明はこれに限定されることなく、例えばメイン液晶ディスプレイの表示解像度を1280×1024ピクセル、サブ液晶ディスプレイの表示解像度を640×512ピクセルとしてもよい。
【0038】
また、第2実施形態の液晶ディスプレイの表示解像度も、上記数値に限定されないのはもちろんである。また、上記実施形態では、1回タッピングで順送り、連続2回タッピングで逆送りと設定したが、本発明はこのような回数に限定されることがないのは勿論である。また、例えばトラックパッドを指でタッチしてから下方に擦ると順送り、上方に擦ると逆送りと設定してもよく、また別の操作によってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1,第2モニタを有するパソコンを用い、第1モニタに投影用画像を表示するとともに第2モニタに説明用原稿を表示し、投影用画像をスクリーン等に投影するから、説明用原稿を投影することなくモニタで確認できる。この結果、紙の原稿が不要になるため、正確なスピーチをスマートに行うことができる。
【0040】
また、より具体的には、パーソナルコンピュータの記憶手段に投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データを記憶しておき、記憶手段から画像データを読み出して第1表示手段とプロジェクタに送り、また文書データを読み出して第2表示手段に送るから、簡単な構成で説明用原稿を投影することなくモニタで確認できる。
【0041】
また、パーソナルコンピュータの記憶手段に投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データを記憶しておき、画像データと文書データに基づいて投影用画像と説明用原稿の両方をモニタに表示するとともに、画像データのみをプロジェクタに出力するから、説明用原稿を投影することなくモニタで確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の外観を示す説明図である。
【図2】第1実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。
【図3】ハードディスクのディレクトリ構成の概略を示す説明図である。
【図4】投影用画像投影の概略的なシーケンスを示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態の外観を示す説明図である。
【図6】第2実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。
【図7】液晶ディスプレイの表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 プレゼンテーション用システム
10,50 パソコン
12 液晶プロジェクタ
13 スクリーン
15 メイン液晶ディスプレイ
16 投影用画像
20 サブ液晶ディスプレイ
22 説明用原稿
26 ハードディスク
28 メインモニタ表示用メモリ
29 サブモニタ表示用メモリ
30 I/O
32 表示用メモリ
33,51 液晶ディスプレイ
41 投影用画像データ
42 文書データ
58 サムネイル表示領域
61〜64 サムネイル表示画像
65 投影用画像表示領域
66 原稿表示領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータとプロジェクタからなるプレゼンテーション用システム及びプログラムに関し、更に詳しくは説明用原稿を投影することなくモニタで確認できるプレゼンテーション用システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレゼンテーション用システムとしては、パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)と、これに電気的に接続される液晶プロジェクタとからなり、パソコンのモニタに表示される画面をそのまま液晶プロジェクタによってスクリーンに拡大投影してプレゼンテーションを行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。このプレゼンテーション用システムでは、パソコンを操作してモニタの画面表示を切り換えると、液晶プロジェクタによってスクリーンに投影される画像(以下投影用画像という)も切り換わる。発表者は、投影用画像を見ながら、それに付随した説明を口頭で行う。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−207122号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなプレゼンテーション用システムでは、パソコンのモニタの画面全体が液晶プロジェクタで投影されるため、パソコンで予め作成しておいた説明用の原稿を投影用画像と一緒にモニタに表示すると、原稿まで投影されてしまう。このため、説明用原稿を参照しながらプレゼンテーションを行いたい発表者は、紙の原稿を手に持って説明を行うことになるが、紙の原稿を準備しておく必要がある、原稿を手に持って発表を行うと目立つ、投影用画像を切り換えながら原稿のページをめくらなければならず煩雑である、発表会場が暗くて原稿が読みづらいなど、不都合な点が多い。
【0005】
本発明は、説明用原稿を投影することなくモニタで確認できるプレゼンテーション用システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のプレゼンテーション用システムは、パーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに電気的に接続され、前記パーソナルコンピュータのモニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するプロジェクタとからなるプレゼンテーション用システムにおいて、前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像を表示する第1モニタと、前記投影用画像に関連する説明用原稿を表示する第2モニタとを備え、前記プロジェクタは、前記第1モニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するものである。
【0007】
また、前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データとを記憶する記憶手段と、この記憶手段から読み出された画像データに基づいて投影用画像を第1モニタに表示する第1表示手段と、前記記憶手段から読み出された文書データに基づいて説明用原稿を第2モニタに表示する第2表示手段と、前記記憶手段から読み出された画像データをプロジェクタに出力する出力手段とを備えたものである。
【0008】
また、パーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに電気的に接続され、前記パーソナルコンピュータのモニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するプロジェクタとからなるプレゼンテーション用システムにおいて、前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像の画像データとこれに関連する説明用原稿の文書データとを記憶する記憶手段と、この記憶手段から読み出された画像データと文書データに基づいて投影用画像とこれに関連する説明用原稿の両方をモニタに表示する表示手段と、前記記憶手段から読み出された画像データのみをプロジェクタに出力する出力手段とを備えたものである。
【0009】
また、本発明のプレゼンテーション用プログラムは、記憶手段から投影用画像の画像データとこれに関連する説明用原稿の文書データとを読み出してモニタの表示手段に送ることにより投影用画像と説明用原稿の両方をモニタに同時に表示する表示ステップと、前記投影用画像の画像データを記憶手段から読み出してプロジェクタに出力する出力ステップとをパーソナルコンピュータに実行させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を示す図1において、プレゼンテーション用システム1は、ノート型のパソコン10と、これにケーブル11で電気的に接続された液晶プロジェクタ12とからなり、パソコン10のメイン液晶ディスプレイ15の画面全体に表示された投影用画像16が液晶プロジェクタ12からスクリーン18上に投影される。
【0011】
パソコン10は、メイン液晶ディスプレイ15の他に、パームレスト10aの一部に、メイン液晶ディスプレイ15より小さいサブ液晶ディスプレイ20を備えている。このサブ液晶ディスプレイ20には、スピーチ用の説明用原稿22が表示される。なお、メイン液晶ディスプレイ15の表示解像度は1024×768ピクセルであり、サブ液晶ディスプレイ20の表示解像度は512×300ピクセルである。また、パームレスト10aの中央部には、指で擦ることによってメイン液晶ディスプレイ15上のポインタを移動させる周知のトラックパッド23が設けられ、その奥にはキーボード24が設けられている。
【0012】
パソコン10と液晶プロジェクタ12の電気的構成を示す図2において、パソコン10の全ての動作はCPU25によって制御される。CPU25には、前記トラックパッド23,キーボード24の他、ハードディスク(HD)26,ワークメモリ27,メインモニタ表示用メモリ28,サブモニタ表示用メモリ29,出力手段であるI/O30が接続されている。また、液晶プロジェクタ12には、表示用メモリ32,透過型の液晶ディスプレイ33が内蔵されている。
【0013】
図3に示すように、記憶手段であるハードディスク26のルートディレクトリ35には、プログラムフォルダ36とデータフォルダ37が設けられている。プログラムフォルダ36には、プレゼンテーション用プログラムを格納するプレゼンテーション用プログラムフォルダ38が設けられている。
【0014】
データフォルダ37には、プレゼンテーションにおける提示順に番号が付けられたn個のNo.1フォルダ〜No.nフォルダが設けられている。No.1フォルダには、投影用画像16の画像データである投影用画像データ41と、説明用原稿のテキストデータである文書データ42とが収納されている。周知のように、投影用画像データ41は、R,G,Bの画像データからなり、文書データ42は文字コードからなる。また、他のNo.2フォルダ〜No.nフォルダにも同様に投影用画像データと文書データとが収納されている。
【0015】
投影用画像データ41及び文書データ42は、プレゼンテーション用プログラムによって作成される。プレゼンテーション用プログラムは、作成モードとプレゼンテーションモードを有するから、作成モードに切り換える。投影用画像データ41は、プレゼンテーション用プログラムの作業ウィンドウに一覧表示されるデザインテンプレートから好みのものを選択し、必要に応じてパソコン10に接続されたスキャナー等から写真やイラストや図表等を取り込んだり、デジタルカメラの画像データを取り込んだり、またキャラクタを動かす等の簡単なアニメーションを組み込んだりした後、レイアウトや色付け等を行って完成される。
【0016】
投影用画像データ41の画素数は、液晶プロジェクタ12の液晶ディスプレイ33の画素数と同じか、それ以上とする。液晶ディスプレイ33は、それぞれ1024×768ピクセルの液晶ディスプレイを3枚(R,G,B)重ねたものであるから、投影用画像データ41の画素数を1024×768ピクセル、もしくは1600×1200ピクセルとする。これにより、投影用画像16を投影する際に、投影用画像データ41を補間処理する必要がなくなる。
【0017】
前記文書データ42は、プレゼンテーション用プログラムに付属の専用エディタを用いて作成される。なお、文書データ42は、別のワープロソフトで作成した後、プレゼンテーション用プログラムが取り扱えるデータ形式(本実施形態ではテキストデータ)に変換して取り込むようにしてもよい。
【0018】
ワークメモリ27は、CPU25がプログラムを実行する際の作業用メモリとして使用される。また、メインモニタ表示用メモリ28は、メイン液晶ディスプレイ15に投影用画像16を表示するためのVRAMであり、グラフィックスボード(図示せず)に実装されている。メインモニタ表示用メモリ28は、前記グラフィックスボードに実装されているグラフィックス制御チップ(図示せず)によって制御される。
【0019】
メインモニタ表示用メモリ28にはI/O30が接続されており、このI/O30にケーブル11を介して液晶プロジェクタ12の表示用メモリ32が接続される。I/Oは、R,G,Bの画像データをプロジェクタ12の表示用メモリ32に出力する。なお、表示用メモリ32もグラフィックス制御チップによって制御されるVRAMである。
【0020】
また、サブモニタ表示用メモリ29は、サブ液晶ディスプレイ20に説明用原稿22を表示するためのVRAMであり、グラフィックスボードに実装され、同グラフィックスボードに実装されているグラフィックス制御チップによって制御される。
【0021】
このように構成されたプレゼンテーション用システム1を使用するには、まず、発表会場にパソコン10と液晶プロジェクタ12を設置し、これらの間をケーブル11で接続する。なお、ケーブル11の長さ等によってパソコン10と液晶プロジェクタ12の設置位置が制約を受けるが、ケーブル11の代わりにワイヤレス機器(無線LAN等)を用いれば、自由な設置を行うことができる。
【0022】
パソコン10及び液晶プロジェクタ12に電源を投入し、パソコン10を操作してプレゼンテーション用プログラムを起動すると、デフォルトでプレゼンテーションモードになり、ハードディスク26からNo.1フォルダ内の投影用画像データ41及び文書データ42が読み出される。図4に示すように、投影用画像データ41は、メインモニタ表示用メモリ28に送られ、投影用画像16がメイン液晶ディスプレイ15に表示される。なお、図面中のiは1からnまでの任意の自然数である。
【0023】
また、投影用画像データ41は、メインモニタ表示用メモリ28から更にI/O30及びケーブル11を介して表示用メモリ32に送られ、液晶ディスプレイ33に投影用画像16が表示される。液晶ディスプレイ33の後方には超高圧水銀ランプ等の高輝度ランプが配置され、ここから放出された光が透過型の液晶ディスプレイ33を背後から照明し、スクリーン18に投影用画像16を投影する。
【0024】
また、文書データ42は、サブモニタ表示用メモリ29に送られ、投影用画像16に対応した説明用原稿22がサブ液晶ディスプレイ20に表示される。発表者は、サブ液晶ディスプレイ20に表示された説明用原稿22を参照して最初(No.1)の投影用画像16についての説明を行う。発表者は、手に紙原稿を持つ必要がないからスマートにスピーチを行うことができる。また、空いた手でレーザーポインタを持ってスクリーン13の任意な場所を指し示すこともできる。
【0025】
最初の投影用画像16についての説明が終了した後、トラックパッド23をタッピングする等の操作により、投影用画像16のコマ送りを行う。次のNo.2フォルダから投影用画像データ及び文書データが読み出され、これらによってメインモニタ表示用メモリ28の投影用画像データ41及びサブモニタ表示用メモリ29の文書データ42が書き換えられる。これにより、No.2の投影用画像がメイン液晶ディスプレイ15に表示されるとともにスクリーン18に投影され、No.2の説明用原稿がサブ液晶ディスプレイ20に表示される。発表者は、サブ液晶ディスプレイ20に表示された説明用原稿を参照してスクリーン18上の投影用画像について説明を行う。
【0026】
以下、同様にして、投影用画像のコマ送りを順次に行いながら説明用原稿を参照してスピーチを行い、最後の投影用画像についての説明を終了すると、プレゼンテーションが完了する。なお、トラックパッド23のタッピング機能を利用して、プレゼンテーションモード時に、1回タッピングで順送り、連続2回タッピングで逆送りと設定しておくと、自在に投影用画像の切換を行うことができる。また、トラックパッド23の代わりに矢印キー等を使用してもよい。また、プレゼンテーション用プログラムにスライドショーモードを設け、投影用画像16が一定間隔で表示されるようにしてもよい。
【0027】
次に、本発明の第2実施形態を示す図5において、プレゼンテーション用システム2は、上述したようなサブ液晶ディスプレイを備えていない一般的なノート型のパソコン50と、前記液晶プロジェクタ12とからなる。パソコン50の液晶ディスプレイ51の表示解像度は、前記メイン液晶ディスプレイ15と同様に1024×768ピクセルであり、本体側には前記トラックパッド23及びキーボード24が設けられている。なお、第1実施形態と同じものには同じ符号を付し、説明を省略する。
【0028】
パソコン50と液晶プロジェクタ12の電気的構成を示す図6において、CPU25には、前記トラックパッド23,キーボード24の他、ハードディスク(HD)26,ワークメモリ27,モニタ表示用メモリ56,I/O30が接続されている。なお、ハードディスク26のディレクトリ構成は、第1実施形態と同じである(図3参照)。
【0029】
プレゼンテーション用プログラムを起動すると、デフォルトでNo.1〜No.4フォルダからそれぞれの投影用画像データ41と文書データ42が読み出され、モニタ表示用メモリ56に送られる。
【0030】
モニタ表示用メモリ56は、グラフィックス制御チップ(図示せず)の制御によって、図7に示すように、No.1〜No.4フォルダの各投影用画像データ41を縮小して液晶ディスプレイ51の左端に設けられたサムネイル表示領域58にサムネイル表示画像61〜64を表示するとともに、No.1の投影用画像データ41を全画面領域の約2/3を占める投影用画像表示領域65に投影用画像16を表示する。
【0031】
また、モニタ表示用メモリ56は、文書データ42に基づいて説明用原稿22を投影用画像表示領域65の下方に設けられた原稿表示領域66に表示する。この原稿表示領域66の右端には、説明用原稿22をスクロール表示する垂直スクロールバー67が設けられている。また、サムネイル表示領域58の右端には、サムネイル表示画像をスクロール表示する垂直スクロールバー68が設けられている。
【0032】
また、No.1の投影用画像データ41は、I/O30を介して表示用メモリ32に送られ、プロジェクタ12の液晶ディスプレイ33に表示される。これにより、投影用画像16がスクリーン18上に投影される。なお、投影用画像の編集作業中には、サムネイル表示領域58に表示されたサムネイル表示画像の順番を入れ換えたり、複製を作ったり、削除することが自由に行える。
【0033】
発表者は、原稿表示領域67に表示された説明用原稿22に基づいて正確なスピーチを行うことができる。そして、手の指でトラックパッド23を操作してサムネイル表示領域58から次のサムネイル表示画像62をポインタ69で選択すると、サムネイル表示画像62に対応するNo.2の投影用画像データ及び文書データがハードディスク26から読み出され、投影用画像が投影用画像表示領域65に表示されるとともにスクリーン18に投影され、また同時に原稿表示領域67に説明用原稿が表示される。なお、パソコン50にマウスを接続してトラックパッド23の代わりに用いると、より楽に投影用画像の選択を行うことができる。
【0034】
本実施形態では、原稿表示領域を投影用画像表示領域の下方に設けたが、本発明はこのレイアウトに限定されることなく、例えば投影用画像表示領域の上方や右方でもよい。
【0035】
以上説明した実施形態では、投影用画像は、1コマ毎のスライド的な画像であったが、本発明はこれに限定されることなく、映画等のムービーやアニメーション等の動画でもよい。また、上記表示用メモリは、パソコンのボイスメモ用のメモリやメインメモリの空き部分を使用することもできる。
【0036】
また、パソコンに接続するプロジェクタとして液晶プロジェクタを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、デジタル反射集積素子(DMD)を使ったDLP式プロジェクタやRGBの三原色ブラウン管を用いた3管式プロジェクタを用いてもよい。また、プロジェクタに、R,G,Bの画像データを入力するようにしたが、ビデオ信号を入力するようにしてもよい。
【0037】
上記実施形態では、記憶手段としてハードディスクを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、RAM等のメモリやリムーバブルタイプの各種記憶デバイスを用いることもできる。また、上記実施形態では、メイン液晶ディスプレイの表示解像度を1024×768ピクセル、サブ液晶ディスプレイの表示解像度を512×300ピクセルとしたが、本発明はこれに限定されることなく、例えばメイン液晶ディスプレイの表示解像度を1280×1024ピクセル、サブ液晶ディスプレイの表示解像度を640×512ピクセルとしてもよい。
【0038】
また、第2実施形態の液晶ディスプレイの表示解像度も、上記数値に限定されないのはもちろんである。また、上記実施形態では、1回タッピングで順送り、連続2回タッピングで逆送りと設定したが、本発明はこのような回数に限定されることがないのは勿論である。また、例えばトラックパッドを指でタッチしてから下方に擦ると順送り、上方に擦ると逆送りと設定してもよく、また別の操作によってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1,第2モニタを有するパソコンを用い、第1モニタに投影用画像を表示するとともに第2モニタに説明用原稿を表示し、投影用画像をスクリーン等に投影するから、説明用原稿を投影することなくモニタで確認できる。この結果、紙の原稿が不要になるため、正確なスピーチをスマートに行うことができる。
【0040】
また、より具体的には、パーソナルコンピュータの記憶手段に投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データを記憶しておき、記憶手段から画像データを読み出して第1表示手段とプロジェクタに送り、また文書データを読み出して第2表示手段に送るから、簡単な構成で説明用原稿を投影することなくモニタで確認できる。
【0041】
また、パーソナルコンピュータの記憶手段に投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データを記憶しておき、画像データと文書データに基づいて投影用画像と説明用原稿の両方をモニタに表示するとともに、画像データのみをプロジェクタに出力するから、説明用原稿を投影することなくモニタで確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の外観を示す説明図である。
【図2】第1実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。
【図3】ハードディスクのディレクトリ構成の概略を示す説明図である。
【図4】投影用画像投影の概略的なシーケンスを示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態の外観を示す説明図である。
【図6】第2実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。
【図7】液晶ディスプレイの表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 プレゼンテーション用システム
10,50 パソコン
12 液晶プロジェクタ
13 スクリーン
15 メイン液晶ディスプレイ
16 投影用画像
20 サブ液晶ディスプレイ
22 説明用原稿
26 ハードディスク
28 メインモニタ表示用メモリ
29 サブモニタ表示用メモリ
30 I/O
32 表示用メモリ
33,51 液晶ディスプレイ
41 投影用画像データ
42 文書データ
58 サムネイル表示領域
61〜64 サムネイル表示画像
65 投影用画像表示領域
66 原稿表示領域
Claims (4)
- パーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに電気的に接続され、前記パーソナルコンピュータのモニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するプロジェクタとからなるプレゼンテーション用システムにおいて、
前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像を表示する第1モニタと、前記投影用画像に関連する説明用原稿を表示する第2モニタとを備え、前記プロジェクタは、前記第1モニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影することを特徴とするプレゼンテーション用システム。 - 前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像の画像データと説明用原稿の文書データとを記憶する記憶手段と、この記憶手段から読み出された画像データに基づいて投影用画像を第1モニタに表示する第1表示手段と、前記記憶手段から読み出された文書データに基づいて説明用原稿を第2モニタに表示する第2表示手段と、前記記憶手段から読み出された画像データをプロジェクタに出力する出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のプレゼンテーション用システム。
- パーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに電気的に接続され、前記パーソナルコンピュータのモニタに表示される投影用画像をスクリーン等に投影するプロジェクタとからなるプレゼンテーション用システムにおいて、
前記パーソナルコンピュータは、前記投影用画像の画像データとこれに関連する説明用原稿の文書データとを記憶する記憶手段と、この記憶手段から読み出された画像データと文書データに基づいて投影用画像とこれに関連する説明用原稿の両方をモニタに表示する表示手段と、前記記憶手段から読み出された画像データのみをプロジェクタに出力する出力手段とを備えたことを特徴とするプレゼンテーション用システム。 - 記憶手段から投影用画像の画像データとこれに関連する説明用原稿の文書データとを読み出してモニタの表示手段に送ることにより投影用画像と説明用原稿の両方をモニタに同時に表示する表示ステップと、前記投影用画像の画像データを記憶手段から読み出してプロジェクタに出力する出力ステップとをパーソナルコンピュータに実行させることを特徴とするプレゼンテーション用プログラム。
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JP2006163468A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Toshiba Corp | 監視装置、及び操作履歴縮小画面による監視画面の表示方法 |
JP2008191455A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Nec Corp | プレゼンテーション支援システム、方法、及びプログラム。 |
JP2010066913A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Nec Personal Products Co Ltd | 情報処理装置およびカーソルの表示制御方法 |
JP2017129941A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | シャープ株式会社 | 情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
-
2002
- 2002-12-19 JP JP2002368710A patent/JP2004198835A/ja active Pending
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