JP2009145926A - 画像操作装置と画像操作プログラムと記録媒体と画像操作方法 - Google Patents

画像操作装置と画像操作プログラムと記録媒体と画像操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プレゼンテーション用の複数の画面を合成し、互いに同期させて更新する。
【解決手段】記憶装置40上のグラフィック描画領域11中に、複数の単位画面表示領域16と、操作画面18を割り付けるグラフィック描画制御手段22と、単位画面表示領域16に描画すべき画像データ42を含むデータファイル41を指定するファイル指定手段23と、画像データ42のサイズを指定する画面サイズ指定手段24と、描画位置を指定する画面レイアウト指定手段25と、画像データ42の描画手順を指定する描画手順指定手段26と、描画手順に従って指定された画像データ42を、互いに同期して更新されるように制御する表示制御手段27と、表示出力データ領域14中の領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する表示データ出力手段28を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画面を合成して、任意の順に組み合わせて表示するための画像操作装置と画像操作プログラムと記録媒体と画像操作方法に関する。
コンピュータに2台以上のディスプレイを接続して、あたかも1台のディスプレイで表示しているように大画面の画像を制御する技術が知られている。また、複数のディスプレイの画像を連携して表示制御する技術も知られている。この技術は、街頭でのニュースや広告を表示するために広く利用されている。この画面制御のためのインタフェースも開発されている(特許文献1参照)(特許文献2参照)。
特開2004−78814号 特開2004−86586号
複数の画面を組み合わせて同時に使用すると、プレゼンテーションの効果を高めることができる。しかしながら、高度なプレゼンテーション方法の要求があっても、既存の装置では、そのような操作は困難かあるいは複雑で操作性が悪い。プレゼンテーションの発表者以外に、画面の切り替えを操作する補助者が必要になるのは実用的でない。上記の課題を解決するために、本発明は、複数の画面を合成した高度で複雑なプレゼンテーション用の表示データを、機能的に操作することを可能にする。本発明は、このための画像操作装置と画像操作プログラムと記録媒体と画像操作方法を提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉 記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、上記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、上記操作制御領域には、上記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画する、グラフィック描画制御手段と、上記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するファイル指定手段と、上記単位画面表示領域のサイズを指定する画面サイズ指定手段と、上記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定する画面レイアウト指定手段と、上記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定する描画手順指定手段と、所定の制御命令を受け付けて、上記描画手順指定手段が指定した上記描画手順に従って、上記グラフィック描画領域中の上記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、上記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、上記グラフィック描画制御手段を制御する表示制御手段と、上記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する、表示データ出力手段を備えたことを特徴とする画像操作装置。
複数の画像データを複数の単位画面表示領域に描画して制御するので、任意の組み合わせで任意の順序で表示されるように合成した画像を出力できる。改ページキーの押し下げ等の制御命令を受け付けると、指定された手順で、各画像データが互いに同期してグラフィック描画領域に描画され、画像表示装置に向けて出力され、プレゼンテーション効果を高めることができる。
〈構成2〉 構成1に記載の画像操作装置において、上記表示制御手段は、それぞれ異なるデータファイルを構成する複数の画像データを、指定された順に、同期させて更新するように、上記グラフィック描画制御手段を制御することを特徴とする画像操作装置。
例えば、2個の画像データが、それぞれ左右2個の単位画面表示領域に描画される。そして、改ページキーの押し下げ等の制御命令を受け付けると、両方の画像データが同時に次の画像データに更新される。2個の画像データはそれぞれ別々のデータファイルに属し、ページの切り替えが連動する。従って、複数のデータファイルを比較しながら説明する用途に適する。同時切り替えで同期させてもよいし、一方が数回切り替えられる間に他方を1回切り替えるように同期させてもよい。
〈構成3〉 構成1に記載の画像操作装置において、上記表示制御手段は、同一のデータファイルを構成する複数の画像データを指定された順に描画するとき、一方の単位画面表示領域に直前に描画された画像データを、隣接する他方の単位画面表示領域に描画して、互いに同期させて更新するように、上記グラフィック描画制御手段を制御することを特徴とする画像操作装置。
例えば、2個とか3個の単位画面表示領域を並べて、1画面ずつシフトさせて順番に画像データを更新すると、一方から他方へ画像データがスクロールされるように表示できる。
〈構成4〉 構成2または3に記載の画像操作装置において、プログラムの起動後であって、上記グラフィック描画制御手段が単位画面表示領域に描画処理をしていないときに、上記表示データ出力手段が、一定のマスク画面を継続的に出力することを特徴とする画像操作装置。
プレゼンテーションの準備作業時や設定の切り替え等の際に、操作画面等がスクリーンに表示されてしまうことがある。これを防ぐために、プログラムの起動後であって、前記グラフィック描画制御手段が、単位画面表示領域に描画処理をしていないときに、表示データ出力手段から一定の模様や色のマスク画面を出力することにした。
〈構成5〉 互いに隙間なく隣接した単位画面表示領域が存在し、それぞれの単位画面表示領域に描画されるべき画像データが指定されているとき、グラフィック描画制御手段が、各画像データをそれぞれ対応する単位画面表示領域に描画する状態と、一方の画像データを、複数の単位画面表示領域にまたがって描画する状態とを選択する選択手段を備えたことを特徴とする画像操作装置。
例えば、2個の単位画面表示領域を並べて、1枚の画像データを描画できる。そして、選択が切り替えられると、両方の単位画面表示領域にそれぞれ別々の画像データが描画される。複雑な内容のデータを含むデータファイルを表示するときは、この機能が便利である。
〈構成6〉 コンピュータを、記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、上記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、上記操作制御領域には、上記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画する、グラフィック描画制御手段と、上記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するファイル指定手段と、上記単位画面表示領域のサイズを指定する画面サイズ指定手段と、上記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定する画面レイアウト指定手段と、上記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定する描画手順指定手段と、所定の制御命令を受け付けて、上記描画手順指定手段が指定した上記描画手順に従って、上記グラフィック描画領域中の上記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、上記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、上記グラフィック描画制御手段を制御する表示制御手段と、上記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する、表示データ出力手段、として機能させる画像操作プログラム。
〈構成7〉 コンピュータを、記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、上記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、上記操作制御領域には、上記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画する、グラフィック描画制御手段と、上記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するファイル指定手段と、上記単位画面表示領域のサイズを指定する画面サイズ指定手段と、上記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定する画面レイアウト指定手段と、上記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定する描画手順指定手段と、所定の制御命令を受け付けて、上記描画手順指定手段が指定した上記描画手順に従って、上記グラフィック描画領域中の上記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、上記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、上記グラフィック描画制御手段を制御する表示制御手段と、上記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する、表示データ出力手段、として機能させる画像操作プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
〈構成8〉 グラフィック描画制御手段が、記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、上記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、上記操作制御領域には、上記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画するステップと、ファイル指定手段が、上記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するステップと、画面サイズ指定手段が、上記単位画面表示領域のサイズを指定するステップと、画面レイアウト指定手段が、上記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定するステップと、描画手順指定手段が、上記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定するステップと、表示制御手段が、所定の制御命令を受け付けて、上記描画手順指定手段が指定した上記描画手順に従って、上記グラフィック描画領域中の上記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、上記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、上記グラフィック描画制御手段を制御するステップと、表示データ出力手段が、上記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力するステップと、を含む画像操作方法。
以下の実施例では、始めに、複数の画面を合成して、プレゼンテーション用の表示データを編集し出力して操作することができる画像操作装置を説明する。さらに、この装置を使用した表示データのプレゼンテーション方法を説明する。続いて、表示データを編集して生成する手順とプロジェクトのデータ構造を説明する。その後、画像編集処理とプレゼンテーション制御用のコンピュータプログラムの動作説明をする。以下、本発明の実施の形態を順に説明する。
図1は実施例1の画像操作装置の説明図である。
この図を用いて、実施例1の画像操作装置10の概略動作を説明する。この画像操作装置10は、汎用のコンピュータにインストールされたコンピュータプログラムにより実現することができる。この装置は、画像データを組み合わせて一定の順に表示するように表示データ31を編集する。編集後の表示データ31は、例えば、図のように1台のプロジェクタ50に転送して図示しないスクリーンに画面53を投影することができる。2台以上のプロジェクタを並べて、横長、縦長、その他複雑な画面をスクリーンに投影することもできる。しかも、この実施例の装置によれば、複数の画像データを自由なレイアウトで並べ、あるいは重ねて、連携して表示させるといった、複雑なプレゼンテーションができる。
今日普及している一般のコンピュータは、モニタディスプレイ等に表示する画像を処理するために、記憶装置上にグラフィック描画領域11を設けている。なお、この実施例でいうグラフィック描画領域11とは、仮想的な画像データ割り付け領域のことをいう。例えば、縦Mピクセル横Nピクセルのグラフィック描画領域11に、縦aピクセル横bピクセルの画像データを割り付ける。この画像データを縦aピクセル横bピクセルの解像度の1台のプロジェクタに転送すると、該当する画像データがそのままの形で表示できる。また、例えば、縦aピクセル横2bピクセルの横長の画像データを縦aピクセル横bピクセルの解像度の2台のプロジェクタ50a、50bに転送して、横長の画像を投影できる。グラフィック描画領域11は、仮想的な画像データ割り付け領域であるから、ビデオメモリ等の記憶装置上に物理的に割り付けられたメモリ空間とは必ずしも一致しない。
このグラフィック描画領域11に、操作制御領域12と表示出力データ領域14とを設定する。表示出力データ領域14には、複数の単位画面表示領域16a、16bを割り付ける。単位画面表示領域16a、16bには、それぞれデータファイル41から読み出された任意の画像データ42a、42bが描画される。単位画面表示領域16a、16bは、プレゼンテーション用の表示データ31を描画するために使用される。操作制御領域12には、単位画面表示領域16a、16bに描画される画像データ42a、42bを制御するための操作画面18を描画する。操作制御領域12は、プレゼンテーション用の表示データ31を編集するとき、モニタディスプレイ(図示していない)に表示させて編集者が利用するために使用される。グラフィック描画制御手段22は、グラフィック描画領域11に対する描画制御を行う。グラフィック描画制御手段22は、例えば、既知のグラフィックコントローラの機能を有する。
1台のモニタディスプレイを使用して画像編集処理をする場合には、始めに操作制御領域12に描画した操作画面18をモニタディスプレイに表示する。編集後の表示データ31を確認したいときは、表示出力データ領域14に描画した単位画面表示領域16aや単位画面表示領域16bをモニタディスプレイに直接表示することもできる。また、編集処理中は、単位画面表示領域16a、16bを操作画面18中にプレビューできるようにした。プレビュー画面36は、単位画面表示領域16a、16bを縮小表示したものである。
プレゼンテーションの際には、単位画面表示領域16a、16bに描画した画像データ42a、42bにより構成される表示データ31がプロジェクタ50に転送される。表示データ出力手段28は、表示データ31をグラフィック描画領域11から読み出して、プロジェクタ50に転送する機能を持つ。表示データ出力手段28は、表示データ31を、出力先のプロジェクタの解像度に合わせて転送するインタフェースの機能を有する。
操作画面18上では、ファイル指定手段23と画面サイズ指定手段24と画面レイアウト指定手段25と描画手順指定手段26とを操作して、画像編集処理を行うことができる。さらに、この装置を、表示データ31を自由に制御するプレゼンテーション用のツールとして使用することができる。ファイル指定手段23は、処理対象となるデータファイル41を記憶装置から読み出して、表示すべき画像データを指定する機能を持つ。データファイル41は任意の数の画像データを含む。データファイル41はプレゼンテーション用に準備されたファイルである。指定された画像データが単位画面表示領域16a、16bに描画される。画面サイズ指定手段24は、単位画面表示領域16a、16bのサイズを指定する機能を持つ。画面レイアウト指定手段25は、複数の単位画面表示領域16a、16bの描画位置を指定する機能を持つ。
グラフィック描画領域11には、描画制御のために予め位置座標が設定されている。単位画面表示領域のサイズも描画位置も、例えば、この位置座標を用いて指定する。各単位画面表示領域の相対的なサイズ比率と相対的な位置関係とを、この位置座標を用いて自動的に指定できる。手入力で位置座標を指定してもよいが、標準的な画面設定がプリセットされていることが好ましい。表示出力データ領域14に描画された画像がそのままプロジェクタ50によりスクリーンに投影される。ファイル指定手段23と画面サイズ指定手段24と画面レイアウト指定手段25とにより、投影画面を自由に設計するとよい。
描画手順指定手段26は、各単位画面表示領域毎に、指定された画像データを、指定された順に所定のタイミングで表示するように、制御用の描画手順データ45を生成する機能を持つ。一般のプレゼンテーションでは、例えば、改ページキー等の所定の制御キーを操作すると、表示画面を順番に切り替えることができる。この描画手順指定手段26も、同様の操作ができるように、描画手順データ45を生成する機能を持つ。なお、この実施例では、制御キー30として、改ページキー32のほかに、2個の補助キー33,34を使用する。プレビュー制御手段35は、指定された単位画面表示領域16a、16bを複写し、縮小したプレビュー画面を、前記操作画面中に描画する。
プレゼンテーションが開始されると、例えば、画面の切り替えのつど、改ページキー32が操作される。1回の改ページキー操作が受け付けられると、表示制御手段27が描画手順データ45を読み取る。表示制御手段27は、描画手順データ45が示す順にデータファイル41に含まれた画像データを、画像サイズデータ43や描画位置データ44とともに、グラフィック描画制御手段22に転送する。グラフィック描画制御手段22は、指定された画像データを指定されたサイズで、表示出力データ領域14中の指定された位置に描画する。後で詳細を説明するが、改ページキー32を1回操作すると、図1の画面53に示すように、例えば、左右の2画面が同期して更新される。
プレゼンテーション実行時には、グラフィック描画制御手段22による描画が終了すると、表示データ出力手段28にその旨が通知される。表示データ出力手段28は描画された表示データ31をプロジェクタ50に転送する。複数のプロジェクタにより例えば横長の画面を投影するときには、表示データ出力手段28は、各プロジェクタのために、表示データを分配する。操作画面18は、プレゼンテーションの際の、画面操作にも利用できる。
図2は、画像操作装置10の全体像を示す具体的なブロック図である。
図のコンピュータ51は、ディスプレイ2と本体制御部3とキーボード4とマウス5を備える。本体制御部3の内部には、演算処理装置20と記憶装置40が設けられている。コンピュータ51は、コンピュータプログラムを実行することにより、演算処理装置20中に図示した演算処理手段として機能する。コンピュータ51は、これらのコンピュータプログラムの実行中に、記憶装置40を使用して、予め記憶された必要なデータを読み取る。またあるいは、新たなデータを記憶装置40に書き込んで記憶させる。
図のように、コンピュータ51の演算処理装置20は、グラフィック描画制御手段22、ファイル指定手段23、画面サイズ指定手段24、画面レイアウト指定手段25、描画手順指定手段26、表示制御手段27、表示データ出力手段28、プレビュー制御手段35、選択手段39等として機能する。また、記憶装置40には、データファイル41、画面サイズデータ43、描画位置データ44、描画手順データ45等が記憶されている。さらに、この記憶装置40には、コンピュータプログラムの実行過程で、グラフィック描画領域11に、操作画面18、単位画面表示領域16a、16bが描画されて記憶される。また、制御キー30(図1)に割り付けられた機能を記憶しておくために、キー割付データ46が記憶される。さらに、操作画面18中に表示されるプレビュー画面36が記憶される。以上の各手段の機能や各データの内容は、図1で説明したとおりである。
図の画像操作装置10は、プロジェクタやディスプレイに転送するための表示データを編集する画像編集装置として利用することができる。さらに、プロジェクタ等と接続して、表示データを転送し、プレゼンテーション用の画像操作装置としても利用できる。また、既に説明した画像操作装置用のプログラムをインストールすれば、任意のコンピュータに上記の構成の表示データを編集させ、プロジェクタを用いたプレゼンテーションを実行させることができる。
図3は、コンピュータ51のハードウエアブロック図である。
ここで、上記のコンピュータの構造を説明する。上記のコンピュータは汎用のもので、特殊な構成は必要ない。コンピュータ51(図2)の内部バス110には、CPU(中央処理装置)111と、ROM(リードオンリメモリ)112と、RAM(ランダムアクセスメモリ)113と、HDD(ハードディスク)114と、入出力インタフェース115とが接続されている。入出力インタフェース115には、ディスプレイ2とキーボード4とマウス5とプロジェクタ50とが接続されている。プロジェクタ50が接続されないときは、画像編集装置として動作する。また、プロジェクタ50が接続されたときは、プレゼンテーション用の画像操作装置として動作する。プロジェクタは1台でもよいが、図の破線のように複数台を接続して大画面を構成すると、本発明の装置は有効に機能する。ディスプレイ2は、編集処理時とプレゼンテーション実行時に、利用者が表示のための画像データを選択したり操作するときのモニタディスプレイとして機能する。
図2に示した記憶装置40は、ROM112やRAM113やHDD114により構成される。図2に示した演算処理装置20は、CPU111、ROM112、RAM113等により構成される。各種の情報は主としてHDD114に記憶されて保存される。CPU111が実行するコンピュータプログラムは、ROM112に記憶され、あるいはRAM113に適時ロードされる。RAM113の一部にグラフィックメモリが割り付けられる。また、キーボード4のファンクションキー等に、制御キー30が割り付けられる。例えば、改ページキー32は、矢印キー等に割り付けられる。補助キー33や34は別の任意のファンクションキー等に割り付けられる。
図4は表示画面の具体例を示す説明図である。
この図を使用して、プレゼンテーションの手法の実施例を説明する。図は、上記の表示データ出力手段28(図1)からプロジェクタに転送されてスクリーンに投影された各種の投影画像例を示す。図の(a)に示す投影画像53−1は、それぞれ1枚分の同サイズの画像データを隙間なく隣接させて表示させたものである。「1」「2」と数字が表示された左右の各画像はそれぞれ別個のもので構わない。それぞれ独自にページを切り替えることができる。例えば、左側に参照図面を表示しながら、右側に説明用のコメントを表示することができる。
図の(b)に示す投影画像53−2は、3枚の画像を横に並べて表示したものである。左端の画像のサイズはやや大きくなっている。各画像は、表示出力データ領域14上で自由にそのサイズを指定することができる。この例のように、やや変形した投影画像も制御できる。このように、任意に画像を変形させて得た投影画像53−2は、例えば、広い壁面への街頭広告等に適する。1台でなく、任意の数のプロジェクタを組み合わせて投影することができる。即ち、プレゼンテーションといっても、講演会や各種発表会の投影画面だけでなく、広告宣伝やアミューズメント用等、様々な分野で利用できる。プロジェクタやディスプレイやその他の様々な画像表示装置が利用できる。
図4の(c)に示す投影画像53−3は、1枚の横長の画像である。例えば、縦横に多数の数値データを配列した表計算データ等の表示に適する。図1において、単位画面表示領域16aと16bは、表示出力データ領域14上で隙間なく隣接している。グラフィック描画制御手段22(図1)は、その全体を使用して、ひとつのアプリケーションのデータファイルに含まれた画像データを横長に描画する。これをそのまま一台のプロジェクタに転送してスクリーンに投影することができる。また、あるいは、表示データ出力手段28は、例えば、2枚の画像データの境界部分を一部重ね合わせるように、表示データを分割して2台のプロジェクタに分配して、スクリーンに投影させることができる。これにより、つなぎ目の目立たない横長の大画面のスクリーンに表示データの投影ができる。
図の(d)に示す投影画像53−4は、3枚の画像を横に並べて描画したものの上に、2枚の画像を並べて上書きしたものである。例えば、3枚の画像を表示してその説明をし、その次の説明で、2枚の小さい画像を上書きする。グラフィック描画制御手段22は、始めに3枚分の画像データを表示出力データ領域14に並べて描画する。その後、改ページ等の指示が入力すると、3枚分の画像データを描画した領域上の指定された位置に、2つの単位画面表示領域を設定する。そこに2枚分の小さい画像データを上書きする。このように、縦横に自由に広がったり重なりあった非常に複雑な画面の編集と投影が可能である。こうした描画手順は、編集処理時に描画手順データ45に設定する。
図の(e)に示す投影画像53−5は、1枚の横長画像の上に、1枚の画像を重ねて表示したものである。1枚の横長画像は、例えば、テンプレート画像である。例えば、社名の入ったロゴ等をテンプレート画像にする。テンプレート画像は、プレゼンテーション中に常時表示される。画面の切り換え時には毎回、テンプレート画像を表示出力データ領域14に描画し、その上に本来のプレゼンテーション用の画像データを上書き描画する。描画したデータは分割して、2台のプロジェクタに分配する。従って、利用者は、任意のプレゼンテーション用データファイルを、自動的に自社名の入ったロゴを含む画像とともに表示できる。以上のように、様々な手法で、プレゼンテーション効果を高めることができる。なお、上記の単位画面表示領域に描画できる画像データには、静止画、動画、アプリケーションウインドウ等の任意のデータを使用することができる。
図5は、プレゼンテーション時の画面遷移の実施例説明図である。
図の(a)に示す最初の投影画像53−6は、2枚の画像を横に並べて表示したものである。この状態で、例えば、改ページキー32(図1)が操作されると、次の投影画像53−7が表示される。さらに、続けて改ページキー32が操作されると、次の投影画像53−8が表示される。これらの投影画像の関係をみると、ちょうど、一連の画像が、順に左側にスクロールされた状態になる。図の(b)に示す投影画像53−9は3枚の画像を横に並べて表示したものである。改ページキー32が操作されると、次の投影画像53−10が表示される。これも、一連の画像が、順に左側にスクロールされた状態になる。
このとき、グラフィック描画制御手段22は、左の画面も右の画面も同一のデータファイルを構成する画像データを指定された順に表示する。ただし、一方の単位画面表示領域に直前に描画された画像データを、隣接する他方の単位画面表示領域に描画して、同期させて更新するように制御する。2画面の場合も3画面の場合も同様に制御する。表示制御手段27がこのように、グラフィック描画制御手段22を制御すると、一方から他方へ画像データがスクロールされるように表示できる。このとき、各画面の画像データは同期して一斉に更新される。例えば、描画手順データ45に、所定のタイミングで、この例に示すような同期制御命令を含めておく。これにより、街頭するタイミングで、改ページキー32にその機能が割り付けられる。
図5の(c)に示す投影画像53−11は、2枚の画像を横に並べて表示したものである。改ページ等の指示が入力されると、投影画像53−12、53−13が順に表示される。この例では、左右の画像が同期し連動して切り替えられる。一方を固定したまま他方を順に切り替えたり、両方を同時に順に切り替えたりできる。このとき、グラフィック描画制御手段22は、左右それぞれ異なるデータファイルを構成する画像データを、指定された順に同期させて更新する。表示制御手段27がこのように、グラフィック描画制御手段22を制御する。
データファイル41(図1)は、予めプレゼンテーションの際に順番に表示されるように編集された画像データを含む。左右の画面について、それぞれ別々のデータファイルを表示するように設定し、いずれも個別にページめくりをする場合には、例えば、補助キー33,34を使用する。即ち、補助キー33を左側の画像データの更新制御用に割り付ける。補助キー34を右側の画像データの更新制御用に割り付ける。補助キー33を押し下げるたびに、左側の画面が更新される。補助キー34を押し下げるたびに、右側の画面が更新される。ここで、改ページキー32が操作されると、補助キー33と34を同時に押し下げたのと同様のイベントを発生させる。従って、左右のページが同期して更新される。図5の(c)は同期制御、(d)の投影画像53−14、53−15、53−16は個別制御の例を示している。
複数のデータファイルを比較しながら説明する用途に適する。同時切り替えで同期させてもよいし、一方が数回切り替えられる間に他方を1回切り替えるように同期させてもよい。個別改ページ用の2個の制御キーで、必要に応じて、一方の画面で前後の画像データを読み返すことができる。以上のように、複数のプロジェクタを使用して、2枚以上の画像を関連付けて操作することにより、効果的なプレゼンテーションが可能になる。
図5の(e)は、画面全体が一方の画像データの表示に使用されたり、それぞれ別々の画像データを並べたりする例を示す。まず、互いに隙間なく隣接した単位画面表示領域16a、16bが存在するように設定する。それぞれの単位画面表示領域に描画されるべき画像データを予め指定する。グラフィック描画制御手段22は、対応する画像データをそれぞれの単位画面表示領域に描画する。しかし、例えば、一方の画像データを画面全体を使用して表示したいときは、選択手段39を動作させる。選択手段39は、所定の機能キーの操作により起動するとよい。選択手段39が動作すると、例えば、投影画像53−17に示すように動作する。一方の画像データが、複数の単位画面表示領域にまたがって描画される。再度、選択手段39が動作すると、投影画像53−17に示すように動作する。通常どおり、左右の各画像データをそれぞれ対応する単位画面表示領域に描画される。
図6〜図10は操作画面例の説明図である。
この図を用いて編集処理の実施例を説明する。図6に示した操作画面18は、プレゼンテーション編集開始時の画面である。図2に示したコンピュータ51のディスプレイ2に表示される。最初に、プロジェクト指定画面61を使用して、新規プロジェクト名を登録する。プロジェクトとは、このプログラムで生成されたプレゼンテーション用のプロジェクトデータファイルをひとまとめにしたものである。このプロジェクトデータファイルを持参すれば、上述した編集制御用のプログラムがインストールされたコンピュータを使用して、どこでも同じプレゼンテーションができる。
プロジェクトデータファイル名が決まると、次に、何個の画面を使用してプレゼンテーションを行うかを決める。2個と指定すると、図のようにレイアウト画面62に2個分の画面用の横長の枠が表示される。1個の画面の画像データを1台のプロジェクタで表示するのを標準に設定しておくとよい。この例では2台のプロジェクタを使用する。しかし、2個の画面を1台のプロジェクタで表示しても構わない。3台以上のプロジェクタで表示しても構わない。
ここで、画面サイズや描画位置を指定する。例えば、図示しないポップアップウインドウにより画面の頂点の位置座標を入力すると、描画位置と画面サイズを同時に指定できる。また、マウスにより枠を自由に変形し移動するようにしても構わない。デフォルトで2画面構成にしておくと、この指定作業は省略できる。左右の画面について別々に、描画位置や画面サイズを指定することもできるし、2個分の画面全体の描画位置や画面サイズを一括指定することもできる。
次に、各画面用の枠に表示するデータファイルのアイコン65と66とを順にレイアウト画面62にドラッグする。こうして、データファイルを指定する。1つのデータファイルを指定するたびに、サムネイル画面63に、データファイルに含まれた全ての画像データのサムネイルが表示される。これで、2つのデータファイルをプレゼンテーションに使用する準備が完了する。その結果は、例えば、プロジェクト名「PJ01」のプロジェクトデータファイルに保存をする。このプロジェクトデータファイルを開いて、例えば、左側の画像を指定し、改ページキーを押すと、左側のデータファイルのページが順に切り替わる。右側のデータファイルは最初のページを表示したままになる。データファイルの指定を変更しながら改ページキーを押して、プレゼンテーションを続けるとよい。
図7から図10は、データファイルを順番に指定していく過程を示す。まず、図7において、レイアウト画面62にデータファイルのアイコン65をドラッグすると、その中央にデータファイルの第1ページのプレビュー画像が表示され、その下のサムネイル画面63に、データファイルに含まれた全ての画像データのサムネイルが表示される。例えば、表計算データであれば、図8に示すように、横長の画面全体にそのページの内容がプレビュー表示される。例えば、プレゼンテーションの始めに、表計算データの内容を横長の画面で紹介するときには、図8の表示状態を描画手順データに登録しておくとよい。
次に、図9に示すように、別のデータファイルのアイコン66をレイアウト画面62にドラッグする。左右の画面が同サイズで横に並んでいるという状態がデフォルトで設定されているものとする。従って、左右2画面均等表示に自動的に制御が切り替わる。このとき、サムネイル画面63に、新たなデータファイルに含まれた全ての画像データのサムネイルが表示される。マウスで、左右いずれかの画面を選択してクリックするとサムネイル表示も該当するデータファイルのものに切り替わる。なお、図5で説明したような左右の画面の同期制御をここで設定することもできる。
図10は、テンプレートを使用した画面の設定例を示す説明図である。
図において、横長の画面全体に表示されるテンプレートは、例えば、データファイルとは別に環境設定等で選択をしておくとよい。テンプレートの画像データは、該当するサイズのイメージデータでもよいし、画像の全体構造を示すコードデータであってもよい。プレゼンテーション用の画面は、テンプレートの所定位置に配置されるように自動設定するとよい。図の例では、1画面だけとした。2画面以上でも構わない。画面表示位置は自由に設定して構わない。また、画面の形状も自由に設定して構わない。
図11は描画位置データと画面サイズデータの構造例説明図である。
ここで、本発明の装置により制御されるデータの構造例を説明する。図の「データ」は、データファイルに含まれた画像データのページを示す。ここで、各ページの識別コードと、描画位置と画面サイズを同時に示す画面の頂点の位置座標とが、一組ずつ記憶される。なお、全てのページについて描画位置と画面サイズが共通であれば、描画位置データと画面サイズデータとは一組だけ、固定値で記憶されていればよい。
図12は、描画手順データの構造例説明図である。
図に示すように、例えば、テンプレートと左画面と右画面とで、それぞれ表示すべきデータファイル名が指定される。そして、それぞれその表示順に従って、ページの識別コードがリストされる。テンプレートのページは固定である。グラフィック描画制御手段22は、このような描画手順データ45を1組ずつ読み取って、表示出力データ領域14の単位画面表示領域16aと単位画面表示領域16bに画像データを描画する。これが、プレゼンテーションに使用するためのプロジェクトデータである。
図13は、同期制御の具体例説明図である。
この図のとおりの制御データにより、画面更新制御が行われる。図の(a)に示すデータ「pj01」ファイルは、上記のプロジェクトに含められた一つのファイルである。データファイルAとデータファイルBとを左右の画面に表示させるためのデータである。図の例では、データファイルAは4ページの画像データを含む。データファイルBは1ページの画像データを含む。この場合、データファイルBのページ1を参照しながら、データファイルAの各ページを順番に表示していくように動作する。(b)に示すデータ「pj02」ファイルは、データファイルCとデータファイルDとを左右の画面に同期させて表示させるためのデータである。図の例では、データファイルCもBも4ページの画像データを含む。この場合、データファイルCとBの各ページが、同時に順番に更新されるように動作する。
(c)に示すデータ「pj03」ファイルは、データファイルEをスクロールするように左右の画面に同期させて表示させるためのデータである。図の例では、データファイルEは4ページの画像データを含む。この場合、左画面に最初にデータファイルEの第1ページが表示される。右画面には始めに何も表示されない。次のタイミングで、左画面に第2ページが表示され、右画面に第1ページが表示される。その後、左画面は、第3ページ、第4ページの順に画面が更新される。右画面は、第2ページ、第3ページの順に画面が更新される。これで、データファイルEの各ページが左から右にスクロールするように見える。
(d)に示すデータ「pj04」ファイルは、データファイルFとデータファイルGとを左右の画面に同期させて表示させるためのデータである。図の例では、データファイルFは4ページ、データファイルGは3ページの画像データを含む。この場合、左右の画面全体を使用して、最初にデータファイルFの第1ページが表示される。続いて順に、左画面にデータファイルFの第2、3、4ページが表示され、右画面にデータファイルGの1,2,3ページが表示される。例えば、上記のデータ「pj01」〜「pj04」を一つのプロジェクトデータとして保存する。プロジェクトデータには、使用する全てのコンテンツ(画像データ)とその表示手順を示す制御データが含まれる。静止画、動画、ウェブページ、フラッシュ等の任意のコンテンツを含めることができる。これにより、多様な画面操作を含んだプレゼンテーションができる。
図14は、プログラムの編集処理動作例フローチャートである。
既に、編集処理や画面制御の具体例を説明した。ここでは、そのとき動作するコンピュータプログラムの動作例を簡単に説明する。まず、図のステップS11では、図6の画面で説明したように、プロジェクト指定画面61を使用してプロジェクトの新規登録受付をする。ステップS12では、2画面か3画面かといった画面構成の指定受付をする。ステップS13では、画面サイズの指定受付をする。ステップS14では、描画位置の指定受付をする。これらは、頂点の位置座標入力等で指定する。デフォルトのデータを使用して自動的に設定をするときは、ステップS12〜14は操作を省略できる。
ステップS15では、データファイルの指定受付をする。ステップS16では、画面の選択を受付ける。図6で説明したように、データファイルのアイコンをレイアウト画面62(図6)にドラッグアンドドロップする。これで、データファイルが指定され、ドロップした位置の画面が選択される。ステップS17では、該当するデータファイルに含まれた全ての画像データのサムネイル表示をする。ステップS18では、データファイルの選択受付が終了したかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS19の処理に移行し、ノーのときはステップS15の処理に移行する。全てのデータファイルが選択されるまで、ステップS15からステップS18の処理を繰り返す。
ステップS19では、既に説明した同期制御等の設定を受け付ける。これは、図示しないポップアップメニューで、「同時めくり」とか、「前後ページ表示」というルールを設定することで実現する。ステップS20では、レイアウト画面62(図6)に指定された画像データのプレビュー表示をする。画面構成と表示すべき全ての画像データの指定が終了すると、ステップS21の処理に進む。ステップS21では、スライドショーを実行する。このときは、例えば、モニタディスプレイに、単位画面表示領域に描画された画像と操作画面18とが表示される。これにより、デスクトップでプレゼンテーションのシミュレーションを実行できる。ステップS22では、データファイルの修正や追加の有無を判断する。修正等があるときは、ステップS15に戻る。ステップS15からステップS22を繰り返すことにより、データファイルを修正したり、表示順を変更したりして再編集をすることができる。ステップS22でノーのときは、ステップS23に進む。ステップS23では、完成したプロジェクトを記憶装置に保存する。以上の処理により、プレゼンテーションの準備が完了する。
図15は、プレゼンテーション動作例フローチャートである。
ステップS31では、上述した画像編集プログラムを起動する。ステップS32では、マスク画面の転送をする。マスク画面というのは、プレゼンテーションの開始前に無用な画面がスクリーンに表示されないように、最初にプロジェクタ等に転送しておく表示データである。マスク画面は、例えば、スクリーンを暗転させるための簡単な信号で構わない。また、単色の画面でもよい。表示データ出力手段28(図1)が、自動的に生成できるような簡単な画面が好ましい。
一般に、プレゼンテーション開始時には、コンピュータのファンクションキーを操作して、マルチディスプレイモードに切り換える。このとき、デフォルトでは、モニタディスプレイに表示された画面がプロジェクタ等の画像表示装置に出力されてしまう。スライドショーが開始されるまで、無用な画像をスクリーンに投影することになる。そこで、この実施例では、表示データ出力手段28が、一定のマスク画面を出力するようにした。この動作は、画像再生プログラムを起動してから、グラフィック描画制御手段22(図1)が単位画面表示領域に描画処理を開始するまでの間継続して実行される。画像再生プログラムを起動してからマルチディスプレイモードに切り換えれば、無用な画像の出力を阻止できる。
また、グラフィック描画制御手段22(図1)が単位画面表示領域に描画処理を終了してから、画像再生プログラムが動作を終了するまでの間も、同様にしてマスク画面を出力するとよい。マルチディスプレイモードを終了させてから、画像再生プログラムを終了させれば、無用な画像の出力を阻止できる。また、図1に示す実施例では、モニタディスプレイに表示させる画像を描画する操作制御領域と、表示出力データを描画する表示出力データ領域とを明確に区別して制御している。従って、例えば、画像再生プログラムの起動直後に、グラフィック描画制御手段22が自動的に所定の画像データを読み出して、表示出力データ領域にマスク画面を描画することができる。表示データ出力手段28がそれをプロジェクタ等に出力すればよい。プレゼンテーションの終了後も同様にするとよい。また、図10を用いて説明したテンプレートを使用するプレゼンテーションでは、テンプレート用の画面をマスク画面に設定するとよい。
ステップS33では、プロジェクトの指定受付をする。操作画面18上で指定する。ステップS34では、プロジェクトに含まれた描画手順データ45(図1)を自動的に読み取って、画面構成の設定をする。ステップS35では、画面サイズの設定をする。ステップS36では、描画位置の設定をする。ステップS37では、プレゼンテーションを開始する。ステップS38では、表示制御手段27が描画手順データ45の読み取りをする。
ステップS39では、グラフィック描画制御手段22がグラフィック描画領域11に1画面分の画像データの描画をする。ステップS40では、表示制御手段27が、別の画像データの描画が必要かどうかという判断をする。こうして、複数の単位画面表示領域全てに、指定された画像データを描画する。この判断の結果がイエスのときはステップS38の処理に移行し、ノーのときはステップS41の処理に移行する。ステップS41では、操作画面18にプレビュー画面が表示される。ステップS42では表示データ出力手段28がプロジェクタ等に表示データを転送する。ステップS43では、改ページの指示が受付けられたかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS38の処理に移行し、ノーのときはプレゼンテーションを終了する。図13で説明したような制御も、改ページキーの操作のみで実行できる。以上の処理によって、生成した表示データを利用したプレゼンテーションができる。
なお、上記の演算処理装置で実行されるコンピュータプログラムは、機能ブロックで図示した単位でモジュール化されてもよいし、複数の機能ブロックを組み合わせて一体化されてもよい。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。
実施例1の画像操作装置の説明図。 画像操作装置の全体像を示す具体的なブロック図。 コンピュータのハードウエアブロック図。 表示画面の具体例を示す説明図。 表示画面の具体例を示す説明図。 操作画面例の説明図。 操作画面例の説明図。 操作画面例の説明図。 操作画面例の説明図。 テンプレートを使用した画面の設定例を示す説明図。 描画位置データと画面サイズデータの構造例説明図。 描画手順データの構造例説明図。 同期制御の具体例説明図。 プログラムの編集処理動作例フローチャート。 プログラムのプレゼンテーション動作例フローチャート。
符号の説明
10 画像操作装置、11 グラフィック描画領域、12 操作制御領域、14 表示出力データ領域、16a、16b 単位画面表示領域、18 操作画面、20 演算処理装置、22 グラフィック描画制御手段、23 ファイル指定手段、24 画面サイズ指定手段、25 画面レイアウト指定手段、26 描画手順指定手段、27 表示制御手段、28 表示データ出力手段、30 制御キー、31 表示データ、32 改ページキー、33 補助キー、34 補助キー、35 プレビュー制御手段、36 プレビュー画面、39 選択手段、40 記憶装置、41 データファイル、42a、42b 画像データ、43 画面サイズデータ、44 描画位置データ、45 描画手順データ、46 キー割付データ、50 プロジェクタ、51 コンピュータ、52 モバイル装置、53−1〜53−18 投影画像、61 プロジェクト指定画面、62 レイアウト画面、63 サムネイル画面

Claims (8)

  1. 記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、前記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、前記操作制御領域には、前記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画する、グラフィック描画制御手段と、
    前記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するファイル指定手段と、
    前記単位画面表示領域のサイズを指定する画面サイズ指定手段と、
    前記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定する画面レイアウト指定手段と、
    前記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定する描画手順指定手段と、
    所定の制御命令を受け付けて、前記描画手順指定手段が指定した前記描画手順に従って、前記グラフィック描画領域中の前記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、前記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、前記グラフィック描画制御手段を制御する表示制御手段と、
    前記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する、表示データ出力手段を備えたことを特徴とする画像操作装置。
  2. 請求項1に記載の画像操作装置において、
    前記表示制御手段は、それぞれ異なるデータファイルを構成する複数の画像データを、指定された順に、同期させて更新するように、前記グラフィック描画制御手段を制御することを特徴とする画像操作装置。
  3. 請求項1に記載の画像操作装置において、
    前記表示制御手段は、同一のデータファイルを構成する複数の画像データを指定された順に描画するとき、一方の単位画面表示領域に直前に描画された画像データを、隣接する他方の単位画面表示領域に描画して、互いに同期させて更新するように、前記グラフィック描画制御手段を制御することを特徴とする画像操作装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像操作装置において、
    当該画像操作装置を起動させるプログラムが起動ざれた後であって、前記グラフィック描画制御手段が単位画面表示領域に描画処理をしていないときに、前記表示データ出力手段が、一定のマスク画面を継続的に出力することを特徴とする画像操作装置。
  5. 請求項1乃至4に記載の画像操作装置において
    前記複数の単位画面表示領域が互いに隙間なく隣接し、それぞれの単位画面表示領域に描画されるべき画像データが指定されているとき、グラフィック描画制御手段が、各画像データをそれぞれ対応する単位画面表示領域に描画する状態と、一方の画像データを、複数の単位画面表示領域にまたがって描画する状態とを選択する選択手段を備えたことを特徴とする画像操作装置。
  6. コンピュータを、
    記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、前記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、前記操作制御領域には、前記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画する、グラフィック描画制御手段と、
    前記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するファイル指定手段と、
    前記単位画面表示領域のサイズを指定する画面サイズ指定手段と、
    前記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定する画面レイアウト指定手段と、
    前記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定する描画手順指定手段と、
    所定の制御命令を受け付けて、前記描画手順指定手段が指定した前記描画手順に従って、前記グラフィック描画領域中の前記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、前記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、前記グラフィック描画制御手段を制御する表示制御手段と、
    前記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する、表示データ出力手段、
    として機能させる画像操作プログラム。
  7. コンピュータを、
    記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、前記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、前記操作制御領域には、前記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画する、グラフィック描画制御手段と、
    前記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するファイル指定手段と、
    前記単位画面表示領域のサイズを指定する画面サイズ指定手段と、
    前記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定する画面レイアウト指定手段と、
    前記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定する描画手順指定手段と、
    所定の制御命令を受け付けて、前記描画手順指定手段が指定した前記描画手順に従って、前記グラフィック描画領域中の前記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、前記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、前記グラフィック描画制御手段を制御する表示制御手段と、
    前記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力する、表示データ出力手段、
    として機能させる画像操作プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  8. グラフィック描画制御手段が、記憶装置上のグラフィック描画領域中に、表示出力データ領域と操作制御領域とを設定し、前記表示出力データ領域には、複数の単位画面表示領域を割り付け、前記操作制御領域には、前記単位画面表示領域に描画される画像を制御するための操作画面を割り付けて描画するステップと、
    ファイル指定手段が、前記単位画面表示領域に描画すべき画像データを含むデータファイルを指定するステップと、
    画面サイズ指定手段が、前記単位画面表示領域のサイズを指定するステップと、
    画面レイアウト指定手段が、前記複数の単位画面表示領域の描画位置を指定するステップと、
    描画手順指定手段が、前記データファイルに含まれた複数の画像データの描画手順を指定するステップと、
    表示制御手段が、所定の制御命令を受け付けて、前記描画手順指定手段が指定した前記描画手順に従って、前記グラフィック描画領域中の前記各単位画面表示領域に描画される各画像データが、前記描画手順に従って互いに同期して更新されるように、前記グラフィック描画制御手段を制御するステップと、
    表示データ出力手段が、前記表示出力データ領域中の複数の単位画面表示領域に描画された画像データを、画像表示装置に向けて出力するステップと、
    を含む画像操作方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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