JP2004193867A - 携帯端末,移動通信システムおよび携帯端末の送信制限方法 - Google Patents

携帯端末,移動通信システムおよび携帯端末の送信制限方法 Download PDF

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Abstract

【課題】病院及び電車等にて、携帯端末の使用禁止エリアを設定しユーザの意思にかかわらず携帯端末の機能及び動作について容易かつきめ細かく制限でき、低廉な、携帯端末,移動通信システム及び携帯端末の送信制限方法を提供する。
【解決手段】無線信号の送信機能をそなえた携帯端末102において、送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部507と、第1受信部507が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて複数の動作モードに対応する送信機能を制限するデータ処理部および主制御部(制限部)11aとをそなえて構成する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば病院,電車などにおける携帯端末の発着信制限に用いて好適な、携帯端末,移動通信システムおよび携帯端末の送信制限方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、病院,電車,映画館又は学校などにおいては、携帯端末(例えば携帯電話)の使用が、基本的に禁止又は制限されており(以下、病院,電車などを使用禁止エリアと称する。)、また、使用禁止エリアにおける携帯端末の使用およびマナー違反が指摘されている。特に、病院における携帯端末の使用は、医療機器の動作に影響を及ぼす可能性があることが報告されており、この可能性については賛否両論があるが、医療機器に近い場所における携帯端末の使用は禁止されている。
【0003】
これに対して、ユーザ(加入者)は、病院内において早急な連絡を要する場合がある。この場合、病院が一律に携帯端末の使用を禁止すると、病院内における全ての携帯端末が使用できず、緊急な連絡ができない事態を招く。一方、人が少ない休憩所などにおける携帯端末の使用は多くの場合、差し支えない。
また、使用禁止エリアにおける携帯端末の使用を禁止する方法(以下、使用禁止方法と称する。)は、一般に、ユーザ自身が手動により携帯端末の電源をオフにすることによって行なわれているが、現在の社会状況下においては、あまり奨励されているとは言いがたい。
【0004】
このため、従来、多くの使用禁止方法が提案されている。
一例として、携帯端末が使用禁止エリアに入ったことを、基地局が何らかの方法を用いて検知し、基地局の制御によってその携帯端末の電源をオフにする技術が知られている。この使用禁止方法は、使用禁止エリアを特定する方法,精度およびシステム規模を考慮した場合、広い範囲の使用禁止エリアを設定することは有効である。
【0005】
また、特定の基地局装置が、他の基地局装置の電波エリア内に電波エリアを形成し、他の基地局装置が用いる拡散コードと異なる特定の拡散コードにより拡散された報知信号を送信し、移動局装置が、特定の拡散コードで逆拡散した特定基地局装置からの報知信号の受信時に予め定められた発着呼などの機能の動作を制限する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この技術によれば、特定場所での移動局装置の種々の機能動作を任意に制限することができる。
さらに、新幹線,特急列車および在来線など電車の種類に応じて自動的に携帯端末の使用を制限するとともに、使用制限された携帯端末の相手端末に対して不応答無しの原因のほか各種情報を伝達可能とするシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
このシステムは、電車内に設けられた携帯電話機の出力制限を管理装置が、無線基地局と無線通信を行なうための送受信アンテナをそなえ、出力制限状態に入った携帯電話機から送信された携帯電話機に固有の情報が、応答メッセージ情報を含み、出力制限モードにある携帯電話機に対する着信に対して、携帯電話機に代わって自動的に応答メッセージを発信側に送信するものである。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−278755号公報
【特許文献2】
特開2000−324539号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記検知技術は、病院の施設内における特定のエリアなどの狭い範囲のみを使用禁止エリアに設定することは困難である。この主な理由は、エリアを管理する単位がセル単位であり、各エリアの範囲が電波の反射により変動し、特定の携帯端末についての使用禁止ができないからである。
【0010】
特許文献1記載の技術も同様であって、狭い範囲のみを使用禁止エリアに設定することは困難である。
従って、従来の移動通信システムは、携帯端末の動作および機能を個別にかつきめ細かに制限することができないという課題がある。
さらに、特許文献2記載のシステムは、電車、自動車又は航空機などの移動物体における携帯端末の機能制限を容易に行なえず、また、システムを構築する費用がきわめて高いという課題がある。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、病院内などにおいて、携帯端末の使用禁止エリアおよび使用可能エリアを自由に設定でき、各使用禁止エリアにおいてユーザの意思にかかわらず携帯端末の機能および動作を容易にかつきめ細かく制限でき、また、比較的低廉に導入可能とするとともに、移動物体においても携帯端末の機能を容易に制限可能な、携帯端末,移動通信システムおよび携帯端末の送信制限方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の携帯端末は、無線信号の送信機能をそなえた携帯端末において、送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて複数の動作モードに対応する送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴としている(請求項1)。
【0013】
そして、本発明の移動通信システムは、携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機と、電波発信機が送信した微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末とをそなえ、電波発信機が、エリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力する動作モード選択部と、動作モード選択部にて出力された特定信号を含む微弱電波をエリアに送信する微弱電波発信部とをそなえるとともに、携帯端末が、微弱電波を受信する第1受信部と、第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴としている(請求項2)。
【0014】
さらに、本発明の携帯端末の送信制限方法は、携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機が、微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末に対して、送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波をエリアに送信し、携帯端末が、微弱電波を受信し、携帯端末が、微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限することを特徴としている(請求項3)。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)本発明の第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態に係る移動通信システムを上方から見た模式的な構成図である。この図1に示す移動通信システム100は、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式を用いて音声およびパケットデータ(以下、パケットと称する。)の同時かつ高速な通信サービスを提供するとともに、複数の携帯端末102の送信機能を個別に制限しうるものであって、相手端末86と、公衆網84と、交換機85と、無線基地局制御装置(基地局制御装置)83と、複数の無線基地局(基地局)82a〜82bとをそなえるとともに、病院(病院の建物)30の内部に、複数の携帯端末102と、微弱電波を送信する電波発信機(特定電波発信機)101とをそなえて構成されている。
【0016】
(1)携帯端末102の概略的な説明
携帯端末102は、基地局82a〜82bと例えばcdma2000方式による音声データおよびパケット(以下、情報データと称する。)を送受信し、電波発信機101からの微弱電波(例えば特定小電力無線)に含まれる特定信号を受信するようになっている。
【0017】
この特定信号は、送信機能に対応するモードA,モードB,…,モードZなどの動作モードを識別しうるものである。携帯端末102は2系統の受信部(図5,図6参照)を有し、基地局82a〜82bからの無線信号と、電波発信機101からの微弱電波との両方を受信できるようになっている。
この特定信号を用いることにより、既存の移動通信システム100の仕様を変更せずに、各携帯端末102の送信機能を制限できる。
【0018】
(2)移動通信システム100
相手端末86は携帯端末102と情報データを通話又は通信するものであり、交換機85は呼を適切な方路にスイッチするものであり、公衆網84はその情報データを伝送するものであり、基地局制御装置83は公衆網84からの情報データをその宛先に応じて複数の基地局82a〜82bのいずれかの基地局に対して送信し、また、複数の基地局82a〜82bからの情報データを公衆網84に対して送信するものである。さらに、複数の基地局82a〜82bはそれぞれ基地局制御装置83からの情報データと通信制御用の制御データとを無線信号に変換しその無線信号を複数の携帯端末102に対して送信し、また、携帯端末102からの無線信号を受信してデコードし情報データを基地局制御装置83に対して送信するものである。
【0019】
これにより、ユーザ(携帯端末102)が情報データを例えば基地局82aに送信すると、その情報データは、基地局82a,基地局制御装置83,交換機85および公衆網84をそれぞれ介して相手端末86に伝送される。また、相手端末86からの情報データも、公衆網84,交換機85,基地局制御装置83および基地局82bをそれぞれ介して携帯端末102に伝送される。従って、ユーザ(携帯端末102)は相手端末86と通話でき、又はパケットのダウンロードが可能になる。
【0020】
なお、基地局82a〜82bと携帯端末102との間の無線区間のアクセス方法は、W−CDMA(Wideband − Code Division Multiple Access)を用いることもできる。
(3)微弱電波の受信および病院30
病院30において、携帯端末102を有する複数のユーザが移動しており、また、各携帯端末102は、電波発信機101から特定信号を含む微弱な電力値の無線信号(微弱電波)を受信可能になっている。
【0021】
微弱電波とは、特に断らない限り、携帯端末102などの各種端末の使用禁止エリアにおける通信に足りる電力値を有する電波を意味する。携帯端末102は、微弱電波として、特定小電力無線信号を用いている。以下の説明において、この特定小電力無線信号の到達する範囲(電波有効範囲)は特に断らない限り、概略半径1メートル〜50メートルとし、また、電波有効範囲の形状を2次元的な円形を例として説明する。なお、半径の値は一例であり、形状は楕円形又は3次元的な球形,楕円球形などで表すこともできる。
【0022】
病院30には、微弱電波の影響を受けうる医療機器31が置かれている。この医療機器31は、例えば各種の検査装置,精密機械などである。携帯端末102が送信する電波が、医療機器31の動作に影響を及ぼすか否かについては賛否両論があるが、医療機器31に近い場所における携帯端末102の使用は禁止されている。そして、携帯端末102は、電波発信機101からの特定信号を受信すると、送信機能が禁止又は制限される動作モード(例えばモードA,モードB)に遷移(移行)する。これにより、医療機器31は、電波による影響を受けないようになっている。
【0023】
なお、携帯端末102の使用禁止エリアは、学校,職場および公共施設(施設の建物を含む。)などに設定することもできる。
(4)電波発信機101の構成
図2は本発明の第1実施形態に係る電波発信機101のブロック図である。この図2に示す電波発信機101は、モード選択部(動作モード選択部又はモード出力部)710と、特定信号送信部709と、送信アンテナ101aとをそなえて構成されている。このモード選択部710は、携帯端末102の複数の動作モードのうちの一モードを表すモード切り替え信号を選択的に出力するものである。
【0024】
複数のモードとは、通常モード,発着信禁止モード(モードA),着信機能有効モード(モードB)および緊急発信モード(モードZ)などを表し、携帯端末102は予めこれらの複数のモードに対応可能に構成され、これらのモードのうちの一モードを選択できるようになっている。
ここで、通常モードは、発着信機能は制限されないモードでユーザがキャリア(通信事業者)と契約した携帯端末102の各機能を使用できるモードである。
【0025】
また、モードAは、携帯端末102が発着信機能を禁止されるモードである。モードBは、携帯端末102が発信機能を禁止され着信機能を使用できるモードである。そして、モードZは携帯端末102が緊急番号119,110などのみ発信を有効とされ緊急番号以外の電話番号への発信を禁止されるモードである。
換言すれば、特定信号とは、携帯端末102の送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する発着信禁止,着信機能有効又は緊急発信などの動作モードを識別しうるものである。
【0026】
なお、モード選択部710は、複数種類の特定信号を、電波発信機101の設置場所又は時間帯に応じて切り替えて送信することもでき、これにより、やはり、発着信機能の制限が確実になる。
また、特定信号送信部709は、モード選択部710にて選択されたモードを識別するビットパターン(特定信号)を送信パケットの所定領域(図4参照)に挿入しその挿入された送信パケットを無線信号に変換して送信するものであって、モード挿入部(モード設定部)705と微弱電波発信部708とを有する。
【0027】
ここで、モード挿入部705は、モード選択部710から出力されたモード切り替え信号を送信パケットの所定領域(図4参照)に挿入し送信パケットを生成するものである。これにより、モード挿入部705によって例えばモードAが選択されると、発着信禁止モード実施部708b(図3参照)にて、モードAを表すビットパターンが無線信号に挿入されその挿入された無線信号が出力される。また、微弱電波発信部708は、モード挿入部705にて生成された送信パケットを無線信号に変換して送信するものである。
【0028】
さらに、送信アンテナ101aは、特定信号送信部709から出力された無線信号を送信するアンテナである。電波有効範囲は、電波発信機101の送信アンテナ101aの形状若しくは仕様、又は病院30内の構造若しくはユーザの存在などに応じて変動する。なお、送信アンテナ101aの設置場所は、天井側又は壁側などに設けることができる。
【0029】
(5)特定信号送信部709
特定信号送信部709について図3,図4を用いてさらに詳述する。
図3は本発明の第1実施形態に係る特定信号の送信方法を説明するための図である。この図3に示すモード挿入部705の機能は、例えばソフトウェア手段により発揮され、モード選択部710からのモード切り替え信号に応じて処理を切り替える設定情報切り替え部706と、設定情報切り替え部706にて切り替えられたモードに基づいて各モード識別情報(特定信号)を挿入する処理を実施する送信パケット生成部705a〜705dとからなる。なお、ソフトウェア手段は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)が協働することにより実現される。
【0030】
そして、微弱電波発信部708は、送信パケット生成部705a〜705dのうちの選択されたものにて生成された送信パケットを微弱な無線信号に変換して出力するものであって、通常モード実施部708a,発着信禁止モード実施部708b,着信限定モード実施部708cおよび緊急番号モード実施部708d等の各モード実施部708a〜708dをそなえて構成されている。また、各モード実施部708a〜708dは、同一の周波数を用いて、コードレス電話の親機が送信するような特定小電力無線を送信し、これにより、電波発信機101との距離が例えば1メートル〜50メートル近辺に位置する携帯端末102に到達するのである。
【0031】
図4は本発明の第1実施形態に係る電波発信機101の送信パケットのフォーマット例を示す図である。この図4に示す送信パケットのデータフォーマットは、「キャリア識別」、「モード情報フィールド部」、「予備部」および「誤り検出符号」の各領域からなる。ここで、「キャリア識別」は通信事業者を識別するものであって、キャリアを識別することが不要な場合は0とし、それ以外の場合は、第1のキャリア、第2のキャリア,…,第n(nは自然数を表す。)のキャリアは、それぞれ、1、2,…,nを割り当てられる。なお、図4に示すNTTDoCoMo,KDDIおよびJフォンは、いずれも、登録商標である。
【0032】
また、「モード情報フィールド部」は、病院30が各ユーザに対して各携帯端末102の動作機能を設定するための領域であって、通常モードおよび複数の制御モードのうちの一モードが設定される。一例として、通常モード(制限なし)、モードA(発着信禁止)、モードB(着信のみ有効),…,モードZ(緊急番号119,110のみ発信可能)の各モードは、それぞれ、0,1,2,…,nを割り当てられる。
【0033】
また、「予備部」は予備用領域(Reserved)であり、「誤り検出符号」は例えば巡回符号などの誤り検出のための複数のパリティビットを挿入するための領域である。
このように、比較的簡素なデータフォーマットが用いられ、また、電波発信機101および携帯端末102間において、複雑なメッセージの送受信シーケンスが不要となり、デバッグが簡便化されて製品化の促進および開発期間の短縮化が図れる。
【0034】
さらに、複雑なメッセージ送受信が不要となることは、プログラム容量を小さくすることができ、小容量のROM,RAMなどを使用でき、製品の低廉化が図れる。
なお、各モード実施部708a〜708dは、特定小電力無線以外の別個の微弱電波を送信するようにもできる。ここで、微弱電波の電力が小さい場合は、微弱電波による他の携帯端末102への混信又は医療機器31への妨害が回避される半面、到達距離が不十分になる可能性がある。一方、微弱電波の電力が大きい場合、微弱電波は複数の携帯端末102に到達できる半面、医療機器31に好ましくない影響を与える可能性がある。従って、微弱電力は、使用禁止エリアにおいて携帯端末102が、通信に足りる値でよく、また、微弱電力の大きさは、電波発信機101の設置場所などを考慮して決定することが望ましい。
【0035】
このように、微弱電波を用いることにより、電波発信機101および携帯端末102の微弱電波の受信部分は、ともに、比較的簡素な部品を使用できるので、サイズの小型化および低コスト化を図れる。
(6)携帯端末102
次に、図5,図6を用いて携帯端末102について説明する。
【0036】
図5は本発明の第1実施形態に係る携帯端末102のブロック図である。この図5に示す携帯端末102は、各基地局82a〜82bとの間において無線信号を送受信するとともに電波発信機101からの微弱電波を受信するようになっており、送受信アンテナ11eと、無線送受信部(第2受信部)11fと、データ処理部/主制御部(データ処理部および主制御部:以下、データ処理部と略称する。)11aと、表示部11cと、音声処理部11bと、スピーカ11gと、マイク11hとをそなえるとともに、受信アンテナ11dと、受信およびモード判定部(受信・モード判定部:第1受信部)507と、着信履歴保持部(保持部)12とをそなえて構成されている。
【0037】
ここで、受信アンテナ11dは、電波発信機101からの微弱電波を受信するためのものである。
また、受信・モード判定部507は、送信機能に対応するモードA,モードB,…,モードZなどの動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信するものであって、第1受信部として機能している。受信・モード判定部507は、受信アンテナ11dにて受信した微弱電波についてデコードおよびモード判定をする。また、送信機能を制限されエリアに設けられた電波発信機101からの微弱電波を受信するように構成されてもよい。
【0038】
図6は本発明の第1実施形態に係る受信・モード判定部507のブロック図である。この図6に示す受信・モード判定部507は、受信アンテナ11dにて捕捉された無線信号に含まれるモード種類(モード情報)を出力するものであって、受信処理部501と、モード判定部510とを有する。ここで、受信処理部501は、無線信号を復調しデータに含まれる特定信号を抽出するものである。また、モード判定部510は、抽出された特定信号をデコードしてモードを判定するものであって、通常モード判定処理部510a,発着信禁止モード判定処理部510b,着信限定モード判定処理部510cおよび緊急番号モード判定処理部510d等の各モード判定処理部510a〜510dをそなえて構成されている。そして、モードA,モードBなどが判定され、各モード種類を表すデータが出力される。
【0039】
これにより、受信処理部501は、受信信号をデコードしたデータのうちの例えば「モード情報フィールド部」を抽出しその抽出したデータをモード判定部510に入力する。
次に、図5に示すデータ処理部11aは、無線送受信部11fからのデータの復号および送信データを暗号化して無線送受信部11fに入力する第1の機能と、受信した特定信号に基づいて携帯端末102の送信機能を制限する第2の機能(制限部としての機能)と、着信を制限しかつ着信メロディー又はバイブレータなどを選択制御する第3の機能とを有する。
【0040】
ここで、第1の機能は、携帯端末102が、各基地局82a〜82bと通話するための機能である。
また、第2の機能は、携帯端末102が、電波発信機101からの微弱電波を受信し、医療機器31の動作に影響を及ぼす可能性があるとされる送信機能を制限する機能である。データ処理部11aは、受信・モード判定部(第1受信部)507が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて、使用禁止エリアにおける送信機能を制限する制限部としての機能を発揮する。具体的には、データ処理部11aは、受信・モード判定部507にてデコードされた特定信号に基づいて、発着信機能の制限がない通常動作モードと、発信機能を制限する制限動作モード(モードA,モードBなど)とを切り替えることにより、送信機能を制限するのである。
【0041】
また、データ処理部11aは、各モードについて優先順位をモードA,モードB,モードC,…,モードZと予め割り当てて、その順位をメモリなどに保持している。図9を用いて後述するように、データ処理部11aが複数の電波発信機101から相互に異なる2以上の特定信号を受信した場合、保持した優先順位に基づいてモードを選択し、これにより、処理が確実になる。
【0042】
また、第3の機能に関し、データ処理部11aは、相手端末86からの着信を通知する機能を制限する機能である。具体的には、データ処理部11aは、着信メロディーの鳴動のオン又はオフ,着信メロディーの選択など着信を音により通知する聴覚手段を制限でき、また、バイブレータなどの着信を振動により通知する振動手段を制限することもできる。
【0043】
このように、データ処理部11aは、電波発信機101からの微弱電波に含まれる特定信号に基づいて、基地局82a〜82bに送信する送信部22aの機能を制限できる。
次に、図5に示す表示部11cは、受信した情報を表示し、また、ユーザが入力した情報表示(エコーバック)するものである。
【0044】
そして、音声処理部11bは音声をデータ化するマイク11hからのアナログ信号を処理してアナログディジタル変換し、圧縮されたディジタル音声データをデータ処理部11aに入力するものである。また、音声処理部11bはデータ処理部11aに入力された受信ディジタルデータをアナログ信号にディジタルアナログ変換し、その変換されたアナログ信号を出力する。このアナログ信号はスピーカ11gにて音声に変換される。
【0045】
さらに、送受信アンテナ11eは、携帯端末102が各基地局82a〜82bと無線信号を送受信するためのアンテナであり、無線送受信部11fは、送信部22aおよび受信部22bを有する。ここで、送信部22aは、データ処理部11aとデータ処理部11aにて処理された音声又はテキストデータなどを無線信号に変換するものであり、受信部22bは音声データ又はテキストデータを有する無線信号を受信しデコードしてデコードデータを出力するものであり第2受信部として機能している。また、着信履歴保持部12は、制限動作モードにおいて着信した着信履歴を保持するものである。
【0046】
これにより、携帯端末102と各基地局82a〜82bとの間の通信は、音声データ又はテキストデータのようなパケットが、それぞれ、マイク11h、音声処理部11b又は操作キー(例えばテンキー:図示省略)などを介して入力され、データ処理部11aにおいて、暗号化されてから送信部22aに入力され、送信部22aにて無線信号が出力され、各基地局82a〜82bにまで伝送される。また、各基地局82a〜82bからの情報データは、送受信アンテナ11e、無線送受信部11fをそれぞれ介して、受信され復調され、その復調後のディジタルデータが、データ処理部11aに入力される。
【0047】
さらに、これにより、携帯端末102が電波発信機101からの微弱電波を受信する場合は、受信・モード判定部507からのモード識別データに基づいて、表示部11c、無線送受信部11fおよび携帯端末102のそれ以外の部分の動作をモードに応じて制限又は管理される。
(7)各モードにおける携帯端末102の詳細な動作
上記の第1の機能〜第3の機能について、各モードにおける携帯端末102の詳細な動作又は機能をさらに詳述する。
【0048】
携帯端末102は、通常モードを受信しているときは、各基地局82a〜82bと送受信し発着信機能は制限されない。また、携帯端末102は、モードAを受信すると、発着信をともに禁止する。
このモードAの発信機能の停止は、主制御機能をも有するデータ処理部11aが、送信部22a(又は送信系統ラインに設けられた各部品)の動作を停止させることにより実現される。従って、携帯端末102から、電波が出力されないので、確実に発信停止が可能となる。また、設計者は、各基地局82a〜82bと携帯端末102との間のシーケンス設計を比較的容易に実現できる。
【0049】
また、モードAの受信機能の停止は、携帯端末102のデータ処理部11aが例えばソフトウェア処理を用いて、受信部22bが電波を受信しない状態にする。
ここで、受信機能を停止させる場合、データ処理部は、ユーザに対して、表示部11cのアンテナマーク(圏外表示)を消去するなど、相手端末86からの着信を通知する機能を制限する。
【0050】
さらに、データ処理部11aは、モードAにおいて、送信機能と受信機能との両方を停止させるために、携帯端末102の電源を強制的にオフにするようにもできる。これにより、確実に発着信が禁止できる。
次に、携帯端末102がモードBを受信すると、データ処理部11aは、送信部22aの動作を停止させ、送信機能および送信動作を停止する。携帯端末102は、これとともに、受信チャネルをPCH(Paging Channel:一斉呼び出しチャネル)に設定する。この場合、携帯端末102は、各基地局82a〜82bからのPCHを単に受信し続ける。すなわち、携帯端末102と各基地局82a〜82bとの間は、PCHのみが設定された状態が維持される。
【0051】
このPCHは、制御チャネル(CCH)の1種類であって、各基地局82a〜82bから携帯端末102に対して、単一または複数の広域のセルに、同一の情報を一斉に送信(又は転送)するためのチャネルである。このPCHは、基地局制御装置83が、相手端末86(図1参照)から基地局制御装置83自身に登録された携帯端末102に対して呼着信があった場合に、その携帯端末102を呼び出すためのものである。
【0052】
このように、データ処理部11aは、モードA,B,Zのような制限モードにおいて、受信部22bを公衆網84からの呼出チャネルを受信する動作モードに切り替える。
また、モードBにおいて相手端末86から携帯端末102への着信があった場合は、後刻、携帯端末102が折り返し電話することが決定できる。従って、携帯端末102は、制限102がモードBを受信すると、その送信機能動作を停止させ、これにより、着信可能のみ状態に遷移する。
【0053】
また、モードBにおける送信部22aは、着信後に、相手端末86に対して携帯端末102自身が送信機能を制限されるエリアにいる旨を通知するようになっている。なお、モードA、モードBにおける携帯端末102の発信禁止機能は、それぞれ、データ処理部11aが、発信ボタン又はキーなどの操作を無視する処理又はその操作に制限を加える処理によっても実現可能である。さらに、携帯端末102は、モードZを受信すると、所望の電話番号との接続することは禁止されるが、緊急番号(110,119)については発信できる状態となる。
【0054】
従って、本発明の移動通信システム100は、携帯端末102の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機101と、電波発信機101が送信した微弱電波の受信機能と基地局82a〜82bに対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末102とをそなえている。この電波発信機101は、前記エリアにおける送信電力に対応するモードAなどの複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力するモード選択部710と、モード選択部710にて出力された特定信号を含む微弱電波をエリアに送信する微弱電波発信部708とをそなえるとともに、携帯端末102は、微弱電波を受信する受信・モード判定部(第1受信部)507と、受信・モード判定部507が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限するデータ処理部(制限部)11aとをそなえて構成されたことになる。
【0055】
(8)動作説明
上述のごとく構成された本移動通信システム100における携帯端末使用禁止エリア設定方法について、図7〜図10を参照して説明する。
本携帯端末使用禁止エリア設定方法は、予めキャリアが、医療機器31への影響又は公共場所におけるマナーなどに基づいて、携帯端末102の使用禁止エリアを決定し、電波発信機101を病院30の休憩所又は待合い室などに設置する。
【0056】
そして、キャリアは、設置場所の性質および時間帯などを考慮して電波発信機101が送信するモードを設定する。また、特定信号が、予め決定した周波数を用いて、微弱電波に挿入される。この電波発信機101が送信する微弱電波は、その設置場所から数メートル離れた携帯端末102のみが有効に受信できる。
そして、携帯端末102が、電波発信機101を使用し電波発信機101からの特定信号を受信している間は、その特定信号に含まれるモード種類に対応する機能を制限する。すなわち、携帯端末102は、受信した無線信号から特定信号をデコードして、そのデコード結果に応じて、電波有効範囲103毎に携帯端末102の機能制限を行なう。また、携帯端末102は、モードBの場合は、PCHモードに遷移し、着信のみ可能とし発信できない状態に遷移する。
【0057】
このように、携帯端末102は、特定信号のビットパターンにより、携帯端末102の機能を制限する。
従って、携帯端末102の送信制限方法は、携帯端末102の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機101が、微弱電波の受信機能と基地局82a〜82bに対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末102に対して、送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応するモードAなどの複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波をエリアに送信する。次に、携帯端末102が、微弱電波を受信し、微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限するのである。
【0058】
図7は本発明の第1実施形態に係る受信・モード判定部の処理を説明するためのフローチャートである。受信・モード判定部507は、無線信号(電波)を受信すると(ステップA1)、その無線信号に特定信号を受信したか否かをチェックし(ステップA2)、特定信号を受信していない場合は、NOルートを通り、通常モードに移行する(ステップA3)。また、受信・モード判定部507は、ステップA2において、特定信号を受信した場合は、YESルートを通り、データフォーマット(図4)の「キャリア識別」および「モード情報フィールド部」を分解することにより、特定信号からコードを抽出する(ステップA4)。
【0059】
そして、受信・モード判定部507は、「キャリア識別」がユーザの加入しているキャリアであるか否かを判定し(ステップA5)、「キャリア識別」がそのキャリア以外のキャリアの場合はNOルートを通り、モードは遷移しない(ステップA6)。一方、受信・モード判定部507は、ステップA5にて、「キャリア識別」が自キャリア又はキャリア識別子がない場合はYESルートを通り、ステップA7にて、「モード情報フィールド部」がAコードであるか否かを判定する。そして、「モード情報フィールド部」がAコードである場合はYESルートを通り、受信・モード判定部507は、モードAに移行し(ステップA8)、また、Aコードでない場合はNOルートを通り、「モード情報フィールド部」がBコードであるか否かを判定する(ステップA9)。ここで、「モード情報フィールド部」がBコードである場合はYESルートを通り、受信・モード判定部507は、モードBに移行する(ステップA10)。さらに、「モード情報フィールド部」がBコードでない場合は受信・モード判定部507は、NOルートを通り、「モード情報フィールド部」がZコードであるか否かを判定する(ステップA11)。
【0060】
受信・モード判定部507は、ステップA11にて、「モード情報フィールド部」がZコードでない場合はYESルートを通り、モードZに移行し(ステップA12)、また、「モード情報フィールド部」がZコードである場合はNOルートを通り、受信・モード判定部507は、通常モードに移行する(ステップA13)。
このように、「キャリア識別」および「モード情報フィールド部」に基づいて携帯端末102は、モードを切り替える。比較的簡素な構成で、個別に端末の機能の一部を制限できる。
【0061】
また、図8は本発明の第1実施形態に係る携帯端末102の使用禁止エリアの設定例を示す図である。この図8に示すフロア32は、病院30の3カ所に割り当てられたエリア32a,32bおよび32cを有する。
ここで、エリア32aは、モードBの特定信号を発信可能な電波発信機202が8カ所に設けられ、また、エリア32bは、モードAの特定信号を発信可能な電波発信機201が1カ所に設けられている。エリア32cには、電波発信機が設けられていない。なお、電波発信機201,202は、いずれも、電波発信機101と同一機能を有する。
【0062】
従って、病院30のフロア32は、モードBの使用禁止エリア30aと、モードAの使用禁止エリア30bと、発着信制限がない使用可能エリア30cとの3エリアに設定される。
そして、各携帯端末102は、図8に示す同一施設内の使用禁止エリア30bを移動し、モードAを含む特定信号(モードA信号)を送信する電波発信機A201からのモードA信号受信中は携帯端末102の機能はモードAとなり、また、使用禁止エリア30aを移動し、モードBを含む特定信号(モードB信号)を送信する電波発信機B202からのモードB信号受信中は携帯端末102の機能はモードBとなる。さらに、携帯端末102が使用可能エリア30cに移動した場合は、制限が解除され、携帯端末102を通常使用することが可能となる。
【0063】
従って、病院30側は、エリア毎に携帯端末102の機能を制限することができる。
また、このように、特定信号を発信する電波発信機201,202と、機能制限切り替え可能な携帯端末102との組み合わせにより容易に携帯端末102の使用禁止エリアを設定できる。
【0064】
次に、使用禁止エリアが重複した場合における制限方法を説明する。
図9は本発明の第1実施形態に係る特定信号が重複受信される場合の携帯端末102を説明するための図であり、携帯端末102が電波発信機201,202の双方の電波有効範囲が重複する範囲にいる場合を表示している。この図9に示す携帯端末102が、電波発信機A(モードA信号)201からの電波と電波発信機B(モードB信号)202からの電波との両方を受信すると、モード毎の優先順位を予め設定した優先順位に基づいて、高い優先順位を割り当てられたモードに移行する。例えば、優先順位を高い順にA,B,C…Zと設定することにより携帯端末102はモードAの機能となる。
【0065】
携帯端末102の受信処理部501(図6参照)が特定信号を受信すると、モード判定部510によりモード種類を判定し、各特定信号に対応したモードAなどに移行する。受信部507が特定信号を受信していない間は、通常モード(制限なし)に移行する。モードA(発着信禁止)は制限の度合いが一番高く、携帯端末102は、発信および着信の双方が禁止され、圏外モードと同等のモードになり、また、表示部11c(図5参照)は圏外モードを表示する。着信のみ可能なモードB(着信のみ有効)においては、携帯端末102は、送信部22a(図5参照)からの発信が不可能となるモードを実現するために、PCHモードに遷移する。さらに、このPCHモードにおいては、着信のみ可能な状態になる。なお、PCHモードにおいて、着信メロディー,バイブレーション等の通知が制限される。
【0066】
このPCHモードの場合、携帯端末102は、自動的に着信を切断し、相手端末86に対して携帯端末102が通信不可能なエリアにいる旨を通知する。従って、各端末のキャリアは、ユーザに既存の通信サービスを提供できる。
さらに、携帯端末102は、着信履歴を着信履歴保持部(メモリ)12に保持し、後刻折り返して相手端末86に電話する。着信履歴はリアルタイムでユーザが確認可能である。従って、ユーザはリアルタイムで相手端末86からの着信を確認でき、また、後刻折り返して相手端末86に電話することができ、キャリアは、ユーザの便宜に寄与できる。
【0067】
また、PCHモードの場合、携帯端末102は、着信メロディー,バイブレーションなどの通知も制限される。他のモードについては、キャリア毎に設定する。携帯端末102がモードA(発着信禁止)またはモードB(着信のみ有効)の場合、相手端末86は、通話している携帯端末102が通信不可能なエリアにいる旨を通知される。
【0068】
(B)本発明の第2実施形態の説明
第2実施形態においては、電車内などの移動物体における携帯端末102の発着信制限を実施する方法について説明する。
図10は本発明の第2実施形態に係る発着信制限方法を説明するための図であり、上方から見た模式的な構成を示している。この図10に示す車両302a〜302cは、それぞれ、フロア,天井又は窓側などに電波発信機101と同様な機能を有する電波発信機301を設けている。また、この図10に示すもので上述したものと同一のものは同一機能を有する。
【0069】
そして、このような構成によって、キャリア又は輸送会社は、車両302a〜302cの携帯端末102の発着信を制限可能となる。
これにより、各駅は、時間帯又は混雑度に応じて、携帯端末102の使用を制限することができる。
(C)その他
本発明は上述した実施態様およびその変形態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
【0070】
本発着信制限方法を利用できる場所は、劇場,コンサートホール,映画館,美術館,講演会場,学校,図書館,ホテルのロビー,レストラン又は喫茶店などである。これらの場所の管理者は、進行が妨げられないように携帯端末102の電源をオフにする代わりに、発着信制限を用いるのである。
また、電波発信機101が送信する特定信号(着信制限又は着信禁止)の設定は、移動通信システム100の基地局制御装置83が実施してもよい。例えば、携帯端末102が各基地局82a〜82bとトラフィックチャネルまで確立した後において、着信鳴動の動作を休止するのである。また、携帯端末102がモードAに移行したときに基地局制御装置83に対して移行を通知し、基地局制御装置83において、相手端末86からの呼設定要求を拒否するようにしてもよい。
【0071】
加えて、携帯端末102が、各基地局82a〜82bとの間にて送受信するシーケンスのメッセージのうちの特定メッセージ(例えばTCH[Transport Channel]設定要求)だけを無視することによる発着信制限も可能である。
さらに、移動通信システム100は、特定信号を含む微弱な赤外線を送信する赤外線発信機(図示省略)をそなえるとともに、各携帯端末102に赤外線の送受信機能を有する赤外線送受信部(図示省略)をそなえ、無線区間を微弱な電力の赤外線を用いて接続することもできる。
【0072】
(D)付記
(付記1) 無線信号の送信機能をそなえた携帯端末において、
該送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、
該第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該複数の動作モードに対応する送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴とする、携帯端末。
【0073】
(付記2) 無線信号の送信機能をそなえた携帯端末において、
該無線信号を送信する送信部と、
該送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、
該第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴とする、携帯端末。
【0074】
(付記3) 該第1受信部が、
該送信機能を制限されるエリアに設けられた電波発信機から該微弱電波を受信するように構成されたことを特徴とする、付記1又は付記2記載の携帯端末。
(付記4) 無線信号の送信機能をそなえた携帯端末において、
該送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、
該第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該エリアにおける該送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴とする、携帯端末。
【0075】
(付記5) 該制限部が、
該特定信号に基づいて、発着信機能の制限がない通常動作モードと、発信機能を制限する制限動作モードとを切り替えることにより該送信機能を制限するように構成されたことを特徴とする、付記1〜付記4のいずれか一に記載の携帯端末。
【0076】
(付記6) 網側からの無線信号を受信する第2受信部をそなえ、
該制限部が、該制限動作モードにおいて、さらに、該第2受信部を該網側からの呼出チャネルを受信する動作モードに切り替えるように構成されたことを特徴とする、付記5記載の携帯端末。
(付記7) 該制限部が、
相手端末からの着信を通知する機能を制限するように構成されたことを特徴とする、付記5記載の携帯端末。
【0077】
(付記8) 該制限部は、
着信を音により通知する聴覚手段と、着信を振動により通知する振動手段とのうちの少なくとも一方を制限するように構成されたことを特徴とする、付記5記載の携帯端末。
(付記9) 該制限動作モードにおいて着信した着信履歴を保持する保持部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記5記載の携帯端末。
【0078】
(付記10) 該送信部が、
着信後に、該相手端末に対して該携帯端末自身が該送信機能を制限されるエリアにいる旨を通知するように構成されたことを特徴とする、付記9記載の携帯端末。
(付記11) 携帯端末の送信機能を制限されるエリアにおいて送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力する動作モード選択部と、該動作モード選択部にて出力された特定信号を含む微弱電波を該エリアに送信する微弱電波発信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、電波発信機。
【0079】
(付記12) 携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機と、
該電波発信機が送信した微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末とをそなえ、
該電波発信機が、
該エリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力する動作モード選択部と、
該動作モード選択部にて出力された特定信号を含む微弱電波を該エリアに送信する微弱電波発信部とをそなえるとともに、
該携帯端末が、
該微弱電波を受信する第1受信部と、
該第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該エリアにおける該送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴とする、移動通信システム。
【0080】
(付記13) 携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機が、該微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末に対して、該送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を該エリアに送信し、
該携帯端末が、該微弱電波を受信し、
該携帯端末が、該微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該エリアにおける該送信機能を制限することを特徴とする、携帯端末の送信制限方法。
【0081】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明の携帯端末(請求項1),移動通信システム(請求項2)および携帯端末の送信制限方法(請求項3)によれば、以下のような効果ないし効果が得られる。
(1)本発明の携帯端末によれば、無線信号の送信機能をそなえた携帯端末において、送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて複数の動作モードに対応する送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されているので、例えば、病院,映画館および学校など基本的に携帯端末の使用禁止エリアを自由に設定できる(請求項1)。
【0082】
(2)本発明の携帯端末によれば、無線信号を送信する送信部と、送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されているので、各エリアにおける機能制限を携帯端末のユーザが意識することなく容易に実現できる。
【0083】
(3)第1受信部が、送信機能を制限されるエリアに設けられた電波発信機から微弱電波を受信するように構成されてもよく、このようにすれば、例えばキャリアは使用禁止エリアを比較的容易に設定できる。
(4)本発明の携帯端末によれば、送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されているので、比較的低廉に導入可能とするとともに、移動物体においても携帯端末の機能を容易に制限できる。
【0084】
(5)制限部が、特定信号に基づいて、発着信機能の制限がない通常動作モードと、発信機能を制限する制限動作モードとを切り替えることにより送信機能を制限するように構成されてもよく、このようにすれば、例えば電車、自動車、航空機などの移動物体内において携帯端末の機能制限を容易に設定できる。
(6)網側からの無線信号を受信する第2受信部をそなえ、制限部が、制限動作モードにおいて、さらに、第2受信部を網側からの呼出チャネルを受信する動作モードに切り替えるように構成されてもよく、このようにすれば、特定信号を用いることにより、既存の移動通信システムの仕様を変更せずに、各携帯端末の送信機能を制限できる。
【0085】
(7)制限部が、相手端末からの着信を通知する機能を制限するように構成されているので、確実に発着信が禁止できる。
(8)制限部が、着信を音により通知する聴覚手段と、着信を振動により通知する振動手段とのうちの少なくとも一方を制限するように構成されているので、制限が確実になる。
【0086】
(9)制限動作モードにおいて着信した着信履歴を保持する保持部をそなえて構成されているので、例えばユーザはリアルタイムで相手端末からの着信を確認でき、また、後刻折り返して相手端末に電話することにより、キャリアはユーザの利益に寄与できる。
(10)送信部が、着信後に、相手端末に対して携帯端末自身が送信機能を制限されるエリアにいる旨を通知するように構成されているので、例えばキャリアは、ユーザに既存の通信サービスを提供できる。
【0087】
(11)本発明の電波発信機によれば、携帯端末の送信機能を制限されるエリアにおいて送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力する動作モード選択部と、動作モード選択部にて出力された特定信号を含む微弱電波をエリアに送信する微弱電波発信部とをそなえて構成されているので、各使用禁止エリアにおいてユーザの意思にかかわらず携帯端末の機能および動作を容易にかつきめ細かく制限できる。
【0088】
(12)本発明の移動通信システムによれば、携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機と、電波発信機が送信した微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末とをそなえ、電波発信機が、エリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力する動作モード選択部と、動作モード選択部にて出力された特定信号を含む微弱電波をエリアに送信する微弱電波発信部とをそなえるとともに、携帯端末が、微弱電波を受信する第1受信部と、第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されているので、比較的低廉に導入可能とするとともに、移動物体においても携帯端末の機能を容易に制限できる(請求項2)。
【0089】
(13)本発明の携帯端末の送信制限方法によれば、携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機が、微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末に対して、送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波をエリアに送信し、携帯端末が、微弱電波を受信し、携帯端末が、微弱電波に含まれる特定信号に基づいてエリアにおける送信機能を制限するので、比較的低廉に導入可能とするとともに移動物体においても携帯端末の機能を容易に制限できる(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る移動通信システムを上方から見た模式的な構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電波発信機のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る特定信号の送信方法を説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る電波発信機の送信パケットのフォーマット例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る携帯端末のブロック図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る受信・モード判定部のブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るモード判定部の処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態に係る携帯端末の使用禁止エリアの設定例を示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る特定信号が重複受信される場合の携帯端末を説明するための図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る発着信制限方法を説明するための図である。
【符号の説明】
11a データ処理部/主制御部(制限部)
11b 音声処理部
11c 表示部
11d 受信アンテナ
11e 送受信アンテナ
11f 無線送受信部
11g スピーカ
11h マイク
12 着信履歴保持部
22a 送信部
22b 受信部(第2受信部)
30 病院
31 医療機器
32 フロア
32a〜32c エリア
82a〜82b 基地局(無線基地局)
83 基地局制御装置
84 公衆網
85 交換機
86 相手端末
100 移動通信システム
101,201,202,301 電波発信機
101a 送信アンテナ
102 携帯端末
103 電波有効範囲
106 使用可能エリア
108 車両
109 モード判定部
302a〜302c 車両
501 受信処理部
507 受信・モード判定部(第1受信部)
510 モード判定部
510a〜510d モード判定処理部
705 モード挿入部
705a〜705d 送信パケット生成部
706 設定情報切り替え部
708 微弱電波発信部
708a 通常モード実施部
708b 発着信禁止モード実施部
708c 着信限定モード実施部
708d 緊急番号モード挿入部
709 特定信号送信部
710 モード選択部(動作モード選択部)

Claims (3)

  1. 無線信号の送信機能をそなえた携帯端末において、
    該送信機能に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を受信する第1受信部と、
    該第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該複数の動作モードに対応する送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴とする、携帯端末。
  2. 携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機と、
    該電波発信機が送信した微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末とをそなえ、
    該電波発信機が、
    該エリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を出力する動作モード選択部と、
    該動作モード選択部にて出力された特定信号を含む微弱電波を該エリアに送信する微弱電波発信部とをそなえるとともに、
    該携帯端末が、
    該微弱電波を受信する第1受信部と、
    該第1受信部が受信した微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該エリアにおける該送信機能を制限する制限部とをそなえて構成されたことを特徴とする、移動通信システム。
  3. 携帯端末の送信機能を制限されるエリアに設けられ微弱電波を送信する電波発信機が、該微弱電波の受信機能と無線基地局に対する無線信号の送信機能とを有する携帯端末に対して、該送信機能を制限されるエリアにおける送信電力に対応する複数の動作モードを識別しうる特定信号を含む微弱電波を該エリアに送信し、
    該携帯端末が、該微弱電波を受信し、
    該携帯端末が、該微弱電波に含まれる特定信号に基づいて該エリアにおける該送信機能を制限することを特徴とする、携帯端末の送信制限方法。
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