JP2004193783A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤って過電圧が入力された状態にて読み取り動作を行おうとした場合でも、スキャナのハードウエアが破壊されることを防ぐことが可能な画像読取装置を提供することを課題とする。
【解決手段】原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段とを有することを特徴とする画像読取装置が提供される。
【選択図】 図4
【解決手段】原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段とを有することを特徴とする画像読取装置が提供される。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置(以下、スキャナという)は、原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサにて読み取り、それをA/D変換器にてデジタル化した画像信号を外部装置に転送することが可能である。
【0003】
従来の外部からのDC電源を使用して動作するスキャナにおいては、電気回路のコストを削減するために、モーターや光源のドライブ回路に供給する電源は、外部からの電源をそのまま使用するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、操作者が誤って所定の電源以外の電源を使用した場合に、その電圧値が所定の電圧値より高かった場合に、その状態にて画像の読取りを行おうとすると、場合によってはスキャナのハードウエア(モータや光源のドライブ回路等)が破壊してしまう可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、前記問題に鑑みて、誤って過電圧が入力された状態にて読取り動作を行おうとした場合でも、スキャナのハードウエアが破壊されることを防ぐことが可能なスキャナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段とを有することを特徴とする画像読取装置が提供される。
【0007】
本発明によれば、外部から供給される電源電圧が所定値を越えた時には原稿読み取り動作を行わないので、誤って過電圧が入力された状態にて読み取り動作を行おうとした場合でも、画像読取装置のハードウエアが破壊されることを防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態の画像読取装置の内部構成を示す。本図は、本実施形態における画像読取装置の側面図である。画像読取装置(スキャナ)は、原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサにて読み取り、それをA/D変換器にてデジタル化した画像信号を外部装置に転送することが可能である。
【0009】
1は密着型のイメージセンサ(以下CISと呼ぶ)であり、2は原稿を載置するためのプラテンガラスであり、3はシェーディング補正処理用の標準白色板であり、4は黒シェーディング用の黒色板である。
【0010】
図2は、前記プラテンガラス2の裏面図であり、標準白色板3と黒色板4が副走査方向に隣接して配置されている。また5は指標板である。
【0011】
図3は、本実施形態における画像読取装置の制御回路の構成を示すブロック図である。以下に図3を用いて、本件の回路動作を説明する。
【0012】
図3において、201はCISであり、光源であるLEDも一体化されており、図1に示すスキャン方向にCISを走査させることが可能であり、さらにLED制御回路203にて1ライン毎に各色のLED202を切り替えて点灯させることにより、RGB線順次のカラー画像を読み取ることが可能である。LED202は、原稿を照射するための光量を変化させることが可能な光源である。
【0013】
AMP204はCIS201より出力された信号を増幅させる増幅器であり、205は当該増幅出力のA/D変換を行なって例えば8ビットのディジタル出力を得るA/D変換器である。シェーディングRAM206は、前記標準白色板3及び黒色板4を読み取ることによりシェーディング補正用のデータが記憶されており、シェーディング補正回路207は前記シェーディングRAM206のデータに基いて読み取られた画像信号のシェーディング補正を行う。ピーク検知回路208は読み取られた画像データに於けるピーク値をライン毎に検知する回路であり、ホームポジションの検知をするために使用される。
【0014】
ガンマ変換回路209は、ホストコンピュータよりあらかじめ設定されたガンマカーブに従って読み取られた画像データのガンマ変換を行う。
【0015】
バッファRAM210は、実際の読み取り動作とホストコンピュータとの通信におけるタイミングを合わせるために、画像データを1次的に記憶させるためのRAMであり、パッキング/バッファRAM制御回路211は、ホストコンピュータよりあらかじめ設定された画像出力モード(2値、4ビット多値、8ビット多値、24ビット多値)に従ったパッキング処理を行った後にそのデータをバッファRAM210に書き込む処理と、インターフェース回路212にバッファRAM210から画像データを読み込んで出力させる。
【0016】
インターフェース回路212は、パーソナルコンピュータなどの本実施形態に係る画像読取装置のホスト装置となる外部装置213との間でコントロール信号の受容や画像信号の出力を行なう。
【0017】
215は例えばマイクロコンピュータ形態のCPUであり、処理手順を格納したROM215A及び作業用のRAM215Bを有し、ROM215Aに格納された手順にしたがって各部の制御を行なう。
【0018】
216は例えば水晶発振器、214はCPU215の設定に応じて発振器216の出力を分周して動作の基準となる各種タイミング信号を発生するタイミング信号発生回路である。
【0019】
217は過電圧検知回路であり、外部の電源であるACアダプタ218より入力されるDC電源の電圧レベルを検知する回路であり、入力される電圧が所定のレベルを超えていた場合に、CPU215に対して信号のレベルを変化させて通知する。
【0020】
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施形態に関して具体的に説明する。ACアダプタのジャックをスキャナに差し込むか、もしくは電源スイッチ(SW)をオン(ON)することによりスキャナに電源が投入されると、まずステップS1にてCPU215は過電圧検知回路217からの信号を検知し、その信号レベルがローレベル(“Lo”)の場合は、所定の電源が入力されたと判断してステップS2に進み初期化処理を行いステップS4に進む。そうでなかった場合(信号レベルがハイレベル(“Hi”)の場合)は、過電圧が入力されたと判断してステップS3に進み、過電圧エラーのフラグをセットしてステップS4に進む。ステップS4にては、ホストコンピュータからの読取り指示コマンドが送信されてくるのを待機し、そのコマンドを受信することによりステップS5に進む。ステップS5にては、過電圧エラーフラグがセットされているかを判断し、セットされていない場合はステップS6に進んで読み取り動作を開始し、セットされている場合はステップS7に進んで過電圧エラーの情報(メッセージ)をホストコンピュータに送信した後、処理を終了させる。ステップS8にては、読み込まれた画像データが所定のライン数転送されたかを判断し、所定のライン数に達したらステップS9に進んで読取り終了処理を行って処理を終了する。
【0021】
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、外部から入力される電源の過電圧の検知の手段として、過電圧検知用の回路を使用していたが、第2の実施形態においては、CPUに内蔵されているA/Dコンバータに前記電圧のレベル信号を入力することにより、CPUにて過電圧を検知するのも有効な手段であると言える。
【0022】
以上説明したように、上記の実施形態によれば、電源投入時に外部からの入力電圧を検知する手段と、もし過電圧が入力されていることを検知した場合は、外部装置からの読取り指示に対して、読取り動作を行わずに過電圧が入力されているとのメッセージを外部装置に送信することが可能な手段を有することにより、操作者が誤って別の電源を使用することによって過電圧が入力された場合においても、スキャナのハードウエアを破壊することがなくなり、更に操作者にその情報が伝えられることにより、本来使用すべき電源に変更するような指示を与えることが可能になる。
【0023】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0024】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0025】
[実施態様1]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像読取装置。
【0026】
[実施態様2]前記制御手段は、外部装置から読み取り指示を入力した場合、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御することを特徴とする実施態様1記載の画像読取装置。
【0027】
[実施態様3]前記制御手段は、外部装置から読み取り指示を入力した場合、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を前記外部装置に出力することを有することを特徴とする実施態様2記載の画像読取装置。
【0028】
[実施態様4]さらに、原稿を照射するための光量を変化させることが可能な光源と、
前記画像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器と
を有することを特徴とする実施態様1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0029】
[実施態様5]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を出力する出力手段と
を有することを特徴とする画像読取装置。
【0030】
[実施態様6]前記出力手段は、外部装置から読み取り指示を入力した場合、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を前記外部装置に出力することを特徴とする実施態様5記載の画像読取装置。
【0031】
[実施態様7]さらに、原稿を照射するための光量を変化させることが可能な光源と、
前記画像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器と
を有することを特徴とする実施態様5又は6記載の画像読取装置。
【0032】
[実施態様8]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサを有する画像読取装置の画像読取方法であって、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知ステップと、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、画像読み取り動作を行わないように制御する制御ステップと
を有することを特徴とする画像読取方法。
【0033】
[実施態様9]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサを有する画像読取装置の画像読取方法であって、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知ステップと、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を出力する出力ステップと
を有することを特徴とする画像読取方法。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外部から供給される電源電圧が所定値を越えた時には原稿読み取り動作を行わないので、誤って過電圧が入力された状態にて読み取り動作を行おうとした場合でも、画像読取装置のハードウエアが破壊されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読取装置の内部構成図である。
【図2】プラテンガラスの裏面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像読取装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態の処理動作を具体的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 イメージセンサ
2 プラテンガラス
3 標準白色板
4 黒色板
5 指標板
201 イメージセンサ
202 LED
203 LED制御回路
204 増幅器
205 A/D変換器
206 シェーディングRAM
207 シェーディング補正回路
208 ピーク検知回路
209 ガンマ変換回路
210 バッファRAM
211 パッキング/バッファRAM制御回路
212 インターフェース回路
213 外部装置
214 タイミング信号発生回路
215 CPU
215A ROM
215B RAM
216 水晶発振器
217 過電圧検知回路
218 ACアダプタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置(以下、スキャナという)は、原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサにて読み取り、それをA/D変換器にてデジタル化した画像信号を外部装置に転送することが可能である。
【0003】
従来の外部からのDC電源を使用して動作するスキャナにおいては、電気回路のコストを削減するために、モーターや光源のドライブ回路に供給する電源は、外部からの電源をそのまま使用するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、操作者が誤って所定の電源以外の電源を使用した場合に、その電圧値が所定の電圧値より高かった場合に、その状態にて画像の読取りを行おうとすると、場合によってはスキャナのハードウエア(モータや光源のドライブ回路等)が破壊してしまう可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、前記問題に鑑みて、誤って過電圧が入力された状態にて読取り動作を行おうとした場合でも、スキャナのハードウエアが破壊されることを防ぐことが可能なスキャナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段とを有することを特徴とする画像読取装置が提供される。
【0007】
本発明によれば、外部から供給される電源電圧が所定値を越えた時には原稿読み取り動作を行わないので、誤って過電圧が入力された状態にて読み取り動作を行おうとした場合でも、画像読取装置のハードウエアが破壊されることを防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態の画像読取装置の内部構成を示す。本図は、本実施形態における画像読取装置の側面図である。画像読取装置(スキャナ)は、原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサにて読み取り、それをA/D変換器にてデジタル化した画像信号を外部装置に転送することが可能である。
【0009】
1は密着型のイメージセンサ(以下CISと呼ぶ)であり、2は原稿を載置するためのプラテンガラスであり、3はシェーディング補正処理用の標準白色板であり、4は黒シェーディング用の黒色板である。
【0010】
図2は、前記プラテンガラス2の裏面図であり、標準白色板3と黒色板4が副走査方向に隣接して配置されている。また5は指標板である。
【0011】
図3は、本実施形態における画像読取装置の制御回路の構成を示すブロック図である。以下に図3を用いて、本件の回路動作を説明する。
【0012】
図3において、201はCISであり、光源であるLEDも一体化されており、図1に示すスキャン方向にCISを走査させることが可能であり、さらにLED制御回路203にて1ライン毎に各色のLED202を切り替えて点灯させることにより、RGB線順次のカラー画像を読み取ることが可能である。LED202は、原稿を照射するための光量を変化させることが可能な光源である。
【0013】
AMP204はCIS201より出力された信号を増幅させる増幅器であり、205は当該増幅出力のA/D変換を行なって例えば8ビットのディジタル出力を得るA/D変換器である。シェーディングRAM206は、前記標準白色板3及び黒色板4を読み取ることによりシェーディング補正用のデータが記憶されており、シェーディング補正回路207は前記シェーディングRAM206のデータに基いて読み取られた画像信号のシェーディング補正を行う。ピーク検知回路208は読み取られた画像データに於けるピーク値をライン毎に検知する回路であり、ホームポジションの検知をするために使用される。
【0014】
ガンマ変換回路209は、ホストコンピュータよりあらかじめ設定されたガンマカーブに従って読み取られた画像データのガンマ変換を行う。
【0015】
バッファRAM210は、実際の読み取り動作とホストコンピュータとの通信におけるタイミングを合わせるために、画像データを1次的に記憶させるためのRAMであり、パッキング/バッファRAM制御回路211は、ホストコンピュータよりあらかじめ設定された画像出力モード(2値、4ビット多値、8ビット多値、24ビット多値)に従ったパッキング処理を行った後にそのデータをバッファRAM210に書き込む処理と、インターフェース回路212にバッファRAM210から画像データを読み込んで出力させる。
【0016】
インターフェース回路212は、パーソナルコンピュータなどの本実施形態に係る画像読取装置のホスト装置となる外部装置213との間でコントロール信号の受容や画像信号の出力を行なう。
【0017】
215は例えばマイクロコンピュータ形態のCPUであり、処理手順を格納したROM215A及び作業用のRAM215Bを有し、ROM215Aに格納された手順にしたがって各部の制御を行なう。
【0018】
216は例えば水晶発振器、214はCPU215の設定に応じて発振器216の出力を分周して動作の基準となる各種タイミング信号を発生するタイミング信号発生回路である。
【0019】
217は過電圧検知回路であり、外部の電源であるACアダプタ218より入力されるDC電源の電圧レベルを検知する回路であり、入力される電圧が所定のレベルを超えていた場合に、CPU215に対して信号のレベルを変化させて通知する。
【0020】
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施形態に関して具体的に説明する。ACアダプタのジャックをスキャナに差し込むか、もしくは電源スイッチ(SW)をオン(ON)することによりスキャナに電源が投入されると、まずステップS1にてCPU215は過電圧検知回路217からの信号を検知し、その信号レベルがローレベル(“Lo”)の場合は、所定の電源が入力されたと判断してステップS2に進み初期化処理を行いステップS4に進む。そうでなかった場合(信号レベルがハイレベル(“Hi”)の場合)は、過電圧が入力されたと判断してステップS3に進み、過電圧エラーのフラグをセットしてステップS4に進む。ステップS4にては、ホストコンピュータからの読取り指示コマンドが送信されてくるのを待機し、そのコマンドを受信することによりステップS5に進む。ステップS5にては、過電圧エラーフラグがセットされているかを判断し、セットされていない場合はステップS6に進んで読み取り動作を開始し、セットされている場合はステップS7に進んで過電圧エラーの情報(メッセージ)をホストコンピュータに送信した後、処理を終了させる。ステップS8にては、読み込まれた画像データが所定のライン数転送されたかを判断し、所定のライン数に達したらステップS9に進んで読取り終了処理を行って処理を終了する。
【0021】
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、外部から入力される電源の過電圧の検知の手段として、過電圧検知用の回路を使用していたが、第2の実施形態においては、CPUに内蔵されているA/Dコンバータに前記電圧のレベル信号を入力することにより、CPUにて過電圧を検知するのも有効な手段であると言える。
【0022】
以上説明したように、上記の実施形態によれば、電源投入時に外部からの入力電圧を検知する手段と、もし過電圧が入力されていることを検知した場合は、外部装置からの読取り指示に対して、読取り動作を行わずに過電圧が入力されているとのメッセージを外部装置に送信することが可能な手段を有することにより、操作者が誤って別の電源を使用することによって過電圧が入力された場合においても、スキャナのハードウエアを破壊することがなくなり、更に操作者にその情報が伝えられることにより、本来使用すべき電源に変更するような指示を与えることが可能になる。
【0023】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0024】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0025】
[実施態様1]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像読取装置。
【0026】
[実施態様2]前記制御手段は、外部装置から読み取り指示を入力した場合、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御することを特徴とする実施態様1記載の画像読取装置。
【0027】
[実施態様3]前記制御手段は、外部装置から読み取り指示を入力した場合、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を前記外部装置に出力することを有することを特徴とする実施態様2記載の画像読取装置。
【0028】
[実施態様4]さらに、原稿を照射するための光量を変化させることが可能な光源と、
前記画像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器と
を有することを特徴とする実施態様1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0029】
[実施態様5]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を出力する出力手段と
を有することを特徴とする画像読取装置。
【0030】
[実施態様6]前記出力手段は、外部装置から読み取り指示を入力した場合、前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を前記外部装置に出力することを特徴とする実施態様5記載の画像読取装置。
【0031】
[実施態様7]さらに、原稿を照射するための光量を変化させることが可能な光源と、
前記画像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器と
を有することを特徴とする実施態様5又は6記載の画像読取装置。
【0032】
[実施態様8]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサを有する画像読取装置の画像読取方法であって、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知ステップと、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、画像読み取り動作を行わないように制御する制御ステップと
を有することを特徴とする画像読取方法。
【0033】
[実施態様9]原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサを有する画像読取装置の画像読取方法であって、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知ステップと、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、過電圧が入力されていることを示す情報を出力する出力ステップと
を有することを特徴とする画像読取方法。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外部から供給される電源電圧が所定値を越えた時には原稿読み取り動作を行わないので、誤って過電圧が入力された状態にて読み取り動作を行おうとした場合でも、画像読取装置のハードウエアが破壊されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読取装置の内部構成図である。
【図2】プラテンガラスの裏面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像読取装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態の処理動作を具体的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 イメージセンサ
2 プラテンガラス
3 標準白色板
4 黒色板
5 指標板
201 イメージセンサ
202 LED
203 LED制御回路
204 増幅器
205 A/D変換器
206 シェーディングRAM
207 シェーディング補正回路
208 ピーク検知回路
209 ガンマ変換回路
210 バッファRAM
211 パッキング/バッファRAM制御回路
212 インターフェース回路
213 外部装置
214 タイミング信号発生回路
215 CPU
215A ROM
215B RAM
216 水晶発振器
217 過電圧検知回路
218 ACアダプタ
Claims (1)
- 原稿を走査して読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
電源投入後に外部から供給される電源の電圧検知を行う電圧検知手段と、
前記検知された電圧値が所定の値を越えていた時に、前記原稿の読み取り動作を行わないように制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像読取装置。
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---|---|---|---|
JP2002357099A JP2004193783A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002357099A JP2004193783A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 画像読取装置 |
Publications (1)
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JP2004193783A true JP2004193783A (ja) | 2004-07-08 |
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Family Applications (1)
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JP2002357099A Pending JP2004193783A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 画像読取装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004193783A (ja) |
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2002
- 2002-12-09 JP JP2002357099A patent/JP2004193783A/ja active Pending
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