JPH11146156A - 画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法 - Google Patents

画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法

Info

Publication number
JPH11146156A
JPH11146156A JP9316612A JP31661297A JPH11146156A JP H11146156 A JPH11146156 A JP H11146156A JP 9316612 A JP9316612 A JP 9316612A JP 31661297 A JP31661297 A JP 31661297A JP H11146156 A JPH11146156 A JP H11146156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
data
shading
image
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9316612A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Nakamura
直巳 中村
Akiyoshi Nishimaki
明美 西巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9316612A priority Critical patent/JPH11146156A/ja
Publication of JPH11146156A publication Critical patent/JPH11146156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取画像に適したシェーディングデータを確
実に取得することができる画像読取装置及びそのシェー
ディング補正方法を提供する。 【解決手段】 画像読取装置の電源立ち上げ時に、原稿
がセットされている場合は、LCD107に所定のメッ
セージが表示され、ユーザに原稿を取り除くことを促す
処理が行われる(ステップS308)。そして、原稿が
取り除かれたか否かが判別され(ステップS309)、
原稿が取り除かれた場合は、LCD107に所定のメッ
セージが表示され、操作者に対してキーボード108上
に配置されているスタートキーを押下することを促す処
理が行われる(ステップS310)。スタートキーが押
下されると(ステップS311)、シェーディングデー
タが読み取られ、読み取られたデータはシェーディング
バックアップメモリ212に記憶される(ステップS3
04)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを読み
取りシェーディング補正等の画像処理を行って出力する
画像読取装置及びそのシェーディング補正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトセンサ(CS)等の、
原稿を光学的に読み取って電気的な画像データに変換す
る読取部を有する画像読取装置、例えばファクシミリの
画像入力部では、原稿読取動作を開始する毎にLEDを
点灯し、白基準板を読み取ることによりシェーディング
データを読み取っていた。
【0003】しかし、シェーディングデータを読み取る
ときにCS上に原稿がすでに置かれいると、シェーディ
ングデータの読み取りを行うことができない。この解決
策として、従来のファクシミリ装置では、読み取り範囲
が常に固定されているため、前回の読取動作時に読み取
ってシェーディングメモリに記憶されていたシェーディ
ングデータをそのまま用いることができた。また、従来
のファクシミリ装置は一般に画像データを白黒二値で読
み取るように構成されているので、多少の画質劣化が生
じても許容範囲内であったため、予め任意のデータをシ
ェーディングデータとしてシェーディングメモリに設定
ておき、その設定値を用いてシェーディング補正を行う
という手法も採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファク
シミリ装置を情報処理装置と接続し、プリンタ、カラー
スキャナ、複写装置等として使用するマルチファンクシ
ョンファクシミリ装置においては、情報処理端末から読
取範囲指定された画像読取動作や、カラースキャナ機能
を持つために、前回の読取動作で得られたシェーディン
グデータをそのまま用いることはできない。また、予め
設定した任意の値をシェーディングデータとして用いる
場合であっても、フルカラースキャン時には読取画像の
画質劣化が著しく発生する場合があるという不具合があ
った。
【0005】本発明は、これらの不具合を解決するため
になされたもので、読取画像に適したシェーディング補
正用データを確実に取得することができる画像読取装置
及び画像読取方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像読取装置は、白基準板を読み取るこ
とにより、白、黒、及びRGBの各シェーディングデー
タを読み取るシェーディングデータ読取手段と、原稿上
の画像データを読み取る画像読取手段と、前記シェーデ
ィングデータ読取手段により読み取られたシェーディン
グデータから得られるシェーディング補正用データを用
いて前記画像読取手段により読み取られた画像データに
対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手
段とを有する画像読取装置において、前記画像読取手段
と前記白基準板との間に原稿が存在することを検出する
原稿検出手段と、前記画像読取装置の電源立ち上げ時
に、前記原稿検出手段により前記画像読取手段と前記白
基準板との間に原稿が存在することが検出された場合
に、前記存在する原稿を排除する旨を通知する通知手段
と、前記通知手段による通知後、前記存在する原稿が排
除されると、前記シェーディングデータ読取手段による
前記シェーディングデータの読み取りを実行させるとと
もに前記読み取られたシェーディングデータを記憶手段
に記憶させるシェーディングデータ読取制御手段と備え
ることを特徴とする。
【0007】請求項2の画像読取装置は、上記請求項1
に記載の画像読取装置において、操作者が前記画像読取
手段の読取モードを指示する指示手段と、前記指示手段
により指示された読取モードと前記画像読取手段により
画像データが読み取られた原稿の読取範囲とに合わせ
て、前記シェーディング補正用データを設定するシェー
ディング補正用データ設定手段を備えることを特徴とす
る。
【0008】請求項3の画像読取装置は、上記請求項2
に記載の画像読取装置において、前記シェーディング補
正用データ設定手段は、前記原稿読取手段による前記原
稿上の画像データの読取開始時に、前記原稿検出手段に
より前記画像読取手段と前記白基準板との間に原稿が存
在することが検出された場合は、前記記憶手段により記
憶された前記シェーディングデータに基づいて、前記指
示手段により指示された読取モードと前記画像読取手段
により読み取られる原稿の読取範囲とに合わせて、前記
シェーディング補正用データを設定するように構成され
ることを特徴とする。
【0009】請求項4の画像読取装置は、上記請求項1
〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前
記読取モードは、前記画像データをフルカラーで読み取
るカラー読取モード、前記画像データを白黒二値で読み
取る白黒二値モード、又は前記画像データをグレイスケ
ールで読み取るグレイスケール読取モードであることを
特徴とする。
【0010】請求項5の画像読取装置のシェーディング
補正方法は、白基準板を読み取ることにより、白、黒、
及びRGBの各シェーディングデータを読み取り、画像
読取手段を用いて原稿上の画像データを読み取り、前記
読み取られたシェーディングデータに基づいて得られる
シェーディング補正用データを用いて前記読み取られた
画像データに対してシェーディング補正を行う画像読取
装置のシェーディング補正方法において、前記画像読取
装置の電源立ち上げ時に、前記画像読取手段と前記白基
準板との間に原稿が存在することが検出された場合に、
前記存在する原稿を排除する旨を通知し、前記通知後前
記存在する原稿が排除されると、前記シェーディングデ
ータの読み取りを実行し、前記読み取られたシェーディ
ングデータを記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0011】請求項6の画像読取装置のシェーディング
補正方法は、上記請求項5に記載のシェーディング補正
方法において、操作者により指示された読取モードと前
記画像データが読み取られた原稿の読取範囲とに合わせ
て、前記シェーディング補正用データを設定することを
特徴とする。
【0012】請求項7の画像読取装置のシェーディング
補正方法は、上記請求項6に記載のシェーディング補正
方法において、前記原稿上の画像データの読取開始時
に、前記画像読取手段と前記白基準板との間に原稿が存
在することが検出された場合は、前記記憶手段により記
憶された前記シェーディングデータに基づいて、前記指
示手段により指示された読取モードと前記画像読取手段
により読み取られる原稿の読取範囲とに合わせて、前記
シェーディング補正用データを設定することを特徴とす
る。
【0013】請求項8の画像読取装置のシェーディング
補正方法は、上記請求項5〜7のいずれか1項に記載の
シェーディング補正方法において、前記読取モードは、
前記画像データをフルカラーで読み取るカラー読取モー
ド、前記画像データを白黒二値で読み取る白黒二値モー
ド、又は前記画像データをグレイスケールで読み取るグ
レイスケール読取モードであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本実施の形態に係る画像読取装置
を採用するファクシミリ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0016】同図において、ファクシミリ装置100は
中央演算処理装置(以下、「CPU」という)101を
有し、このCPU101は、リードオンリーメモリ(以
下、「ROM」という)102に格納されているプログ
ラムの内容に従って本装置全体を制御する。
【0017】原稿上の画像データは、本実施の形態にお
いては3色のLED光源が設けられた1ラインコンタク
トセンサ(以下、「CS」という)111によって読み
取られ、読み取られた画像データは読取ゲートアレイ
(R−CNT)110により圧縮符号化された後画像メ
モリ(DRAM)に格納されるとともに、その画像デー
タに関する、受付番号、宛先情報、ページ数、格納画像
メモリブロック情報、解像度及び画像サイズ等の記録管
理情報が第1RAM104に格納される。画像メモリ1
09に格納された画像データ及び第1RAM104に格
納された記録管理情報は、CPU101からの記録要求
があると記録制御ゲートアレイ(W−CNT)112に
よって伸長復号化され、伸長復号化されたデータに基づ
いてレーザプリンタ(LBP)113によっり記録紙に
印刷出力される。
【0018】ファクシミリ送信要求が出された場合、画
像メモリ109に格納された画像データは、CPU10
1によって送信先のファクシミリ装置の受信モードに併
せて圧縮符号化され、変調復調器(MODEM)114
によってPM−AM変調された後、ネットワーク制御装
置(NCU)115を介して通信回線へ出力される。
【0019】また、通信回線を介して受信した画像デー
タは、ネットワーク制御装置115を介して変調復調器
114に入力され、該変調復調器114により復調され
且つCPU101により伸長復号化されて画像誤りが検
査される。そして、画像誤りが検出されなければCPU
101により圧縮符号化された後、画像メモリ109に
格納されるとともに、第1RAM104に管理情報が格
納される。
【0020】また、操作者が情報入直手段であるキーボ
ート(KEY)108上の各種キーを押下することによ
り、押下されたキーに対応する指示及び情報の入力を行
うことができ、その指示と設定及び入力情報の内容は、
第2RAM105に格納され、保持され、表示部(LC
D)107に表示されることにより、確認することがで
きる。この場合、CPU101は、操作パネル制御ゲー
トアレイ(OP−CNT)106を介してキーボード1
08からのキー入力データを検出し、表示部107に必
要なデータを表示させる。また、大気状態にあるTKI
NI,CPU101は、リアルタイムクロック(RT
C)103からの情報により、現在の日付、時刻等を求
め、表示部107に表示する。
【0021】コンピュータインターフェース116は、
情報処理端末117に接続するためのインターフェース
である。なお、本実施の形態では、双方向シリアルイン
ターエース(例えばRS232C等)を採用する。ま
た、情報処理端末には、ファクシミリ装置をリモート操
作するためのアプリケーションソフトウエアがインスト
ールされている。
【0022】図2は、CSセンサ111及び読取制御ゲ
ートアレイ110とからなる、画像読取装置の構成を示
すブロック図である。
【0023】CS111により読み取られた画像データ
は、サンプルホールド・A/D変換部201においてデ
ジタルデータに変換される。変換後のデジタル画像デー
タは画像領域設定部202に送られ、ここで、指定され
た領域の画像データのみが取り出される。取り出された
画像データはシェーディング補正部203においてシェ
ーディング補正を施される。
【0024】シェーディング補正部203では、画像デ
ータがREDであるときはシェーディングメモリ211
に設定されているREDのシェーディング補正用データ
と、黒のシェーディング補正用データとが取り出され、
両シェーディング補正用データを用いてシェーディング
補正が施される。同様に、画像データがGREENであ
る場合はシェーディングメモリ211に設定されている
GREENのシェーディング補正用データと黒のシェー
ディング補正用データとを用いてシェーディング補正が
施され、画像データがBLUEである場合はシェーディ
ングメモリ211に設定されているBLUEのシェーデ
ィング補正用データと黒のシェーディング補正用データ
とを用いてシェーディング補正が施される。また、画像
データが白黒8ビットのデータである場合は、シェーデ
ィングメモリ211に設定されている白のシェーディン
グ補正用データと黒のシェーディング補正用データとを
用いてシェーディング補正が施される。
【0025】シェーディング補正用データのシェーディ
ングメモリ211への設定は、点灯されるるLEDと設
定するシェーディングメモリ211の先頭アドレスとを
指定し、シェーディングデータ読取モードで読取動作を
行うことにより行われる。また、シェーディングバック
アップメモリ212へのシェーディングデータの蓄積
は、シェーディングメモリ211からシェーディングバ
ックアップメモリ212にデータをコピーすることで可
能となる。シェーディングメモリ211及びシェーディ
ングバックアップメモリ212は、少なくとも、CS1
11の基本解像度の最大画素数分の大きさのメモリ容量
を有している。
【0026】シェーディング補正が施された画像データ
は解像度変換部204に送られ、主走査方向、副走査方
向に対してそれぞれ変倍時の歪みやズレの補正処理を考
慮した解像度変換が画像データに対して行われた後、デ
ータ変換部205においてγ補正が施される。γ補正後
の画像データはセレクタ206に送られる。
【0027】セレクタ206では、出力すべき画像デー
タの種類が、カラー画像データ、グレイスケールデー
タ、二値データ又は誤差拡散二値データのいずれかから
選択される。そして、二値データが選択された場合は、
画像データは二値化部へ送られて、閾値を用いた二値化
処理が行われ、その後シリアル/パラレル変換部209
へ送られる。また、誤差拡散二値データが選択された場
合は誤差拡散部208で誤差拡散処理が行われた後、シ
リアル/パラレル変換部209に送られる。シリアル/
パラレル変換部209では、1画素順のシリアル画像デ
ータが8ビット単位のパラレルデータに変換され、DM
Aコントローラ部210へ送られる。一方、カラー画像
データ又はグレイスケールデータが選択された場合は、
画像データはそのままDMAコントローラ部210へ送
られる。
【0028】DMAコントローラ部210では、画像メ
モリ109内の1ラインサイズ毎に分割されたラインバ
ッファ213の中から画像データの転送先のラインバッ
ファに、バイト単位で画像データをDMA転送する。
【0029】上記構成からなる、本実施の形態に係る画
像読取装置を有するファクシミリ装置の動作手順を、図
3及び図4を参照して説明する。本実施の形態では、画
像読取装置の電源を立ち上げたときに各色のシェーディ
ングデータを取得するように制御される。このようなシ
ェーディングデータを取得する動作を行うためのプログ
ラムはROM102に格納されており、CPU101に
より実行される。
【0030】図3は、電源立ち上げ時のシェーディング
データ読取手順を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートを実行する為のプログラムは、装置に電源が
投入されたときに起動される。
【0031】まず最初に、第1RAM104、第2RA
M105の内容がチェックされ、ROM102から必要
なデータが第1RAM104及び第2RAM105に設
定され、第1RAM104及び第2RAM105の内容
が初期化され(ステップS301)、読取範囲として、
CS111の最大読取範囲が、読取制御ゲートアレイ1
10の画像領域設定部202に設定される(ステップS
302)。
【0032】この状態で、原稿がCS111上に載置さ
れているか否かが検知され(ステップS303)、載置
されていない場合は、REDのシェーディングデータ、
GREENのシェーディングデータ、BLUEのシェー
ディングデータ及び白のシェーディングデータがそれぞ
れ読み取られ、これらのデータがシェーディングバック
アップメモリ212に格納される。
【0033】具体的には、まずREDの光源を点灯して
シェーディングデータ読取モードで白基準板を読み取る
ことによりシェーディングデータ211のREDの領域
にREDのシェーディングデータが設定され、ここに設
定されたREDのシェーディングデータがシェーディン
グバックアップメモリ212に記憶される(ステップS
304)。同様にして、GREEN、BLUEの光源を
点灯してシェーディングデータ読取モードで白基準板を
読み取ることによりシェーディングデータ211のGR
EEN及びBLUEの領域に各シェーディングデータが
設定され、これがシェーディングデータバックアップメ
モリ212に記憶される(ステップS305、S30
6)。更に、RED、GREEN、BLUEの各光源を
順次点灯することにより白シェーディングデータが読み
取られ、これがシェーディングバックアップメモリ21
2に記憶される(ステップS307)。各色のシェーデ
ィングデータのシェーディングバックアップメモリ21
2への記憶が終了すると、本手順は終了され、装置はス
タンバイ状態となる。
【0034】一方、上記ステップS303の判別で、原
稿がセットされている場合は、LCD107に所定のメ
ッセージ、例えば「CHECK DOCUMENT」な
る文章が表示され、ユーザに原稿を取り除くことを促す
処理が行われる(ステップS308)。そして、原稿が
取り除かれたか否かが判別され(ステップS309)、
取り除かれない場合はステップS308及びステップS
309が繰り返される。
【0035】ステップS309の判別で、原稿が取り除
かれた場合は、LCD107に所定のメッセージ、例え
ば「PRESS START/COPY」なる文章が表
示され、操作者に対してキーボード108上に配置され
ているスタートキーを押下することを促す処理が行われ
る(ステップS310)。そして、スタートキーが押下
されたか否かが判別され(ステップS311)、押下さ
れていない場合は、スタートキーが押下されるまでステ
ップS310及びステップS311の手順が繰り返され
る。
【0036】ステップS311の判別で、スタートキー
が押下されたことが判別されると、上述したステップS
304に進み、シェーディングデータの読み取り及び記
憶が行われる。
【0037】図4は、コピー動作、送信読取動作、スキ
ャン読取動作等の各動作を開始する時に行われるシェー
ディング補正用データの設定手順を示すフローチャート
である。本フローチャートは、原稿が装置のADF(自
動原稿送り装置)にセットされ、操作者によりコピー動
作、ファクシミリ送信読取動作、又はスキャン読取動作
を開始するための操作が行われたときに開始される。
【0038】まず最初に、操作者により読取動作を起動
する操作が行われると、第1RAM104及び第2RA
M105内に記憶されている、読取動作に必要なパラメ
ータが初期化され(ステップS401)、読取範囲の開
始点と終了点とが読取制御ゲートアレイ110の画像領
域設定部202に設定される(ステップS402)。そ
して、LEDが消灯され、黒シェーディングデータ読取
モードで読み取ることにより得られる黒シェーディング
データが黒シェーディング補正用データとしてシェーデ
ィングメモリ211に設定される(ステップS40
3)。
【0039】ここで、読取モードがRGBフルカラー印
刷モードであるか否かが判別され(ステップS40
4)、白黒二値モード又はグレイスケールモードである
場合は、白シェーディング補正用データの設定が行われ
る。すなわち、原稿がCS111の上に載置されている
か否かが検出され(ステップS405)、載置されてい
る場合は、シェーディングバックアップメモリ212か
ら、載置されている原稿のサイズに応じた読取範囲に合
わせて白シェーディングデータが取り出され、その取り
出されたデータが、白シェーディング補正用データとし
て設定される(ステップS406)。また、ステップS
405の判別で、原稿が載置されていない場合は、RE
D、GREEN、BLUEの各光源を順次点灯すること
により白シェーディングデータが読み取られ、これがシ
ェーディングメモリ211に記憶される(ステップS4
07)。
【0040】一方、ステップS404の判別で、読取モ
ードがRGBフルカラーモードである場合は、原稿がC
S111上に載置されているか否かが判別され(ステッ
プS408)、原稿が載置されていない場合はREDの
シェーディングデータ、GREENのシェーディングデ
ータ、BLUEのシェーディングデータ及び白のシェー
ディングデータがそれぞれ読み取られ、そのデータがシ
ェーディングバックアップメモリ212に格納される。
すなわち、まずREDの光源を点灯してシェーディング
データ読取モードで白基準板を読み取ることによりシェ
ーディングデータ211のREDの領域にREDのシェ
ーディングデータが設定され(ステップS409),同
様にして、GREEN、BLUEの光源を点灯してシェ
ーディングデータ読取モードで白基準板を読み取ること
によりシェーディングデータ211のGREEN及びB
LUEの領域に各シェーディングデータが設定されステ
ップS410、S411)。
【0041】また、ステップS408の判別で、CS1
11上に原稿が載置されている場合は、載置されている
原稿のサイズに応じた読取範囲に合わせて、REDのシ
ェーディングデータ、GREENのシェーディングデー
タ及びBLUEのシェーディングデータが、シェーディ
ングバックアップメモリ212から取り出され、その,
取り出されたデータがシェーディングメモリ211の各
領域にシェーディング補正用データとして設定される
(ステップS412、413)。
【0042】ステップS406、S407、S409〜
414におけるシェーディング補正用データの設定が終
了すると、本手順は終了される。
【0043】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、読取装置の電源を立ち上げたときに確実に各色のシ
ェーディングデータが取得される。そのため、前回の読
取時に取得したシェーディングデータや任意のシェーデ
ィングデータを使用しなくてもよくなり、原稿の状態や
読取範囲、読取モード等に応じて、読取画像に適したシ
ェーディング補正用データを確実に取得して、読取画像
の画質劣化を防止することができる。また、電源立ち上
げ毎にシェーディングデータを読み取るので、シェーデ
ィングバックアップメモリ212として画像読取装置の
電源をオフにしたときのバックアップ機能を備える必要
がなく、したがって低価格化を図ることが可能となる。
【0044】また、画像読取装置の電源立ち上げ時に読
み取ったシェーディングデータをシェーディングバック
アップメモリ212に記憶するようにしたので、画像読
取時にCS111上に原稿がすでに置かれいる場合であ
っても、読取画像に適したシェーディング補正用データ
を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の画像読
取装置又は請求項5のシェーディング補正方法によれ
ば、画像読取装置の電源立ち上げ時に、前記画像読取手
段と前記白基準板との間に原稿が存在することが検出さ
れた場合に、前記存在する原稿を排除する旨を通知し、
前記通知後前記存在する原稿が排除されると、前記シェ
ーディングデータの読み取りを実行し、前記読み取られ
たシェーディングデータを記憶手段に記憶するようにし
たので、前回の読取時に取得したシェーディングデータ
や任意のシェーディングデータを使用しなくてもよくな
り、読取画像に適したシェーディング補正用データを確
実に取得してシェーディング補正を施すことにより、読
取画像の画質劣化を防止することができるという効果が
得られる。
【0046】請求項2の画像読取装置又は請求項6のシ
ェーディング補正方法によれば、操作者により指示され
た読取モードと前記画像データが読み取られた原稿の読
取範囲とに合わせて、前記シェーディング補正用データ
を設定するようにしたので、原稿の状態や読取範囲、読
取モード等に応じて、読取画像に適したシェーディング
補正用データを確実に取得して、読取画像の画質劣化を
防止することができるという効果が得られる。
【0047】請求項3の画像読取装置又は請求項7のシ
ェーディング補正方法によれば、原稿上の画像データの
読取開始時に、前記画像読取手段と前記白基準板との間
に原稿が存在することが検出された場合は、前記記憶手
段により記憶された前記シェーディングデータに基づい
て、前記指示手段により指示された読取モードと前記画
像読取手段により読み取られる原稿の読取範囲とに合わ
せて、前記シェーディング補正用データを設定するよう
にしたので、例えば画像読取開始時に画像読取手段上に
原稿がすでに置かれいるような場合であっても、読取画
像に適したシェーディング補正用データを得ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像読取装置を採
用するファクシミリ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示したファクシミリ装置に採用されるC
Sセンサ及び読取制御ゲートアレイとからなる画像読取
部の構成を示すブロック図である。
【図3】電源立ち上げ時のシェーディングデータ読取手
順を示すフローチャートである。
【図4】コピー、送信読み取り、スキャン読み取り動作
の開始時に行われるシェーディングデータの設定動作手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 107 表示器 110 読取制御ゲートアレイ 111 コンタクトセンサ 117 情報処理端末装置 211 シェーディングメモリ 212 シェーディングバックアップメモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白基準板を読み取ることにより、白、
    黒、及びRGBの各シェーディングデータを読み取るシ
    ェーディングデータ読取手段と、原稿上の画像データを
    読み取る画像読取手段と、前記シェーディングデータ読
    取手段により読み取られたシェーディングデータから得
    られるシェーディング補正用データを用いて前記画像読
    取手段により読み取られた画像データに対してシェーデ
    ィング補正を行うシェーディング補正手段とを有する画
    像読取装置において、 前記画像読取手段と前記白基準板との間に原稿が存在す
    ることを検出する原稿検出手段と、 前記画像読取装置の電源立ち上げ時に、前記原稿検出手
    段により前記画像読取手段と前記白基準板との間に原稿
    が存在することが検出された場合に、前記存在する原稿
    を排除する旨を通知する通知手段と、 前記通知手段による通知後、前記存在する原稿が排除さ
    れると、前記シェーディングデータ読取手段による前記
    シェーディングデータの読み取りを実行させるとともに
    前記読み取られたシェーディングデータを記憶手段に記
    憶させるシェーディングデータ読取制御手段と備えるこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 操作者が前記画像読取手段の読取モード
    を指示する指示手段と、 前記指示手段により指示された読取モードと前記画像読
    取手段により画像データが読み取られた原稿の読取範囲
    とに合わせて、前記シェーディング補正用データを設定
    するシェーディング補正用データ設定手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記シェーディング補正用データ設定手
    段は、前記原稿読取手段による前記原稿上の画像データ
    の読取開始時に、前記原稿検出手段により前記画像読取
    手段と前記白基準板との間に原稿が存在することが検出
    された場合は、前記記憶手段により記憶された前記シェ
    ーディングデータに基づいて、前記指示手段により指示
    された読取モードと前記画像読取手段により読み取られ
    る原稿の読取範囲とに合わせて、前記シェーディング補
    正用データを設定するように構成されることを特徴とす
    る請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取モードは、前記画像データをフ
    ルカラーで読み取るカラー読取モード、前記画像データ
    を白黒二値で読み取る白黒二値モード、又は前記画像デ
    ータをグレイスケールで読み取るグレイスケール読取モ
    ードであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 白基準板を読み取ることにより、白、
    黒、及びRGBの各シェーディングデータを読み取り、
    画像読取手段を用いて原稿上の画像データを読み取り、
    前記読み取られたシェーディングデータに基づいて得ら
    れるシェーディング補正用データを用いて前記読み取ら
    れた画像データに対してシェーディング補正を行う画像
    読取装置のシェーディング補正方法において、 前記画像読取装置の電源立ち上げ時に、前記画像読取手
    段と前記白基準板との間に原稿が存在することが検出さ
    れた場合に、前記存在する原稿を排除する旨を通知し、
    前記通知後前記存在する原稿が排除されると、前記シェ
    ーディングデータの読み取りを実行し、前記読み取られ
    たシェーディングデータを記憶手段に記憶することを特
    徴とするシェーディングデータ補正方法。
  6. 【請求項6】 操作者により指示された読取モードと前
    記画像データが読み取られた原稿の読取範囲とに合わせ
    て、前記シェーディング補正用データを設定することを
    特徴とする請求項5に記載のシェーディング補正方法。
  7. 【請求項7】 前記原稿上の画像データの読取開始時
    に、前記画像読取手段と前記白基準板との間に原稿が存
    在することが検出された場合は、前記記憶手段により記
    憶された前記シェーディングデータに基づいて、前記指
    示手段により指示された読取モードと前記画像読取手段
    により読み取られる原稿の読取範囲とに合わせて、前記
    シェーディング補正用データを設定することを特徴とす
    る請求項6に記載のシェーディング補正方法。
  8. 【請求項8】 前記読取モードは、前記画像データをフ
    ルカラーで読み取るカラー読取モード、前記画像データ
    を白黒二値で読み取る白黒二値モード、又は前記画像デ
    ータをグレイスケールで読み取るグレイスケール読取モ
    ードであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1
    項に記載のシェーディング補正方法。
JP9316612A 1997-11-04 1997-11-04 画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法 Pending JPH11146156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316612A JPH11146156A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316612A JPH11146156A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11146156A true JPH11146156A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18079011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9316612A Pending JPH11146156A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11146156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267338B2 (en) 2003-06-20 2007-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP2012095242A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 原稿送り装置及びこれを備えた画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267338B2 (en) 2003-06-20 2007-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
US7448619B2 (en) 2003-06-20 2008-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP2012095242A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 原稿送り装置及びこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007043569A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法
CN101626443A (zh) 图像发送装置
EP0946052B1 (en) Color facsimile and color facsimile transmission method
CN101729722B (zh) 图像形成装置
EP1519558B1 (en) Image processing apparatus
JPH11187252A (ja) 画像処理装置
JPH11146156A (ja) 画像読取装置、及びそのシェーディング補正方法
JP2002218180A (ja) ファクシミリ装置及びその制御方法
US6810150B1 (en) Image communication method and apparatus
JPH0969907A (ja) ファクシミリ装置の制御方法
JP2003333267A (ja) 通信端末装置及びサーバ装置
JP2003179719A (ja) データ通信装置
JP2002163089A (ja) 画像形成システム
JP4917952B2 (ja) 画像読み取り装置
JP3592139B2 (ja) 記録装置、画像処理装置およびその方法
US20040169877A1 (en) Image forming apparatus and method for visually displaying image data of various data formats
US7596590B1 (en) Image communication apparatus and method
US5986772A (en) Technique for automatically controlling resolution
JPH0670139A (ja) ファクシミリ装置
KR100338077B1 (ko) 복합기에서의 스캐닝 데이터 인쇄방법
KR100277737B1 (ko) 독취장치에서 쉐이딩 파형을 관리하는 방법
JPH0446460A (ja) 画像通信システム
JPH0946530A (ja) カラーファクシミリ装置
JPH11196284A (ja) 画像通信装置
JP2001350641A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の動作制御方法および記憶媒体