JP2004193215A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易であり、放熱性に優れ小型で安定した特性が得られるコイルを内蔵した電子部品、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】磁性樹脂からなる直方体状の形状をした被覆部13と、その被覆部13に埋設されたコイル15とからなり、コイル15は、巻線間が密着した状態とされ、巻線の両端部を除きコイル15の内周部分を含む全体が被覆部13を構成する磁性樹脂により覆われている。また、コイル15は、表面を絶縁加工された平角線からなる巻線を、平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回(エッジワイズ巻)することで構成され、コイル15の巻軸が被覆部13の底壁13aに対してほぼ直交するように配置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイルを内蔵する電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コイルを内蔵した表面実装型の電子部品として、図5に示すように、平角形状の電線(以下「平角線」という)を巻線とし、その巻線を平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回するいわゆるエッジワイズ巻することで構成されたコイル110を用い、このコイル110を、2分割したフェライトコア112,114にて上下方向から挟み込んだものが知られている(例えば特許文献1,2参照。)。
【0003】
このようにエッジワイズ巻されたコイル110は、断面形状が円形の巻線を用いたコイルと比較して、巻線が多層に重なり合うことがなく、放熱性に優れるため大きな電流を流すことができ、また、平角線は、断面積が同じであれば断面が円形の巻線より表面積が広いため、高周波での使用にも適している。
【0004】
【特許文献1】
特開平 9−232154号公報(段落[0010]、図1)
【特許文献2】
特開平10−125539号公報(段落[0014]、図1,7)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなフェライトコア112,114を使用した電子部品の場合、フェライトコア自体の強度を確保する必要があることから、その厚さを十分に薄くすることができず、コイル110が薄型であるにも関わらず、その特徴を最大限に引き出すことができないという問題があった。
【0006】
また、コイル110をフェライトコア112,114で挟み込む組み立て作業の際に、フェライトコア112,114のエッジやバリにより巻線を傷付けてしまうおそれがある。これを防止するために、コイル110とフェライトコア112,114との間に絶縁シート(図示せず)を挟み込む工程が必要となったり、作業に細心の注意が必要となるなど、生産性が悪いという問題もあった。
【0007】
更に、2分割されたフェライトコア112,114を固定する際の接着剤の量や組み付け精度によって、電子部品の特性がばらついたり、また、フェライトコア112,114がコイル110全体を覆うような形状に形成されている場合には、コイル110とフェライトコア112,114との間に断熱性の高い空気層が介在することにより、フェライトコア112,114の内部に熱がこもってしまうという問題もあった。
【0008】
また更に、携帯機器をより小型化する等のために、それを構成する電子部品も更に小型化すること、また小型化しても必要な電流を流せるようにすることが望まれている。
本発明は、上記問題点を解決するために、製造が容易であり、放熱性に優れ小型で安定した特性が得られるコイルを内蔵した電子部品、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた第一発明の電子部品は、平角線からなる巻線を、該平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回してなるコイルと、磁性樹脂を成形加工することで形成され、前記コイルに密着し該コイルの端子部分を除く全体を被覆する被覆部とを備えることを特徴とする。
【0010】
このように構成された電子部品では、いわゆるエッジワイズ巻されたコイルを磁性樹脂を用いて被覆しているため、フェライトコアのように割れてしまうことがなく、所望の特性を得るために必要な厚ささえ確保できればよいため、極めて薄型に構成できる。
【0011】
また、フェライトコアを使用しないため、製造中にコイルの巻線を傷付けてしまうことがなく、また、フェライトコアの接着も必要ないため、製造が容易であり、更に、被覆部とコイルとの位置関係がずれることもないため、安定した特性を得ることができる。
【0012】
しかも、被覆部とコイルとは密着しており、放熱性の悪い空気層が介在しないため、コイルにて発生した熱は被覆部を介して速やかに放熱されるため、発熱による電流容量の低下を防止できる。
なお、コイルは、より優れた放熱性を得るため、また一層の小型化を図るためには、巻線間を密着させた状態で被覆部に埋設することが望ましい。
【0013】
ところで、被覆部が、当該電子部品の取付対象に当接させる当接面を有する場合には、コイルを、その巻軸が当接面に沿うように配置することが望ましい。
即ち、このような方向でコイルを配置した場合、巻線のどの部位も、取付対象との位置関係が一定となるため、取付対象の材質によってコイルの特性が影響を受けたとしても、均一で安定した特性が得られる。
【0014】
そして、被覆部を構成する磁性樹脂としては、例えば、軟磁性粉末を配合した樹脂を用いることができる。
また、その軟磁性粉末は、扁平形状を有することが望ましい。具体的には、形状係数(平均粒径/平均厚み)が2〜500にされているとよい。但し、平均粒径が5〜100μmで、平均厚みが0.2〜5μmであることが望ましい。
【0015】
即ち、軟磁性粉末の平均厚みが0.2未満であったり、形状係数が500を越える場合には、工程中や使用中に軟磁性粉末が折損する可能性があり、この折損部は錆の発生の起点になったり、透磁率の減少を引き起こす反磁界が発生するため好ましくない。平均厚みが5μmを越える場合や形状係数が2未満の場合には、被覆部中で一様に配向させることが困難となる。また、軟磁性粉末に反磁界が発生し、磁性樹脂の透磁率が低下することがある。平均粒径が5μm未満であるか、又は100μmを超えると、磁性樹脂中への均一な分散が困難となるおそれがある。
【0016】
また、軟磁性粉末は、例えば、鉄を主成分としてケイ素及びクロムが合金成分として添加されているものを用いることが望ましい。
これに限らず、軟磁性粉末は、Ni系フェライト磁性体、Mg系フェライト磁性体、Mn系フェライト磁性体、Ba系フェライト磁性体、Sr系フェライト磁性体、Fe−Si合金、Fe−Ni合金、Fe−Co合金、Fe−Si−Al合金、Fe−Si−Cr合金、及び鉄の中から選ばれる一種または二種以上の混合物を主成分とするものであることが望ましい。これらの軟磁性粉末は、一種を単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。また、これらの軟磁性粉末が主成分となっていれば、これら以外の軟磁性粉末が主成分以外の成分としていくらか含まれていても構わない。また、軟磁性粉末の配合量は、30〜60体積%、好ましくは40〜50体積%とされているとよい。
【0017】
磁性材料を混合する樹脂としては、熱可塑性樹脂であれば、ポリエチレン、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルフィド等を挙げることができ、熱硬化性樹脂であれば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることができる。
【0018】
特に、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィドは、耐熱性、耐溶剤性、耐磨耗性や高硬度の点で優れ、薄肉成形に適している。またポリカーボネートは割れ難く、寸法安定性に優れている。
また、樹脂は、これらに限らず、ポリオレフィン誘導体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド、不飽和ポリエステル樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキシド、ポリイミド、ポリスルホン、尿素樹脂、ポリウレタン、ポリアセタール、ポリエーテル樹脂等を用いることができる。これらの樹脂も、一種を単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。
【0019】
ところで、コイルと被覆部とを、インサート成形により一体に形成する場合、成形時にコイルを金型内で位置決めする必要がある。このような位置決めをする方法の一つとして、金型内にピン(突起)を設けることが考えられるが、この場合、被覆部の表面には、その突起によって凹部が形成されることになる。
【0020】
そこで、この凹部を利用し、例えば、凹部には、実装時の位置決めに使用される凸部を形成するための突起片を取り付けてもよいし、また、電子部品に関する情報を表示するための表示板を取り付けてもよい。
前者の場合、当該電子部品を実装する基板上に、凸部と嵌合する凹部を設けておけば、部品をハンダにて固定する際に電子部品が位置ずれすることを確実に防止できる。また、後者の場合、例えば、表示板に設計図における部品番号等を記しておけば、設計図との対応を簡単にとることができ、修理等が必要な場合に、所望の部品を簡単に見つけることができる。
【0021】
次に、第二発明である電子部品の製造方法は、平角線からなる巻線を、該平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回してなるコイルを、該コイルの巻線間を密着させる方向に付勢した状態で金型内に装填し、該金型に磁性樹脂を注入することでインサート成形することを特徴とする。
【0022】
この製造方法によれば、コイルを覆う磁性樹脂がコイルに密着した状態で被覆部を形成するだけでなく、コイルを形成する巻線間に空気層が形成されてしまうことも確実に防止でき、放熱性に優れた電子部品を確実に得ることができる。また、コイルが必要最小限の大きさに保持されるため、被覆部ひいては電子部品自体も必要最小限の大きさに形成することができる。
【0023】
また、本発明によれば、インサート成形を行うため、製造が容易であり、品質の安定した電子部品を安価かつ大量に生産することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、(a)が本実施形態の電子部品の全体構成を表す斜視図、(b)がそのA−A断面図である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態の電子部品11は、磁性樹脂からなる直方体状の形状をした被覆部13と、その被覆部13に埋設されたコイル15とからなる。なお、コイル15は、巻線間が密着した状態とされ、巻線の両端部を除きコイル15の内周部分を含む全体が被覆部13を構成する磁性樹脂により覆われている。
【0026】
なお、コイル15は、表面を絶縁加工された平角線からなる巻線を、平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回(エッジワイズ巻)することで構成され、上記第1実施形態とは異なり、コイル15の巻軸が被覆部13の底壁13aに対してほぼ直交するように配置されている。
【0027】
そして、コイル15の巻線の両端部は、被覆部13の底壁13aから被覆部13の外に露出し、被覆部13の外壁面に沿って、底壁13aから当該電子部品11の長手方向両端に位置する被覆部13の両側壁13b,13cの下部まで延設されており、当該電子部品11の一対の電極17,19を形成している。
【0028】
また、被覆部13には、底壁13a及びこれとは反対側端の天壁13dに、各一対の凹部21,23が形成されている。
この電子部品11は、縦型のインジェクション成形機によるインサート成形にて作製される。図2(a)に示すように、そのインサート成形の際に使用する金型50(50a,50b)には、その金型50の内部において、コイル15を、その巻線間が密着する方向に付勢した状態で保持するための固定用のピン51,53が設けられている。
【0029】
そして、このピン51,53によりコイル15を金型内に保持させた状態で、溶融した磁性樹脂を金型内に射出して固化させることにより、コイル15を包囲する被覆部13が形成される。
なお、このようにして形成された被覆部13の底壁13a及び天壁13dには、ピン51,53が配置されていた部分に、それぞれ上述した一対の凹部21,23(図2(b)では図示を省略)が形成されることになる。
【0030】
また、図2(b)に示すように、インサート成形の終了段階では、コイル15の両端は、被覆部13から互いに反対方向に向けて突出した状態となっており、この突出した両端部を被覆部13に沿って折り曲げることで電極17,19は形成される。
【0031】
このように構成された本実施形態の電子部品11では、図3(a)に示すように、被覆部13の底壁13aに形成された一対の凹部21(図1参照)に突起片25を嵌入することで、その底壁13aから突出した凸部が形成される。また、被覆部13には、底壁13aとは反対側端に位置する天壁13dに形成された一対の凹部23に、当該電子部品11に関する情報を表示するための表示板27が装着される。
【0032】
そして、このように突起片25及び表示板27が装着された本実施形態の電子部品11は、プリント基板等に形成された電極に電極17,19を半田づけすることでプリント基板上に固定して使用される。
以上説明したように、本実施形態の電子部品11によれば、コイル15を被覆する被覆部13が磁性樹脂にて構成されているため、フェライトコアのように割れてしまうことがなく、所望の特性を得るために必要な厚ささえ確保できればよいため、エッジワイズ巻きされたコイル15との組み合わせにより、極めて薄型に構成できる。
【0033】
また、フェライトコアを使用しないことから、製造中にコイル15の巻線を傷付けてしまうことがなく、また、フェライトコアを接着する工程もないため、製造が容易であり、被覆部13とコイル15との位置関係がずれることもないため、安定した特性を得ることができる。
【0034】
しかも、エッジワイズ巻されたコイル15自体が放熱性に優れるだけでなく、コイル15の巻線間、及び被覆部13とコイル15との間は密着しており、こららの間に放熱性の悪い空気層が介在しないため、コイル15にて発生した熱は被覆部13を介して速やかに放熱され、発熱による電流容量の低下を防止できる。
【0035】
また、特に、本実施形態の電子部品11では、部品実装の際に、被覆部13の底壁13aに設けられた突起片25からなる凸部を、取付先の電極の近傍に形成された凹部に嵌合させるように構成すれば、半田づけを行う時に部品の位置ずれが生じてしまうことを確実に防止できる。
【0036】
また、被覆部13の天壁13dに設けられた凹部23に取り付ける表示板27に、例えば、設計図における部品番号を記しておけば、その部品と設計図との対応を簡単にとることができ、修理等が必要な場合に、所望の部品を簡単に見つけることができる。
【0037】
ここで、図4は、コイル15を被覆する材料として、磁性樹脂を使用した場合とフェライトコアを使用した場合とで効果の差を示すために行った実験の結果を示すグラフである。
なお、実験では、磁性樹脂及びフェライトコアにてそれぞれ作製した同一形状、同一サイズの棒状サンプルを、銅線を15ターンさせた円形のコイルに挿入し、これをインピーダンスマテリアルアナライザに取り付けて、インピーダンスの周波数特性を測定した。
【0038】
なお、磁性樹脂は、軟磁性粉末を40体積%、樹脂を59.3体積%、添加剤を3.5体積%の割合で混合したものであり、軟磁性粉末としては、Fe−Si−Cr合金(Si:5.5重量%、Cr:5.0重量%、Fe:残部、平均粒径=32μm、平均厚み=0.58μm)、樹脂としては、ポリアミド12(分子量=約14000、融点=約180℃)、添加剤としては、N,N’−エチレンビスオレイルアミド(融点=約110℃)を使用した。また、フェライトコアとしては、焼結体フェライトコアを使用した。
【0039】
図4から明らかなように、本実施形態の電子部品11では、コイル15を被覆する材料として磁性樹脂を使用することにより、フェライトコアを使用する場合と比較して、優れた高周波特性を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電子部品の全体構成を示す斜視図、及びそのA−A断面図である。
【図2】電子部品の製造に使用する金型の概要、及び成形された電子部品の形状を示す説明図である。
【図3】被覆部に形成された凹部の使用方法を示す説明図である。
【図4】磁性樹脂の効果を示す実験結果のグラフである。
【図5】従来の電子部品を分解した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11…電子部品、13…被覆部、13a…底壁、13b,13c…側壁、15…コイル、17,19…電極、21,23…凹部、25…突起片、27…表示板、50…金型、51,53…ピン。

Claims (10)

  1. 平角線からなる巻線を、該平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回してなるコイルと、
    磁性樹脂を成形加工することで形成され、前記コイルに密着し該コイルの端子部分を除く全体を被覆する被覆部と、
    を備えることを特徴とする電子部品。
  2. 前記コイルは、巻線間が密着していることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記被覆部は、当該電子部品の取付対象に当接させる当接面を有し、
    前記コイルを、該コイルの巻軸が前記当接面に沿うように配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子部品。
  4. 前記被覆部を構成する磁性樹脂は、軟磁性粉末を配合した樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の電子部品。
  5. 前記軟磁性粉末は、扁平形状を有することを特徴する請求項4記載の電子部品。
  6. 前記軟磁性粉末は、鉄を主成分としてケイ素及びクロムを合金成分として添加したものを少なくとも含むことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の電子部品。
  7. 前記コイルと前記被覆部とは、インサート成形により一体に形成され、成形時に前記コイルを金型内で位置決めするため金型内に設けられたピンにより、前記被覆部の表面には凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか記載の電子部品。
  8. 前記凹部には、実装時の位置決めに使用される凸部を形成するための突起片が取り付けられていることを特徴とする請求項7記載の電子部品。
  9. 前記凹部には、当該電子部品に関する情報を表示するための表示板が取り付けられていることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の電子部品。
  10. 平角線からなる巻線を該平角線断面の短辺方向を巻軸として巻回してなるコイルを、該コイルの巻線間を密着させる方向に付勢した状態で金型内に装填し、該金型に磁性樹脂を注入することでインサート成形することを特徴とする電子部品の製造方法。
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