JP2004192883A - 自動販売機用押釦スイッチ - Google Patents

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雅史 村上
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幸夫 清水
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Abstract

【課題】自動販売機用押釦スイッチの放熱性を向上させ、部品の長寿命化および安定化が期待できる自動販売機用押釦スイッチを提供する。
【解決手段】この自動販売機用押釦スイッチ1は、ケ−ス2とベース8とにより形成される空間内に位置するように、7セグメント表示器、LEDおよび電流制限抵抗77を搭載した回路基板7と、回路基板7を水密的にカバーするシリコンカバー5と、シリコンカバー5をその内側に挿入した押釦30とを備え、押釦30はケース2の押釦穴2aから突出している。ベース8は、ケ−ス2とベース8とにより形成される空間内で発生した熱を排出する放熱穴87があけられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機用押釦スイッチに関し、特に、自動販売機用押釦スイッチの放熱性を向上させ、部品の長寿命化および安定化が期待できる自動販売機用押釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機用押釦スイッチには、販売可を示す表示と売り切れを示す表示がなされている。これらの表示には、消費電力が少なくてすむLEDが使用されている。ところが近年、上記の表示以外に商品の価格などの情報を押釦に搭載した7セグメント表示器により表示させる自動販売機用押釦スイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−109934号公報(段落番号0003〜0004、段落番号0049〜0050、図2、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動販売機用押釦スイッチは、7セグメント表示器など消費電流の大きな回路部品を搭載し、しかも防水、防塵のためケースとベースによりできる空間が密封状態となっていたため、搭載した回路部品が発熱し、その部品からの熱の放射または伝導により、押釦やケースが熱を持ってしまい、部品寿命の短命化、部品性能の不安定化を招くという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、自動販売機用押釦スイッチの放熱性を向上させ、部品の長寿命化および安定化が期待できる自動販売機用押釦スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、自動販売機の前面パネルの表側に取り付けられる自動販売機用押釦スイッチにおいて、押釦穴を有するケースと、前記前面パネル側に設けられ、前記ケースと組み合わされることによって内部に所定の空間を形成するベースと、前記空間内に位置するようにスイッチ素子を含む回路素子を搭載した回路基板と、前記押釦穴に弾性的に収容され、押圧操作によって前記スイッチ素子をオンする押釦とを備え、前記ベースは、前記空間内で発生した熱を前記空間の外部に排出する放熱穴が形成されていることを特徴とする自動販売機用押釦スイッチを提供する。
【0007】
この構成によれば、ケースとベースを組み合わせてできた空間内で発生した熱を外部に排出する放熱穴をベースに設けてあるため、回路基板に搭載された回路素子、例えば、電流制限素子などからの発熱を前記空間内から排出することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチを示し、図1(a)は正面図、図1(b)は下面図、および図1(c)は背面図を示す。図2および図3は、自動販売機用押釦スイッチの断面を示し、図2は図1のII−II線に沿う一部拡大断面図、図3(a)は図1のIIIA−IIIA線に沿う拡大断面図、および図3(b)は図1のIIIB−IIIB線に沿う拡大断面図である。この自動販売機用押釦スイッチ1は、自動販売機の前面パネル9(図2参照)に固定されるベース8と、ベース8に取り付けられるケース2と、ケース2の押釦穴2aに収容される複数(図示では5つ)のスイッチ部3と、ケース2とベース8を組み合わせてできた空間内に配置される回路基板7と、回路基板7上の後述するLEDの発光光を案内するリフレクタ6とを有する。
【0009】
ケース2は、ABS樹脂やASA樹脂のような、耐薬品性および耐候性を有する樹脂により製作される。
【0010】
スイッチ部3は、ポリカーボネートなどのような耐候性を有し、特定の色のみ(例えば赤色)を透過する樹脂により形成されたレンズ状の押釦30を有し、押釦30の内側に、ネームプレート4が配置されている。押釦30は、表面の下方に突起31eおよび31fが設けられ、押釦30を確実に押下できるようにするための目印としている。
【0011】
ネームプレート4は、シート状のものであって、楕円形の図形41aと、「売切」の文字41bと、「¥」の文字41cと、7セグメントの液晶文字を透過する切り欠き窓41dとが形成されている(切り欠き窓41dについては図2参照)。図形41a、文字41b、41cおよび切り欠き窓41dの部分は、後述する回路基板7に実装された赤色LEDの光が透過する光透過部分となっており、図形41a、文字41b、41cおよび切り欠き窓41d以外の部分は、光遮光部分となっている。なお、図形41aは、販売可能を表示し、「¥」の文字41cは、日本円を表示する。
【0012】
ベース8は、複数の個所に設けられた係止片81、ボス部83および放熱穴87と、上縁側および下縁側の複数の個所に設けたケーブルガイド85と、所定の1個所に形成された穴部8cとを備えている。ベース8は、ABS樹脂やASA樹脂のような、耐薬品性および耐候性を有する樹脂により製作される。ベース8は、前面パネル9と接する部分にパッキン11が取り付けられる。パッキン11は、前面パネル9に自動販売機用押釦スイッチ1を水密的に組み付けるためのもので、ウレタンなどの弾性を有するゴム、樹脂等により形成する。係止片81は、後述するように自動販売機用押釦スイッチ1を前面パネル9に取り付ける際の仮止めに使用される。係止片81は、ボス部83側に屈曲部81aを形成し、屈曲部81aから回路基板7側に向かう弾性を有する傾斜部81bを備えている。ボス部83は、後述するチャンネル部材10をねじ12により取り付けるねじ穴82を有し、ボス部83から4方向に向かうリブ83aが形成されている。ケーブルガイド85は、ケーブルをベース8に沿って案内するために使用される。放熱穴87は、回路基板7に搭載されている部品の発熱に伴う熱を排出するようになっている。ベース8の放熱穴87の周囲には、リブ87aが設けられている。リブ87aは、ベース8を前面パネル10に挿入する際のガイドの役目を果たし、また、雨水の浸入を防止するようになっている。穴部8cは、回路基板7に取り付けられているコネクタ79を突出させるものである。なお、回路基板7の前面側で発生した熱は、矢印120に示すように、回路基板7の貫通穴7a(後述する)を通って回路基板7の裏面側に移動する。回路基板7の裏面側に移動した熱は、熱の流れ方向を示す矢印120に従って回路基板の裏面側で発生した熱とともにベース8の放熱穴87を通って、自動販売機用押釦スイッチ1の外方に排出される。
【0013】
図4は、回路基板7を示し、図4(a)は正面図、図4(b)は底面図、および図4(c)は背面図を示す。回路基板7の表面上は、複数の押釦30にそれぞれ対応して設けられた7セグメント表示器71、赤色LED72、73、74およびスイッチ75と、自動販売機用押釦スイッチ1の点灯制御を行うIC78とが搭載されている。回路基板7は、7セグメント表示器71の上下に、放熱効果を高めるため矩形状の貫通穴7aをあけている。回路基板7の裏面側には、LED72、73および74の電流制限抵抗77などのように発熱しやすい回路素子が搭載されている。また、回路基板7の裏面に、外部から電源を供給されまたは制御信号の入出力を行うためのコネクタ79が設けられ、コネクタ79の端子76の他端は、回路基板7を貫通し、表面側に突出している。
【0014】
7セグメント表示器71は、7つのセグメント(LED)の発光により商品の価格表示を行い、赤色LED72は、ネームプレート4の図形41aに対応する位置に配され、販売可能を表示する。赤色LED73は、ネームプレート4の「売切」の文字41bに対応する位置に配され、売切れを表示する。赤色LED74は、ネームプレート4の日本円を示す「¥」文字41cに対応する位置に配され、「¥」を表示する。スイッチ75は、商品選択の際、押釦30を介して押されるものである。
【0015】
IC78は、販売可能を表示するLED72、売切れを表示するLED73、「¥」文字を表示するLED74および価格を表示する7セグメント表示器71のそれぞれの表示ならびに対応する商品の在庫状況などを後述する制御部15(図8参照)に送信するとともに、制御部15からの制御信号に従って各LED72、73、74および7セグメント表示器71の表示の制御を行うものである。
【0016】
リフレクタ6は、回路基板7の表面上に配置される。リフレクタ6は、回路基板7に実装されたLED72、73、74および7セグメント表示器71の光の拡散を押えながら放射するためのもので、光通過穴6bおよびリフレクト面6aを備えている(図2参照)。リフレクタ6は、耐光劣化性を有するAES樹脂などにより形成する。
【0017】
回路基板7とリフレクタ6は、透光性を有するシリコンカバー5で水密的にカバーされる。シリコンカバー5は、弾性を有するシリコン樹脂により形成され、押釦30をケース2側に押圧するものである。シリコンカバー5の押釦30の上方30bに相当する部分は厚肉部5bが形成されている。
【0018】
図5は、スイッチ部3の詳細を示し、図5(a)は図1のVA−VA線に沿う断面図、および図5(b)はスイッチ部3の拡大正面図である。押釦30は、その周囲に鍔部30aを形成し、鍔部30aの上方部30bは、ケース2の開口段部2bとシリコンカバー5の厚肉部5bとにより挟持されている。押釦30の鍔部30aの左右部30c、30cおよび下方部30dは、シリコンカバー5により弾性的にケース2側に押圧されており、鍔部30aの左右部30c、30cおよび下方部30dとシリコンカバー5との間にそれぞれ隙間を生じている。シリコンカバー5の突起部5cは、スイッチ75のアクチュエータ部75aに対応している。
【0019】
スイッチ75は、シリコンカバー5の突起部5cが押し下げられることによりアクチュエータ部75aを押し下げ、「オン」状態となる。このとき、押釦30は、上方部30bのみが固定されているため、上方部30bがヒンジの働きをし、押釦30は上方部30bを中心に図5(a)の2点鎖線aで表わすように若干回動してスイッチ75を押し下げる。
【0020】
図6は、自動販売機用押釦スイッチ1の組立て状態を示す分解斜視図を示す。自動販売機用押釦スイッチ1は、以下のように組立てられる。ベース8の周縁段部8a上に回路基板7を配し、回路基板7上にリフレクタ6を配置する。ベース8の周縁段部8aの外側に形成された細溝部8bに回路基板7とリフレクタ6とを水密的にカバーするシリコンカバー5の周縁部5aを挿入する(図2、図3参照)。押釦30はその内部にネームプレート4を配し、さらにシリコンカバー5は、押釦30の内側に挿入し、押釦30はケース2の押釦穴2aから突出させる。ケース2とベース8との接触部分を溶着することにより自動販売機用押釦スイッチ1が完成する。
【0021】
図7は、自動販売機用押釦スイッチ1を前面パネル9に取り付ける概念図である。前述のように組立てられた自動販売機用押釦スイッチ1は、前面パネル9にまず組み付けられる。前面パネル9は、ベース8のケーブルガイド85、係止片81およびボス部83に対応した矩形状の挿通穴91があけられている。この挿通穴91にベース8のケーブルガイド85、係止片81およびボス部83をそれぞれ挿入する(図7(a))。このとき、前面パネル9の挿通穴91の縦辺91aは、ベース8の係止片81の傾斜部81bの弾性に抗しながら挿入され(図7(b))、係止片81の先端81cを越えると、係止片81の傾斜部81bは元の状態に復元し、ベース8と前面パネル9とが係合する(図7(c))。この状態では、係止片81の先端81cは、前面パネル9とベース8との係合が外れて自動販売機用押釦スイッチ1が前面パネル9から脱落しないようにストッパの役目を果たす。
【0022】
ただし、この段階では、ベース8と前面パネル9とが固定される必要がないため、自動販売機用押釦スイッチ1が前面パネル9から外れなければよく、仮止めの状態である。この状態で、鋼板などにより形成した断面コ字状のチャンネル部材10のねじ穴10aとベース8のねじ穴82を利用してねじ12によりチャンネル部材10を固定する。これによって、自動販売機用押釦スイッチ1が前面パネル9に取り付けられることとなる。
【0023】
図8は、2つの自動販売機用押釦スイッチ1を長手方向に配置する場合のケーブルの引き回しを示す。一方の自動販売機用押釦スイッチ1のケーブル13は、自動販売機用押釦スイッチ1のコネクタ79に接続されるコネクタ13aおよび他端に制御部15と接続するためのコネクタ13bを備え、他方の自動販売機用押釦スイッチ1のケーブル14も同様にコネクタ14aおよび14bを備えている。
【0024】
コネクタ13aおよび14aを自動販売機用押釦スイッチ1のコネクタ79に接続してケーブル13、14を制御部15(図8参照)まで引き回す場合、前述した仮止めの状態でケーブル13、14の処理を行う。ケーブル13、14は、チャンネル部材10とベース8とをねじ止めする際、チャンネル部材10と前面パネル9のチャンネル部材側との間にケーブル13、14を挟んでしまうことがあるため、ケーブルガイド85とボス部83との間を通しながら自動販売機用押釦スイッチ1に沿って引き回し、必要なら紐などの結束具により、例えば、ケーブル13、14とケーブルガイド85とを結ぶ。
【0025】
図9は、本発明に係る自動販売機用押釦スイッチ1を適用した自動販売機を示す。この自動販売機100は、略箱型状の販売機本体101を有し、この販売機本体101の前面に開閉可能な主扉102を設けている。主扉102には、前面パネル103によって形成した展示スペースを備えている。この展示スペースには、商品サンプル104が陳列され、前面パネル103の表面には、ケース2に商品を選択する複数の押釦30を備えた複数の自動販売機用押釦スイッチ1が設けられている。また、主扉102には、紙幣を挿入する紙幣挿入口106と、硬貨を投入する硬貨投入口107と、紙幣または硬貨を返却する返却レバー108と、釣銭切れ表示や挿入された紙幣または投入された硬貨の金額の表示を行う表示器109と、施錠により主扉102の開動作をロックするドアロック110と、商品を取り出す商品取出口111と、釣銭を返却する釣銭返却口112とを配設している。
【0026】
次に、図1、図8および図9を参照して本自動販売機100の動作を説明する。通常時、それぞれの押釦30に相当する商品の価格を7セグメント表示器71の液晶文字と「¥」を表示するLED74とにより表示している。購入者が所定の硬貨を硬貨投入口107に投入すると、制御部15は、回路基板7に搭載したIC78に、各商品の在庫情報を送信し、在庫がある商品については、制御部15からの点灯信号に基づき、IC78が回路基板7上に搭載された販売可表示用の赤色LED72を点灯させる。一方、販売商品が売切れになると、自動販売機100内にある商品搬出装置が備える売切れ感知部(図示せず)に検知され、売切れ感知部から制御部15にどの商品が売切れになったか売切れ情報信号が送信される。売切れ情報信号を受け取った制御部15は、回路基板7に搭載されたIC78に当該売切れ商品の売切れ表示用の赤色LED73を点灯させる。赤色LED72、73の光あるいは7セグメント表示器71の表示は、リフレクタ6の光通過穴6bを通り、リフレクト面6aで反射されて透光性を有するシリコンカバー5、ネームプレート4の図形41a、文字41b、41c、あるいは切り欠き窓41dの部分、さらに押釦30を通って外部へ放射される。販売可表示用の赤色LED72が点灯して販売が可能なとき、購入者は、押釦30を透過して見える7セグメント表示器71の表示により価格が示された希望する商品に対応する押釦30を押下する。押釦30を押下すると、シリコンカバー5の突起部5cが押し下げられ、スイッチ75のアクチュエータ部75aを押し下げ、回路基板7のスイッチ75を「オン」にする。回路基板7に搭載されたIC78は、どの押釦30が押されたかを制御部15に送信する。制御部15は、選択された商品を商品取出口111へ搬出するよう必要な制御信号を図示しない商品排出装置などに送信する。商品は、商品排出装置により商品取出口111に排出される。このようにして購入者は、商品を購入することができる。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチ1によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ベース8に放熱穴87をあけてあるため、回路基板7に搭載した部品からの放熱が期待でき、回路基板に搭載された回路部品が高温にさらされることがなくなり、回路部品の長寿命化および部品性能の安定化が期待できる。
(2)押釦30の鍔部30aの上方部30bが、ケース2の開口段部2bとシリコンカバー5の厚肉部5bとにより挟持されており、上方部30bがヒンジの役目を果たすため、軸を必要とせず、構造が簡単で、操作も確実に行えるスイッチを得ることができる。
(3)ベース8にケーブルガイド85を立設し、ケーブル13、14をケーブルガイド85とボス部83との間を引き回すようにしたため、チャンネル部材10とベース8とをねじ止めする際、チャンネル部材10と前面パネル9のチャンネル部材側との間にケーブル13、14を挟むようなことがない。
(4)ベース8に係止片81を設け、自動販売機用押釦スイッチ1を前面パネル9に簡単に仮止めができるため、自動販売機用押釦スイッチ1の組み付けが簡単に行えるようになる。
【0028】
なお、本発明は、上記の形態に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、貫通穴の断面形状を熱の流れができるように斜めにすることが考えられる。すなわち、貫通穴の上方側は、回路基板側からベース側に向かって斜め上方に暖かな空気が流れるように図3(b)において右上がりに開口し、貫通穴の下方側は、冷たい空気が回路基板側に入ってくるように図3(b)において左上がりに開口することができる。また、ベースの材質を熱伝導率の大きい材料で形成することあるいは放熱フィンなどを形成することにより、ベースの温度を下げることにより基板が搭載されている空間の温度を下げ、結果として回路部品の温度を下げることも可能である。
【0029】
また、押釦は、鍔部の上方をケースの開口段部とシリコンカバーの厚肉部とにより挟持し、この部分をヒンジの役目を果たすことにしたが、押釦とシリコンカバーがしっかりと固定できれば、厚肉部を設けなくても、シリコンカバーの弾性によって押釦はケース側に押されるため、誤作動のないスイッチ動作をすることができる。押釦には、押釦を確実に押下するための目印として突起を形成しているが、凹みなどにより形成してもよい。なお、押釦は、複数設けられているのものとして説明したが、単一であってもよい。
【0030】
さらに、ケーブルガイドは、平板状のものであるが、自動販売機用スイッチを前面パネルに組み付ける際に、前面パネルの裏側とチャンネル部材との間にケーブルを挟み込まないようにするものである。従って、ケーブルが挟み込まれなければよいので、形状や本数には限定されない。
【0031】
また、自動販売機用押釦スイッチと前面パネルとを仮止めするための係止片については、前面パネルの挿通穴の縦辺を利用するものであるが、横辺を利用するものであってもよい。この場合、前面パネルから自動販売機用押釦スイッチが脱落することがなく、かつ、自動販売機用押釦スイッチの取り付けに支障がなければ、他の部材によって仮止めしてもよい。また、7セグメント表示器は、LEDをドットマトリックス状に配置したものでもよく、液晶表示器でもよい。また、LEDや電流制限素子は、複数設けられているのものとして説明したが、単一であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動販売機用押釦スイッチによれば、ベースに貫通穴をあけてあるため、回路基板に搭載した回路部品の発熱による熱を排出することが期待でき、各部品が高温にさらされることがなくなり、部品の長寿命化および部品性能の安定化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチを示し、図1(a)は正面図、図1(b)は下面図、図1(c)は背面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチの断面図であって、図1のII−II線に沿う一部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチの断面図であって、図3(a)は図1のIIIA−IIIA線に沿う拡大断面図、図3(b)は図1のIIIB−IIIB線に沿う拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチに適用する回路基板を示し、図4(a)は正面図、図4(b)は底面図、図4(c)は背面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチのスイッチ部の詳細を示し、図6(a)は図1のVA−VA線に沿う断面図、図6(b)はスイッチ部の拡大正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチの組立て状態を示す分解斜視図を示す。
【図7】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチを前面パネルに取り付ける場合の概念図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチにおいてのケーブルの引き回しを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る自動販売機用押釦スイッチを適用した自動販売機を示す。
【符号の説明】
1 自動販売機用押釦スイッチ
2 ケース
2a 押釦穴
2b 開口段部
3 スイッチ部
4 ネームプレート
5 シリコンカバー
5a 周縁部
5b 厚肉部
5c 突起部
6 リフレクタ
6a リフレクト面
6b 光通過穴
7 回路基板
7a 貫通穴
8 ベース
8a 周縁段部
8b 細溝部
8c 穴部
9 前面パネル
10 チャンネル部材
10a ねじ穴
11 パッキン
13、14 ケーブル
13a、13b、14a、14b コネクタ
15 制御部
30 押釦
30a 鍔部
30b 上方部
30c 左右部
30d 下方部
31e 突起
41a 図形
41b、41c 文字
41d 切り欠き窓
71 7セグメント表示器
72〜74 LED
75 スイッチ
75a アクチュエータ部
76 端子
77 電流制限抵抗
78 IC
79 コネクタ
81 係止片
81a 屈曲部
81b 傾斜部
81c 先端
82 ねじ穴
83 ボス部
83a リブ
85 ケーブルガイド
87 放熱穴
87a リブ
91 挿通穴
91a 縦辺
100 自動販売機
101 販売機本体
102 主扉
103 前面パネル
104 商品サンプル
106 紙幣挿入口
107 硬貨投入口
108 返却レバー
109 表示器
110 ドアロック
111 商品取出口
112 釣銭返却口
120 熱の流れ方向を示す矢印

Claims (7)

  1. 自動販売機の前面パネルの表側に取り付けられる自動販売機用押釦スイッチにおいて、
    押釦穴を有するケースと、
    前記前面パネル側に設けられ、前記ケースと組み合わされることによって内部に所定の空間を形成するベースと、
    前記空間内に位置するようにスイッチ素子を含む回路素子を搭載した回路基板と、
    前記押釦穴に弾性的に収容され、押圧操作によって前記スイッチ素子をオンする押釦とを備え、
    前記ベースは、前記空間内で発生した熱を前記空間の外部に排出する放熱穴が形成されていることを特徴とする自動販売機用押釦スイッチ。
  2. 前記回路素子は、前記ベースと反対側の前記回路基板の面に搭載された7セグメント表示器およびLEDであることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用押釦スイッチ。
  3. 前記回路基板は、電流制限素子が、前記ベース側の面に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用押釦スイッチ。
  4. 前記回路基板は、前記空間内で発生した熱を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機用押釦スイッチ。
  5. 前記押釦穴、前記スイッチ素子および前記押釦は、複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用押釦スイッチ。
  6. 前記LEDは、複数設けられていることを特徴とする請求項2記載の自動販売機用押釦スイッチ。
  7. 前記電流制限素子は、複数設けられていることを特徴とする請求項3記載の自動販売機用押釦スイッチ。
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