JP2004192161A - 製品の生産管理方法 - Google Patents

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大亮 池田
Takamitsu Nakabayashi
貴光 中林
Naoki Sunaga
直規 須永
Tetsuya Iwaba
哲也 岩場
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Abstract

【課題】最初に生産工程内の加工製品に添付した製品の生産管理に必要な記録媒体の表示を、製品梱包のたびに再発行することなく、そのまま継続して使用できる製品の生産管理方法を提供する。
【解決手段】製品の生産管理に必要な生産工程内の加工製品に表示する梱包前の記録は、製品コイル1に添付される電子タグ10に書き込まれ、梱包後における中間製品あるいは最終製品の記録の確認は、新たなラベルを貼らないで、金属梱包4の上から製品コイル1に添付された電子タグ10と、125kHzの電波で交信するリーダー・ライター18によって、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名等の呼び出しが行える製品の生産管理方法を提供する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品の生産管理に必要な記録を生産工程内の加工製品に表示して流すとともに、記録を表示した中間製品あるいは最終製品に梱包が施される製品、特に、鋼板コイル、ステンレス板コイル、銅条コイル、アルミ箔コイル、プラスチックシートロール、ゴムシートロール、印刷用ロール紙などの製品に、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名等の製品の管理に必要な項目の書き込みを行うことができ、梱包後の製品においても、製品の管理に必要な記録の呼び出しが容易に行うことができる製品の生産管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術において、製品の生産管理に必要な記録の表示は、記録媒体としてバーコードが使用され、工程内の加工製品にバーコードを表示したラベルを貼り付けて工程内に流されている。
例えば鋼板コイルの場合、生産を管理するホストコンピュータが工程内の加工製品の生産を把握し、加工製品が所定の製品形状に達したときにバーコード表示の記録が、加工製品に貼り付けられ工程内を流される。次いで、バーコード表示で記録した加工製品は、中間製品あるいは最終製品の段階で、製品ストックヤードへの保管、あるいは出荷輸送のために、製品の梱包が施される。
中間製品あるいは最終製品に梱包が施されると、工程内で貼り付けられた最初のバーコードによる表示記録は、梱包によって覆われて見えなくなり、梱包後のバーコードの活用は不可能となる。
【0003】
通常は、中間製品あるいは最終製品の梱包後においても、製品ストックヤード内の保管管理、あるいは出荷輸送管理のために、梱包内製品の記録の確認が必要である。このため、製品の生産管理に必要な事項を記録した2回目のバーコードを表示したラベルを発行して、梱包後の中間製品あるいは最終製品の包装材上に貼り付けることが要求されることになる。
特に、鋼板コイル、ステンレス板コイル、銅条コイル、アルミ箔コイル、プラスチックシートロール、ゴムシートロール、印刷用ロール紙などの製品は、中間製品としての色彩が非常に濃いため、殆どのメーカは、製品梱包後においても、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名等の製品の生産管理に必要な項目のバーコードを表示したラベルを再発行して、梱包後の製品の上に貼り付けているのが現状である。梱包後の新たなバーコードの表示記録は、製品ストックヤード内の保管、輸送、あるいはユーザへの出荷管理などに活用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のバーコードを表示したラベルによる製品の生産管理方法によると、製品を梱包した場合は、改めて、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名など、製品の生産管理に必要な項目を記載した2回目のバーコードを表示したラベルを新たに再発行して、梱包後の製品の上に貼り付けているために、繰り返し発行によるバーコードの発行ミス、あるいは梱包製品へのバーコードの貼り付けミスなどを招く可能性を高くし、この結果、現品と生産ロット番号の不一致による現品相違を誘発させて、生産ロットの管理、中間製品の保管管理、あるいは製品の出荷管理に混乱を招いてしまうという問題があった。
また、新たにバーコードを発行して、梱包後の製品に貼り付けると、その分の作業量が増えるため、この点からもバーコードによる生産管理方法に対して改善が要望されていた。
【0005】
それ故、本発明の目的は、最初に生産工程内の加工製品に添付した製品の生産管理に必要な記録媒体の表示を、製品梱包のたびに再発行したり、梱包製品に再び貼り付けたりする必要がなく、製品梱包後においても最初に添付した記録媒体をそのまま継続して使用できる製品の生産管理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、製品の生産管理に必要な記録を生産工程内の加工製品に表示して流すとともに、記録を表示した中間製品ないし最終製品に梱包が施され、かつ、梱包後に中間製品ないし最終製品の記録の確認が必要とされる製品の生産管理方法において、
前記梱包前の生産工程内の加工製品に表示する製品の生産管理に必要な項目の記録は、前記製品への電子タグ(Integrated Circuit Tag)の添付と、前記電子タグと所定の通信周波数の電波をもって交信でき、かつ、ホストコンピュータと製品管理情報を送受信できるリーダー・ライターの書き込みによって行われるとともに、
前記梱包後の中間製品ないしは最終製品に表示された項目の記録の確認は、前記製品に添付された前記電子タグからの前記リーダー・ライターの呼び出しによって行われることを特徴とする製品の生産管理方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)(側面取り付け・側面読み取り方式)
図1ないし図4により、本発明の第1の実施の形態による製品の生産管理方法を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の側面取り付け・側面読み取り方式による製品の生産管理方法を示している。
図1において、ホストコンピュータに管理されている生産工程内の加工製品が中間製品の段階に達したときに鋼板コイル1の側面に、シリンダ型電子タグ10(Integrated Circuit Tag)が添付される。
電子タグ10には、ホストコンピュータの製品管理情報を保有できるリーダー・ライター18との交信により、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名などの製品の生産管理に必要な項目が記録されている。この場合、電子タグ10への記録は、ホストコンピュータの情報を予め記録してから鋼板コイル1の側面に添付してもよい。
【0008】
図2は、本発明の第1の実施の形態による電子タグを取り付けた梱包後の鋼板コイルを示している。
鋼板コイル1は、外周に防錆紙2とブリキ板4(金属梱包)を有し、側面にシリンダ型電子タグ10が貼付され、ドーナツ板5(合板とブリキ板の複合板)、金属カラー6を有する。なお、鋼板コイル1を防錆紙2により覆った場合は、ドーナツ板5は、合板とブリキ板の複合板を用いないで、合板のみのドーナツ板でも十分な梱包が可能である。
【0009】
図3は、本発明の第1の実施の形態による電子タグの取り付け状態を示している。
図3おいて、管理対象となる防錆用層間紙3を共巻きした鋼板コイル1の側面には、シリンダ型電子タグ10が貼付され、外周に防錆紙2とブリキ板4(金属梱包)を有し、側面にドーナツ板5を有する。シリンダ型電子タグ10は、磁性材料のアモルファスシート12を介在させて保護用タグケース17(SUSまたはセラミックス)に収納されている。
【0010】
図4は、本発明の第1の実施の形態による電子タグとリーダー・ライターを示している。
図4において、シリンダ型電子タグ10は、入射する電波に対し高感度で作動する金属対応の非接触式電子タグであって、情報を記憶させるICチップ11、フェライト磁芯14、ICチップ11に電気的に接続され非接触で起電力を発生させデータを送受信するためのアンテナコイル15、およびフェライト磁芯14とアンテナコイル15の間の絶縁隔壁16を備えている。
磁性材料としてのアモルファスシート12(図3)は、リーダー・ライター18から非接触で交流磁束を発したときに、シリンダ型電子タグ10の背面に位置する金属(鋼板コイル1)に交流磁束が直接作用するのを抑制する遮蔽材としての機能を有する。
また、フェライト磁芯14のアンテナコイル15は、リーダー・ライター18から発した交流磁束を受けたときに2次コイルとして機能し、非接触で起電力を発生させてICチップ11の電源を確保する機能を有するとともに、垂直に入射する電波に対して高感度でシリンダ型電子タグ10のアンテナコイル15を動作させる機能を有する。
シリンダ型電子タグ10への記録の書き込みと呼び出しは、使用が許可されている通信周波数(125kHz)の電波をもって電子タグと交信でき、しかも、ホストコンピュータの製品管理情報を保有しているリーダー・ライター18を、鋼板コイル1に貼付された電子タグ10に向けて電波を発射して行われる(図1参照)。
【0011】
(第2の実施の形態)(内面取り付け・内面読み取り方式)
図5ないし図7により、本発明の第2の実施の形態による製品の生産管理方法を説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態による内面取り付け・内面読み取り方式を示している。
図5において、ホストコンピュータに管理されている生産工程内の加工製品が中間製品の段階に達したときに鋼板コイル1の内面に、電子タグ20(Integrated Circuit Tag)が添付される。
電子タグ20には、ホストコンピュータの製品管理情報を保有できるリーダー・ライター28との交信により、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名などの製品の生産管理に必要な項目が記録されている。
【0012】
図6は、本発明の第2の実施の形態による電子タグを取り付けた梱包後の鋼板コイルを示している。
図6おいて、管理対象となる鋼板コイル1の内面には、周囲が金属雰囲気でも入射する電波に対し高感度で作動する金属対応の非接触式電子タグ20が貼付され、さらに鋼板コイル1の外周には、防錆紙2、ブリキ板4(金属梱包)、側面にドーナツ板5(合板とブリキ板の複合板)、金属カラー6を有する。
【0013】
図7は、本発明の第2の実施の形態による電子タグを示している。
図7において、電子タグ20は、情報を記憶させるICチップ21と、磁性材料のフェライト磁芯24と、ICチップ21に電気的に接続され非接触で起電力を発生させデータを伝送させるためのアンテナコイル25とを有する。
なお、保護用タグケースは図示省略した。また、図示省略されているが、管理対象製品が磁化しやすい鋼板コイルの場合は、鋼板コイルと電子タグ20の間に、例えばフェライトシートなどの遮蔽材を介在させて、アンテナコイルに交流磁束を与えたときに、交流磁束が背後の鋼板コイルに直接作用するのを抑制する機能を持たせた金属対応型の電子タグが使用される。
図7による電子タグ20への記録の書き込みと呼び出しは、使用が許可されている所定の通信周波数(125kHz)の電波をもって電子タグと交信でき、かつ、ホストコンピュータの製品管理情報を保有しているリーダー・ライター28を鋼板コイル1の内面に貼付された電子タグ20に向けて電波を発射して行われる(図5参照)。
【0014】
(第3の実施の形態)(上面取り付け・上方読み取り方式)
図8ないし図10により、本発明の第3の実施の形態による製品の生産管理方法を説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態による上面取り付け・上方読み取り方式を示している。
図8において、ホストコンピュータに管理されている生産工程内の加工製品が中間製品の段階に達したときに鋼板コイル1の上面に、コイン型電子タグ30(Integrated Circuit Tag)が添付される。コイン型電子タグ30には、ホストコンピュータの製品管理情報を保有できるリーダー・ライター38との交信により、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名などの製品の生産管理に必要な項目が記録されている。
【0015】
図9は、本発明の第3の実施の形態による鋼板コイルへの電子タグの取り付け状態を示している。
図9において、管理対象となる防錆用層間紙3を共巻きした鋼板コイル1の上面には、入射する電波に対し高感度で作動する金属対応の非接触式コイン型電子タグ30が貼付され、外周に防錆紙2とブリキ板4(金属梱包)を有し、側面にドーナツ板5を有する。
【0016】
図10は、本発明の第3の実施の形態によるコイン型電子タグとリーダー・ライターを示している。
図10において、コイン型電子タグ30は、個別情報を記憶させるICチップ31、磁性材料のアモルファスシート32、ICチップ31に電気的に接続され非接触で起電力を発生させデータを送受信するためのフェライト磁芯34に巻かれたアンテナコイル35、および保護用タグケース37を備えており、ICチップ31は、エポキシ封止樹脂39により気密に保持されている。
磁性材料のアモルファスシート32は、リーダー・ライター38から非接触で交流磁束を発したときに、コイン型電子タグ30の背面に位置する金属(図9の鋼板コイル1)に交流磁束が直接作用するのを抑制する遮蔽材としての機能を有する。
また、フェライト磁芯34のアンテナコイル35は、リーダー・ライター38から発した交流磁束を受けたときに2次コイルとして機能し非接触で起電力を発生させてICチップ31の電源を確保する機能を有するとともに、垂直に入射する電波に対して高感度でコイン型電子タグ30のアンテナコイルとして動作させる機能を有する。
図10におけるコイン型電子タグ30への記録の書き込みと呼び出しは、使用が許可されている通信周波数(125kHz)の電波をもって電子タグと交信でき、しかも、ホストコンピュータの製品管理情報を保有しているリーダー・ライター38を、鋼板コイル1の上方からコイン型電子タグ30に向けて電波を発射して行われる(図8参照)。
【0017】
(第4の実施の形態)(上面取り付け・側面読み取り方式)
図11ないし図14により、本発明の第4の実施の形態による製品の生産管理方法を説明する。
図11は、本発明の第4の実施の形態による上面取り付け・側面読み取り方式を示している。
図11において、ホストコンピュータに管理されている生産工程内の加工製品が中間製品の段階に達したときに鋼板コイル1の上面に、馬蹄形電子タグ40(Integrated Circuit Tag)が添付される。馬蹄形電子タグ40には、ホストコンピュータの製品管理情報を保有できるリーダー・ライター48との交信により、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名などの製品の生産管理に必要な項目が記録されている。
【0018】
図12は、本発明の第4の実施の形態による電子タグを取り付けた梱包後の鋼板コイルを示している。
鋼板コイル1は、上面に馬蹄形電子タグ40が貼付され、外周に防錆紙2とブリキ板4(金属梱包)を有し、側面にドーナツ板5、金属カラー6を有する。
【0019】
図13は、本発明の第4の実施の形態による鋼板コイルへの馬蹄形電子タグの取り付け状態を示している。
図13において、管理対象となる防錆用層間紙3で包まれた鋼板コイル1の上面には、遮蔽材としての磁性材料のアモルファスシート42を介在させて、入射する電波に対し高感度で作動する金属対応の非接触式馬蹄形電子タグ40が貼付され、さらに馬蹄形電子タグ40の外周に、磁性材料のアモルファスシート42と防錆紙2とブリキ板4(金属梱包)を有する。
【0020】
図14は、本発明の第4の実施の形態による馬蹄形電子タグとリーダー・ライターを示している。
図14において、馬蹄形電子タグ40は、入射する電波に対し高感度で作動する金属対応の非接触式電子タグであって、情報を記憶させるICチップ41、遮蔽材としての磁性材料のアモルファスシート42、珪素鋼板43に巻きつけられて非接触で起電力を発生させ、かつICチップ41に電気的に接続されてデータを送受信するためのアンテナコイル45を備えており、保護用タグケース(図示省略)に収納されている。
【0021】
本発明の第4の実施の形態において、磁性材料としてのアモルファスシート42(図13、図14)は、馬蹄形リーダー・ライター48のリーダーから非接触で交流磁束を発した(図14)ときに、電子タグ40の背面に位置する金属(鋼板コイル1)に交流磁束が直接作用するのを抑制する機能を有する。
珪素鋼板43(図14)は、リーダー・ライター48から発した交流磁束を受けたときに非接触でアンテナコイル45に起電力を発生させてICチップ41の電源を確保する機能を有する。また、アンテナコイル45は、入射する電波に対して高感度で馬蹄形電子タグ40のアンテナコイル45として作動する。
図14における馬蹄形電子タグ40への記録の書き込みと呼び出しは、使用が許可されている所定の通信周波数(125kHz)の電波をもって電子タグと交信でき、しかも、ホストコンピュータの製品管理情報を保有しているリーダー・ライター48を、鋼板コイル1の側面から馬蹄形電子タグ40に向けて交流磁束と電波を発射して行われる(図11参照)。
【0022】
本発明の実施の形態において、リーダー・ライターのコイルと電子タグのコイルの関係は、磁界を発したときにリーダー・ライター側が1次コイル、電子タグ側が2次コイルとして電磁結合して、電子タグのアンテナコイルに所定の電圧が発生する。この電圧は、整流回路で整流されてICチップの電源として供給される。電子タグのアンテナコイルは、磁芯に細いエナメル被覆銅線を巻いた形状、あるいは細いエナメル被覆銅線を平面上で渦巻き状に巻いた空芯アンテナコイルに磁性材料を介在させた形状など、電子タグの用途に応じた形状のものが使用される。電子タグの背面に介在させて交流磁束の影響を抑制する機能のアモルファスシートの厚さは、例えば0.015mm位である。
【0023】
本発明の実施の形態において、電子タグとリーダー・ライターの交信に使用される電波は、例えば、振幅変調(ASK)、周波数変調(FSK)、あるいは位相変調(PSK)で変調された信号が用いられ、この信号を電子タグが受け取ると、復調回路で復調し、復調された信号がデータ読み込み用の通信制御回路を介してICチップの記憶素子に書き込まれ記憶される。
【0024】
本発明の第1ないし第4の実施の形態においては、電子タグの背面に位置する管理対象製品として、交流磁束の影響を受け易いために電子タグに遮蔽材が必要な鋼板コイルの場合について説明した。一方、管理対象製品として、例えば、銅条コイル、アルミ箔コイル、プラスチックシートロール、ゴムシートロール、印刷用ロール紙などの管理対象製品の場合は、交流磁束の影響が少なくてフェライト磁芯のアンテナコイルに十分な起電力を確保することが可能な場合は、本発明の実施の形態として、電子タグと管理対象製品の間に介在する磁性材料としてのアモルファスシートなどの遮蔽材を簡略化することができる。
【0025】
本発明の実施の形態において、電子タグとリーダー・ライターとの交信に用いられる所定の通信周波数の電波として、125kHzのLF(Low Frequency)級の低周波数領域の電波について説明したが、使用が許可される周波数の範囲が変更、拡大された場合、本発明の実施の形態に使用される通信周波数の電波は、それら変更、拡大された領域の周波数が包含される。
【0026】
本発明の実施の形態において、梱包後の中間製品ないしは最終製品に表示された項目の記録の確認は、製品に添付された電子タグと、電子タグと所定の通信周波数の電波をもって交信できるリーダー・ライターの呼び出しによって、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名などの製品の生産管理に必要な項目の確認が行われるが、ユーザの特別な要求がある場合は、呼び出した必要な項目の出荷ラベルを、リーダー・ライターに備えるプリンターあるいはホストコンピュータにより印刷して発行し、ユーザに送付したり梱包製品に貼り付けたりすることが可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の製品の生産管理方法によると、製品の生産管理に必要な生産工程内の加工製品に表示する梱包前の記録は、製品に添付された電子タグ(Integrated Circuit Tag)ヘの書き込みによって行われるとともに、梱包後における中間製品あるいは最終製品の記録の確認も、電子タグに書き込まれている記録の呼び出しによって行うことができるから、製品梱包後においても最初に製品に添付した電子タグをそのまま継続して使用できるという効果が得られる。
【0028】
この結果、本発明の製品の生産管理方法によると、製品の梱包前の記録された生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名等の製品の生産管理に必要な項目を記載した電子タグによって、生産工程内の加工製品の生産管理ができるとともに、製品梱包後の中間製品あるいは最終製品の記録の確認管理が容易に行えることになる。
また、電子タグは、製品の梱包のたびにタグを再発行したり、梱包製品にタグを再び貼り付けたりする必要は全くないから、製品梱包後におけるタグの再発行ミス、あるいはタグの貼り付けミスなどに起因する現品相違の問題は完全に解消されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態(側面取り付け・側面読み取り方式)による製品の生産管理方法を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による電子タグを取り付けた梱包後の鋼板コイルを示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による鋼板コイルへの電子タグの取り付け状態を示す部分拡大説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による電子タグとリーダー・ライターを示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態(内面取り付け・内面読み取り方式)による製品の生産管理方法を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による電子タグを取り付けた梱包後の鋼板コイルを示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による電子タグを示す説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態(上面取り付け・上方読み取り方式)による製品の生産管理方法を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態による鋼板コイルへの電子タグの取り付け状態を示す部分拡大説明図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態による電子タグとリーダー・ライターを示す説明図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態(上面取り付け・側面読み取り方式)による製品の生産管理方法を示す説明図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態による電子タグを取り付けた梱包後の鋼板コイルを示す説明図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態による鋼板コイルへの電子タグの取り付け状態を示す部分拡大説明図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態による電子タグとリーダー・ライターを示す説明図である。
【符号の説明】
1 鋼板コイル
2 防錆紙
3 防錆用層間紙
4 ブリキ板(金属梱包)
5 ドーナツ板(合板・ブリキ板の複合板)
6 金属カラー
10 シリンダ型電子タグ
11 ICチップ
12 アモルファスシート(遮蔽材)
14 フェライト磁芯
15 アンテナコイル
16 絶縁隔壁
17 保護用タグケース
18 リーダー・ライター
20 電子タグ
21 ICチップ
22 アモルファスシート(遮蔽材)
24 フェライト磁芯
25 アンテナコイル
28 リーダー・ライター
30 コイン型電子タグ
31 ICチップ
32 アモルファスシート(遮蔽材)
34 フェライト磁芯
35 アンテナコイル
37 保護用タグケース
38 リーダー・ライター
39 エポキシ封止樹脂
40 馬蹄形電子タグ
41 ICチップ
42 アモルファスシート(遮蔽材)
43 珪素鋼板
44 フェライト磁芯
45 アンテナコイル
48 馬蹄形リーダー・ライター

Claims (3)

  1. 製品の生産管理に必要な記録を生産工程内の加工製品に表示して流すとともに、記録を表示した中間製品ないし最終製品に梱包が施され、かつ、梱包後に中間製品ないし最終製品の記録の確認が必要とされる製品の生産管理方法において、前記梱包前の生産工程内の加工製品に表示する製品の生産管理に必要な項目の記録は、前記製品への電子タグ(Integrated Circuit Tag)の添付と、前記電子タグと所定の通信周波数の電波をもって交信でき、かつ、ホストコンピュータと製品管理情報を送受信できるリーダー・ライターの書き込みによって行われるとともに、
    前記梱包後の中間製品ないしは最終製品に表示された項目の記録の確認は、前記製品に添付された前記電子タグからの前記リーダー・ライターの呼び出しによって行われることを特徴とする製品の生産管理方法。
  2. 前記梱包前の生産工程内の加工製品に表示する項目の記録、および前記梱包後の中間製品ないしは最終製品に表示された項目の記録の確認は、
    ICチップと、前記ICチップに電気的に接続され磁性材料に巻き付けられたコイルと、前記コイルが交流磁束を受けたときに非接触で起電力を発生させる機能、および電波を受けたときにデータを送受信する機能を有するアンテナコイルとを備えた前記電子タグが、前記製品に添付されるとともに、
    前記リーダー・ライターによって、生産ロット番号,材質,製造条件,数量,メーカ名などの製品の生産管理に必要な項目の書き込み、あるいは呼び出しが行われることを特徴とする請求項1に記載の製品の生産管理方法。
  3. 前記電子タグは、前記アンテナコイルに交流磁束を与えたときに、交流磁束が背後の金属製品に直接作用するのを抑制する機能の遮蔽材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の製品の生産管理方法。
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