JP2004190402A - 防水パンの脚固定構造 - Google Patents

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Norihiko Matsuo
憲彦 松尾
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Noritz Corp
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Abstract

【課題】ボルト形の脚を架台に固定する作業の手間暇を軽減し、脚を安定した姿勢で固定し、部品コスト、施工コストの低廉化を図り、更には脚の高さ調節を、簡単化、容易化する。
【解決手段】上面が平面状の架台1に、防水パン2のボルト形の脚3を固定するための防水パン2の脚固定構造であって、上記の架台1に、上記の脚3を受けるための脚受け部材4を上方から嵌め付ける。この脚受け部材4に、縦筒形の脚差込み部41を形成する。この脚差込み部41に脚3を、その下端のボルト頭3aを架台1の上面1bに当接させた状態で起立状に配置する。この脚差込み部41に接着剤5を注入して脚3を架台1に固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い場パン等の防水パンの脚固定構造に関し、更に詳しくは防水パンのボルト形の脚を、架台に簡単、容易に固定できるよう形成した防水パンの脚固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の構造としては、例えば図9に示されるように、架台aの平面状の上面bに、受け皿cをネジdで固定し、この受け皿cに脚eの下端のボルト頭fを配置すると共に、受け皿c内に接着剤を注入して固定するものがある(その他、例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001ー254415号公報(図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来、上面が平面状の架台にボルト形の脚を固定する場合は、上記の通り、受け皿を架台にネジ止めし、この受け皿によってボルト頭の横滑りを防止すると共に、接着剤の注入を可能にしている。従って従来のこの種の構造によると、受け皿を架台に取り付けるためにドライバー等の手動工具が必要になったから、施工作業に手間暇がかかるのを避けられなかった。
又従来は、受け皿をネジ止めしているため、脚の下端のボルト頭がネジの頭に当たり易く、脚が不安定な姿勢で接着されることがあった。
又従来は、受け皿に脚の下端のボルト頭を直接当て、受け皿を介して架台が防水パンを支持する構造であった。従って従来の構造によると、剛性の高い強度の大きな受け皿を使用しなければならず、そのため受け皿のコストが高く付き、施工コストが高くなる、という問題点があった。
又従来は、受け皿を架台の上面に一旦固定すると、脚の高さ調節の際、受け皿の周壁越しにスパナ等の工具を斜め上方から差し入れてボルト頭を回す必要があった。従って従来構造によると、脚の高さ調節が不便で作業性が悪い、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の技術的課題は、ボルト形の脚を架台に固定する防水パンの脚固定構造において、ボルト形の脚を架台に固定する作業の手間暇を軽減でき、脚を安定した姿勢で固定でき、部品コスト、施工コストを低廉化でき、更には脚の高さ調節を、簡単、容易にできるよう形成した防水パンの脚固定構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】
即ち本発明は、図1等に示されるように、上面が平面状の架台1に、防水パン2のボルト形の脚3を固定するための防水パン2の脚固定構造であって、上記の架台1に上記の脚3を受けるための脚受け部材4が上方から嵌め付けられ、この脚受け部材4に縦筒形の脚差込み部41が形成され、この脚差込み部41に脚3がその下端のボルト頭3aを架台1の上面1bに当接させた状態で起立状に配置され、この脚差込み部41に接着剤5が注入されて脚3が架台1に固定されていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
本発明の場合、上面が平面状の架台1としては、例えば角パイプ状の吊り架台がある。又ここで、縦筒形の脚差込み部41とは、脚3を上方から差し込むことができるよう上面が開口された筒状の箇所を意味し、例えば角筒形や円筒形に形成されることで実現される。なお本発明の場合、脚差込み部41の深さは任意であるが、注入する接着剤5で確実に脚3を固定できるよう、ボルト頭3aを埋没させることができる深さに形成されているのが好ましい。
【0009】
又本発明は、脚差込み部41が架台1の上面1bに接触する底板41aを備え、この底板41aに脚3の下端のボルト頭3aを通す開口部41bが形成されているのが好ましい(請求項2)。
【0010】
本発明の場合、脚差込み部41は底板41aが省略されて形成されるのでも良い。ただこの請求項記載の本発明の場合は、底板41aの開口部41bとボルト頭3aの隙間に入り込む接着剤5でボルト頭3aを架台1の上面1bに接着でき、架台1との接着面積を限定できる。従ってこれによると、例えばユニットバス等の解体時に、架台1から脚3を取り外し易くなり、解体作業を容易化できる、という利点がある。又これによると、接着剤5が架台1の上面1bに流れ出てはみ出ることを防止できるから、体裁良く脚3を固定できる。
【0011】
又本発明は、脚差込み部41の上部41cが、上方に向かって末広がり状に形成されているのが好ましい(請求項3)。
【0012】
なぜならこれによると、脚3のボルト頭3aを受ける範囲が広くなるため、上部41cの傾斜面にボルト頭3aをあてがって脚3を脚差込み部41に導き入れ易くなり、施工作業を容易化できるからである。
【0013】
又この場合本発明は、脚差込み部41の上部41cを支持して補強するための補強片44が、脚受け部材4の外周面に形成されているのが好ましい(請求項4)。
【0014】
なぜならこの場合は、脚3を差込む際に脚差込み部41の上部41cに加わる衝撃や荷重から上部41cを保護でき、脚受け部材4の上部41cの損壊を防止できるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0016】
図1等において、1は、上面が平面状の例えば吊り形式の架台である。この架台1は、具体的には断面四角形の角パイプで形成されている。又2は浴室の洗い場を形成する防水パンであり、3はこの防水パン2のボルト形の脚である。このボルト形の脚3は、下端がボルト頭3aに形成され、回転させることで上下動し、高さが調節自在に形成されている。
【0017】
4は、上記の脚3を受けるための脚受け部材である。この脚受け部材4は、上記の架台1に上方から被せられて嵌め付けられている。41は、脚3が差込まれる縦筒形の脚差込み部である。この脚差込み部41は、角筒形に形成され、架台1の両側面1aに係合する下側の対向一対状の係合片42と合成樹脂材で一体状に形成されている。
【0018】
脚差込み部41は、この実施形態では図2Aに示されるように、平面視で四角形状の角筒形に形成され、一辺の長さは架台1の幅と同一に選定されている。又この脚差込み部41は、ボルト頭3aが接着剤5で埋没する深さに選定されている。又係合片42は、架台1の両側面1aを挟み付けるように密着されるものであり、その長さは脚差込み部41の一辺の長さと同一に選定されている。又この実施形態の場合、係合片42と脚差込み部41の外面は面一に連ねられ、架台1の両側面1aに沿った脚受け部材4の外側面43は垂直面状に形成されている。
【0019】
又脚差込み部41は、架台1の上面1bに接する底板41aを備え、この底板41aに脚3の下端のボルト頭3aを通す開口部41bが形成されている。この開口部41bは、この実施形態では丸孔状に形成されている。
【0020】
又本発明の場合、上記の脚3は、その下端のボルト頭3aを架台1の上面1bに当接させた状態で縦筒形の脚差込み部41に起立状に配置されている。そして脚差込み部41に接着剤5が注入される。本発明の場合は、この接着剤5によって脚3と脚受け部材4、又ボルト頭3aと架台1の上面1bとが接着する。そして脚受け部材4は、架台1に嵌め付けられていることから、脚3が架台1に固定されるものである。
【0021】
次に脚3を架台1に固定する作業の手順を、図3〜図5に従って説明する。
【0022】
先ず作業者は、架台1に脚受け部材4を上方から嵌め付け、次にボルト頭3aを、脚差込み部41の底板41aの開口部41bを介して架台1の上面1bに当接させる(図3参照)。この場合、脚3の高さを調節するときは、図4に示されるように、先ず作業者は脚受け部材4を一旦持ち上げてボルト頭3aを露出させる。そして次に作業者は、このボルト頭3aをスパナ等の手動工具6で横方向から回して脚3を上下動させ、その後、脚受け部材4を架台1に嵌め付け直すことで行なうものである。
【0023】
脚3を配置後、作業者は、図5に示されるように、接着剤5を脚差込み部41に注入し、ボルト頭3aを埋没させる。これにより本発明は、架台1に嵌め付けられている脚受け部材4と脚3が接着し、又接着剤5がボルト頭3aと開口部41bの隙間に入り込み、ボルト頭3aが架台1の上面1bに接着して脚3が架台1に固定される。
【0024】
以上の処において、上例では脚差込み部41が底板41aを備えて形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち本発明の場合、脚差込み部41は底板41aが省略され、脚差込み部41の下側が完全に開口されているのでも良い。
【0025】
又本発明は、図6〜図8に示されるように、脚差込み部41の上部41cが上方に向かって末広がり状に形成されているのでも良い。この実施形態の場合、脚差込み部41の上部41cは、逆角錐形に形成されている。44は、脚差込み部41の上部41cを支持して補強するための補強片である。この補強片44は、この実施形態では脚受け部材4の外側面43に左右一対状形成され、この外側面43に隣り合う脚差込み部41の外面の中央位置に一個形成されている。この実施形態に係る脚受け部材4の場合は、図7、図8に示されるように、脚3のボルト頭3aを脚差込み部41の上部41cの傾斜面にあてがって脚差込み部41に差込むことができ、施工作業を容易化できる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上面が平面状の架台に防水パンのボルト形の脚を固定する脚固定構造において、脚を受けるための脚受け部材を架台に上方から嵌め付け、この脚受け部材の縦筒形の脚差込み部に、脚をその下端のボルト頭を架台の上面に当接させた状態で起立状に配置し、この脚差込み部に接着剤を注入して脚を架台に取り付けているものである。
【0027】
従って本発明の場合は、脚の横滑り防止や接着剤注入用の脚受け部材を、ドライバー等の手動工具を必要とすることなく、架台に簡単、迅速に取り付けることができる。
又ネジ等の止め具を一掃でき、架台の上面に直にボルト頭を当接させて固定するため、安定した姿勢で脚を固定できる。
又本発明の場合は、脚受け部材に防水パンの荷重が直接かからないから、例えば合成樹脂材等の安価な材料で形成した脚受け部材の使用が可能になる。従ってこれによれば、脚受け部材を低廉化でき、部品コスト、施工コストを抑えることができる。
更に本発明は、脚受け部材を架台に嵌め付けているため、脚の高さを調節する際、脚受け部材を一旦持ち上げてスパナ等を横から差し入れてボルト頭を回すことができる。従ってこれによると、脚の高さを、簡単、容易に調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構造の好適な一実施形態を示す一部を切欠した要部縦断面図である。
【図2】脚受け部材を示し、Aは平面図、BはAのB―B線断面図である。
【図3】同上構造の施工事例を説明するための要部斜視図である。
【図4】同上構造の施工事例を説明するための要部斜視図である。
【図5】同上構造の施工事例を説明するための要部斜視図である。
【図6】脚受け部材の他の実施形態を示し、Aは平面図、BはAのB―B線断面図である。
【図7】図6の脚受け部材を使用した施工時の要部斜視図である。
【図8】図6の脚受け部材を使用した施工時の要部縦断面図である。
【図9】従来の固定構造を説明するための要部斜視図である。
【符号の説明】
1 架台
1b 上面
2 防水パン
3 ボルト形の脚
3a ボルト頭
4 脚受け部材
41 脚差込み部
5 接着剤

Claims (4)

  1. 上面が平面状の架台に、防水パンのボルト形の脚を固定するための防水パンの脚固定構造であって、上記の架台に上記の脚を受けるための脚受け部材が上方から嵌め付けられ、この脚受け部材に縦筒形の脚差込み部が形成され、この脚差込み部に脚がその下端のボルト頭を架台の上面に当接させた状態で起立状に配置され、この脚差込み部に接着剤が注入されて脚が架台に固定されていることを特徴とする防水パンの脚固定構造。
  2. 請求項1記載の防水パンの脚固定構造であって、脚差込み部が架台の上面に接触する底板を備え、この底板に脚の下端のボルト頭を通す開口部が形成されていることを特徴とする防水パンの脚固定構造。
  3. 請求項1又は2記載の防水パンの脚固定構造であって、脚差込み部の上部が、上方に向かって末広がり状に形成されていることを特徴とする防水パンの脚固定構造。
  4. 請求項3記載の防水パンの脚固定構造であって、脚差込み部の上部を支持して補強するための補強片が、脚受け部材の外周面に形成されていることを特徴とする防水パンの脚固定構造。
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