JP2004190247A - 作業台 - Google Patents

作業台 Download PDF

Info

Publication number
JP2004190247A
JP2004190247A JP2002356465A JP2002356465A JP2004190247A JP 2004190247 A JP2004190247 A JP 2004190247A JP 2002356465 A JP2002356465 A JP 2002356465A JP 2002356465 A JP2002356465 A JP 2002356465A JP 2004190247 A JP2004190247 A JP 2004190247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
work floor
locking
support
outrigger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002356465A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Okubo
昭義 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd
Original Assignee
Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd filed Critical Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd
Priority to JP2002356465A priority Critical patent/JP2004190247A/ja
Publication of JP2004190247A publication Critical patent/JP2004190247A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】補助脚(アウトリガー)の係止機構を手摺の取付位置に近づけることにより、その補助脚の設定の操作性を良好にした作業台を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の支持脚12によって支持される作業床11を有する作業台本体10と、その作業床11の両側に立設される手摺20と、作業床11の両側の少なくとも一側部から支持脚12より外側の下方に張り出させて設けられる補助脚30とを具備し、手摺20は、この手摺20の支柱21の下部に設けられた上部延出部23と、下部延出部24によって作業床11を挟持した状態で作業床11に固定され、補助脚30は、手摺20の支柱21に揺動可能に枢着されている構造とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、作業足場や台馬などの作業台に関するもので、特に人の安全性の確保や作業性の向上などのための手摺及び補助脚を備えた作業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、作業台は、左右一対の支持脚と、これらの支持脚によって所定の高さに支持される天板(作業床)とを備えて構成される(例えば、特許文献1参照)。そして、この種の作業台は、従来、使い易さと堅牢性から、アルミニウム合金製の部材を用い、可搬式作業台として構成されると共に、人の安全性の確保や作業性の向上などの観点から、作業者の安全領域を確保するための手摺や、作業台の傾倒を防止するための支えであるアウトリガー(補助脚)を備える傾向にある。
【0003】
手摺の例としては、例えば、作業床の長手方向両側に受け金具を設け、これにアルミニウム押出しパイプ材等からなる手摺の脚柱(支柱)を差し込んで手摺を構成する形態がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−201794公報(段落番号0020、図1)
【0005】
【特許文献2】
特開平11−336455号公報(特許請求の範囲、段落番号0007,0008、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、手摺の支柱を取り付けるための受け金具を作業床に設ける方式は、作業床の側に挿入孔などの特殊な加工を施す必要があり、作業床の構造が複雑化する。したがって、作業床の側に加工を加えないで済み、取付構造が簡易で取付の作業性に優れた取付方法が望まれる。
【0007】
また、補助脚であるアウトリガーの取付構造についても、アウトリガーを単に作業床に固定しただけの構造では、次のような問題がある。すなわち、アウトリガーは、その機能上、作業床の側部から斜め下方へ延在させて作業台の転倒を防止する支えとする必要があることから、単に作業床に固定しただけの構造では、作業台の収納時に非常に嵩張った状態のままとなる。そこで、アウトリガーをより簡便に小さく収納できる構造の作業台とすることが望まれる。
【0008】
さらにまた、手摺とアウトリガーを非使用時に取り外し又は小さく収納し得る構造とした場合であっても、その取付又は位置固定するための操作部が異なった場所にあるのでは、作業台の組立の設定や解除時の操作性に欠けることとなる。例えば、アウトリガーを位置固定するための機構として、係止ピンによる係止機構を設けた場合、その係止機構の位置が手摺の取付位置から離れている場合には、手摺の取り付けに次いで行われる係止に手数がかかり、係止操作をし忘れるなどの問題も生ずる。したがって、この係止機構のようなアウトリガーの固定機構は、手摺の取付場所にできるだけ近づけて配設し、その操作性を向上させることが望まれる。
【0009】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、補助脚(アウトリガー)の固定機構を手摺の取付位置に近づけることにより、その補助脚の設定の操作性を良好にした作業台を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下のように構成したものである。
【0011】
(1)請求項1記載の発明は、複数の支持脚によって支持される作業床を有する作業台本体と、 上記作業台本体の作業床両側に立設される手摺と、 上記作業床両側の少なくとも一側部から上記支持脚より外側の下方に張り出させて設けられる補助脚とを具備し、 上記手摺は、この手摺の支柱の下部に設けられた上部延出部と、下部延出部によって上記作業床を挟持した状態で作業床に固定され、 上記補助脚は、上記手摺の支柱に揺動可能に枢着されていることを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、補助脚(アウトリガー)が付いていることで、作業台が倒れることがなく、また、手摺が付いていることで、落下することもなく、安全性が確保できる。上記手摺は、その支柱下部の上部延出部と下部延出部を以て作業床に挟持させ固定する方式であるので、その取付・取外し等の設定作業が容易である。
【0013】
また、補助脚(アウトリガー)は、上記手摺の支柱に揺動可能に枢着されており、手摺と一体に形成されているので、手摺と補助脚が別個に離れた箇所に設けられている場合に比べ、補助脚と手摺の設定作業が容易であり、補助脚の設置を怠ることがなくなる。
【0014】
(2)請求項2記載の発明は、請求項1記載の作業台において、 上記作業床の側部から上記支持脚より外側の下方に張り出される補助脚が、上記作業床の両側部に設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、補助脚が作業床の両側に設けられていて、作業台は両側のいずれの方向にも倒れることがないので、壁に面した作業等でない用途にも使用することができる。
【0016】
(3)請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の作業台において、 上記補助脚の枢着部近傍に側方に向かって延在する取付腕を設け、 この取付腕に穿設された第1の係止孔又は上記補助脚の枢着部近傍に穿設された第2の係止孔と、 手摺の下部延出部に穿設された第1の係止受け孔又は手摺の支柱下部に穿設された第2の係止受け孔とに係止ピンを貫通させて、補助脚を作業床から張り出させた使用位置と、補助脚を手摺支柱に並設された不使用位置に固定保持することを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、作業台の使用時には、補助脚を作業床から張り出させた使用位置として、補助脚の取付腕に穿設された第1の係止孔を手摺の下部延出部に穿設された第1の係止受け孔に合わせ、両者に共通に係止ピンを貫通させることにより係止して、補助脚を使用位置に固定保持することができる。また、非使用時には、この係止ピンを抜き、補助脚を揺動(回動)させて、その枢着部近傍に穿設された第2の係止孔を手摺の支柱下部に穿設された第2の係止受け孔に合わせ、両者に共通に係止ピンを貫通させることにより係止して、補助脚を非使用位置に固定保持することができる。この設定及び解除の作業は、補助脚が手摺の支柱に揺動可能に枢着されており、手摺と一体に形成されているので、補助脚が手摺から離れた箇所に在る場合に比べて容易であり、補助脚の設置や係止操作を怠ることがなくなる。
【0018】
(4)請求項4記載の発明は、請求項1記載の作業台において、上記手摺が、作業床の両側に長手方向に間隔をおいて複数設けた上記支柱と、この支柱間に架設された手摺本体とからなることを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、手摺が、作業床の両側に長手方向に間隔をおいて複数設けられた支柱と、この支柱間に架設された手摺本体とからなるので、作業者の転落防止を確実にすることができ、更に安全性の向上を図ることができる。この場合、支柱及び手摺本体からなる手摺を先に組み立てておいて、その手摺を作業床に取り付けるという方法の他に、先に手摺の支柱を作業床に取り付けておいて、後から支柱間に手摺本体を取り付けることにより手摺を組み立てるという方法も、採ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
まず、この発明の作業台の全体の構成を、図1〜図3に示す。この作業台は、アルミニウム合金製の作業台本体10、手摺20及び補助脚30(以下にアウトリガー30という)とで主に構成されている。
【0022】
上記作業台本体10は、図1〜図3に示すように、アルミニウム合金製の作業床11と、この作業床11を所定の高さに支持するアルミニウム合金製の左右一対の支持脚12とを備える。作業床11は、中空矩形状リブ11aと天板11bとからなるアルミニウム合金製の押出形材にて形成されており、剛性に優れ、捻れや変形に強い構造になっている(図7参照)。また、作業床11の天板11bには、図2に示すように、滑り止めの模様11cが施されており、天板全面に水抜き孔(図示せず)が設けられている。
【0023】
支持脚12は、踏み面に断面丸味を付けたステップ材13の端を、脚柱14に切り込み挿入し、更に溶接を施して脱落しないように設けられている。更に、支持脚12の下部の構造は、内脚柱15を脚柱14内に同軸的にかつ進退自在に挿入し、任意の高さ位置で、内脚柱15に設けたラック(図示せず)及びこれと噛み合う係止レバー16a(図10)からなるロック機構16により固定しうる、伸縮自在な構造となっている。
【0024】
この支持脚12の上端は、作業床11の左右両端に、ヒンジ部材17によって回動可能に取り付けられ、図2及び図3に示す開脚状態と図示してない折り畳み状態とに変化し得るようになっている。なお、このヒンジ部材17は、開拡角度を限定する機能かつ所定の開拡角度に固定するロック機構付を具備する。また、作業台の使用時の開脚状態を安全に保持するため、作業床11とステップ材13との間に対角線状に入れる筋違18が具備されている。
【0025】
上記手摺20は、作業台本体10の作業床11の両側に長手方向に間隔を置いて複数(この例では2本)立設されるアルミニウム合金製の支柱21と、この支柱21間に架設されるアルミニウム合金製の手摺本体22とで構成されている。
【0026】
図4は手摺20の平面図、図5は正面図、図6は側面図、図7は手摺下部の拡大図である。
【0027】
図4及び図5に示すように、手摺20は、具体的には、断面矩形状の中空押出形材にて形成される2本の支柱21間に、同じく断面矩形状の中空押出形材にて形成されるフレームを長方形の枠状に形成してなる手摺本体22を架設すなわち架け渡し、両者の交差部を、図4に示すように、ボルト22aで固定することで、構成される。
【0028】
図6及び図7に示すように、上記手摺20は、その支柱21の下部に、逆F字状に作業床11側へ突設する上部延出部23と下部延出部24を上下二段に具備しており、両者の間に作業床11の側縁部を挟持させることで作業床11に固定される。この場合、上部延出部23及び下部延出部24は、それぞれ支柱21と同様に断面矩形状の中空押出形材にて形成されており、溶接等の固定手段によって支柱21に固定されている。このように構成される手摺20は、図7に示すように、上部延出部23と下部延出部24の間、つまり取付凹部(嵌合受け部)に作業床11の側縁部を嵌合した後、更に上部延出部23から作業床11に固定ピン25aを挿入するロック機構25を設け、これにより支柱21の下部が作業床11から抜け出すのを防止している。なお、この固定ピン25aはその紛失を防止するため、チェーン25bにより上部延出部23に繋がれている。
【0029】
また、手摺20には、後述する補助脚であるアウトリガー30の係止孔及び係止ピンと協働して、アウトリガー30の使用位置及び不使用位置を定める係止機構40(図11)を構成するため、下部延出部24に第1の係止受け孔26が穿設されると共に、手摺20の支柱21の下部に第2の係止受け孔27が穿設されている。更にまた、アウトリガー30の枢支部となる枢着孔28が、支柱21の下部と下部延出部24の境界角部(手摺支柱21の作業床11との固定部の付け根コーナ部)に設けられている。
【0030】
上記アウトリガー30は、上記手摺20の支柱21に設けた枢着孔28に揺動(回動)可能に枢着されている。そして、使用時には図8に示す不使用位置から、図13に示す使用位置に揺動(回動)されるようになっている。
【0031】
図13に示す使用位置の状態で説明すると、アウトリガー30は、図示するように、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される補助脚本体31と、その上端部から側方(作業床11の存する側)に向かって延在する取付腕32と、補助脚本体31の下部(取付腕32の存在しない側)において補助脚本体31内に進退可能に挿入した伸縮自在なアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される伸縮脚33と、伸縮脚33を任意の引き出し位置で固定するための固定手段例えば固定ねじ34と、接地部の座りを安定にするため変向可能とした接地部35とを有する。
【0032】
そして、図11及び図12に示すように、補助脚本体31上端と取付腕32の角部に設けた枢着孔36を、上記手摺の支柱21に設けた枢着孔28に一致させ、両者に共通にボルトからなる回動中心軸37を挿通させ、ナットを締め付けて取り付けることにより、回動自在に、手摺の支柱21にアウトリガー30が枢着されている。
【0033】
また、アウトリガー30には、上述した手摺支柱21の第1の係止受け孔26及び第2の係止受け孔27と協働して、アウトリガー30の使用位置及び不使用位置を定める係止機構40(図11)を構成するため、そのアウトリガー30の枢着部近傍に側方に向かって延在する取付腕32に、第1の係止孔38が穿設されると共に、アウトリガー30の補助脚本体31の枢着部(ボルト締付部)近傍には第2の係止孔39が穿設されている。
【0034】
上記係止機構40は、更に、アウトリガー30を使用位置及び不使用位置に係止するための係止ピン41を具備している。この係止ピン41は、上記手摺20に穿設された第1又は第2の係止受け孔26,27と、アウトリガー30に穿設された第1又は第2の係止孔38,39に共通して貫通する係止ピン本体41aと、この係止ピン本体41aの先端にヒンジピン41cを介して連結されると共に、係止ピン本体41aに対して直角に折曲可能な係脱防止用のフック部41bとで構成されている。この場合、フック部41bは、係止ピン本体41aに対して直状に延在した状態で、第1又は第2の係止受け孔26,27と、第1又は第2の係止孔38,39に貫通された後、係止ピン本体41aに対して直角に折曲されて、係止ピン41が不用意に抜け出るのを防止している。なお、この場合、係止ピン本体41aとフック部41bの枢着部にばね部材を介在させて、フック部41bの折曲状態を保持できるようにする方が好ましい。なお、この係止ピン41も、その紛失を防止するため、チェーン41dにより回動中心軸37の部分に繋がれている。
【0035】
次に、上記アウトリガー30の作用について説明する。
【0036】
上記したように作業台は、支持脚12を開脚して作業床11が所定高さに位置するように組み立てられる。この作業台は、人と作業台の支えとなるアウトリガー付の手摺20を備え、その手摺支柱21は、作業床11の両側の長手方向の両端部近傍に、手摺支柱21の下部に設けられた上下の延出部23、24で、作業床11を挟み込み、上側の上部延出部23と作業床11の天板11bに固定ピン25aを通して固定され、また、アウトリガー30は、手摺支柱21の作業床11との固定部の付け根コーナ部に、ボルトとナットからなる回動中心軸37で手摺20と一体に係止される。
【0037】
上記アウトリガー30は、アウトリガー30の接地前においては、手摺支柱21の下部のピン孔(第2の係止受け孔27)と、アウトリガー30のボルト締め部(枢着部)近傍に設けられたピン孔(第2の係止孔39)同士にピン(係止ピン41)を挿入し、手摺支柱21に接して、作業台の上方に保持されている(図9参照)。
【0038】
作業台を使用する際には、アウトリガー30を作業床11から斜め下方に張り出させた図10の使用位置とする。この目的で、上記係止ピン41を抜いて伸縮可能なアウトリガー30を回動中心軸37の周りに揺動(回動)させる。そして、アウトリガー30の取付腕32に穿設された第1の係止孔38を、手摺20の下部延出部24に穿設された第1の係止受け孔26に合わせ、両者に共通に係止ピン41を貫通させる。係脱防止用フック部41bを折曲し、係止ピン41を離脱不能な状態(図5参照)にして、アウトリガー30の回動を阻止し、アウトリガー30を使用位置に固定保持する。これによりアウトリガー30は例えば垂直面から約25度傾いた状態に固定保持される(図10)。また、固定ねじ34を緩めて伸縮脚33を補助脚本体31内から引き出して、作業台を支えるに適した所定の長さに設定し、接地部35を接地する。これにより作業台の傾倒が防止される。
【0039】
このアウトリガー30の設定作業は、アウトリガー30が手摺20の支柱21に揺動可能に枢着されており、手摺20と一体に形成されているので、アウトリガー30が手摺から離れた箇所にある場合に比べて容易であり、アウトリガー30の設置や係止(固定保持)を怠ることがなくなる。
【0040】
また、非使用時には、伸縮脚33を補助脚本体31内に収納した後、上記状態の係止ピン41を抜き、アウトリガー30を図9に示す矢印方向に揺動(回動)させて、その補助脚本体31を手摺20の支柱21に重ねる。そして、アウトリガー30の枢着部近傍に穿設された第2の係止孔39を、手摺20の支柱21下部に穿設された第2の係止受け孔27に合わせ、両者に共通に係止ピン41を貫通させることにより係止して、アウトリガー30を非使用位置に固定保持する(図9参照)。
【0041】
このアウトリガー30の解除作業においても、アウトリガー30が手摺20の支柱21に揺動可能に枢着されており、手摺20と一体に形成されているので、アウトリガー30が手摺から離れた箇所にある場合に比べて容易である。また、アウトリガー30は手摺20の支柱21と重なった状態となっているため、その後の取外し作業等において、その操作性が良好である。
【0042】
上記構成の作業台は、必要に応じ、手摺20と作業床11とを連結している固定ピン25aを抜くことにより、アウトリガー30を手摺20と一体の形で、作業床11から取り外すことができる。したがって、手摺20とアウトリガー30が作業台本体10から切り離され、作業台の運搬が容易となると共に、収納にも便利な形態となる。
【0043】
上記実施形態では、アウトリガー30を作業床の両側部にそれぞれ2本ずつ設けたが、作業床の片側部のみに設けることもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明の作業台によれば、補助脚(アウトリガー)が付いていることで、作業台が倒れることがなく、また、手摺が付いていることで、作業者が落下することもなく、安全性が確保できる。そして手摺は、その支柱下部の上部延出部と下部延出部によって作業床に挟持させて固定する方式であるので、その取付・取外し等の設定作業が容易である。
【0045】
また、補助脚(アウトリガー)は、手摺の支柱に揺動可能に枢着されており、手摺と一体に形成されているので、手摺と補助脚が別個に離れた箇所に設けられている場合に比べ、補助脚と手摺の設定作業が容易であり、補助脚の設置を怠ることがなくなる。更に、非使用時には補助脚を小さく収納し得る構造とした場合、手摺支柱と補助脚がそれぞれ重なるため、別個に離れた箇所に設けた場合に比べ、占有空間を小さくし収納しやすくすることができる。
【0046】
また、この発明の別の特徴によれば、作業台の使用時には、補助脚(アウトリガー)の取付腕に設けた第1の係止孔と手摺の下部延出部に設けた第1の係止受け孔同士に係止ピンを貫通させることにより、補助脚を使用位置に固定保持することができる。また、非使用時には、この係止ピンを抜き、補助脚を揺動(回動)させて、その枢着部近傍に設けた第2の係止孔と手摺の支柱下部に設けた第2の係止受け孔同士に係止ピンを貫通させることにより、補助脚を非使用位置に固定保持することができる。この設定及び解除の作業は、補助脚が手摺の支柱に揺動可能に枢着されており、手摺と一体に形成されているので、補助脚が手摺から離れた箇所にある場合に比べて容易であり、補助脚の設置や係止(固定保持)を怠ることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る作業台の使用状態を示す概略側面図である。
【図2】上記作業台の概略平面図である。
【図3】上記作業台の概略正面図である。
【図4】この発明に係る作業台の手摺を示す平面図である。
【図5】上記手摺の正面図である。
【図6】上記手摺の側面図である。
【図7】上記手摺の支柱下部の部分拡大図である。
【図8】この発明に係る作業台のアウトリガー(補助脚)の不使用位置を示す側面図である。
【図9】この発明に係る作業台においてアウトリガーを不使用位置とした状態を示す側面図である。
【図10】この発明に係る作業台においてアウトリガーを使用位置とした状態を示す側面図である。
【図11】この発明における使用位置にあるアウトリガーと係止機構の関係を示した部分拡大側面図である。
【図12】図11に示したアウトリガーと係止機構の部分拡大正面図である。
【図13】この発明に係る作業台のアウトリガーを不使用位置にて示したもので、(a)はアウトリガーを縮めた状態の側面図、(b)はアウトリガーを伸ばした状態の側面図である。
【符号の説明】
10 作業台本体
11 作業床
12 支持脚
20 手摺
21 支柱
22 手摺本体
22a ボルト
23 上部延出部
24 下部延出部
25 ロック機構
25a 固定ピン
26 第1の係止受け孔
27 第2の係止受け孔
30 アウトリガー(補助脚)
31 補助脚本体
32 取付腕
33 伸縮脚
34 固定ねじ
37 回動中心軸
38 第1の係止孔
39 第2の係止孔
40 係止機構
41 係止ピン
41a 係止ピン本体
41b 係脱防止用フック部
41c ヒンジピン
41d チェーン

Claims (4)

  1. 複数の支持脚によって支持される作業床を有する作業台本体と、
    上記作業台本体の作業床両側に立設される手摺と、
    上記作業床両側の少なくとも一側部から上記支持脚より外側の下方に張り出させて設けられる補助脚とを具備し、
    上記手摺は、この手摺の支柱の下部に設けられた上部延出部と、下部延出部によって上記作業床を挟持した状態で作業床に固定され、
    上記補助脚は、上記手摺の支柱に揺動可能に枢着されている、
    ことを特徴とする作業台。
  2. 請求項1記載の作業台において、
    上記作業床の側部から上記支持脚より外側の下方に張り出される補助脚が、上記作業床の両側部に設けられている、
    ことを特徴とする作業台。
  3. 請求項1又は2記載の作業台において、
    上記補助脚の枢着部近傍に側方に向かって延在する取付腕を設け、
    この取付腕に穿設された第1の係止孔又は上記補助脚の枢着部近傍に穿設された第2の係止孔と、手摺の下部延出部に穿設された第1の係止受け孔又は手摺の支柱下部に穿設された第2の係止受け孔とに係止ピンを貫通させて、補助脚を作業床から張り出させた使用位置と、補助脚を手摺支柱に並設された不使用位置に固定保持することを特徴とする作業台。
  4. 請求項1記載の作業台において、
    上記手摺が、作業床の両側に長手方向に間隔をおいて複数設けた上記支柱と、この支柱間に架設された手摺本体とからなる、ことを特徴とする作業台。
JP2002356465A 2002-12-09 2002-12-09 作業台 Withdrawn JP2004190247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002356465A JP2004190247A (ja) 2002-12-09 2002-12-09 作業台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002356465A JP2004190247A (ja) 2002-12-09 2002-12-09 作業台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004190247A true JP2004190247A (ja) 2004-07-08

Family

ID=32756801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002356465A Withdrawn JP2004190247A (ja) 2002-12-09 2002-12-09 作業台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004190247A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221667A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Prop:Kk 脚立または梯子用補助具
BE1023499B1 (nl) * 2015-10-07 2017-04-07 Vcs Systems Bvba Steigervloer en werkwijze voor het veilig opbouwen en afbreken van een steiger
JP2019167734A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 日建リース工業株式会社 足場用アウトリガー
JP2020143477A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 ジー・オー・ピー株式会社 手摺および作業台システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221667A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Prop:Kk 脚立または梯子用補助具
BE1023499B1 (nl) * 2015-10-07 2017-04-07 Vcs Systems Bvba Steigervloer en werkwijze voor het veilig opbouwen en afbreken van een steiger
JP2019167734A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 日建リース工業株式会社 足場用アウトリガー
JP2020143477A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 ジー・オー・ピー株式会社 手摺および作業台システム
JP7357895B2 (ja) 2019-03-05 2023-10-10 ジー・オー・ピー株式会社 手摺および作業台システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090133959A1 (en) Collapsible Platform
US6170407B1 (en) Folding leg mechanism
US10864625B2 (en) Sawhorse
JP2004190247A (ja) 作業台
JP2010270437A (ja) 可搬式作業台の移動装置
KR100871410B1 (ko) 전주용 접이식 작업대
JP4018703B2 (ja) 作業台
JP5019950B2 (ja) タンクローリー
KR200354130Y1 (ko) 사다리의 안전장치
JP4035485B2 (ja) トラック用昇降梯子
KR200409657Y1 (ko) 작업용 발판의 고정장치
JP4170940B2 (ja) 可搬式作業台
JP2000017829A (ja) 移動式作業足場
JP2002138783A (ja) 手摺付き脚立
JP3209934U (ja) 足場用連結具および足場セット
KR101399627B1 (ko) 이동식 발판 장치
JP2002167958A (ja) 作業台
JP4012056B2 (ja) 足場構造
JP2003129653A (ja) 足場用階段の開口部ガード
JPH10331413A (ja) 枠組足場の交差筋違用補助手摺り
JPS6332852Y2 (ja)
JP4012319B2 (ja) 手摺の保持装置及び作業台
JP2002194981A (ja) 脚立および梯子
JP3416073B2 (ja) 屋外用テーブル
JP3709968B2 (ja) 親綱用支柱

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307