JP2004189291A - 蓋材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外蓋と内蓋が離型層を介して部分的に剥離可能に積層された構成からなり、摘み部を掴んで蓋材を剥離することにより、外蓋と内蓋が剥離して分離し、内蓋に開口が形成されるとともに、剥離して分離した外蓋の内面に告知文とランダム記号が表出する構成の蓋材である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外蓋と内蓋が部分的に剥離可能に積層され、外蓋を内蓋から剥離させることにより内蓋に開口を形成できるようにした蓋材であって、剥離した外蓋の内面に告知文やランダム記号が表出されるようにした蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器に内容物を収納し熱接着により密封する蓋材において、蓋材の表面に告知文等を印刷した構成のものは知られているが、この構成の場合は、蓋材の表面に告知文等を印刷するための領域が必要となるため、蓋材表面の絵柄の印刷できる面積が減少し蓋材の絵柄が制約されてしまい意匠性の面で好ましくないという問題がある。一方、告知文等が印刷された蓋材としては、特許文献は見当たらないが、紙/接着層/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層が積層された構成からなり、アルミニウム箔面に告知文等が印刷された構成の蓋材は知られている。しかしながら、内面から見えるように告知文等が印刷されている蓋材の場合、蓋材が取り付けられた容器に収納されている内容物により蓋材の内面が汚れ、蓋材の一部を切り取って送付する等の用途に使用する場合には汚れ等を拭き取る必要があるという欠点を有している。また、外蓋と内蓋を部分的に剥離可能に積層した構成からなり、外蓋を内蓋から部分的に剥離させることにより内蓋に小孔を形成できるようにした蓋材(例えば、特許文献1参照)、外蓋と内蓋を剥離可能に積層した構成からなり、外蓋を内蓋から剥離させることにより内蓋に開口を形成できるようにした蓋材(例えば、特許文献2参照)等が知られているが、上記の構成のいずれの蓋材においても、告知文等が印刷されたものではない。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−203654号公報(請求項1)
【特許文献2】
特開平11−208722号公報(請求項1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、蓋材の表面の絵柄が制約されないため意匠性が損なわれず、且つ、キャンペーン等に関する告知文やランダム記号等を印刷することができる蓋材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
外蓋と内蓋が離型層を介して剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部を有する形状の蓋材であって、内蓋には、摘み部の内側に剥離開始切目が形成され、剥離開始切目の内側に閉じられた形状の開口用切目が形成され、外蓋の内面には、剥離開始切目の内側の開口用切目の内部を除く領域に離型層が形成され、外蓋の内面の離型層に対向する開口用切目を除く領域に告知文が印刷されている構成とすることにより、摘み部を掴んで蓋材を容器から剥離することにより、剥離開始切目の箇所から離型層が形成された領域にて外蓋が内蓋から剥離し、開口用切目に囲まれた領域の内蓋が外蓋に接着した状態で切り取られて、内蓋に開口を形成することができるとともに、剥離した外蓋の内面に告知文が表出した状態となるので、告知文に今後のキャンペーン等の案内、製品の紹介等を記載しておくことにより、顧客にそれらの内容を告知することができる。また、告知文が外蓋の内面に印刷されるので蓋材の絵柄が制約され意匠性が損なわれるのを防ぐことができる。
【0006】
上記蓋材において、開口用切目が複数個形成され、蓋材の略中央部に摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と直交方向の摘み部の側に膨出する円弧状の内蓋切目が形成されるとともに、剥離開始切目と内蓋切目と蓋材周縁に囲まれた領域の開口用切目の内部を除いた領域に離型層が形成されている構成とすることにより、摘み部を掴んで蓋材を容器から剥離することにより、離型層が形成された領域にて外蓋が内蓋から剥離し内蓋切目から切り取られて、複数の開口が形成された内蓋が容器に接着した状態で残り、容器に大きい取出口を形成することができる。
【0007】
上記蓋材において、開口用切目が1個形成され、剥離開始切目と摘み部の反対側の端縁部を過る外蓋折曲線と蓋材周縁に囲まれた領域の開口用切目の内部を除いた領域に離型層が形成されている構成とすることにより、摘み部を掴んで蓋材を容器から剥離すると、離型層が形成された領域にて外蓋が内蓋から剥離し、外蓋折曲線から摘み部と反対側の領域で外蓋と内蓋が一体となった状態となり、容器口部に接着した内蓋に1個の開口が形成されるので、その開口から内容物を振り出して取り出すことができる。また、内容物を取り出した後に摘み部を容器のフランジ部を巻くように折り曲げることにより再封することができる。
【0008】
上記蓋材において、外蓋の内面の離型層に対向する開口用切目と告知文を除く領域にランダム記号がプリントされている構成とすることにより、ランダム記号を当たり、はずれ等の記号としておき、当たりの記号を切り取って送付することにより景品が当たる用途、ランダム記号をシリアルナンバーとしておき、そのシリアルナンバーをインターネットや携帯電話を使用した客先ホームページ上で入力することにより景品が当たる用途、ランダム記号を絵文字や数字としておき、それらの絵文字や数字を台紙に貼り付けて送付することにより景品が当たる用途等に利用でき、告知文には、当たり、はずれ等の記号の送付方法、シリアルナンバーをインターネットや携帯電話を使用した客先ホームページ上で入力する方法、絵文字や数字を台紙に貼り付けて送付する方法等についての説明を記載することができる。
【0009】
上記蓋材において、外蓋の内面に、離型層が形成された領域を除いた領域に着色アンカー剤によりアンカー剤層が形成されるとともに着色アンカー剤により告知文が印刷されている構成とすることにより、アンカー剤が印刷された領域において外蓋と内蓋の接着強度が強くなるので、離型層が形成された領域において外蓋と内蓋を確実に分離させることができるとともに、開口用切目の内部の領域が外蓋に強く接着するので外蓋を剥離した際に開口用切目の内部の領域を抜き取って確実に開口を形成することができる。また、着色アンカー剤にて告知文を印刷するので、告知文を別色で印刷する場合と比較して、印刷の色数を1色減らすことができコストダウンが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す要部透視底面図、図2は表裏を反転させた図1におけるI−I断面図、図3は本発明の第2実施形態を示す図2に対応する断面図、図4は本発明の第3実施形態を示す要部透視底面図、図5は表裏を反転させた図4におけるII−II断面図、図6は第1実施形態の蓋材を容器口部に熱接着した後摘み部を掴んで外蓋を剥離した状態の断面図、図7は第3実施形態の蓋材を容器口部に熱接着した後摘み部を掴んで外蓋を剥離した状態の断面図であって、2, 2'は摘み部、3, 3'は剥離開始切目、4, 4'は開口用切目、5は内蓋切目、5aは突出部、6, 6', 6"は告知文、7, 7'はランダム記号、8, 8'は離型層、9はアンカー剤層、11は外蓋折曲線、12, 12' は開口、13, 13' は容器、14は熱接着部、10は外蓋、20は内蓋をそれぞれ表す。
【0011】
本発明の第1実施形態の蓋材は図1及び図2に示すとおりである。第1実施形態の要部透視底面図は、図1に示すように、蓋材の形状は略円形状であって周縁の1か所に外方に突出する摘み部2が形成されており、内蓋20には、摘み部2の内側に剥離開始切目3が形成され、剥離開始切目3より容器の中央側に複数の開口用切目4が形成され、蓋材の中央部に摘み部2と蓋材の中心を結ぶ線に対称な摘み部2の側に膨出する内蓋切目5が形成され、内蓋切目5の両端部に内方に突出する突出部5aがそれぞれ形成されている。外蓋10の内面の剥離開始切目3と内蓋切目5と蓋材の周縁に囲まれた領域において複数の開口用切目4の内部を除いて離型層8が形成されて外蓋10と内蓋20が剥離可能とされ、外蓋10の内面の離型層8に対向する複数の開口用切目4を除く領域に告知文6とランダム記号7が印刷されている構成である。ランダム記号7は蓋材の絵柄が印刷される際にインクジェットプリンターによりプリントされるものである。
【0012】
第1実施形態の断面構成は、図2に示すとおりであり、蓋材は外蓋10と内蓋20が離型層8を介して部分的に剥離可能に積層されている構成であり、離型層8は外蓋10の内面の剥離開始切目3と内蓋切目5と蓋材の周縁に囲まれた領域の開口用切目4の内部を除いた領域に形成されている。剥離開始切目3と内蓋切目5と複数の開口用切目4はそれぞれ内蓋20を貫通する状態で形成されている。告知文6とランダム記号7は外蓋10の内面に形成されてその上に離型層8が形成されている構成である。
【0013】
本発明の第2実施形態の図2に対応する断面図は図3に示すとおりである。第2実施形態は、外蓋10の内面の離型層8が形成されていない領域、即ち、剥離開始切目3より摘み部2側の領域と複数の開口用切目4の内部の領域と内蓋切目5より摘み部2と反対側の領域に着色したアンカー剤からなるアンカー剤層9が形成されている点、及び告知文6'が着色したアンカー剤を使用して印刷されて形成されている点で異なる以外は、形状及び基本的な構成は第1実施形態と同じである。上記のようにアンカー剤層9を形成することにより、アンカー剤層9が形成された領域では外蓋10と内蓋20の接着強度が強くなるので、離型層8が形成された領域にて外蓋10と内蓋20を確実に剥離させることができるとともに、開口用切目4の内部の領域にて外蓋10と内蓋20の接着強度が強くなるので、外蓋10を内蓋20から剥離させる際に、内蓋20の開口用切目4の内部の領域が外蓋10に接着した状態で抜き取られ、確実に開口を形成することができる。また、告知文6'が着色したアンカー剤により印刷することにより、告知文6'を別色で印刷するのと比較して1色分だけ印刷色数を減らすことができるのでコストダウンが可能となるものである。
【0014】
本発明の第3実施形態の蓋材は図4及び図5に示すとおりである。第3実施形態の要部透視底面図は、図4に示すように、蓋材の形状は略円形状であって周縁の1箇所に外方に突出する摘み部2'が形成されており、内蓋20には、摘み部2'の内側に剥離開始切目3'が形成され、剥離開始切目3'より容器の中央側に1個の開口用切目4'が形成され、外蓋10の内面の剥離開始切目3'と外蓋折曲線11と蓋材の周縁に囲まれた領域において1個の開口用切目4'の内部を除いて離型層8'が形成されて外蓋10と内蓋20が剥離可能とされており、外蓋10の内面の離型層8'に対向する1個の開口用切目4'を除く領域に告知文6"とランダム記号7'が印刷されている構成である。ランダム記号7'は蓋材の絵柄が印刷される際にインクジェットプリンターによりプリントされるものである。
【0015】
第3実施形態の断面構成は、図5に示すとおりであり、蓋材は外蓋10と内蓋20が離型層8'を介して部分的に剥離可能に積層されている構成であり、離型層8'は外蓋10の内面の剥離開始切目3'と外蓋折曲線11と蓋材の周縁に囲まれた領域の開口用切目4'の内部を除いた領域に形成されている。剥離開始切目3'と1個の開口用切目4'はそれぞれ内蓋20を貫通する状態で形成されている。告知文6"とランダム記号7'は外蓋10の内面に形成されてその上に離型層8'が形成されている構成である。
【0016】
本発明の第3実施形態において、外蓋10の内面の離型層8'が形成されていない領域、即ち、剥離開始切目3'より摘み部2'側の領域と1個の開口用切目4'の内部の領域と外蓋折曲線11より摘み部2'と反対側の領域に着色したアンカー剤からなるアンカー剤層を形成し、着色したアンカー剤により告知文6"を印刷した構成としてもよい。この構成の場合は、離型層8'が形成されていない領域において外蓋10と内蓋20の接着強度を強くできるので、離型層8'が形成された領域にて外蓋10と内蓋20を確実に剥離させることができる。また、告知文6"を着色したアンカー剤により印刷することにより、告知文6'を別色で印刷するのと比較して1色分だけ印刷色数を減らすことができるのでコストダウンが可能となる。
【0017】
第1実施形態の蓋材を発泡ポリスチレン等からなる容器13に熱接着部14にて熱接着した後に、蓋材の摘み部2を掴んで容器13から剥離することにより、剥離開始切目3の箇所から蓋材が外蓋10と内蓋20に剥離して分離されるとともに、開口用切目4に囲まれた部分が外蓋10に接着した状態で抜き取られて開口12が形成され、内蓋切目5にて内蓋20が切れて蓋材が容器から剥離し大きい取出口が形成された、図6に示す状態となり、剥離された外蓋10の内面に告知文6とランダム記号7が表出されるので、告知文6を読んでランダム記号7を利用することができる。第1実施形態の蓋材を熱接着して取り付けた容器は、外蓋10を剥離させて開口12と大きい取出口を形成した状態で、容器13に収納されている袋入り生めんや具材等を取り出し、袋を開封して包装された中身を容器13に入れて容器13内に熱湯を注いでめんを箸等でほぐした後、開口12から湯切りすることができるので生めん等の容器に使用できるものである。第2実施形態の蓋材に関しても、効果及び用途は第1実施形態と同様である。
【0018】
第3実施形態の蓋材をポリプロピレン等からなる容器13' に熱接着部14にて熱接着した後に、蓋材の摘み部2'を掴んで容器13' から剥離することにより、剥離開始切目3'の箇所から蓋材が外蓋10と内蓋20に剥離して分離し、開口用切目4'に囲まれた部分が外蓋10に接着した状態で抜き取られて開口12' が形成され、外蓋折曲線11の箇所にて外蓋10の剥離が止まり折れ曲がって図7に示す状態となり、内容物を取り出した後に摘み部を容器のフランジ部を巻くように折り曲げて再封することが可能となる。第3実施形態においても、剥離した外蓋10の内面に告知文6"とランダム記号7'が表出されるので、告知文6"を読んでランダム記号7'を利用することができる。第3実施形態の蓋材は、粒状物を包装した容器に熱接着して取り付けることにより、外蓋を剥離させて開口を形成し開口から内容物を振り出して取り出すことができる。
【0019】
第1〜第3実施形態の蓋材では、外蓋の内面に告知文及びランダム記号を印刷ないしプリントした構成としているが、外蓋の内面に告知文のみを印刷した構成とすることもできる。また、第3実施形態の蓋材では、着色アンカー剤を使用してアンカー剤層を形成する印刷工程にて同時に着色アンカー剤により告知文を印刷した構成としているが、アンカー剤を無着色の通常のアンカー剤として告知文のみを別色で印刷した構成とすることもできる。
【0020】
離型層を形成するための樹脂としては、硝化綿、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の単体ないしは混合物が使用できる。必要により少量のシリコーン等を添加してもよい。離型層は上記の樹脂からなるインキを使用して紙面にグラビア印刷等により印刷することにより形成される。離型層はグラビアベタ印刷版により印刷したベタ離型層としてもよいし、網点状にエッチングしたグラビア印刷版を使用して網点状に形成してもよい。網点離型層の場合は、離型層が形成された領域における外蓋と内蓋の剥離しやすさを調整することが容易となる。アンカー剤としてはポリエチレンイミン系の樹脂が好ましく、アンカー剤を着色するにはポリエチレンイミン系の樹脂と相溶性のあるインキを添加することにより行うことができる。
【0021】
本発明の実施形態において、外蓋の構成としては、プラスチックフィルムと紙の積層体、紙層の単体とすることができる。プラスチックフィルムと紙の積層体からなる外蓋の場合、紙の厚さは40〜130g/m2 程度であり、外蓋を紙の単体とする場合は、紙の厚さは70〜130g/m2 とするのが好ましい。内蓋の構成としては、ポリエチレン層とアルミニウム箔と熱接着性樹脂層の積層体とするのが好ましい。各層を積層するにはウレタン系接着剤を使用したドライラミネーションまたはポリエチレンの押出ラミネーションにより行うことができる。熱接着性樹脂層としては、熱溶融して押出しラミネーションすることのできるエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする易剥離性樹脂が使用できる。外蓋の構成としては、例えば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μ/ウレタン系接着剤/印刷層/紙60g/m2 /部分離型層、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μ/ポリエチレン20μ/印刷層/紙60g/m2 /部分離型層、印刷層/紙80g/m2 /部分離型層等であり、内蓋の構成としては、ポリエチレン20μ/アルミニウム箔7〜15μ/熱接着性樹脂25μ、ポリエチレン20μ/アルミニウム箔7〜15μ/ポリエチレン20μ/熱接着性樹脂20μ等である。
【0022】
【発明の効果】
本発明の蓋材とすることにより、摘み部を掴んで外蓋を剥離して開口を形成させた際に、外蓋の内面に告知文とランダム記号が表出するので、ランダム記号を当たり、はずれ等の記号としておき、当たりの記号を切り取って送付することにより景品が当たる用途、ランダム記号をシリアルナンバーとしておき、そのシリアルナンバーをインターネットや携帯電話を使用した客先ホームページ上で入力することにより景品が当たる用途、ランダム記号を絵文字や数字としておき、それらの絵文字や数字を台紙に貼り付けて送付することにより景品が当たる用途等に利用することが可能であり、告知文には、当たり、はずれ等の記号の送付方法、シリアルナンバーをインターネットや携帯電話を使用した客先ホームページ上で入力する方法、絵文字や数字を台紙に貼り付けて送付する方法等についての説明を記載することができる。また、容器から剥離した外蓋の内面に告知文のみを形成した構成では、告知文に、今後のキャンペーン等の案内、製品の紹介等を記載することができる。
【0023】
上記蓋材において、外蓋の内面に、離型層が形成された領域を除いた領域に着色アンカー剤によりアンカー剤層が形成されるとともに着色アンカー剤により告知文が印刷されている構成とすることにより、着色アンカー剤によりアンカー剤層を形成する際に同時に告知文を印刷できるので、告知文を別色で印刷する場合と比較して、印刷の色数を1色減らすことができコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す要部透視底面図。
【図2】表裏を反転させた図1におけるI−I断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す図2に対応する断面図。
【図4】本発明の第3実施形態を示す要部透視底面図。
【図5】表裏を反転させた図4におけるII−II断面図。
【図6】第1実施形態の蓋材を容器口部に熱接着した後摘み部を掴んで外蓋を剥離した状態の断面図。
【図7】第3実施形態の蓋材を容器口部に熱接着した後摘み部を掴んで外蓋を剥離した状態の断面図。
【符号の説明】
2, 2' 摘み部
3, 3' 剥離開始始切目
4, 4' 開口用切目
5 内蓋切目
5a 突出部
6, 6', 6" 告知文
7, 7' ランダム記号
8, 8' 離型層
9 アンカー剤層
11 外蓋折曲線
12, 12' 開口
13, 13' 容器
14 熱接着部
10 外蓋
20 内蓋
Claims (5)
- 外蓋と内蓋が離型層を介して剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部を有する形状の蓋材であって、前記内蓋には、前記摘み部の内側に剥離開始切目が形成され、前記剥離開始切目の内側に閉じられた形状の開口用切目が形成され、前記外蓋の内面には、前記剥離開始切目の内側の前記開口用切目の内部を除く領域に離型層が形成され、前記外蓋の内面の前記離型層に対向する前記開口用切目を除く領域に告知文が印刷されている構成からなることを特徴とする蓋材。
- 前記開口用切目が複数個形成され、前記蓋材の略中央部に前記摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と直交方向の前記摘み部の側に膨出する円弧状の内蓋切目が形成されるとともに、前記剥離開始切目と前記内蓋切目と蓋材周縁に囲まれた領域の開口用切目の内部を除いた領域に前記離型層が形成されている構成からなることを特徴とする請求項1記載の蓋材。
- 前記開口用切目が1個形成され、前記剥離開始切目と前記摘み部の反対側の端縁部を過る外蓋折曲線と蓋材周縁に囲まれた領域の開口用切目の内部を除いた領域に前記離型層が形成されている構成からなることを特徴とする請求項1記載の蓋材。
- 前記外蓋の内面の前記離型層に対向する前記開口用切目と前記告知文を除く領域にランダム記号がプリントされている構成からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蓋材。
- 前記外蓋の内面に、前記離型層が形成された領域を除いた領域に着色アンカー剤によりアンカー剤層が形成されるとともに着色アンカー剤により前記告知文が印刷されている構成からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の蓋材。
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