JP2004188808A - 真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材上に、第1の画像部(9)と第2の画像部(10)からなる合成画像(8)を形成すべく、前記第1の画像部(9)は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部(10)は前記第1の画像部(9)を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部(9)と前記第2の画像部(10)の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物である。
【選択図】 図10
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行券、株券、有価証券、通行券、カード等の偽造、変造を防止する必要性のある貴重印刷物に適用される、肉眼での真偽判別効果及び機械での読み取り効果を備える真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀行券、株券、有価証券、通行券、カード等の偽造、変造を防止する必要性のある貴重印刷物において、光学的変化顔料の色彩が変化する効果を向上させるために、少量の着色顔料をインキ中に添加する手段は、すでに公知である(例えば、特許文献1参照)。また、赤外吸収特性を持つ物質をインキ中に分散させ、機械的に読み取りが可能な印刷物を作製する方法は、すでに公知である(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−345096号公開(第2頁)
【特許文献2】
特開平6−247087公開(第2−5頁)
【0004】
例えば、基材の色に影響を受ける光学的変化顔料を含有するインキに、少量の着色顔料を含有させ、光学的変化顔料の色彩が変化する効果を着色顔料によって向上させる事例があるが、その効果は肉眼のみで観察し、機械による読み取りが不可能であった。
【0005】
例えば、インキ中に機能性を持つ顔料を分散させ、機械的に読み取りが可能な印刷物を作製する事例があるが、光学的変化顔料及び機能性を持つ顔料を含有したインキを用いて、機械による読み取りの他に、肉眼でも光学的変化顔料の色彩が変化することによる真偽判別可能な印刷物は作製されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、光学的変化顔料の効果を向上させるため、光学的変化顔料に少量の着色顔料を添加したインキで印刷物を印刷し、光学的変化顔料の観察角度によって色彩が変化する効果を向上させ、その色彩の変化を肉眼で観察することはできた。しかしながら、光学的変化顔料に少量の着色顔料を添加したインキで印刷した印刷物は、光学的変化顔料に少量の着色顔料を添加しないインキで印刷した印刷物と比べた場合に垂直方向から観察した場合に色彩が異なるため、これら二種類のインキを使用し、印刷したものを垂直方向から観察した場合にメッセージ画像が確認できないが、観察角度を水平方向に傾けた場合にメッセージ画像が確認できる印刷物の作製を試みても、垂直方向から観察した場合に、既にメッセージ画像が確認されてしまう問題があった。また、光学的変化を利用した肉眼での真偽判別及び機械での真偽判別の両方を備える印刷物を作製することは困難であった。
【0007】
よって、本発明は基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部は第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第1の画像部と第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物であって、印刷物を垂直方向から観察した場合に第1の画像部と第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に合成画像の色調が変化することを肉眼で観察することができ、さらに、赤外領域を測定する器具により、第1の画像部と第2の画像部が区分けして識別できる、光学的変化を利用した肉眼での真偽判別及び機械での真偽判別の両方を備える真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法を提案することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部は第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第1の画像部と第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物であって、印刷物を垂直方向から観察した場合に第1の画像部と第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に第1の画像部と第2の画像部との色調が異なって変化し、メッセージ画像として肉眼で観察することができ、さらに、赤外領域を測定する器具により、第1の画像部と第2の画像部が区分けして識別できる、光学的変化を利用した肉眼での真偽判別及び機械での真偽判別の両方を備える真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物であって、前記印刷物を垂直方向から観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、前記印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に前記合成画像の色調が変化することを肉眼で観察することができ、さらに、赤外領域を測定する器具により、前記第1の画像部と前記第2の画像部が区分けして識別できることを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0010】
また、本発明は、基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物であって、前記印刷物を垂直方向から観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、前記印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部との色調が異なって変化し、メッセージ画像として肉眼で観察することができ、さらに、赤外領域を測定する器具により、前記第1の画像部と前記第2の画像部が区分けして識別できることを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0011】
また、本発明は、前記光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色を含有したインキ、前記光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキが凹版インキ、グラビアインキ、オフセットインキ又はスクリーンインキであることを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0012】
また、本発明は、前記光学的変化顔料が、パール顔料、コレステリック液晶顔料又はガラスフレーク顔料であることを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0013】
また、本発明は、前記第1の画像部及び前記第2の画像部が、点画、線画及びベタ塗りの少なくとも一つで構成されることを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0014】
また、本発明は、前記光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキ、前記光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキがUV硬化型インキ、電子線硬化型インキ、溶剤型インキ、油性型インキ又は水性型インキで印刷することを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0015】
また、本発明は、前記第1の画像部又は前記第2の画像部が文字、数字、記号、図柄及び絵柄の少なくとも一つであることを特徴とする真偽判別可能な印刷物である。
【0016】
また、本発明は、基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法であって、前記印刷物を垂直方向から観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、前記印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に前記合成画像の色調が変化することを肉眼で観察して真偽判別し、さらに、赤外領域を測定する器具により、前記第1の画像部と前記第2の画像部が区分けして識別され、真偽判別することを特徴とする真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法である。
【0017】
また、本発明は、基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法であって、前記印刷物を垂直方向から観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、前記印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部との色調が異なって変化し、メッセージ画像として肉眼で観察して真偽判別し、さらに、赤外領域を測定する器具により、前記第1の画像部と前記第2の画像部が区分けして識別され、真偽判別することを特徴とする真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法の実施形態について説明する。
【0019】
図1は基材(1)上に第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を示す拡大図である。点画(2)は、光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、点画(3)は、第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第1の画像部である点画(2)の光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキと、第2の画像部である点画(3)の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料の色彩が同一になるように色合せする必要がある。この場合、第2の画像部である点画(3)に光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部である点画(3)を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷しても良い。上記記載の第1の画像部である点画(2)と第2の画像部である点画(3)の色彩が同一になるような色合せとは、通常の印刷物と同様に垂直方向から観察した場合においての色合せである。
【0020】
図1に示した第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を合成した合成画像を得る。これが、本発明の真偽判別可能な印刷物(5A)となる。図2に真偽判別可能な印刷物(5A)を垂直方向から観察した場合の図を示す。図2に示すように第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を区分けして識別することができない。これは、第1の画像部のインキに用いる赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料と第2の画像部のインキに用いる赤外吸収特性を持つ着色顔料の色彩が同一になるように色合を行っているためである。図3に真偽判別可能な印刷物(5A)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合の図を示す。図2に示した垂直方向から観察した場合と同様に第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を区分けして識別することができない。しかしながら、垂直方向から観察した場合とは異なる色彩で合成画像(4)を確認することができる。これは、第1の画像部と第2の画像部に同一の光学的変化顔料が配合されているため干渉光が視認され、第1の画像部と第2の画像部が共に同一の色彩の変化が確認できるためである。
【0021】
図4に真偽判別可能な印刷物(5A)を赤外領域を測定する器具により観察した場合の拡大図を示す。図4に示すように、真偽判別可能な印刷物(5A)を赤外領域を測定する器具により観察すると、第2の画像部である点画(3)は赤外吸収特性を持つ着色顔料を使用し、第1の画像部である点画(2)は赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を使用しているため、赤外領域を測定する器具から点画(2)からなる第1の画像部と第2の画像部が区分けして識別することができる。
【0022】
図5は基材(1)上に第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を示す拡大図である。点画(2)は、光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、点画(3)は、第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第1の画像部である点画(2)の光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキと、第2の画像部である点画(3)の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料の色彩が同一になるように色合せする必要がある。この場合、第2の画像部である点画(3)に光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷しても良い。上記記載の第1の画像部と第2の画像部の色彩が同一になるような色合せとは、通常の印刷物と同様に垂直方向から観察した場合においての色合せである。また、上記記載の異なる光学的変化顔料とは、干渉光によって色彩が異なる光学的変化顔料のことをいう。
【0023】
図5に示した第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を合成した合成画像を得る。これが、本発明の真偽判別可能な印刷物(5B)となる。図6に真偽判別可能な印刷物(5B)を垂直方向から観察した場合の図を示す。図6に示すように第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を区分けして識別することができない。これは、第1の画像部のインキに用いる赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料と第2の画像部のインキに用いる赤外吸収特性を持つ着色顔料の色彩が同一になるように色合を行っているためである。図7に真偽判別可能な印刷物(5B)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合の図を示す。図7に示すように真偽判別可能な印刷物(5B)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に、第1の画像部と第2の画像部に異なる光学的変化顔料が配合されているため干渉光が視認され、第1の画像部と第2の画像部とが異なる色彩の変化が確認できるため、メッセージ画像として確認できる。
【0024】
図8に真偽判別可能な印刷物(5B)を赤外領域を測定する器具により観察した場合の拡大図を示す。図8に示すように、真偽判別可能な印刷物(5A)を赤外領域を測定する器具により観察すると、第2の画像部である点画(3)は赤外吸収特性を持つ着色顔料を使用し、第1の画像部である点画(2)は赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を使用しているため、赤外領域を測定する器具から点画(2)からなる第1の画像部と第2の画像部が区分けして識別することができる。
【0025】
本発明に用いる赤外領域を測定する器具は、赤外領域を可視化する装置、赤外領域の波長を測定する装置等を用いて真偽判別することができる。これらの器具は安価な簡易的な器具で十分に真偽判別することができる。赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料、赤外吸収特性を持つ顔料の色彩は限定されるものではない。
【0026】
また、本発明に用いる赤外吸収特性を持つ顔料を含有したインキは、700〜1300nmの波長を測定する器具で容易に機械読み取りによる真偽判定することできる。
【0027】
光学的変化顔料のみを含有したインキで白色系の基材に印刷した印刷物を垂直方向から水平方向に傾けた場合、その印刷物の光学的変化顔料の持つ色彩が変化する効果はほとんど得られない、あるいはその効果はやや低下するため、本発明の効果を奏することができない。
【0028】
よって、光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有するインキ、又は光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキで印刷した場合、基材に印刷した印刷物を垂直方向から水平方向に傾けた場合、光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷した領域、及び光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキで印刷した領域の色彩が変化し、光学的変化顔料の持つ効果が十分に得られる。また、光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有するインキ、又は光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキで白色系の基材に印刷する場合においても印刷物を垂直方向から水平方向に傾けた場合、光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有するインキで印刷した領域、光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキで印刷した領域の色彩が変化し、光学的変化顔料の持つ効果が十分得られる。光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキを使用しているので、光学的変化顔料の効果により、印刷物を垂直方向から水平方向に傾けると、色彩が変化し、且つ、赤外領域を測定する器具により観察すると、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキで印刷した領域を確認することができる。よって、光学的変化を利用した肉眼での真偽判別及び機械での真偽判別の両方を備える真偽判別可能な印刷物が得られる。
【0029】
本発明の第1の画像部及び第2の画像部は、図1及び図5では点画を用いているが、本発明は点画に限定されることなく、点画、線画及びベタ塗りの少なくとも一つで構成することができる。点画の形状の場合は、スクエアドット、ラウンドドット、チェーンドット、また、特殊マーク等の集合体を使用することができる。また、点画の線数においても特に限定されるものではない。図11に上記記載の第1の画像部及び第2の画像部が、点画、線画、ベタ塗りの構成について説明する。図11(a)は第1の画像部及び第2の画像部を点画(点)で表現し、図11(b)は第1の画像部及び第2の画像部を線画(線)で表現し、図11(c)は第1の画像部及び第2の画像部をベタ塗りで表現している。図11(a)乃至図11(c)を単独で用いても組合せて用いても良い。
【0030】
本発明の印刷に使用される光学的変化顔料は、パール顔料、アルミニウム顔料、金属粉顔料、コレステリック液晶顔料又はガラスフレーク顔料等の顔料を用いることができる。顔料の大きさは1〜150μmのものを用いることができ、好ましくは5〜50μmで、平均粒径20〜40μm程度が好ましい。また、色の種類は限定しない。
【0031】
本発明の印刷に使用されるインキは、UV硬化型インキ、電子線硬化型インキ、溶剤型インキ、紫外線硬化及び酸化重合機能を併せ持つインキ(特許2113880号参照)、2液混合型インキ、油性型インキ又は水性型インキを使用できるが、UV硬化型インキ、電子線硬化型インキで作製することが好ましい。例えば、UV硬化型インキを用いた場合、印刷機上又は印刷後に紫外線照射装置等の活性エネルギー線を用いてインキを硬化させる必要がある。
【0032】
また、本発明の印刷に使用されるインキは、特に限定されるものではなく、凹版インキ、グラビアインキ、オフセットインキ、スクリーンインキ等を用いることができるが、スクリーンインキを用いることが好ましい。スクリーンインキ粘度は、20ポイズ〜100ポイズ程度で、好ましくは30ポイズ〜60ポイズ程度が好ましい。インキの着色顔料濃度が10重量%以下、好ましくは、インキの着色顔料濃度が0、01〜1重量%の範囲が好ましい。また、インキの光学的変化顔料の顔料濃度が50重量%以下、好ましくはインキの光学的変化顔料の顔料濃度が5〜30%の範囲が好ましい。また、印刷機の調整においては特別な調整は不要であり、一般的な設定で印刷することが可能である。
【0033】
また、本発明の印刷に使用される光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有するインキ、及び光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキに含まれる光学的変化顔料により、複写機及び画像入力装置等のように、光源と受光素子が同時に走査して印刷物等を読み取る装置等は、光学的変化顔料といった色彩が光源と基材との角度に依存する顔料を使用した印刷物の再現は不可能であるため、複写機及び画像入力装置等に対する偽造防止効果の向上を図ることができる。
【0034】
また、本発明の印刷に使用される基材は紙葉類、プラスチックフィルム、金属、布等を用いることができる。
【0035】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
【0036】
(実施例1)
まず、第1の画像部及び第2の画像部を印刷するためのスクリーン印刷用インキをそれぞれ作製した。配合割合は、下記に示すとおりである。
【0037】
図9は本発明のスクリーン版面(6)(第1の画像部)、スクリーン版面(7)(第2の画像部)を作製した図である。得られた第1の画像部用、第2の画像部用の2つのスクリーン版面(6、7)、2つのスクリーンインキを用い、スクリーン印刷を行い、紫外線照射装置で硬化させ、実施例1の印刷物を得た。図10は実施例1の印刷物(C1)を示す。実施例1の印刷物は第1の画像部(9)及び第2の画像部(10)からなる合成画像(8)を有する。図10では、第1の画像部(9)及び第2の画像部(10)を理解しやすくするため、異なる色で点画を表示しているが、実際に垂直方向から肉眼で観察すると、第1の画像部(9)に使用するインキと第2の画像部(10)に使用するインキの色彩が同じになるように調整しているため、同色な点画として認識される。合成画像(8)は、第1の画像部(9)及び第2の画像部(10)とに区分され、第1の画像部(9)は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部(10)は光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷した部分とに区分され、合成画像(8)を得ている。
【0038】
この実施例1の印刷物(C1)を垂直方向から、すなわち印刷物に対して真上から印刷物を観察すると、第1の画像部(9)と第2の画像部(10)を区分けして確認することができなかった。つまり、合成画像(8)のみが確認できた。また、実施例1の印刷物(C1)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に第1の画像部(9)と第2の画像部(10)を区分けして確認することができなかったが、合成画像(8)の色彩が変化して確認できた。
【0039】
実施例1の印刷物(C1)を赤外領域の光学特性を可視化する装置により観察すると、第1の画像部(9)と第2の画像部(10)を区分けして識別することができた。
【0040】
本発明の実施例1で使用した、光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキと、光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有するインキの赤外領域での反射率は30%程度の差があり、機械的に、光学的変化顔料と赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有するインキと、光学的変化顔料と赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有するインキとの反射率の差を十分に読み取ることが可能である。
【0041】
(実施例2)
まず、第1の画像部及び第2の画像部を印刷するためのスクリーン印刷用インキをそれぞれ作製した。配合割合は、下記に示すとおりである。
【0042】
実施例1で用いた第1の画像部用、第2の画像部用の2つのスクリーン版面(6、7)、作製した2つのスクリーンインキを用い、スクリーン印刷を行い、紫外線照射装置で硬化させ、実施例2の印刷物を得た。実施例2の印刷物は第1の画像部(9)及び第2の画像部(10)からなる合成画像(8)を有する。この実施例2の印刷物(C2)を垂直方向から、すなわち印刷物に対して真上から印刷物を観察すると、第1の画像部(9)と第2の画像部(10)を区分けして確認することができなかった。つまり、合成画像(8)のみが確認できた。また、実施例2の印刷物(C2)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に第1の画像部(9)と第2の画像部(10)とが異なる色彩で変化し、メッセージ画像として確認できた。
【0043】
実施例2の印刷物(C2)を赤外領域の光学特性を可視化する装置により観察すると、第1の画像部(9)と第2の画像部(10)を区分けして識別することができた。
【0044】
以上、本実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施形態が考えられる。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、本発明は基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部は第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第1の画像部と第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物であって、印刷物を垂直方向から観察した場合に第1の画像部と第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に合成画像の色調が変化することを肉眼で観察することができ、さらに、赤外領域を測定する器具により、第1の画像部と第2の画像部が区分けして識別できる、光学的変化を利用した肉眼での真偽判別及び機械での真偽判別の両方を備える真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法を得ることができる。
【0046】
また、本発明は、基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第2の画像部は第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、第1の画像部と第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物であって、印刷物を垂直方向から観察した場合に第1の画像部と第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に第1の画像部と第2の画像部との色調が異なって変化し、メッセージ画像として肉眼で観察することができ、さらに、赤外領域を測定する器具により、第1の画像部と第2の画像部が区分けして識別できる、光学的変化を利用した肉眼での真偽判別及び機械での真偽判別の両方を備える真偽判別可能な印刷物及びその真偽判別方法を得ることができる。
【0047】
以上のことから、肉眼で光学的変化顔料の色彩が変化する効果が確認でき、且つ、簡易的な赤外領域を測定する器具を用い、誰でも容易に機械的な真偽判別をすることができる印刷物となる。よって、本発明は、印刷物は、肉眼での真偽判別効果及び機械での読み取り効果を備えているため、銀行券、株券、有価証券、通行券、カード等の偽造、変造を防止する必要性のある貴重印刷物に適用することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】基材1上に第1の画像部である点画2と、第2の画像部である点画3を示す拡大図である。
【図2】真偽判別可能な印刷物(5A)を垂直方向から観察した場合の図である。
【図3】真偽判別可能な印刷物(5A)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合の図である。
【図4】真偽判別可能な印刷物(5A)を赤外吸収特性を持つ着色顔料を測定する器具により観察した場合の拡大図である。
【図5】基材(1)上に第1の画像部である点画(2)と、第2の画像部である点画(3)を示す拡大図である。
【図6】真偽判別可能な印刷物(5B)を垂直方向から観察した場合の図である。
【図7】真偽判別可能な印刷物(5B)を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合の図である。
【図8】真偽判別可能な印刷物(5B)を赤外吸収特性を持つ着色顔料を測定する器具により観察した場合の拡大図である。
【図9】本発明の第2の画像部スクリーン版面と第2の画像部スクリーン版面の拡大図を示す。
【図10】本発明の印刷物(C1)を示す図である。
【図11】本発明の本発明の第1の画像部及び第2の画像部を形成する点画、線画、ベタ塗りの説明図である。
【符号の説明】
1 基材
2 点画1
3 点画2
4、8 合成画像
5A、5B、C1、C2 真偽判別可能な印刷物
6、7 スクリーン版面
9 第1の画像部
10 第2の画像部
Claims (9)
- 基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物。
- 基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物。
- 前記光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色を含有したインキ、前記光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキが凹版インキ、グラビアインキ、オフセットインキ又はスクリーンインキであることを特徴とする請求項1又は2記載の真偽判別可能な印刷物。
- 前記光学的変化顔料が、パール顔料、コレステリック液晶顔料又はガラスフレーク顔料であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の真偽判別可能な印刷物。
- 前記第1の画像部及び前記第2の画像部が、点画、線画及びベタ塗りの少なくとも一つで構成されることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の真偽判別可能な印刷物。
- 前記光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキ、前記光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキがUV硬化型インキ、電子線硬化型インキ、溶剤型インキ、油性型インキ又は水性型インキで印刷することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の真偽判別可能な印刷物。
- 前記第1の画像部又は前記第2の画像部が文字、数字、記号、図柄及び絵柄の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の真偽判別可能な印刷物。
- 基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と同一の光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法であって、
前記印刷物を垂直方向から観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、前記印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に前記合成画像の色調が変化することを肉眼で観察して真偽判別し、さらに、赤外領域を測定する器具により、前記第1の画像部と前記第2の画像部が区分けして識別され、真偽判別することを特徴とする真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法。 - 基材上に、第1の画像部と第2の画像部からなる合成画像を形成すべく、前記第1の画像部は光学的変化顔料と、赤外反射特性又は赤外透過特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第2の画像部は前記第1の画像部を印刷するインキに含有する光学的変化顔料と異なる光学的変化顔料と、赤外吸収特性を持つ着色顔料を含有したインキで印刷し、前記第1の画像部と前記第2の画像部の色彩が同一になるように色合せしてなる真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法であって、
前記印刷物を垂直方向から観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部を肉眼で区分けして識別することができないが、前記印刷物を垂直方向から水平方向に傾けて観察した場合に前記第1の画像部と前記第2の画像部との色調が異なって変化し、メッセージ画像として肉眼で観察して真偽判別し、さらに、赤外領域を測定する器具により、前記第1の画像部と前記第2の画像部が区分けして識別され、真偽判別することを特徴とする真偽判別可能な印刷物の真偽判別方法。
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